魔境人境淫語 〜妖女と痴女の囁き〜 Vol.12







CHAPTER 1-0






・CHAPTER 1-0



 悪の組織、フェミディア――
 三人の女幹部が支配するこの組織の理念は、女性が男性を支配する世界を築くこと。
 こうしてフェミディアは様々な女怪人を生み出し、理想実現のための破壊活動を繰り返していた。
 正義のヒーローであるコスモレッドをも毒蜘蛛の罠に落とし、もはや敵はいないと思われたのである。

 しかし――敵がいなくなったと思われたフェミディアの前に、またも新たなヒーローが立ち塞がる。
 青いバトルスーツを身につけた少年、コスモブルー。
 フェミディアの作戦を何度も妨害した新ヒーローに対し、再び抹殺計画が練られることとなった。
 捕らえたコスモレッドを研究したことで、その弱点は調べ尽くされていたのである。
 甘い快楽の罠が、またも正義のヒーローに襲い掛かろうとしていた――



(瑪瑙)
ふふっ……現れましたね、コスモブルー。
私はフェミディア三幹部の一人、瑪瑙(メノウ)。
周囲に、甘い香りが立ちこめているのに気がつきましたか……?
そう……これは罠。
その芳香を、存分に吸い込んでしまいましたね……?
ほぉら、体に力が入らないでしょう。
これは、女怪人ロサ・アルラウネが放つ誘惑の芳香なのです……

(ロサ)
くすっ……私は花の妖女、ロサ・アルラウネ。
私の香りは、男を情欲に狂わせる甘い罠――
ほぉら……もっと吸って下さいませ。

(瑪瑙)
ロサ・アルラウネは、私の植物庭園から生み出された女怪人。
捕獲したコスモレッドを徹底調査したことにより、あなた達は快楽に弱いことが分かったのですよ。
だから……その研究を元に、男を快楽に誘う妖女を生み出したのです。
この子こそが、あなたを葬る刺客……ふふっ。

(ロサ)
瑪瑙様の仰せられる通り……正義のヒーローを、快楽浸けにするのが私の使命。
ふふふ……この私の与える快楽に狂って下さいませ。
さて、快楽地獄に落ちる覚悟はできましたか……?

(瑪瑙)
ロサの芳香を吸って、体に力が入らないでしょう。
淫らな気分になって、ペニスが勃起してしまいましたねぇ……ふふっ、はしたない。
……これが、この子の力。
こうやって男を無力化すると同時に奮い立たせ――そして、貪り尽くしてしまうのです。
男の精気を、最後の一滴までね……
ロサ・アルラウネは、快楽の妖女として生み出された存在。
あなたもロサに酔わされながら、オスの悦びに溺れなさい……

(ロサ)
では、瑪瑙様。犯してもよろしいですか……?

(瑪瑙)
ええ……浅ましく膨らんだ男性器を、思うがままに弄んで差し上げなさい。

(ロサ)
では……この花びらのベッドで、包んで差し上げましょう。
こうやって、花びらから滴る溶解液でスーツを溶かしながら……
ほぉら……肉厚の柔らかい花びらが、あなたの体を優しく包んでしまいましたねぇ。
くすっ、元気なおちんちん……ぴんぴんに大きくなって、嬉しそうに打ち震えて……
このオスの器官も……優しく、包んでしまいますね。

(瑪瑙)
ふふ……その甘美なベッドは、魔性の牢獄。
包んだ者の精気を吸い尽くし、干からびるまで搾り取ってしまうのです。
楽しみですねぇ、正義のヒーローがどんな顔でよがり狂い、朽ち果ててしまうのか……

(ロサ)
どうですか……おちんちんが、柔らかな花びらに包まれたでしょう。
あらあら、だらしない顔……ヌルヌルしていて、心地良いのですね。
では、搾りますよ……

……あら?
おちんちんから、白く粘っこい液体がびゅるびゅると……
あらあら……もう、漏らしてしまったのですね。
……瑪瑙様。搾り始める前に、包まれる感触だけで果ててしまったようです。

(瑪瑙)
あらあら……あなたのペニスは、とても弱いのですね。
吸い取る前に、自分から精を吐き出してしまうなんて。

(ロサ)
暴発してしまうほどに、気持ちよかったのですか?
まだ、何もしていないというのに……
締め付けたり、吸い付いたり、揉みしだいたり……
技巧を凝らして、喜ばせて差し上げるつもりだったのですが……
少し触れただけで、もう降参ですか……くすくす。

(瑪瑙)
花びらのベッドの中で脱力して……もう、抵抗の気力も失ってしまったようですね。
こんなに簡単に捕まってしまうなんて……快楽専門の妖女を生み出した甲斐がありました。
さて、エナジーに満ちた正義のヒーロー……この貴重な捕獲対象を、どう扱いましょう。

私の植物庭園で、苗床にでもしましょうか。
私が育てているのは、オスの精液をエサにする植物ばかり。
その苗床にされれば……あなたのペニスは絶えず刺激され、何度も何度も射精を強制されます。
オスを射精させ、精液を啜るだけの下等植物……そんなものに生殖器を委ね、支配されるのですよ。
素敵だとは思いませんか……?

それとも……洗脳して、私の配下にしてしまいましょうか。
私があなたを抱き、じっくり犯してしまえば……それだけで、私のとりこ。
身も心もとろけてしまうような快楽を与えてあげましょうか……?

もしくは……いっそ、処刑してしまうのも愉しいですね。
涸れ果てるまで精を搾り尽くす、甘い甘い快楽処刑。
その場合……手を下すのはあなたですよ、ロサ。

(ロサ)
くすっ……そうなった場合、とても楽しみです。
快楽の花びらで全身を包み込み、最後の一滴まで精を搾り取ってしまいますね。
快感によがり狂うあなたの顔を、存分に楽しみながら……

(瑪瑙)
ヒーローの優れた遺伝子を、我が組織に貢献させるという手もありますねぇ。
女怪人と性交させ、より強い子を産んでもらう……
その場合、相手はロサが努めるはず。
アルラウネと生殖行為を楽しめるなんて、幸せでしょう……?

(ロサ)
そうなれば、喜んで相手を務めさせて頂きます。
この股間の花状器官が、私の生殖器。
あなたの男性器に、人間同士の生殖など比較にならない快楽を与えてみせましょう。
そうすれば否応もなく、私の子房の中へと子種を放ってしまうでしょうね。
楽しみです……くすっ。

(瑪瑙)
さぁて、どうしましょうか……あなたの運命は、私の気まぐれ次第。
しかし……どの道を辿ろうとも、あなたのおちんちんは幸せですよ。
普通に生きていては絶対に味わえない、魔性の快楽を与えてもらえるのですから……
嬉しいでしょう……ふふっ。

……あらあら、反抗的な眼。
その顔を、羞恥と屈辱で染めてあげますね……
あなたが快楽に溺れ、よがり狂う姿……存分に愉しませてもらいますよ。