「ただいま〜。」
「おかえり、ゆう君。」
弟が学校から帰ると、姉の美空(みそら)はすでに学校から戻って、普段着に着替えていました。
リビングのソファの上でくつろいでいた所に弟が戻ってきたので、すぐに玄関へと向かって弟を出迎えたのです。
「あれ?お姉ちゃんったらもう学校から帰ってたの?」
「う、うん…今日も学校、午前中で早退しちゃったんだ。」
「今日も早退しちゃったの?ここ最近ずっとだよ?」
「うん…だって。」
今までだったら弟と別の学校に行っている姉の方が帰りが遅かったのですが、
ここ最近は姉はすぐに学校から早退してしまう為、今まで姉の方が帰りが遅かったにも関わらず
逆に弟の方が姉の美空よりも後に帰って来るようになってしまったのです。
「もしかして…また学校でオシッコ、オモラシしちゃったの?お姉ちゃん。」
「…うん。」
「でも、いくらオシッコをオモラシしちゃっても紙オムツさえ穿いていればある程度はオシッコを受け止めてくれるでしょ?
だからすぐに学校を早退しなくっても平気なんじゃないの?お姉ちゃん。」
「そうは言うけど、一度オシッコをオモラシ…しちゃうと、すっごく肌にオシッコが当たってきてちょっと汚いんだよ。それに…」
「それに?」
「…もし学校で紙オムツの中にオシッコをオモラシして、漏れ出しちゃったらって思うと怖くって…だから早退しちゃうんだ。」
「お姉ちゃん…」
姉は弟に、学校を早退した事を問い詰められるとすぐにうずくまって元気を無くしてしまいます。
ある事件が起こったせいで姉は、少しでも尿意を感じてしまったらあまり長い時間オシッコを我慢する事が出来ずに、
そのままオシッコをオモラシしてしまう体質になってしまったのです。
しかもそんな恥ずかしい体質になってしまったのはここ最近で、
姉の美空自身が紙オムツを穿いての生活自体に戸惑いを覚えていたのです。
そもそも、どうして姉の美空は紙オムツを穿いたままでの生活を余儀なくされてしまったのかと言うと…
……
「お姉ちゃん、足の怪我、大丈夫?」
「うん、別に足の怪我自体はそんなにたいした事は無いから大体、2週間くらいで退院できるって。」
「そうなんだ、本当に良かった…」
実は1ヶ月前に姉の美空は、自転車に乗っておでかけしている時に運悪く、交通事故に遭ってしまったのです。
足を骨折したと言う知らせを聞いて、すぐに家族みんなが搬送された病院に駆けつけてくれたのですが、
姉の状態はそれ程悪いものでも無かったらしく、
新学期が始まる頃には骨折も直って、普通に歩けるくらいまで快復できるらしいので、その点については姉も安心していました。
「でもね…ちょっと言っておかないといけない事があるんだ。」
「言っておきたいって、足の他にどこか、怪我でもしちゃったの?お姉ちゃん。」
「う、うん…実はね。」
そこで姉は、恥ずかしさで少ししゃべるのをためらいながらも
自分がオシッコを我慢できない体になってしまった事を家族の前で告げたのです。
病院のベッドに寝かされた時に、尿意を感じて看護婦さんを呼んでトイレに連れて行ってもらおうとした所、
すぐにオシッコを我慢できなくなってオシッコをオモラシしてしまった事、
そしてベッドのシーツを自分のオシッコで汚してしまった時に何度か、
看護婦さんに後片付けをしてもらって迷惑をかけてしまった事を家族の前で説明したのです。
お医者さんに容態を診てもらい、交通事故に遭ってしまった際に股間を激しく打ってしまったのが原因かもしれないけど、
詳しい原因は不明で直しようが無いと言われた事も姉の美空は家族に対して説明し続けるのですが、
さすがに年頃の女の子が自分の意に反してオシッコをオモラシしてしまうと言う事実を
自分の口から伝えるのは女の子として恥ずかしい事なのです。
その為、姉の美空は大事な事を家族に伝えないといけないと思う半面、
これから自分の恥部を家族に伝えないといけないので、その為の恥ずかしさからどうしてもためらいがちになってしまうのです。
でも、姉の美空は自分の身に訪れてしまった事実を全て、家族に伝えました。
「……。」
「お姉ちゃん、そんなに落ち込まないでよ。交通事故に遭っても、命があっただけでもよかったんだから。」
「ありがとう。でもこれから私、みんなに…たっぷりと迷惑をかけちゃうと思うの。」
「う〜ん…でも、オシッコが我慢出来なくっても何か良い方法があるはずだから、色々と探そうよ。」
「うん…ありがとう。」
家族に励まされたおかげで少しは元気を取り戻す事が出来た姉の美空は、
入院している間に、オシッコをオモラシしてしまわない為に色々な方法を試す事にしました。
姉はパンツに生理用パッドを付けたり、尿取りパッドなどを付けたり、色々な方法を試しました。
でも、その度にどうしても尿意を感じた時にオシッコがパンツから漏れ出してしまうのです。
入院中はベッドの上で寝ている事が多いせいで、気づいた時にはパッドがずれてしまったり、
パッドがちゃんと当たっていても大量のオシッコをパッドが吸収しきれなくなって、
オシッコでベッドを濡らして何度も失敗をしてしまうので、その度に姉の美空は看護婦さんや家族に迷惑をかけてしまうのです。
オシッコのシミが広がったシーツを取り替えてもらったり、パンツやパジャマを脱がせて貰って、
濡れたお尻を拭いてもらったり…その度に姉の美空は、迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちと、
女の子としてみっともない姿を誰かの前で晒してしまって恥ずかしい気持ちに襲われてしまうのです。
何度も姉の美空はオシッコをオモラシしてしまって、誰かにオシッコのお世話をしてもらうと言う行為を繰り返すうちに、
自分があまりにも、尿意に対して無力な事を思い知らされて、
自分自身に対して段々とあきらめに似た重い気分を感じてしまいます。
そこで姉の美空は病院のお医者さんのすすめもあって、
本来なら姉の年代には必要のない『紙オムツ』を穿く事を決意してしまったのです。
紙オムツを穿くのは姉の美空も年頃の女の子なのでやはり恥ずかしかったのですが、
これ以上看護婦さんや家族のみんなに迷惑はかけたくないと言う気持ちで一杯だったのです。
それに紙オムツなら、いくらオシッコをオモラシしても自分の手で始末を付ける事が出来るので、
結局、病院に用意してもらった紙オムツに足を通す事にしました。
紙オムツの穿き心地は今まで穿いていた下着とはまるで別物で、しっかりと姉の美空のお尻や股間にフィットしていきます。
そして尿意を感じてしまった時、姉の美空は物心付いてから初めて、紙オムツの中にオシッコをオモラシしてしまったのです。
でも、紙オムツはしっかりと姉のオモラシしてしまったオシッコを受け止めてくれていたのです。
これでもし、尿意を感じてオシッコを出したくなってしまっても、
紙オムツが受け止めてくれるのでみんなに迷惑をかける事もなくなりました。
でも、退院した後もオシッコをオモラシしてしまう症状は結局変わる事はありませんでした。
尿意を一度感じてしまうとすぐにオシッコを出してしまうので、常に紙オムツを穿き続けないといけないのです。
新学期が始まる前に足の骨折も直って退院できたのは良かったのですが、姉の美空はずっと
制服のスカートの下に紙オムツを穿きながら学校生活を過ごさないといけなかったのです。
その為、誰にも紙オムツを穿いている事を見つからないように常に気をつけないといけなかったし、
体育の授業も、ブルマを穿くと紙オムツを穿いているのがすぐに見つかってしまうので
ずっと一人だけ、体育の授業の間は見学していないといけません。
そして何より姉が戸惑ったのは、クラスメートと過ごしている時や授業中に突然、尿意が訪れてしまうのです。
当然、すぐに我慢が効かなくなってしまうとどんな場所でも紙オムツの中にオシッコを漏らしてしまうのです。
オシッコが肌に触れる不快感やオシッコのニオイも気になってしまいますし、
いくら紙オムツの中だとは言え、みんながいる教室の中で一人オシッコをオモラシしてしまっている行為が
姉の美空にものすごい罪悪感を感じさせてしまうのです。
なんとか人のいる所でオシッコをオモラシしないよう、休み時間にちょくちょくトイレに寄って、なるべく出せる時にオシッコを出そうとしたり、
様々な工夫を姉なりにしてきたのですが、それでも突然襲ってくる尿意には抗う事は出来ませんでした。
そこで姉の美空は、一回でもオシッコをオモラシしてしまったら
すぐに具合が悪いと言ってみんなから遠ざかるようにして早退してしまうようになってしまったのです。
クラスメート達に変だと思われるかもしれない不安はあったのですが、
ずっと入院していて病み上がりだと言うのもあってみんなが気を遣ってくれました。
でも、姉はまともに丸一日授業を受ける日がとても少なくなって、帰り道も一人ぼっちです。
その為、友達と一緒に帰り道を歩く事も無くなってしまって寂しい気分を味わい続けてしまうのです。
……
「それじゃあ私、ちょっと部屋に戻っているから。」
バタン。
そう言って姉は自分の部屋に戻っていきます。でも、すれ違う時に見せる姉の表情はどこか寂しげでした。
姉の美空もなんとか、家族の前では何事も無かったかのように気丈に振る舞おうとはしていましたが、
紙オムツを穿いてから色々と精神に堪えているようでした。
自転車は交通事故に遭ったトラウマで乗れなくなってしまったし、
別の方法で遠出をするにもいつどこでオシッコをオモラシしてしまうのか分からないので、
常に換えの紙オムツを持って歩かないといけないのです。
当然、長時間の遠出や、友達と遊びに行く事なんて出来たものではありません。
尿意を我慢できずにオシッコをオモラシしてしまうようになってから、今まで出来ていた当たり前の事が全然出来なくなっていき、
そしてどんなに努力をしても自分の体が元に戻れない為に、色々な物事を諦めないといけない…
そんな思いが常に姉の心を覆っていって、自分の運命を悟ったように、今みたいにどこか寂しそうな表情をたまに見せてくるのです。
(お姉ちゃん…このまま放っておくわけにはいかないよね。)
弟はそんな姉の姿を見て、いてもたってもいられなくなってしまったのです。
ずっとリビングに座りながら、どうしたら姉の美空を元気づける事が出来るだろうか…それをずっと考えていたのです。
今まで自分よりもしっかり者だった姉が、紙オムツを穿くようになってからすごく弱々しくなって、さらにはずっと落ち込んでしまっているのです。
バタン!
「お姉ちゃん!」
そして弟は姉の部屋のドアを開けました。
自分に何が出来るかは分からなかったのですが、気分が沈んでいる姉の姿を見るといてもたってもいられなかったのです。

「やだっ…ゆう君、何の用なの?」
でも、姉はその時、部屋でスカートを取り外して、その下に穿いている紙オムツを交換しようとしている最中だったのです。
そこに突然弟が部屋のドアから飛び込んできたものだから、思わず姉は慌ててしまいました。
白い紙オムツでお尻を包んでいる姉の姿がいきなり目に飛び込んできたので、弟もつい取り乱してしまいます。
「ご、ごめん、お姉ちゃん!」
バタンッ!
弟は元気が無い姉を励ます為に、姉の部屋に入ろうとしたのにも関わらず、
逆に姉が一番見せたくなかったであろう恥ずかしい姿を見てしまったのです。
思わず、すぐに姉の部屋から出て行った後でドアを背に寄りかかって気分を落ち着かせようとします。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
弟にとっても姉のオムツ姿を見てしまったのは突然のハプニングだったので思わず息を切らしてしまったのですが、
それと同時に、自分の体に起こっていた別の異変に気づいてしまうのです。
(あれ…なんでこんなにオチンチンが大きくなってしまってるんだろう?)
弟は姉の部屋からすぐに出て行った直後、勃起している事に気づいてしまったのです。
紙オムツでお尻を包みながら、恥ずかしがっている姉の姿が頭から離れず、その象徴として自分の股間が熱くなっているのを感じます。
自分でもどうして良いのか分からない思いを秘めて、弟は混乱しながらも、自然に胸の中がドキドキしてしまいます…
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