目を覚ましたのかと思って驚いてしまったが、どうやら違ったらしい。
ていうか、もっと大胆なアングルになってないか?
こ、こんな大股開きして……けしからん、実にけしからん。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
うるさいぐらいに心臓が高鳴っている。
は、早く見たい……あのスカートの奥を。
だが、焦りは禁物だ。
もう一度車内を見渡して誰もいないか確認しよう。
いきなり車掌が来てキップを拝見、なんて事のないようにな。
……よし、大丈夫みたいだ。
「そっとだぞ、起こさないようにそっと……」
僕は自分にそう言い聞かせながらスカートをめくった。 |