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やはり、昼間とあって乗客はまばらだ。良かった……この空き具合なら隣の席に誰も来ないかも知れない。
特急に乗った時ぐらい、誰の気も遣わずにリラックスしたいもんな。
まあ……来たら来たで、その時は空いている他の席に移動すればいい。
トレイを下ろし、買ってきたビールとツマミをそこへ置く。
「とりあえず、お疲れさん」