アイドルアルティメイト後、 765プロに移籍した貴音をプロデュースすることになった俺は、 貴音の方からの猛烈なアプローチで、 俺と貴音は男女の仲にまでなるが、それに『待った!』をかけたのは 雪歩でも、伊織でも、亜美真美でもなく、四条家であった。 「四条の家柄に釣り合う男でなければ、交際を認めることは出来ない」 どうやら四条家では貴音の結婚相手(許嫁)を決めていたらしく、 勝手なことをされては困る、というのが実情らしい…。 このままだと貴音を他の男に取られてしまうっ! なんとかして四条家を説得したい俺達だが、俺がどうひっくり返っても 四条家に釣り合う男になれるワケもなく、困り果てる…。 「世の若者達はデキ婚とか言って、結構簡単に結婚しちゃう奴もいるっていうのに俺達ときたら…」 「そ、それです! あなた様!」 「え?」 「響から聞きました。この国には『出来ちゃった婚』という風習があると…」 (風習…なのか? デキ婚って…) 「その…あなた様がイヤでなければで良いのですが…」 貴音は恥ずかしがっていたが、覚悟を決め、 「わたくしに…あなた様の…お子を授けては、頂けませんか?」 「子…子供っ!?」 「はい…」 「いっ、いいのか!? 本当に?」 「あなた様とでしたら…喜んで…」 貴音は「ぽっ」と頬を赤らめてから、小さく頷く。 確かに貴音の言うように、俺と貴音の間に子供が出来たら、四条家も俺達を認めざるを得なくなるだろう…。 よし、わかった! 俺は覚悟を決め、貴音と『子作りセックス』をすることなった! |