■ プロローグ ■

アイドルアルティメイト後、
765プロに移籍した貴音をプロデュースすることになった俺は、
貴音の方からの猛烈なアプローチで、
俺と貴音は男女の仲にまでなるが、それに『待った!』をかけたのは
雪歩でも、伊織でも、亜美真美でもなく、四条家であった。

「四条の家柄に釣り合う男でなければ、交際を認めることは出来ない」

どうやら四条家では貴音の結婚相手(許嫁)を決めていたらしく、
勝手なことをされては困る、というのが実情らしい…。

このままだと貴音を他の男に取られてしまうっ!

なんとかして四条家を説得したい俺達だが、俺がどうひっくり返っても
四条家に釣り合う男になれるワケもなく、困り果てる…。

「世の若者達はデキ婚とか言って、結構簡単に結婚しちゃう奴もいるっていうのに俺達ときたら…」

「そ、それです! あなた様!」

「え?」

「響から聞きました。この国には『出来ちゃった婚』という風習があると…」

(風習…なのか? デキ婚って…)

「その…あなた様がイヤでなければで良いのですが…」

貴音は恥ずかしがっていたが、覚悟を決め、

「わたくしに…あなた様の…お子を授けては、頂けませんか?」

「子…子供っ!?」

「はい…」

「いっ、いいのか!? 本当に?」

「あなた様とでしたら…喜んで…」

貴音は「ぽっ」と頬を赤らめてから、小さく頷く。
確かに貴音の言うように、俺と貴音の間に子供が出来たら、四条家も俺達を認めざるを得なくなるだろう…。

よし、わかった!
俺は覚悟を決め、貴音と『子作りセックス』をすることなった!

第一夜へ

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