その1

気が付いたら『涼宮ハルヒの憂鬱』の世界に転生をしていましたっと……

高校に入るまでは、単に死ぬ前に居た世界に生まれ変わっただけかと思っていたのだが、何と隣のクラスに涼宮ハルヒさんがいましたよ。

この世界に来た当初こそ夢か何かと思ったけど流石に高校まで生活していると、今生きている世界が現実の物と理解せざる終えない。

2度目の人生だから、過去の経験を生かして失態で恥を斯かない様に注意して生きてきたお陰で家族を含め、近所の人達には<良く出来た良い子>と言う認識をされました。

前世では一流とまでは行かないけど大学を出ているから、小中高と勉強は余裕――

だったが、天才とか言われない為に決してテストオール100点とかはしない様に心掛けていた。

あくまで前世で勉強をした経験があるから理解出来るだけであって、俺は天才ではないのだ。

それに天才児と言う肩書きも余り好きじゃないからな。

そもそも俺は異世界人になる訳ですか?

なるんでしょうね。

だって今、SOS団の部室に連行されている訳ですから……

現実逃避はこれぐらいにしておこうか。

この世界でも、前世と変らずに普通のモブキャラとして生きていた筈なのになぜ目を付けられたのか、分からない。

やはりハルヒだからだろうか?

そんな訳で俺の腕を引っ張りながら、SOS団部室のドアを勢い良く開けて中に居る部員に言い放つ。


「皆、我がSOS団に、もう1人の新入部員を連れてきたわ!」


既に古泉の姿は確認できるので、ある程度のイベントは進んでいるみたいだった。

ハルヒに引っ張られて入ると、中にはライトノベル『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズの主要人物が一同に介している。

現実の人間としてみると、メインヒロインのハルヒは当然として朝比奈さんと長門も例に漏れず美少女だ。

後ろに組織やら何やらが居る3人は俺を興味深そうに見ている中でただ1人、我らが主人公ツンデレキョンは怪訝そうにハルヒを見ている。


「お前はまた無理矢理、拉致してきたのか」

「失礼ね、1人で寂しそうに立っていたから連れて来たのよ」


その時は友達と談笑していたのだが……


「あなたも入りたいでしょう?」


満面の笑みを浮かべながら聞いてくる。

ここで不用意な発言をすると、俺が覚えている原作の知識がこの世界の未来として、それを知っている存在にイレギュラーとして排除されかねない、主に朝倉とか……

長門は、キョン好き好きだから助けてくれないだろうと思い、無難な回答をしておく。

どうせ強引に入らされるだろうし、拒否をしても無意味だ。


「入るって言ったって、何をする部なのか分からないんだけど?」


そう言うと、ハルヒは団長と書かれた三角錐とPCがおいてある机の前に移動して胸を張った。


「すでに居る部員の為にも改めて言っておくわ!」


部員全員の視線が集まっている事を確認してから名台詞を言い放つ。


「我がSOS団の活動内容は、宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶ事よ!」


異世界人であるはずの俺は別に入らなくても良いんじゃないかと思いもしたが、朝倉にさえ気を付けておけば、死ぬ危険性は極端に減るし承諾しても良いかな、と甘い考えをしてしまう。


「要は集まって遊びましょって事か、分かったよ入る」

「あんた、本気か?」


3人組は微妙に雰囲気が変った気がしたものの、それには気が付かなかったキョンは驚きの表情を浮かべながら聞いてきた。


「あぁ、他の部活動に入っている訳でもないし良いよ」

「被害者が増えた……」


思えば前世では美少女が居なかったから、2度目の人生ぐらい有意義に過ごしたいではないか。








で、今日は最初の街探索イベントに日だが、やっぱりキョンが罰金を払わされていた。

クジ引きは2人ずつに分かれるのだが、何故か俺とハルヒ、朝比奈さんとキョン、古泉と長門の組み合わせになってしまった。

ハルヒはデートじゃないと繰り返し言っていたが傍から見ていれば、どう見てもデートだろう。

探索も何か発見出来る訳も無く、集合時間が近付いて戻ろうとしていると――

「わきゃっ!?」という声と共にハルヒの後姿が下にボッシュートされてしまった。

視線を消えた方向に持っていくと足元のコードに躓いて転んでいた……

パンツ丸出しで。



咄嗟にスカートを抑えて立ち上がったが、上半身は地面に伏せて腰だけを上げた体制で転んだので

柔らかそうな土手と柔らかそうな尻を包んだ綺麗な白い布は全てを晒した後だった。

あぁ、俺のせいじゃないのに怒鳴られるのか、と覚悟していたが

顔を真っ赤にしたハルヒは悔しそうな顔をして、大股で集合場所に向って行く。

もしかして、もうデレ期に入ったのか?

相手が違うだろうよ、ハルヒさん。

それか新入部員だから遠慮したのかも知れない。


「早く来なさいよ!」

「はいはい」


集合場所に着くと、キョンが来ていなかったので携帯に連絡をして呼び出していた。

ハルヒは若干不機嫌そうだったが、長門は不思議が見つからなくて機嫌が悪くなっているのだろうと思っているのか、大して気にしている素振りは見られず、何故か俺を凝視してくる。

負けずに俺も長門と目を逸らさずに見詰め合っていた。

古泉はバイトの事を考えて冷や汗を掻いていた様だ……

その後は原作通りにマックで組み変えをしなおして、今度はハルヒと古泉、俺と朝比奈さん、キョンと長門という組み合わせになった。

早速、探索を開始したが朝比奈さんは俺に警戒をしている雰囲気を出しており、キョンにした自分が未来人で涼宮ハルヒの動向を監視しているという話はしなかった。

ならばする事も無いので公園で見つけた野良猫の親子を愛でて時間をつぶす事にする。


「良いんでしょうか、探さなくて……」


何を探すというのか。


「良いんですよ、在りもしない物を探して疲れるよりも、こうやって猫を愛でて癒される方が価値はありますから」

「う~ん……」


少し悩んでいても子猫の誘惑には勝てず、優しく撫でていた。

子猫の肉球をプニプニしていると集合時間が近くなったので戻る事にする。

その後は一向に戻ってくる気配が無いキョンを呼び出したり奢らせたりして解散となった。






そんなこんなで週が明けての放課後。

キョンの後姿を発見、しかし特に呼び止める用事も無いので少し離れた位置を維持しながら部室に向う。

邪魔をしてはいけないので階段の踊り場で待機していると部室がある辺りから「古泉、お前も俺に涼宮の事で何か話が在るんじゃないのか?」と微かに聞こえて来る。

確か今日は古泉の超能力ばれのイベントだったか?

擦れ違うだろうから、面倒事を避ける為に今来た風に装って置くとする。


「おっ、キョンと古泉か」

「ん、一昨日振りだな」

「こんにちは」

「何だ、涼宮にパシリにでもされたのか?」

「いや、涼宮はまだ来てないぞ」

「えぇ、この人に少し話が在りまして……」

「ふーん、まぁ遅れない様にしないとまた罰金されるぞ」

「それは困る……」

「大丈夫ですよ、直に済みますから」


などと軽く会話をして分かれた。

部室に入ると本を読む事に忙しい長門しか居なく、する事も無しっと……

ガンッ!


「おわっと……」


椅子に座ろうとしたら机に足を引っ掛けてしまい、その衝撃で机の上に乗っていたオセロがバラバラと床にまで落ちてしまった。


「あぁ~」


我ながら情けない声を出して机の下に潜りオセロを拾っていると、何やら長門が近付いて来た。


「貴方は何者?」


イキナリ確信ですか。


「何者と言われても、唯の一般人以外の何者でもないけど……」

「しかし、貴方は産まれた時から成人の様な完成されたエネルギーを放っていた、そして今も放ち続けている」


エネルギーとかは知らないけど、意識自体は産まれた時から持っていたし精神年齢自体は30を超えているから、完成はされているだろうな。

前世と同じ様な世界で、同じ様な環境なら尚更だよ。

ともあれ、こんな事を馬鹿正直に言っても仕方が無いし前世には未練も無いから長門の親玉に頼って戻ろうとも思わない……

何と言い逃れをしようかと考えつつ、とりあえず相手の目を見て話す為に立ち上がろうとすると机の下から微妙に出られていなかった様で、机の端に思い切り頭をぶつけてしまった。

ガンッ!


「いでっ!」


その勢いのまま前に突っ込んでしまったが、壁や床とは違う柔らかい感触が顔を覆って来た。

反射的に腕を回して抱き締める格好になってしまったが部室の中には、両手にマシュマロの様な感触がする様な細い柱は無かったはず。


「………答えて」


再度問いかける長門の声は真上から聞こえてくる。

柱、というか前に居たはずだという事を思い出して恐る恐る顔を上げてみると、そこには少し顔を紅く染めながらも無表情な顔がこちらを見つめていた。

いくら何とかインターフェイスとは言え、この状況に対して何も言わないとは信じられない。

事故とはいえ股間に頭を突っ込まれた挙句、尻まで揉まれていると言うのに変化があるのは顔が少し赤くなる程度。

せめて「離れて」位は言った方が良いのではないだろうか?


「す、すまん」


とりあえず謝って立ち上がる。

謝られた長門は首を傾げて不思議そうな顔をしていた。


「なぜ謝るの?」

「はっ?」


なぜ疑問に思うの?


「いや、事故とはいえ股間に突撃してしまって……」


しかし長門は更に不思議そうな顔をしていた。


「そんな事をされた覚えは無い、貴方は机の角で頭を打ち、痛がっていただけで私には触れてもいない」


え~っと、これはどう言う事でしょうか?

生まれて3年ぐらいしか経っていないはずなのに、もうおかしくなったのか?

どう言った物かと考えていると、上を見つめ始めた。

宇宙に居る親玉に確認を取っていると思われる動作を、一応まだ一般人の俺の前でやるなんて、電波な少女と思われても良いのかと考えていると俺の顔に目線を戻して言う。


「やはり貴方は私に何もしていない。」


長門の親玉の眼はガラス球なのか?

そもそも目があるのかどうかも疑問だが……

あれだけ思い切り揉んでしまったのに認識していないと言う事は、触っても文句は言われないかなと言う誘惑に負けてしまいそうだ。

いくら精神年齢は、30過ぎでも身体は思春期の最中で性欲は青少年と同じく溜まるし何より長門は美少女。

更には触っても認識していないかの様に振舞う――

ムニッ


「んっ」


――と思ってる側から胸を触ってしまった。

やはり微かな声と微妙に頬を染めた以外は何も反応を返さない。


「俺が今、何を触っているか分かるか?」

「…………?」


首を傾げて不思議そうに、こちらを見る目は変わらない。

調子に乗って揉んでみるが、やはり揉まれている事に対しての反応はせず、

座り込んでスカートを捲り、ショーツ越しに性器を触ってみても拒絶する様な仕草は見せないで揉まれるがまま、触られるがままにしている。



しかし、身体は反応していて制服の上からでは余り感触は感じないが、ブラを付けていても分かる胸の柔らかさの中心に硬さを増した突起を感じ取れる様になって来た。

それと同時に性器では少ないながらも粘り気のある水分の分泌をショーツの上からでも感じる事が出来る。

端から指を入れて直接触れば、既に膣口は開きかけていて指を入れるのも容易そうだった。

耳を澄ませば、外の喧騒と同時に膣口を軽く弄るクチュクチュという音まで聞こえて来る。


「んん……」


ここまでされているのに拒否の反応していないという事は、単に知識が無いとか拒否する理由が無いとかじゃなく、長門の親玉の反応も合わせて本当に認識出来ていない様だ。

更に調子に乗った俺がショーツを下ろすと、透明な粘り気のある水分が性器に当たっていたはずの部分から真上に?がっており、確認した瞬間に切れる。

スカートを捲り上げて下半身を露出させると、産毛すら生える気配の無い綺麗なスリットが眼に入った。

音がするぐらいまで弄っていたので長門の体液に濡れてテカリ、性器は僅かながら開きかけている。

念の為に長門の様子を窺うが、不思議そうな顔でこちらを見ている以外の反応は無い。

股間に顔を突っ込んで行けば前世を含めて、人生で始めて嗅ぐ女性器と愛液の匂いを感じる事。

もう既に俺の股間は爆発しそうなほどに勃起をしている。

流石にズボンとパンツに拘束をされて痛いので開放しておく。

学校で美少女の身体を、相手に認識されずに好き放題出来ると言う異常な状況に類を見ないほどの硬さと大きさになり、触ってもいないのにカウパー液が漏れ出している。

未だ両足首に下ろしたショーツを絡ませている足を軽く押し広げ、脱水症状を起こした人間の様に水分を求めて目の前にある長門の性器に口を付けた。


「んくっ!」


最早、長門の声は耳に入らず唇と鼻で感じる性器に夢中になった。

ビチャビチャと卑猥な音を立てて性器を舐めるが、それでも足りないと更に足を押し広げて膣口に舌を挿入する。


「ふぅっ……ん」


膣の中はカナリの締め付けを感じられる。

このままでは限界にまで勃起した愚息は入らないだろうと思って、時間を掛けて解していこうと思った矢先――

ガチャッ


「遅くなりました~……!」


声から察するに入ってきたのは朝比奈さんの様だ。

スカートから顔を出して確認してみると、ドアを開けたままの姿勢で俺と長門の姿を見て固まっている。

……終わった、俺の人生がたった今終わった。

部室でしていれば、こうなる事は分かっていたはず……

いくら長門が、こういう行為を認識出来ないからと言って、ここでする必要は無かった。

せめて長門の家に行くなり人目の付かない所に連れて行けば良かったのに……

カウパー液が漏れ出ている陰茎を開放して、ショーツが足首に絡まっている女子生徒のスカートの中に顔を突っ込んでいる人間なんて、どう見ても犯罪者。

万が一合意の上でも部室でするなんてありえない。

2度目の人生を悔いていると、朝比奈さんは何事も無かったかの様に部室へ入って来た。


「どうしたんですか?」


顔を真っ赤にしながら、不思議そうに聞いてくるが俺の方が不思議だ。

普通の女の子なら男の象徴である陰茎、それも最大に勃起している状態の物を見れば悲鳴の1つは上げるはずなのに、顔色はともかく普通に接してくるなんて信じられない。

未来人にとっては日常茶飯事と思ってしまうほど、普通の対応だ。


「い、いえ、違うんです、オセロの駒を落としてしまって、それを拾っていたんです!」


長門のスカートに手を入れたまま、慌てて言い訳をすると納得して様な顔で頷いて、俺の近くに座り込んだ。


「手伝いましょうか?」


笑顔でやってくる言葉と同時にやってくる新しい女の子の匂いを感じて、最大にまで勃起したと思っていた陰茎は更に硬度を増してしまった。


「い、いえ大丈夫です!」


慌てて返事をして、未だ勃起をしている愚息を仕舞わずに急いで駒を回収し終える。

朝比奈さんは、その行動が可笑しかったのか小さく笑って部室の奥へ移動して行った。

顔を上げると長門は極自然な動作でショーツを履き、濡れた感触が気持ち悪かったのか若干眉を潜めた後、定位置である椅子に座って本を読み始める。

オセロ盤へ駒を戻した後に人生で最高だと思われる硬度を維持している、今の今まで出されていた陰茎に気が付き何とか仕舞おうとするが硬さゆえに仕舞えない……

無理に押し込めようとしても痛くてどうしようもなかった。

四苦八苦していると背後から、布が擦れる音が聞こえてくる。

まさかと思い振り返ってみると案の定、朝比奈さんが服を着替え始めていた。


「あ、あ朝比奈さん、一体何を……」


上半身は既にブラのみで、スカートを降ろしている途中の後姿に声を掛ける。


「えっ、あのメイド服に着替え様と……思ってますけど………駄目でした?」


身体は羞恥心からか顔を真っ赤にしていても、喋っている事は普通の内容だ。

ただ俺が女だったらの話だが……

確かキョンに見られた時は、ちゃんと悲鳴を上げて女の子として正しい反応を返していたのに、何故今は平然と着替えをしているのか……

ひょっとしなくても、長門と同じ様に認識していない可能性が出てきた。


「朝比奈さん、俺の格好は何所か可笑しくないですか?」


聞かれた朝比奈さんは俺の姿を頭から足先まで眺めてから、顔色以外は何事も無い様に答えてくる。


「特に可笑しい所は無いですよ、いつもと同じで格好良いです」


最大に勃起している愚息を丸出しにしている格好なのに可笑しくないはずが無いでしょう。

誰が見ても異常です。

本当に御世辞を有難うございました。


「そうですか、あ、着替えの続きをどうぞ」

「あ、はい」


俺から視線を外してスカートを完全に脱ぎ去った朝比奈さんの背後に回って後ろから抱きついた。


「ひぇ!」


両手は豊かに実っているブラに包まれた胸を掴んで、カウパー液を漏れ出させている愚息は安産型といえる尻の谷間に挟まっている。

そんな状況にも拘らず上げたのは小さな悲鳴だけ、普通ならば何としてでも拘束から逃れ様と身を捩る筈。

性格を考えると突然の出来事に思考が停止しているだけかもしれないが、胸を揉み始めても尻に挟まっている愚息を小刻みに上下させても拒否の反応は返さない。

朝比奈さんも俺から受ける性的な行為は認識していないのを改めて確信した。


「朝比奈さん、俺が今何をしているか分かりますか?」

「ぁ……ぅん、私の後ろに立っているだけですよね?」


確認の為に質問してみても返ってきた答えは予想通りの物。

やはりと思い、長門が持っていない大きな胸をブラから開放して生の乳房を揉む。


「ん……」


下から掬い上げて柔らかな重みを感じながら不規則に揉みこめば、全体が少しだけ張った様な感触になっていく。

胸の大きさから見れば少し小さ目と思われる乳輪の中心には、開放した時よりも硬くなった乳首が触ってと言わんばかりに存在を主張しているが、あえて触れない様に揉み続ける。


「んくぅ……はぁ………」


片方だけ揉むのをやめて、今度は触れるか触れないかの微妙なタッチで刺激を与えていく。

見えない産毛を撫でる様に指を胸の下から頂上付近まで上げていくが、乳首には到達させずに迂回させて、触れる範囲で全体を撫でる。

朝比奈さんの身体は、その刺激を受けて性的な興奮で赤くなり浅い息を繰り返しているのが聞こえる。


「はっはっはっ………ぁ……」


いよいよ乳首を弄る訳だが、いきなり触らずに指の腹で引っ掛けて弄ぶ。


「ぃ……はっ………あっ………んっく」


元々ピンクだった乳首は、色合いを増して行き硬く赤くなっていく。

胸の谷間に透明な液体が落ちてきたのでチラッと朝比奈さんの顔を盗み見ると、目の焦点は合っておらず開かれた口からは舌と唾液が出ている。

その惚けた顔を見ながら、乳首を痛くない強さで捻ると小さくない悲鳴と共に頭を勢い良く上げて身体を仰け反らせた。


「あひゃぁ!!!」


下半身は小刻みに痙攣を繰り返し、肉付きの良い尻は挟まっている愚息に気持ち良い感触を送り、触ってもいない秘裂からは愛液が太い柱となって魅力的な太股を伝って落ちていく。



部屋の中に愛液の匂いが充満した頃、朝比奈さんの身体は崩れ落ちた。

胸だけでイクとは、随分と敏感な乳房だ。

床に衝突しない様に支えてやると、焦点の合っていない惚けた顔をこちらに向けて礼を言ってきた。


「はひっ、あひがほうございまふ………」


若干、呂律が回っていないが、その間にも乳首を含めて胸を揉むのを止めない。


「ひん、んっ……くぅ………」


色っぽい喘ぎ声を聞きながら、目の前にある冷蔵庫に手を付かせて立たせる。

動かされるままに従っていた物の流石にまだフラフラしていたので、腰に手をやって支えて何とか崩れ落ちない様にし、生涯初の女性器への挿入をするべく、ピンクのショーツを両手で下ろす。

長門の時よりも量の多い愛液を引き連れながら脱がせると、十分すぎる程に濡れた膣口をパクパクと呼吸と同じ間隔で小さく開閉させている秘裂が現われた。

そこから発せられる愛液の匂いも一段と強くなった気がする。

長門と引き続き、朝比奈さんの身体まで好き勝手やってきたが、俺自身は一度も射精をしていない。

最早我慢の限界だった。

立ちバックの姿勢で挿入する為に、ガチガチに硬くなりカウパー液も駄々漏れの状態な愚息を膣口に合わせる。

ガチャ

ここでキョン登場。

ま、た、か!

タイミングが悪いってレベルじゃね~ぞ!!

しかし物語は問題無く進行していく様だ。

入り口で固まっているキョンと、徐々に悲鳴を上げる準備に入る朝比奈さん。

「失礼しました」という声と同時に、キョンは扉の向こう側へと消えていく。

余りのタイミングの悪さに呆然としていると、朝比奈さんはメイド服に袖を通し始めてしまった。

俺は相変わらず、勃起した下半身を露出したままで性欲も発散出来ずに立ち尽くす。

何とかして愚息を慰めないと、このままでは男でも襲ってしまいそうだ。

発散方法を探して目線を移すと視界の端に長門が映る。

この際、別に膣に挿入は出来なくてもイク事さえ出来れば良いかと思い、この騒ぎでも読書を続けている長門に近付く。

接近に気が付いて本から顔を上げて顔を見つめてくる表情は、とても下半身を丸出しにしている異性を見る目ではなかった。

このままでは高さが合わないので足元に在った台を持って来て上り、ちょうど長門の顔の前に愚息が在る位置に高さを調節してみれば、亀頭部分を間に挟んで見詰め合っている状態になってしまっている。

頭を撫でると、また不思議そうな表情が出てきた。


「なぜ撫でるの?」

「……いや、長門の髪ってサラサラで綺麗だなと思ってね」

「そう………」


この会話の間にも頭を撫でていない方の手で愚息を掴み、長門の顔に擦り付けていく。

漏れ出していたカウパー液が頬を汚しながら存分にその柔らかさを堪能すると、次は今回の最終目的である唇へと移動させ、口紅を塗る様に動かして頬とは違った感触を思う存分に味わう。

ファーストキス所か他人に触れさせた事すらないだろうと思われる可憐な唇は、亀頭の動きに翻弄されて形を歪ませている。

これだけやっても長門は頭を撫でられている事しか認識出来ていないと思うと、何やら背徳的な快感が新しく押し寄せてくる様だ。

そして余り力の入っていない口を抉じ開けて侵入させていく。

人生最大に勃起をしたペニスを入れられた長門の小さな口は、本人の意思を無視して精一杯に開いて亀頭を迎え入れらされる。

柔らかな唇を抜けた直後に歯が軽く当たり、ペニスの中で一番敏感な亀頭を流れる様に抜けていく。



そしてカリ部分を抜けると、刺激に耐え切れず口内に射精してしまった。

驚くほどに出続けている精液を、出された瞬間こそビクッと反応したが頬を膨らませた所で飲み込み始める。

その動作と連動して舌も動き、未だ口内にある射精直後の敏感な亀頭の裏筋を刺激して少しだけ硬さを失っていたペニスに硬度が戻ってきた。

動く事に問題が無い事を確認すると両手で頭を掴み、長門の表情が歪んで身体が拒否をしない所まで押し込んでいく。

流石に根元までは入り切らない様だが快楽を得る分には問題は無く、腰を動かしてピストン運動を始める事にした。

口内に残っている精液と長門の唾液が混ざって、部屋の中にグチュグチュと卑猥な音が響き渡る。

俺から受ける性的な事が認識されないので積極的な動きは感じないが、無意識に押し出そうとしているのか舌の腹部分を壁の様に動かしてきた。

その動きは入れると亀頭の先から裏筋を通って最終的には竿の形に添ってピッタリと張り付き、抜く時は逆の手順を通過して亀頭の先に戻り、また壁の様に行く手を阻もうとする。

しかし結果は陰茎の下半分を隙間無く愛撫し、奥に留めたままにすると押し返そうとする口の中全体の動きで快感を得る事が出来、亀頭を残して抜くと残った異物を押し出そうと鈴口辺りを這いずり回る舌の動きで快楽を得られた。

端から精液と唾液が混じった物を垂れ流している長門の無意識の口を存分に楽しんでいると、絶頂の第2派が迫ってくるのを感じる。


「はぁはぁはぁ――」


我慢する必要は無いのでスピードを徐々に上げていき、限界まで快感を溜めた状態で奥まで押し込み一気に出す。


「んぐっ!」


勢い余って根元まで入れてしまっても拒否は表情以外に無いので、そのまま射精し続けた。

咽るかと思ったが心配は無用の様で無意識的に気管の方へ入らない様にしているのか、出すと同時に吸い取られていく。まるで睾丸から直接精液を飲まれる様な感覚に陥り、眼の前が真っ白になるほどの快感が押し寄せてくる。

それから何分か、何秒したのかは分からないが白い世界から戻ってくると、丁度キョンが部室へ入って来る所だった。

本を持っている長門の頭を両手で押さえつけ、もはやイマラチオと化しているフェラチオを強要している俺の姿を確かに見たはずだが、又もや顔が少し赤くなった程度で言葉や行動で止めに入る気配は無い。

朝比奈さんに謝罪をした後、着替えを覗いてしまって気まずい雰囲気を漂わせながら椅子に座った。

誰がどう見ても異常事態と言える事が同じ部屋で起こっているのにも関わらず、何の反応も返さない事に自分の考えが正しい事が確定した。

長門や朝比奈さんと言った特殊な事情を抱える人物に限らず、俺が遣っている性的な事に関しては誰にも認識されないという事が。

相手が求めてきた場合は認識されないと困るものの、今の所そんな空気になりそうな知り合いは居ないので安心だ。

2発も出したので性欲も開放できて考える余裕が戻ってくる。

考えが合っているのならば痴漢行為でも露出行為でも俺が遣っているという事を見せさえすれば、どんな事も出来る筈。

そんなバラ色の妄想をしながら、まだ長門の口内にある6割ほどの硬さになった愚息を緩やかに出し入れして余韻を楽しんでいると、朝比奈さんがお茶を差し出してきた。


「どうぞ」

「あっ、どうも!」

「長門さんもどうぞ」

「…………」


長門の口は今忙しいので返事は出来ません。

キョンは既に貰ったお茶を飲んでいて、長門には近くにあったテーブルに湯飲みを置いていく。

もう一度ぐらいは出したいと思っていた俺は受け取ったお茶をテーブルに置いて、戻ろうとした朝比奈さんの背後から胸を掴んだ。


「ひぅっ!」


短い悲鳴が響き、キョンが何事かとこちらを向いたが例によって何の反応も示さずに視線を戻してお茶を飲み続ける。

少し離れてしまっていた、片腕で抱く様に固まっている朝比奈さんを引き寄せて胸を揉む。

もう片方の手は長門の頭に手を乗せてフェラチオをさせているから、体勢的には少し辛いがそれを上回る快感が得られるので我慢しよう。

生乳を求めて四苦八苦しながらメイド服の襟を広げてブラの中に手を差し込むと小さな悲鳴がまた上がった。


「んんっ!」


豊満な胸に手を這わせると硬くなっていたはずの乳首はスッカリ柔らかくなっているのが確認できる。

手が求めるままに動かしていると興奮が高まってきた。

入れられていたモノは柔らかくなり端に隙間が出来て、グポッグポッという多く空気を含んだ音が聞こえていたはずの長門の口は隙間無く広がり、空気があった隙間には再び硬くなった愚息が占領して駄々漏れになっている唾液を巻き込んでグチュグチュと、何分か前に部屋中へ響いていた音よりも粘着質な物へと変化していった。

朝比奈さんの胸に性的な熱が戻り、乳首がシコリ始めた頃には3度目の絶頂を感じてスパートを掛ける。


「ひぁっ……んっ………ぃ」

「出そうだ、くっ……ふっ!」

「んぐっ………ぐっ」


三者三様の声を漏らして動く事数分、終わりを迎えた。


「ひっ、ぁっ……くぅ!」

「ふっ……ふっ、出る!」

「んぐっ………むっ、ぐくっ!」


俺は絶頂を向え流石に少なくなった精液を出し、長門は頭を押さえつけられ喉奥にまで愚息を捻じ込まれてその精液を飲まされる。

そして朝比奈さんは乳首を摘まれて身体が勝手に絶頂へと昇っていった。

短い、されど体感時間は長く感じられた白い世界から戻れば、抜かずの3発も出した陰茎はスッカリ衰えている。

身体の疲労から考えても、これ以上は無理な事は簡単に分かり、素直に口から引き抜いていく。

力が抜けて胸を掴んでいる腕に全体重を預けている朝比奈さんを、とりあえず団長席に座らせた。


「ん、……たひたひ、すひません………」

「いえ、良いですよ」


快楽の余韻から戻って来ていない表情を向けて、又もや礼を言ってくる。

そんな朝比奈さんを心配してか、キョンが声を掛けてきた。


「大丈夫ですか、朝比奈さん」

「はひ、らいじょうぶれす………」

「!!!」


ほにゃっと崩れた表情を見て色気を感じて、顔を真っ赤に変化させるキョン。

賢者モードになっている為か、精神年齢が高い為か、まだまだ若いなと思ってしまう。

視界の端には垂れた涎を拭いている長門が眼に入る。

俺も唾液に濡れて少し寒い愚息を拭きたいと思っているのだが、生憎とティッシュもハンカチも持ち合わせていない。

仕方が無いので目の前にあるメイド服を使わせて貰う。

拭き終わる頃には朝比奈さんも回復し、辺りには生徒の帰宅を促す為の校内放送が響き渡る。

思った以上に時間を掛けてしまったようで、さっさとカバンを回収して帰り支度を済ませる。

朝比奈さんは着替えをする必要があるし、十分に回復をしていた様だから心配は無いだろうと結論付けて帰らせてもらう。

その後は特にイベントも無かったので、家で必要な事を色々やり就寝。





『涼宮 ハルヒ、脳内反省会


新入部員が入ったから良い所を見せ様と思ってたら、目の前で転んじゃうなんて……

団長として有るまじき失態だったわ。

不思議な事を発見して名誉を挽回しようと解散した後も見回ってみたけど成果は無し。

本当、ついてなかったわ……

でもこんな事でクヨクヨ悩んでもしょうがないわ。

失敗しちゃったのなら次で挽回すれば良いだけの話よ!

ちょっと機嫌が悪かったけど、こんなのじゃ見付かる物も見つからないわ!

よし明日からはもっと頑張ろう!』





『情報統合思念体、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース[長門 有希]


情報統合思念体が観測する未来においてSOS団に所属しない人物に対する報告書


新入部員として連れてこられた観察対象の印象は何の変哲も無い一般人。

ただ正体不明のエネルギーを常時、発しているが影響は一切見られない。

確認の為に証言を求めてみたが、本人は全く気付いていない様子。

虚実の可能性もあるが人間が嘘をついた時の体温上昇、発汗、視線の不安定等は確認されない為、事実だと思われる。

質問途中に頭部を打った後、謝罪をされた。

観察対象は私の股間に頭を突っ込んだと言っていたが、その様な記録は無し。

情報統合思念体に確認を取ったが、やはりその様な記録は無し詳細不明。

目標は落ちてしまった駒を拾う作業を再開。

質問を続け様としたが、直後に[朝比奈 みくる]が入室。

一時、回答を貰うのは保留。

倒れるのを知っていたかのように[朝比奈 みくる]の背後に移動し支える。

未来予知、もしくは未来に付いて知識または記憶がある可能性が浮上。

その後、私の隣に移動して何故か台に乗り頭を撫でて来る。

理由を聞いた所、私の頭髪がサラサラで綺麗だと言われた。

しばらくすると[朝比奈 みくる]が再度倒れそうになる。

しかし予期していた様に目標が支え、[涼宮 ハルヒ]の指定席へと座らせた。

何らかの方法で未来の情報を知る能力、または技術を持っている可能性が高い。

謎のエネルギーが関係していると思われるが詳細不明。

未来の知識を持って破壊行動などの非社会的、私の観察行動の妨害などは認められず。

よって[涼宮 ハルヒ]を筆頭に他の人物に比べると観察優先度は最下と思われる。


…………………報告終了』





『[涼宮 ハルヒ]現場観察係 朝比奈 みくる


私達が居る未来においてSOS団に所属していないはずの人物の報告書


同じSOS団員になってから日が浅いですが良い人だと思います。

初めて二人きりで行動した時は、流石にキョン君の様に私の事情を話さない様にしました。

しかしキョン君の様に重要な役目を持っている訳では無かったので、少し警戒しすぎだったと思います。

月曜日に部室へ入った時、座り込んで何かをしていた様子なので

前の反省を踏まえて話し掛けると何故かしどろもどろになって、落としたオセロの駒を拾っていると教えてくれました。

その様子が可笑しく少し笑ってしまいました。

長門さんの目の前にいましたが特に変わった様子はありませんでした。

その後、体調不良でもないのに私が倒れそうになってしまった時は2度も支えてくれて、親切で良い人だと感じました。

涼宮さんやキョン君と比べると観察する優先度は低くて良いと思います。

でも普通に友人としては付き合っていきたいと思いました。


………………報告終わります』





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