ああん。
目を閉じるのが怖いよぉ!

シャンプーが目に入って痛いけど、何か後ろから出てきそうで怖いんだもん。
シャワーの音で、何も聞こえないし。

ああん。ヤダヤダ!
早く洗って、さっさとお風呂出ようっと。

そうして、シャワーのバルブを閉めた時、私は前にある鏡に何かが映っているのに気がつきました。

ん??目の錯覚かな…?

ガラスについた水滴を手でぬぐうと、
私の背後に隣のお兄ちゃんが立っていました。

驚いた私は、腰を抜かして床に座り込んでしまいました。

きゃああああっ!!
な、何っ!!??

へへへ、鍵あいてたぞ、不用心だな。
そんなことしてっと、変態にレイプされちまうぞ?

お、お兄ちゃんっ??
どうして??なんでこんな所に??

予想通り、つるぺたのまな板みたいな胸してんな。
色気もクソもありゃしねぇ…。

えっ!?きゃああああっ!!
やだぁっ!出てってよぉっ!!

今頃裸だってことに気がついたのか?アハハ。
体はガキのクセして、いっちょまえに恥ずかしいのかよ。
照れんなよ。大した体でもねぇんだからよ。

やだあっ!!見ないでっ!!
見ちゃダメぇぇっ!!

もったいぶってんじゃねぇよ。
ほら、もっと股開いて奥も良く見せてみろ!

何言ってるの??…お兄ちゃん、どうしたの?
なんかいつもと違うよ。そんなの、優衣の知ってるお兄ちゃんじゃない!!

何言ってんだよ。馬鹿か?
俺の本当の姿なんて、お前が知ってんのかよ?

だって、お兄ちゃんはいつも優衣に優しくて…そんな乱暴な言い方なんてしたことないもん!
お兄ちゃんじゃないっ!!こんなのお兄ちゃんじゃないよぉっ!!

ガタガタうるせえなぁ…俺は今まで狙ってたんだよ。
文字通り、息をひそめてな。
お前の体をいたぶり回すチャンスを今まで狙ってたんだ。
そして今日がその日だってことさ…へへへへ。

い、いたぶり回す…?
何するの?お兄ちゃん??