お漏らし専科・診療所 体験版

第2−1話

「失礼、します…」

今日も藍莉と果萌の勤めている診療所に、一人の女の子が母親に連れられてやってきました。

ツインテールを揺らしながら、二人の前に姿を現した女の子『浅葱』は、
自分の恥ずかしい癖を診てもらう為の診療所に、母親に手を引かれながら訪れながらも、
つい恥じらいの気持ちから、ずっと付き添っている母親から顔を背け続けていました。

母親に手を引かれながら、果萌が迎えている診療所の受付までやってきた時も、
浅葱は頬を赤らめ続けては、ずっと照れくさい気持ちを感じながら、
発する言葉もつい、遠慮がちになってしまいます。

「いらっしゃい。確かあなたは…浅葱ちゃんね。」
「お待ちしておりましたよ。早くコチラへいらして下さい…」

予約した時間どおりに姿を現した浅葱を、すぐに藍莉や果萌は、
にこやかな笑顔とともに、二人を迎え入れてあげます。

年頃の女の子として、どうしても母親に手を引かれるのを、
つい恥じらってしまう浅葱の様子を確かめては、
すぐに果萌は浅葱を案内しながら、診療所の一室へと招き入れます。

浅葱に続いて、すぐに母親も娘の非礼を詫びる為に、
藍莉や果萌の前で申し訳無さそうに頭を下げながら、
浅葱の手を引きながら診療所の中へと、足を踏み入れていきます…

「ほら、浅葱ちゃん。早く先生に診てもらおうね。」
「うぅっ…」

診療所へと向かう事すら、どこと無くためらいがちな浅葱を、
母親が無理に椅子へと座らせながら、すぐに藍莉や果萌も準備を整えて、
今日の患者である浅葱の治療を始めます。

白衣を身に纏った藍莉の姿を前にしながら、少しも自分の抱えていた症状を、
なかなか口に出来ない浅葱に対して、つい母親も苛立ちを感じてしまい、
今すぐにでも自分の症状を、藍莉や果萌の前で口にするように、母親は何度も言い聞かせます。

しかし浅葱は、母親が何度も言いつけていたにも関わらず、
ずっと恥ずかしそうに身を震わせながら、なかなか自分の抱えていた症状を喋る事も出来ずに、
ホットパンツから伸びる太股を震わせながら、ずっとモジモジし続けるだけだったのです…

「ねぇ…やっぱり私、いいよぉ。早くお家に帰ろうよ、ママぁ。」
「もう、浅葱ちゃんったら…折角浅葱ちゃんの、恥ずかしい癖を治してもらおうと考えていたのに。」
「お母様、確か浅葱ちゃんは…オネショ癖があるらしいと、この前に電話でお伺いしたのですが…」

母親がずっと急かし続けるのも構わずに、浅葱は一向に自分の症状を口にしようともせずに、
さらには始めて訪れた診療所の中で、自分の身体を診てもらうのも恥ずかしいから、
もうお家に帰りたいと言う文句まで、浅葱は母親の前で口にしてしまうのです。

娘の浅葱がずっと診療所の椅子に腰掛けながら、脚を振り子のように交互に揺らし続けながら、
まるで聞き分けの無い子供のような態度を見せてきたので、
思わず傍にいる母親も、浅葱を前にもどかしい気持ちを感じてしまいます。

このままでは浅葱が、どんな症状を抱えているのかを話しそうにもなかったので、
ついに藍莉は浅葱の前で、あらかじめ母親から聞かされていた症状を、少しずつ話し始めます。

恥じらいの気持ちのままに、目の前でずっと誤魔化し続けていた浅葱はなんと、
最近になってオネショ癖をぶり返してしまったと言う事実を、
藍莉はあらかじめ母親から聞かされていたのです…

「は、はい…この子ったら、やっと受験も終わって、
これから私立の学校へと通えるようになったって言うのに…」
「もう、ママったら恥ずかしいよぉ…」
「ダメよ、浅葱ちゃん。今日はちゃんと浅葱ちゃんの事を、
先生たちに診てもらわないといけないんだから。」
「わ、分かってるよぉ…」

浅葱が遠慮がちにしているのも構わずに、藍莉が話を始めた事を受けて、
すぐに母親は今まで溜め込んでいた思いを、
二人の前で発散するかのように、娘の浅葱の症状を話し始めます。

なんと母親が言うには、今までオネショ癖などした事の無かった浅葱が、
私立の受験に合格した途端に、小さな頃に卒業した筈のオネショ癖を、
今頃になって何故か、ぶり返してしまったと言うのです。

浅葱は母親がいきなり、自分の恥ずかしいオネショ癖を、
目の前にいる女医の藍莉に告げ始めてしまったので、急に慌てた様子を見せながら、
これ以上自分の恥ずかしい癖を言わないで欲しいと、目の前にいる母親に対して訴えるのですが、
それでも母親は少しも遠慮しないどころか、今日は浅葱の恥ずかしいオネショ癖を診てもらう為に、
浅葱を診療所へと連れてきたのだからと、何度も浅葱に向かって言い張り続けます。

母親から強い口調で告げられてしまったせいで、いくら思春期を迎えたばかりにも関わらず、
恥じらいの気持ちを抱えている雰囲気の浅葱も、つい口を挟めなくなってしまいます…

「私が最初に、浅葱ちゃんのオネショに気づいたのは…
丁度私立の試験が全て終わった日の、翌日だったんです…」
「そうだったのですか。それでも丁度、浅葱ちゃんくらいのお年頃だったら、
ちょっとしたストレスで一回くらいなら、オネショをしちゃう事だって、珍しく無いんですよ?」
「最初は私も…浅葱ちゃんがオネショをしちゃったのも、
大変だった試験から解放されたせいだって、考えていたんです…でも、その日以来から…」

ずっと恥じらい続けながら、少しも自分のオネショ癖を口に出来なかった浅葱に代わって、
母親が藍莉の前で、一体浅葱の身体に何が起こったのかを、少しずつ話し始めます。

母親が言うには、娘の浅葱が長い受験勉強を今まで頑張り続けた結果、
無事に私立学校の試験にも合格して、やっと娘が長い受験戦争を乗り切った日の翌日に、
数年ぶりのオネショをしでかしてしまったのだと、藍莉の前で振り返ったのです。

藍莉はずっと母親の言葉を聴き続けながら、丁度思春期を迎えた女の子なら、
たまに気持ちが不安定になって、さらには私立学校の試験を合格した日の翌日だった事も考えて、
浅葱がオネショをしでかしてしまう事も多々あるだろうと、母親の説明するのですが、
さらに母親は浅葱の身に起きた、恥ずかしいオネショ癖の詳細を、さらに説明し続けるのです…

「それじゃあ、浅葱ちゃんは試験が終わって以来、ずっと…なんですか?」
「そうなんですよ、先生。ウチの浅葱ちゃんったら、
その日以来ずっと朝に目覚めると、オネショを繰り返すようになってしまって…
私もどうやって、浅葱ちゃんのオネショを治してあげたら良いかと、途方に暮れていたんですよ…」

さらに母親は藍莉に対して、娘の浅葱がオネショ癖を再発させて以来、
朝に目覚めた頃には必ずと言って良い程、恥ずかしいオネショをしでかしては、
パンツやパジャマのズボンを濡らしてしまうのだと言い出したのです。

実際に母親は幾度も、朝になると浅葱の部屋を訪ねては、
今日こそは恥ずかしいオネショ癖が治っているかもしれないと、
儚い望みを託しながら、ゆっくりと掛け布団を捲っては、
浅葱の下半身の様子を確かめるのですが、
その度に母親は浅葱の姿を前にして、つい肩を落としてしまうのです。

浅葱は朝に目覚めると相変わらず、年頃の女の子にしては珍しいオネショ癖をぶり返しては、
股間からお漏らししたオシッコを広げて、シーツにも薄黄色の染みまで広げて、
下半身を恥ずかしい水溜まりの上に浸してしまった、浅葱の姿が視界に飛び込んでくるのです。

母親は浅葱のオネショ姿を目にする度に、どうして成長期を迎えたにも関わらず、
自分の娘がオネショをしでかしてしまうのかと、母親として心配を始めてしまうのです…

「うぅっ…」
モジモジモジ…

しかし当の浅葱は、母親と藍莉がずっと、診療所の中で、
自分のオネショ癖を話し合っている最中も、
まるで二人の話が他人事であるかのように、ずっと落ち着きがありませんでした。

ニーソックスを穿いた膝をバタバタとさせながら、
太股の辺りに持っていった両手を擦り寄せて、ずっと恥じらいの表情を浮かべていたのです。

自分の抱えている、恥ずかしいオネショ癖を、
ついに診療所の先生や看護婦の耳にまで、知られてしまうのが嫌で、
どうしても浅葱は年頃の女の子として、恥ずかしい雰囲気を感じてしまうので、
何とかしてこの場を誤魔化したいような雰囲気だったのです…

「どうしたのかしら?浅葱ちゃん。
やっぱりオネショしちゃう事を知られるの、恥ずかしくてたまらない?」
「あ…当たり前だよぉ。私もう、オネショなんてするような年じゃ無いんだよ…?」

診療所の椅子に腰掛けながら、ずっと辺りをキョロキョロし始めて、
少しも落ち着こうとしない浅葱の姿を見兼ねて、ついに藍莉は浅葱に対して、
そこまでオネショ癖の事実を知られるのが恥ずかしいのかと、
ついに浅葱の前で口にし始めたのです。

実際に藍莉や果萌は、浅葱と同い年くらいの女の子が、
自分の恥ずかしいお漏らし癖やオネショ癖を知られまいと、
わざとオーバー気味なリアクションを取りながら、
この場を取り繕うとする光景を、幾度も目にしてきたのです。

そして浅葱は他の女の子と同じく、年上の藍莉に対しても、
つい自分の恥ずかしい本音を口にしてしまうのです…

「もう、浅葱ちゃんってば、すぐにワガママなんて言っちゃって!」
「ま、ママ…?」

浅葱が自分の恥ずかしいオネショ癖を知られまいとして、
診療所の中でわざと騒いで見せたり、落ち着きの無いような態度を取ったりしていたので、
ずっと傍にいた母親も娘の浅葱に対して、つい苛立ちの気持ちを露わにしてしまいます。

診療所に連れてきてから、少しも自分の注意を聞こうともしない浅葱に対して、
母親は強い口調で一喝して、娘の浅葱を注意し始めます。

隣にいた母親が急に自分を叱り付けてきたので、思わず浅葱は落ち着きを取り戻しながら、
思わず茫然とさせられるのですが、やっとの事で娘の浅葱が、
自分の方を振り向いてくれたからと言っても、どうしても母親は、
苛立ちの気持ちを抑えられなかったのです…

「いい?浅葱ちゃん。もう浅葱ちゃんは小さな頃のままじゃ無いんだから、
そろそろ自分の事くらい、自分だけで解決しなきゃダメでしょう?」
「ママったら…ねぇ、どうして怒り出しちゃうの…?」
バタンッ!

そして母親は娘の浅葱に対して、いい加減小さな子供では無いのだから、
これ以上自分を煩わせないで欲しいと、つい浅葱の前で怒ってしまいます。

私立学校の受験に頑張っている時の浅葱は、
しっかりと自分の言う事を聞いてくれたにも関わらず、
まるで今の浅葱は今までの様子がウソのように、すっかり身体の力を抜けきってしまったのですが、
だらしない姿を目の前で晒してくる状況に、母親もつい怒り心頭だったのです。

急に母親が顔を真っ赤にしながら、強い口調で自分を叱り付けてしまったせいで、
すぐに浅葱は母親の迫力に押されて、身を縮ませてしまうのですが、
さらに母親は浅葱の前で、自分の事はもう自分だけの力で解決するようにと言いつけながら、
急に浅葱の元から立ち去ってしまい、診療所のドアから立ち去ってしまったのです…

「果萌ちゃん、浅葱ちゃんのお母様を追いかけてあげて?」
「は、はい。分かりました…」

まさか母親が自分の娘を取り残して、診療所から出て行ってしまうとは思わなかったので、
つい藍莉も突然のアクシデントに、すぐに慌て出してしまいます。

急に診療所を立ち去ってしまった母親を、看護婦の果萌に追いかけるように言いつけると、
すぐに果萌も急ぎ足で、なんと娘の浅葱を取り残した状態で、
診療所を出て行ってしまった母親を追いかけ始めます。

果萌の後姿を見送ると、母親の様子を果萌に託した後で、
藍莉は一人で取り残されてしまった、浅葱の様子をすぐに確かめるのです…

「あぁっ…どうしよう。ママを怒らせちゃったよぉっ…」
フルフルフルッ…

藍莉が浅葱の様子を確認すると、先程の落ち着きの無い様子とは打って変わって、
浅葱はずっと診療所の椅子に腰掛けた状態で、
ずっと自分の身を抱えながら、震え上がっていたのです。

急に自分の母親が怒り出しながら、自分の元を立ち去ってしまった事がよほど堪えたのか、
浅葱はずっと心細い感情のままに、震えるような声までも上げていたのです。

突然のアクシデントだとは言え、母親が離れてくれた事で、
少しは大人しくなってくれた浅葱に対して、
藍莉は改めて、浅葱に対する恥ずかしい診察を始めます…

「…ねぇ、浅葱ちゃん。」
「は、はい…何ですか?」
「浅葱ちゃんのママはきっと、果萌ちゃんが引き止めてくれるだろうから、
ママが戻ってくる間に、ちょっと聞きたいことがあるのよ。良いかしら?」
「わ、分かりました…」

藍莉は不意に、目の前で不安げな表情を見せてしまう浅葱を前にして、
母親は果萌が一生懸命追いかけて、また診療所まで戻ってくるから安心して良いと、
なるべく気遣うようにしながら、浅葱の前で口にしていきます。

そして藍莉は、とりあえず母親が戻ってくるまでの間に、
浅葱の診察を始めたいと、少しずつ口にしていきます。

母親が自分の元から立ち去ってから、先程の落ち着きの無い様子とは裏腹に、
急に大人しくなってしまった浅葱の様子を確かめながら、
さすがに母親が強いお灸を据えてしまったかもしれないと、頭の中で振り返りながらも、
不安げな表情を浮かべている浅葱に対して、少しずつ質問を重ねる事にしました…

「例えば、浅葱ちゃんは…普段起きている時に、オシッコをお漏らししたりは、しないのかしら?」
「そ、それは…大丈夫です。ちゃんとトイレだって、行けます…」

最初に藍莉が聞き始めた事は、浅葱がもしかしてオネショ癖だけではなく、
お漏らし癖までも抱えているのかと言う質問でした。

年頃の女の子にとっては、あまりにも恥ずかしい質問だったのですが、
これから浅葱が私立の学校に通うことになった事も考慮して、
もし新しい環境で恥ずかしい姿を晒してしまったら、
それこそ自分の手で勝ち取った学校生活を、
自分の手で台無しにしてしまうかもしれないと、藍莉は考えていたのです。

女医の藍莉から告げられた質問に対して、すぐに浅葱は答えていき、
別に昼間は普通にトイレで用を足す事も出来ると、少し緊張した面持ちで口にしてきます。

母親が傍にいなくなった事で、ずっと心細さを感じてしまう浅葱だったのですが、
目の前にいる浅葱は以外にも、しっかりと受け答えが出来る様子だったので、
何かしらの違和感を感じながらも、さらに藍莉は浅葱の前で質問を続けていきます…

「そう…それなら、浅葱ちゃんのオネショ癖って、お母様が言っていたとおりに…
私立の学校の試験が終わるまでは、大丈夫だったの?」
「は、はい…試験が終わるまでは、ちゃんと…オネショはしていません。」

次に藍莉が尋ねたのは、浅葱が母親の言うとおりに、オネショ癖を再発させてしまったのは、
本当に私立の学校受験が終わった後の出来事なのかと言う事でした。

相変わらず浅葱は、藍莉から告げられる恥ずかしい質問にも関わらず、
ずっと遠慮がちな表情を見せながらも、母親が説明したとおりに、
自分がオネショ癖をしでかしてしまったのは、
私立の学校受験から解放された後だと、すぐに口にしていったのです。

母親がいる時とは違い、自分の投げかける恥ずかしい質問に対して、
次々と答えていく浅葱の様子に、すぐに藍莉は僅かながらに感じた、
只ならぬ雰囲気を感じながらも、手に持ったカルテに少しずつ、
浅葱の口から聞かされた症状の詳細を書き込んでいきます…

「うぅっ…」
ソワソワソワ…

藍莉はその後も、年頃の女の子としては少し恥ずかしい質問を、
幾度も浅葱を前にして尋ねて言ったのですが、
その度に浅葱は少しもためらう事も無く、相変わらず少しオドオドしながらも、
まるで自分の恥じらいの行為には気にしないかのような態度で、
次々に藍莉からの質問に答えていったのです。

途中で藍莉が質問を中断して、手に持ったカルテに浅葱の症状を書き続けている間に、
藍莉は浅葱に対して感じていた違和感を調べる為に、
浅葱に知られないようにしながら、様子を確かめていました。

浅葱は今でも診療所の椅子に腰掛けながら、
自分の事を叱り付けながら、急に立ち去ってしまった母親の事を考えて、
まるで恋しくてたまらないような雰囲気を見せてきたのです。

(もしかしたら、浅葱ちゃんがオネショをしちゃう原因は…
でも、まだ確証が薄いわね。こうなったら…)

普段なら遠慮がちになりながらも、お年頃の女の子にはデリケートな質問を投げても、
すぐに受け答えが出来るにも関わらず、浅葱は母親が傍にいる時だけは、
わざと落ち着きを無くしたかのような態度を取り続けては、少しも言う事を聞いてくれなかった…

そこで藍莉は、今まで浅葱に対して感じていた、
一種の違和感の正体を、薄々と感づき始めたのです。

一体、目の前にいる浅葱がどうして、母親がいる時といない時でこうも違う態度を見せてきたり、
その原因を掴み始めた浅葱は、いよいよ浅葱の核心に迫ろうと、
ある質問を浅葱に対して、ぶつける事にしました…

「ねぇ、浅葱ちゃん。これが最後の質問になるんだけど、良いかしら?」
「は、はい…お願いします。」

ついに藍莉は浅葱に対して、最後の質問をぶつけると口にすると、
ますます浅葱は緊張を感じて、背筋をビクつかせ始めます。

一体どんな質問を、女医の藍莉から投げかけられてしまうのだろうと、
浅葱はつい不安げな表情のまま、つい視線を泳がせて、まともに藍莉と視線を合わせられません。

藍莉はこの質問で、母親の前では素直な気持ちになれない、
浅葱の真の姿を、自分の目の前で露わにしてしまおうと考えていたのです…

「もしかして、浅葱ちゃんは…お母様の事が、恋しくなっちゃったの?」
「あっ…あぁっ…」

藍莉が浅葱に対してぶつけた質問は、なんと目の前にいる浅葱は、
本当は母親の事が恋しくてたまらないのではないかと言う内容だったのです。

母親が傍にいると、つい落ち着かない様子を見せたり、
かと思えば母親が傍にいない時には、つい心細い気持ちに襲われてしまい、
すっかり大人しくなってしまう、藍莉はそんな浅葱の状況を確認しては、
真意を突くような質問を、戸惑い続ける浅葱の前でぶつけてみたのです。

藍莉からのストレートな内容の質問を受けて、
浅葱は早速反応を見せてしまい、急に肌を震わせながら、小さな声まで洩らしてしまいます。

フルフルフルッ…
「あうぅっ…」

「ど、どうしたのかしら?浅葱ちゃん。」

藍莉からの質問を受けて、浅葱はひとりでに身震いを起こしながら、
ますます不安げな表情を見せてしまいました。

自分の肩を押さえながら、今まで大人しかった浅葱が、
再び両脚を震わせては、また落ち着きのない様子を見せてきたのです。

しかし浅葱が一人だけの時に、藍莉の前で見せてきた姿は、
母親がいた時に見せたような、悪ふざけのような様子などではなく、
まるで大好きな母親がいなくて、ずっと不安でたまらない気持ちから、
母親に助けを求めるような姿、そのものでした。

急に浅葱が見せてきた姿に、つい藍莉も慌てながら、一体何があったのかと聞き出し始めます…

(どうしよう…私ったらついに、ママが大好きだって事、
診療所の先生に知られちゃったんだ…今まで私、誰にだって話した事なんて、無かったのに…)

藍莉が目の前で心配そうな顔を向けてくるのも構わずに、
浅葱はひたすら身体を震わせ続けていました。

今まで誰の前でも口にする事すら無かった、母親が恋しくてたまらない気持ちを、
初めて会った女医の藍莉に、いとも簡単に見抜かれてしまったのです。

自分の気持ちをあっと言う間に知られてしまった事にも、浅葱は驚き始めていたのですが、
何より浅葱の心を支配していたのは、母親が今も傍にいてくれずに、
診療所に一人ぼっちで取り残されている事実から受ける、寂しい気持ちだったのです…

「ま…ママはいつ、戻ってくるんですか?」
「そうねぇ…もうちょっと待っててくれるかしら?きっと果萌ちゃんが連れ戻して…」
「…ヤダぁっ!私もう、ママがいないのに耐えられないよぉっ!」
「あ…浅葱ちゃん?!」

ついに目の前にいる藍莉から、今まで自分でも露わにする事の無かった、
母親が恋しくてたまらない気持ちを知られてしまった浅葱は、
一人ぼっちの状況に追い込まれて、母親が傍にいてくれない不安から、
一体いつになったら、母親が自分のもとに戻ってくるのかと、
自分の心配を何としても解消したいと、藍莉の前で訴え始めます。

しかし、いくら藍莉でも浅葱の母親がいつ、
診療所へと戻ってくれるのかは、さすがに知る由も無かったのです。

浅葱の母親は数十分前に、良い年頃になっても落ち着きの無い浅葱に対して、
ついに怒りだしてしまい、浅葱を残して診療所を立ち去ってしまったのです。

今は看護婦の果萌に後を追わせているのですが、
ずっと母親が怒り続けていた姿を目の当たりにして、
果萌がちゃんと連れ戻しにきてくれるのかと考えると、藍莉も確証を持てずにいました。

しかし浅葱は、自分の元に戻ってきてくれない母親が恋しいあまりに、
藍莉を前にして、すぐ悲鳴を上げてしまいます…

「ママぁっ…お願いだから、私の所に戻ってきてよぉっ…!」
フルフルフルッ、ショワショワショワ…

急に悲鳴を上げ始めたかと思ったら、
なんと浅葱は診療所の椅子に腰掛けた状態で身を震わせ始めて、
ついにオシッコをお漏らしし始めてしまったのです。

太股を震わせながら、浅葱は不意に母親に対する気持ちを口にしながら、
今までに無く激しい身悶えを始めたかと思ったら、下半身を縮ませたまま、
穿き続けているホットパンツから、オシッコを溢れさせ始めます。

浅葱が急に身悶えながら、まるで小さな子供のようにオシッコをお漏らししてしまうと言う、
明らかに普通では無い姿を間近に見せられて、
つい藍莉も浅葱の急な態度の変化に対応できず、驚きの表情を見せてしまうのですが、
浅葱は相変わらず下半身を震わせながら、
股間から溢れさせているオシッコを、少しも止める事が出来ません…

ピチャピチャピチャッ…グチュグチュグチュッ…
「ママぁ…ほら、見てよぉ。私ったらこんなに、
オシッコなんてお漏らし、しちゃってるんだからぁ…っ。」

浅葱は相変わらず、派手にオシッコをお漏らしし続けながら、
少しも自分の下半身を恥じらって隠そうともせずに、
それどころか自分が恥ずかしい姿を晒してしまったのだから、
一刻も早く、母親に助けに来て欲しいとまで、浅葱は急に目の前で訴えていきました。

本来ならお漏らし行為などは、年頃の女の子としてあまりにも恥ずかしい行為だったので、
浅葱は自らの手でわざとオシッコを溢れさせて、下半身を思いっきり濡らした格好のままで、
今は傍にいない母親に対して、ひたすら助けを求めるばかりだったのです。

今の自分はオシッコをお漏らししてしまったのだから、
今すぐにでも母親に助けてもらいたいと言うのが、
診療所の中で恥ずかしい行為を見せてしまった、浅葱の言い分だったのです…

(やっぱり…浅葱ちゃんってば本当は、お母様の事が大好きで、
たまらないんだわ…こんなにオシッコまでお漏らししちゃって…)

藍莉は明らかにおかしな浅葱の様子を目にしながら、自分の考えていたとおりに、
浅葱は母親の事が恋しくてたまらない事実を確信していました。

最初は母親のいる前では落ち着きの無かった様子を見せていた浅葱は、
すぐ母親が自分の傍にいなくなってしまうだけで、
まるで重度のホームシックにかかったような状態に陥ってしまい、
母親を求めるような行動を取ってしまったのです。

ホットパンツの裾から雫を垂らし続けて、ずっとオシッコをお漏らししてしまい、
本来なら濡れた下半身を気持ち悪がるのが普通なのですが、
相変わらず浅葱は激しく身悶え続けながら、ずっと目の前にいる藍莉に対して、
母親の事が恋しくてたまらないと、何度も口にするばかりだったのです…

「ほらほら、浅葱ちゃん。ママが戻ってくるまでの間に、オシッコをキレイにしないとね…」
「ぐすっ…うえぇっ…ママぁっ…!ゴメンナサイぃっ…!」

しかし藍莉も、今の浅葱をこのままにしておけないと、
何とかして浅葱の気持ちを落ち着かせる事は出来ないかと、浅葱をなだめはじめます。

それでも浅葱は相変わらず、自分の傍に母親がいない状況に不安を感じてしまい、
お漏らし行為で濡れてしまったホットパンツや足下を気にする事もせずに、
ひたすら目の前にいない母親に対して、何度も泣きながら謝り続けるばかりだったのです。

母親がいないだけで、ここまで心細い気持ちを感じてしまう浅葱を前に、
段々と藍莉も困り果ててしまいます…

(困ったわねぇ…果萌ちゃんったら早く、お母様を連れ戻しさないと、
浅葱ちゃんが大変な事になっちゃうわよ…?)

診療所の中で、恥ずかしく下半身を濡らしながら、
延々と泣き続ける浅葱に対して、藍莉が出来る事は一つしかありませんでした。

診療所を立ち去った母親を、無事に果萌が捕まえてくれて、
再び診療所に戻ってくれるかと、藍莉は自分ではどうする事も出来ない無力感を感じてしまいます。

診療所の中に一人取り残された浅葱は、相変わらずオシッコをお漏らしし続けながら、
母親が恋しいあまりに、ずっと泣き続けるばかりだったのです…