「いやぁああああ!取って!取ってよぉ・・・っ!!」

ナメクジが胸の先端に張付けられ、恐怖に悲鳴をあげた。

その顔を愉しむように、大輔君は私の顔を覗き込みながら、
また一匹とナメクジを私の胸に貼付ける。

「うわー、だいちゃんキチクー!」

男子生徒がはやし立てる声も耳に入らない。