男は教育実習で出会った少女、葉月に恋をした。 しかしその想いは世間一般に到底認められるものではなく、彼は彼女への恋心を胸の奥深くへと封じ込めたまま実習を終えた。 数年後、再会した葉月は男の事を覚えていなかった。 募りに募っていた少女への恋心は捻れて歪み、行き場を失った想いは昏い欲望へと変貌した。 男は葉月を偏執的な程に慎重に観察し、彼女を手に入れるための周到な計画を練る。 そしてついに計画を実行に移した。 人気の無い公園のトイレで葉月を襲い、レイプしたのだ。 そのまま彼女を誘拐し、山奥にある別荘の地下室へと監禁した。 証拠を一切残さなかった男の犯行は誰にも知られる事無く、葉月は誘拐ではなく行方不明という扱いになった。 男はそれまでの鬱屈をぶつけるように葉月を犯した。欲望のままに少女の身体を貪る凌辱の日々。 そんなある日、葉月から家庭の事情を聞く機会が訪れる。 葉月の父親が亡くなっていた事、それが彼女のせいだった事、その事で人が変わってしまった母親につらく当たられていた事。 自分は要らない子だと泣く葉月を見て純粋に少女を想っていた頃の恋心を思いだした男は、今までの行為を詫びて素直に自分の気持ちを伝えた。 葉月はそれを受け入れ、一方的な蹂躙だった行為は愛のある行為へと変化した。 新たな関係の中で行為を重ねる内、少女は子供を産みたいと言い出す。 男は葉月の身体の心配をして諭すものの、少女の決意は固く最終的には男もそれを受け入れる。 ――それから間も無く、少女は妊娠した。 問題が発生すれば即座に病院へと連れて行くが、そうでないならこの場で出産を行う事を二人は決めた。危険は伴うものの、病院へ連れて行けば葉月の誘拐が発覚し、二人は引き離されてしまうのだから。 男は産科・婦人科の知識を学び始めた。 数ヶ月も経つと葉月のお腹が目に見えて膨らみ始めた。出産時に膣が破れてしまわないように拡張を行いながら愛し合う日々。 葉月もお腹の中の子も問題無く成長して行く。 臨月を迎え、ついに葉月は赤ん坊を出産した。 生まれたのは葉月に良く似た可愛い女の子だった。 未成熟な身体での無茶な出産だったものの、奇跡的にも母子共に無事乗り切ることが出来た。 愛しい少女と娘とを胸に抱き、男は三人で幸せな家庭を築こうと心に誓ったのだった。 |