「イクゥゥウ!!!」
麗華は、媚薬にやられ、トイレで自らの指で絶頂に達した。
(あぁ・・・何てことなの?今日はお見合いだって言うのに・・・)
こんな場所でイッてしまった自分を責めながらも、
いつもの気持ちよさを遥か上にいく感覚を、
もっと求めたいという気持ちが、
麗華の心の奥底からフツフツと湧き上がって来ていた。
(まだ、体がアツイ・・・。でも、あと数時間ぐらいだったら
我慢できるわ。早く、お見合いを終わらせないと)
念のため、オリモノシートを下着に着け、
麗華はトイレを出た。
すると、1人の少年が麗華の前に立っていた。
流星だ。
「こんにちわ」
「え・・・あ・・・こんにちわ」
(どうしたの・・・。相手は少年よ、何を焦っているの。大丈夫・・・)
麗華は平常心を保つため深呼吸をし、何事も無かったように、流星の脇を通り過ぎようとした。
だが・・・。
モニュン!
「ヒッ!!」
流星が臀部を触り、麗華は思わず声を上げてしまった。
媚薬と一度イッた事で、厚い着物の上からの刺激でも、敏感になっているのだ。
「お姉さん、いいオシリしているね!!」
「こら・・・アッ・・・ちょ・・ヤメェ・・・おねがぃぃ・・・アァ・・・やめてぇあ・・・」
麗華は流星を止めようとするが、着物のせいでうまく動けない。
流星はここぞとばかり、足や首など、どんどんと刺激していく。
(ああぁ、なに・・なんなの・・もぉ・・・アァ・・セックス・・・したい!!!)
麗華の奥深くに眠っている女の部分が、媚薬によりドロドロと溢れ出して来ていた。
「ハァ・・・ハァ・・・もう・・・だめぇ・・・」
とうとう麗華は足の力も抜け、その場に座り込んでしまった。
息は更に荒く、体は更に紅く染まっている。
(やりすぎたかな、まぁいっか・・・とりあえず僕の出番は終わりだね)
「バイバイ、お姉さん!!」
流星は颯爽とその場を後にした。
「麗華、遅かったじゃないか。いやぁ、中々良い青年だよ左善君は!」
麗華が戻ると、場は和やかな雰囲気に包まれていた。
お見合いが失敗したときのための、左善の思い切りのおべっかだった。
麗華の両親は、まんまと上辺だけのほめ言葉に、やられたと言う訳だ。
何人もの女性を堕としてきただけある。
「・・・・で、麗華はどう思う?」
「え、あ・・・はい・・・えっと・・・」
「何だ、聞いてなかったのか?いやー全くすみませんねーガハハハ」
麗華は上の空だった。
強力な媚薬により、止め処なく溢れ出す愛液は止まらず、
少し動く度にでワレメがクチュッツクチュと
くっついたり離れたりをするため、イヤラシイ欲望が治まらないでいたからだ。
(・・・あはぁ・・・このままじゃ、お見合いなんて・・・アゥ・・・アァハアァ・・)
テーブルの下で、麗華は固い着物の上から、正座した踵を利用して刺激していた。
性欲が暴走し始め、快楽を求めるということが理性をしていた。
「どうやら、堕ちたようだな・・・流星も良くやったな」
別室で戦況を見ていた寺田は、勝ちを確信し、流星の頭を撫でた。
流星は照れながら笑顔を浮かべた。
「気品があろうが無かろうが、所詮女は雌豚じゃて!!」
権ジイも同じく、勝ち誇って毒を吐いた。
「それにしても、良い女ですねー」
「確かに・・・」
嶋田と剛はゴクリと生唾を飲んだ。
ただでさえ美人で気品漂う麗華が、媚薬で火照っている姿は
本当に妖艶で、皆食い入る様に見ていた。
「もったいないですよね。確かに、私も妻帯者で、
活動は制限される事もありますが、こんな良い女を諦めるとは・・・」
「嶋田よ、それが痴漢道じゃて!!」
権ジイは高らかに言い放った。
痴漢道、それがどんなものかは分からないが、
左善は多くの女性を抱くことを選んだ。
1人の女を愛し家庭を持つか、多くの女性と関係を持ち
最後は寂しく1人で過ごすかは、男の最大の岐路である。
見合いは続く・・・。