第 一 章
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「退屈……」
 石壁で出来た地下室の中、何をするでもなく部屋の中央にぼうっと佇んでいる少女が独り言を呟く。
 日光を浴びたことの無い青白い肌と金色の髪、血のように赤い瞳。少女の背中から伸びる歪な形をした翼には、七色に煌めく宝石のような羽が吊り下げられて揺れている。
 彼女はこの地下室の主。悪魔の妹、フランドール=スカーレット。
 ありとあらゆるものを破壊するという、華奢な身体の可憐な姿からは想像も付かない凶悪な能力を持った吸血鬼の少女だ。
「お嬢様、はじめまして」
 厳重に封印されている地下室の扉が開き、男が入って来る。彼は大きな荷物を背負ったまま、緊張気味の表情で少女に挨拶した。
 紅魔館の最奥に隠されたこの地下室にはフランドールの力を持ってしても破壊されないだけの強力な結界が張られている。この場所では彼女の力を使えない。だが、そうと分かっていても湧き起こる恐怖心を抑える事は難しいのだろう。
「? あなた誰? どうやってここに入ってきたの?」
 好奇心に満ちた瞳を珍しい訪問者に向ける。
「お嬢様のお世話を任された者です」
「ふーん。……あれ? ねぇ、もしかしてあなた人間なの?」
「はい、ただの人間です」
「ほんとに? この前来た紅白のとか白黒のとはちょっと違うみたいだけど」
 男の周りをぐるぐる回って観察している。その瞳は新しいおもちゃを与えられた子供のように輝いている。
 紅白に白黒。博霊神社の巫女と、たまにパチュリーの所に居る魔法使いの事だろうと男も察しが付いた。紅魔館の他の住人達もたまにそのような呼び方をする。
「そりゃあ、そうでしょう。僕は男ですからねぇ」
 少女の無邪気な様子に緊張が解けてきたのか、男の口調も砕けてきた。
「男!? へ〜、これが男なんだ〜!」
 ますます瞳の色を輝かせるフランドール。興奮で背中の翼も震えている。
「私、男って初めて見たわ。ねぇねぇ、男って私達と何が違うの?」
 初めて見る人間の男に興味津々のようだ。一歩近づいて聞いてくる。
「そうだなぁ、例えばコレかね」
 緊張が解れたら途端に劣情が湧いてきたのか、男は下卑た笑みを浮かべて下履きを脱ぎ、勃起した肉茎を取り出して少女に見せつける。
「ひっ!? 何それ、気持ち悪〜い!」
 頭を仰け反らせ、すごい勢いで飛び退いた。
 顔をしかめてそっぽを向き、男のモノが視界に入らないようにしている。生理的に受け付けられないようだ。
「そんな事言わずにもっと良くみてごらんよ」
 逃げた少女に追い縋り、露出させた下半身を近づける。
「ほらほら、触ってみてもいいんだよ」
「嫌ぁーっ! そんなものキュッとして……!」
「……っ!」
 フランドールが手を握り締めるのを見て男の表情が引き攣る。
 彼女は物体の中にある核のようなものを手の中に移動させる事が出来、それを握り潰す事で物体そのものを破壊するという。その事を知っている男は、自身のモノが破壊される事を想像して肝を冷やしたのだろう。
「はっ、ははは……! はぁぁ……何ともないぜ」
「う〜っ!」
 だがしばらく待ってみても男の肉茎は破壊される事なく、何も起こらなかった。恐怖によって肉茎は硬度を失ってはいたが。
 奇しくもこの地下室に張られている結界の力が証明され、男はホッと胸を撫で下ろすと共に気を大きくする。
「全く、困ったお嬢様だよ。大人しくしてくれないとちょっと手荒な扱いになっちゃうよ」
「やぁっ、はーなーせーっ!」
 少女は掴まれた腕を振り解こうと身体を揺するがビクともしない。
 能力も恐ろしいが、吸血鬼の脅威は単純にその力の強さにある。本来ならば男の腕ごと引き千切る事も容易いはずだが、この部屋に施された結界はフランドールの持つあらゆる能力を封じているのだ。
 この地下室の中では彼女は見た目そのまま非力な少女でしかない。
 結果的には無事だったものの、そこまで深くは考えず、単に能力を封じたから無力と思い込んでいた男は命拾いをしたと言っていいだろう。
「さぁさぁ、楽しい時間の始まりだよ〜」
 そんな自分の幸運にも気付かず、男は下卑た笑みを浮かべたまま少女へとにじり寄るのだった。



「うぅっ、んっ……くぅうぅぅっ……これ、取りなさいよー!」
 横倒しにされ手足を枷と鎖で拘束されたフランドールが身をよじって抗議の声を上げる。
 身動き出来ない少女を男が高揚した表情で見下ろす。憧れの少女が自分の足元に這いつくばっている光景に興奮しているのだろう。
「おやおやぁ、苦しいのかい? じゃあ少し楽にさせてあげようね」
「あっ、やだ! 服なんか脱がせてないでっ!」
「ちいちゃくて可愛いおっぱいだねぇ。ふひっ、ふひひひひっ」
「うぅうぅぅぅぅっ……見るなぁ〜っ!」
 男は少女のか弱い抵抗を軽く押さえ付け、洋服の前を開いて胸元を露わにさせる。
 ほとんど膨らんでいない薄い乳房と、頂きにある桃色の尖りが男の目に晒された。
「甘くてミルクみたいな匂いがするねぇ」
 肌に触れる程に顔を近づけ、思い切り息を吸い込み少女臭を堪能する。
「やっ、近づくなぁっ! あっち行けー!」
 頭を仰け反らせて男から離れようと藻掻くが、革製のベルトによって翼まで拘束された身体では逃げるどころか後退る事さえままならない。
「嫌で〜す。ようやくフランちゃんに近づけたんだから思う存分堪能させて貰うよ。さてさていったいどんな味がするのかなぁ」
 男は口を大きく開いて分厚く大きな舌を出すと、そのまま少女の肌にその舌を這わせる。
「やだやだやだぁっ! やめてっ、やめてぇっ!」
 胸を這い回るおぞましい感触にフランドールの表情が引き攣り、甲高い悲鳴を上げて嫌がる。
 少女の声など聞かず、男は興奮した様子で一心不乱に舐め続ける。
 白く滑らかな肌に、ナメクジがのたくったような唾液の跡が残されて行く。
「うぅぅ〜、やだぁ……気持ち悪いよぅ」
 胸だけでは飽きたらず、腕や脚、首筋まで肌の露出した部分を万遍なく舐め上げた。
「うーっ、身体中ベトベトして気持ち悪い……」
「ふぃー、堪能した」
 憔悴した様子の少女とは対照的に、男は満面の笑みを浮かべている。
「お前なんて嫌いっ! あっち行けぇっ!」
「そんなに嫌わないでよ。今日からずっと一緒なんだしさ。そうだ! お兄さまって呼んでくれてもいいんだよ?」
「誰がお兄さまよ! このクズ人間っ! お前なんて食べるのも嫌! 嫌い、嫌い、嫌いー! 出てけっ、出てけー!」
「なんて酷い事を。これはもうお仕置きするしかないなぁ」



「きゃぁっ! 私のドロワーズ、返してーっ!」
「ふーん、この下履きドロワーズって言うのか。どれどれ……ふんふんふんっ」
「やぁっ、何においなんて嗅いでるのよー!」
 男はフランドールからドロワーズを剥ぎ取ると、その内側の股間部分に鼻を当てて臭いを嗅ぐ。
「んほっ、おぉぉ……素晴らしい。少女臭に混じるこの刺激的な香り――フランちゃんのおしっこだぁ!」
「やーだぁあぁぁぁっ! フランお漏らしなんてしてないもんっ! おしっこなんて付いてないもん!」
「いやいやいや、この真ん中の部分少し黄ばんでるよ。間違い無くおしっこだねぇ。お味の方は、と」
「ひっ! そんなの舐めないでっ! やーめーてー!」
 ドロワーズを頭に被った状態で股間部分を口に含んで舐めまくる。
「うぅぅーっ、変態っ! 変態っ、変態ぃいぃぃっ……!」
 自分の下着を目の前でしゃぶられたフランドールは顔を真っ赤にして男を罵る。
 男の方は何を言われようと気にする様子もなく好きなだけ変態行為に勤しむ。
「はぁぁ〜、フランちゃんの股布とっても美味しかったよ。さーてさて、それじゃあそろそろ本命の方に行きますか」
 屈み込んだ男がフランドールの股間に顔を近づける。
「これがフランちゃんの……なんて美しいんだ!」
「う〜、見るなぁーっ!」
 一本の陰毛さえ生えていないふっくらとした無毛の丘に一本の亀裂が走っている。片足を持ち上げられて広げられているというのに、その割れ目は開く事なくスジ状態を保っている。
 至近距離から舐めるような視線をその少女の部分に浴びせ掛ける。
 着替えはメイド妖精達に手伝われている為、裸を見られる事には大きな抵抗は無い。だが、これ程の熱い視線を向けられれば話は別だ。少女の羞恥心が強く反応して顔を熱くさせる。
「やだぁっ……そんなに、見ないでよぅっ……!」
「恥ずかしがってるフランちゃんも可愛いなぁ。それじゃあもっと恥ずかしい所を見せて貰っちゃおう」
 そんな少女の様子は男を益々興奮させる。



 くぱぁ……
「んぅっ……!? うぁっ、んっ……なっ、何……!?」
 陰裂を割り拡げられ、薄桃色の淫肉が露わになる。少女のその部分はまだ皺も少ない簡易な造りになっているが、それに男は瑞々しさを感じて興奮している。
 両目を見開いたまま、瞬きするするのも惜しいとばかりに凝視している。
「おぉっ、おぉぉぉぉ〜! なんて……なんて可憐な。里の女共とは色も形も段違いだぜ」
「何でそんな所ばっかり……うぅぅ〜、おしっこするとこなんて見ないでよー!」
 フランドールは顔を赤くして男に抗議するが、それ程大きな羞恥心を感じている様子ではない。単にドロワーズの中を覗かれている事が恥ずかしいという程度だろう。
 長い間地下に幽閉されていた彼女には性知識というものが無いのだ。
「おやぁ? フランちゃんはここがどういう所か知らないのかな?」
「しっ、知ってるよそれくらい! おしっこが出る所だもん!」
「それだけじゃあないんだけど……ま、それはまた今度教えてあげようね」
「??」
 男の言葉の意味が分からないフランドールは不思議そうに彼の顔を見つめる。
 いやらしい笑みでそれに応えると、男は微肉の端をテープで留めて開いたまま固定する。
「今日はフランちゃんの言う通り、おしっこする所として責めてあげようねぇ」
 陰裂下部にある処女膜に守られた孔を名残惜しそうに見つめた後、男はその少し上にある小さな孔へと狙いを定める。
 そして口を開いてゆっくりと顔を近づける。



 ニュチッ……ヌルル
「ふわぁっ……!? えっ、なっ、あっ……何してるの!?」
 細く窄められた舌先がひっそりと閉じられている尿道孔を舐め上げた。
 そのまま器用に舌先を操って、ほじるように尿道孔を責め立てる。
「やだやだやだっ! そんな所舐めちゃダメーっ!」
 思いも寄らない場所を舐められたフランドールは喚きながら拒絶するが、がんじがらめに拘束された身体では腰を引くことさえ出来ず、男の舌から逃れる事は出来ない。
 男の方も彼女の抗議を聞く気は全く無いようで、舌に唾液を絡めながら一心不乱に舐め続ける。
「やめてっ! やめてってばぁっ! う〜! 離れなさいよぉっ!」
 大きな声で喚き続けるフランドールを無視しているのか、声が耳に届かない程に集中しているのか。男は顔を上げることなく、ただただひたすらに尿道孔を舐める。
「うっ、う〜……うぅぅっ、んっ、あっ……嫌ぁっ、あっ、あぁっ……んっ、くっ……うぅうぅぅぅぅ〜っ!」
 次第に少女の声が小さくなり、口をギュッと結んで呻き声を上げ始める。腰は何かに耐えるようにフルフルと震えている。
「やめっ……あぐっ、うっ……うぅぅぅぅ……ダメっ、そんな、あぅぅっ……んっ、くぅうぅぅっ……!」
 頬の赤みが増し、嫌々と首を振る。彼女の様子に気付いた男がニヤリと笑い、更に執拗に責め立てる。
「あっ、やっ、あぁっ……ひっ、出ちゃう……! やっ、やだっ、ダメっ、出ちゃう、出ちゃうぅっ……!」
 男は舌先に圧力を感じ、舌を引っ込めて顔を仰け反らせる。



 プッシャァアァァァァァァァッ!
「あぁあぁぁっ……! ひっ、うっ、んっ、んんんんっ……! う、あ……あっ、でちゃった……あぁあぁぁぁぁっ……!」
 男の顔が離れると同時に尿道孔が膨らみ、開いたその孔から琥珀色の水流を溢れさせた。
 尿道孔を刺激され続けたフランドールは耐え切れずにおしっこを漏らしてしまったのだ。
「おぉぉ〜、吸血鬼も人間と同じようにおしっこするんだねぇ」
「やっ、やだやだやだぁっ……! 見ないでっ、見ないでよぅっ……!」
 単におしっこを漏らしてしまっただけでなく、その姿を見られている事で恥ずかしさが増したのだろう。彼女は顔を真っ赤にして羞恥に身を震わせている。
 その様から目を逸らすことなく、男はより恥ずかしがるように間近で少女の放尿を観察する。
「すごいねぇ、いっぱい出てるねぇ。さっきまで閉じてたのにおしっこの穴、まん丸に開いてるよ」
「うっ、うぅうぅぅっ……見ないでよぉ……! ひっく、うぇっ……うぇえぇぇぇんっ……!」
 羞恥が限界を超えたのか、フランドールは声を上げて泣き出してしまった。
 そんな彼女の様子にも動じる事無く、男は昂奮した表情で彼女を見下ろしている。
 いつの間にか彼の下半身は裸になっていて、剥き出しになった肉茎は隆々と起き上がっていた。
 それを右手で掴むと激しく擦り上げる。
「嫌いっ、嫌いぃ……! うぅっ、ひっくっ……お前なんか大嫌いっ! ひぅっ、うっ、あっち行っちゃえ〜!」
 泣き喚いて拒絶してくる少女に構うこと無く自らを慰め続けていた男は不意に片膝を付いて彼女の前に屈む。
「やっ、何……それっ、変なの近づけないでよぅっ……あっち行って! 行ってってばぁ!」
「あぁ、イくよ。イくからねフランちゃん!」



 ブビュッ、ビュッ、ビュブブッ……ブビュルルルルッ……!
「きゃぁあぁっ……!? なっ、何これっ……!? うっ、うぇえぇぇっ……臭いっ、臭いぃいぃぃっ……!」
 肉茎から噴き出した精液がフランドールの顔や頭へと振り掛けられる。
 少女の端正な顔が白濁の汚液に穢され、その強烈な臭いに表情はしかめられる。
「うぅうぅぅ……顔もベトベトするよぅ……」
 拘束された手では払い除ける事も拭う事も出来ず、垂れて伸びる精液の感触に耐える事しか出来ない。
 そんな少女とは逆に、男は穢された彼女の顔を見下ろして満足そうな表情を浮かべている。
「さぁてさて。もっともっと恥ずかしい事をしてあげようねぇ」
 楽しそうに笑うと再び男は少女の股間へと顔を近づけ舌を伸ばす。
「ひうぁっ!? やっ、そこっ、おしりっ……そんな汚い所舐めちゃダメぇっ……!」
 広げられたままの陰裂の下、ヒクヒクと震えるお尻の蕾を舐め上げる。
「ふひひひひっ、汚くなんてないよ。フランちゃんのお尻とっても綺麗で美味しいよ〜」
 舌先を窄めて蕾の皺を一本一本舐め回し、じっくりねっぷりと粘着質に解していく。
「あぅっ、うっ……うぁあっ! やっ、やぁっ、やめてぇ……おしり、嫌ぁあぁぁ……!」
 嫌がる少女の声を更なる活力に変え、男は飽きることなく舐め続ける。
 硬く閉じられていたその穴が徐々に解れてくる。
 頃合いを見計らって男は吸い付くように唇を付け、尖らせた舌先を穴の中へと潜り込ませる。
「ひぅうぅぅっ!? うぁっ、あぁぁっ、何か、入って……ひっ、いぁあぁぁぁっ……!」
 少女の腰がビクンと跳ねる。両手でしっかりと尻たぶを押さえ付けて更に奥へと舌先をねじ込んでいく。
 侵入を拒むように肛孔はギュッと強く締め付けられる。男は舌に引き千切られそうな感覚を味わいながらも、負けじと舌に力を込める。
「うぅっ、うっ……うぅうぅぅ……おしりがぁ……あぁぁ……うぅっ、うぁあぁぁ……」
 男の責めに根負けしたように強烈過ぎる締め付けが若干弛む。それを好機と見た男は一気に奥まで舌を挿入し、縦横無尽に舌を蠢かせて肛内を舐め回す。
「ひぁあぁぁぁっ、あぁっ、あっ……やっ、おひりっ、ひっ……おひりぃいぃぃっ……!」
 舐め続ける舌先が不意に腸液の味とは違う苦みを感じる。
「おやぁ? 舌先に何か感じたよ? 何かなぁ? ちょっと苦かった」
「ひゃぅっ!? それっ、やっ、やぁあぁぁぁっ……それはっ、駄目ぇぇっ……!」
 舌を引き抜いて揶揄すると、フランドールもすぐに何の事だか気付いて焦る。
 肛内を激しく刺激された事で腸の奥にあった便が降りて来てしまったのだ。
「十分解れたみたいだし、もっと奥まで探ってあげようね」



 ヅププッ……!
「んぎぃっ……!? ひっ、いっ、あっ……!? おしりっ、いっ……拡がっ……あぁあぁぁぁぁっ」
 指先を唾液で濡らすと、二本重ねて肛孔に突き立てた。
 その衝撃に少女の腰がビクンビクンと大きく跳ねる。
「お〜、結構簡単に入っちゃったねぇ」
「うぐっ、うっ……あぅうぅぅぅぅ……ふぅっ、んっ、ひっ……いぅうぅぅぅ……」
 舌で慣らしておいたおかげで大きな抵抗も無く、ショックは受けているもののあまり痛みを感じている様子も無い。
 男はそのまま指を奥まで突き立てると、ゆっくりと出し挿れして肛腸に指を慣らして行く。
「うぅあぁぁっ……あぁあぁっ、あっ……はぐぅうぅぅぅ……うぅっ、んっ、ひっ、あぁあぁぁぁぁぁっ……!」
 きつすぎる締め付けも、十分二十分と時間を掛けて解して行く事で徐々に弛み始める。
 ときおり指を広げて腸を拡げてやる。
「ふぁあぁぁっ……!? あぁっ、ひっ、んんんっ……んぁっ、あっ、おしりぃっ……いぅうぅぅぅっ……!」
 少女の声から苦痛の色が消え始めたのを感じた男は徐々に指の動きを速める。
 指先まで引き抜いては根元まで突き入れ、捻りを加えて肛内を掻き回す。
「ひっ、ひぃいぃぃっ……! おひりっ、激しっ……いひぃいぃぃっ……!」
 その内に指先に何かが当たる感触があった。腸を降りて来た便がついに直腸にまで達してしまったのだ。
「おやおや? フランちゃん、指になんか当たってるよ?」
「やっ、やっ、やだぁあぁぁぁぁぁっ……! やめっ、それ、触らないでぇっ……!」
「そんな事言われてもねぇ。おっとぉ? 指が押し出されちゃいそうだ」
「ひぅうぅぅぅっ……!? ダメっ、ダメっ、ダメぇえぇえぇぇぇぇっ……! それ以上、されたらっ、ひっ……出ちゃうぅっ」
「何が出ちゃうのかなぁ? 言ってくれないと分かんないよ」
「やだやだやだやだやだっ……! ダメなのっ、出ちゃうっ、出ちゃうのぉっ……うぅうぅぅっ……うんち、うんちが出ちゃうぅっ……!」
「おっと、そりゃあ大変だ! それじゃあ指を抜いてあげないとねっ!」
 激しく指を前後させた後、最後に指先を鉤状に曲げて肛孔を引っ掻くようにして指を引き抜いた。
「ふひぃっ……!?」



 ムリュッ、ブリュリュッ、ムリュッ……
「うぇあっ……あっ? あぁあぁぁっ……やだぁっ、やだやだっ、ダメぇっ、出ちゃって……出ちゃってるぅ……!」
 自分の身に何が起きたのか分からず一瞬呆然としたフランドールは、次の瞬間に自分がしてしまっている事実に気付いて大声を上げる。
 指を引き抜かれて開いた肛孔からは健康的な茶色をした便がひり出されていた。
「フランちゃんがうんちしてる! 部屋の中で大股開きでうんち漏らしてる〜!」
 男は排泄姿を晒す少女を見下ろして、満面の笑顔で彼女を嘲る。
「うぅあぁあぁぁぁぁっ、見ないでっ、見ないでぇっ……! やぅうぅぅ、止まらなっ、いぃぃ……うぅぅ、止まってよぉっ」
 一度ひり出され始めた便を途中で止める事は難しい。舌や指で散々に嬲られた後では尚更だろう。
「うぇっ、うぇえぇぇんっ……! もうやだっ、やだぁあぁぁ〜っ!」
 少女は羞恥に泣き喚くものの、動かない体ではどうする事も出来ずただただ排泄を続けるのみだ。頭に振り掛けられた精液はベットリと染みつき、排泄され始めた便の臭いと混じって強烈な異臭を放っている。
 愛らしい少女の無力で無残な姿を見下ろす男の肉茎は先程よりも更に硬く勃起している。少女を見つめる男の瞳には狂気に近い昂奮が籠もっている。
 男は少女の後ろに回って覆い被さると、そのまま勃起した肉茎を排泄し続ける肛孔へと突き立てた。



 グブプッ、ブニュリュリュリュッ……!
「んぎぃいぃぃぃっ……!? ひっ、いっ……あっ……? あぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!」
 排泄中で開いていた穴にそのままねじ込まれた肉茎は、便を押し潰して肛内へと一気に入り込んだ。
 舌や指に比べて遥かに太い肉茎だったが、便を潤滑材として意外にもあっさりと肛孔を貫いた。
「おぉぉ……これがフランちゃんの中かぁ。すごい温かくて気持ち良いよ〜」
 男は初めて味わう少女の肛穴と生温かな便の感触とを味わい恍惚の表情を浮かべる。
「ひぎっ、ひっ、いぎぃっ……いっ!? 何っ、いぁっ、あっ……何がっ……がはぁっ」
 少女はいまだ自分の身に何が起きたのか分かっていないようだ。
「フランちゃんのね、うんちをブリブリひり出してたお尻の穴に僕のおちんちんを突っ込んじゃったんだよ。ふひひひひっ!」
「おしっ、おちんっ……!? ひっ、いっ、いっ、いやぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!」
 男の言葉で現状を認識した少女は大きな悲鳴を上げる。
「嫌っ、嫌っ、嫌ぁっ! やめてっ、そんなの抜いてっ、やだやだやだっ、お尻にそんなの入んないっ、嫌っ、嫌ぁあぁぁぁっ……!」
 彼女の想像を絶する凌辱を受け、拒絶したいのに身体は拘束されていて逃れる事は出来ない。あまりの事態に混乱して喚き続ける。
 そんな少女の様子を楽しみながら、男は思うままに腰を振って彼女の肛内を犯し続ける。
「ひぎっ、いっ、いぁあぁぁぁっ、やっ、やだやだっ、あぁあぁぁっ、おひりがっ、あぁあぁぁっ、あぁっ、あぁあぁぁぁぁっ……!」
 湧き上がる羞恥と痛みに翻弄され、ただただ叫び続けるフランドール。
「いいねぇ、いいねぇ、すごくいいよ! うんちを漏らしながら泣き喚くフランちゃん最高! 超気持ち良い!」
 昂奮した男の腰が徐々に加速して行き、粘ついた水音が部屋中に響き渡り、ひり出される便が周囲に飛び散る。
「やめてっ、やめてっ、やめてぇえぇぇぇっ……! もうやだっ、もうやだっ……もう、どっか行っちゃえぇぇっ!」
「あぁ、イくよっ! イくよ、フランちゃんのお尻の中でイくよぉっ!」



 ブジュビュッビュッ、ビュッ、ビュブブッ、ブビュルビュリュッ!
「はがぁあぁぁぁっ……!? あぁっ、あっ、あぁあぁぁっ……!? おひっ、りぃっ……あぢゅっ、ひぃあぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁっ……!」
 突き込んだ肉茎の先端がS状結腸に食い込み、熱く濃い白濁液を噴出した。
 射出された精液は腸壁に叩き付けられ、その熱でフランドールを強く刺激する。彼女の腰がビクンビクンと大きく跳ね上がった。
「フランちゃんのお腹の中に出てるよ。僕の子種がいっぱいフランちゃんの中に注ぎ込まれてるんだよ」
「あっ、あぁぁ……嫌ぁあぁぁぁ……。あぐっ、うっ、うぁぁっ……おひりの中、うぅうぅぅ……気持ち悪いよぉ……」
 肉茎を突き入れたまま、男は恍惚の表情で射精し続ける。それに対して突き入れられているフランドールは顔をしかめて絶望的な声を漏らしている。
 全ての精液を注ぎ込み終えると、男はまだ勃起したままの肉茎をゆっくりと引き抜く。
「うぁっ、あっ……あぁあぁぁ……!」



 ブリュンッ! ブッ、ブプッ、ブリュリュッ……ムリムリムリムリムリ……!
「ふぎゅぅうぅぅっ……!? おひっ、おひりぃっ……ひぅうあぁっ……おひりしまらにゃぃいぃ……!」
 肉茎が抜き取られると、栓が抜けたように便が排泄され始めた。
 最初にひり出された物と比べると明らかに太い。野太い男の肉茎に嬲られた事で一時的に腸肛が弛んでしまっているのだろう。
「うっはぁ! フランちゃんまたうんち漏らしちゃってるよぉ? すんごいぶっというんち。見てごらんよ、フランちゃんの腕ぐらいありそうだよ!」
「うぇえっ……? ひっ!? 嫌っ、嫌ぁあぁぁぁぁっ……! 私のおひり壊れちゃったよぉっ……ひくっ、うっ……うぇっ、うぇえぇぇぇぇんっ!」
 見たことも無い程に太い便を自分がひり出しているのを見て、ショックを受けたフランドールは声を上げて泣き始めた。
「大丈夫だよフランちゃん。壊れちゃったお尻には僕が栓をしてうんちが漏れないようにしてあげるからね! ふひはははははっ」
「嫌ぁあぁぁっ! もう嫌っ、こんなの嫌っ! お前なんて出てけっ! この変態〜っ!」
「そうさ変態だよ。お尻におちんちん突っ込まれてうんちもらしてるフランちゃんの姿も十分変態的だけどねぇ。ふひひははふふっ!」
「うー、うー! うわぁあぁぁぁんっ! お姉様っ、お姉様助けてよぉ〜っ! うぁあぁぁんっ」
 泣き喚く少女を見下ろしながら、男はこれからの調教に思いを馳せるのだった。いつかお兄さまと呼ばせてやると心に誓いながら。


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