もう一人の柚莉亞は甘えんぼ?!

体験版 第2話

ガチャッ。
「もう大丈夫よ、柚莉亞ちゃん。誰にも見つからずに済んで、良かったわね?」

柚莉亞が新しい学校を舞台にしながら、不意にオシッコをお漏らしした後で、
叔母の凌子は真っ先に柚莉亞を引き連れながら、下半身が未だにオシッコまみれな状況も構わず、
まるで柚莉亞の身体を隠すように、自分の車へと乗せていくと、
恥ずかしい行為をしでかした舞台を立ち去る事にしました。

未だに柚莉亞は項垂れながら、オシッコまみれの下半身を抱え続けていて、
今でも動揺した様子を見せながら、車内でも落ち着きの無い様子を露わにするばかりですが、
凌子は車内のシートがオシッコで濡れるのも構わずに、柚莉亞の様子を間近で確かめつつ、
すぐに自分が運営する診療所へと、あっと言う間に柚莉亞を連れて行きます。

未だに下半身オシッコまみれの下半身を抱えながら、
ずっと不安げに震え上がっている柚莉亞の様子を確かめつつ、
車のドアを開けて凌子が手を引く形で、柚莉亞を自ら運営する診療所へと向かわせていきます。

「ほら、早くお家の中に入っちゃいなさい?
柚莉亞ちゃんもオシッコまみれの格好、誰にも見られたくないでしょう?」

柚莉亞がずっと腰掛けていたシートは、すっかりお漏らししたオシッコまみれになっていて、
恥ずかしい染みがスカートからダッフルコートまで、広範囲に拡がっている状況だったのですが、
それでも凌子は構わずに柚莉亞の背中を押しながら、診療所のドアまで歩かせていきます。

凌子が車を運転する間も、ずっと視線を泳がせながら、
肌を震わせ続ける柚莉亞の様子が、ずっと不安で堪らなかった為に、
すぐにでも柚莉亞を介抱してあげようと凌子は思い込んでいたのです。

「あ、あうぅっ……やぁんっ。」
フルフルフルッ……

しかし当の柚莉亞は、診療所のドアの前で立ち尽くしながら、ずっと震え上がったまま、
自分の脚では少しも診療所の中に入ろうとせずに、ずっと不安げな表情を浮かべるばかりです。

オシッコの滴を浮かばせ続ける脚を震わせながら、
未だに派手なお漏らし姿を晒し続けている柚莉亞は、
自らしでかした失禁行為を取り繕うどころか、ますます気持ちを取り乱す事しか出来ません。

「柚莉亞ちゃん。早くこっちに来なさい?新しい学校で合格発表なんてイベントもあったし、
緊張し過ぎちゃったかもしれないわね。オシッコで濡れている部分を綺麗に拭いてあげるから……」

それでも叔母の凌子は先にドアを開けながら、未だにドアの前で佇みながら、
ずっと不安げな表情を浮かべる柚莉亞を、部屋の中へと招き入れようと試みていきます。

診療所の中にはベッドやシャワー室など、一通りの施設が用意されていた為に、
粗相をしでかした柚莉亞を介抱してあげるには、正に打ってつけの場所だったのです。

「や、やあぁんっ!」
フルフルフルッ。

凌子が柚莉亞の手を掴みながら、部屋の中へと連れて行こうとすると、
不意に柚莉亞が悲鳴を上げながら、すぐに凌子から差し出された手を振り払ってしまいます。

柚莉亞の下半身は未だにオシッコで濡れ続けていたのですが、
自らしでかしたお漏らし行為を前にして、恥じらいの気持ちを抱えていると言うよりは、
まるで部屋の中に入る行為そのものを、ずっと拒んでいるような素振りを露わにするばかりです。

「もうっ、急にどうしちゃったのよ。柚莉亞ちゃんってば……」

なかなか診療所の中に入りたがらない様子の柚莉亞に、思わず凌子も困り始めてしまい、
さらに手首を引っ張るような形で、診療所の中まで歩ませようと試みていきます。

柚莉亞の様子がおかしくなってしまったのは、すでに凌子も知り尽くしていたのですが、
そんな姪の柚莉亞が見せ続ける様子を、どうしても放っておけなかった為に、
何としても自分の手で介抱をさせてあげる必要がある筈だと、凌子は考えていたのです。

「い、イヤぁっ……こっちに来ちゃ、ダメぇっ!……」

しかし柚莉亞は、凌子が手を引っ張ろうとする程、
さらに嫌がる素振りを露わにしながら、なかなか診療所の中に入ろうとしません。

折角叔母の凌子が柚莉亞を介抱しようとしているにも関わらず、
柚莉亞は身をこわばらせながら、頑なに診療所の中に入るのを拒むばかりです。

「柚莉亞ちゃんってば……新しい学校で急にオシッコをお漏らししたと思えば、
今度はそんなワガママなんて言い出しちゃって。一体何があったのよ?」

なかなか自分の言う事を聞いてくれない柚莉亞の様子に、凌子も思わず戸惑い続けながら、
一体今の柚莉亞がどんな心境を抱えてしまったのか、少しずつ探り出す事にしました。

いくら姪の柚莉亞が多感な年頃だったとしても、今まで新しい学校を舞台に繰り広げた行為……
急に悲鳴を上げ始めたかと思えば、情緒不安定な様子を露わにしたり、
果てはオシッコをお漏らししてしまう行為など、明らかに異常な行動に違いなかったのです。

「……それに、おばちゃんは一体誰なの?どうしてユリアにこんな事なんて、するの?」

さらに柚莉亞は凌子に対して、とんでもない一言を口にし始めてきた為に、
思わず凌子も柚莉亞の発言に目を見開きながら、驚きの表情を向けてしまいます。

なんと柚莉亞は何度も顔を合わせては、
時には母親代わりにお世話を続けている筈の叔母の凌子に対して、
まるで初対面であるかのような素振りまで見せてきたのです。

「そ、そんな……もしかして柚莉亞ちゃん、私の事を忘れちゃったとでも、言うつもりなの?
お願いだから柚莉亞ちゃん、しっかりしてよぉ。」

目の前にいる柚莉亞がまさか、叔母である自分の存在まで、
頭の中から忘れ去ってしまう程に、強烈なショックを受けてしまったのか……
間近で未だに怯えたような表情を見せる柚莉亞の様子や、
先程口からこぼした言葉の内容に、叔母の凌子はますます困り果てるばかりです。

確かに新しい学校への入学は、年頃の女の子である柚莉亞にとって、
ある種のプレッシャーを感じずにはいられない状況だとしても、
寄りにも寄って自分の存在を理解出来なくなってしまう程、
姪の柚莉亞がおかしな様子を見せてしまったとは、今の凌子でもさすがに考えも及びません。

それでも凌子は何度も声を掛け続けながら、懸命に柚莉亞の気持ちを取り戻そうとするのですが、
目の前で立ち尽くしている柚莉亞は、さらにおかしな行動を取り始めてしまいます……

「ん、んむぅっ……」
フルフルフルッ……

柚莉亞は凌子から投げかけられる言葉を耳に受けながら、肌をずっと振るわせ続けながら、
自分からは少しも返事を返す事すら出来ずに、さらには自分の指まで咥え始めながら、
まだ初対面だと思い込んでいた凌子の姿を前に、ただ怯えた様子を見せてしまうばかりです。

さらに柚莉亞は自分の指を咥え出したり、まるで誰かに追い縋りたいような、
視線が泳いでいる様子までも、凌子の前で露わにし始めていきます。

(今の柚莉亞ちゃんの様子、明らかに普通じゃないわね。
私の事も忘れてるみたいだし、これじゃあまるで……)

少しも年頃の女の子らしい素振りを見せられないどころか、
自分の指を咥え始めると言う素振りまでみせて、まるで誰かに甘えたい気持ちを現すかのような、
小さな子供の頃に戻ったかのように、まるで幼げな仕草まで露わにしてしまう柚莉亞の姿に、
叔母の凌子は戸惑い続ける最中で、ある事実に少しずつ気づき始めます。

目の前にいる柚莉亞は思春期を迎えた年頃の女の子などでは無く、
さらに幼い年齢にまで、柚莉亞の精神が陥っているかもしれない……
そんな予感を凌子は感じ取りながら、さらに柚莉亞の様子を確かめていきます。

「あうぅっ……ママぁっ、一体どこにいるのぉ……?早く私をママに、会わせてよぉっ。」
モジモジモジッ……

柚莉亞は叔母の凌子が見守っている最中で、
ついには母親を探し求め始める仕草も見せ始めてきたのです。

未だに柚莉亞の下半身は、お漏らししたオシッコで濡れ続けていたのですが、
自らの痴態を取り繕う事よりも今は、自分の母親が恋しくて堪らない様子まで露わにしてきた為に、
ますます凌子は柚莉亞の姿に、ある種の異常さを思い知らされてしまいます。

(今度はママが恋しくなっちゃうなんて。やっぱり、
今の柚莉亞ちゃんは年頃の女の子なんかじゃ無くって……)

確かに姪の柚莉亞は、何かと忙しい母親と離れ離れになる事が多い為に、
今のように淋しい思いをしてきたかもしれない……そんな柚莉亞の想いに触れながら、
さらに凌子は柚莉亞の様子をじっくりと確かめていきます。

少しホームシックにも似たような症状を引き起こしているとは言え、
柚莉亞の振舞う仕草は、明らかに年頃の女の子らしくなく、
もっと幼げな存在であるかのような錯覚にも陥ってしまいます。

どうすれば今の状況に陥っている姪の柚莉亞を、自分の手で救い出してあげられるのか……
叔母の凌子は色々と考えを巡らせた結果、ある方法を用いる決心を固めていきます。

……

スリスリッ。
「きゃうぅんっ……く、くすぐったいよぉっ。おばちゃんってばぁ……」

凌子は何度も柚莉亞をなだめながら、少しずつ柚莉亞と気持ちを打ち解けていくと、
やっとの事で柚莉亞が自分の姿になついてくれて、
診療所に設置されているシャワー室まで、柚莉亞を向かわせる事が出来ました。

オシッコまみれになっている衣服や下着を脱がせてあげて、
シャワーの水流で下半身を流してあげる間も、
柚莉亞はあどけない笑顔を向けながら自分の身を任せて、
凌子の手で身体を洗い流してもらうばかりです。

「ちょっとだけ大人しくしててね、柚莉亞ちゃん。
ほら、オシッコであんなに濡れてた柚莉亞ちゃんのカラダ、だいぶキレイになったわね?」

凌子は姪の柚莉亞に対して、年頃の女の子に対してでは無く、
小さな女の子をあやすような言葉遣いを用いながら接してあげる事で、
やっと柚莉亞が心を開いてくれたので、思わず凌子もほっと胸を撫で下ろします。

意外にも今の柚莉亞は素直に言う事を聞いてくれた為に、
さらに凌子は柚莉亞をあやすようにしながら、今までオシッコまみれのままで長時間、
放っておかれた柚莉亞の身体を、自分の手で丁寧に洗い流し続けます。

「……うんっ!おかげでスッキリした。凌子おばちゃん、ありがとう。」

何度もシャワーヘッドを向けながら、タオルで肌を丹念に拭ってあげると、
柚莉亞も余程気持ち良かったのか、初めて出会った筈の凌子の前で、
嬉しそうな笑みを浮かべながら、嬉しそうにお礼まで告げていきます。

その際にも柚莉亞は満面の笑みを浮かべながら、
まるで無邪気な子供のような素振りを見せるばかりです。

「ふふっ、柚莉亞ちゃんったら。やっと私に対して素直になってくれたんだから……」

凌子は柚莉亞の様子を間近で確かめながら、
さらに柚莉亞の為に着替えを用意してあげて、柚莉亞に着せてあげるのですが、
その際も柚莉亞は自らの裸体をさらけだしながら、凌子の前で恥じらう素振りすら見せずに、
さらに凌子からの施しを受け続けようと、すっかり自分の身を任せてしまいます。

本来なら年頃の女の子として、自らの裸体を確かめられるのを、
僅かばかりでも恥じらってしまうのが普通だったのですが、
目の前にいる柚莉亞は少しも自分を取り繕う事すらせずに、
叔母の凌子に着替えさせてもらえる行為が、
とても嬉しくてたまらないような素振りまで見せてくるので、
凌子は引き続き小さい頃の柚莉亞をあやすように、ずっと傍で見守り続けます。

(ホントはこれでもまだ若いんだから『おばちゃん』は止めて欲しかったんだけど……
それでも私にやっとなついてくれたのね?柚莉亞ちゃんは。)

凌子は今の柚莉亞に接し続けながら、まだ二十代である自分を『おばちゃん』と表現しながら、
ためらいも無く告げてしまう柚莉亞の様子に、少しだけ困惑の気持ちを抱えてしまいます。

それでも凌子は小さな頃の柚莉亞をあやすような言葉を掛けながら、
幾度も柚莉亞に接してあげる事で、段々と柚莉亞が凌子に対して心を開いていくのを、
少しこそばゆい気持ちにさせられながらも、嬉しく感じていたのは間違い無かったのです。

目の前にいる柚莉亞は俗に言う『幼児退行』を引き起こしている状態だったのですが、
年頃の女の子としての意識を捨て去り、自分の前で甘え続ける姪の柚莉亞が、
普段から目にしている柚莉亞の様子よりも、とても可愛げに思えてきたのです。

「それじゃあ、柚莉亞ちゃん。カラダもキレイになったら絵本を読んであげるからね?」

柚莉亞に部屋着を着せてあげた後で、やっと柚莉亞の気持ちも落ち着いてくれたところで、
凌子はさらに柚莉亞の症状を確かめる為に、別の部屋へと柚莉亞を誘い始める事にしました。

凌子が営んでいる心療内科では、今の柚莉亞が陥ってしまった時と同じく、
幼児退行を抱えている患者も受け入れて、治療を施してあげる必要もある事から、
小さな子供をあやす為の部屋や設備も、色々と用意されていたのです。

「うんっ!凌子おばちゃんが読んでくれるんだよね?とっても楽しみっ。」

柚莉亞は凌子から告げられるまま、これから絵本を読んでもらえると知って、
すぐに嬉しそうな笑みを浮かべながら、凌子の身に着けている白衣にしがみつき始めます。

最初こそは見知らぬ相手だった筈の凌子に、親切にしてもらえたのが余程嬉しかったのか、
柚莉亞は自分から凌子の方に身を寄せていきながら、
小さな子供のような振る舞いを、延々と凌子の前でも続けていきます。

(ふふっ、試験勉強を終えた後で、こんなに絵本を読んでもらうのを楽しみにしちゃうなんて。
本当に柚莉亞ちゃんったら、小さな頃のようね……)

本来なら年頃の女の子である筈の柚莉亞が、
小さな子供の読むような絵本を読んでもらえる行為を、
そこまで嬉しそうに喜ぶ状況を、つい凌子は叔母として気に掛けてしまうのですが、
それでも凌子は姪である柚莉亞の為に、自分なりに介抱を続けます。

目の前にいる柚莉亞は、幼児退行を引き起こしてしまった上に、
さらには自分の存在も忘れてしまった事から、今までの素振りを振り返りながら、
どうやら『別の人格』まで抱え始めてしまったのかもしれない……
そんな懸念まで凌子は薄々感づき始めていました。

それでも凌子は目の前にいる柚莉亞が、まるで小さな子供の頃のように、
自分に対してなつくようになってくれたのが、やはり叔母として嬉しかったのです。

「……そしてお姫様は立派なお城で王子様と、いつまでも楽しく暮らしましたとさ。」
「とっても面白かったよ。ありがとう、凌子おばちゃん。」

凌子は自分の傍らに柚莉亞を呼び寄せながら、二人で一緒に寄り添う形で、
小さな子供をあやすような方法で、置いてあった絵本をゆっくりと読み上げていくと、
柚莉亞はずっと凌子の言葉に耳を傾けながら、絵本の内容に夢中になっていきます。

本来なら私立の学校に合格出来る程、受験勉強に励んでいた筈の柚莉亞が、
小さな子供の読むような絵本に、ここまで熱心な様子を見せてしまう事など、
年頃の女の子として到底考えられない行為だったのですが、
それでも目の前にいる柚莉亞は現に、小さな子供のような素振りを露わにするばかりです。

「ふふっ、今の柚莉亞ちゃんはとっても可愛いわね?」

凌子は柚莉亞の為に絵本を読んであげた後で、改めて柚莉亞の様子を確かめると、
凌子の隣に座りながら自分の身を寄せてきて、ためらいも無く甘え続ける柚莉亞の姿がありました。

多感な年頃である女の子としての遠慮など、微塵も感じられない柚莉亞の素振りに、
つい叔母の凌子も柚莉亞に対して、可愛いと言う率直な感想を述べてしまいます。

「そうかな〜?えへへ。」

柚莉亞は凌子から絵本を読ませてもらう間も、さらに凌子の気を引こうとして、
何度も脚を投げ出して見せたり、自分から凌子の白衣にしがみついたり、
まるで小さな子供のように感心を見せる様子や言葉遣いを露わにし続けていました。

今も凌子から自分の事を褒めてもらえたのが嬉しかったのか、
柚莉亞は凌子に対する返事の代わりに、あどけない笑みを浮かべて見せます。

(やっぱり、柚莉亞ちゃんは……幼児退行を起こしてしまってるんだわ?
最初は私の姿にも気づいてくれなかったし、
別の人格が柚莉亞ちゃんの中に、きっと芽生えてしまったのね?)

幾度も柚莉亞の素振りを確かめながら、凌子は心療内科の女医としての知識を生かして、
改めて柚莉亞の身に引き起こっている症状を、胸の奥底で噛み締めていきます。

不意にオシッコをお漏らしした様子や、さらには小さな子供のような振る舞いを、
何のためらいも無く続ける様子から、恐らく姪の柚莉亞は『幼児退行』を引き起こしてしまった為に、
今のような子供っぽい振る舞いを続けてしまうのだと、凌子は自分なりに考える事にしました。

さらには目の前にいる柚莉亞が、長年顔を見合わせている自分の存在を忘れてしまった事から、
小さな子供のような『別人格』まで発症してしまったのだと、凌子は確信を固めていきます。

「ほら、絵本ばかり読んでて疲れたでしょう?
ゼリーを持ってきたから一緒に食べようね、柚莉亞ちゃん?」

それでも今の凌子に出来る事は、一人だけで放っておけない柚莉亞を、
ずっと自分が見守り続けながら、気遣う事しか出来なかったので、
今度は幼げな素振りを見せてしまう柚莉亞の為に、おやつを与えてあげる事にしました。

とりあえず柚莉亞本来の人格を取り戻すのは後回しにして、
今は小さな子供をあやす要領で柚莉亞と接しながら、
以降の経過を見守り続ける事に専念しようと、凌子は思い立ったのです。

「うわぁ……ありがとう、凌子おばちゃん。」

柚莉亞はおやつを凌子から与えてもらえると知って、
さらに無邪気な笑顔を向けながら、とても嬉しそうな表情を向けていきます。

まるで小さな子供のような素振りしか見せられない今の柚莉亞は、
少しも凌子に対しての警戒心を抱く事すら無く、それどころか自分に優しくしてくれる凌子に、
自分の手で甘えられる事が、何よりも嬉しくて堪らないと言う気持ちを、
あどけない笑みとともに、叔母の凌子の前で向けるばかりです。

(本来の柚莉亞ちゃんには悪いかもしれないけど……それでも、
こんなに私になついてくる柚莉亞ちゃんも、可愛げがあるかもしれないわね。
きっと柚莉亞ちゃんが小さな頃は、こんな感じだったのかもしれないし……)

見た目こそは年頃の女の子である筈の柚莉亞が、
まるで小さな子供のような振る舞いを、ためらいも無く間近で見せてしまう様子に、
凌子も未だに戸惑いの表情を浮かべていたのですが、
それでも凌子は今の柚莉亞に接するのが、段々と楽しみを覚えてきました。

今の柚莉亞は本来なら思春期を迎えた年頃で、
自分に対して甘える素振りを見せる事など無くなった筈の柚莉亞が、
今こうして自分の元へと寄り添ってくれるのが、凌子は叔母として嬉しかったのです。

まるで小さな子供の頃に戻ったかのような、可愛げな素振りを延々と見せてくる、
とても愛らしい柚莉亞の様子に、自然と凌子も笑みをこぼしながら、
すっかり幼児退行を起こしてしまい、子供っぽい素振りを続けてしまう柚莉亞を、
何度も自分の手であやし続ける行為に、凌子は思わず嬉しい気持ちを寄せていきます。

「ゼリー、美味しかった?」

冷蔵庫に用意してあげたゼリーを柚莉亞に与えてあげると、
すぐに柚莉亞は嬉しそうな笑みとともに、スプーンで何度もゼリーを食べ始めたので、
凌子は柚莉亞が食事を摂る様子を、ずっと凌子は傍で見守り続けていました。

お皿の上に乗っていたゼリーに向かって、ぎゅっと握り締めたスプーンを幾度も差しながら、
そのままゼリーを口元へと運んでいき、自分の口がどんなに汚れても少しも構わない、
まるで小さな子供のような、おぼつかない食事を前にして、
凌子は時折柚莉亞の口元を拭っていきながら、しっかりと傍で様子を確かめ続けます。

「うんっ!ちゃんと全部食べられたよ。とっても美味しかった……はうぅっ。」
フルフルフルッ……

柚莉亞は凌子にずっと見守ってもらいながら、何度もスプーンを口元へと運んでいき、
ゼリーを全て平らげたお皿を見せつけ始めようとしていたのですが、
不意に柚莉亞は小さな声を洩らしながら、途端に身震いを始めていきます。

モジモジと身体を震わせながら、小さな声で何かを訴える様子まで見せて、
まるで何かに耐えられないような素振りを、不意に間近で見せてしまう柚莉亞の姿に、
一体柚莉亞の身に何が引き起こったのかと、思わず凌子も気を掛けてしまいます。

「あら。もしかして柚莉亞ちゃんは、おトイレに行きたいのかしら?」

目の前にいる柚莉亞が肌を震わせている様子から、
もしかして尿意を催し始めているのかと、凌子は不意に柚莉亞の前で尋ね始めます。

用意してあげたゼリーを食べる際にも、柚莉亞はスプーンをしっかりと握り締めながら、
少し不器用にゼリーを平らげていた様子から、もしかしたら今の柚莉亞では、
一人でトイレに向かって用を足す事すら出来ない可能性も考えられたのです。

そこで凌子は柚莉亞を気遣いながら、もしも柚莉亞が尿意を催してしまったのなら、
まるで小さな子供を相手にするかのように、自分の手でトイレまで連れて行ってあげて、
用を足させてあげる必要性があるかもしれないと、何となく感じ取っていました。

「えっ、う、うんっ……くふぅんっ。」

柚莉亞は凌子から尿意を指摘された際も、上手く自分では答える事すら出来ずに、
ひたすら膝を重ね合わせながら、モジモジと身体を揺らし続けるばかりです。

ためらいも無く両手で股間を押さえつけながら、上目遣いで凌子の姿を確かめて、
それでも抱えている尿意が着々と襲い来る最中で、柚莉亞は少しも身動きが取れません。

ショワショワショワッ、ジュクジュクジュクッ……
「あ、あうぅっ……」

柚莉亞が尿意を催してから、少しも自分からトイレに向かう間も無く、
再び股間からオシッコを溢れさせては、オシッコをお漏らししてしまいます。

最初こそは身をこわばらせながら、太股をずっと摺り寄せ続けていきながら、
自分なりの方法で尿意を堪え続けようとしていた柚莉亞ですが、
それでも膀胱がひとりでに緩み始めてしまい、
身体の中に溜まっていたオシッコが、続々と股間から溢れ続けては、
ずっと柚莉亞が身に着けていた部屋着を、お漏らししたオシッコで続々と濡らしてしまいます。

一度でも股間からオシッコを溢れさせてしまうと、柚莉亞自身では少しも止める事が出来ない為か、
続々と身に着けていた部屋着に、股間を中心にオシッコの染みを広げてしまい、
ついには座り込んでいる床の上へと、オシッコの水溜まりを広げるばかりです。

(そんな、もしかして柚莉亞ちゃんったら……
またオシッコをお漏らししちゃったって言うの?今日で二度目だって言うのに。)

目の前にいる柚莉亞が尿意を催した途端に、少しもトイレに向かう余裕すら無く、
すぐにオシッコをお漏らししてしまう状況に、凌子は思わず戸惑いの表情を浮かべてしまいます。

今日で二度目の失禁行為をしでかしてしまう程、柚莉亞はトイレに向かうと言う簡単な事すら、
今では難しくなってしまったのかと、改めて凌子は柚莉亞のしでかした失禁行為に、
思わず柚莉亞の置かれている現状を思い知らされるばかりです。

「もうっ、柚莉亞ちゃんったら……またオシッコをお漏らししちゃったのかしら?」
「ご、ゴメンね……凌子おばちゃん。でもぉ……」

すぐに凌子は柚莉亞の傍に駆け寄りながら、傍にあったタオルを手にして、
股間から溢れ続けるオシッコを、次々に拭い始めていくのですが、
その際にも凌子は柚莉亞に対して、つい叱り付けるような言葉を告げてしまいます。

凌子からお漏らし行為を咎められてしまった柚莉亞は、お漏らししたオシッコによって、
続々と濡れ続ける下半身を抱えながら、段々と申し訳ない気持ちに苛まれてしまいます。

グシュグシュグシュッ……
「どうしよう……オシッコ、全然止まってくれないよぉっ。」

それでも今の柚莉亞にとって、一度身体の外へと出してしまったオシッコを、
なかなか自分の手で止める事が出来ずに、さらに残りのオシッコを溢れさせるばかりです。

慌てた素振りを見せながら、自らのお漏らし行為を申し訳ないと感じつつ、
それでも股間からオシッコを続々と湧き上がらせてしまい、
ますます下半身を恥ずかしい液体で濡らし続けてしまいます。

(まさか、柚莉亞ちゃんったら……単に幼児退行を起こしただけじゃなく、
こんなにヒドいお漏らし癖まで起こしちゃうなんて。)

目の前で自ら失禁行為をしでかして、少しも自分の手で止める事すら出来ない程、
幼げな素振りを続けてしまう柚莉亞の状況を、思わず凌子も思い知らされてしまいます。

どうやら今の柚莉亞は、幼げな素振りを続けてしまうだけでは無く、
身体能力も小さな頃に戻ってしまったらしく、
一度尿意を催してしまったら、少しも自分の手でトイレに向かう事や、
尿意をずっと堪え続ける事すら出来ない事実を、改めて凌子は思い知らされるのです……

スリスリッ。
「ひゃうぅんっ……」

「ちょっとだけ我慢しててね、柚莉亞ちゃん。お股やお尻をキレイにしてあげるからね?」

再び凌子は柚莉亞をシャワー室へと連れ込みながら、
新しいオシッコで濡れてしまった下半身を、再び拭う行為に追われてしまいます。

柚莉亞は凌子の手で下半身を洗い流してもらう間も、少しこそばゆい感触を受けて、
つい小さな悲鳴まで洩らしてしまうのですが、そんな柚莉亞を何度も気遣うようにして、
凌子は柚莉亞の下半身を幾度もキレイにし続けていきます。

(私もさすがに、驚いちゃった……まさか姪の柚莉亞ちゃんが、
別の人格を宿しちゃったかと思えば、私がママの代わりをしてあげないといけないんだものね……)

先程までは姪の柚莉亞が、自分の前で幼げな素振りを見せていき、
まるで可愛い頃の柚莉亞に触れ合えたかのような状況に、
少し嬉しい気持ちまで感じていた凌子ですが、
いざ自分の手で柚莉亞のお世話を続けないといけない限りは、
まともな生活を一人で送る事も難しい事実を、凌子は改めて思い知らされました。

それでも柚莉亞が元の人格に戻るまでは、何度でも柚莉亞を小さな子供として接し続けながら、
自分の手でお世話を続けないといけない覚悟を、凌子は少しずつ固めていくのです……
もう一人の柚莉亞は
甘えんぼ?!・
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