お兄ちゃんがベッドの上で四つん這いになり、お尻を振る。今日までずっと我慢してきたセックスをようやく出来る。童貞を捨てられる。相手は男でお兄ちゃん。でもこれほど美しく官能的な女なんて他にいない。最高の初体験になるだろう。
「あなたにたくさんしゃぶらせて射精して、すごく感じちゃった。もうとろとろなの。すぐに入れていいわよ」
僕はお兄ちゃんに近づきそのお尻をまじまじと見つめる。パンツを脱いで大きなお尻が丸出しだ。女のようにきれいな丸いお尻。僕はそのたっぷりした肉を両手でわしづかみ左右に広げる。
薄いピンクの肛門がひくひくすぼまったりゆるんだりする。僕を誘っている。求めている。淫乱な肉穴が、僕のペニスを欲しがっている。
そこは女みたいに濡れていた。男のお尻は性器だ。男のペニスを入れるのに慣れれば中を保護するために膣と同じように濡れるようになる。
「お、お兄ちゃんの、穴、はあ、いやらしい。ここに、僕のペニス、本当に入るの?」
「全部入っちゃうわよ。私の彼、すごく大きいんだから。あなたのは大丈夫よ。使い込んでいるからかなり激しくしても大丈夫だからね。とろとろに濡れたまだほぐしていないきつきつアヌスに根本まで一気に突っ込んで」
お兄ちゃんはベッドに顔をつけお尻を突き上げ左右に振る。もう待ちきれないようだ。僕も待ちきれない。
お兄ちゃんのお尻を片手でなでながら、もう片方の手でペニスを握る。お兄ちゃんの小さな淫穴に亀頭の先端をあてがう。
「い、入れるよ。お兄ちゃんのいやらしい穴に入れちゃうよ」
「入れて。私が筆下ろししてあげる。すぐに出しちゃっていいからね。うんとこらえて最高の射精をして」
「う、うん!」
もう我慢出来なかった。童貞ならだれでもこんないい女と初体験するのを我慢出来るわけがない。相手が男だなんて関係ない。
ずぶりと差し込む。小さな穴が見る見る広がり大きな亀頭を飲み込んでいく様は圧巻だった。
「す、すごい、本当に入っていく」
「一気に入れて。ぶちこんでえ」
何て淫乱なおねだりだろう。はしたないにもほどがある。美しい顔に似合わずとんでもなくスケベだ。
腰を突き出す。亀頭とカリ首が飲み込まれる。きついのにいくらでも広がりぬるりと入っていく。
「う、うわあ、あああ」
あまりの快感に仰け反る。腰が止まってしまう。気持ちよすぎて射精がこみ上げる。
「止まっちゃ駄目、根本まで押し込んで。こんなところで出しちゃ駄目よ」
「うああ、ああう、でもでもでもでも」
気持ちよすぎて動けない。熱くてすごくやわらかいのにぎゅうぎゅう締め付けてくる。一番敏感なカリ首がこんなに強く締められて、動けないまま射精があふれそうになる。
「もう」
お兄ちゃんがお尻をぐいっと押しつけてくる。僕のペニスがずぶずぶと押し込まれ、根本まで丸飲みされる。
「あっあっうわうわひいいいいい」
僕はあまりにも情けない叫び声を上げる。なんともみっともなくうろたえながら初体験の射精を迎える。
「うううううううううう」
涙が漏れる。気持ちよすぎる。意識が飛びそうだ。脳天に落石が落ちてきたようだ。ぐわんぐわんとめまいがする。目を開けていられない。目を瞑ると余計に快感がはっきりわかり、そのあまりの凄さにおののいた。
びゅぐっびゅぎゅっぎゅぶぶぶじゅびゅびゅびゅ。
とんでもない勢いで激しく射精した。根本までお尻に飲み込まれ、一番奥で精液を噴火する。
「あっあぐっあうんっはうん」
僕は子供が甘えるような情けないうめき声を上げながら射精を繰り返す。
「はあん、んんん、駄目え、あううううう」
お兄ちゃんのお尻にしがみつく。背を丸め快感をこらえる。耐えきれない。凄すぎる。きつすぎる。今までの射精を全て合わせたみたいな果てしなく強烈な衝撃。
これがセックス。男のお尻。膣よりはるかに気持ちいいと言われているのが納得できる。膣を知らないけれど、これがこの世で最高の快感だということがはっきりわかる。
「あ、あふ、あう、ううう」
お兄ちゃんのお尻がぎゅっぎゅと何度も締めてくる。根本をきつく締め付けられると射精が止められそうなくらいだ。その中で射精すると痛い。でも力を緩め再び精液が勢いよく流れるときの快感は倍増し、天国からさらなる高みへいざなわれる。
どぐ、どぐ、どぷ、どびゅ。
永遠に終わらないかと怖くなるほど射精が続く。じらせばじらすほど射精の量は多くなる。でもこれほどまでとは。さんざん限界ぎりぎりまでの寸止めを何度も繰り返し、この世で最高の肉穴で搾り出されたのだ。僕に可能な最大量の射精は今までの何倍もの大量噴火だった。
「う、ふううううう、ううううううう」
長く何度も天国を迎える。まだ若いからいいが、歳を取った老人がもしここまで気持ちいい穴でセックスしたら腹上死してもおかしくない。比喩でなく本当に昇天しそうなほどの衝撃が全身を貫き心臓を襲う。
「はあ、はあ、あ、はあ」
ぜいぜいと息をつきながらお兄ちゃんの背にもたれかかる。ようやく終わった。おそらく二十秒もかかっていない。でも何時間も射精し続けたかと思うほど時間が長く感じられ、何時間も全力で走り続けたみたいに体力を使い果たしていた。
「あああ。すごい。こんなにたくさん私の中に出して。彼氏よりたくさん出てる。こんなの初めて。童貞の初セックスってこんなにたくさん出ちゃうんだあ」
お兄ちゃんがうっとりと甘えた声を出す。中にたくさん出されてとても気持ちがいいらしい。
「はああ。最高。童貞セックス最高だったわあ。入れただけでこんなに、あん、まだ中で出てる気がするううう」
「そ、そんなに、気持ちいいの?」
「気持ちいいわよお。中出し最高。男のペニス最高。あなたもこの気持ちよさを知ったらきっとやみつきになるわあ。女の幸せを感じるの。すごく女になった喜びがあるの。私幸せよ。あなたの初めての相手になれて」
「僕も、お兄ちゃんが初めての相手で、すごく幸せだ」
「そう。うれしい」
お兄ちゃんは身体をひねって僕に唇を突き出す。僕はお兄ちゃんと繋がったままその唇にキスをした。
「少し休みましょう。汗だくね。背中にボタボタ垂れて熱いの。そんなに気持ちよかったんだあ。私のお尻。うふふ。うれしいなあ。彼氏以外の人でもちゃんと気持ちよくしてあげられる。お尻を鍛えていてよかったわあ」
彼氏に鍛えられた。無理矢理犯され肉奴隷にされて。お兄ちゃんをひどい目に遭わせている彼氏が許せない。でもこんな気持ちいい穴で初体験出来たのだ。その点をうっかり感謝してしまいそうになる。
お兄ちゃんはそのままベッドにうつ伏せになる。僕はお兄ちゃんに入れたままその上に被さる。そしてゆっくり身体を動かし繋がったまま二人で横になる。
気持ちよすぎて幸せすぎる。疲れ果て、もう何も考えられない。でも僕のペニスもお兄ちゃんのペニスもまだ硬いままで、さらなる快感を求めていた。このまま終わるわけにはいかない。少し休んだらセックスの続きをしよう。
頭が茹だりすぎて何も考えられない。お兄ちゃんがさっき気になることを言ったような気がする。何だったっけ。気持ちよさを知ったらやみつきになるとか何とか。何の気持ちよさを言ってたっけ。思い出せない……