第 二 章
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「昨日は楽しかったねぇ!」
「由衣……楽しかったのか? 私はあんまり楽しくは……無かったぞ」
「えぇ〜? でも、う〜ん……凛子ちゃんはそうなのかなぁ。まぁ初めてだったもんね! 私も撮影は初めてだし。あ〜、ちゃんと撮れてるかちょっと心配だよ〜」
「撮れてない方がいい……」
「それでは今日一緒に見て確認してみましょう」
「うんうん、そうしようそうしよ〜う!」
「あのなぁ……」
 凛子ちゃんをスパンキングした翌日の休み時間。
 はしゃいだ声で喋りまくる由衣ちゃん。久々に三人一緒に遊べたのがよっぽど嬉しかったのだろう。
 昨日、文字通り痛い目に遭った凛子ちゃんは時折苦い顔をしながら話を聞いている。あれだけの恥辱を与えられたのだから今日ちゃんと学校に来るかも心配だったのに、よく由衣ちゃんの口を塞がずにいられるものだ。さすがの精神力だと言わざるを得ない。
 これは今後の調教も手応えのある楽しいものになるに違いない、などと考えていると――
「あら、何を一緒に見るのかしら?」
「あっ、志帆理ちゃん。聞いて聞いて〜」
 由衣ちゃんの楽しそうな声に誘われたのか、一人の女生徒が私達の所にやって来た。西宮志帆理さんだ。
 長く真っ直ぐな黒髪は凛子ちゃんと同じだけれど、活動的で男の子勝りな彼女と違ってこちらはいつもニコニコな笑顔をした非常にお淑やかな女の子だ。ヘアバンドのように巻いたリボンが可愛らしい。
 クラスの中では比較的良く喋る方なのだけれど、なかなか深く関わる勇気が湧いてこない不思議な雰囲気を持っている。
「あのねあのね、昨日みんなで遊んだんだけどね、私ビデオを撮ったんだよ〜」
「まぁ由衣ちゃんビデオなんて撮れるのね、すごいわ」
「えへへ〜、そうでもないよ〜? うふふふふ〜」
 褒められてすごく嬉しそうだ。頭を撫でて欲しそうにうずうずしているのが傍目からも良く分かる。西宮さんは笑顔のまま自然と手を伸ばして頭を撫でてあげている。
「えへへへへ〜」
「それでどんなビデオを撮ったのかしら?」
「えっとね、それはねぇ〜」
「あー、うん、一緒に遊んでる所だぞ!」
「そうね、仲良く遊んでいる所を撮ったのよ。楽しかったわよね、由衣ちゃん?」
「え? うん、とっても楽しかったよ〜」
 凛子ちゃんと私とですかさずフォローを入れる。浮かれた由衣ちゃんが私達の『特別な』遊びについて喋ってしまわないか戦々恐々だ。
「そうなの、良かったわね由衣ちゃん」
「うんっ」
 今のやり取りで納得してくれたのか、西宮さんはまた由衣ちゃんの頭を撫でながらニコニコしている。どう見てもお姉さんと小さな子だ。この二人が同い年だというのがとても信じられない。
 西宮さんは由衣ちゃんだけでなく他のクラスメイト達にも同じように接して慕われている。クラスのお姉さん的な存在だ。
 普段女子と口喧嘩をしている男子でさえ、彼女の前では顔を赤くしてうつむいてしまう程の包容力を持っている。
 そんな精神年齢の高さが私を警戒させる一因かもしれない。
 クラス内でも最上位の美少女なのだが、どうにも苦手意識を消せなくて近づけないのが口惜しい。
 今も彼女に笑顔を向けられて笑顔で返しているものの、内心では冷や汗を掻いてしまっている。
「それで――」
「あ、先生きたー」
「授業始めるぞ、みんな席に着けー」
「……あら、残念。またお話聞かせてちょうだいね」
「うん、またね〜」
 西宮さんが何か喋り掛けた所で授業開始の鐘が鳴り、先生がやって来た事で彼女も席に戻る。何とか切り抜けられた事に心からホッとするのだった。

 放課後になると、撮ったビデオを一緒に見る為に私の家へ三人で集まった。
 凛子ちゃんは私に足して文句を言ったり嫌そうな顔をしていたけれど、三人で一緒に居れる自体は嬉しいようだ。でなければ昨日あんな目に遭ったばかりで私の部屋に来ようなんておもわないはずだ。
 私の部屋に招き入れると、お菓子とジュースを用意してさっそく昨日撮ったビデオを鑑賞した。
「わぁっ……やっぱり痛そうだよぉ。凛子ちゃん痛くなかった?」
「あんなの大した事……なかったよ」
「本当にそう? やめて下さいって言わなかったかしら」
「いっ、言ってないだろ!」
「そうね、言わなかったわ。その代わりおしっこ漏らしちゃったのよね」
「……っ! うぅぅ……このぉっ」
「どっ、ど〜ど〜凛子ちゃん落ち着いて。遙佳ちゃんもめーっだよ!」
「どーどーって私は牛かっ!」
「うふふっ、ごめんなさい」
「……はぁぁ。ちぇっ、もういいよ」
 一本気で意地っ張りな凛子ちゃんの事はついついからかい過ぎてしまう。間を取り持ってくれる由衣ちゃんの存在は有り難い。いつもぽややんとしているけれど、彼女が一緒にいると何かと安心出来る。
 凛子ちゃんもそんな由衣ちゃんの雰囲気に惹かれて一緒に居るのかもしれない。
「あはっ、凛子ちゃん気持ち良さそうな声出してる〜。ローター気持ち良かったんでしょっ」
「あ、う……そっ、それは……その、そんな事は……」
 由衣ちゃんの言葉に顔を赤くする凛子ちゃん。やっぱり彼女の言葉には反発しづらいのか、私の時と違って反論の言葉も小さい。
「そんな事はあるんでしょう?」
「おっ、お前なぁ……!」
「だってほら見て。クリトリスがこんなに大きくなってるじゃない」
「わ、ほんとだ〜。凛子ちゃんってお豆さん大きいねっ」
「えぅっ……!? な、何を言って……」
「クリトリスってエッチな人ほど大きくなるらしいわよ」
「そんな事ないっ!」
 エッチだと言う言葉は顔を真っ赤にして即座に否定した。
「お豆さんブルブルされて気持ち良かったでしょ?」
「気持ち良くなんて……ないっ!」
 由衣ちゃんの言葉にも強い否定を口にする。よっぽど譲れないポイントらしい。
「それなら試してみましょう。今日は凛子ちゃんのクリトリス責めに決定ね」
「さんせ〜いっ!」
「なっ、何っ……!?」



「あぁぁっ……! これ、こんなにしちゃって……どうしてくれるんだよっ!」
 後ろ手に拘束され中腰になった凛子ちゃん。立ち上がれないように膝部分も拘束されている。
 そして左右に大きく開かれた股間の真ん中部分でレギンスは真っ二つに引き裂かれていた。その事に強く動揺している凛子ちゃん。
 レギンスは活動的な彼女の象徴でもある。それを引き裂かれた事で心細さを感じているのかもしれない。
「だって邪魔だったんだもの」
「お母さんに怒られちゃうだろっ!」
 心配はこれからされる事よりもむしろそこだったか。
「大丈夫よ。この間お漏らししちゃった時に替えのレギンスをあげたでしょう? その時の凛子ちゃんのおしっこまみれのレギンス、ちゃんと洗っておいてあげたんだから。ほら」
 そう言って換えのレギンスを見せてあげる。元々黒くて汚れが目立たない上に、すぐに洗ったから染みの跡も残っていない。
「おしっ……!? うぅぅ……」
「おしっこの匂いもしない事、ちゃ〜んと匂いを嗅いで確認してあげたからね」
「うん、私も確認したよ〜。全然臭わなかった!」
「お前らぁっ……! ……はぁぁ。ったく、もう何なんだよ」
 反応すればするほどからかわれると気付いたのか、怒りを飲み込んで溜息をつく。
「でもこれで安心でしょう? さっそく始めましょう」



 くぱぁっ
「うぁっ……!? あっ、何……何してっ……そんな所ぉっ!」
「何って、今からちゃんと『気持ち良い』って事を教えてあげるんじゃない」
 閉じられていた割れ目を左右に開いてテープで留める。そんな事をされるだなんて想像もしていなかったのか、凛子ちゃんは頓狂な声を上げて戸惑っている。
 今日はクリトリス責めをすると言ったのだし、昨日もここが女の子にとって一番気持ち良い場所だと説明してあげたのだから分かりそうなものだけれど。
 でも話に聞いただけでは実際にされる事にまで想像が行かないのかもしれない。やっぱり実地で教えてあげなくてはね。
「まずは何処が気持ち良くなるのか身体で感じさせてあげるわ」
 言いながら私は開かれた凛子ちゃんの秘処に顔を近づける。
「まずはここ、女の子の一番大切な所。赤ちゃんを作る穴よ」
 膣穴に舌を伸ばして処女膜を舐め上げる。
「ひゃうっ!? ひっ、やっ、やめろよっ……そんなおしっこが出る所、舐めるぁっ!」
 触れた瞬間、凛子ちゃんの腰がビクンと跳ねて舌が処女膜を強くねぶり上げる。幸い傷が付いたりはしなかった。舌で処女喪失なんて事にならなくて良かったね。
 舌を戻して処女の風味を味わってみる。確かにちょっとおしっこの味も混じっているようだ。
「おしっこが出るのはここじゃなくてその上。こっちよ」
 処女穴から舌を抜いて桃色の微肉を這い上がらせ、舌先で尿道口をつつく。
「ひゃっ、あっ、あっ……やめっ、やめぇっ……!」
 軽くつつくとキュッとその穴が縮む。それが楽しくて何度も何度も突いてあげた。
「ここも責め方によっては気持ち良くなれるのよ。ね、由衣ちゃん」
「うん……最初はちょっとだけ恐かったけど、細くて柔らかい棒でコシコシされるとムズムズしておしっこしたくなっちゃうんだけど、でもそれが段々気持ち良くなってくるんだよ」
 ビデオを構えて凛子ちゃんの姿を撮影している由衣ちゃんが、顔を赤らめてうっとりとした表情で語る。尿道責めをされた時を思い出しているのだろう。
「ふふふっ。そして――ここ。ここが女の子が一番気持ち良くなれる所。クリトリスよ」
 尿道口をつつくのをやめ、そのすぐ上にあるクリトリスを包皮ごと舐め上げる。
「ひやぁあぁぁぁんっ……!? あぅっ、うっ……今のは……その……う、うぅぅ〜」
 凛子ちゃんの口から、先程までの驚いたような声とは明らかに違う甘い声が零れた。その事に自分でも気づいてものすごく恥ずかしそうにしている。
「ほら、やっぱり。凛子ちゃんもここが大好きなんじゃない。うふふふふふっ」
 私はきっと今すごくいやらしい笑みを浮かべてるんだろうなと思いながら凛子ちゃんを見上げる。凛子ちゃんの顔が悔しそうに恥ずかしそうに赤くなっているのを見て確信する。
「それじゃあいっぱい気持ち良くしてあげなくちゃね」
 舌先を包皮の舌に潜り込ませて剥き上げ、クリトリスを露出させる。
「ひゃぁあぁっ、あっ、ひっ……んっ、ダメっ……そこ、あっ、あぁっ……ダメぇっ……!」
 舌で直接擦り上げられ、空気に晒された刺激で腰をビクビクと震わせている。想像以上の反応だ。
「見て、由衣ちゃん。やっぱり凛子ちゃんのクリトリス大きいわ」
「ほんとだ〜。お豆さん大っきくて、顔を出したまま戻らないよ」
「あぅっ、うっ……うぅぅ〜」
「んしょっ……と。はわぁ、やっぱり私のよりずっと大きいねぇ」
 由衣ちゃんはパンツを降ろして割れ目を指で開き、自分のクリトリスと見比べている。
 直接触れて快感を引き出してはいないものの、雰囲気で興奮しているらしい由衣ちゃんのクリトリスはいつもの大きさまで膨らんでいる。そんな彼女のクリトリスよりも凛子ちゃんのクリトリスの方が二倍近く大きい。
 普段も興奮したらクリトリスが包皮から剥け出てパンツに擦れてしまうんじゃないかと心配なくらいの大きさだ。
「やっぱり凛子ちゃん、私達よりエッチになる素質があるのかもしれないわね」
「そっ、そんな事……無い」
 さっき断言した時よりも声が小さくなっている。クリトリスを舐められた時の自分の反応を思い出して自身がなくなっているのかもしれない。
「じゃあやっぱり試してみましょうね」



 ギチチッ……
「ひゃぐぅうぅぅぅっ……!? うぁっ、あっ、あぁっ……引っ張られてっ……ひっ、あっ、あぁあぁぁっ……!」
 凛子ちゃんが快楽と苦痛の入り交じった悲鳴を上げる。クリトリスが引っ張られているのだから当然の反応だ。
 クリトリスの根元に紐付きのゴムリングをはめ、紐を天井から吊り下げた滑車に通した。紐の端には重りが付けられていて、ピンと張った紐によってクリトリスが引っ張られている。
 クリトリスの吊り縛りというわけだ。
「ひぃっ、いっ、あっ、あぁあぁぁぁっ、あひっ、んっ、んひぃあぁあぁぁぁぁっ……!」
 高い声を上げながら、首をブンブンと左右に振って悶えている。
 中腰状態の腰と膝はガクガクと震えているが座る事も立ち上がる事も出来ない。
 尻餅をつくようにすれば座る事もできるけれど、そんな事をすればどんな衝撃がクリトリスを襲うのか凛子ちゃんも分かっている事だろう。
「うふふっ、痛いくらいに気持ち良いでしょう? 大好きなクリトリスでいっぱい感じてちょうだいね」
「あぁっ、くっ……これっ、ダメっ……ひっ、あくっ、うっ……はずっ、ひぁっ、あっ、あひぃっ……んぃっ、これっ、外せぇっ……!」
 徐々に引っ張られる痛みが和らいできたのか、声に混じる甘い色が濃くなってきた。
 気持ち良いという感覚が恐いのか、受け入れられないのか必死な声で訴えて来る。
「もう。外せだなんて凛子ちゃんったら言葉遣いが荒いんだから。それを言うなら『外して下さい、お願いします』でしょう?」
「あくぅっ、うっ、うぅっ……いいからっ、外せよぉっ……!」
「……どうやらもっと気持ち良くして欲しいみたいね?」
 私は重りをもう一つ手に取って凛子ちゃんに見せつける。
「あっ……! やっ、やめっ……!」



 ズンッ……ギチッ、ギチチチッ……!
「ふぐぅっ!? うっ、ぐぅうぅうぅうぅぅぅっ……!? ひはっ、あっ、ひっ……んひぃいぃぃぃぃぃぃんっ……!」
 凛子ちゃんの身体が強張り、腰がビクンビクンと大きく震えた。トロリと粘度の高い愛液が膣口から溢れ出してお尻を伝い落ちる。
 彼女は初めての絶頂を迎えてしまったのだ。
 その感覚を堪えようとしたみたいだけれど、すぐに我慢出来なくなって大きく高い声を上げた。
「ひぐっ、んぃっ、ひっ……あぁあぁぁっ、あぁっ、あぁあぁぁぁぁっ……!」
「そんなに気持ち良さそうな声出しちゃって。ふふふっ、イっちゃったのね。どう? 初めての絶頂を味わった気分は」
「ぜっ……んぃっ、ひっ……ちょぉ……? んぅっ、ふっ……うぅうぅっ……んぁっ、あっ、あぁっ……!」
「そう絶頂よ。気持ち良い、の先にある感覚。頭が真っ白になって、お腹の奥が締め付けられるくらいにキュンキュンしちゃったでしょう? イくとも言うのよ」
「うんうんっ。イくのってすっごく気持ち良いよね! 私も大好きだよぉ」
「うふふっ。由衣ちゃんは家で自分でもするくらいイくのにはまっちゃったのよね」
「あぅぅ……だって、気持ち良かったんだもん。身体がふわふわして何処かに飛んで行っちゃいそうで」
「気持ち良いの向こう側に飛んでイっちゃうからイくって言うのかもしれないわね」
「そうなのかぁ。あ、でもやっぱり一人でするより遙佳ちゃんと一緒にする方が全然気持ち良かったよぉ」
「由衣ちゃんの身体、気持ち良くなるようにいっぱい開発してあげたものね」
「はぐっ、くっ、うぅっ……んっ、あぁぁ……はぁっ、はぁっ、はぁっ……あぁぁ……」
 私達が絶頂談義で盛り上がっている内に凛子ちゃんも絶頂の波が過ぎて落ち着いて来たようだ。そろそろ次の責めを初めても良い頃合いかもしれない。
「そうだ、なら今度は凛子ちゃんが気持ち良くなれるように由衣ちゃんが開発してあげたらどうかしら」
「えっ、私が? 出来るかなぁ〜?」
「大丈夫よ。私がちゃんと教えてあげるから」
「なら私頑張るよっ!」
「おっ、お前ら勝手に人のっ……んひっ、いっ……事をっ……あぁっ」
 まだ絶頂の余韻が残っているのか、凄みながらも声が震えている。そんな凛子ちゃんに微笑み掛けた後、私は由衣ちゃんからカメラを受け取って代わりに一本のおもちゃを手渡す。
「ほら由衣ちゃん。凛子ちゃん待ちきれないみたいだからこれで遊んであげて」
「りょーかいで〜すっ!」



 ズグンッ! ズブッ、グブブブブッ……ミチチッ、メリッ!
「ひぎぃっ!? いっ、ひっ、いぃいぃぃっ……んぎぃいぃいぃいぃぃぃぃぃぃぃっ……!」
「うふふふふふっ! またひぎいって言った!」
 凛子ちゃんの口から高く激しい悲鳴が迸った。
 由衣ちゃんは手に持ったアナルバイブを無造作に凛子ちゃんのお尻の穴へ突き挿れたのだ。
「あがっ、ぎっ、ぐぅっ……うぐぐぐっ……ふっ……うぅうぅうぅぅっ……!」
「お尻ってほじられるとすっごく気持ちいいんだよ〜。最初はちょっとだけ痛いかもしれないけど、慣れれば大丈夫っ」
 アナルバイブを握り締めたまま由衣ちゃんはニコニコ顔で凛子ちゃんに語り掛けている。
 それにしてもまさか、いきなりあんな風に突っ込んじゃうなんて。幸い、お尻の穴から出血などはしていないようだ。
 まだ慣しもしていない手付かずの穴だけれど、挿れた物が細かったのとたっぷりとローションを塗り込んでおいたのが幸いしたのだろう。
「ひぐっ、いっ、ぎぅっ……ぐっ、うぅうぅぅっ……!」
 あまりの衝撃に膝が大きく震えている。崩れそうになるのをなんとか堪えているようだ。
「くぁっ、あっ……!? あひっ、ひっ、ひぃあぁあぁぁっ……!? あかっ、くっ……うあぁあぁぁっ……!」
「あはっ。凛子ちゃんもうお尻気持ち良くなったの? きっと私のやり方が良かったんだねっ」
 苦痛の呻きを漏らしていた凛子ちゃんの口から突然高い喘ぎ声が漏れ始めた。それを聞いた由衣ちゃんがドヤ顔で胸を張っている。
 まさかそんな、開発していないお尻にあんなものを突っ込んで気持ち良くなれるはずがない。……と、良く見ると吊り下がった重りが小さく何度も跳ねている。
 膝の震えによって腰が上下して重りが震え、引っ張られたクリトリスが強烈な刺激を凛子ちゃんにもたらしているのだ。
 さっき一度絶頂していた事も大きいのかもしれない。
「うふふ〜。ほらほら、もっと気持ち良くしてあげちゃうぞ〜っ!」
「あぐっ、ひっ、んぃいぃぃっ……! 由衣っ、やめっ、ひっ、ひぁあぁぁっ……!?」
 得意になった由衣ちゃんは握り締めたアナルバイブを前後させ、凛子ちゃんのお尻をほじくり始めた。
 その痛みで凛子ちゃんの腰は更に激しく動き、結果としてクリトリスへの刺激が強くなる。
 確かに由衣ちゃんのおかげで気持ち良くなっていると言えない事もない。
「まぁ、結局気持ちいいなら何でも良いわよね。うふふふふっ」
「ひぃいぃんっ……! んひっ、あっ、あっ、あぁあぁぁっ……! 由衣ぃっ、もっ、やめぇえぇぇっ……!」

 ――それから由衣ちゃんのアナル責めは五分ほど続いた所で止まった。
「う〜、もう手が付かれたよぅ。凛子ちゃん全然イかないんだもんっ」
「うぐっ、くっ……んひっ、あぁあぁぁっ……そんな、事っ……ひぃいっ……言ったってぇっ……!」
 凛子ちゃんよりも先に由衣ちゃんが根を上げてしまったのだ。
 傷こそ付いていないものの、凛子ちゃんはお尻から苦痛しか感じてないはずだ。いくらクリトリスから快感を得てもその苦痛のせいで集中できず、絶頂にまで到達する事が出来ないのだろう。
 ならば私が手伝ってあげましょう。
「由衣ちゃん、お尻の方は動かさずにそのままでいてね」
「? 分かった〜」
「あぅっ、うっ……んひぁっ、あぁっ、あぁぁっ……くっ、ひぃっ……!? はっ、遙佳っ、それ……!?」
 私が手にしている物に見て凛子ちゃんが絶句する。
「快感が足りなかったのよね? うふふっ、一気に絶頂までイかせてあげるわ」
 そう言って私は手にした重りの束を紐に繋いだ。



 ズズンッ! ギチィッ……ギギッ、ギチギチギチッ!
「はがぁあぁあぁぁぁぁぁっ……!? あっ、ひっ……? ひっ、ひぃぎぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃんっ……!!」
 数倍の重りを付けられた凛子ちゃんのクリトリスがグイッと引っ張られて伸びる。取れてしまうのではないかと思うくらいに。
 瞬間的に絶頂した凛子ちゃんが耳をつんざくような高音の悲鳴を上げる。
「やったぁ! 凛子ちゃんようやくイったね!」
「ぎひっ、ひっ、いひぃいぃぃんっ……! んぃっ、ひっ、ひぃあぁあぁあぁぁっ……!」
 ガクンガクンと膝と腰が大きく震えている。倒れてしまわないのが不思議なくらいだ。
「あがっ、かっ、きゅひぃっ……ひっ、あぁあぁぁっ、あひぃいぃぃんっ……!」
「本当に、んっ……すごいイきっぷりねぇ。はぁっ……はぁぁ……」
 見ているこっちまで気持ち良くなってしまうくらいのイきっぷりだ。
 実際に私も絶頂の寸前まで興奮している。あと一押し凛子ちゃんが痴態を見せてくれたらイけるかもしれない。
「ふぅっ、はぁっ……あぁ……これを当てたら、どうなっちゃうの、かしらね?」
 私はスイッチを入れて振動しているピンクローターを凛子ちゃんに見せつける。
「ひぃっ……!? やっ、やめっ……あひっ、いっ、そんなのっ、されたらっ……! あぁあっ、やめろぉっ……!」
「……何度も言ったでしょう? そういう時は何て言えばいいか」
「あぁっ、あっ……やめてぇっ……! ひぁっ、あっ、あぁぁっ……やめて下さいっ、お願いっ、んひっ……しますぅっ……!」
「うふふふっ、よく言えたわね。ご褒美をあげるわ」
 私はローターをクリトリスではなく、重りによってピンと伸びた紐に当てた。



 ヴィィィィィンッ! ギチギチチッ……プリュンッ!
「あがっ、かっ……!? はひっ、いっ……ひぃあぁあぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!!」
 紐を伝った振動がクリトリスを激しく刺激し、ついに堪えきれなくなった凛子ちゃんの膝が崩れ落ちた。
 クリトリスが引っ張られて千切れそうなほどに伸びる。限界を超えた瞬間、はまっていたゴムリングが勢い良く外れて重りに繋がった糸が床へ落ちた。
 プッシャァアァァァァァァァァァッ……!
「ひぎぃいぃぃぃぃぃぃんっ……!? ひぃっ、ひっ、いぃあぁあぁぁぁぁっ……!」
「きゃあっ! あわわっ! 凛子ちゃんっ、おしっこっ、手ぇっ!」
 それが駄目押しとなって最絶頂を迎えた凛子ちゃんはおしっこまで漏らしてしまった。
 そのおしっこはすぐ下に伸びていた由衣ちゃんの手に降り掛かる。由衣ちゃんはあわあわ言いながらもバイブから手を放さずにおしっこを受け続けている。
「あぁっ、バイブ! バイブ抜けばっ!」
 手を放せば済む話なのに、気が動転している由衣ちゃんはそれに気付かない。アナルバイブを強く握り締めたまま強く引き抜いた。

 グポポポンッ!
「あぉおっ!? おっ、おぉっ、ほっ、おぉおぉぉぉぉ……おぉぉっ……!?」
 深くまで刺さっていたバイブを一気に引き抜かれた凛子ちゃんは、ガクガクと身体を痙攣させながら低く唸るような声を上げる。
 そのままペタリと尻餅を付いて、壁に背を預けた姿勢のまま失神してしまった。
 溢れ出るおしっこは床の上に水溜まりを作り、開いたお尻がヒクヒクとわななく。
 うんちでも漏らすのではないかと期待したのだけれど。さすが凛子ちゃん、あれだけお尻を無茶責めされたにも関わらず、お尻の穴は程なくしてギュッと閉じられて中身を漏らすことはなかった。
「うふっ、うふふふっ……素敵だったわ凛子ちゃん」
 でも十分な痴態を見せて貰ったわたしは興奮の限界を超え、凛子ちゃんと一緒に絶頂を迎えたのだった。


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