第 一 章
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 焼けるような日差しと茹だるような暑さ。そんなありきたりの表現がこれ以上ない程にマッチした気候だ。
 東南アジアの某国。
 日本から遠く離れたこの地へ私は一人でやって来ていた。
 以前から年に数度は訪れている為、飽きるほどに行った有名所の観光地はガイドが出来るくらいになっていた。多少カタコトではあるものの、意思疎通に問題無い程度の現地語も話せる。
 今はあまり外国人が訪れる事がないような小さな村々で人々の生活を見て回っていた。
 山間にあるこの辺りは乾期になれば多少気温が下がるものの、真夏の今は酷暑と言って差し支えない暑さだった。
 汗だくになりながら到着した村を散策する。観光客など来る事は無いのだろう、出会う村人達はみんな物珍しげに私の事を見てくる。
 現地語で挨拶をしてみるとにこやかな笑顔で挨拶を返してくれた。外から来る者は敬遠されるのではないかと心配していたが、それは杞憂だったようだ。
 逆に興味津々でみんな近寄ってきては何処から来たのか、何しに来たのかと話し掛けられ、茶でも飲んでいけと誘われる程の歓迎ムードだ。
 私も友好的な態度で村人達と接して仲良くなって行った。
「ほわ〜、ニッポンからきたの? そことおい?」
「そうだなぁ、飛行機で十時間くらい掛かったかな」
「ヒコーキ! すっごーい! そらとんできたんだー!」
 中でもアリィという元気な女の子は好奇心旺盛で、私の話をオーバーアクション気味に喜んで聞いてくれた。
 こんな山奥で暮らしているのだからきっと飛行機はもちろんのこと、船や車にさえ乗った事が無いのだろう。見上げて来る大きな瞳はキラキラと輝いている。
「へぇえ〜っ! すっごい、すっごーいっ! ねぇねぇねぇっ、もっとおはなししてー!」
 彼女が喜ぶように多少誇張しつつ会話をしているとすぐに仲良くなって私に懐いてくれた。
 元々人懐っこい子なのだろう、私の膝の上に乗って話をせがんでくる。少女の高い体温が伝わって来て、思わず表情が弛む。私が笑顔を向けていると思ったのか、彼女は満面の笑顔で私を見上げて来る。
 太陽をいっぱいに浴びているのであろう髪から良い香りが漂ってきて鼻腔をくすぐる。思いきり息を吸い込みたい衝動を抑え、不自然にならない程度に匂いを吸い込んだ。
 私は周りにも笑顔を振りまきながら、湧き上がってくる劣情を必死に押し殺している。
 アリィの手足も指も短くて身体に凹凸はほとんど無い。胸なんてほとんど平らと言っても良いくらいだ。密着しているのはそんなあまりにも未成熟過ぎる身体なのに、私は興奮して胸を高鳴らせていた。
 私はアリィのような小さな女の子が大好きなのだ。いわゆるロリータコンプレックスと呼ばれる性癖を持っている。
 この国へは観光目的で何度も何度も訪れているわけではない。
 未熟な身体をした女の子達を買いに来ているのだ。買うと言っても人身売買するわけではなく、性的な意味で身体を買う事が目的だ。
 日本では遠くから見つめる事でさえ、誰かに見咎められたら不味い事態になってしまう。しかし、この国では大っぴらにさえしなければお金で少女の身体を自由にして自らの性欲を満たす事が出来てしまう。
 こんな何も無い辺鄙な村までやってきたのも好みの少女を探すためだ。
 私がそんな目的を持った人間だなとは欠片も考えて無い他の村人達は微笑ましそうに私達の様子を見ていたのだった。

 一時間も話をしてアリィとはすっかり仲良しになったのだが、親に呼ばれて家へ帰ってしまった。とても名残惜しそうにしていたので彼女とはまた後で話をするとしよう。
 村を見て回りたいと他の村人達に告げると、案内してくれるという申し出を丁重に断ってその場を去った。
 村の中を散策する振りをしながら、めぼしい少女が居ないかと探し回った。
 いくらも歩かない内に私は広場の一角に奇妙な建物を見つけた。
 木製の柵と簡易な屋根が取り付けられた小屋とも呼べないような代物だ。屋根と柵の間は大きく開いていて簡単に中に入る事が出来そうだった。
 共同の資材置き場か何かだろうと思いながらも、何故か興味を惹かれて中を覗き込んでみる。
 すると中に一人の少女が地べたにうずくまっているのが見えた。
 顔は伏せられているので見えないが、この辺りでは珍しい銀色の髪がをしている。褐色の肌との対比が鮮やかだ。
 しかし手足は細く、肉はほとんど付いていない。良く言えばスレンダーだが、ガリガリという形容詞の方が彼女には似合いそうだ。
 身に付けている物も肌も何日も洗っていないのか薄汚れていて、小屋が発しているのか少女が発しているのか分からないがすえた匂いが鼻を突く。
 良く見ると彼女は粗末な短衣を一枚羽織っているだけで、下には何も穿いていない。足の間から可愛らしいお尻と割れ目の一部がのぞいている。
 アリィも短いワンピースを着ていたがちゃんと下着は穿いていた。
 彼女と小屋からは何とも言えない異様な雰囲気が漂っている。
 ほとんど動かないが、しばらく見つめていると時折僅かに身じろぎする。呼吸も正常だし病気というわけではないようだ。
 近くを通りかかった村人に声を掛け、あの子はどうかしたのかと聞いてみる。先程アリィと話していた時にも居た青年だ。
 しかしさっきまでの明朗な態度はなりを潜め、彼は露骨に話を逸らして足早に去って行ってしまった。
 何人かに話しを聞いてみたが、彼女の事になると皆一様に口を濁して教えてはくれなかった。
 仕方なく立ち去ろうかとも思ったが、どうしても彼女への興味が消えなくてしばらく柵の外から彼女のことを眺めていた。
 三十分もそうしていただろうか。
 村人が一人やって来て少女に声を掛けると小屋の戸を開けた。
 彼女はのそりと立ち上がると、緩慢な動きで入口に立っている男の元へ行く。
 その時初めて少女の顔が見えた。無表情だがとびきりの美少女だった。
 少しの間彼女に見惚れてしまっていたが、すぐに気を取り直して男に声を掛ける。
 農家を営んでいるという男にこの子は何だと聞くと、ばつの悪そうな顔をして一言だけ言った。
「穴豚だ」
 穴豚とは何かと更に聞くと、めんどくさそうな顔をして口を閉ざす。
 穴豚――聞いた事の無い、しかし何処か猥雑な響きのあるその言葉に強い興味を抱いた。
 どうしても穴豚というモノの正体を知りたくなった私は何枚かの紙幣を男に握らせた。日本円にすればたいした額ではないが、この国では平均月収くらいの金額になる。
 効果は覿面で、男の態度が先程までとは百八十度変わった。いやらしいくらいに満面の笑みを浮かべ、妙に馴れ馴れしくしてくる。
 金に興奮しているのか早口で何やら説明してくるのだが、なまりが酷くて上手く聞き取れない。家畜がどうのと言っているようだが……。
「わかった、こい、こい! 見せる」
 私が彼の言葉を理解出来ない事に業を煮やした男は、付いて来いという仕草をすると少女を連れて歩き出した。
 どうやら穴豚とは何なのか実際に見せてくれるようだ。
 無表情な銀髪少女は手を引かれるまま、重い足取りで男に付いて行く。
 辿り着いた場所は男が所有しているらしい大きな家畜小屋。ひっきりなしに聞こえて来る甲高い鳴き声と独特の臭い。どうやらここは養豚場のようだ。
 男に続いて中に入ると、木製の低い柵で仕切られた小部屋のそれぞれに沢山の豚達がひしめき合っていた。丸々と太った豚達はしきりに鼻をうごめかせては鳴き声を上げている。
 先程少女が居た小屋、どこかで見たような気がしていたのだが……これだ。豚小屋にそっくりだったのだ。
 豚小屋のような建物に居た穴豚と呼ばれる少女。一体彼女は何なのだろう。
 ぼうっとそんな事を考えている間に男は小屋の奥へ進み、比較的広くて豚も三匹しか入っていない小部屋の前へ行く。彼は連れて来た少女をその中へ入れると入口を閉じてしまった。
 豚達は興奮しているのか、少女を遠巻きにしながら甲高い鳴き声を上げ続けている。どの豚も立ち上がったら少女と同じか少し小さいくらいだが、体重は二、三倍ありそうだ。
 少女は軽く私を見た後に男を見てうつむく。何やら逡巡しているようだ。
 突っ立ったまま動かない彼女に対して男は何事か叱咤すると、強く睨み付ける。少女はビクッと身を竦めると小さく溜息を吐いてからノロノロと動き出した。



「……」
 部屋の隅に置かれていた踏み台のような木枠を真ん中に持って来ると、四つん這いになってその下に潜り込んだ。
 木枠の脚部分をギュッと握り締めると、はみ出したお尻を誇示するように高く掲げ上げる。
 短衣が捲れ上がり、下着を着けていない下半身が丸出しになる。肉付きの薄いお尻の間にある割れ目と窄んだお尻の穴が良く見える。痩せ過ぎているせいか割れ目は僅かに開いてしまっていて、桃色の微肉が覗けてしまっている。
 今回の渡航では初めて見る少女の淫部に目が釘付けになる。
 と、そこで隣に村人が居た事を思い出す。欲望にギラ付いた目で少女を見ていた事に気づかれたかなと焦ったのだが、男はもう少女も私も見ておらず、他の豚達の世話をしていた。
 ホッと胸を撫で下ろして再び少女に目を向けると、一頭の豚が彼女に近づいて行く所だった。
 豚は少女の股間、割れ目のある辺りでフゴフゴと鼻をうごめかせていたかと思うと、おもむろに彼女へのし掛かった。
 立ち位置を変えてみると豚の股間で細長いペニスが勃起状態でビクビクと震えているのが見えた。先端がドリル状に渦巻いて尖っている異様な形状だ。
「うっ……ん」
 少女は豚のペニスを握ると、自らの割れ目へとその異形の肉茎を導き挿れてしまった。



 ヅプププププッ!
「んぁあっ……! あぐっ、うっ……うぁっ、あぁあぁぁっ……!」
 細長いペニスはほとんど抵抗らしい抵抗も無く少女の膣穴へと飲み込まれた。
 苦しそうに呻きはしたが、破瓜の痛みに悶えているわけではないようだ。挿入部分からは血も出ていない。少女や男の様子からして、豚に犯されるのはこれが初めてではないのだろう。
 桃色の微肉の中にグロテスクな豚のペニスが飲み込まれているのがしっかりと見える。その衝撃的な光景から目が離せない。
 しかし、これは……獣姦、か。しかもこんな初潮を迎えているかどうかも分からないくらいの少女が。
 初めて見る実物の獣姦、それも私好みの少女が犯される様を声を出す事も、瞬きをする事も忘れて呆然と見つめ続けた。
 ペニスが挿入されると、豚は雄叫びのようにピギィピギィと鳴き声を上げながら激しく腰を振り始めた。
「んぐっ! くっ、あっ、あぐぅっ、うっ、うぁあっ、あぁっ、あっ……あぐぅうぅうぅうぅぅっ……!」
 前戯も無く突っ込まれた豚ペニスで膣内を蹂躙され、少女は責め苦に耐えながら苦悶の呻き声を上げ続ける。
 しかし不思議な事にその顔には笑みが浮かんでいる。明らかに作り笑いだと分かる笑顔だったが。
 犯された防衛反応的な愛液くらいしか出ていないようだし、決して快感を得ているようには見えない。獣姦を楽しんでいるわけではないのだろう。
 なのにその顔には張り付いたような笑顔を浮かべ続けている。
「ふぅっ、うっ、うぅうぅぅっ……んぐっ、くっ……うぅうぅうぅぅっ……あぁっ、くっ!」
 涎を垂らして気持ち良さそうに腰を振りたくる豚と、犯される苦しみに耐えながら笑みを見せる少女。
 一体何なのだろうこの異常な光景は。
 何なのかは分からないが、目が離せない事だけは事実だ。
 少女が豚に犯されるという淫猥で下劣な行為に私は魅入られ、激しい興奮を感じていた。ズボンの中で私の肉茎はパンパンに膨らんでしまっている。
 正直今日まで獣姦にはあまり興味が無かった。だが動物に犯されているのが大人の女ではなく、木枠無しにのし掛かられたらポキリと折れてしまいそうなか弱く未成熟な身体をした少女となれば話は別だった。
 獣姦という行為がとても淫靡で蠱惑的なものに感じられるようになった。
「うぐっ、ぎっ……くっ、うぅうぅぅっ、うぁっ、あっ……あぁっ、あぁあぁぁっ……!?」
 熱に浮かされたようにぼうっとした気持ちのまま少女と豚の交尾を見続けていると、豚の動きが一段と激しくなった。責め苛まれる少女も切羽詰まった声を上げる。
 そして――



 ドグンッ! ドグドグッ……ブビュビュッ、ビュブッ、ビュグググッ……ビュブブブッ……!
「あぎぃっ!? ひっ、ぎっ、ぐぅうぅうぅぅぅぅぅっ……!? あっ、かっ、あぁっ、あぁぁっ……!」
 豚の動きが急に止まり、ビクビクと腰を震わせた。射精しているのだ。
「はぐっ、くっ、うぅうっ、うぅっ……あっ、あぁっ、入って……くぅうっ、うぅうぅぅ……!」
 豚ペニスの先端は細く尖っている。子宮口を貫通して子宮内に直接射精する為だ。
 人間と豚とでは多少構造も違うだろうが、子宮内にペニスを潜り込ませて射精されるのは変わらない。
 少女は今、未熟な子宮内に豚の精液を注ぎ込まれているのだ。
「くぁっ、あっ、あぁあぁぁっ……!? いっぱいぃっ……ひっ、ぐっ、くっ……そんなに、入らなっ……あぁぁぁっ!」
 豚が一回の射精で出す精液の量は人間とは比較にならないくらい多い。三百ミリリットルほども射精するという話だ。
 大人の子宮でも入り切らないくらい量なのだから少女の小さな子宮で受け入れられるものではない。
 溢れた精液が膣内にまで溢れ出し、更に膣口から溢れて股の間から黄色っぽい白濁液を零している。
「うぎぎっ、ぐっ、ふぅっ、ふぅっ、うぅうぅぅぅっ……くっ、ふぅうぅぅぅ……!」
 こうなるとさすがにもう作り笑いを浮かべている余裕も無くなる。
 見開いた目からボロボロと涙を零しながら苦悶に表情を歪めている。
 作り笑いもそうだが、犯される前とは打って変わった豊かな表情を少女は見せる。豚に犯される事で彼女は生きた顔を見せているようだった。
 少女とは対照的に気持ち良さそうに射精し続けていた豚が腰を引いて長いペニスを抜き取る。

 ズルッ……ズルルルルンッ……!
「んはぁあぁぁっ……!? あぁっ、あっ、ぐっ、くぅっ、うっ……うぅうぅぅぅぅ……!」
 途端に精液が噴き出すかと思ったが、僅かに開いた膣穴から零れる精液は僅かな量だった。
 そういえば豚は雌を確実に受精させる為、精液が零れ出てしまわないように最後に特濃の粘状精液で子宮口に蓋をするらしい。そのおかげで精液が漏れてこないのだろう。
 射精を終えて膣内から引き抜かれたペニスは見る間に縮んでしまった。
 満足したのかその豚は木枠から降りると少女には見向きもしないで離れていった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あぁっ、あっ……ぐっ、うぅっ、うぅうぅぅ……!」
 残された少女は精液で膨らんだ腹を抱えてうずくまり、苦しそうに喘いでいる。
 しかし彼女への責めはまだ終わっていなかった。
 交尾していた豚が退いたのを見て、待ち構えていた次の豚が少女にのし掛かったのだ。



 ズププッ……ヅププププッ……!
「あがぁあぁぁっ……!? あぁっ、ぐっ、うっ、うぅうぅぅっ……うぁあぁあぁぁぁぁぁっ……!?」
 少女の手に導かれるまでもなく、二匹目の豚はペニスを膣口に突き挿れた。精液まみれの少女穴をドリルペニスが突き進んで行く。
 短い膣道はすぐに突破された。一度こじ開けられていた子宮口も簡単に貫かれ、一気に子宮内にまで豚ペニスが侵入した。
 そのまま小刻みに腰を前後させて、一匹目に汚された少女の中を凌辱する。
「うぐぅっ、うっ、ぐっ、くっ、あぁあぁぁっ……! まだっ、お腹、苦しっ……ひっ、ぎいぃいぃぃぃぃっ……!」
 休む間もなく連続で犯されて悲鳴を上げる少女の事など気にも留めず、豚は本能のままに腰を振り続ける。
 二匹目の豚は全身の所々に黒茶色い模様が浮かんでいる。まるで牛のような柄だ。
「あぐっ、うっ、うぐぅうぅうぅぅぅぅぅっ……!? うぎっ、ひっ、ひぃっ、いっ……あぁあぁっ、あぁあぁぁっ……!」
 姿は違っても性欲は全く変わらないのだろう、一匹目と変わらない激しさで少女を責め苛む。
 苦しさが突き抜けて頭のネジが何本か飛んでしまったのか、少女は最初の頃のように口角を吊り上げて作り笑いを浮かべている。
 苦痛の涙に頬を濡らしながらも口元には笑顔を湛える。そんなアンバランスな表情が獣姦という異常行為と噛み合って猥雑な雰囲気を盛り上げている。

 ドクッ、ドクドクドクッ! ビュッ、ビュブゥッ……ビュゥッ、ビュッ、ビュブルルルッ……!
「んあぉおぉおぉぉぉぉっ……!? おっ、お腹がぁぁっ……あぁっ、あっ、ひっ、ぎっ……いっ……膨らむぅうぅぅぅぅ……!」
 先程の豚よりも早漏だったのか、二匹目は数分と掛からずに射精を開始した。
 既に一匹目の精液で満杯だった子宮が、更なる精液の注入を受けて膨らみ始めたのだろう。少女は身体をガクガクと痙攣させて身悶えている。
 着ている服が捲れあがり、ぽっこりと膨らんだお腹がここからも見える。
 しかしまだ成長し切っていない子宮は硬く、限界まで膨らんだところで受け入れ切れなかった精液が膣口から噴き出して四方に飛び散った。
 サラサラとした液状の精液やドロドロの粘状精液が少女の下半身に張り付き、褐色の肌の上を流れて行く。
「うぁっ、うぁあぁっ……あぁっ、あっ……あがぐっ、あぁっ、あぁぁぁぁ……!」
 二匹目が射精を終え、萎えたペニスを引き抜いて木枠から降りる。
「あがっ、かっ……あぁっ、あくっ、うっ……ふぅっ、うぅうぅぅ……。はぁっ、あぁっ、あぁぁ……あぁぁぁ……」
 第二の責め苦から解放された少女が方を上下させて荒い呼吸を繰り返す。
 しかし、この部屋の中に居る豚は三匹だ。
 これは単なる獣姦ではない。豚による少女への輪姦なのだ。
 少女を休ませる事無く、三匹目の豚が彼女に覆い被さった。

 ズププププププンッ……!
「んぐひぃいぃぃぃぃぃぃぃっ……!? いっ、ぎっ……ぐっ、うぅうぅうぅぅぅぅ……あぁぁっ!?」
 ドリルペニスで少女の膣と子宮口を貫くと、豚は容赦無く腰を振り始める。
「ひぎっ!? いっ、ひっ、いぃいぃぃっ……!? 激っ、しっ、ひぃいぃぃぃぃぃんっ……!?」
 その動きは前の二匹よりも明らかに激しかった。
 それはそうだろう。他の二匹が少女を犯している間、自ら慰める事も出来ずにただただ自分の順番が来るのを待っていたのだ。
 その溜まりに溜まった欲望が一気に解き放たれたのだから激しく無いはずがないのだ。
「あぐぅっ!? うっ、ぐっ、うぅぅっ……もっ、もう……うぅうぅぅ……無理ぃっ、いっ、ひぃぐぅうぅうぅぅぅぅっ……!?」
 あまりにも激しい責めと、精液を注ぎ込まれて膨らんだ腹の苦しみが重なり、少女の精神が限界を超えて悲鳴を上げる。
 フッと身体から力が抜ける。意識を失ったのだろう。
 しかし少女の意識の有無など犯している豚には関係無い。激しい突き込みを少女の膣穴に加え続ける。
「あ、が……? ぐ……うっ、あぁあぁあぁぁぁぁぁっ……!? ひっ、ぎぃいぃあぁあぁぁぁぁっ……!?」
 その衝撃で意識を取り戻させられた彼女の口から断末魔のような激しい悲鳴が上がる。
 その声に応えているかのように、豚もピギィピギィと甲高い鳴き声を上げている。
 そしてついに頂点を迎えた豚が快楽に腰を震わせる。

 ビュビュゥッ! ビュッ、ブビュルルッ、ビュグッ、ビュッ、ビューッ、ビュビュビュッ!
「ほんぎぃいぃいぃぃぃぃぃぃぃぃっ……!? ひぐぉっ、おぉっ、おっ……ひぃいぃぃぃんっ……!?」
 三度目の射精が少女の子宮に対して行われる。
 豚のペニスがピクピクと震え、少女の腰がガクガクと震える。
 もはや完全に満杯となってしまっている少女の膣・子宮内は新たな精液を収める余裕など全く無く、注がれる端から精液を噴き出してしまっていた。
 ボタボタと零れる精液が豚と少女の足元に白濁の水溜まりを作る。
「あがっ、あががっ……はがっ、ぐっ……あぁあっ、あぁあぁぁっ……!」
 あまりの苦しさに少女は半分意識を失った状態で全身を痙攣させている。
 サラサラの液状、ドロドロの粘状、特濃の蓋精液と三段階の射精を全て終えた豚は一声高い鳴き声を上げると、少女からペニスを抜いて木枠から降りた。



 ズルルッ……ヌポンッ! ゴポッ……ポ……ドロ……
「うぎぐぅうぅぅっ……!? あぐっ、うっ、うぅぅ……! うぅっ、あっ、ぐっ、うぅっ、あっ……あぁぁっ……あぁっ」
 ぽっかりと小さく開いた穴からトロトロと精液が流れ落ちる。
 細くとも長いペニスで犯され続けた少女の膣穴はすぐには閉じず、痛々しく赤くなった微肉を晒し続けた。
「あぁっ、あっ……うぁぁっ……あっ……はぁっ、はぁぁっ……あぁぁ……」
 長く激しい責め苦を与え続けられた彼女は裏返って白目に近い瞳を開いたまま喘ぎ続けている。
 もう次の豚がのし掛かってくる事は無い。
 それぞれに性欲を吐き出し終えた豚達はもう少女に見向きもせず、思い思いの場所で休んでいる。
「う、あ、あぁぁ……あぁ……あぁぁ」
 三匹の豚に犯され抜いた少女の下半身は、豚達の出した精液によってドロドロに汚れてしまっていた。
 褐色の肌に白濁液が飛び散っている様は際立って淫猥だった。
 そんな彼女の姿を見ているだけで、ガチガチに硬くなった肉茎は手も触れていないのに射精寸前になっていた。
「うぐぅうぅぅ……。はっ、はぁーっ、はぁーっ、あぁぁ……はぁっ、はぁぁぁぁ……。あぁ……あっ、はぁぁ……ふぅうぅぅ……」
 膨らんだお腹の苦しさで意識を取り戻したのか、少女は荒い呼吸を繰り返している。
「ふぅっ……うっ、んっ! んんんっ……ぐっ、くっ、うぅうぅうぅぅぅぅっ……!」
 そして呼吸が落ち着くと、今度は息むように腹に力を込めて唸り始めた。



 ブッパァァッ! ブビャッ、ブッ、ブシャバババッ! ブボポォッ! ブリュッ、ブヂュッ……ブヂュルルルッ……!
「んはぁおぉおぉぉぉぉぉ……! おっ、あっ、はっ、あぁあぁぁっ……あぁっ、うぁあぁあぁぁぁぁっ……!」
 膣穴から湧き出していた精液がプクッと膨らんだかと思うと、一気に大量の白濁液が噴き出してきた。
 粘度の高いその水流は糸を引きながら弧を描いて地面と少女の脚に降り注ぐ。
 足の間に出来ていた白濁の水溜まりと繋がり、白濁の絨毯のように広がっていく。
「あぁあぁっ、あっ……はぁあぁあぁぁ……あぁぁ……」
 溜息のような熱い吐息が零れる。少女の口から気持ち良さそうな声が漏れるのを初めて聞いた。
 子宮を満たしていた精液が抜けて行く解放感が彼女にそんな声を出させたのだろう。
 腹の中に溜まっていた精液を全て吐き出し終えると、少女は力尽きたようにぐったりと身を横たえた。

 しばらくそのまま休ませた後、豚の世話をしていた男は思い出したように部屋の中から彼女を連れ出し豚小屋から出て行った。彼女が元居たあの掘っ立て小屋に戻しに行ったのだろう。
 男が戻ってくるまで私は受けた衝撃から抜け出せず、その場に突っ立って呆然としていた。
 戻って来た彼に肩を叩かれてようやく意識を戻した。
「わかったか? あれが穴豚だよ」
「……なるほど。あの子は家畜の性欲処理をさせられているわけか」
 男はまた豚達の世話を再開させながら穴豚についてゆっくりと聞かせてくれた。
 発情期を迎えた家畜の雄はいつも興奮状態で気性が荒くなり、雄同士での喧嘩等が頻繁に起こるらしい。
 雌の家畜を宛がってやれればいいのだが、種付けを終えた雌はそれ以降交尾する事が出来なくなる。
 荒れる雄を抑える為の性欲を吐き出させる肉穴、それが彼女達(あの子以外にも存在しているらしい)穴豚だ。
 先程の少女も若過ぎると思っていたが、本来はもっと小さな女の子が成るらしい。彼女も小さな頃から何年も穴豚をし続けて今に至っているのだそうだ。
 大人の女性ではなく小さな女の子を穴豚にするのは、肉や乳を人間に与えてくれる尊い存在である家畜へ敬意を表わしているらしい。穢れのない少女の清らかな身体が家畜達の相手をするのに相応しいのだとか。だから顔の整った子が選ばれるらしい。
 まぁもっとも、身体も小さく力も弱い働き手として役に立たない女の子は家畜の交尾相手くらいしか仕事が無いという意味合いも大きいのだろう。
 名誉職という位置づけで、穴豚となった少女の親は村の中でも敬意を払われる存在になるというが、体の良い口減らしだ。

 男から話を聞き終えた私は養豚場を後にした。豚達から離れ、熱い日差し肌を焼かれながらも未だ興奮冷めやらぬままだった。
 村中の家畜と交尾させられ輪姦される、家畜用の肉便器として扱われている少女。
 彼女自身も村に飼われている家畜という扱いだ。
 あの銀髪の少女に対する同情心も湧いて来るが、それを遥かに上回る劣情が湧き上がってくる。
 彼女の痴態を、行く末を、穴豚という存在をもっと良く見てみたい。出来るならば自ら主導して家畜達に輪姦させて少女を貶めてやりたい。
 そんな昏い欲望に身を委ね、私はこの村に宿を取ってしばらく滞在する事を決めたのだった。


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