(1)魔法世界アンフィビウム

 アンフィビウムには様々な人間種族が暮らしている。しかし平和とは言い難く、国家間の紛争や差別も絶えない。
 技術レベルは中世程度である一方、魔法が発達している。とはいうものの、魔法の大半は一部の支配種族に独占されている状態である。
 社会システムの発達も中世程度で、多くの国では封建制、奴隷制が公然と敷かれており、搾取と蹂躙がまかり通っている。また、国家間の大小の戦争が絶えない。
 アンフィビウムには、人間を見守る神々が実存している。
 神々を目で見る事はできないが、神々の及ぼす影響である『神の愛』は明白であり、存在を疑うものはいない。魔法は、神々の『愛』を人間にも実行可能な形式としたものであるからだ。
 ただし神々は人間の都合などは一切考慮しないため、一方的に『愛』を押し付けてくる場合も多い。