性別体験教室 体験版第10話 |
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「お、おはよう……」 モジモジッ。 お祭りの日に失禁行為をしでかした香瑠だけど、数日後には普段どおりに学校を訪れていた。 いつもどおりの格好を着込んだまま教室へと入り込んで、さりげなく挨拶を交わす香瑠だけど、どうしてもぎこちない素振りを見せてしまう。 思春期を迎えた年頃にも関わらずオシッコをお漏らしした事実を、香瑠は未だに気に掛けていたのだ。 「おはよう、香瑠。今日はちゃんとおトイレに行っておいたのか?」 「お祭りの時はオレ達もビックリしちゃったよ。まさか香瑠がフンドシを少しも脱げずにお漏らしなんてしちゃうんだもんな?」 香瑠から受けた挨拶に返事を交わしていく男子達は、すぐさまお祭りでの一件をからかい始めてきた。 自分達と同じようにフンドシを締めていた香瑠が、どうしても空き地で用を足すことが出来ずに、結果的には目の前でオシッコをお漏らしした姿を、すぐさま男子達は思い返してしまう。 真っ白いフンドシがみるみるうちに薄黄色く染め上がる様子や、香瑠の足下へと垂れ流されるオシッコの水流が、今でも男子達は忘れられずにいたのだ。 「もうっ、急に恥ずかしい話なんて持ち込んでくるなよぉっ! オレだってホントは思い返すのもイヤなんだからな……」 学校でも構わずにお祭りでの一件をからかってくる男子達に、香瑠は思わず慌てふためいてしまう。 自分で思い返すだけでも恥ずかしい失敗を、目の前にいる男子達から問い詰められるせいで、香瑠の気持ちはますます焦り出してしまう。 それでも男子達は囃し立てるのを止めてくれないので、香瑠はすぐにでも反撃に移ろうとするけど、言い返す言葉がなかなか出てきてくれない。 クシュクシュッ。 「は、はうぅんっ……」 それどころか香瑠は男子達の姿を前にして、不意に下半身を震え上がらせてしまう。 すぐにでも男子達のからかい言葉に反論をぶつけたい香瑠だけど、誰にも明かせない下半身の事情を抱え込んでいて、どうしても気掛かりでたまらないのだ。 いつものように香瑠はホットパンツを穿き込んでいたけれど、その下で乾いた感触押し付けられて、香瑠はすぐさま背筋を震わせてしまう。 「おい、香瑠ったらどうしたんだよ。急に黙り始めちゃって」 おかしな素振りを見せ始めた香瑠の姿に、男子達は思わず注目を寄せ始める。 いつもなら自分達にすぐさま反撃を返してくるはずの香瑠が、今日に限っては異常に大人しいのだ。 さらには下半身を震わせている様子も気になって、男子達はすぐさま香瑠の様子を疑い始める。 モコモコモコッ…… (だって先生ってば、お祭りでの事件を聞いた途端に、いきなり……紙オムツを穿いたままで過ごせって言うんだもん。いくらオレがお漏らししちゃったからって言ってもヒドいよぉ) 男子達から向けられる視線に、香瑠は思わず背筋を震わせてしまう。 普段どおりに男子達と接しているはずなのに、どうしてもぎこちない素振りが収まらないのを香瑠自身も思い知らされていた。 どうして香瑠は男子達の前でうろたえてしまうのかと言うと……実はホットパンツを穿いている下に、紙オムツを穿いたまま学校まで訪れてしまったのだ。 お祭りの際に引き起こったお漏らし事件がきっかけで、学校で用を足すのに困らないようにと、先生から男児用紙オムツを穿いたまま過ごすよう言いつけられてしまった。 いくら学校内で粗相をしないためでも、恥ずかしい下着の着用には気が引けて仕方がない…… 「ほら、もしおトイレを我慢出来ないなら今のうちに行ってきちゃえよ?」 「ただし今の香瑠は『男子』なんだから、まさか女子トイレなんかに入ったりしないよな?」 今でも目の前でモジモジして落ち着かない香瑠に対して、男子達はある行為を誘い始める。 香瑠がまたしても尿意を催したのだと思い込んで、朝のホームルームが始まる前に、すぐにでもトイレに向かうよう言いつけていく。 それでも男子達は香瑠に対して、決して女子トイレには入れないと言う事実まで突きつけてくる――もしも学校内で『男の子』として振る舞いたいなら、男子トイレに入って用を済ませるべきだと切り出してくる。 「もう、いい加減にしてってば! ちゃんとお家で済ませてきたから、今は平気なんだからなっ!」 男子達からぶつけられた言葉に、香瑠はすぐさま反論をぶつけていく。 あまりにも恥ずかしい言いつけを押し付ける男子達に対して、すでにトイレに立ち寄った事実を明かしながら、香瑠は思わずムキになってしまう。 お祭りの際に粗相をしでかして以来、もう二度と人前ではしたない真似など冒さないと心に誓っていた。 それでも自分をからかってくる男子達が、香瑠にはどうしても許せなかったのだ。 クシュクシュッ、モコモコッ…… (どうしよう、先生が言ってたとおりだ……今はオレも『男の子』だから女子トイレには入れないし、でも男子達と同じトイレに入るなんて、やっぱり恥ずかしくて出来ないよぉっ……!) 思いっ切り男子達の前で文句をぶつけた後でも、香瑠はすぐさま口を噤んでしまう。 男子達が指摘したとおりに、香瑠は学校内でどちらのトイレにも入れない状況を思い知らされてしまった。 学校内で『男子』として振る舞う以上、今までのように女子トイレに入るわけにも行かず、かと言って男子トイレにお邪魔する勇気も、今の香瑠にはなかったのだ。 残るは先生から言いつけられて着用する羽目になってしまった紙オムツに頼るしかない香瑠だけど、ホットパンツの上からでも膨らみを目立たせている状況だけでも恥ずかしくてたまらない。 ましてや紙オムツを穿いたまま平然とオシッコを垂れ流すなど、今の香瑠には決して出来るような行為ではないのだ…… * * * * * * 「なぁ、香瑠。今日はどうして後ろばっかり振り返ってるんだ?」 「さっきも香瑠ったら、自分のお尻をずっと覗き込んでたみたいだぞ?」 休み時間に男子達が香瑠を呼び止めて、気になっていたことをさりげなく尋ねる。 教室に顔を出してから、香瑠は普段よりたどたどしい様子を見せ続けていたのを、男子達はずっと怪しんでいたのだ。 自分達と一緒に過ごしている香瑠が、時折視線をお尻の方に向けている状況から、どうやら下半身に秘密が隠されているらしいのを男子達は察していく。 今でも怪しい素振りを見せる香瑠の秘密を、すぐにでも探ろうと男子達は思い込んでいたのだ。 「べ、別に何でもないんだからな……きゃんっ!」 スルスルスルッ。 不意に男子達から話しかけられた香瑠は、直後に下半身の衣服がずり下される感覚に気づいて、思わず悲鳴を洩らしてしまう。 何と男子達は、穿いていたホットパンツを膝まで下ろして、下に穿いていた下着を無理矢理覗き込んできたのだ。 男子達からのズボン下ろしを身に受けてしまったせいで、すぐに香瑠の気持ちは焦り出してしまう――別にいつも穿いているブリーフなら覗かれても構わなかったけど、今日穿いている下着だけは誰の前でも暴かれたくなかった。 続々と下半身の様子を探る男子達の視線に、香瑠はすぐさま困り果ててしまう…… 「あれ、今日はオレ達と同じパンツじゃないんだな?」 「香瑠の穿いてるパンツ、どうして今日はこんなに青いんだ?」 ついに明らかになった香瑠の下着姿を、男子達は不思議そうな表情で覗き込んでいく。 学校の中で『男子』として過ごして以来、香瑠は自分達と同じように白いブリーフを穿いていたはずなのに、今日は全く別物の下着を身に着けていたのだ。 全体的に薄いブルーで彩られている上に、お尻の方にはキャラクターのイラストが施されていて、何よりも全体が紙の繊維で作られているのが特徴的だった。 どこかで見覚えがあるような代物に、男子達は思わず頭を捻ってしまう。 「い、イヤぁっ……お願いだから、オレの穿いてる下着なんて覗いてくるなよぉっ……!」 ずっと下半身に注目を寄せる男子達の視線に、香瑠は思わず声を震わせてしまう。 明らかにブリーフとは違う下着を、ついに香瑠は男子達の前でも見つかってしまった。 ホットパンツの上からでも膨らみが目立ってしまう下着など、誰からも確かめられたくなかった――それでも周囲にいる男子達に見つかった以上、香瑠は少しも言い逃れが出来ない。 ついに香瑠は紙オムツを着用したまま、学校の中で過ごしている瞬間を確かめられてしまった。 周囲にいる男子達の前で暴かれた薄いブルーの下着に、香瑠の気持ちが着々と追い詰められる…… 「そうなんだ、香瑠ったらオムツなんて穿かされちゃってるんだ?」 「この青いの、どこかで見たことがあるなって思ってたけど、まさか弟が使ってるのと同じ紙オムツなんてなぁ……」 目の前で露わになった下着の正体を香瑠から聞かされて、やっと男子達は状況を飲み込むことが出来た。 どうやら香瑠が言うには、紙オムツを着用したままで学校を過ごすよう、先生から言いつけられていたらしい。 最初は薄いブルーの下着がどんな代物かが分からなかった男子達でも、小さい頃にお世話になった紙オムツだと知って、やっと気持ちを納得させられる。 思春期を迎えた頃合いには用無しなはずの下着でも、数日前に粗相をしでかした香瑠には欠かせないはずだと男子達も思い込んでいく。 「そ、そんなにオレを笑うなってば! ホントはオレだって紙オムツなんて、恥ずかしいから穿きたくなんてなかったのに……」 モジモジモジッ。 男子達が次々に笑みを浮かべる状況に、香瑠はすぐさま恥じらいの気持ちを抱え込んでしまう。 不意なイタズラを仕掛けられた結果、ついに紙オムツを穿いている事実を男子達にも感づかれたのだ。 本来なら自分に不必要なはずの下着によって包み込まれた下半身を、これ以上は男子達に覗かれたくなかったので、香瑠はすぐさまホットパンツを穿き直すけど、どうしても不恰好に膨らんだお尻が目立ってしまう。 今でも下半身に視線をぶつけてくる男子達の視線を受けて、香瑠はなかなか身震いが抑えられない。 「だっておかしいじゃん。普通にトイレにも行けるはずなのに、香瑠ったら紙オムツなんて穿いちゃってるんだもん」 「どうして香瑠は今日になって、紙オムツなんて穿いてきちゃったんだ?」 目の前で顔を赤らめながら紙オムツの着用を恥じらう香瑠に対して、さらに男子達は質問をぶつけていく。 慌てた拍子でホットパンツを穿き直す香瑠に対して、どうして今日は紙オムツを穿いたまま学校へと訪れたのか、わざとらしく尋ねてきたのだ。 数日前に粗相をしでかした事実から、すでに粗方の事情は掴んでいる男子達だけど、どうしても香瑠を困らせたくて仕方がない。 「そ、それは……お祭りの時にフンドシを濡らしちゃったの、先生に知られちゃって。学校でもおトイレに行けなくて困ってるならって、紙オムツを穿いたまま過ごすように言われちゃったんだ……」 男子達から不意に問い詰められて、今でも恥じらいの気持ちを抱え込んでいた香瑠だけど、紙オムツを穿いている理由を明かすしかなかった。 お祭りでの粗相事件を先生にも知られたことで、今の香瑠が女子トイレにも男子トイレにも入れないと言う事態に気づいて、学校で尿意を催しても困らないようにと、紙オムツを穿いたままで過ごすよう言いつけられたと、男子達の前でも仕方なしに告げていく。 さらには替えの紙オムツまで持たされた香瑠は、まるで自分が小さな子供のように扱われるような事態に、男子達の前で思わず顔を火照らせてしまう。 いくら男子達のように立ちションが出来ないからと言って、まさか幼児が使うような下着のお世話になるなど思いもしなかったのだ。 「ふ〜ん……香瑠も大変だな? 今までなら女子トイレにも入れたはずなのに」 「それなら香瑠も今は『男子』なんだから、オレ達と同じトイレに入っちゃえばいいじゃん?」 恥ずかしい事情を香瑠から聞かされた後、男子達もすぐに言葉を返していく。 香瑠が『男子』として扱われる際に、まさか学校のトイレを使うのも困るような状況に追い込まれるなど、さすがに男子達も予想がつかなかったのだ。 自分達と同じように立ちションが行えないばかりか、男子トイレにすら入れない香瑠に同情を寄せてしまう男子達だけど、不意に浮かんだ疑問をすぐに尋ね始める。 股間に自分達のようなオチンチンを持ち合わせていない香瑠が、いくら立ちションが出来ないとしても、男子トイレに入ることくらいは出来るはずだと切り出していく。 「そ、それは……やっぱり無理だよぉっ! オレ、みんなみたいに立ちションだって出来なかったし……お外でもお股を出すなんて、絶対に出来っこないのに」 男子達から尋ねられた質問に、香瑠は上手く返事を返すことが出来ない。 確かに男子達が指摘したとおりに、学校で用を足したくなった時などは、男子トイレの個室にお邪魔してでも尿意を解き放てば良いはずだと頭の片隅では考えていた。 それでも今の香瑠には、どうしても男子トイレに立ち入ることが出来ない事情を抱え込んでいた――女の子の仕組みを身体で教え込まれていた香瑠は、今まで以上に男女の違いを意識させられて、どうしても男子達と同じ空間で用を足す気持ちになれないのだ。 男子達が平然とオチンチンを丸出しにしながら、ためらいもなくオシッコを解き放つような真似など、もし自分が同じように執り行った場合、どれだけ恥ずかしい状況なのかを気づかされてしまう…… 「香瑠ってば、そんなだから学校で紙オムツを穿いたまま過ごさないといけないんだからな?」 「でも確かに、学校でもお漏らししたら大変だし。今の香瑠には紙オムツがお似合いかもしれないよな?」 分かりやすい動揺を見せる香瑠に対して、さらに男子達は言葉をぶつけていく。 いくら香瑠が恥ずかしくても、自分達と同じように男子トイレに入れないなら、紙オムツを穿いたまま学校内で過ごすのも仕方がないと言いつける。 お祭りの時に派手なお漏らしをしでかした香瑠の姿を振り返りながら、校舎内でもはしたない状況を迎えたくないためにも、みっともない下着を穿くのが一番だとまで思い込んでいく。 屋外で立ちションが出来ない香瑠が、自分達と同じく小便器を使えるなど到底思えないのだ。 「そ、そんな恥ずかしいことなんて言うなよぉ……くうぅっ!」 モコモコモコッ、クシュクシュッ…… あまりにも痛烈な言葉を男子達に突きつけられて、思わず戸惑ってしまう香瑠だけど、どうしても文句を返すことが出来ない。 男子達の前で反論をぶつけていた矢先、股間やお尻の辺りに乾いた感触が押し付けられる。 お祭りの時と同じように、学校内で男子トイレを使えない状況を誰よりも香瑠自身が思い知らされていた。 男の子として未熟な振る舞いしか出来ない自分自身を悔やみながら、少し腰を動かすだけで押し寄せる、分厚い生地の感触を下半身に受けるだけで、どれだけ自分が情けない存在なのかを思い知らされる。 どんなに男の子として振る舞おうとしても、香瑠は男子達と同じように立ちションも出来ないどころか、男子トイレに入ることすら抵抗を抱え込んでしまうのだ…… * * * * * * 「さて、給食もたっぷり食べ終わったし。香瑠もオレ達と一緒に遊びに行こうぜ!」 お昼休みを迎えて、男子達はみんなで一緒に校庭へと繰り出そうと、すぐさま席から腰を持ち上げていく。 今日もたっぷりと給食を食べた分、休み時間より長いお昼休みを目一杯利用して、午後の授業が始まる前にたっぷりと遊び尽くそうと思い込んでいた。 教室にあるボールも手に取った後、未だに席から立ち上がらない香瑠も誘いながら、自分達と一緒に遊ぼうと持ちかけていく。 「ま、待ってよぉ。今は絶対にムリなんだから……あうぅんっ」 モジモジモジッ…… 不意に男子達からの誘いを受けた香瑠だけど、どうしても席から腰を持ち上げることが出来ない。 香瑠は午前中にずっと尿意を催していて、お昼休みを迎えた辺りに、激しい感覚に襲われていたのだ。 いくら今がお昼休みだとしても、校庭へと遊びに向かうどころか、今は席から立ち上がることすら大変な状態だった…… 「どうしたんだよ、香瑠ってば。どこか身体の調子でも悪いのか?」 「もしかして香瑠、給食の食べすぎでお腹でも壊しちゃったんじゃないの?」 あまりにも苦しげな表情を浮かべる香瑠の姿に、周囲にいる男子達も続々と様子を窺ってくる。 今でも席に腰掛けたまま、両脚を必死に閉ざしてはモジモジしている香瑠の様子を、男子達も段々と放っておけなくなっていた。 自分達がどんなに話しかけても、目の前にいる香瑠は小さな呻き声しか返してこない。 「べ、別にそんなわけじゃないんだから。オレのことは放っておいてよぉ……はうぅんっ!」 フルフルフルッ…… 続々と男子達が集まってくる様子を目の当たりにして、香瑠は焦りの気持ちにも駆られていく。 確かに自分が苦しい状況に追い込まれていても、今だけは男子達知られたくなかったのだ。 今でも席に腰掛けたまま動けない香瑠は、激しい衝動に身悶えながら、必死の思いで激しい感覚を我慢し続けていた。 (どうしよう、さすがに牛乳を飲み過ぎちゃったせいかな。もうおトイレに行きたくってたまらないよぉ。それでもオレ、紙オムツを穿いたままじゃオシッコなんて絶対に出せっこないし……) 香瑠は自分の下半身を苦しめてくる尿意を、どうしても目の前にいる男子達に告げられずにいたのだ。 学校の中では『男の子』として過ごしていた香瑠は、今までのように女子トイレに入るわけにも行かず、かと言って男子達と同じトイレに入る勇気すら持てそうにない。 どのみち学校のトイレに入れない窮地に追いやられていた香瑠だけど、いくら苦しい状況に追い込まれても、ずっと下半身を包み込む紙オムツのお世話にはなりたくなかった。 いくら尿意を堪え切れないとしても、もしも学校内で紙オムツ内での排尿などを冒してしまえば、あまりにも恥ずかしい状況に追いやられるのは間違いないのだ…… 「なぁ、きっと香瑠ったらションベンに行きたくなってきちゃったんじゃないか?」 「それで香瑠、席に座ったままずっと動けないんだな? 今日は紙オムツを穿いてたみたいだから、そのままションベンを出しちゃえばいいのに」 「きっと今もガマンしてるんだよ、香瑠のやつ。オレちょっと面白いこと思いついちゃった……」 席の上で身体を前に倒しながら、あまりにも苦しげな香瑠の姿を確かめるうちに、男子達もすぐさま事情を思い知らされる。 目の前で表情を歪めている香瑠は、どうやら激しい尿意を抱えていて、長い時間は持ちそうにないらしい。 あまりにも苦しい状況に追い込まれている香瑠をよそに、男子達はそっと耳打ちを始めて、とんでもないイタズラを秘かに企てていく。 今すぐにでもトイレに行きたくて仕方がない様子を見つめながら、それでも自分達のように男子トイレに入れそうもない香瑠に、男子達もずっと手を焼いていたのだ…… 「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」 フラフラフラッ…… 席に腰掛けたまま尿意を耐え忍んできた香瑠だけど、お昼休みも残り少なくなってきたので、ついに自分から腰を持ち上げて、廊下へと繰り出すことにした。 激しい下半身の欲求を今でも抑え込みながら、香瑠は学校のトイレに立ち寄ることにしたのだ。 今でもギリギリの所で耐え続けている尿意だけど、あと一分も持ちそうにない事実を思い知らされた香瑠は、恥を忍んでトイレへと向かうしかなかった。 自分が入るべきトイレを目指して、香瑠はフラフラとした足取りのまま廊下を歩き回っていく。 「待てよ、香瑠ったら。一体どこに向かおうとしてたんだ?」 香瑠が身体を揺らしながらトイレに向かおうとするところを、様子を見ていた男子達がすぐに阻んでくる。 不意に自分達の前から立ち去って、どこかに向かおうとしている香瑠の姿を、男子達はどうしても放っておくことが出来なかった。 どうやら抱え込んでいる尿意を我慢出来ないようで、香瑠はすぐにでも学校のトイレで用を足したいらしい。 ギュッ。 「は、離せよぉ。このままじゃオレの身体が持たなくなっちゃうって言うのにぃっ……!」 男子達に取り囲まれたまま手首を握られて、香瑠は思わず慌てふためいてしまう。 すぐにでも学校のトイレへと駆け込まない限りは、ずっと抱え込んでいる尿意に、いつ自分の身体が屈してしまうのか分からないのだ。 今でも香瑠の下半身では、たっぷり溜まったオシッコのせいで膀胱が膨らみ、少し歩くだけでも下腹部の辺りで揺れ動いて、必死に閉ざしている股間を無理にでもこじ開けようと仕組んでくるのだ。 下半身の欲求を堪えるので精一杯な香瑠は、男子達に取り押さえてくる手を少しも振り解くことが出来ない。 「そんなにトイレに入りたいのか、香瑠ってば。でも一体どっちのトイレに入るつもりだったんだ?」 「今の香瑠はオレ達と同じ『男子』なんだから、まさか女子トイレに入ろうだなんて思ってないよな?」 どうしてもトイレに行きたいと洩らす香瑠に対して、男子達は大事な事実を突きつける。 今でも自分達の前でもがき続けながら、必死の思いでトイレに向かおうとしている香瑠だけど、一体どちらのトイレに入るつもりなのかと尋ねていく。 学校内では『男の子』として過ごすからには、当然ながら女子トイレに入れないはずだと踏まえた上で、今の香瑠に自分達と同じ男子トイレに入ることが出来るのか、どうしても男子達は確かめておきたかった。 「そ、それは……きゃうぅんっ!」 フルフルフルッ。 不意に男子達から告げられた言葉に、香瑠は思わず茫然とさせられて、男子達の手を振り解こうともがいていた身動きも止めてしまう。 今でも激しい尿意に苦しめられながら、どちらのトイレに入ることも出来ない事実など、香瑠自身が一番思い知らされていたのだ。 女子トイレに入れないのはもちろん、男子達と同じトイレに入ろうとするだけで、どうしても恥じらいの気持ちに襲われてしまうのだ。 学校内で『男の子』として過ごしていた香瑠だけど、用を足す時は女の子の意識を働かせる自分自身を、香瑠はどうしても悔やまずにいられない。 「なぁ、香瑠。もしもションベンをガマン出来そうにないなら、このまま紙オムツの中に出しちゃえよ?」 「オレ達が周りを見張っててやるからさ。香瑠もあまりガマン出来そうにないんだろ?」 やっと身動きを止めてくれた香瑠に対して、さらに男子達が言葉を投げかけていく。 抱え込んでいる尿意にもしも耐え切れないなら、穿いている紙オムツの中へとお漏らしをするように言いつけてきたのだ。 今の香瑠はどうせ女子トイレにも男子トイレにも入れないはずだと踏まえながら、もしも尿意を催した場合は紙オムツの中に済ませるしか他にないと男子達は思い込んでいた。 今でも香瑠は両膝を重ね合わせたまま、太股を小刻みに震わせている。 「そ、そんなぁ……いくら何でも紙オムツを穿いたまま、オシッコを漏らしちゃうなんて出来ないよぉっ……きゃんっ!」 あまりにも考えられない男子達の言葉を受けて、香瑠はすぐに戸惑いの表情を浮かべてしまう。 確かに学校のトイレに入れない事実を気づかされた香瑠だけど、それでも穿いている紙オムツを実際に使うことなど出来ない。 きっと低学年でも穿いてないような紙オムツの中へと、もしもオシッコを溢れさせてしまえば、男の子としても失格だと香瑠は思い込んでいたのだ。 何としても別の方法で用を足そうと考えていたけど、今でも男子達がしっかりと手首を掴んでくる。 ギュッ。 「オレ達の前から逃げようとしてもダメだからな? それともオレ達みたいに男子トイレにでも入ってみるか?」 「立ちションが出来ない香瑠じゃ、きっと男子トイレに入ってもションベンだって出来ないはずだろう?」 ふとした拍子に逃げ出そうとする香瑠を、男子達はすぐさま取り押さえていく。 いくら自分達が説明を続けても、学校のトイレにどうしても入りたがる香瑠を見過ごすことが出来なかった。 自分達と同じトイレに入れないにも関わらず、必死に自分達の仲間に入ろうとする香瑠に、男子達もずっと手を焼いていたのは確かだったので、丁度良い機会に男女の違いを教え込もうと目論んでいたのだ。 たとえ香瑠が勇気を振り絞って男子トイレに入ったとしても、小便器に立ちションも出来ないはずだと言いつけてみせる。 「い、イヤぁっ! お願いだから離してくれってばぁ、ひうぅんっ……!」 ついには男子達から羽交い絞めを受けて、香瑠は少しも逃れられなくなっていた。 今でも激しい尿意で下半身が疼いているにも関わらず、男子達は少しも身体を離してくれず、どんなにもがこうと試みても上手く力が入れられない。 ついには苦し紛れに悲鳴を上げる香瑠だけど、周囲にいる男子達は少しも見逃してくれずに、今でも不敵な笑みを見せ付けてくるのだ。 グイッ。 「こら、急に暴れるなよ! 女子トイレなんかには絶対に入れないんだからな!」 無理にでも自分達の前から逃げ出そうとする香瑠を、さらに男子達は追い詰めていく。 自分達と同じように小便器をまともに使えない身体にも関わらず、今でも学校のトイレに入ろうと必死な香瑠を、男子達はどうしても逃がすわけにはいかなかった。 今でも上半身を傾けながら、すぐ傍にあるトイレに身体を向ける香瑠だけど、自分達の手でしっかりと取り押さえている限りは、決して目的地には向かわせられないのだ。 「そ、そんなぁ……はうぅんっ! だ、ダメってばぁ……」 カクカクカクッ、シュルシュルシュルッ…… 男子達からとんでもないイタズラを仕組まれるまま、香瑠はついに激しい衝動へと屈してしまった。 ずっと耐え続けていた尿意の限界が訪れるとともに、閉ざしていた膀胱がこじ開けられて、溜まっていたオシッコが一気に溢れ出してきたのだ。 ついに香瑠が股間から噴き出したオシッコは、穿いている紙オムツの内部へと溢れていき、乾いていた生地に続々と吸い込まれるとともに、生温かい液体で続々と濡らしてしまう。 香瑠は廊下の上に立ち尽くしたまま、周囲を取り囲む男子達の前で崩れ落ちるようにして、はしたない行為を延々と繰り広げていく。 ショワショワショワッ、グシュグシュグシュッ…… 「ど、どうしよう……全然オシッコが止まってくれないよぉっ……イヤぁんっ!」 ついに学校内でも冒したお漏らし行為に、香瑠の気持ちはすぐに屈してしまった。 今まで必死の思いで尿意を堪え続けたり、男子達のイタズラにも激しい抵抗を続けていたはずなのに、結局はトイレに立ち入ることすら出来ず、はしたない排尿方法にも及んでいく。 股間から続々と溢れ出すオシッコによって、紙オムツの内部にある吸水体が重たくなって、同時に濡れた感触を下半身に思い知らされた後では、香瑠はただ一人だけで慌てふためくことしか出来ない。 今まで乾いていた下着の感触が、恥ずかしい液体によって続々と濡れて、下半身が重たくなる状況を思い知らされる。 男の子として振る舞わなければいけないはずの自分が、ついには激しい尿意に見舞われるまま、小さな子供のような粗相をしでかしてしまった。 「見てみろよ、ついに香瑠ったらお漏らししちゃったみたいだぜ?」 「いくら紙オムツを穿いてるからって言っても、まさか○学年になってションベンをガマン出来なくなっちゃうなんてなぁ……」 ずっと身をこわばらせていたはずの香瑠が、徐々に身体の力を抜きながら、恥ずかしげに太股を震わせる様子を男子達も確かめる。 自分達の前で大人しくなる様子から、香瑠がついにオシッコをお漏らしした事実を男子達も掴んでいく。 今でも顔を俯かせたまま、少しも身動きが取れなくなっていた香瑠は、ホットパンツに包まれたお尻を揺らしながら、少しずつ形状を変化させてくるのだ。 下に穿いている紙オムツが、続々と溢れ出るオシッコを吸い込んでいる何よりの証拠だった。 グシュグシュグシュッ、モコモコモコッ…… 「だ、ダメぇっ……! もうオレの恥ずかしい所なんて見るなよぉっ、あうぅんっ……」 男子達からも失禁行為を問い詰められて、香瑠は思わず悲鳴を漏らしてしまう。 いくら学校のトイレに入れない事実を思い知らされたとしても、男子達が傍にいる状況でオシッコを溢れさせるなど、あまりにも恥ずかしい行為だと香瑠も考えていたのだ。 今でも香瑠の下半身では、我慢を続けていた分だけオシッコが溢れ出していき、下半身を包んでいる紙オムツの内部へと拡がりながら、肌に張り付くような感触まで押し付けられる。 あまりにも情けない状況に追い込まれた後で、香瑠は男子達の前で声を震わせながら、さらには涙を零すことしか出来なくなっていた…… |
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