性別体験教室 体験版第9話 |
||
「うわぁ……香瑠ちゃんってば。本当にそんな格好のままでお御輿を担いじゃうの?」 香瑠は土曜日に地元のお祭りに参加するため、特別な装いへと身を投じていた。 すでに浴衣へと着替えていた美穣の前でも、香瑠は自らの格好をありありと見せつけていく。 普段からもボーイッシュな香瑠の姿が、お祭りのために用意された衣装を着込むことで、さらに引き締まって見えるのだ。 「う、うん。だって男子達も同じ格好してるから。オレも一緒に着替えちゃったんだ?」 香瑠は今日に催されるお祭りのために、何と法被に白フンドシ姿へと扮していた。 本来なら男子達しか許されない格好を身に着けることで、香瑠は今までにない優越感に浸っていく。 女の子だからと言う理由で、去年は許してもらえなかった格好がついに出来た自分自身を、幾らでも周囲に見せつけてしまいたかった。 フルンッ…… (こんなにお尻も丸出しにしちゃって。やっぱり恥ずかしいかも……それでもオレ、お祭りも男子達と一緒に過ごし続けたいんだから) 男子達との集合場所である校庭の上に立ち尽くしながら、香瑠は時折後ろを振り返って、締めているフンドシから露わになっているお尻を思い知らされて、すぐさま顔を火照らせてしまう。 どうしても男の子っぽい振る舞いを見せつけたかった香瑠だけど、女の子の気持ちを思い知らされた後で、肌を露わにしている状況をどうしても意識させられる。 お尻の間にしっかりと食い込んでくる、捻り込んだフンドシの感触や、外気に晒しているお尻の丸みが気になって仕方がない。 今でも忘れ難い恥じらいの気持ちを抱え込む香瑠は、それでも男子達とともにフンドシを締めたお尻を見せつけながら、今年は男子としてお祭りに参加するつもりでいた。 自分一人では恥ずかしいフンドシ姿でも、同じような格好を見せつける男子達を眺めるたび、香瑠は特別な気分に浸ることが出来るのだ…… 「いくら何でもフンドシなんて恥ずかし過ぎるよな……あれっ、もしかして香瑠もフンドシに着替えちゃったのか?」 「オレ達だってみっともないって思ってるのに……香瑠もあんまり無理しない方が身のためだぞ?」 香瑠がお祭りへの気持ちを燃え上がらせる一方、男子達はお互いのフンドシ姿をどうしても恥じらってしまう。 いくら地元の風習だったとしても、○学年になってもお尻を丸出しにしたまま町内を歩き回るなど、年頃の男の子としてはみっともなくて仕方がない。 ふざけ半分に互いのフンドシを締めたお尻を眺めていると、香瑠も自分達と同様にフンドシ姿を晒したまま、小振りなお尻を晒し続ける姿に注目を寄せていく。 モジモジモジッ。 「あ、あんまりオレのお尻なんて覗いてくるなよぉっ……ホントはオレだって恥ずかしいんだからな? それでも男子はみんなフンドシを締めないといけないんだろう? オレも一緒にお御輿を担がせてくれよぉ……」 不意に男子達から指摘されたお尻の状況に、香瑠はすぐさま照れ出してしまう。 男子達がみっともないと感じている以上に、本来なら女の子であるはずの自分が、屋外でもお尻の形状を丸出しにしている状況など、さすがの香瑠でも恥ずかしくてたまらない……それで香瑠は男子達の方に視線を向けながら胸を張ってみせる。 自分が男子として扱われている証拠の白フンドシや法被、さらには足袋にも脚を通した後で、香瑠は自分自身の格好を誇らしげに感じていたのだ。 お尻を丸出しにしているのも構わずに、お祭りの際には男の子っぽく振る舞いながら、自分も一緒に御輿も担いでみせようと決意を固めていく。 去年までは女子として扱われた自分にとって、今日のお祭りが今までより新鮮に思えていたのだ…… 「わっしょい! わっしょい! わっしょい!」 香瑠は合図とともに集まって、用意された御輿を男子達と一緒に担いでみせる。 自分達が担いでいる御輿は大人ものより小さいけど、それでも香瑠の気持ちを満たすには十分だった。 男子達と一緒に掛け声を響かせて、フンドシ姿を見せびらかしたまま、しっかりと御輿を担ぎながら町内を練り歩いてみせる。 (なんだ、オレ達用に用意されたお御輿って案外軽いんだな。最初はフンドシ姿でお外を回るのも恥ずかしいかなって思ってたけど、みんなと一緒にお御輿だって担げるんだから……) 男子達に交ざって御輿を担ぎながら、香瑠はすぐさま胸を躍らせていく。 地元のお祭りでは○学年の男子がお御輿を担ぐのが決まりになっていて、去年は香瑠がどんなに申し出ても、男子達と同じように振る舞うことが出来なかった……それでも今は法被に白いフンドシ姿のまま、男子達とともに御輿を担げるのだ。 御輿を担ぐ肩に力を込めながら、男の子っぽく振る舞える自分自身に満足げな表情も浮かべていく…… * * * * * * 「ふぅっ……お御輿を担いだまま歩き回ってさすがに、疲れちゃったよぉ」 「休憩が終わったら、またお御輿を担がないといけないんだぜ? いつになったらお菓子がもらえるんだろうなぁ……」 男子達と一緒に御輿を担ぎながら近所を回り終えた後、僅かな合間に休憩を挟むことにした。 近所の空き地に集まりながら、男子達はすぐさま腰を下ろしていく。 香瑠がお御輿を担ぐのを楽しんでいたのとは裏腹に、男子達はフンドシを締めたお尻を地面に付けながら、身体の疲れをすぐに訴えてしまう。 「そんなだらしないことなんて言うなよ。お御輿を担ぐの、結構楽しかったじゃんか……くうぅっ」 モジモジモジッ…… あまりにもだらしない男子達の姿に、香瑠は思わず注意をぶつけてしまう。 ずっとお御輿を担ぎ続けていた香瑠は、男子達と一緒に休憩を取ることにしたけど、思っていた以上に情けない姿をどうしても放っておくことが出来なかった。 あと少しで休憩が終わるから、すぐにでも気合いを入れなおそうと言いつける香瑠だけど、どうしても途中で声を詰まらせてしまう。 男子達と一緒にフンドシ姿を見せつけていた香瑠は、何故か両脚を擦り合わせながらソワソワとした素振りを見せ始めていた。 (どうしよう、あと少しで休憩が終わっちゃうかもしれないのに、おトイレに行きたくなってきちゃったよぉ……) 香瑠は男子達とともに空き地へと訪れた辺りから、段々と尿意を催し始めてしまった。 今日は張り切ってお祭りに参加しようと意気込んでいた香瑠は、お家を出る前にトイレに行きそびれていた。 御輿を担いでいる間は少しも気に掛けなかった下半身の感覚に、香瑠は段々と焦りを感じてしまう。 今は休憩の途中だとしても、あと少しで再び御輿を担がないといけないので、香瑠はすぐにでも用を足してしまいたかった。 それでも周囲のどこにもトイレがなかったので、自然と香瑠の気持ちが焦り出してしまう…… 「あ、あのさ……この近くにないかな。その……あうぅんっ」 フルフルフルッ…… 疼く股間を片手で押さえながら、香瑠は恥ずかしい質問を男子達へと投げかける。 空き地の上で立ち尽くしながら、周辺のどこかにトイレがないかをどうしても男子達に確かめておきたかった。 本当は自分の口から下半身の欲求を告げるだけでも恥じらいを感じてしまうけど、香瑠がどんなに周囲を振り返っても、広い空き地にはどこにもトイレが見当たらないのだ。 去年も御輿を担いでいた男子達なら、きっとトイレの場所を知っているはずだと思い込んで、すぐにでも教えてもらおうと思い込んでいた。 「どうしたんだよ、香瑠ったら。急にモジモジし始めちゃって……」 「あっ、もしかしたら香瑠ってば。ションベンにでも行きたくなってきちゃったのか?」 「そう言えばずっとトイレにも行ってなかったから、香瑠もションベンがしたくっても当たり前か?」 不意な質問を尋ねてきた香瑠に対して、男子達はわざとらしく返事を返していく。 目の前にいる香瑠が下半身を捩じらせながら、すぐにでもトイレに向かいたいと訴える姿が、男子達にとっては面白くてたまらない。 自分達と同じフンドシ姿にも身を投じていた香瑠が、下半身の感覚にすぐさま身悶える様子を見つめながら、すぐに男子達はからかい始めてくる。 普段は男勝りなはずの香瑠が、尿意に苦しめられてもがいている姿を眺めているだけでも、男子達からすれば面白くてたまらないのだ。 「もう、急にそんなことなんて言うなよぉっ。オレだってホントは恥ずかしくってたまらないのにぃ……くうぅっ!」 モジモジモジッ。 尿意をからかってくる男子達に対して、香瑠はどうしても声の震えが収まらない。 御輿を担ぐのに夢中になり過ぎたせいか、気づいたら下半身の欲求が続々と押し迫っていき、あまり長くは我慢出来ない事実を香瑠は思い知らされていた。 しっかりと太股を閉ざしたまま、腰もくねらせないと上手く耐え切れそうにないのだ。 あまりにも呑気な男子達の様子を前に苛立ちを募らせながら、香瑠は思わず呻き声を洩らしてしまう…… 「しょうがないなぁ、香瑠ったら。この辺にトイレなんてないから、空き地でさっさと済ませちゃえばいいじゃん」 あまりにも苦しげな表情を見せる香瑠のために、仕方なしに男子達も用足しの方法を教えることにした。 どうしても香瑠が尿意を耐え切れないなら、空き地の隅にでも向かって、そのままオシッコを出してしまえば良いはずだと言い切ってみせる。 普段から自分達が続けている立ちションを、何気無く香瑠にも薦めていく。 「そ、そんなぁ……オレ、あんな場所でオシッコなんて出来ないよぉっ!」 フルフルフルッ…… 男子達から聞かされた言葉に、香瑠はますます切羽詰まった状況に追い込まれていく。 いくら男の子っぽく振る舞っていても、男子達のように立ちションで済ませることなど決して出来ないのだ。 それでも男子達が指差す方向へと顔を向けるけど、芝生が軽く覆い茂っているだけの場所などで、到底用を足すことなど出来そうにない。 男子達の何気無い発言に、香瑠はすっかり落ち着きを失ってしまう。 すぐ傍にいる空き地の隅っこで用を足す行為など、今の香瑠には少しも考えられない行為だった…… 「おいおい、もしかして香瑠は立ちションも出来ないのか? 折角オレ達の仲間入りを果たしたって言うのに」 「ずっと脚を震わせちゃって、今の香瑠ちゃんって女の子みたいだな?」 目の前で驚きの表情を浮かべる香瑠の姿に、他の男子達も言葉を掛けていく。 どうしても屋外で用を足せずに、目の前で困り果てている香瑠を男子達はからかわずにいられない。 自分達ならいとも簡単に執り行える屋外での排尿を、まさか香瑠が出来ないとは思わなかったと、男子達はわざとらしく切り出してみせる。 まさか女子トイレに入るつもりでいたのかとまで、男子達は香瑠に向かって言いつけてくるのだ。 「そ、そんなぁ……オレ、このままじゃホントに我慢出来なくなっちゃいそうだって言うのにぃっ……」 モジモジモジッ…… 男子達から続々と問い詰められたことで、香瑠は今まで考えもしなかった事実を思い知らされてしまう。 香瑠がどんなに男の子として振る舞い続けても、屋外でオシッコを出すことが出来なければ、男子達の仲間として認められないらしい。 ありありと思い知らされた現実に茫然とさせられる香瑠だけど、下半身が疼くような感覚に意識を吸い寄せられてしまう。 今の香瑠には男子達の言葉を跳ね除けるより先に、抱えている尿意を解き放つ方法が最優先だった。 目の前にいる男子達の前で慌てふためきながら、さらに下半身をくねらせることしか出来ない。 「しょうがないだろ、香瑠ってば。今はオレ達男子の仲間なんだから。ションベンもオレ達と同じ方法で済ませないといけないはずだろう?」 「まさか香瑠ってば、おトイレだけは女子トイレに入るつもりだったのか?」 両手で股間を押さえ込んだまま、あまりにも慌てた様子を見せてくる香瑠に対して、さらに男子達は言葉を重ねていく。 今の香瑠はあくまでも『男の子』なのだから、どんなに激しい尿意を抱え込んでいたとしても、女子トイレに入れなくて当然なはずだと男子達は考えていた。 さらには用を足す際にも、自分達と同じ方法で執り行うべきだと主張してみせる。 あまりにも意外な香瑠の弱みに、男子達も思わず笑みを浮かべてしまう。 「そ、そんな真似なんて絶対にしないから、お願いだからおトイレに連れて行ってくれよぉっ……あうぅっ」 スリスリスリッ…… 男子達の思惑を目の当たりにして気持ちが焦り出す香瑠だけど、思わず小さな呻き声まで洩らしてしまう。 押し寄せる尿意が下半身へと襲い掛かって、香瑠は股間を両手で押さえながら耐え忍ぶしかなかった。 膀胱の中に溜まっているオシッコが下の方へと押し寄せていき、すぐにでも股間をこじ開けようと押し迫ってくるのだ。 今はまだギリギリ耐えられるとしても、あまり長い時間は堪えられない事実にも香瑠は気づかされる。 必死の思いで両膝を擦り合わせながら、さらに股間を両手で押さえて、こじ開けられそうな部分を無理にでも押さえ込むことしか出来ない。 キュンッ…… (どうしよう、どこにも周りにおトイレなんてないみたいだし。それでも男子達みたいにお外でオシッコなんて……どうしても出来そうにないよぉ) 香瑠は周囲を見渡しながら、本当に今いる場所のどこかにトイレがないのかを目で追っていく。 どんなに目を凝らしてみても、自分達のいる広い空き地には草が生い茂っているだけで、どこにもトイレのような施設がない事実を思い知らされる。 いくら男子達とともに過ごし続けている香瑠でも、用を足す時だけはどうしてもトイレが必要で、ましてや屋外ではしたなく股間を晒したまま、オシッコを垂れ流すことなど決して出来そうにない。 今でも下半身が疼き出す状況に、ますます香瑠の気持ちが追い詰められていく…… 「しょうがないなぁ、香瑠ってば……オレもさすがにションベンがしたくなってきちゃった」 「どうせなら香瑠のために、ションベンの作法でも教えてやるか。どうやってオレ達がションベンをするか、しっかりと教え込んでやるからな?」 目の前でずっと慌てふためきながら、どうしても尿意を堪え切れそうにない香瑠の姿に、男子達も思わず気持ちをそそられる。 股間を両手で押さえ込みながら下半身をモジモジさせて、必死の思いで激しい欲求を堪える香瑠の姿を眺めるだけで、男子達もつられて尿意を催し始めていた。 そこで男子達は、まだ男の子らしい用足しの方法を知らない香瑠のために、一緒に用を足そうと誘い始めることにした。 目の前で困り果てている香瑠の手を引っ張りながら、大勢で空き地の片隅へと脚を向かわせていく。 「はぁっ、はぁっ、はぁっ……一体どうやって、こんな空き地でオシッコなんて出しちゃうつもりなんだ?」 男子達に手を引かれる形で、たどたどしい足取りで空き地の片隅へと歩いていく香瑠だけど、思わず息を切らしてしまう。 尿意を解き放つための方法を男子達が教えてくれるとしても、股間を押さえている手を奪われたり、無理に歩かされるだけでも香瑠には辛くてたまらない。 それでも香瑠は男子達の後をついていき、どんな方法で用を足すつもりなのかと恐る恐る尋ねていく。 ほんの僅かな距離を歩いただけでも、パンパンに膨らんだ下腹部に振動が押し付けられて、香瑠の抱えている尿意はさらに高まってしまったのだ…… 「この辺りで大丈夫みたいだな。丁度良い壁もあるし」 「それじゃあ香瑠の前でも、オレ達の立派な勇姿を拝ませてやるからな?」 ずっと両膝を震わせながら、必死に自分達へと追い縋る香瑠に対して、男子達はやっと足を止めてくれた。 壁際に各々で並んだ後、男子達は各々で合図を送りながら、すぐに用を足す準備へと取り掛かっていく。 今でも困ったような表情を浮かべる香瑠に対して、自分達なりの方法で用を足す姿も見せつけてしまおうと目論んでいた。 スルスルスルッ、フルンッ。 「きゃんっ! 急にオレの前でオチンチンなんて見せつけて、一体何を始めるつもりなんだよぉっ……!」 壁際に立ち尽くした男子達のあられもない姿に、香瑠は思わず慌てふためいてしまう。 男子達は互いに顔を見合わせると、締めていたフンドシを器用にずらして、何と屋外でも構わずにオチンチンを晒し始めてきたのだ。 周りにいる全員が見せつけてきたオチンチンの姿に、香瑠はすぐさま顔を覆い始めるけど、それでも男子達はフンドシを戻さないまま、片手でそっと根元を掴んでいく。 プシャアアアァァァ、ピチャピチャピチャッ。 「ふぅっ……やっぱり外で始める立ちションって気持ち良いよな?」 「まだ香瑠には早いかもしれないけど、これがオレ達なりのションベンの作法なんだぞ」 「香瑠もしっかりと見ておけよ? もう香瑠だってションベンを我慢出来そうにないはずだろう?」 直後に男子達はオチンチンを震わせて、何と草むらへ向けて立ちションを始めてきた。 オチンチンの先端から勢い良くオシッコが放たれていき、キレイな放物線を描きながら、乾いていた壁にしっかりと跡が刻まれていく。 さらには地面に向けてオシッコが飛び散って、続々と水溜まりが作り上げられるのだ。 男子達は屋外でも構わずに尿意を解き放ちながら、これが男の子らしい用の足し方だと、傍にいる香瑠へと教え込んでいく。 「そ、そんなぁ。オレ、こんな恥ずかしい格好でオシッコを出しちゃうだなんて……!」 フルフルフルッ…… 男子達が気兼ねなく見せつけてきた立ちション姿に、香瑠は思わず困り果ててしまう。 屋外でも構わずに股間を丸出しにしたまま、さらにはオシッコを延々と垂れ流して、さらには気持ち良さそうな顔を向ける男子達の姿に、香瑠は思わず圧倒されていたのだ。 普段は衣服や下着などで覆い隠している部分を露わにしたまま、男子達は屋外でも構わずはしたない行為を延々と繰り広げてくる。 自分では到底出来ないような行為を、目の前にいる男子達は何の抵抗もなく執り行っていく。 オチンチンの先端から溢れ出すオシッコを見つめながら、香瑠はただ慌てふためくことしか出来そうにない。 もしも目の前にいる男子達と同じく、フンドシをずらしながら屋外で股間などを晒して、不意に通りがかった誰かに下半身を覗かれてしまったら……そう思うだけで香瑠の気持ちは落ち着きをなくしてしまう。 (男子達のオチンチンから、あんなにオシッコがたっぷり溢れてきちゃうんだ。それにとっても気持ち良さそうだけど……こんな真似、今のオレじゃ絶対に出来ないよぉっ!) 男子達の見せてきた、あまりにも堂々とした放尿姿を目の当たりにして、香瑠は思わず圧倒されてしまった。 自分達がいる場所が屋外の空き地だと言うこともあって、いつ誰かにオシッコを垂れ流す姿が覗かれるか分からないのに、男子達はお構いなしに立ちションを繰り広げていく。 さらに男子達は、お互いにオシッコの勢いやオチンチンの様子までも確かめ合う。 決して自分では出来ない行為だと思い知らされた後で、香瑠は思わず茫然とさせられてしまう…… ポタポタポタッ…… 「ふぅっ、スッキリした。さすがにションベンをたっぷり出しすぎちゃったかな?」 「ほら、香瑠もションベンを我慢出来ないんだろう? すぐにでも立ちションを始めちゃおうぜ?」 目の前で激しい動揺を見せる香瑠にも構わず、男子達はすぐさま立ちションを済ませて、オチンチンの先端から軽く滴を振り払っただけで、ずらしていたフンドシを器用に戻していく。 用を足し終えてスッキリした男子達は、傍にいた香瑠の方をそっと振り向いて、すぐにでも同じように立ちションを始めるようにと言いつけてみせる。 男子達もずっと香瑠の様子を気に掛けていて、ずっと尿意を堪え続けて大変なはずだと思い込んでいた。 「あ、あうぅっ……そんなことなんて言われても、オレには無理だよぉっ」 モジモジモジッ…… 屋外でも構わずに排尿を済ませるようにと告げる男子達に対して、香瑠は思わず身を固めてしまう。 いくら男子達から総出で立ちション姿を見せつけられた後だとしても、同じような真似など香瑠には出来そうにないのだ。 今でも心配を寄せてくる男子達を前にして、香瑠は少しも身動きが取れなくなっていた。 いくら尿意に駆られていたとしても、屋外で平然と股間を露わにしたり、さらには自らの排尿姿まで明かす行為など、あまりにも恥ずかし過ぎる行為だと香瑠は考えていたのだ。 今でも香瑠は下半身に激しい欲求を抱え込んでいて、あまり余裕もない事実を思い知らされていたけど、少しも男の子っぽく振る舞えない事実を思い知らされた後で、どうすれば窮地から脱することが出来るのかが分からない。 キュンッ…… 「きゃんっ……! このままじゃホントにオレ、オシッコが我慢出来なくなっちゃうのにぃっ……」 男子達の言葉を耳にした後でも、香瑠は股間をきつく両手で押さえ込んだまま慌てふためいてしまう。 目の前で男子達が尿意を解き放つ瞬間を垣間見たことで、香瑠の抱え込んでいる尿意がますます激しさを増してきた。 それでも男子達が先ほど見せてきたような方法で用を足すなど、今の香瑠には少しも出来そうにないのだ。 周りをどんなに見渡してもトイレが存在せず、かと言って男子達と同じように恥ずかしい方法で用を足すことすら出来ずに、香瑠の気持ちはますます追い詰められてしまう。 フラフラフラッ…… 「なぁ、ホントにどこかにトイレはないのか……? このままじゃオレのお股から、オシッコが溢れちゃうよぉっ……」 屋外でどうしても尿意を解き放つことが出来ない状況に追い込まれた末、香瑠はたどたどしい足取りで周囲を彷徨い始めた。 男子達が見せつけたような方法では絶対に用など足せないと思い込むうちに、再び香瑠は周囲の状況を振り返っていく。 香瑠は広いだけの空き地を何度も見渡しながら、どこかにトイレがないかと捜し求めていた。 今でも香瑠は股間を両手で押さえたまま脚をくねらせて、当てもなく周囲を見渡しながら、用を足せる場所を必死に追い求めていた。 「諦めろよ、香瑠……去年のお祭りに参加していた時も、この空き地にはどこにもトイレなんてないんだぞ?」 「いい加減オレ達みたいに、空き地の隅っこでションベンを済ませちゃえよ?」 何度も周囲を振り返ってはトイレを追い求める香瑠を哀れんで、男子達はある事実をそっと打ち明ける。 どんなに願い続けても空き地にはどこにもトイレがないと、ありありと香瑠の前で言いつけていく。 去年も休憩の途中で尿意を催した時も、今のようにして隅っこで立ちションをしていたことも振り返りながら、一刻も早く尿意を解き放ちたいなら、香瑠も同じように屋外で用足しを済ませるよう迫っていく。 フルフルフルッ…… 「そ、そんなぁ……もうオレ、一歩も歩けなくなっちゃったって言うのにぃっ」 周囲にいる男子達が何も手助けをしてくれない状況に、香瑠は思わず慌てふためいてしまう。 去年もお祭りに御輿を担いでいた男子達による、どんなに待ち望んでも周囲にトイレが存在しないと言う事実が、今の香瑠には重くのしかかってくる。 今でも脚を踏み出すたびに膨らんだ膀胱が揺れ動いて、閉ざし続けている間がいつこじ開けられるか分からない香瑠だけど、屋外でフンドシをずらして排尿するなど、今でも決して出来ないはずだと思い込んでいた。 どんなに香瑠が周囲を見渡しても、立ち尽くしている空き地にはどこにもトイレが無く、激しい尿意に追いやられながらうろたえることしか出来ない。 ほんの僅か脚を一歩踏み出すだけで膀胱が揺れ動いて、閉ざしている股間へ揺さぶりをかけてくる…… 「も、もうダメってば……きゃうぅんっ!」 カクカクカクッ、シュルシュルシュルッ…… 空き地内で用を足せる場所を必死に探し求めるうちに、ついに香瑠は震えるような悲鳴を発してしまった。 我慢の限界まで尿意を堪え続けていた香瑠だけど、ついに下半身の欲求に身体が持たなかったのだ。 その場に立ち尽くしたまま下半身を震わせて、香瑠はついに股間からオシッコを溢れさせ始めたのだ。 今でもフンドシを締めたまま、少しも自分の手で脱げずに、大事な部分から噴き出したオシッコが布地の裏側へと溢れ出して、続々と内側へと駆け巡ってくる。 ショワショワショワッ、ピチャピチャピチャッ…… (どうしよう、オレってばオシッコなんてお漏らししちゃったんだ。こんな空き地の上で、少しも動けないままなのに……) ついに屋外でもオシッコをお漏らしし始めた香瑠は、股間の辺りが続々と濡れていく感覚に見舞われて、少しも身動きが取れなくなってしまった。 フンドシの裏側に溢れ返っていたオシッコは、ついには白い布の外側にも滲み出していき、表面から続々と薄黄色い滴まで浮かべると、股間から続々と垂れ落ちてくる。 さらにはフンドシの裾部分からもオシッコが溢れ出していき、香瑠の太股から膝までを伝うと、足下に恥ずかしい跡を刻み込んでいく。 尿意の限界が訪れた末にしでかした失禁行為に、香瑠の気持ちはさらに慌てふためいてしまう。 思春期を迎えたばかりにも関わらず、下半身の欲求に屈するままオシッコを垂れ流す事態に見舞われて、香瑠の中では激しい後悔の念に苛まれる――締めているフンドシをオシッコで濡らしてしまうくらいなら、たとえ恥ずかしくても男子達とともに屋外での排尿を済ませておくべきだったと、香瑠は今さらながら気づかされる。 それでも自ら垂れ流したオシッコによって、続々と下半身が濡れていく状況を、香瑠は今さら取り繕うことなど出来ない…… ポタポタポタッ、グシュグシュッ…… 「あ〜あ、香瑠ってばついにオシッコをお漏らししちゃったんだ」 「フンドシにどんどんオシッコが広がってきて、大変なことになっちゃってるぞ?」 香瑠がついにオシッコを漏らし始めた様子を、傍にいた男子達もすぐに感づいていく。 空き地の片隅に立ち尽くしながら壁に寄りかかって、前屈みの姿勢から少しも起き上がれない香瑠の下半身から、続々と液体が滴ってくるのを男子達は見逃さなかった。 今まで必死の思いで尿意を堪えていた分、香瑠の股間からは続々とオシッコが溢れ出していき、あっと言う間に太股を伝っては足下を濡らしていく。 あまりにも惨めな香瑠の失禁姿を男子達も覗き込みながら、どうしても言葉をぶつけずにいられない。 いくら尿意を堪え切れなかったとしても、まさか香瑠がフンドシを穿いたままオシッコで濡らすなど考えられなかったのだ。 フンドシを下半身に締めながら、自分達と同じ振る舞いが少しも出来ない、間抜けな香瑠の姿に男子達も言葉をぶつけずにいられない。 「い、イヤぁんっ! お願いだからオレのみっともない姿なんて、これ以上見ないでくれよぉっ……!」 ジュクジュクジュクッ、ヒタヒタッ…… 背後にいる男子達から濡れた下半身を覗き込まれた上、はしたない失禁の瞬間を騒ぎ立てられて、香瑠は思わず声を震わせてしまう。 いくら年頃を迎えた身として恥ずかしい行為だとしても、男子達から言葉で責め立てられたくなかったのだ。 屋外でどうしても尿意を解き放つことが出来ず、一番恥ずかしい方法でオシッコを垂れ流した香瑠は、自らしでかした行為を思い知らされるだけで、すでに惨めな気持ちに襲われていたのだ。 それでも後ろにいる男子達が覗き込んでは、オシッコの色で染まったフンドシや、はしたない滴を纏わせた太股まで覗き込んでくるせいで、ますます香瑠の気持ちが震え上がってしまう。 本当は今すぐにでも男子達の前から立ち去りたいにも関わらず、香瑠は今でもこの場から動くことが出来ない……散々尿意を堪え続けていた分、今でも股間からはオシッコが溢れ出していき、脚の付け根から足首までを一気に伝いながら、履いている足袋の中にも入り込んでくるのだ。 オシッコで濡れた下半身など晒したくないのに、なかなか収まってくれない迸りを思い知らされて、香瑠は自分自身の情けなさを思い知らされる。 今でも香瑠は自ら垂れ流したオシッコでフンドシを濡らしたまま、恥ずかしい姿を男子達に覗かれるまま、さらには涙を零す瞬間まで見せつけてしまう…… |
||
←性別体験教室
第8話 |