体験版 プロローグ |
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「ふぅ。ずっと見たかったヒーロータイムも終わったから、そろそろ寝ようかなぁ……」 パジャマへと着替えた後で、ボクは『ジャスティスヒーロータイム』を食い入るように眺めている。 まだ小さかった頃は、テレビの予約も一人では出来なかったので、お姉ちゃんに頼んで録ってもらっていた。 今日もテレビ画面では、ヒーロー達が変身して、悪の怪人を倒していく、と言う姿が小さかった時のボクの気持ちを鷲掴みにしていた。 エンディングもしっかり見終えた後、満足した気持ちのままボクが自分の部屋へ戻ろうとしていた時だった。 「待って、翔月ちゃん。ついでにコレも見てみようよ」 不意にお姉ちゃんが姿を現して、テレビの前にずっと座り込んでいたボクの隣に身を寄せてきた。 お姉ちゃんが告げてきた言葉に、ボクは思わず耳を疑ってしまう……先ほどまで見ていた『ジャスティスヒーロータイム』の後に始まるアニメも一緒に見ようとお姉ちゃんは誘ってくる。 普段ならこの時間になると、早く寝るように急かされるはずなのに、ボクはお姉ちゃんの意外な言葉が不思議でたまらなかった。 「お、お姉ちゃん。この次って確か『リルピュア』でしょ? ボクこんなの見たくないのに……」 『ジャスティスヒーロータイム』が終わった後は、ボクのクラスの女の子達が夢中になっている、いわゆる『魔法少女モノ』のアニメが控えているはずだった。 当然ながらボクは男の子なので、女の子が見るようなアニメなんて見るだけで照れくさくてたまらない。 もしもボクが男の子にも関わらず『リルピュア』を見ていると知られたら、きっとクラスのみんなからバカにされてしまうはずだ…… 「そう言わないで、翔月ちゃん。私…ずっと翔月ちゃんと一緒に見たいなって思って。撮っておいたんだ……」 それでも隣にいるお姉ちゃんは、どうしても今日の『魔法少女リルピュア』を一緒に見たいと言ってくる。 ずっとボクの面倒を見てくれて、今日もちゃんと録画を撮ってくれたお姉ちゃんの言葉に、ボクは上手く言葉を返せない。 それでもボクは、どうしてお姉ちゃんが魔法少女モノのアニメを見たがるのか少しも理解出来ない……お姉ちゃんはボクよりも年が離れていて、もうアニメを見るような年頃じゃないはずだ。 (ヘンなの。お姉ちゃんったら……いつもならボクに早く寝てって言うのに、今日はどうしてボクに夜更かしさせてまで、女の子しか見ない『リルピュア』まで、ボクに見せてくるんだろう?) 普段なら許されない夜更かしさせてまで、どうしてお姉ちゃんが『リルピュア』を見たがるのか、ボクは思わず考え込んでしまう。 ちなみに『リルピュア』と言うアニメは、本来ならボクのクラスメートの女の子達が見るようなものなのに、どうしてお姉ちゃんは録画してまで、子供じみたアニメを見たがるのか、今のボクには少しも分からない。 さらにお姉ちゃんが言うには、ボクも一緒に『リルピュア』を見るのを付き合って欲しいと誘ってきたのだ。 そこまで『リルピュア』を見たいなら、お姉ちゃん一人だけで見れば良いのに……そんなことを思いながら、ボクは渋々テレビへと顔を向ける。 ギュッ。 「あうぅんっ」 考えごとをしているうちに、すぐさまボクの身体を抱きかかえられてしまった。 お姉ちゃんが急に抱き締めるせいで、ボクは思わず声を洩らしてしまう……お姉ちゃんと比べて身体が小さいボクは、まるで子供扱いされているみたいで照れくさかったのだ。 「ふふっ。翔月ちゃんのお尻、とっても可愛いね?」 ボクがずっと嫌がってるのに、お姉ちゃんは少しも身体を離そうとしてくれない。 必死にボクがもがき続けても、お姉ちゃんの手から少しも逃げられないまま、ついにはパジャマの上からお尻まで触られてしまう。 お姉ちゃんが少しも身体を離そうとしないばかりか、ついには恥ずかしい秘密まで探られて、ボクはますます照れくさくてたまらない。 「や、ヤダぁっ!お姉ちゃんったら……」 思わず嫌な顔を向けてしまうけど、それでもお姉ちゃんはボクの身体を離そうとしない。 お姉ちゃんの優しい手つきで身体を抱き締められた後、さらにはお尻も触られてしまうと、ボクがまだ小さな存在だと言う事実をありありと思い知らされる。 パジャマ越しにお尻を撫でられるだけで、ボクが子供扱いされても当然な、恥ずかしい感触を何度も思い知らされてしまう…… カサカサッ。 (もう……ボクが寝る前に紙オムツを穿いてるの、お姉ちゃんだって知ってるクセに。どうしてお姉ちゃんったら、こんなイジワルなことしてくるの?) お姉ちゃんから子供扱いされるのを必死に嫌がるボクだけど、未だに赤ちゃんのような下着に頼らないといけない自分自身を思い知らされて、どうしても顔を火照らせずにいられない。 まだオネショ癖が抜けきってなかったボクは、寝る前に紙オムツを穿かないと、朝に自分のオネショでパジャマのズボンやシーツまでオシッコで濡らしてしまう。 クラスメートの殆どが卒業したオネショを、ボクがまだ治せない事実をお姉ちゃんの手つきで教え込まれるたびに、ボクはどうしても肌を震わせてしまう。 いつも穿いているブリーフと違って、紙オムツの乾いた感触をお尻に押しつけられるたびに、ボクは情けなくてもどかしい、自分でもよく分からない気持ちから少しも抜け出せない…… ギュッ。 「あっ、お姉ちゃん……」 そんな気持ちを知らずに、さらにお姉ちゃんはボクの方に身を寄せてくる。 紙オムツを穿いて膨らんでるお尻を撫でるのに飽きたのか、お姉ちゃんはボクの小さな身体を抱き締めて、少しも逃そうとしないのだ。 まるで気持ちを弄ぶような様子のお姉ちゃんに、ますますボクは戸惑ってしまう……お風呂上がりのお姉ちゃんは良い香りがするけど、このまま嗅いでいて良いものか、ボクは迷わずにいられない。 ほんのりと漂ってくる香りを嗅いでいると、ボクはお姉ちゃんの大人っぽい姿に圧倒されてしまう。 「ふふっ、翔月ちゃん……あと少しだけ私に、付き合ってくれるかな?」 ボクが何も返事を返せずにいると、お姉ちゃんが逆に話し掛けてきた。 どうやらお姉ちゃんは、ボクと一緒にどうしても夜更かしをしてもらいたいらしい。 「う、うん。お姉ちゃん……」 お姉ちゃんが少しも身体を離してくれないうちに、ボクも気づいたらすっかり大人しくなっていた。 仕方なしにボクはお姉ちゃんへと返事を返して、これから始まる『リルピュア』を一緒に見る約束を交わす。 約束を耳にしたお姉ちゃんは、しっかりと両手を回して抱き締めてくるので、ボクは恐る恐る自分の身を預けるしかない…… ムニュッ。 (どうしよう。お姉ちゃんの柔らかいオッパイ、ずっと背中に当たってくるよぉ……) ボクはどうしても、お姉ちゃんに抱きつかれるのが照れくさくてたまらない……お姉ちゃんの柔らかいオッパイが、背中越しにずっと押しつけられるせいだ。 あと少しで新しい学校に通うことになるお姉ちゃんは、まるでお母さんのように胸が大きく膨らんでいた……どうやら『ダイニジセイチョウ』と言うのを迎えたのが原因らしい。 お姉ちゃんのオッパイは、よくお家に遊びに来るクラスメートの女の子と比べても大きく、一早く大人の仲間入りをしたお姉ちゃんにみんなが憧れていた。 そこまで大きな胸をお姉ちゃんから押しつけられるせいで、ボクの顔はすぐに火照ってしまう。 柔らかくて暖かいオッパイの感触を受けるたびに、ボクはママに甘えていた頃と同じく、お姉ちゃんに甘えたいような気持ちになってしまう……それでもお姉ちゃんに嫌がられたら大変なので、ボクはそっと背中を預けるしかなかった。 「ねぇ、翔月ちゃん。確か翔月ちゃんのクラスの女の子って、よく『リルピュア』を見てたりするの?」 ボクがあまり言葉を交わせずにいると、お姉ちゃんがそっと話し掛けてくる。 どうやらお姉ちゃんは、自分で録画した『リルピュア』の内容をあまり知らないようなので、どんな内容なのかをボクに尋ねてきたのだ。 テレビを眺めているお姉ちゃんは、まるでクラスの女の子みたいに夢中になっているようだ。 「う、うん……よく女の子達は、リルピュアが大好きだって言ってるから……」 お姉ちゃんから投げかけられた質問に、ボクは恐る恐る答えていく。 ボク自身もあまり詳しくないけど、クラスの女の子がよくお遊戯の時間に『リルピュアごっこ』をしていたり『リルピュア』に変身する女の子達の話で盛り上がっていたので、ある程度は答えられるはずだ。 男の子であるはずのボクが『魔法少女リルピュア』を見る羽目になるのが今でも照れくさいけど、お姉ちゃんの優しげな言葉を聞くだけで、どうしても従わずにいられない。 何しろお姉ちゃんは、今でもボクの身体を抱き締めたまま少しも離してくれないし、柔らかくて暖かいオッパイを構わずに押しつけてくるのが『魔法少女リルピュア』を見る以上に照れくさかった…… 「やっと始まったね、翔月ちゃん……それにしても、とっても可愛らしい衣装を着てるんだね、この子達。私もうらやましくなってきちゃった」 ボクがお姉ちゃんと話を合わせているうちに、ついに『魔法少女リルピュア』のオープニングが始まった。 テレビ画面の中で、制服を着た女の子が学校の中で楽しそうにしてたり、途中で怪人が現れると、女の子が『リルピュア』に変身して、フリフリの衣装を身に着けながら怪人を倒すシーンが一通り流れている。 もしかしたらお姉ちゃんは、学校の制服を着るのがうらやましくて『リルピュア』を見ようと言い出したのかもしれない……と思っていたけど、お姉ちゃんが注目したのは、変身した後のフリフリな衣装の方だった。 フリルやリボンが一杯付いたカラフルな衣装は、きっとクラスメートの女の子なら似合うはずだけど、大人っぽく成長したお姉ちゃんから見ても、うらやましいものかもしれない…… 『あ、あの……私を本当に……大人っぽくしてくれるって、本当なんですか?』 『あぁ、そうだよ?君の願いなら何でもオレが……ボクが叶えてあげるからね?』 気づいたら『魔法少女リルピュア』の本編が始まったので、ボクはお姉ちゃんと一緒に眺めていく。 あまり見る機会がなかった『リルピュア』も、ボクが大好きな『ジャスティスヒーロータイム』と流れは同じで、怪人が悪いことを働こうとすると、すぐにヒロインの女の子が助けると言う流れだ。 テレビ画面の中では、ヒロインのクラスメートが怪人から誘われている途中だった。 「お姉ちゃん、確かあの赤くて金髪のが、とっても悪いヤツなんだよ?」 ボクは知っている限りの知識で『魔法少女リルピュア』の内容を、お姉ちゃんのために説明し始めていた。 クラスの女の子達からある程度は話を聞いていたおかげで、あまり『リルピュア』を見ていないボクでも、ヒロインの女の子や怪人の名前くらいは知っている。 「そうなんだ……これからどんな話になるのかな。お姉ちゃんもリルピュアを見るのが初めてだから、とっても楽しみだね?」 お姉ちゃんはボクの説明に耳を傾けながら、食い入るようにして『リルピュア』の内容を眺めていた。 テレビ画面の中では学生に通いながら、まだ身体が成長してないせいで年下に間違えられることに、強いコンプレックスを抱えたクラスメートの様子が映し出されている。 どうやらお姉ちゃんとは逆で、制服を着込む年頃になっても『ダイニジセイチョウ』を迎えられないのを悩んでいるようで、悪の怪人が弱みにつけ込もうとしている最中だった。 『そ、それじゃあ……お願いします、キャアッ!』 チャリンッ。 クラスメートの女の子が怪人に身体を預けると、メダルを埋め込んで、直後にコンプレックスを元にした怪物を作り出されようとしていた。 女の子が身悶える様子とともに、みるみるうちに怪物が生み出されて、徐々に巨大化していく。 「お姉ちゃん、見てよ。あの怪人が女の子にメダルを埋め込むと……確か、怪人が生まれちゃうんだよ?」 あまり『魔法少女リルピュア』を見たことはないボクでも、クラスメート達から話を聞いていたおかげで、おおよその展開だけは掴むことが出来た。 テレビ画面に夢中になっているお姉ちゃんにも聞こえるように、ボクはこれから迎える展開を説明する。 お姉ちゃんが見たがっていた『リルピュア』を、ボクもなるべく楽しもうとしていた。 「そ、そうなんだね、翔月ちゃん……」 お姉ちゃんはボクの言葉に耳を傾けながら、テレビ画面に映し出されたクラスメートの様子に注目していた。 テレビ画面の中では、きっとお姉ちゃんより年上なはずの女の子が、少しも大人になりきれてないのを思い悩んでいる様子がありありと映し出されていた。 まだ制服を身に着けてないにも関わらず、身体が大人の女性に成長したお姉ちゃんの姿と見比べると、ボクは不思議な気持ちに駆られてしまう……どうやら『ダイニジセイチョウ』には個人差があるらしく、お姉ちゃんみたいに早く身体が成長したり、逆に『リルピュア』のクラスメートみたいに、なかなか身体が成長しない女の子もいるらしい。 「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……くうぅっ!」 クラスメートの女の子が巨大な怪物に飲み込まれて、いよいよ『リルピュア』が助けに来ようとしていた頃合いに、ボクはある異変に気づかされる。 ボクの隣で熱心に『リルピュア』を見ていたお姉ちゃんが、小さな呻き声を洩らし始めたのだ。 今でもボクの身体を抱き締めながら、テレビの方に視線を向けていたお姉ちゃんだけど、気づいたら手元を震わせながら、少し苦しそうな表情を向けてくる。 「お、お姉ちゃん……大丈夫なの? さっきからずっと、苦しそうみたいだよ……?」 不意に見せつけられたお姉ちゃんの様子を受けて、ボクはすぐさま心配を寄せ始める。 今まで『リルピュア』の展開を追っていたはずなのに、お姉ちゃんの身に何が引き起きたのか、ボクはどうしても気にせずにいられない。 テレビの内容そっちのけで、ボクはお姉ちゃんの様子を眺めていく。 お姉ちゃんは今でも手元を震わせながら、何かを必死に堪えているようだった…… 「平気だよ、翔月ちゃん。それより私と一緒に、ずっと『リルピュア』を……最後まで見て、いようね? お姉ちゃんと約束、したでしょう?」 モジモジモジッ…… ボクが心配を寄せると、お姉ちゃんは震える声のまま返事を返し始める。 どうやらお姉ちゃんは、何かを必死に堪え続けながら、どうしてもボクと一緒に『魔法少女リルピュア』を見届けたいらしい。 今でもしっかりとボクの身体を抱き締めたまま、両膝を小刻みに震わせていて、まるでおトイレを我慢している時みたいだった。 時間が経つとともに、お姉ちゃんはますます苦しげな表情を見せてしまう……それでも『リルピュア』を最後まで見終えるまで、少しもボクから離れるつもりはないらしい。 (お姉ちゃんったら、ちょっと苦しそうにしてて。一体どうしちゃったんだろう?) お姉ちゃんが一体何を我慢しているのか、ボクはますます気になってしまう。 今でもお姉ちゃんは両膝を震わせながら、テレビ画面を見つめる間も落ち着かないのに、少しもトイレに向かおうとしない。 まるでわざとオシッコを我慢しているようなお姉ちゃんの素振りが気になって、ボクも段々とテレビの画面を気にする余裕を失ってしまう。 はっきり言って、お姉ちゃんと一緒にリルピュアを見るどころではなかった。 『私達の大事なお友達を、返しなさいっ! マジカル・デコレーションッ!』 『うわぁぁぁぁ……』 お姉ちゃんが呻き声を洩らしているうちに、テレビ画面に映し出された『リルピュア』はクライマックスを迎えていた。 ヒロインが変身した後でドレスのような衣装を身に纏い、巨大なモンスターへと立ち向かいながら、パンチやキックなどを繰り出して、最後には必殺技を放って、今回も見事に巨大なモンスターを退治していく。 「くぅっ……イヤぁんっ!」 フルフルフルッ……! そんなテレビの展開を構う余裕もないまま、お姉ちゃんは震えた声を洩らしてしまう。 ずっとボクの身体を抱き締めたまま手元を震わせて、ついには悲鳴を響かせながら、ますます苦しげな表情を向け始める。 必死の思いで目を瞑りながら、今まで以上に身を縮ませて、それでも気持ちが収まらないのか、必死の思いでボクの身体に寄り掛かってきた。 テレビの画面に意識を向けられないまま、肌を小刻みに震わせ続けるお姉ちゃんの様子に、ボクはすっかり釘付けになっていた。 「お、お姉ちゃん……本当に大丈夫、なの?!」 あまりにもお姉ちゃんが苦しそうだったので、ボクは恐る恐る言葉を投げかけていく。 一体お姉ちゃんの身に何が起きたのか、どうしてもボクは確かめておきたかった。 目の前にいるお姉ちゃんは今でも身震いを起こしたまま、頬を赤らめながら苦しげな表情を浮かべている。 お姉ちゃんの響かせる悲鳴に、ボクは必死の思いで耳を傾けていく。 「か、翔月ちゃん。わ、私は平気だから……あふぅんっ」 ボクがずっと言葉をぶつけていると、お姉ちゃんが恐る恐る返事を返していく。 乱れた息を少しずつ整えながら、ずっと心配を寄せるボクの姿を眺めているお姉ちゃんだけど、まだ苦しい状況からは抜け出せないらしい。 パジャマ越しに子かを押さえつけたまま、何やら手をモゾモゾとさせているお姉ちゃんの姿に、ボクは只事ではない雰囲気を感じ取っていた。 ずっと股間を押さえつけたまま、お姉ちゃんは何故か耳まで真っ赤に染め上げている。 「ぜ、絶対に大丈夫じゃないよ、お姉ちゃん。一体お姉ちゃん、何をずっと隠してるの?」 じれったいお姉ちゃんの返事に、ボクは思わず言葉をぶつけてしまう。 お姉ちゃんがどんなにやせ我慢を続けたとしても、目の前で苦しそうに呻いていたのは明らかだった……それでもボクの前で無理をし続けるお姉ちゃんを、どうしても放っておくことなど出来ない。 「ありがとう、翔月ちゃん……ずっと気遣ってくれて、翔月ちゃんは本当に、優しいんだね。それじゃあ私の隠し事、翔月ちゃんにも教えちゃおっかな……」 必死の思いで言葉を投げかけるボクの気持ちをなだめようと、お姉ちゃんは優しげに返事を返し始める。 まだ『魔法少女リルピュア』の内容が続いているのを踏まえて、お姉ちゃんはボクに隠していた秘密を、リルピュアが終わるまでの間に教えてあげると口にしてきた。 今まで頬を赤らめながら、お姉ちゃんが何かしらの事情を抱えていたのは確かなので、これから明かされようとしていた秘密に、ボクはますます意識を寄せていく。 『リ・リ・リ・リ・リルピュア〜♪』 ボクとお姉ちゃんがそんなやり取りを続けるうちに、テレビ画面に映し出された『リルピュア』は終わりを迎えようとしていた。 テレビ画面では丁度『魔法少女リルピュア』のエンディングが流れていて、ドレスのような衣装を見に纏った『リルピュア』が、華やかなダンスを繰り広げている。 クラスの女の子達が、よくお遊戯の時間に見せているのと同じ振り付けだった。 「翔月ちゃんにだけ見せてあげるね? とっても恥ずかしいことだから、ずっと隠してたんだけど……」 スルスルスルッ…… 先ほど約束を交わしたとおりに、お姉ちゃんはずっと隠し通していた秘密をボクの前で明かしてきた。 そっとボクの前で立ち上がると、身に付けていたパジャマのズボンを下ろし始めて、さらにはワンピース状になっている裾も持ち上げる。 「や、ヤダっ!お姉ちゃんったら、急にパジャマなんで脱いじゃって……えっ、どうしてお姉ちゃんが……」 お姉ちゃんの手で見せつけられようとする下着姿に、ボクは慌てふためいてしまう。 まさかお姉ちゃんが自分から服を脱いでくるなんて、小さかった頃のボクには少しも考えられなかった。 いくらボクが小さいとしても、女の子のハダカや下着姿を覗くなどイケナイことだと言うのは知っている……たとえ相手がお姉ちゃんでも同じなはずだ。 それでも目の前にいるお姉ちゃんは頬を赤く染めたまま、わざとボクに見せつけるようにして、パジャマを脱いだ後の姿を見せつけてくる。 ボクは必死の思いで視線を逸らしていたけど、本心ではお姉ちゃんの姿に興味があるのか、どうしても横目で眺めずにいられない…… 「ついに、翔月ちゃんにも教えちゃった……今の私、翔月ちゃんと同じ紙オムツ、穿いちゃってるんだよ?」 お姉ちゃんが見せてきた姿は、ボクにとってあまりにも以外だった。 何とお姉ちゃんの下半身は、普段穿いているパンツではなく、ボクが穿いているのと同じ、全体が薄いブルーの紙オムツで包まれていた。 どうしてボクより年上なお姉ちゃんが、必要のないはずの紙オムツを身に着けているのか、少しも理解出来そうにない……それでもお姉ちゃんはボクの前で笑みを浮かべながら、熱い視線までぶつけてくるのだ。 きっとお姉ちゃんも恥ずかしいはずの紙オムツ姿を、どうして目の前で見せつけてくるのか……ボクがひたすら思い悩むうちに、お姉ちゃんはさらに恥ずかしい告白まで口にし始める。 「それにね、翔月ちゃん……ずっと今までオシッコを我慢してて。それでリルピュアを見ている最中に……オシッコをたっぷり、紙オムツの中にお漏らししちゃったんだよ?」 クイッ。 お姉ちゃんはボクの前で紙オムツ姿を見せつけた後、とんでもない事実まで打ち明け始めてきた。 どうやらお姉ちゃんが言うには、ボクと一緒にリルピュアを見ているうちに尿意を催して、自分から少しもトイレに向かわず、そのまま紙オムツの中にオシッコをお漏らししてしまったらしい。 少しも考えられないようなお姉ちゃんの告白を耳にするうちに、ボクは少しも身動きが取れなくなっていた……ボクよりも遥かに年上なお姉ちゃんが紙オムツを穿いたまま、オシッコを垂れ流しにしてしまうなど信じられなかったのだ。 それでも、ボクと同じように膨らんでいる下半身に見惚れていると、さらにお姉ちゃんはボクの手首を掴み始めてくる。 ヌクヌクヌクッ。 「だ、ダメったら。お姉ちゃんってば……そんなぁ。紙オムツも暖かくなってる」 気づいたらボクの手は、お姉ちゃんの股間へと押しつけられていた。 思わず紙オムツ越しに触れてしまったお姉ちゃんの下半身に、ボクはますます驚かされてしまう。 先ほどまでお姉ちゃんが口にしていたとおりに、お姉ちゃんは紙オムツ内への排尿を済ませてしまったようで、紙製の生地から暖かいぬくもりを受け止めていた。 表面をぷっくりと膨らませて、体温と同じく暖められている紙オムツの内側では、きっとお姉ちゃんのオシッコが溢れ返っているはずだ。 ボクがオネショした時と同じようなニオイが、お姉ちゃんの穿いている紙オムツからどんどん漂ってくる。 「ふふっ、翔月ちゃん……今の私、お姉ちゃんなのにとっても、変だよね……?」 ボクが驚きの表情を浮かべていると、お姉ちゃんはさらに言葉を投げかけてくる。 本来ならボクより年上なのに、平然とお漏らしをしでかした自分自身をお姉ちゃんは振り返ってきた。 ボクの前でお漏らしの事実を明かして、きっとお姉ちゃんも恥ずかしい気持ちで一杯のはずなのに、顔を赤らめながら続々と言葉を続けてみせる。 「お、お姉ちゃん……一体どうしてボクの紙オムツなんて穿いて、それに……オシッコまでお漏らし、しちゃってるの?」 お姉ちゃんの恥ずかしげな言葉に、ボクは思わず意識を吸い寄せられてしまう。 本来ならボクよりも年上で、寝る前のオネショなどとっくに卒業したはずのお姉ちゃんが、どうして紙オムツを穿いているのか……さらには、ボクのいる前でオシッコまでお漏らししてしまったのか、お姉ちゃんの抱えている事情を少しも飲み込めなかった。 ボクですら、オネショのために紙オムツを穿くのが恥ずかしくてたまらないのに、どうしてお姉ちゃんまで同じ真似をするのか、少しも分かりそうにない…… 「ちょっと驚かせちゃったかな。翔月ちゃんにも、ちゃんと説明してあげないとね……実はね、こんなに身体が大人っぽくなってるのに。本当は今でもずっと……子供のままに戻りたいって、ずっと考えてたんだ?」 ボクが困ったような様子を見せていると、お姉ちゃんは少し恥ずかしげな表情を見せながら、ずっと抱えていた事情を明かし始めた。 何とお姉ちゃんが言うには『ダイニジセイチョウ』を迎えたせいで、自分の身体が大人になっていくのを思い悩んでいたらしい。 着実に伸びていく背や膨らんできた乳房など、クラスメートよりも一早く成長を迎えた自分の身体に、ずっとお姉ちゃんは戸惑いの気持ちを抱えていたなど、弟のボクでも今まで気づかなかった。 時間とともに大人へと成長する身体を抱えてしまったことが、今までずっと辛くてたまらなかったと洩らしながら、お姉ちゃんは潤んだ瞳まで向けてくる。 「お、お姉ちゃん……」 お姉ちゃんの告白を受けて、ボクはどう返事を返せば良いか分からなかった。 日に日に大人へと成長するお姉ちゃんの姿に、ボクはずっと憧れの気持ちを抱いていた……にも関わらず、お姉ちゃん自身は大人っぽくなる身体が嫌でたまらないらしい。 自分から紙オムツを穿いてまで、子供っぽい姿を見せつけてくる、今のお姉ちゃんにどう接してあげれば良いのか、まだ小さなボクには少しも分かりそうにない…… 「だからね、翔月ちゃんに付き合って、もらっちゃった……一緒にリルピュアを見たり、それに一緒の紙オムツを穿いて、お漏らしまでしちゃったの……」 それでもお姉ちゃんはボクの前で、ずっと抱え込んでいた気持ちを続々と明かしていく。 どうしてお姉ちゃんが一緒に『魔法少女リルピュア』を見たがっていたのか……きっとボクと同じ頃の気持ちに戻りたかったためだろう。 ボクと同じようにパジャマの下に紙オムツを穿いたまま、さらには一度もトイレに向かわずに、呻き声を響かせながらオシッコをお漏らししたお姉ちゃんの気持ちに触れた後、どんな言葉を掛ければ良いかも分からない。 「でも、翔月ちゃん……翔月ちゃんでもオネショするのは、寝ている時だけなのに。私ったら、起きてる時でも……オシッコを我慢出来ずに、お漏らししちゃってるんだよ?」 ボクが戸惑いの気持ちを抱えているのも構わず、さらにお姉ちゃんは胸の内を明かしてくる。 寝る前に紙オムツを穿かないといけないボクでも、起きている間はトイレに行くことが出来ることを踏まえながら、お姉ちゃんは恥ずかしい事実を自分から教え込んできた。 パジャマの下に紙オムツを穿いたまま、一度もトイレに向かわず、はしたなくオシッコをお漏らしした自分自身をわざわざ振り返ってしまう。 「お、お姉ちゃん……」 今までなら考えられないお姉ちゃんの姿に、ボクは思わず言葉を失ってしまう。 身体は大人への変貌を遂げようとしているのに、まるで子供じみた行為を冒してしまうお姉ちゃんの姿に、ボクは複雑な気持ちを抱え込んでいた。 どうやらお姉ちゃんは年上にも関わらず、本来の年齢に相応しくない……例えばボクと同じような扱いを望んでいるらしい。 はしたない本性を明かしてきたお姉ちゃんに、ボクはどう接してあげれば良いのか分からない…… 「うぅん、翔月ちゃん。これから私は『妹』になりたいんだから。だから翔月ちゃん……うぅん、お兄ちゃん。私の名前、読んでくれるかな?」 ボクが返事を返すのに困っていると、お姉ちゃんはとんでもないことを切り出してきた。 起きている間は決してお漏らしなどしないボクと比べて、ついにはトイレに行くことも忘れてオシッコをお漏らししてしまった自分など、ボクのお姉ちゃんである資格すらないとまで口にしてみせる。 さらにお姉ちゃんはボクに向けて『お兄ちゃん』と言う言葉を発してきた。 子供じみた行為を続ける自分を『妹』と例えながら、お姉ちゃんはボクに甘えさせて欲しいと洩らしてくる。 いつもボクに優しくしてくれる時とは少し違う、何かを期待しているような、何かを期待したような瞳をお姉ちゃんから向けられていた。 お姉ちゃんは今でも潤んだ瞳を向けながら、ボクに甘えたいような表情を見せてくる……告げられたばかりの『お兄ちゃん』と言う言葉の響きが、ずっとボクの胸に響いてくる…… 「な……奈美香、ちゃん?」 最初は迷っていたボクだけど、ついにお姉ちゃんの願いを聞き入れることにした。 お姉ちゃんに頼まれるまま、ボクはそっと下の名前で呼び始める。 本来ならボクこそが弟なのに、すっかり甘えんぼな気持ちを抱えたお姉ちゃんに急かされるまま、わざとお兄ちゃんぶった振る舞いを見せてしまった。 いつもならボクが下の名前で呼ばれてるのに、お姉ちゃんに対して逆の立場で振る舞うなど、なかなか気持ちが慣れてくれない。 お姉ちゃんの名前を呼んだ後、ボクは思わず身をこわばらせてしまった……きっと、これが『緊張している』ってことだと気づかされる。 「ありがとう、お兄ちゃん。これで私、お兄ちゃんの『妹』になれるわよね? よろしくね、お兄ちゃん……」 ボクが告げた言葉を受けて、お姉ちゃんは嬉しそうに返事を返してきた。 頼まれるまま『妹』として扱ったことが、お姉ちゃんには嬉しくてたまらないらしい。 すっかり甘えんぼな本心を見せたお姉ちゃんは、さらにボクへと甘え始めながら抱き締めて、さらにボクの前で『お兄ちゃん』と言う言葉を口にする。 お姉ちゃんはそっと柔らかい乳房を押しつけながら、同時に紙オムツで膨らんだ紙オムツ姿まで、ためらいなくボクの前で見せつける。 今でも熱い視線をぶつけるお姉ちゃんに、ボクは熱い気持ちを抱えてしまう。 「う、うん。奈美香ちゃんはお漏らしした紙オムツ、脱がなくっても平気なの?」 ボクは早速お姉ちゃんの……可愛い妹である奈美香のために、お兄ちゃんらしいことを始めることにした。 ずっと奈美香が穿いていた紙オムツは、オシッコサインが染まっているほど、たっぷりとオシッコを含んでいるらしい。 オシッコで濡れた紙オムツを穿いたままだと、きっと奈美香も寝ている時に気持ち悪いだろうから、すぐにでも紙オムツを取り替えてあげることにした。 奈美香は今でも紙オムツに包まれた下半身から、オシッコのニオイが漂ってきて、すぐにボクの鼻をくすぐってくる。 ドサッ…… 「えへへ、それじゃあお兄ちゃんにもっと、私がお漏らししちゃったトコロも見せてあげるね? だからお願い、お兄ちゃん。私の紙オムツを取り替えて欲しいな……」 奈美香はボクに言いつけられるまま寝そべりながら、紙オムツを取り替える準備を始めることにした。 膨らんだ乳房を揺らしながら、体つきこそは大人へと成長しているにも関わらず、紙オムツに包まれた下半身を投げ出しながら、ボクの手で紙オムツを引き剥がされるのを待っている。 恥ずかしいお漏らし姿を、本当にボクの手で探っても構わないのか……そんな気持ちの迷いを感じながら、ボクは恐る恐る身を寄せながら、こそばゆいニオイを漂わせるお姉ちゃんの下半身へと近づいていく。 表面をぷっくりと膨らませていることから、どれだけ可愛い妹の奈美香が紙オムツ内にオシッコを溢れさせたのか、すぐにボクの手で明かしてしまうつもりだ…… |
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