「おい、ナンチャン!見つけたか?」

「あぁ、ミスター!あそこの女だ!!ホレ・ホーレ、準備しようぜ」

「よっしゃぁ!!」

怪しげな3人組みが電車の端で騒いでいる。

ナンチャンのスタンド、エアロ・スミスが向こうにいる女性の上を飛んでいる。

このスタンドは小さな戦闘機の形をしており、

興奮している人間の二酸化炭素を探知できる能力を持っている。

「へへっ、やっぱり痴漢されてらぁ。」

「よーっし、今日も楽しませて貰いましょうか!!セックス・ピストルズ!!

ホレ・ホーレ、お前の拳銃で飛ばしてくれ」

「任せておきな。エンペラー!!」

メギャン!!

ホレ・ホーレの右手に、拳銃が現れた。

エンペラーは拳銃のスタンドだ。

しかし、ゴム弾しか発射できず、殺傷能力は無い。

そして、セックス・ピストルズは親指ほどの小人のようなスタンド。

6人で1チームとなっており、それぞれ自意識を持っている。

ダーン!ダーン!ダーン!

ホレ・ホーレが3発のゴム弾を発射した。

スタンドなのでスタンド使い以外には、もちろん見えない。

3発のゴム弾に乗って、3人のピストルズが女性の下へと到着する。

ボーイッシュな雰囲気だが、出ているところは出ている。

そして健康的な美脚がホットパンツより伸びていた。

何ともマニアが喜ぶような女性である。

「あぁっ・・・やめろっ!!」

ムッチリとした巨尻を掴んでいる手を、女性は払いのけた。

痴漢は次に女性の胸を揉んだ。

「あっ・・・ちょっと!!」

バシッ!!

またスグに女性にあしらわれてしまった。

「ククッ、マッタクナッチャァイナイナァ!!」

「ソウダゼ!コレガチカンカヨ!!」

「オレタチガ、ミホンヲミセテヤラニャア!!」

3人のピストルズは痴漢のテクを見てガッカリしつつも、

早速女性の痴漢へと取り掛かることにした。

「イクゾ!!」

ピストルズたちは、慣れた動きでスルスルと女性の服の中に入り込んだ。

1人は右胸に、1人は左胸に、そして最後の一人はクリトリスの辺りに陣取った。

(全く・・・、男って奴は・・・。これから仕事だっつーのに・・・ん・・・また・・・?)

胸にサワサワとした感覚を感じ、キッと痴漢を睨む。

が、痴漢の手は吊革にある。痴漢はキョトンとした表情を女性に返した。

(何だこの女・・・?痴漢を辞めたことにに怒っているのか?いやしかし・・・

もう少し観察しよう・・・)

女性の行動で、痴漢が勘違いを始めた頃、胸の所にいたピストルズが

激しく動き出した。

「くっ・・・ん・・・」

(え?痴漢は触っていないのに、胸が・・・フワフワする・・・動いている?

何かいる・・・あっ・・くぅっぅ・・・チクビ・・・に何かいるぅ・・・)

ピストルズの愛撫に、クネクネと女性は悶え始めた。

痴漢は更に勘違いを始まる。

(ククク・・・俺の勘違いじゃない、コイツ・・・誘ってやがるな?

ツンデレって奴か?こんな女もいるんだな・・・。

もう少し、この時間を楽しむか・・・)

痴漢はニヤニヤと笑い始めた。

(アッ・・・クゥゥゥ・・・痴漢が・・・笑っている?やっぱりコイツが?いやでも・・・コイツは何もしていない!!

アアァァァ・・・ならなぜぇ?・・・胸が・・・感じる・・・)

「うっくぅぅ・・・」

痴漢に触られているわけでもないのに乳頭辺りが疼く、そんな妙な感覚に

女性の頭は混乱し始めていた。

しかし、愛撫による快楽で思考もまともに動かない。

「はぁぁ・・・」

漏れる吐息に、痴漢のボルテージも上がってくる。

そんな中、クリトリスに向けてもう1人のピストルズが動き出した。