ボクが学校公認の男の娘になるまで 体験版
第1話
「……ふふっ。ついに着てみちゃった?」
日曜日の昼下がり、ボクは部屋にある鏡をそっと覗いてみた。
セーラー服に身を包んだ自分自身を眺めるだけで、ボクはとっても嬉しくてたまらない。
紺色の襟を何度も整えながら、生地の具合を指先で確かめる……普段着ている制服と違って、セーラー服は何となく柔らかい感じがした。
本来なら許されないはずの格好を、今だけは好きなだけ続けていられる……鏡の前にいるボク自身が、まるで別の誰かに見えてくる。
自分で言うのもヘンだけど、可愛らしい姿を鏡で見るたびにドキドキしてたまらない。
「やっぱり可愛くって素敵だなぁ……お姉ちゃんのセーラー服」
鏡を覗き込みながら、ボクはお姉ちゃんの姿を思い浮かべる。
ボクが着込んでいるセーラー服は、お姉ちゃんがいつも着ているものだった……もしボクが借りていることを知られたら、きっとお姉ちゃんに叱られちゃうかもしれない。
ボク自身も普段から見慣れているはずのセーラー服に身を包むだけで、特別な気持ちに浸っていられる。
言い忘れてたけど、ボクは男の子だ。
「セーラー服、ちゃんと着こなせてるかなぁ……折角お姉ちゃんがいないんだもん。なるべく可愛らしい格好を続けなくっちゃ」
モジモジモジッ……
鏡に映ったボク自身を覗き込みながら、スカートから伸びる脚を揃えたまま腰掛ける……重ね合わせた膝がくすぐったい感じがして、ボクはすぐ照れてしまう。
着ているセーラー服に似合うよう、ボクは女の子らしい振る舞いを続けたかったのだ。
たとえ本当は男の子でも、ボクは女の子らしく可愛らしい姿を何度も続けることにした。
何度もポーズを変えたり、身体の向きを変えたり、さらには髪飾りまで取り出して髪を結えながら、ボクは段々と胸を弾ませる……女の子の格好をするために、普段から髪を伸ばしていたのだ。
「えへへ、やっぱりこのポーズが似合うかな……ふふっ。やっぱり女の子の格好って、可愛くってたまらない」
色んなポーズを試した結果、ボクは一番可愛らしい仕草を見つけた。
部屋にあったクッションへ腰掛けた後、女の子の真似をして両膝をくっつける。
両脚を内股にしたまま鏡に向かって斜めに構えるのが、一番ボクに似合っているポーズだと思う。
上半身を傾けて、腰をちょっとだけくねらせると、普段のボクならありえないほど可愛らしい仕草が目に飛び込んでくる……ちょっとしたモデル気分だ。
たとえ男の子らしくなくても、今のボクは可愛い素振りを続けられることが全てだった……
「少しはボクも、女の子に近づけたかな……お姉ちゃんのセーラー服、ボクだって着こなせるんだから?」
鏡に映る可愛らしい姿に見惚れながら、ボクはさらに胸をドキドキさせる。
すっかり『男の娘』になりきれたのが、今のボクには嬉しくてたまらない。
おかしなことかもしれないけど、きっと今のボクならお外を歩いても女の子にしか思われないはずだ。
(元々はお姉ちゃんが悪いんだからね? ボクがこんなに女の子の格好を好きになっちゃったの。弟のボクがいるのに、あんな本なんて持ってるんだもん……)
どうしてボクが今みたいに、女の子の格好を好むようになったのかと言うと、お姉ちゃんに原因があった。
お姉ちゃんは学校の中で、文芸部に所属している――後で知ったことだけど『ボーイズラブ』って言う、男の子同士が愛し合うような小説なんかを愛読しているらしい。
男の子同士でエッチなことをするなんてと、ボクも最初はおかしなことだと思っていた……それでもお姉ちゃんの部屋にある漫画を読んだ後、ボクはとんでもない気持ちに支配されてしまった。
休日にやることがなかったボクは、たまたまお姉ちゃんの部屋に忍び込んで、どんな本を読んでいるかを探っていた時のことだった。
棚にあった漫画の主人公が、男の子なのにブラやショーツを穿き込んで、さらには髪飾りやスカートまで身に着けて、幼馴染みとキスしたり抱き合ったり……そこから先を読む前に、ボクはすぐ漫画本から目を背ける。
男の子が女装をしたまま、誰かとエッチな遊びを続けてしまう――そんなことをお姉ちゃんが好き好んでいるのかと、最初はボクも驚かされたけど、どうしても続きが気になって、閉じていた漫画本をそっと覗き込む。
おっぱいを揉まれたり、お尻を撫でられたりするたびに、まるで女の子みたいに声を上げたり、さらに大きくなったオチンチンを向けられるまま咥えたり、ついにはお尻を向けるまま、今まで知らなかったエッチなことを……結局全てを読んでしまった事実を振り返るだけで、ボクは胸がドキドキしてたまらない。
漫画の中の可愛い男の子に憧れているうちに、ボクも気づいたら女装を楽しむようになっていたのだ。
フリフリッ。
「きっと、お姉ちゃんも驚いちゃうかな? まさかお姉ちゃんの漫画を読んだせいで、弟のボクが『男の娘』になっちゃってるなんて……」
おかしな気分を誤魔化そうと、ボクは再び鏡へと視線を向ける。
お姉ちゃんが着ているセーラー服姿を見つめながら、わざとらしくお尻を振ってみる……普段は穿かないようなスカートの下から入り込む空気を脚全体に受け止めるうちに、ボクはますます照れ出してしまう。
絶対に誰の前で見せられないはずだと分かっていても、ボクはどうしても女の子の格好を止められそうにない。
お姉ちゃんのせいで知ってしまった世界から、すでにボクは逃げられなくなっていた――漫画で読んだ男の娘に憧れるまま、可愛い色の服を選んだり、脚を良く重ねたり、普段からあまり男の子っぽくないボクだけど、今の可愛らしい姿を気づかれたら、きっとお姉ちゃんもビックリするはずだ。
それでもボクはお姉ちゃんのセーラー服を着込んだまま、すっかり女の子らしく変わり果てた姿を何度も見つめる。
秘かにお姉ちゃんがのめり込んでいるみたいに、ボクだって『男の娘』になりきってみたい……そう思うほど、お姉ちゃんのせいで知ってしまった世界は、ボクの気持ちを支配していたのだ。
フワッ……
「どうしよう、こんなにスカートが揺れちゃってる。このままじゃボクの穿いてる下着が丸見えになっちゃうよぉっ……」
穿いているスカートの感触を楽しもうと、ボクはさらに部屋の中で動くことにした。
座っていたクッションから立ち上がった後、その場で回転を続けながら、傍にある鏡へ視線を向けていく。
ほんのちょっと動くだけで、腰の辺りでスカートが揺れるせいで、ボクはすぐ恥ずかしい気分を思い知らされる。
太股まで伸びていたスカートの裾が持ち上がって、すぐにでもお尻が覗けそうだった……ズボンを穿いている時と違って不安でたまらないのに、すぐにでも下着が見えそうなスカートの感触を、ボクはどうしても意識せずにいられない。
ずっと憧れていたスカートが、ここまで頼りないものだったなんて、ボクも最近まで知らなかったのだ。
ヒラヒラッ。
「きゃんっ……ついに見えちゃったよぉ。このスカート、やっぱり短すぎだよ。こんなスカートなんて穿いたまま、どうしてお姉ちゃんは平気でいられるんだろう?」
何度もスカートの感触を楽しもうと、鏡の前でさらに回転を続けていたボクは声を洩らしながら、途中で下半身を押さえ込んでしまった。
大して動いてないつもりだったのに、ボクはあっけなくパンチラを起こしていたのだ。
さすがに回転が激しすぎたのか、ついにはお尻の方までスカートの裾が持ち上がって、穿いていた下着を目にしてしまった……白い生地を目の当たりにするだけで、ボクは恥ずかしくなってしまう。
いくらボク一人しかいないとしても、スカートから下着を露わにするなんて、さすがにはしたないと思い知らされる……たとえ女の子じゃなくても、穿いている下着を誰かに覗かれるなんて、ボクだって照れくさくてたまらない。
ひとりでに揺れ動くスカートが収まるまで、ボクはしっかりとお尻とお股を押さえ込む。
スカートの中身を露わにするなんて、ボクでもはしたなく感じてしまう……
スベスベッ。
「や、ヤダぁっ……」
スカートの上からお股を押さえ込むと、ボクはとんでもない事態を思い知らされる。
少しでも女の子らしく振る舞いたいのに、今でもスカートの中ではしたない状況が繰り広げられている事実を気に掛けずにいられない。
短めのスカートがやっと大人しくなってくれたのに、今度は別の部分がおかしくなっているせいで、ボクはすぐ悲鳴を洩らしてしまう。
今迎えている状況なんて、きっと普通の女の子なら許されない状態のはずだ。
いつからボクの下半身がおかしくなったのかを振り返りながら、少しでも気持ちを落ち着かせようとしていたボクだけど、意識すればするほどドキドキは収まってくれない。
腰の辺りで揺れ動くスカートが、敏感な部分を何度も撫でてくるせいで、おかしな気分が静まらないどころか、ますますボクの意識を奪い去ってくる……
スルスルスルッ……
「どうしよう、こんなに大きくなっちゃってる。ちゃんと女の子らしくしないといけないのに、はしたなくてたまらないよぉっ……」
どうしても気になって、ボクはスカートの中身を確かめることにした。
裾をそっと摘まんだ後、少しずつスカートを持ち上げると、太股全体が露わになった後、さらには穿いている下着まで丸見えになる。
白地の生地に小さなお花の模様が入って、裾部分にも水色のラインが施されている……ボクはセーラー服だけでなく、お姉ちゃんの下着まで勝手に穿いていた。
今穿いているショーツなんて、男の子であるボクが穿くなんて許されない下着のはずだった……それでもボクはお姉ちゃんの目を盗んで、どうしても女の子の下着を穿いてみたかったのだ。
可愛らしいデザインの下着で、ボクの下半身が包まれている様子に、ボクはどうしても興奮せずにいられない……物干し竿に干されているお姉ちゃんの下着を、実際にボクは身に着けている。
普段穿いている下着とは明らかに違う、薄くて柔らかい生地の感触に、ボクはずっと特別な気持ちを感じていたのだ。
頼りない生地の裏側から、真ん中の辺りが盛り上がっている様子を目の当たりにするだけで、ボクはどうしても焦らずにいられない。
どれだけボクがエッチな気分に駆られているかを、勃起したオチンチンがありありと見せつけてくる。
ショーツの真ん中を膨らませるなんて、普通の女の子なら絶対にありえないはずだ……ボクが男の娘だと言う何よりの証拠だけど、やっぱり恥ずかしくてたまらない。
モジモジモジッ……
(下着を勝手に穿いちゃってるのを、もしお姉ちゃんに知られたら……やっぱりボク、叱られちゃうよね?)
スカートの中で出来上がっている状況を覗き込むたびに、ボクは気まずい気持ちにさせられる。
いくらボクが弟でも、お姉ちゃんの下着を秘かに穿いているなんて知ったら……ほんのちょっと想像するだけで、ボクは落ち着かなくなってしまう。
何度も部屋の周りを見渡しながら、お家の中にボク一人だけしかいないのを何度も確かめる。
今はお友達のお家に遊びに行ってて、お姉ちゃんがすぐには帰ってこないはずだった……それでも万が一、秘かにセーラー服や下着を着たまま過ごしているなんて、ボクはどうしても知られたくなかった。
「……まだ、大丈夫だよね? お姉ちゃんも帰りは夕方になるって言ってたはずだし」
お姉ちゃんがお家を出る前に言っていた言葉を振り返りながら、ボクは少しずつ気持ちを落ち着かせていく。
今はまだ2時だし、お姉ちゃんも当分は戻ってこないはず……何度も確かめた事実でも、ボクはどうしても不安を抱えずにいられない。
お姉ちゃんがいない隙に、ボクが秘かに女の子の格好を着込む遊びを続けるなど、きっと本人に知られたら大変なことになるだろう。
ドアの方も振り向きながら、誰の足音も聞こえないことを何度も確かめる……たとえ危険だとしても、お姉ちゃんのいない間は好きなだけ女の子の格好を続けたかった。
どんなに気持ちを誤魔化そうとしても、興奮した気持ちは拭えそうにない……今のボクは、女の子の気分に浸りたい気持ちで一杯なのだ。
スルスルッ。
「今のボク、スカートの中だけじゃなくって……ちゃんとお胸も女の子なんだから?」
今度はセーラー服の裾を握って、胸元の辺りまで持ち上げてみる。
お姉ちゃんが帰って来る、ギリギリまで女の子の格好を楽しみたいと考えていた。
セーラー服が捲れ上がった中から、ショーツとお揃いのブラまで覗けてしまう。
本当なら必要のないブラの着用に苦戦させられても、女の子の気分に浸るために大切な下着だった。
おっぱいが膨らんでない分、ブラの内側がスカスカなのは気になるけど、胸の辺りが締め付けられる感触を受けるたびに、ボクは新鮮な気持ちを感じ取る。
セーラー服を着込んだ時から、胸の膨らみを目立たせる状況もボクには嬉しかった……お姉ちゃんの成長具合を思い知らされながら、ボクも同じように女の子らしく振る舞える気がしていた。
パフッ。
「きゃんっ、こんなにスカートの中が丸見えになっちゃってるよぉっ……」
熱い気持ちに駆られるまま、ボクはベッドの上に寝そべり始める。
鏡の前で何度も可愛らしい姿を確かめるうちに、どうしても興奮の気持ちが収まらなくなっていたのだ。
ベッドの上へ倒れ込んだ後、思いっ切り脚を投げ出したせいで、はしたなくスカートが捲れ上がって、穿いているショーツが丸出しになってしまった。
今でも勃起の収まらないオチンチンが、ショーツの内側で揺れ動くのを見るたび、ボクはますます恥ずかしい気持ちにさせられる。
どんなに女の子らしく振る舞おうとしても、エッチな気分が少しも収まってくれない……
スベスベスベッ。
「はぁっ、はぁっ、はふうぅんっ……」
ついにボクは下半身へ手を伸ばして、ショーツ越しにオチンチンを撫で回してしまう。
お姉ちゃんのセーラー服や下着を着たまま、ずっと女の子の気分に浸っていたボクは、すでにエッチな気持ちに支配されていたのだ。
どうしても興奮が静まらないので、ボクはこのままオナニーを始めるつもりでいた。
いつも穿いているパンツより柔らかいショーツによって、勃起したオチンチンが包まれている感触に、ボクはすっかり意識を奪われていたのだ。
スカートの裏地が触れるたびに、ボクのオチンチンがどんどん大きくなりながら、すぐにでもショーツからはみ出しそうだった。
ムクッ……クリュクリュッ。
「きゃ、きゃはぁんっ。ダメだってばぁ。今のボク、女の子なのにぃ……おっぱいまで弄ってきちゃうなんてぇ」
大きくなったオチンチンを片手で押さえながら、ボクはセーラー服の中に手を入れたまま胸も弄り始める。
胸元を覆っているブラの中に手を差し入れた後、摘まんだ乳首を何度もこね回す。
たとえ膨らんでなくても、ブラの内側で敏感になっているおっぱいを意識すれば、ボクでも女の子らしく振る舞えるはずだと考えていた。
さらに女の子の気分へ浸るため、ボクは頭の中で妄想を広げる……女の子の格好をしたまま誰かに押し倒されて、エッチな行為をボクは迫られている。
どんなにボクが嫌がっても、目の前にいる相手はエッチな気持ちを向けるまま、勝手におっぱいを探ろうとしてくる……楓汰と言うボクの親友が相手だった。
大好きな楓汰に迫られるたびに、ボクはエッチな声を上げてしまう。
スベスベスベッ。
「も、もうっ。楓汰ってばぁ……このままじゃボクの身体、もっとエッチになっちゃうよぉっ……!」
ボクが女の子の格好を続けているのを良いことに、楓汰が目の前で覆い被さりながら、ついには下半身まで弄られてしまう。
本当は男の子同士だって言うのに、楓汰は構わずにボクへと迫るまま、ショーツの上からしつこくお尻を撫で回してくる……もちろん、穿いているスカートを戻すことだって許してもらえない。
ショーツの内側で大きくなってくるオチンチンにも手を触れながら、何度も撫で回してくる……男の子同士だって言うのに、楓汰は少しもボクから離れず、さらにエッチな遊びを迫ってくる。
ふざけ半分にエッチな行為を迫る楓汰の姿を思うだけで、ボクはますます女の子のような気分へ耽っていく。
激しく興奮しているボクの気持ちみたいに、オチンチンもすぐにショーツの中で弾けてしまいそうだった。
スベスベスベッ、クニュクニュクニュッ。
「楓汰ってばぁ、ダメぇっ……このままじゃボク、すぐにイッちゃうよぉっ!」
楓汰が少しもベッドの上から逃がしてくれないせいで、ボクはさらにはしたない格好をさせられてしまう。
セーラー服だけでなくブラまで持ち上げられて、露わになった乳首を何度も摘まんでくる……大して膨らんでもいないのに、尖っていた乳首がますます敏感になってくる。
さらに楓汰はおっぱいだけでなく、お尻やオチンチンまで撫で回すせいで、ボクはずっと震え上がることしか出来そうにない。
女の子の部分を弄られるだけで、エッチな気持ちに駆られるまま、オチンチンまではしたなく膨らませてるって言うのに、楓汰はますます調子づいて股間を握り締めてくる。
柔らかいショーツ越しに、楓汰の指先が敏感な部分を掴んで、何度もしごき続けてくる……そのたびにボクは可愛い声を上げてしまう。
本当なら存在しない楓汰の姿を思い浮かべながら、ボクは激しい興奮を抱えずにいられない……
「ふ、楓汰ぁっ! もうボク、我慢出来ないよぉっ……きゃはぁんっ!」
カクカクカクッ、ビクビクビュルンッ……!
ボクは楓汰に迫られるまま、ついに絶頂を迎えていた。
すっかり敏感になった乳首やお尻、さらにはオチンチンまでこね回してくるせいで、ボクの気持ちはあっけなく弾け飛んでしまう。
何度も弄られ続けたオチンチンが震え上がりながら、先っぽから熱い液体がどんどん溢れてくる……最近になって身体から出せるようになった精液だった。
穿いているショーツに遮られるまま、続々と噴き出てくる精液がオチンチン全体に絡みつく間も、ボクは何度も喘いでしまう。
楓汰から散々迫られた分、ボクの抱える興奮もなかなか収まりそうにないのだ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……楓汰ぁ、すっごく気持ち良かったよぉっ」
ヒクヒクヒクッ、ヌチュヌチュヌチュッ……
どんどん出てくる精液によってオチンチンが覆われる間、ボクは楓汰へ向かって言葉を投げかける。
本当は男の子なのに、女の子の格好をしているボクにエッチな気持ちを向けてくれる楓汰の姿が、今のボクには何よりも嬉しくてたまらなかった。
お姉ちゃんのセーラー服や、ショーツやブラまで身に着けているせいで、どれだけおっぱいやお尻が敏感になっているか、ボクは改めて思い知らされる。
何度も楓汰に撫で回してもらった部分が、今でも表面を震わせていたのだ。
ついにはオチンチンから精液を溢れさせた後も、ショーツ越しにお股を押さえてくれる楓汰の姿を想像しながら、ボクはなかなか想像の世界から抜け出せそうにない。
親友の楓汰から女の子として扱ってもらえたことが、ボクの興奮を幾らでも駆り立てさせてくれる……
* * * * * *
ベチョチョッ。
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……どうしよう、今日もこんなにお姉ちゃんの下着を汚しちゃった」
ベッドの上で物思いに耽った後、ボクは少しずつベッドから身を起き上げる。
楓汰に身体を慰めてもらう妄想が、やっとボクの頭から離れてくれた……興奮した気持ちが少しずつ落ち着くのに合わせて、ボクは恐る恐る下半身の様子を覗き込む。
すでに下半身の感触で思い知らされたとおりに、ボクの下半身はとってもはしたない状態が繰り広げられていた。
ショーツの表面から目立たせていたオチンチンの膨らみが収まる代わりに、薄い生地の表面に染みが広がっている……紛れもなく、ボクの身体から溢れ出た精液だった。
ずっと想像を繰り広げていた姿とは、あまりにもかけ離れた格好をボクは目の当たりにさせられる……
モジモジッ……
(ごめんなさい、お姉ちゃん……それに、楓汰。ホントのボクは、こんなにおかしな子なんだ……)
あまりに考えられないオナニーを続けた後、ボクは思わず茫然とさせられる。
ボクくらいの年頃なら、エッチなことを考えても当たり前なはずだ……それでもお姉ちゃんの制服や下着を勝手に着込んだまま、親友の楓汰に迫られる状況を想像しながら、勃起したオチンチンを弄り回すなんておかしなことだと思う。
いくらエッチな気持ちに駆られたとしても、まさか女の子の格好を続けたままオチンチンをしごいて、お姉ちゃんや楓汰に迷惑を掛けちゃうのは申し訳なくてたまらない。
スルスルッ……
「とりあえず、セーラー服はすぐ脱いじゃおうか。このままじゃシワになっちゃうし」
気だるさを感じながら、ボクは少しずつ後片付けを始めることにした。
ベッドから恐る恐る立ち上がった後、ずっと着込んでいたセーラー服を脱ぎ去っていく……ショーツの内側で溢れ返る精液が、どうやらスカートの方には達していないらしい。
上着も脱いだ後、ボクは少し寂しい思いに駆られてしまう……どんなに女の子らしい振る舞いを続けても、自分が男の子だと言う事実をすぐ思い知らされる。
セーラー服を全て脱ぎ去った後で鏡を確かめると、少しもくびれてない腰つきや、さらにブラを取り外した後で、膨らんでないおっぱいの形状をありありと見せつけられる。
すでに射精まで迎えた後、当分は女の子らしい気分に浸れそうになかった……
ギシッ、ギシッ、ギシッ……
「穂紫ちゃん、まだお家にいるの?」
部屋の中で着替えをしていた矢先、ドアの向こう側から声が聞こえてくる……お姉ちゃんがもう戻ってきてしまった。
玄関からボクの名前を呼んでくるお姉ちゃんの声に、ボクはすぐ意識を奪われる。
お姉ちゃんがここまで早く引き返すなんて、さすがに想像出来なかった……
グチュグチュッ、スルスルスルッ。
「は、早く着替えなくっちゃ……お姉ちゃんに見つかっちゃうよぉっ!」
お姉ちゃんの気配に気づいて、ボクは大慌てで着替えないといけなかった。
ずっと着ていたセーラー服やブラを脱いだ後、折り畳んでいたシャツやズボンを次々に着込む……もしお姉ちゃんに女装を気づかれてしまえば、大変な事態を迎えるはずだった。
姉ちゃんのショーツを穿いたままなのも構わず、ボクはすぐズボンへと脚を通していく。
今でも股間の辺りで精液が張り付いてくるけど、このままでは着替えに間に合いそうにないので、とりあえず表面だけでも取り繕わないといけないのだ……
コンコン、ガチャッ……
「あら、穂紫ちゃん。どうして返事を返してくれなかったのよ?」
やっとの思いで着替えを済ませた後、お姉ちゃんが勝手に部屋へ入ってきた。
軽くノックを済ませただけで、お姉ちゃんはボクの許可もなくドアを開けてくるのだ。
「お、お姉ちゃんってば。どうして勝手に入り込んでくるんだよぉ……」
ドアの前に佇んでいるお姉ちゃんに、ボクはすぐ文句を洩らしてしまう。
子供の頃ならまだしも、思春期を迎えているのを知ってるくせに、隙あらばボクの様子を勝手に覗き込んでくる。
激しい緊張に駆られていたボクだけど、どうやらお姉ちゃんに女装は見つからずに済んだようだ……今まで着ていたセーラー服もショーツも、すでにお姉ちゃんのお部屋に戻しておいたのだ。
なるべく普段どおりに振る舞おうとしたけど、もしかしたら声が上ずってるかもしれない……
……ヌチュチュッ。
(どうしよう。お姉ちゃんのいる前じゃ、精液まみれのショーツも全然脱げないよぉ)
何とか表面上は取り繕えたボクだけど、今でもドアの前にいるお姉ちゃんに、ボクはどうしても引け目を感じずにいられない。
ずっと穿いていたお姉ちゃんのショーツを、ボクは今でもズボンの下に穿いていたのだ。
沢山溢れさせた精液が、今でもオチンチン全体に纏わりついてきて気持ち悪い……ほんの少し腰を動かすだけでも、ズボンの上からすぐ滲み出すかも分からない。
少しも姿勢を変えられないまま、お姉ちゃんへの対応だけで精一杯だった。
未だ脱げずにいるお姉ちゃんの下着を振り返るだけで、ボクはどうしても気まずくてたまらない……
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