【冬真】
「ぶぶぶっ!? むぢゅ……んぢぃ……っ」

 吸精中の器官に接触したせいで舌が痺れるも、顔ごと動かして口中を埋めている淫魔の肉棒に摩擦を与えていく。

【エナ】
「んっ……そうそう、その調子。頑張ってあたしをイカせてくれたら――ご褒美に、トーマにも射精させてあげるよ?」

【ユリカ】
「アタシらインキュバスはさ、ちょっと不便な体なんだよね。自分がイってるときじゃないと、精気を一気に吸えないんだー」

【エナ】
「言ってる意味わかる? 一緒にイクと、最高に気持ちよくなれるってこと――だから、もっとしゃぶって?」

【冬真】
(ううっ、これ以上……気持ちよく? そんなの、怖い……んぐ、でも……そうしないとっ、射精できなくて……っ)

 今の僕にとって、射精許可以上の誘惑と免罪符は存在しない。

【冬真】
「ふむぐ……んぢゅぅ、ぢぷ……じゅるるるっ」

 たいして長くない葛藤の後に僕は、はしたない音を立ててチ×ポに吸いついていた。

【エナ】
「うん、そうこなくちゃね。ほら続けて」

 白くぼやけた意識の中、AVで見たフェラチオを思い出しては真似て、口唇愛撫を繰り返す。

【エナ】
「もっと頬を窄めて、強く……んっ……そう、上手い上手い」

【ユリカ】
「アハハハ、いいよトーマっ! エナのチ×ポ吸うと、ンン、ケツマ×コ締まるっ!」

 直腸で暴れ回っている肉棒のピストンと吸精で飛ばされそうになりながら、必死に舐めしゃぶった。

【エナ】
「トーマのフェラ顔、可愛いね。見てるだけで興奮しちゃうよ」

 淫魔は僕の髪を撫でながら、びくんびくんとチ×ポを脈打たせ、舌の上に粘液を垂らしてくる。

【冬真】
(ふむむっ……? な、なにこれ……淫魔のチ×ポから出て、きた……お汁……なんか甘くて、ぴりぴりしてっ)

【エナ】
「先走りおいしいでしょ? 媚薬効果もあるから、どんどん興奮して大胆なこともできるようになるよ」

 彼女の言葉通り、脳内の火照りが大きくなって。

 僕はさらなる甘露を求めるかのように、ちゅうちゅうとチ×ポを吸っては裏筋に舌を絡めた。

【エナ】
「同じところばっかり吸ってないで、もっと顔振って……ああそっか、下になってると顔動かしにくいよね?」

【冬真】
「むぶっ、ふぢゅっ……ぢぷるぅ……ふむっ、んんっ?」

【エナ】
「あたしも動いてあげる。ゆっくり動くから、合わせて吸うんだよ?」

 淫魔がゆったりとしたピストンで僕の口を犯し始めた。

【冬真】
「ごぶぅっ!? ぶぶっ! ふぐんっ……んっ、ぶぢゅぅ……ぢゅるぢゅるぅぅ」

 舌の根っこを擦られ嘔吐感が生まれるも、出ていくタイミングに合わせてペ×スを啜る。

【エナ】
「あふっ……あんっ……いい感じ、気持ちいいよっ、トーマっ」

【冬真】
(んっ……僕のフェラで、感じてくれてる……っ)

 上から降ってくる淫魔の甘い声に、しゃくりを上げて粘液を漏らす肉棒の反応に、胸が熱くなった。

【冬真】
(あううっ……!? ぼ、僕……何を悦んでっ……!? ああ、でも、でもっ……)

 止まろうやめようと思っても、舌が勝手に動く。口が勝手にへばりつく。

 吸精を受けながら快感を与え返す行為に、僕はすでに夢中になっていた。

【冬真】
「ぢゅくぢゅくくぅっ……むぢゅっ、ぢゅぷぁ……ぢるぅっ、ぢゅっぢゅぢゅぅっ」

 自分が男であることを忘れて、逞しい逸物をはしたなく責め立てる。

【エナ】
「あはぁ、やだもうっ……と、トーマが必死な顔して、いっぱい舐めるからっ……あたし、イっちゃいそうだよっ」

【ユリカ】
「んんんっ! アタシも、そろそろイキそうっ……! 一回目、このまま出しちゃおっかっ?」

【エナ】
「うん、トーマもいつでもイケると思うしっ、みんなでイっちゃおうよっ!」

 二人の腰遣いがやおら激しくなった。

【エナ】
「んっ、んんっ……トーマっ、もうちょっとでイクからっ、ちゃんと口、締めててねっ……」

 上のペ×スは喉奥まで届きそうな勢いで押し入ってきて。

 下では20センチを超える竿がフルに使われ、肛門を捲り返し直腸粘膜に暴虐の限りを尽くす。

 でもそんな嘔吐さえしかねない苦悶も、体を内部から破壊されそうな恐怖と痛苦も。

 二人の淫魔による甘美な搾精の前では打ち消され反転し、快感に繋がっていた。

 

 


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