首輪の似合う従姉弟(おねえ)さんは好きですか?
体験版
第1話
ガチャッ。
「お、お邪魔します……」
久しぶりに訪れたお家のドアを、共樹はぎこちない素振りで開ける。
数日前に母親が病気を患ったせいで、退院するまで親戚に預けられることになっていた。
半年振りに脚を踏み入れるお家を前に、どうしても緊張せずにいられない……
「そんなに遠慮しなくても平気だよ。お母さんと会えなくなって、共樹くんの方が大変なんだろう?」
肩をこわばらせている共樹に気づいて、付き添っていた親戚が言葉を投げ掛ける。
新しい環境に慣れず、どうしても緊張が拭えない共樹を落ち着かせようとしたのだ。
そっと共樹を玄関の中に引き入れた後、待ち構えていた娘と一緒に出迎える。
「あ、ありがとうございます。美鳥お姉ちゃんも、これからよろしくね……」
モジモジモジッ。
叔父に誘われるまま玄関へと入った共樹は、傍にいる少女へと言葉を投げ掛ける。
久々に会った年上の少女――共樹の従姉弟にあたる美鳥へと挨拶を交わすうちに、自然と声を弾ませていた。
これから親戚の厄介になるような状況の中、なかなか気持ちが落ち着けずにいた共樹だけど、年が近い美鳥に会えることだけは楽しみだったのだ。
見事な成長を遂げた美鳥を見上げるうちに、自然と笑みをこぼしていた。
「久しぶりね、共樹。もうオネショ癖は治したのかしら? あの時は本当にお洗濯が大変だったんだからね?」
半年振りに会った共樹へ向けて、美鳥は少し突き放した態度を取ってしまう。
前にお家へ泊まりに来た時に、共樹と一緒に寝そべっていた間にしでかした粗相を振り返りながら、感情のまま文句をぶつけるのだ。
背の低い共樹を見下ろしながら、まだオネショ癖を抱えているのかと尋ねてくる。
本当は快く共樹を出迎えないといけないのに、頼りない雰囲気を気にせずにいられない。
フルフルフルッ……
「み、美鳥お姉ちゃんってば。そんな恥ずかしいことなんて思い出さないでよぉ……」
美鳥からぶつけられた言葉に、共樹は思わず戸惑ってしまう。
久しぶりに顔を合わせたばかりなのに、出迎えられて草々はしたない出来事を思い返されるなど考えもしなかった。
返事を返す間も、目の前にいる美鳥は睨みつけるような視線まで浴びせてくる。
予想外な美鳥の態度に、思い悩まずにいられない……
(確かにあの時、美鳥お姉ちゃんに面倒掛けちゃって悪いなって思ったけど。いきなり怒らなくっても良いのに……そりゃ今でもたまに、オネショしちゃうこともあるけど)
どうして美鳥が半年前の出来事を責め立てるのか、共樹はすぐ理由を思い返していた。
前に美鳥のお部屋へお邪魔する形で、一緒に寝ることになった共樹は、翌朝になると寝そべっていたシーツをオシッコまみれにしてしまったのだ。
はしたない悪癖を、美鳥とともに過ごす間にしでかすなど思いもしなかった……翌朝に美鳥からきつく叱られたのを、今になって思い知らされる。
これから一緒に暮らす間も、オネショ癖をしでかすのを美鳥は気にしているのか……今でも治せずにいる癖に、どうしても気が引けずにいられない。
「まったく、美鳥ったら……いきなりイジワルなことを言うなんて。共樹くんが可哀想じゃないか」
身を縮ませる共樹に気づいて、叔父がすぐ言葉を切り出してくる。
まだ出迎えて間もないのに、かなり前の出来事を振り返るのは良くないと、傍にいる美鳥へ向けて言い放つ。
母親の入院でお家を離れるだけでも大変なのに、初日から共樹を叱りつけないよう、さりげなく注意を挟んでくる。
「だってパパ、もし共樹がオネショしちゃったら……私がお洗濯しないといけないのよ? 毎朝オネショの後始末をさせられる身にもなってよぉ」
モジモジモジッ。
父親から投げ掛けられた言葉に、美鳥はすぐ反論を返す。
もし共樹がオネショをしでかした場合は、自分の手間が増えると文句をこぼさずにいられない……片親で育った美鳥は、ほぼ全ての家事を任されていた。
家事の一切を任せられているほどしっかり者な分、強気な一面も秘めていたのだ。
どれだけ自分が大変な思いをするのかを訴えながら、少しも態度を崩そうとしない。
「すまないね、共樹くん。まだ共樹くんには分からないかと思うけど、娘の美鳥も難しい年頃なんだよ」
態度を改めようとしない美鳥のせいで、叔父は浮かない表情を見せてしまう。
娘の美鳥が多感な年頃になったことを、傍にいる共樹へと説明し始める。
もしかしたら共樹を驚かせたかもしれないと踏まえた上で、あまり気にしないようにと言葉を続けていた。
どうしても受け入れようとしない美鳥の代わりに、共樹を気遣っていたのだ……
「お、おじさん……ボクがいけないんです。たまにオネショしちゃう時もあるし……」
叔父の言葉に耳を傾けながら、共樹は恐る恐る返事を返す。
思いもしない出迎えに驚かされても、これから同じお家で暮らさないといけないのだ。
なかなか治せずにいる下半身の癖を明かしてでも、叔父や美鳥と打ち解けなければいけない……そう振り返るだけで、身をこわばらせずにいられない。
どんなに認めたくなくても、オネショ癖を今も抱えているのは紛れもない事実なのだ……
(美鳥お姉ちゃん、昔はボクと遊んでくれて優しかったのに。どうしてボクにイジワルなことなんて言ってくるのさ……?)
荷物を抱えながらお家へ入る間も、共樹はどうしても思い悩まずにいられない。
確かに気の強い部分があっても、つい半年前までは一緒に寝てくれるほど美鳥は気を許していたはずだった……にも関わらず、久々に会うと突き放すような素振りを取られてしまった。
どうして昔のように優しくしてくれないのか、気づいたら心の奥底で呟いていたのだ……
* * * * * *
「うぅんっ……」
見慣れないベッドの上に寝そべりながら、共樹は一人だけで唸っていた。
思いもしない出迎えを受けた後、それ以外は特に何も起きずに過ごして、用意された部屋へ案内されるまま寝かしつけられた後も、まだ意識が静まってくれないのだ。
いつもなら眠ってもおかしくない時間なのに、少しも眠気を感じないどころか、ますます意識が冴え渡ってしまう……
(どうしよう、もしかしてボク……眠れなくなっちゃったのかな?)
ベッドの上で寝返りを打つ共樹だけど、どうしても上手く眠れそうになかった。
叔父に気遣われながら、新しいお家で過ごさないといけないのに、新しい環境になかなか気持ちが慣れずにいたのだ。
上手く寝つけずにいる理由を考えながら、おかしな焦りに駆られてしまう。
どうして眠れないのかを考えるうちに、ますます意識がはっきりしてくるのだ。
(何で眠れなくなっちゃったんだろう。やっぱり新しいお部屋のせいなのかな? このままじゃボク、朝に起きられなくなっちゃうよぉ……)
それでもベッドの中に潜り込んだまま、共樹はひたすら考え事を繰り返していた。
今日あった出来事を思い返すうちに、自然と眠れるはずだと考えていたのだ。
何度も身体の向きを変えながら、ひたむきに寝る努力を続ける共樹だけど、まるで眠り方を忘れたかのように、ますます目が覚めてしまう……
ムクッ……
「とりあえず……トイレに行ってこようっと」
どうしても眠れそうになかったので、共樹はそっとベッドから起き上がる。
すっかり冴えた意識のまま、用を足すためにトイレへ向かうことにした……もし翌朝にオネショをしでかして、また美鳥から叱られるのを恐れていたのだ。
半年前のような失態を冒さなければ、少しは気分も安らぐはずだと考えていた……
「……それじゃあ始めようか、美鳥」
「う、うんっ……パパ」
トイレで用を足して、再び部屋に戻ろうとした矢先、不意に誰かの声が飛び込んできた。
すでに夜も更けているのに、廊下の外からかすかに話し声が聞こえてくる。
奥の部屋から聞こえる声から、どうやら美鳥と叔父が何かを話し合っているようなのだ。
(あれ、もう夜なのに。美鳥お姉ちゃんったらおじさんの部屋にいるのかな……?)
部屋から聞こえた話し声を、共樹はどうしても気にせずにいられなかった。
どうやら美鳥は自分の部屋ではなく、叔父の部屋へ入り込んでいるらしい。
自分が寝静まっているはずの時間に、二人がどんな言葉を交わしているのか興味を惹かれてしまう。
朝の食事も作らないといけないので、本当なら美鳥も寝静まっていけないといけないはずなのだ……
コソコソコソッ……
(ごめんなさい、どうしても眠れなくって……すぐお部屋へ戻るつもりだから)
二人の様子が気になるあまり、共樹は気づいたら叔父の部屋へと脚を向けていた。
ドアの向こう側から聞こえてくる、美鳥と叔父の話し声を確かめようと、そっと耳を傾ける。
それでも部屋の様子を確かめられなかったので、ついにはドアにも手を掛けてしまう。
薄暗い明かりのついた部屋の中を、息を潜めたまま覗き込む……
(ヤダっ……二人とも、何でこんなことしちゃってるの?!)
目に飛び込んできた光景に、共樹は茫然とさせられる。
好奇心のまま覗き込んだ叔父の部屋では、とんでもない状況が繰り広げられていた。
思いもしなかった二人の姿に驚きながらも息を潜めたまま、昼とは違う叔父と美鳥の様子へと視線を向ける……
パシンッ! パシンッ! パシンッ! パシンッ!
「きゃうぅんっ! ひあぁんっ! あうぅんっ……!」
部屋の中で弾けた音が響き渡ると同時に、美鳥が背筋を仰け反らせていた。
美鳥が全身を震わせると、露わになった乳房やお尻が揺れ動く様子が、薄暗い室内の中でもありありと見せつけられる……美鳥は何と部屋の中で、全ての衣服を脱ぎ去っていたのだ。
全裸のまま立ち尽くしていた美鳥の背後を確かめると、すぐ傍に父親が佇んでいて、何度もお尻を叩き続ける。
平手を何度も打ちつけるたびに、感情のままに悲鳴を張り上げてしまう……
パシンッ! パシンッ! パシンッ! パシンッ!
「まったく、本当に美鳥は悪い子だ……こんな年にもなって、恥ずかしいと思わないのか!」
共樹がドアの向こう側から見ているのも知らず、叔父は美鳥のお尻を何度も叩き続けていた。
しっかりと平手を構えた後、すぐ傍に差し出されている美鳥のお尻へと目掛けて、激しい勢いのまま打ちつける。
昼に共樹の前で見せていた、穏やかな顔とはまるで違う表情を浮かべていたのだ。
美鳥の肌を痛めつけながら、さらには叱りつけるような言葉まで浴びせてくる。
パシンッ! パシンッ! カクカクカクッ……!
「ご、ごめんなさいぃっ……! お、お父様ぁっ……!」
父親の手でお尻を叩かれるたびに、美鳥は何度も背筋を震わせながら悲鳴を上げる。
年下の共樹を突き放すような態度とはまるで違う、弱々しい表情を美鳥は浮かべていたのだ。
何度も平手を打ちつけられる刺激のせいで、すっかり気持ちが震え上がって、どんなに詫び続けてもお仕置きからは逃れられそうにない。
平手を打ちつけられるたびに、何度も背筋を跳ね上がらせながら、お尻の表面をますます赤くしてしまう。
(な、何で美鳥お姉ちゃん……おじさんにお尻なんて叩かれちゃってるの?)
とんでもない光景に出くわして、共樹はどうしても驚かずにいられない。
昼に見た時と明らかに違う、弱々しく泣き叫ぶ美鳥の姿など、共樹にはあまりに意外に思えたのだ。
夕食の時もお手伝いをするよう言いつけてきた、強気な性格からは考えられないほど、あまりに女々しい美鳥の素振りに、自然と意識が吸い寄せられてしまう。
どうして夜の時間を選んで、叔父からお仕置きを与えられているのか、どんなに考えても分かりそうにない。
トクンッ、トクンッ、トクンッ……
(それに、美鳥お姉ちゃんったらハダカになっちゃって……あんなに泣いちゃって。あんなにお尻を叩いちゃって、やっぱり痛いのかなぁ)
何よりも異様に思えたのが、美鳥が部屋の中で裸体を晒していることだった。
胸元の膨らみを目立たせるほど、すでに思春期を迎えていた美鳥が、お風呂以外の場所で衣服や下着を脱ぎ去っているのだ。
美鳥の裸体が僅かな明かりに照らされながら、お尻を突き出す仕草を続けたまま、背筋を仰け反らせると同時に揺れ動く乳房に、あっけなく視線を奪われてしまう。
初めて目にした美鳥の弱々しい一面に、自然と気持ちが惹かれてくるのだ。
あまり見てはいけないと気づいていた共樹だけど、視線を遠ざけるどころか、ドアの隙間から繰り広げられる、あられもない光景を確かめずにいられない……
「どうして従姉弟の共樹くんに、あんなに生意気な態度を取ったんだ? 年上の美鳥が気を遣わないといけないはずなのに、どうして気を遣えなかったんだ?」
パシンッ! パシンッ! パシンッ! パシンッ!
ドアの向こうにいる共樹も構わず、叔父はさらに美鳥へのお仕置きを続けていた。
お尻を叩いた衝撃が、美鳥の背筋や肩にも響いてくるのも構わず、さらに片手を振り上げながら、執拗に平手を打ちつける行為を繰り返す。
さらには美鳥のお尻を叩きながら、叔父は意外な事実まで突きつける。
昼に共樹へ生意気な態度を取った罰として、夜な夜なお仕置きを続けていると踏まえた上で、言葉でも美鳥の気持ちを揺さぶるのだ。
パシンッ! パシンッ! パシンッ! パシンッ!
「す、すみません。お父様ぁっ……だって私、どうしても……ひぐぅんっ!」
何度もお尻を叩かれると同時に、激しい言葉まで浴びせられて、美鳥の気持ちはますます追い詰められてしまう。
差し出したお尻を少しも引っ込められず、何度も平手を打ちつけられるたびに、肌の表面が痛めつけられて、そのたびに悲鳴を上げずにいられない。
さらには激しい口調までぶつけられて、美鳥はすっかり困り果てていたのだ。
何度も背筋を跳ね上がらせながら、反省の気持ちを恐る恐る言葉を洩らし始める……
「……もし共樹くんが来ちゃったら、お父様のお仕置きが受けられないかもしれないの、どうしてもイヤだったんですぅっ!」
背後にいる父親へ向けて、美鳥はとんでもない告白を始めていた。
昼に共樹へ突き放すような素振りを見せたのも、二人っきりでないと出来ない行為が――父親からのお仕置きを受けられないのが嫌だったのが原因だと、美鳥はあっけなく口にしてしまう。
はしたない本心を明かしながら、美鳥はお尻を突き出した格好のまま、追い縋るような表情まで浮かべるのだ。
(えっ、美鳥お姉ちゃんったら何を言ってるの? こんなにお尻を叩かれて痛そうなのに、どうしてお仕置きを受けたいなんて思っちゃうの……?)
美鳥の口から明かされた言葉に、共樹はどうしても驚かずにいられない。
自らお仕置きを追い求めると言う、あまりに考えられない言葉に耳を疑ってしまう。
それでも美鳥は腰を引くどころか、表面が赤く腫れているお尻を差し出したまま、さらに父親の平手を追い求めているのだ。
あまりに考えられない美鳥の行動を思い知らされながら、それでも共樹はドアの隙間へと顔をくっつけて、薄暗い室内の様子を見届けていた。
これから美鳥がどんな状況を迎えるのか、すっかり興味をそそられていたのだ……
「わざわざお仕置きされたいから、共樹くんにおかしな態度を取るなんて。本当に美鳥は悪い子だな……これでおしまいにしような?」
パシンッ!
美鳥の告白を受けて、叔父はさらに言葉をぶつけてくる。
お仕置きを受けたいあまりに、わざと共樹を困らせるような真似をする美鳥の行動を、叔父はどうしても許せそうになかった。
表面を僅かに震わせながら、痛々しく腫れ上がったお尻を睨みながら、叔父は容赦なく平手を打ちつけてくる。
美鳥が待ち望んでいたお仕置きを、最後までやり遂げるつもりでいたのだ。
ガクガクガクッ!
「ひゃ、ひゃうぅんっ……!」
激しい一撃をお尻に受けた後、美鳥はあっけなく喘いでいた。
今まで以上に背筋を仰け反らせながら、全身を激しく震わせて、同時に情けない声まで洩らしてしまう。
父親の手で何度もお仕置きを強いられるうちに、気持ちが激しく揺さぶられていたのだ。
弱々しい表情を浮かべながら、激しく背筋を震わせる美鳥だけど、それでも湧き上がる気持ちが収まりそうにない……
ヒクヒクヒクンッ、プシャアアアァァァッ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あうぅんっ」
気づいたら美鳥は両脚を震わせながら、おかしな水音まで響かせる……何とお尻叩きを強いられた刺激のせいで、美鳥は失禁行為までしでかしていたのだ。
少しずつ腰を落としながら、丸出しにした股間からオシッコを溢れさせて、立ち尽くしている床へと次々に零してしまう。
排尿の瞬間まで明かしたまま、続々と下半身が濡れるのに気づきながら、下半身を取り繕うことすら出来そうにない。
延々と父親から強いられたお仕置きや、直後にしでかした失禁行為のせいで、惨めな気持ちに支配されていたのだ……
ピチャピチャピチャッ。
「まったく、自分からお仕置きを受けようとするなんて。これだけお漏らしもした後だし、少しは満足出来たかい?」
目の前で泣き崩れながら、次々にオシッコを垂れ流す美鳥へ向けて、叔父は何気なく言葉を投げ掛けてきた。
夜な夜な繰り広げたお仕置きに満足出来たかと、わざとらしく美鳥へ尋ねてくる。
両膝を震わせるまま、ついには床の上へ崩れ落ちたまま、足元に広げたオシッコの水溜まりに下半身を浸す、あまりに惨めな美鳥の様子を確かめていた。
はしたない失禁行為をしでかすほど、激しく動揺した美鳥を少しも庇おうとしない。
カクカクカクッ、グシュグシュッ……
「お父様、ありがとう……ございます。すっごくお尻が痛くって、たまらないです……あふうぅんっ」
間近で見下ろしてくる父親へと、美鳥はそっと返事を返してくる。
共樹が寝静まった頃合いを見計らって、望んだとおりのお仕置きを与えられて嬉しかったと、美鳥は自分から明かしていたのだ。
今でも下半身の震えが止められないのか、下半身を浸した水溜まりの上で両脚を擦り合わせたまま、はしたない水音を次々に立ててしまう。
はしたない行為を延々と繰り広げながら、赤らめた顔を父親へと向けてくるのだ……
「あ、あうぅんっ。まだオシッコが止められないよぉ……」
チョボチョボチョボッ、ジュクジュクジュクッ……
すっかり緩んだ表情のまま、美鳥は甘えたような素振りまで父親へ振り撒いていた。
下半身の震えが収まらないまま、股間から延々とオシッコを垂れ流して、赤く腫れ上がったお尻を次々に浸してしまう。
情けない姿を明かしながら、すっかり全身を火照らせていたのだ。
今でも瞳に涙を浮かべながら、延々と繰り広げられたお仕置きに打ち震えていた美鳥だけど、それでも傍にいる叔父へと追い縋りながら、嬉しそうな笑みまで浮かべてくる。
どれだけ身体が痛めつけられたかを振り返りながら、ずっと待ち望んでいたお仕置きを叔父の手で与えてもらい、すっかり胸を躍らせていたのだ。
(やだ……おじさんも美鳥お姉ちゃんも、絶対におかしいよぉ)
あまりに考えられない二人の関係を、共樹はすっかり思い知らされていた。
昼は自分の前で威張り続けていたはずの美鳥が、夜になると叔父にお尻を叩かれながら喜ぶ姿を、共樹はなかなか受け入れられずにいた。
お尻を叩かれるお仕置きの壮絶さを、美鳥の股間から続々と噴き上げる、オシッコの激しい勢いから思い知らされる。
あまりに痛々しいお仕置きを、どうして美鳥が望んで身に受けるのか、どうしても理解出来そうにない。
それでも覗いていたことを二人に知られたら大変なので、叔父の部屋からそそくさと遠ざかるしかなかった。
トクンッ、トクンッ、トクンッ……
(あんなにお尻を叩かれて、オシッコまで出しちゃった後なのに……どうして美鳥お姉ちゃんは、あんなに嬉しそうにしていられるの?)
足音を忍ばせながら、やっとの思いで自分の部屋へ戻った共樹だけど、どんなにベッドに潜り込んでも寝つけそうになかった。
夜な夜な裸体を晒しながら、叔父の手で何度もお尻を叩かれて、膨らんだ乳房ごと全身を震わせた挙げ句、ついにはオシッコまで噴き出していたのだ。
今まで見たこともなかった美鳥の姿が、共樹の脳裏にすっかり焼きついてしまった。
悶々とした気持ちを抱えたまま、美鳥の事情をどう飲み込めば良いのか、考えれば考えるほど眠れなくなってしまう……