ゴルジュ迷宮は、近年になって発見された古代迷宮の一つ。
王都アルメキアの近郊に所在し、
にもかかわらず、魔物の巣窟となっている。
王府や諸騎士団からは討伐を望む声が多いものの、
まだその目処は立っていない。
都から近くて、ほぼ未盗掘であるゴルジュ迷宮は、
冒険者たちにとっては話題の的だ。
325年の夏に発見されて以来、無数の若者たちが挑戦をした。
ある少数の者は、みごと宝を持ち帰り、
それ以外の大多数は、いつまで経っても迷宮から帰ってこない。
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bel 326.8.18
「だっ、騙された!?」
暗い地下迷宮で、女戦士の呻きが聞こえた。
女戦士シエルたちのパーティーは、
前後の通路をオークにはさまれ、立ち往生をしている。
先導役だったシエルの顔は真っ青だ。
彼女の手には、一枚の地図が握られていた。
王都の酒場で、気のいい商人がゆずってくれた、
ゴルジュ迷宮の攻略地図だ。
この一年での迷宮の探索状況が、細かく記されている、
最新版の情報――のはずだった。
「この地図……!」
シエルは地図をにらんで唇を噛む。
地下三階までは、じつに正確な情報だった。
未探索のエリアについても、
安全に迂回するべきルートと注意点が書き添えてある。
しかし地下四階からの情報は、
今となっては、悪意的な嘘だとしか思えなかった。
”安全”と書かれたルートを進んだ先は、
逃げ場のない一本道で、そこに大勢のオークが待ち伏せをしていた。
『ブヒヒヒ……アホな奴らだブゥ』
『メスも居るブウ』
『早いモン勝ちだブゥ!』
オークの群れ……の一言で片付けるには、あまりに数が多かった。
どうやら今のシエルたちは、
オーク部族の根城の中に居るらしい。
「むぅ……こ、これは……」
「その商人は、俺たちをオトリにでもしたいのか!?」
「もしかして、オークとグルだったんじゃ……」
半泣きの女戦士と、うろたえる三人の男たち。
オークたちはニヤニヤ笑いながら見物していた。
『ぶるるるるるぁああっ!! ヤッちまうブゥ!!』
『『ウオオオオオオオオッ!!』』
リーダーらしきオークがいななくと、
二十体ほどのオークたちがそれに従った。
手に手にごつい武器を構え、冒険者たちを狙って振りかぶる!
「来るぞっ!」
「や、やるしかないわよ!」
「無茶だぜ、この数……!」
ギィンッ! ガンッ! カァンッ!
たちまち人間側も殺気立ち、ここから先は、命の取りあいだった。
オーク族が相手では、交渉の余地なぞ望めない。
石造りの迷宮に、金属の打ち合う鋭い音が響きわたった。
『オスはミンチにして犬の晩ゴハンだブゥ!!』
『メスは俺らのチ○ポでガキを産ませてやるブゥ!!』
「だっ、誰があんたたちなんかと!!」
ガン! ゴンッ! ギィン!
オークたちはメイスや戦斧を振り回し、その一撃は重かった。
人間たちは、回避するだけの広さを取れず、
正面から重撃に立ち向かうしかない。
ズゴッッ!!
「うぐぅっ!?」
ドカァッッ!!
「ぐはっ!!」
男の戦士が、盗賊が、次々にダメージを受けて怯んでしまう。
一発食らうと、次の一発もさばけない。
オークたちは数の暴力で襲いかかって、男たちの肉体を破壊した。
ドガッ、ベキッ、グシャッ、グチャッ……!
やがてオークたちは、赤い餅つきをしているような動きになった。
先にオークが宣言した通り、
男の冒険者たちは地面に倒れ、人肉のミンチに変えられていく。
そしてパーティーの紅一点だったシエルにも、
オークの予言が成就しつつある。
ガァンッ!
「あうっ!?」
孤軍奮闘していたシエルも、
とうとう武具を弾き飛ばされた。
彼女は視線で周囲に助けを求める。
しかしパーティーの仲間たちは、
いつの間にか、全員が死体の気配になっていた。
「そっ……そんな……!」
やはり、この数のオークと戦うのは無理だった。
気迫の途切れてしまったシエルは、
視界を埋め尽くすモンスターの群れを見やって、今さら、膝がガクガクと震えた。
『ブヒヒッ! ヒィヒィ鳴かせてやるブゥ!』
『なかなか良いオッパイしてるブゥ!』
オークたちは武器を投げ捨て、素手で構えながらシエルを囲んだ。
捨てた武器の代わりに、
オークの股間で、男の肉槍が屹立していく。
オークたちは、前後左右から女戦士を一斉に襲った。
「うわああああっ!?」
バキッ! ボスッ! ドカッ!
「あぐっ! うぐっ! うぼぉっ!?」
シエルは全身に重いパンチを叩き込まれて、
女戦士としての体力を削られた。
顔だけは殴られなかったが、それ以外はめった打ちである。
「ぐふぅ……っ!!」
ドサッ……!
シエルは口の端から胃液を漏らし、
前後不覚になって膝から崩れる。
オークたちが飛びかかってシエルを捕獲する。
鎧を引っぺがし、髪の毛と両腕をがっしり押さえる。
シエルは尻を突き出すような姿勢で、オークたちの前に這いつくばった。
「うぐぅ…… や、やめろ…… 離せぇ……!」
呻いてもがくシエルのお尻が、むちっと動いて色っぽい。
すかさず、オークがその尻に取り付いて、
女のズボンを膝までズリ降ろす。
(こ……このままじゃ、犯される。 妊娠させられる……!)
シエルは自力で動けない。
目線で必死に周囲を探るが、
もう一度見ても、やはり味方たちは完全に死んでいた。
『潮くせええぇ!
やっぱメスのパンツは、すげぇ臭いだブゥ!』
『ゲラゲラゲラ! 腐った魚でも入っているんだブゥ!』
オークがシエルの尻に密着し、陰部の臭いを嗅ぎまわる。
冒険で汚れた女の下着が臭いのは、シエルだって大いに自覚している。
(くそぉ……! くそおおっ…………!!)
シエルは悔しくて唇をかむ。
赤面しながら俯いて、恥ずかしそうに尻を震わせる。
恥辱の女戦士のお尻を見下ろしながら、オークたちはどんどん興奮していく。
(どっ……どうしたらいいの……)
もう戦いは終わって、後の祭が始まっている。
シエルに逆転の目は無いように思われた。
女戦士は必死にあれこれ考えたすえ、一つの答えにたどり着く。
(私たちのパーティーは…… ぜ、全滅した……!?)
「全滅」という言葉の意味は、冒険者にとって特別だ。
多くの冒険者にとっては、一生に一度の出来事だ。
だからシエルもなかなか気づけなかったが、今の状況こそが、まさに「全滅」だった。
『オラァ、お楽しみタイムだブヒぃ!』
「ああ……そんな……っ!」
オークとなんて嫌だっ! あうっ!?」
ガシッ!
わめくシエルの頭を、オークの太い指が鷲づかみにした。
オークはそのまま、
シエルの頭を床に強く押し当てた。
「うぐうっ!」
シエルは、ジャリッと石の匂いを感じた。
別のオークがシエルの尻を持ち上げる。
服を破られ、パンティをズリ降ろされて、
肌にひやっとダンジョンの寒さを感じた。
「や、やめてええぇぇっ!!」
裸に剥かれて、女戦士は一気に心細くなる。
豊かな乳房が揺れこぼれ、
張りのあるお尻の肉が、オークに向かってプルンと震える。
オークたちはシエルの身体に群がって、
その女肉を取り合いはじめた。
『ブヒィーーッ! オレが先だッ!』
『そこを退くブゥ!』
『オマ○コをもっと広げるブゥ!』
「いやっ!? 嫌、嫌っ! いやあっ!!」
平静を失ったシエルは、半狂乱になって暴れはじめた。
女のお尻がじたばた揺れる。
それをオークの分厚い手のひらが捕まえて、
種付けに適した角度で、がっちり固定してしまう。
『ブヒヒヒッ! 活きの良いメスだブゥ!
俺のチ○ポが一番乗りィィィ!!』
ずにゅっ!
「うぐううっ!?」
シエルが短く呻いた瞬間、
オークの熱い亀頭が、シエルの膣口にめり込んだ。
オークはシエルの股間に取っかかりを得て、
そこでいったん姿勢をととのえ、
今度はペニスを真っ直ぐあてがい、女孔に全体重を押し込んだ。
ずぶっ、ずにゅうううううっ!
「いぎいいいいいいいっっ!!」
太く反りかえったオークのペニスが、
濡れてもいないシエルの陰部に、深々と刺さっていく。
「いた、痛いいいっ!!
い……入れられちゃってるうぅ……!!」
とうとう犯されてしまった。
濡れの足りない膣粘膜が、千切れそうなほど引き伸びていた。
オークのペニスはそれに耐える頑丈さで、女ばかりが激痛だった。
『ガハハ、そりゃすまんブウ!』
にゅるっ、じゅるるっ
「ひあ!?」
オークが睾丸の裏に力を込めると、
大量のカウパー液が膣に流れた。
「射精されたのか?」とシエルが焦るほどの量だった。
シエルは処女ではないが、もちろんオークとしたことなんて無い。
オークの交尾の流れが分からず、
完全に主導権を奪われている。
『それでは改めて、頂きマース!』
ずぶっ! ぬちゅっ! ぐちゅっ! ぶちゅっ!
「あうっ!? あっ! 嫌っ! いやあっ!!」
嫌がる女の膣を滑り抜けて、
オークのペニスが奥の方まで侵入していく。
シエルとしては、久しぶりのセックスで、
まだまだ膣が痛かった。
ずんっ、ずんっ、ずんっ、ずちゅっ!
「はうっ! あっ! ぐっ! いやっ!」
女の弱点部位に、太い肉棒が突き込んでくる。
人間に比べて、二回り以上はペニスが大きい。
力加減も非常に重い。
ずぶぷうううっ……!
「いやぁ! こ、こんな格好……離れてぇ!」
押さえつけられ、後ろから貫かれると、
一方的に犯されてる感じが女を襲う。
力ずくの摩擦感が、穴の奥まで突き抜ける。
強姦されている。
オークなんかと交尾をさせられている。
シエルは戦士としての屈辱と、
女としての屈服感で、悔しさの涙を床に落とした。
『アアア、たまんねぇブゥーー!』
ぱんぱんぱんっ! ずぶっ、ずちゅっ、ずぶっ!
「ぐうっ! うぐっ! うっ、ううぅーーっ!!」
交尾が本格的に始まった。
オークのペニスは、油まみれのピストン棒のように、
膣の入り口を激しく出入りする。
亀頭が膣肉にぶつかりながら、
にゅるっ、にゅるっ、と入って来る圧迫感に、
シエルはいよいよ「犯されている」と実感して涙をこぼした。
ずぶっ、にゅぶっ、ずぶっ、ずちゅっ!
「ふぐっ! ううっ! うぐうぅぅっ!!」
オークに包囲された時から、
こうなってしまう予感はあった。
ダンジョンで全滅し、男は殺され、女はオークに犯される。
冒険者にはありがちな結末だけど、
そんな話をする時は、いつだって他人事だった。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「あぐっ! あぁっ! 嫌ァ!!」
女の尻がオークの腰に叩かれて、
惨めな肉太鼓を響かせている。
重たく押さえつけられ、シエルの骨格がギシギシと軋む。
その真ん中を、摩擦と圧迫が通過していく。
これが冒険に負けるという事か。
ずっと他人の絵空事だった結末が、シエルの中で現実になる。
『ブヒィ、ああ温けェ! ギュウギュウ締まるブゥ!』
「あっ! あぐっ、ああっ! ああっ!!」
ぱんぱんぱんぱんっ! じゅぶっ、じゅぽっ、ずぶっ!
オークは見せつけるように腰を振り、周囲のオークを煽ろうとした。
しかしそれはオークたちより、
シエルの羞恥心を激しく煽った。
オスに裸を見られるのが恥ずかしい。
その裸すがたで、オスと繋がっているメスの部分を見られるのが、
死にたいぐらいに恥ずかしかった。
「いやぁ…………!」
シエルはベソをかきながら、耳まで真っ赤な恥辱に染まった。
女が恥じらい、縮こまると、そのいじらしさが男を狂わせる。
こうして周囲のオークたちも、大いに煽られてしまった。
『オレにも触らせるブゥ!』
『ブヒひんっ!』
『オラ女ッ! 身体をこっちに開くブゥ!』
「ああっ、やめて! 嫌ぁ! 見ないでえっ!」
『ブヒヒッ! おっぱい、ブルルンッ!』
『もっと腰を振るブゥ!!』
「いやあぁーーっ!!」
シエルが隠したかったオスとメスの結合部分は、
いよいよオークたちから丸見えになる。
胴体を持ち上げられて、激しく腰を突かれると、
汗に光る女の身体は、弓のようにしなって振り回された。
豊かな乳房が揺れ弾み、たちまちオークたちに捕まった。
握りつぶすような力で揉みほぐされて、
オークの大きな手のひらで、乳肉の味わいを堪能された。
ぎゅうっ、ぐむっ、ぎゅむっ!
「痛い! 痛ッ、やめてえええっ!!」
シエルは揺れる乳房を果物のようにもぎ取られ、
乳房の根本と、乳肉の真ん中が、猛烈に痛くて悲鳴を上げた。
オークは人間を憎む種族だ。
もっとシエルを鳴かせてやろうと、
オークは乳房をゴムのオモチャのように引っ張り、握りつぶした。
ぎゅむうううううっ!!
「あぎゃあああああぁっ!!」
「やめて……痛い、いた……ごふっ……!?」
別のオークが、
首を押さえつけていた腕に、ぐっと力をこめた。
もともと羞恥で染まっていた女の顔が、
さらに赤くうっ血していく。
ぎゅうううううっ…………!
「ちょ……く、首……! 絞”ま”ってる……!」
シエルは何とか気道を確保しようと、
絞めからはみ出た指を、じたばた動かす。
首が絞まると、膣もギュウギュウ締め上げる。
それはペニスを興奮させて、膣を犯す勢いが増し、
シエルの首がさらに絞まっていく。
ぎゅうううう……!
「か……ひ…… 死”ぬ”…… 息”……!!」
ぱんぱんぱんぱんっ! じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ!
ピストンがいっそう強くなる。
乳房がブルンブルンと揺れ動き、それにオークたちの手が群がって、
苦しむ女体は、さらに揉みくちゃにされていく。
『俺にもオッパイ触らせるブゥ!』
『ブヒヒッ! 柔らけぇブゥ!』
『久々の女だブゥ!』
「か…… は……………………!!!」
(やめてぇ……!
首を絞めないで……
おっぱい握らないで……
こんな状態で、あそこをガンガン突かないで……死んじゃう!)
片方の乳房を固定され、
もう片方の乳房は、重たく振り回すような揺れ方をする。
揺れる乳房もオークにパシッと捕まえられて、両胸をしっかり固定されると、
そこに体重をぶつけるように、いよいよオークの突きあげが激しくなった。
赤い小陰唇を巻き込んだり、引きずり出したりしながら、
オークの太い幹がシエルの女陰を出入りする。
ズンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ! ずちゅっ、ぐちゅっ、ずぶっ!
「が…… は………………!!」
「ブハッ! はぁぁーーっ!! ぜえぇーーっ!!
や”べてえっ! もう許じでええっ!!」
シエルの首が、ようやく解放された。
オークが交尾の姿勢を変えたのだ。
シエルは涙を流しながら、大息を吸う。
オークはまた最初のように、
後ろからシエルに覆いかぶさり、動物のように膣を突く。
ぱんぱんぱんぱんっ! じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ!
「あぐっ! あんっ、あっ! あっ、あんっ!!」
メス豚のポーズで犯されながらも、
窒息で死ぬかと思ったシエルは、ほっと安心をしていた。
しかしそれは大きな間違いだった。
一つの苦難が終わったのは、
次の苦難が接近していたためだった。
『アァー! たまらんブゥ!
もっ、もう出るブゥ! 出る出るぅーーっ!!』
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!!
激しい前後の摩擦に包まれながら、
シエルの膣内で、オークのペニスが太くなる。
「ひっ……!? い、嫌、中に出さないで!!」
嘘か本当か知らないが、
「オークの子種は百発百中」というのが女冒険者の常識だ。
オスに尻を差し出すようなみっともない格好で、
シエルは生殖器を突きほぐされながら、必死で首を横に振る
『アァ、アァーーッ!! げっ、元気な子を産むんだブゥ!!』
「いやあああっ!?
だめ、ダメダメ駄目ええっ!! 中だめっ、妊娠いやああああっ!!」
ぎゅうううっ!
シエルが恐怖にこわばると、
膣はペニスをさらに強くしぼった。
どくんっ、びくっ、びゅるるるるっ
「うはぁ!? あぁーーっ! あああぁぁーーーっっ!!!」
涙をこぼしながらシエルが叫ぶ。
人生で初めての中出しだった。
熱い子種は容赦もなく
女性器の一番奥までドクドクと流れた。
『アあぁっ!! 俺のガキが一番乗りだブウゥゥ!!』
「嫌だああああぁぁーーっ!!」
いま自分の体内で、取り返しの付かないことが進行している。
シエルは体内の脈動に恐怖して、叫ばずには居られなかった。
「いやあっ! 入ってるうぅーーっ!! 入ってるぅーーっ!!」
射精は一気に膣を満たすと、
そのまま膣圧に押されて、
子宮口を押しひらき、子宮の中まで飛び込んできた。
「ひいっ、嫌っ! 助けて、離してぇっ!!」
『ブヒヒッ! 嫌がる尻を押さえて種付けしてやるのが良いんだブゥ!』
泣きわめくシエルの姿にオークが昂ぶり、
ますます射精を強くした。
オークの射精は豚そのもので、
一回に500ミリリットルも子宮に注ぐ。
10秒たち、20秒が過ぎても、射精の勢いは衰えなかった。
どくんっ……どくっ、びゅるるっ……
「ああ、ああっ!? ど、どれだけ出るの!
早く抜いてえええっ!!」
どくん……どくん…… どくっ……
「かはっ……はううっ…!」
一分以上もたつと、女の絶叫も途切れがちになってきた。
なのにいまだに、
腹の中では精液の注入が続いていた。
平常時の子宮は、数ミリリットルの容積しかない。
本来は胎児の成長に合せて大きくなる器官だが、
シエルの子宮は精液に押し拡げられ、すでに膨張をはじめていた。
(だ、だめ……精液だめぇ……!)
シエルのあごが小刻みに震える。
彼女は今すぐ走り出して、妊娠から逃げ出したかった。
しかしオークは二体がかりでガッチリ掴まっている。
肉の茎で膣の奥まで接続されて、
全身を押さえつけらえらまま、射精が終わるまで待つしか無かった。
どくん……どくっ……
「あっ、あっ……! な、流れてくるぅ……!」
お尻を高く持ち上げられ、
上から下に向けて、熱い子種を注ぎ込まれる。
牧場で人工受精を施術されている、家畜になった気分だ。
やがてズボッとペニスが抜かれ、
人生初の種付けは終わった。
シエルは半ば放心していた。
その身体をゴロンとひっくり返されて、
次の種付けをを誰がするのか、
またオークたちの取り合いが始まる。
「ぐす……お、お腹が熱い…… 非道い……」
『ブヒヒッ! どうだ、孕んだカ?』
「ぐうぅっ……こ、この……っ!!」
シエルは、涙の溢れる瞳でオークをにらむ。
種を付けたオスと、付けられたメスは、
汗だくになってにらみ合う。
正直なところ、シエルは”孕んだ”と感じていた。
腹の中にたっぷり溜まった熱液からは、
凶々しい命の気配が伝わっていた。
(私の初めての赤ちゃんが……オーク……)
オークの精液は、女を無理やり排卵させて受精する。
一度の妊娠で、必ず五体の胎児を孕むという。
しかもオークは、
人間の女を鎖で繋いで逃がさない。
なので五匹のオークを産んだら、
すぐまた種付けされて、次の五匹を仕込まれる。
『女一人で亜人百匹』と俗に言う。
女冒険者たちは、笑い話としてそれを言う。
そうでもしなければ、
冒険者稼業などやってられない。
しかし今のシエルにとって、
その慣用句は、あまりに笑えなかった。
(こ、これが……オークの射精……)
種付けされた子宮は重たく、
体外から見ても分かるぐらいに膨らんでいた。
500ミリリットルといえば
人間の射精で測れば百倍ほどだ。
たった一回のレイプで、百回分も種付けするのだ。
そりゃ人間の男が相手でも、百回も中出しされれば、
女は妊娠しない方がおかしいだろう。
オークの子種は百発百中。
そんな通説に、シエルは算数的な納得をしていた。
『ブヒヒ……メスが静かになっちまったブゥ』
オークはシエルの乳房を掴み、
ムチムチと指で揉み潰しながら笑った。
『孕んだのを自分で分かってるンだブヒ!』
『ブヒャヒャヒャヒャッ!』
『ゲラゲラゲラッ!』
「う、う…… ぐすっ……」
シエルは頭上からの嘲笑で我にかえると、
肩をふるわせて涙を浮かべた。
『そしたら次は、オレ様が行くブゥ!』
『おっ!? おっ、いや、俺が先にやるんだブゥ!』
今度はオークが我に返ってシエルを取り合う。
シエルは右に左に引っ張られ、
柔らかい女体を振り回される。
シエルが恐怖と苦痛に悲鳴を上げる。
『ヨッシャァ、オレが捕まえた! もっとケツを上げるブゥ!』
「いやああぁーーっ!! も、もう助けて!!」
ぱんぱんぱんっ! ジュップ、ジュップ、ジュップ……
「はうっ!! あっ! いやっ、いやあぁっ!」
またメスの生殖器が、オスの生殖器と一つになった。
尻を持ち上げ、肛門まで丸見えの姿勢で、
シエルはメス犬のように犯されていた。
自分の股間に、別の生物が繋がっている……
生物同士のヌルヌルとした接触は、
シエルに「繁殖」の二文字を意識させていた。
じゅぶっ、じゅぷっ! ずぶっ、じゅぶっ!
「ああっ! あああっ! だ、誰か助けてええっ!」
オークの太い男根は、焼けたヘチマをねじ込むようだ。
女性器は、痛みと、圧迫感と、そして僅かばかりの性感をにじませる。
「オスに征服される」という感触に、女の膣が、本能的な喜びを生み始めた。
「ううっ! うっ! もう止めてぇっ! 許してええっ!!」
シエルはのけぞり、髪を振り乱しながら許しを乞うた。
実にオークたちを悦ばせる演出だ。
ますます手ひどく可愛がってくれようと、
オークが作る肉壁が、シエルを中心にして狭まっていく。
(り、輪姦される……!)
シエルは涙ぐむ目を見開いた。
犯され、中出しされて、やっと終わったと思った悪夢が、
あっさり振り出しまで戻ってしまった。
じゅぼっ、ずぶっ、じゅぼっ、じゅぶっ!
「あうっ! あっ! ああっ! ダメぇ!」
ペニスに突かれるたびに、子宮の中で子種が揺れる。
子種の熱さと重さが、
”種付きのメス”であるという自覚を、シエルに与える。
『マ○コがずっぽり奥までくわえ込んでるブゥ!
そろそろ気持ち良くなってるんじゃ無いのかブゥ!?』
「そっ、そんなわけ無い! あぐっ! あっ!」
思わず否定しながらも、シエルはそこで、女性器の発熱に気付いた。
結合部から蜜をしたたらせ、
シエルの陰部は、甘い女臭を匂わせていた。
オークの嗅覚は、メスのわずかな発情臭も見逃さない。
ときに女性本人よりも的確に、相手の盛り具合を見抜いてしまう。
ぱんっ、ぱんっ、じゅぷっ、じゅぶっ!
「あんっ! あっ! あっ! ああっ!」
汗だらけの尻を突き出し、生殖器をオスの粘膜でしごかれる。
一度スイッチが入ってしまうと、膣は高まる一方だ。
シエルは前後に揺すられながら、「はふっ」と熱い吐息をはいた。
迷宮の空気が粘つきはじめた。
汗と垢と糞尿でできた獣の臭いに、メスの甘さと酸味が混じる。
淫臭としかいいようのない、性の空気が澱んでいる。
『ブヒヒィ、オマエはもうオレらのモンだ!』
『黙ってチ○ポ突っ込まれてりゃ良いンだ!』
『いや黙ってチャつまらねぇブゥ! おらニンゲン、もっと鳴け!』
『もっとケツを上げるブゥ、こっちから見えないブゥ!』
『死ぬまで犯してやるブゥ!』
『ブヒヒッ、死ぬ前にオレのガキを産んでもらうブゥ!』
オークの言葉が、ざわめきながら多重に聞こえる。
人間に対する憎しみと、女に対する欲望が、
不明瞭なリングを作ってシエルを囲む。
じゅぶっ、じゅぷっ! じゅぼっ、にゅぷっ!
「あぐっ! あっ、ぐっ、そんなっ……!」
死ぬまで犯す。
その言葉に、終わりのない凌辱を感じた。
シエルはこれまで”たまたま”上手くやって来たけど、
とうとう冒険に失敗する日が来たのだ。
いつか忘れかけていた。
冒険というのは――命がけだった。
(わ……私の人生…… 終わっちゃってるの……?)
シエルはうつむき、ボロボロ泣いた。
そんな彼女の身体を、オークたちがヨッコイショと持ち上げる。
また大きな乳房がブルンとこぼれた。
犯されて弾む太ももや、甘い汗を流す女のわき肉が、
欲望にたぎるオークたちの視線にさらされる。
『オラァ、二発目行くブゥ!!』
ぶびゅっ、びゅるっ! どびゅるるうるるっ!!
「あっ、あう……! また中に……!」
結合部の赤肉を震わせながら、
シエルは無念の顔で、精液の熱をかみしめていた。
オークはそんな女を見せびらかそうと、
右に、左に、シエルの身体を振り回す。
ぶるん、ぷるるん、汗に光るシエルの巨乳が揺れうごく。
彼女は乳房を見られようが、触られようが、
もう抵抗をあきらめていた。
びゅるっ……どくんっ、どくん……!
そうして見世物にされているうちにも、
シエルのヘソの辺りが、精液の圧力でゆっくり膨らんでいく。
『お前はオレのガキを孕むんだブゥ!』
「ひっ……か、神さまぁ! 私のお腹をお守ください!」
また一分以上も子宮内に注がれながら、
シエルは今でも「どうか、妊娠しませんように」と祈っていた。
それを知ってか、周囲のオークたちは、
”誰の種が当たると思う”だの、”大事に使えば百匹は産ませられる”だの、
シエルの思いを踏みにじるような会話をしていた。
びゅるっ……びゅくっ、どびゅるる……
「ふぐっ……! うっ……! うっ……!!」
いつになったら、射精が終わるのだろう。
子宮の中が泡立ちながら、子種でどんどん重くなる。
子を産んだことのないシエルにとって、
オークを孕むのは、あまりに恐ろしかった。
「ぐす…… 豚の子なんて、産みたくないです……
許して…… 全財産あげるから……
お掃除、洗濯、なんでもするから……ううっ」
言葉が通じるのなら、話せば分かるかもしれない。
シエルは藁にもすがる思いで、
オークの目を見て、必死に助けを乞いはじめた。
ところが、涙と、両穴からの鼻水で、シエルの顔はぐしょぐしょだった。
オークたちには、彼女の言葉よりも、
彼女のひどい泣きっ面がツボに入った。
『…………』
オークたちは一瞬沈黙し、
数秒の間を置いてから、一斉に大爆笑を始めた。
『ギャハハハハハハハハ!!』
『ブヒヒヒヘヘヒヒ!!』
『ブヒャヒャヒャヒャヒャ!!』
『産みたくないなら、産まキャ良いブゥ!』
『オレたちより、自分の子袋にお願いしたらどうだブゥ!』
『ボテ腹になっても、ウンコみたいに我慢しとけばいいんだブゥ!』
「うぐっ、ぎ……! ぐすっ……ひっく……」
泣きながら、シエルは大いに怒っていた。
それでもオークたちの機嫌を損ねぬように、うつむいて肩を震わせていた。
シエルのミスで死んだ男たちに比べれば、
まだマシな結末なのだろうか?
あるいはこれは、神が与えたもうた贖罪なのか。
オークの言葉で心を痛め、オークのペニスで股間を串刺しにされ、
シエルはたった一人で、敵に囲まれながら嗚咽した。
やがて長い射精も終わり、ペニスがズポッと抜けていく。
シエルはその感触を、膣で感じながら放心していたが、
慌ててハッと我に返った。
しかし気付くのが遅すぎた。
彼女の両足は、すでに三頭目のオークがガッチリ押さえた。
その股の中央に、三本目のペニスが侵入していく。
「やぁっっ!! も、もう許して!! おち○ちん入れないで!!」
『いいかげん諦めるブゥ! 負けた戦士がみっともないブゥ!』
ずにゅうううううううっ!
「あはああああああっ!?」
赤く充血した女の穴は、
またしても、太いペニスで一番奥まで貫かれた。
ずぶっ、ずんっ、ずんっ、ずんっ!
「あうっ! あっ! やめっ、あううっ!」
立て続けに三ラウンド目ともなれば、
女体の肌は、どこもかしこも汗で光った。
精液を詰めた女の腹が、ペニスで突かれるたびに、
柔らかく跳ねて前後に揺れる。
それに負けじと、二つの巨乳も揺れたわむ。
オークたちは思い思いにそれを捕まえ、
乳首を押しつぶしながら揉みしだく。
「あんっ! ああっ!」
乳首が潰されるたびに、乳房の先が感電していた。
シエルは知らずながら、発情したメスの匂いを分泌し、
全身の汗から、甘い湯気を立ち昇らせた。
「嫌っ! も、もう交尾いやああっ!!」
『こいつ何言ってんだブゥ! 穴がキュッキュ締まってるブゥ!』
分からないなら、思い知れ。
オークは腰を使って膣内をひねる。
ペニスの背中で、肉孔の内側をなで回す。
ぞわぞわっと女がひるむ場所を見逃さず、今度はそこを突きまくる。
「あひっ! あっ!? やっ、だめええっ!」
シエルの膣は、ペニスをギュッと締め上げて、
交尾の摩擦に燃えさかる。
本当に気持ち良いんだと気付かされ、シエルは強いショックを受けた。
「ひあっ、あんっ!? あひっ! んあっ!」
腹立たしいことに、とにかくオークはセックスが上手い。
優れたペニスと、先天的に持ち合わせている感性で、
女の防御を的確に崩してくる。
もともとベッドが苦手なシエルなど、
小娘のように手玉にとられて、女体を攻略されていく。
ずぶっ、ずちゅっ、ぐちゅっ、ずぶっ!
「あっ! あひっ、あんっ! な、なんでえっ!?」
あっという間に、シエルの股間は大洪水だ。
彼女は、前を向いても横を向いても、オスの体に密着していた。
オークは体温が高くて、肌を合わせるとドキドキとした。
「ひんっ! やっ、だめっ! こ、こんなっ……!?」
弱い部分に攻め込まれ、
オスの汗とメスの汗で、むんむんする臭いを吸わされて、
内から外から、女の肉体を可愛がられた。
シエルの尿道口や肛門が、ヒクヒクと開閉をくり返す。
敏感になった肌肉が揉みくちゃにされ、
真っ白な快楽を頭の中に流し込む。
ずちゅっ、ずちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ!
「あひっ! ああん、あっ! だっ、だめっ! だめえっ!」
手練れのオスたちに囲まれて、
うぶなシエルは、好き放題にサカらされていく。
発情臭をプンプンさせて揺れる巨乳を捕まえて、
オークはその肉を揉み潰しながら、ぺろりと舌なめずりをした。
『ブヒッ……チョロいもんだブゥ』
ずっ、じゅぶっ、ずぶっ、ずぶっ!
今度はこっちが楽しむ番だと、ペニスが膣を突きしごく。
肉の幹は、どん欲に粘膜の刺激をむさぼって、
射精に向けて、脈動しながら太りはじめた。
「あっ、あひっ! ひあっ! ああっ!」
しかしシエルの頭は快楽に振り回されて、
種付けを嫌がる余裕さえない。
ずちゅっ、ぐちゅっ、ずぼっ、ずちゅっ!
『ブヒヒッ! マ○コが甘酸っぱくなってきてるブゥ!』
『ケツはこってり風味だブゥ』
『でかパイは塩味のモチってとこだブゥ!』
『ブヒッ、乳首で感じまくってやがるブゥ!』
『俺にも、片方しゃぶらせるブゥ!』
「ふわぁ……! あっ、あっ! あああっ!?」
オスにたかられ、四方からむしゃぶり付かれて、
シエルの女肉はゾクゾクとした喜びに震えた。
肌と子宮からしみ出すような、メスの原始的な機能であった。
盛りが付いた女の肌は、
上手くなで回されると、痺れるような快楽を生む。
もちろん頭の方は、妊娠の恐怖にうわずっている。
しかしそれも、時々快楽の高波にぶつかって、
「ハッ!?」と見えなくなる瞬間がある。
『アアアッ! 俺もそろそろ……!』
ぱんぱんぱんぱんっ! ぱんぱんぱんぱんっ!
シエルの尻肉を波うたせ、オークが激しくピストンを打つ。
すっかり茹で上がった女の体は、
その振動で子宮を燃やし、膣をタコの筋肉のように収縮させた。
「あっ、あひあああっ!? 待って、激しすぎる……らめええっ!」
ドリルで膣を掘るような衝撃が、
シエルに大量の潮を噴かせる。
そうでなくても、乳房や乳首が、舌が、ヘソが、腋が、腹筋のラインが、肛門が、
すなわち全身の性感帯が、
オークたちによって同時にいじられている。
性感の波は、下腹に集まって弾けあい、子宮を病的に痙攣させる
下半身がガクガク震え、次の瞬間、ビクッと跳ねた。
シエルは子宮が爆発したように感じた。
腹の中から白い閃光が炸裂し、そのまま、頭の中まで押し寄せてくる!
「らめっ、あっ、あ……あっ、ああぁーーーーーーーーーーーっ!!」
ビクッ、ビクうぅっ!!
シエルはブリッジをしながら派手に震えた。
大きな絶頂を強制されて、
舌を突き出し、涙を溢れさせながら白目を剥いた。
「あああっ!! あっ、ああああああああああっ!?」
ビクッ、ビクッ、ギュウウウッ!
意識の限界を超えた強さで膣が締まった。
オークは、これを待っていた。
オークはその圧力の中に、ペニスを強く刺し込んだ。
硬く昂ぶった肉棒は、強烈な刺激の肉輪をくぐり抜け、
亀頭が突き抜けながら射精のトリガーを引く。
『オラアアアアアッ!』
オークは雄叫びを上げ、シエルを持ち上げて押し倒す。
最後は獣のマウントポジションで、
深くメスを貫きながら、その一番奥に種付けの狙いを定めた。
魔物殺しのニンゲンどもめ、ざまぁ見ろ。
これでトドメだ、孕んでしまえ!
オークは壮絶な笑みを浮かべて射精した。
絶頂で弛んでいるシエルの子宮口は、容赦のない射精でぶち抜かれた。
どびゅっ、びゅるるるるっ!! びゅっ、びゅるるるううううっ!!
「ひあっ!! おっ、おあっ!! おあああああああぁぁーーーーーーっっ!!!」
熱い精液に胎を叩かれ、シエルの絶頂が強く追い打ちされる。
膣が万力のようにペニスを締める。
尻が無意識に上を向き、狂ったように震え始める。
声もかれよ、喉も裂けよと言わんばかりに、シエルの絶叫が轟いた。
涙まみれで舌を突き出し、尻を汗だくに光らせて、
乳首もクリトリスも槍のように勃起していた。
ペニスを突き刺された女陰部は、
オークと一体になってビクビク震えた。
膣口から精液が輪になって、ぼたりぼたりと床にこぼれる。
膣の奥では、その何倍もの精液が、暴れ狂って子宮の中に注がれていく。
どくんっ……びゅるっ、ぶびゅるるぅっ! びゅるるっ!
「ひゃあ…… ひゃあああ……!! もう嫌(ひ)やあぁぁぁ…………!!」
ペニスはオスとメスをがっちり繋ぎ、
脈々と動いて種を注いだ。
もうダメだ、これは絶対に孕んでしまう。
シエルは圧倒的な女の悦びに打ちのめされながら、
絶頂と絶望を同時に味わっていた。
どくんっ、どくんっ、どくん……
「あふっ……あ、ああ……」
射精の勢いが落ち着くと、膣を逆流する量が多くなる。
すでにシエルの子宮は一杯で、
かなりの液圧が無ければ、内部に子種が入らないのだ。
するとオークの亀頭が変形し、ドリル状の男根を形成する。
精液が逆流する時の強硬手段だ。
オークの肉体には、豚の性質が色濃くあった。
豚と同じ、コルク抜きのようなペニスを使って、
オークは女の子宮口を物理的に貫き、子宮に直接射精する。
ズブリッ!! ズブッ、グリッ!! ずにゅうううっ!
「はっ…………はおおおおおおおおおおおおっ!!?」
押さえつけられたシエルの尻が、急に苦痛で暴れ始めた。
子宮口に固体をねじ込まれると、
いままでの快楽は吹き飛んで、膣口から小腸までを、槍で刺し貫かれたような激痛が走った。
ぐいっ、グリッ!
「あぎゃうっ!! あぎゃああああうっ!!」
オークはドリルを何度もひねる。
大きなネジ山を一周半ほど子宮の中にねじ込んでから、
余裕を持って、子種の注入を始めた。
どくんっ……! どくんっ……! どくん……!
「おっ…… おっ…… おっ……!」
もう注げない子宮に無理やり注ぐ。
いよいよ子宮は押し拡げられ、
シエルの下腹が、早くも臨月のように膨らんでいく。
どくんっ……どくっ! びゅるるるっ……!
「おっ! おごっ……おっ……!」
(もう……信じられない…… 何なのよこれ……)
シエルはやけくそな気持ちで、自分の腹を見つめていた。
引き締まっていたウエストが、醜く精液で膨らんでいく。
そのボテ腹は、水風船のように芯が無かった。
しかし熱と重みは相当で、
重力に引かれて、ずっしり胴体からぶら下がる。
『すぐに種汁の重さがガキに変わって、立派なカカァになれるブゥ』
「あ…… ああ……! わたし、妊しん……!」
オークは精を注ぎながら、
言葉でもしっかり追い打ちをする。
シエルの返事は、ろれつが怪しい。
(私……もうダメ……)
オークの言葉がトドメになったか、
シエルは何もかもに疲れ果て、
全身から力を失い、ドサッと迷宮の床に崩れた。
もうなにも考えず、涙だけ流せばいい。
汗と精液で濡れたお尻を、オークたちに差し出して、
全員の気が済むまで、ペニスで繋がってくれたら……それでいいのだ。
『ぶひひっ、落ちたブゥ!』
しかしそれは、オークたちの思うつぼだった。
女の心をへし折るのは、家畜にするための最初の手順だ。
もう押さえつけなくても、逃げる気力は残っていまい。
オークたちは、ここからが輪姦の本番だとばかりに、
思い思いにシエルに群がり、彼女の肉を犯し始めた。
シエルが思っていたより、はるかにキツい凌辱が始まる。
彼女は現実を受け入れたつもりだったが、
こんな事になるとは思っていなかった。
『オラァ股をもっと拡げろ! ケツの穴も使うブゥ!』
「ひぃ、嘘!? お、お尻って! 止め……あぎゃあああああああぁーーっ!!?」
『喉も使うブゥ! 歯ァ立てたら殺すブゥ!』
『ブヒッ、マ○コも、もっと強く気張るンだブヒ!』
「んぐううぅぅ!! むぐううううううううぅーーーーっ!!!」
何本ものペニスが、一度にシエルに突き刺さる。
シエルは口と肛門の処女も奪われ、三穴を同時に犯され始めた。
シエルが白目を剥こうが、尻から血を流そうが、オークたちは手を緩めない。
文字通り輪になって順番を回しながら、
何周も何周もシエルを犯し、射精して、
二十数体分のオークの性欲を、シエル一人の体に注いでいった。
ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ……
「あっ…… あっ……」
シエルは、もう完全に死んだ目をして犯されていた。
輪姦が始まってから、何時間が過ぎただろうか。
シエルの性器は、無茶な使い方でガバガバにされ、
床には、バケツでぶちまけたような、精液の溜め池が出来ていた。
ずぶっ、ずんっ、ぐちゅっ、ずぶっ!
「あうっ…… あっ…… ああっ……」
オークに強くピストンされて、シエルの女肉が、為すがままに揺れ動く。
前に飛び出した二つの乳房は、左右非対称にブルンブルンと回っていた。
そして何より、ボテ腹がダイナミックに揺れている。
精液タンクにされたシエルの腹部は、臨月とほぼ同等の大きさだった。
胎児のボテ腹と違い、中に詰まっているのが液体なので、
波のように弾み、振り回されるような揺れ方だった。
『これだけ種を付ければ充分かブゥ』
『ブヒッ、最後に一発そそぐブゥ!』
どびゅっ、びゅるるるうっ、どくんっ!
「うぁ……あ……! あっ……!!」
はち切れそうな子宮の中に、さらなる熱液が注ぎ足される。
大きなお腹をピクピク震わせ、
シエルはその全てを女性器に飲み込まされた。
オークがヌルッとペニスを抜いて、
ようやく凌辱が一区切りをした。
『良い狩りだったブゥ』
『ニンゲンをぶちのめして、スッキリしたブゥ』
オークたちは雑談しながら武器を拾った。
潰した男冒険者たちの遺体も、勿体ないから袋に詰めて、
思い思いに撤収の準備を始めた。
本気で犬に食わせるらしい。
輪姦がすんだら、自分は解放されるのだろうか?
シエルは大の字でぶっ倒れながら、そう思った。
そう思いたかった。
しかし「そんなわけ無いか」と、早々に諦めた。
オークになにか言われて傷つく前に、
自分で希望を捨ててしまった。
それこそ奴隷の考え方だが、
シエルはまったく気付いていない。
『オラ立つブゥ!』
「い、痛い! 痛いですぅ!」
当然のようにオークに髪の毛を引き掴まれて、
シエルは無理やり立ち上がらされた。
『俺たちに付いてこい、逃げたら追いかけて殺す』と言い含め、
女の毛根をブチブチと引きちぎりながら、
オークたちはシエルを連れて、迷宮の奥へと移動を始めた。
「はぎぃ……痛い、痛あい……!」
『ブヒヒッ、こっちだ! お前は今日から、オレ達が飼ってやるブゥ!』
『元気な子供を産むんだブゥ! とりあえず百匹が目標だブゥ!』
「うぐっ! うう……はい…… ぐすっ……」
やはりシエルは、繁殖奴隷にされるらしい。
女がオークと戦って負けたなら、
犯されて、それだけで解放などということはあり得なかった。
いま二本の足で歩いているのが、人生最後の散歩になるのか。
以後は杭にでも繋がれたまま、一生おなじ場所で犯されるのだろうか。
「神さま…… 神さま……」
シエルはブツブツ祈りを唱えながら、一歩一歩を記憶に刻んだ。
しかし、そんな最後の散歩ですら、
より悪い出来事によって中断された。
オークの巣穴に着く前に、
巣穴から出ていこうとしていた別のオークの一団と、
通路で鉢合わせをしてしまった。
『ブヒヒ、人間のメスを捕まえたのか。 久々だブゥ!』
『俺らにも味見させるブヒ!』
『もう散々ヤッたブゥ。 とっくに種は付いてるブゥ』
『うるせぇ! オレの種でもう一度孕ませ直してやるブゥ!』
『ブキキ……まぁせいぜい頑張れや』
『俺もヤるぞ!』
『オレもハメるブゥ!』
「あ……あぁ…… 神さま、そんな……」
シエルは、新たなオークたちに引き渡された。
シエルの顔は血の気を失い、
下半身は、感覚が遠くに薄らいでいた。
自分の股から尿が漏れているのに、彼女はまったく気付かなかった。
そんな哀れな女戦士を、
新手のオークは、後ろからゲシッと蹴って地面に倒した。
「あぐっ!?」
シエルは前受け身をして地面に伏せる。
その裸の尻を、オークの平手打ちが強烈に叩いた。
ズパアアアン!!
「あぐううぅーーっ!!」
『種付けするって言ってんだブゥ! ケツを上げてこっちに向けるブゥ!』
「は、はい……! (神さま、神さま、神さま……!)」
くぼっ! ずにゅうううううううっ!
「むぐっ、もがっ! んぐうううううっ!!」
シエルは再びペニスで、前後から串刺しにされ、
暗い迷宮の片隅で輪姦された。
シエルのか細い祈りは、天空まで届かなかった。
地下は闇の領域、魔王の国だ。
そこで囚われの身になった女は、肉体を魔物の苗床にされる運命にある。
ぱんぱんぱんぱんっ、じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ……
「あうっ、あっ! あっ、あんっ!」
また肉の臭いが混じり合って、汗に蒸れた宴が始まる。
オークのねぐらから、話を聞きつけ、
さらに別のオークたちまでもがやって来た。
一部族で100頭ほども居るオークたちが、
暇つぶしとでも言わんばかりに輪姦に参加して、
ほぼ全員が一度はシエルを貫いた。
ずちゅっ、ずぶっ、ずむっ
ぐぼっ、ぬちゅっ、ずぼっ
ぱんぱんぱんぱんっ
どびゅっ、びゅるるるっ……
オークたちに囲まれながら、シエルへの輪姦は
丸一日以上も続いてしまった。
口も乳房も、陰部も尻も、全身を白濁に汚しながら、
オークとオークの真ん中で、シエルの女肉は、激しく押し潰された。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、じゅぷっ、じゅぷっ……
「あっ…… あんっ…… あん……」
オークの腰が動くたび、
シエルの股下に、ジョボジョボと白濁液が噴き出した。
もはや交尾というより、精液で膣を洗っているような光景だった。
広がりきった膣には、ろくな摩擦もないのだが、
人間を痛めつけるという行為自体に、魔物たちは意味を感じている。
人間の魂を弱らせきったら、何かが報われる。
魔物たちの魂には、そういう本能が刻まれていた。
兎にも角にも、女戦士シエルにとっては「悲惨」の一言に尽きた。
地下迷宮で、オーク相手にパーティーが全滅し、
そこに女冒険者が一人混じっていた。
彼女はとても酷い目にあった。
オークに輪姦されて、何度もオークの子供を産まされた。
それはどこにでもある、冒険者たちの結末だった。
(もぉ…… らめ……)
哀れなシエルは、やがて限界に達して気絶した。
オークたちは、
女戦士が人形のように動かなくなっても種付けを続けた。
妊娠したくない、妊娠したくない、と、シエルは何度も神に助けを求めた。
しかし祈りも虚しく、シエルが目を覚ました時には、
胎の中に、五匹の仔オークがヘソの緒でぶら下がっていた。
bel 326.11.2
シエルは素っ裸のボテ腹で、暗い牢獄に繋がれていた。
自分の腹を見ながら、うな垂れて泣いていた。
彼女の初めての赤ちゃんは、けっきょく、誰が父親なのか分からなかった。