同じころ、魔法剣士シャルハートは、たった一人で戦っていた。
いつまで経っても連絡が戻って来ないため、すでに彼女は拠点防衛をあきらめていた。
以後は地の利を活かし、逃げ隠れしながら敵を襲う、ゲリラ戦術で立ち回っている。
「村は……今、どうなっているのかしら」
剣にベットリと付いた血と脂を拭き取りながら、シャルハートは疲れた声でうめいた。
まだ戦い続けているエルフ戦士は、シャルハートを含めて五人も居ない。
ほかの戦士たちは逃げることも出来ずに敗北し、
その場で凌辱をされているか、族長の屋敷で鎖につながれてしまっている。
惨敗の現実をまだ知らないからこそ、彼女はいくらかの希望を持って戦っていた。
さてシャルハートは二人連れのオークを見つけ、
家屋のわきから猛然と飛び出して襲いかかった。
(くらえ豚っ!)
ズバアアァッ!!
『ギャブウウッ!?』
とつぜん腕を斬り落とされて、オークは思わず傷口を見た。
(これは敵襲だブゥ!?)
しかしオークは一秒以内に我に返ると、腕から視線を上げて、
自分を襲った敵の姿を探そうとした。
その持ち上がったオークの首を、シャルハートの二の太刀が狙う。
<追い風を!>
ザシュウッッ!!
振りかぶりながらシャルハートが精霊語で唱えると、
ミスリル・ソードは強烈な加速度に乗って、オークの太い首を一気に刎ねた。
首無しになったオークの身体は、ビクッと痙攣したあと、ゆっくり横向けに崩れた。
わずか三秒ほどで一頭殺す。
さながら真空波のような奇襲であった。
『ブヒッ! シャル…なんとかいう剣士か!』
もう一頭のオーク兵は、脳内にブワッとアドレナリンを分泌していく。
『俺がぶっ殺すブゥ!』
オーク兵は相手の強さにもまったく怯まず、雄々しくシャルハートに挑んだ。
『ウォオオオッ!』
オークがバトル・アックスを振りかぶる。
「あんたが死ぬのよ!」
対するシャルハートも、自分からオークの間合いに突っ込んでいく。
エルフはオークの斧をあっさり見切ると、数センチまで引き付けてから躱(かわ)す。
大振りで開いたオークのわき腹を、今度はシャルハートの刃が横に斬りつける。
剣の柄に
ザックリとした手応えを感じつつ、
シャルハートは敵の背中がわまで駆けぬけた。
『エっ、エルフが居たぞおぉーーっ!』
腹を割られたオークは、大量の血と内臓をまき散らしながら、
自分の負けを悟って、最後の力で敵の居場所を味方に知らせた。
「ちっ……大した根性!」
シャルハートはあわてて身体をターンさせると、
今度は背中がわから、魚の頭を包丁で落とすように、無防備なオークの首骨をガツンと断った。
二つ目の生首が地面に転がり、オークは即座に静かになった。
しかしすでに、シャルハートの居場所はバレてしまった。
じっとしていたら別のオークたちに囲まれるので、急ぎ別の場所へと遁走していく。
「いったいオークたちは、どれだけの数で攻めて来てるのよ……?」
すでにシャルハートは、一人で30頭以上のオーク兵を撃殺していた。
当初の想定では、充分以上のノルマをこなしているはずなのだが、
エルフの村は、何時間が経っても有利に動く気配がなかった。
総数100頭前後と見積もった、最初の見立ては明らかに誤っている。
シャルハートは愚痴りながら、敵兵力の見積もりを二倍ほどに引き上げた。
しかしまさか、実際には500頭以上も居るとは予想の外だ。
「はぁ……! はぁ……!」
逃げ走るシャルハートは、すでに肩で息をしていた。
美しい金色の髪が、汗でべっとり額に貼り付く。
(このままじゃ……マズイかしらね?
状況がぜんぜん分からないっていうのも……)
シャルハートもまた、族長エスカラータの力をあてにしていた。
族長がオークと戦うにしろ、西門から村人を脱出させるにしろ、
シャルハートが敵の反対側を撹乱するのは、悪くない手だと思っていたが……
「いったん戦うのを止めて、族長のお屋敷に合流すべきかしら」
そんな作戦変更を考えていた時、
ドゥーロンが差し向けた”シャルハート狩り”の部隊が現れた。
そのオークたちは『シャルハート、シャルハート』と名前を呼びながら近づいてくる。
『シャルハートちゃんは、こっちかブゥ〜?』
『ブヒヒッ、プレゼントを持ってきてやったから出てくるブゥ!』
(あの馬鹿オークたち、何を言っているのかしら)
名前を呼ばれるのはともかく、プレゼントという言葉が引っかかる。
シャルハートは足を止めて耳を澄ませた。
『プレゼントは族長サマから貰ったペンダントだブゥ。 とっても可愛いブゥ〜!』
『ザーメンまみれで臭っせえけどな! ブヒャヒャヒャ!』
『そのザーメンと交換でもらったんだブゥ! 族長サマのオ○ンコに、たっぷりザーメンを注いであげたブウ!』
『族長サマはヒィヒィ泣きながら、お尻ふって喜んでたブゥ〜』
「あっ、アンタたち嘘吐きなさいよ!?」
シャルハートは思わずカッとなり、
オークの声がした方に向かって、大声で怒鳴りつけてしまった。
オークの足音が群がってきて、彼女はたちまち囲まれた。
(し、しまった……! 私、頭も疲れてるんだわ……)
シャルハートは冷や汗を垂らしつつ、せめてミスリル・ソードだけでも構えをとった。
オーク兵は四方の道から現れ、シャルハートを包囲する。
ざっとその数50頭。剣士が一人で戦うのは不可能だった。
『ブヒィ〜! シャルハートちゃん、さっきは何で逃げたんだブゥ?』
「ぶっ、ブサメンには興味が無いのよ!」
『ブヒヒッ、こいつの鼻は穴が小せえからな! 俺なんかどうだブウ!』
「ごめん、正直ブタの顔は見分けが付かない」
『てめぇ馬鹿にしてんのかブゥーーっ!!』
くだらない掛け合いが終わると、シャルハートの前に、一つの首飾りが投げよこされた。
ベチャリと地面に貼り付いたそれは、
オークの言うとおり、この上もなく穢らわしい体液でベトベトだった。
「あっ……! ああ……!」
しかしそれは紛れもなく、
族長がいつも身に着けていた宝飾だった。
シャルハートの顔から、みるみる血の気が引いていく。
(なんて事……族長さまが、お、オーク共に……!)
”族長サマのオ○ンコに、たっぷりザーメンを注いであげたブウ!”
”族長サマはヒィヒィ泣きながら、お尻ふって喜んでたブゥ〜”
オークの言葉が脳裏によぎる。
まさか本当の事だったとは。
樹エルフの族長・エスカラータは、いつ会っても涼やかで清潔な女性であった。
そんな彼女の肉体に、おぞましい不幸が起こったのだと、
汚れ果てた首飾りは物語っていた。
(まさか、あの族長さまが……じゃ、じゃあ、もうこの村は……!
私、どうしたらいいの……)
シャルハートを支えていた意志が、ぐらっと揺らいだ。
しかも彼女を囲んだオークは、思っていたよりはるかに多い。
(これだけの時間戦った上で、50頭もの戦闘単位が出てくるということは……
敵の全兵力は、およそ500頭の規模……!?)
この数時間の戦いで、500頭の大部分が本丸に押しかけていたのだとすれば、
いくら族長エスカラータといえど、陥落させられても不思議ではない。
今さらながら敵の数に見当が付き、シャルハートは村に勝ち目がないことを悟った。
勝ち目がないということは、
つまり負ける、犯されるということを意味する。
(私が……オークに……?)
味方が凌辱されるところは何度も見たが、
今の今まで勝つつもりでいたシャルハートには、
凌辱は他人の痛みと感じられ、ただ怒りの心に変えていた。
しかしそれが自分の破滅となると話は違う。
シャルハートの心は、燃える怒りから、凍える恐怖へと塗り変わる。
(お、犯されるって、どんな感じなの……?
私、オークの子を産まされるの……?
嫌だ! 嫌だ……!)
シャルハートは大いに動揺して、棒立ちになってしまった。
『さては、ダーク・エルフの言ったとおりになった』
難敵・シャルハートを包囲したオーク兵たちは、ここで一斉に仕掛けた。
「しまった!? 来るな!」
シャルハートも我に返るが、今回は完全に後手にまわった。
これだけ囲まれていては、いくら彼女といえど、先手でなければ話にならない。
エルフ剣士は絶望的な気分で、近い敵から斬るしかなかった。
「このっ……!」
オークのメイスを潜って懐に入り、下から顎を刺し貫いた。
『
ガフッッ!?』
ミスリル・ソードは頭蓋をよけて脳幹まで達し、オークは戦闘不能になった。
『テメェ!』
背後から二頭目のオークが迫る。
素手を伸ばして、シャルハートの髪を掴もうとする。
シャルハートはシルフの力で、小さな範囲にかまいたちを呼ぶ。
オークの指は、たちまち風に刻まれて骨だけになる。
『痛ぇブゥ!?』
二頭目のオークはわずかに怯む。
その隙に、シャルハートは一頭目の死体を蹴っ飛ばし、
ミスリル・ソードを肉から抜いた。
「死ねッ! 死になさいよッ!」
シャルハートは血走った目で、二頭目のオークに襲いかかった。
エルフが放つ斬撃を、手が骨になってしまったオークは止められなかった。
ズシュッッ!!
『ブヒュウ!?』
エンチャント無しのシャルハートの筋力では、一発で首を刎ねられなかったが、
斬られたオークの頭部はもげかけている。
半死のオークは、それでも反撃を試みようとする。
『ごブッ…… てめっ……!』
「早く死ねえぇーーっ!」
ズバアッッ!!
すかさずエルフはソードを返して、反対側から追い打ちの斬撃を飛ばした。
今度こそ首は切断されて、オークの頭がきりもみしながら飛んでいく。
この一斬ぶんの遅れで、シャルハートの戦いは、数手先の詰みが確定した。
その時すでに第三のオークが、二頭目と同時に攻撃モーションを起こしていた。
しかしエルフの身体はまだ斬撃の途中で、他の向きには動けなかった。
(……避けられない!)
両手持ちのウォー・ハンマーが、うなりを上げてエルフに迫る。
やむなくシャルハートは身体をひねり、ミスリル・ソードで受け流す。
ゴキンッッ!!
重たい音で鉄塊をはじくと、ミスリル・ソードは「く」の字にへし折れ、死んだ。
ついでにシャルハートの右腕は、何とか剣を握っているものの、
痺れて触覚が無くなっていた。
「でりゃああぁーーっ!!」
シャルハートはウォー・ハンマーのオークに掴みかかって、
折れたソードの刃先を、オークの口の中に突っ込んだ。
さらにシャルハートは後方宙返りをして、サマーソルト・キックでオークのあごを蹴り上げた。
『
ごぶぐビュッ!』
曲がったソードの先端が、オークの後頭部から飛び出した。
オークはウォー・ハンマーを取り落とし、
血まみれの姿で奇妙なダンスを踊ってから座りこみ、そのまま動かなくなった。
――そこまでが、剣士シャルハートの最後の戦果となった。
宙返りをするシャルハートの着地を狙い、第四のオークがメイスを振った。
シャルハートには避けようがなく、それ以前に、彼女からは見えない位置だ。
とうとうオークの重武器が、シャルハートの背中に直撃を与えた。
バキイィィッッ!!!
「がッッ……はッ!!?」
シャルハートの細い身体は、空中を横向けに吹っ飛んだ。
エルフは5メートルほど飛行して、さらに5メートルほど地面を跳ね転がってから倒れた。
「あっ……が……! ぐぅ……!!」
250年ほどの人生で、一度も受けたことのないダメージだった。
全身が痺れるように広く痛んで、その痛みが壁になって息を吸えない。
指や手足はブルブル震えて、まともに動かす命令が伝わらなかった。
(こ……こんなの……って……!)
肋骨が二本砕け、背中の筋肉が損傷していた。
しかし本人には、どこが痛んでいるのかぜんぜん分からず、
ただ張り裂けそうに速い鼓動と、股間から漏れる失禁の熱さだけが、彼女の具体的な感覚だった。
「うっ……うぐぅ! うぐぅ……!」
それでもシャルハートは、何とか立ち上がろうともがいていた。
上下感覚が失われ、立てる見込みはまったく無かった。
地面で芋虫のようにのたうつだけだが、そんな自分の姿さえよく分かっていない。
(た、立てない!?
負ける――い、いや、もう負けた!?)
いくら強いといえど、シャルハートは避けて当てるタイプの軽戦士だ。
重戦士であるオークの強打は、彼女を一撃で戦闘不能にしてしまった。
「う…… うそ……!」
心で否定しても、肉体には負けたという自覚が急速に広がる。
胆から昂奮の活力が抜け、手足はすくみ、今さらながら、
シャルハートは自分が失禁している事にも気がついた。
『囲みを散らすな! 逃がすンじゃねぇブゥ!』
『糞エルフ、たたっ殺してやるブゥ!』
倒れたシャルハートを鉄の斧でミンチにしようと、仲間の死に激怒したオークたちが追撃する。
しかし。
『ブヒヒッ、なんだこいつ! ションベン漏らしてやがるブウ!』
『魔法剣士サマのパンツが、まっ黄色のびしょびしょだブゥ!』
『そんなに痛かったのかブゥ! ゲラゲラゲラ!』
「くっ……!」
血に猛ったオークたちに撲殺される寸前で、
思わぬことに、シャルハートが盛大に漏らした小便が、彼女を惨死の運命から救った。
周囲にまき散らされたメスの匂いは、オークの殺戮衝動を、メスを犯そうという性衝動に変換させた。
『ブフゥ〜エロい臭いだブゥ! よく見りゃなかなか可愛い顔をしてやがるブゥ』
『おっぱいも大きいブゥ!』
『マ○コで責任とらせるブゥ!』
オークたちは十重二十重にシャルハートを取り囲み、その股間でメキメキとペニスを直立させた。
「誰がオークなんかと!」
シャルハートは横たわったまま、予備のダガーを抜こうとするが、
身体を動かそうとした途端に、鎖で繋いだような激痛が全身に走って、腕は上がらなかった。
「うぐぎぎっ!? そ……そんな…… いや……!」
『オラ立てブゥ!』
「うぎいいいいっ!?」
ぐいっっ!!
自力で立てないシャルハートを掴んで、オークが無理やり引きずり上げる。
シャルハートの心臓が、恐怖で破裂しそうな鼓動を始める。
彼女はこれから悪夢の時間だ。
対してオークたちは、反り返ったペニスを
早くも先走りでヌルヌルに光らせていた。
オークたちにとっては、これからたっぷりとのお楽しみの時間だ。
「うぐっ……離せっ! 離しなさいよっ!」
『離すワケがあるかブゥ!』
オークたちはシャルハートを着衣のままで嬲り始めた。
大きな乳房を揉みしだき、スカートの中に指を突っ込む。
「ど、どこ触ってんのよっ!! 来るなっ!!」
ドカッ!!
パンティごしにシャルハートの女性器を弄っていたオークが蹴られる。
しかし腰の入っていない蹴り足は、あっさりオークにキャッチされ、
スカートの中が見える姿勢のままで、右足を固定されてしまった。
『ブヒヒッ! 足も捕まえたブゥ!』
「止めろっ! ぶっ、豚が私に触るなあああっ!!」
『ブヒャヒャヒャ!
偉そうな口を叩いても、パンツ丸出し、おっぱいタプンタプンだブゥ!』
両肩をがっちり押さえられ、背中の傷がズキズキ痛み、
力で抜けることも、体術で抜けることも叶わなかった。
「み、見るなっ! 胸に触るな! 足を離せっ、こ、このっ……いぎぎぎっ!!」
『ウヒャヒャ、股間はわりとムッチリしてやがるブゥ!』
『そんなに暴れると、オ○ンコの形が盛り上がって丸わかりだブゥ!』
「うっ……な、なんて下品な奴らなの! これだから豚は……!」
『その下品な俺たちのチ○ポで、今からこのオ○ンコと繋がるんだブゥ!』
「ばっ、馬鹿も休み休み言いなさい……この雑魚共が……!」
シャルハートはオークたちをギロリと睨むと、
子宮にある全てのマナを鋭く練り上げ、即死級の烈風魔法を詠唱し始める。
<大いなる風の支配者よ! 天地の狭間に顕現し……むぐうううっーーっ!?>
当然のように、シャルハートの呪文はオークに押さえつけられて中断させられる。
基本的に呪文使いは、口を塞がれるとお終いである。
『ブヒャヒャヒャ! もうお終いだって分かってないのかブゥ!』
『お前は今から裸に剥かれて、チ○ポでズボズボにされるんだブゥ!』
『クソ生意気な魔法が使えなくなるよう、きっちり子袋を孕ませてやるブゥ!』
『お前らの族長サマみたいにな!! ゲラゲラゲラ!!』
(ぞっ……族長さま……オークに孕まされて……!?
わっ、私も……!? こ、この私が、豚なんかに!? 嘘よおおおっ!!)
精液まみれにされたエスカラータのペンダントを思い出し、
ついにシャルハートの身体が、恐怖で震え始めてしまった。
手で押さえられた彼女の顔に、じわりと涙がにじみあふれる。
その涙の視界に、無数のオークの手が接近してくる。
オークの手はシャルハートの衣服を思い思いに引き掴むと、
服を容赦なく引きちぎって、エルフの女肌を露出させていく。
『いただきマース!』
『ブヘヘ、どんなオッパイしてるのかなぁー!』
ビリビリッ、ビィィーーッ
「むぐううっ!! んぐうううううううぅぅーーっ!!?」
ビリッ、ブチィッ! ビリッ、ビリリィーーッ!!
「んんーーっ!! んううううぅぅーーーっっ!!!」
シャルハートは口を押さえつけられながら裸に剥かれた。
涙目で真っ赤になる彼女は、つぎつぎと胴体の衣服を失っていく。
ビリッ、ビィィー!
「んむううっ!! んんんんんっ!!」
青いチュニックが引きちぎれると、
シャルハートの豊かな乳房が、揺れ弾みながら外気に飛び出す。
さんざん乱暴に嬲られたせいか、少し腫れているようだった。
ビリビリィーー!
「ぶはっ、だ、駄目えええぇぇーーっ!!」
続いて下半身も裸に剥かれる。
シャルハートの陰部は、ピッタリと閉じた処女の肉すじだ。
(こんな、こんな下等な奴らに、私の裸をおおっ……!)
乳房も女陰も丸見えにされ、シャルハートは恥辱で顔が固まっていた。
そんな硬直をさらなる恥辱で揉みほぐし、徹底的に辱めてやろう。
オークたちは、これ以上脱がすものが無くなったシャルハートの胴体を、
みんなでお神輿のように担いで見世物にする。
『ブヒヒィー、みんなにもっとよく見てもらうブゥ!』
『ほら、ヨッコイセー!』
「きゃあっ!? な、何をする気!! 降ろしなさい!!」
シャルハートは裸の股を左右に大きく開いた姿勢で、
オークの群れの中に高々と掲げられながら、ワッショイワッショイと運ばれていく。
「やめろっ!! 降ろせ、降ろしなさいっ!! な、なに考えてるのよ馬鹿ああああっ!!」
オークが一歩あるくたび、右の馬と左の馬がわずかにずれて、
シャルハートの性器や肛門が、開いたり閉じたりする様子が丸見えだ。
お神輿の最中に、直接シャルハートに触ってくるオークたちもいた。
『ブヒヒッ、穴に膜が付いてるブゥ!』
『シャルハートちゃんは処女だブゥ! 可愛いくせに、エロエロは苦手かブゥ?』
処女を失うと女魔法使いは弱体化する。
ゆえにエルフの女性は、そのほとんどが処女である。
そんなことはオークも重々承知のうえで、わざと言葉で嬲っている。
「ふざけるなああああっ!! やめなさい、見るなっ!!
いやああっ、見ないでええええっっ!!」
高慢だったシャルハートが、顔を真っ赤にしてみっともなく騒ぐ。
オークたちは女体にさらに過激なポーズをとらせて、頭上のシャルハートを悶絶させる。
オークたちのワッショイ騒ぎが、あたりの町並みを二周もするころには、
シャルハートはプライドをズタズタにされて、涙と鼻水に汚れていた。
「ぐすっ、ひっく…… やめなさいよバカ……!」
『ガハハハッ! 泣かせちまったブゥ!』
『それではそろそろ、開通式をとり行うブゥ!』
『オオオオオオオオオッ!!』
「か……開通式って、まさか……や、やめろおおおおおっ!!」
ようやく地面に降ろされたというのに、シャルハートはサッと青ざめる。
彼女は両足を限界まで左右にこじ開けられて、
胴体を上下逆さまに、いわゆるまんぐり返しの姿勢で押さえつけられた。
「きゃああっ!? い、いやあっ! 離せっ! は・な・せ……くそおおぉーーっ!!
ぐすっ、やめ……やめろぉっ! やめてえぇっ!!」
(はっ、裸の女に、こんな格好をさせるなんて!)
肌を人目にさらすだけでも考えられない女の陰部が、
割れ目が開いて、具が見えるほどの大開きで公開されている。
新品の女性器は赤貝のように秘肉をさらして、またもや処女膜まで丸見えだった。
『よく見ておくブゥ、今からこの膜ブチ破ってやるブゥ!』
「ちょ、調子に乗るな! アンタたちなんか! か、下等生物のくせに、いやああっ!!」
必死に強がりながらも、シャルハートの小さな心臓は、恐怖で破裂寸前だ。
オークの指が秘肉をあけ拡げると、
シャルハートの処女膜が楕円形にひき伸ばされた。
シャルハートは自分の肉体の闇を覗くような気分で、女陰部の割れ目を凝視していた。
(わ、私の処女膜……これが……)
処女膜など、シャルハート本人でさえ初めて目にした。
こんな無理な姿勢を強いられなければ、
樹エルフ族では、あと1000年処女でも見る機会はなかっただろう。
『そしてこれがチ○ポだブゥ!』
オークは自信満々にペニスを見せつけ、今さらながらの解説をする。
しかしシャルハートは大いにひるんだ。
彼女にとって、ペニスとは男のもっともけがらわしい部位だ。
それを、女のもっとも大事な器官に挿入するというのだから……
セックスとはなんと忌まわしい行為なのかと、
シャルハートは思わず神に向かって問いかけた。
「この、ブタ…… や、やめ……ろ……」
シャルハートは無理な姿勢で押さえつけられながら、
涙や涎にまみれた顔で、苦しげにうめいた。
しかしただ貞潔を穢すだけでなく、敵の魔法使いを弱らせるという意味合いで、
オークが倒したエルフの処女を奪わないはずはなかった。
『やめないブゥ! そらっ、行ったるブゥ!!』
「嫌っ!! ちょっ、止めなさい! 止めろおおぉーーっ!!」
処女喪失の瞬間を、オークはあえて仰々しく見せつける。
シャルハートは見開いた目で、自分の膜にオークのペニスが突き刺さるのを見た。
彼女が最後に見た処女膜は、怯えながら馬車に踏み潰される幼子のように震えていた。
「いやっ、いやああああああぁぁーーーっっ!!?」
ぶちぃ、ぶちぶちぃっ! ずぶうううっ!
肉を裂き、穴をこじ開けながら、オークの巨根がシャルハートの膣に埋没していく。
処女膜はほんの数秒のあいだ抵抗したが、端が小さく千切れたとたん、
全体がすみやかに引き裂けてしまった。
ブツゥッッ!! めりめりっ!!
「あぐうううううぅぅぅーーっっ!!!」
押さえつけられたエルフの足が、つま先だけでジタバタと暴れた。
オークは自分の腰をエルフの尻に乗せるように、真ん中を狙って体重を落とした。
処女の膣はその重さにひとたまりもなく、
膜を破られたあとも、丸太のような棒でどんどん奥まで開かれていく。
メリメリッ、ぷちっ、ブチッ、ずぶぶうぅ……!
「あぐっ、いっっぎいいぃー!」
シャルハートは股間に杭打ちをされている気分であった。
細い肉の管であった処女膣は、力ずくで風船を膨らませるように引き伸ばされた。
膣肉が薄く長く拡張されると、それは電撃のような痛みを発し、エルフの尻を痙攣させた。
『ブホホッ、ギッチギチのマ○コだブゥ!』
『ブヒヒィ! シャルハートが処女を卒業したブウ!』
『ザマァみろだブゥ!』
「かっ……は…………!!」
オークの腰が動きを止めてしばらくすると、結合部に鮮血が盛りあがってきた。
その血がぽろりとこぼれ、一筋の赤い糸を白い太ももに描いた。
シャルハートは涙がたまった視界の向こうで、その赤色をはっきりと見た。
(お……犯された……! 処女を奪われた……!
ほんとうに、この私が、オークなんかに……!? これは、ゆめ……?)
夢と思い込むには、あまりにアソコが痛すぎた。
処女を奪った肉棒は、いまも膣を激しい痛みに軋ませている。
重い亀頭は、子宮口を踏みつけるように、シャルハートの内臓器官を苦しめていた。
『ブヒヒィ、いいザマだな糞エルフ!』
『大人になった気分はどうだブゥ?』
「な、なんでこんな事をするのよ……!
私たちエルフは……あぐっ、誰の邪魔もせずに暮らしていたでしょう!
うぐっ、ああぐううううっ!!」
シャルハートはオークに詰問するが、問答無用とばかりに、ペニスで膣をねじられた。
言葉の通じる相手じゃない。もう本当に、村ごとお終いなんだ。
シャルハートはすでに、心の芯をへし折られた気分だった。
もちろんオークたちは分かった上で、さらにシャルハートを追い詰める。
『オークとエルフが殺し合うのに理由が居るかってんだブゥ!』
『害虫駆除みたいなもんだブゥ!』
『まだまだ痛みが足りネェみたいだブゥ!?
この小せえ肉穴が、ガバッガバになるまで俺のチ○ポでえぐり回してやるブゥ!』
「やっ、止めなさいよ! やめてええぇぇっっ!!!」
ギチッ、ぶちぶちっ、ギチギチッ、ぐにっ!
「あぎゃ、うぎゃあああああああぁっーーっっ!!?」
オークは宣言通り、エルフの尻に体重を乗せたまま、
ペニスをすり鉢の棒のように回し始めた。
きつきつに締まっている処女穴に対し、巨大なペニスが斜め向けの回転をする。
膣肉の中でプチプチと小さな肉離れをくり返しながら、
シャルハートの膣が見る見る大きく広がっていく。
ぎちっ、ぷちぷちっ、ぎちちっ、ギチギチッ!
「ぎあぁーーーっ!! う、うぎゃっ、痛”だあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!!
やめて、やべでっ!! ひ、広がっちゃう、あぎゃあああああっ!!」
『広げてるんだブゥ! こんなちっこい穴でまともに交尾できるかブゥ!』
「あぎっ!! あべっ!! ぎあああああああっ!!」
結合部が、オークとエルフの尻ごと、右に左にゆっくり動く。
シャルハートの膣も尻肉もギュウっと締まりながら痛みに震えた。
膣口から血があふれ、肛門は痛みに耐えながら、キュッ、キュッ、と縮こまっていた。
『フィー……こんなモンかブゥ。 あとはヤッてるうちに広がるブゥ!』
「あ…… あがが……!」
ようやくオークが尻踊りを切り上げた。
シャルハートは裸で開脚しているのも、人前で性交しているのも忘れ、
激痛の余韻を体中に波紋させ、乳首や唇をプルプルと震わせていた。
緊張が緩んだシャルハートの尿道口から、ジョロッと残っていた小便が飛び出してきた。
まんぐり返しの姿勢なので、小便はエルフの顔を直撃していた。
「ひゃっ!?」
シャルハートは思わず目を閉じ、顔を逸らせた。
小便を出し切ってから、エルフは自分の顔が何で濡れているのかを理解した。
『ブフッ!? ブヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!』
『ブヒヘヒヘヘヘヘヒ!! あ、アホだブゥ!! 一人でナニ遊んでるんだブゥ!!』
『ションベンを飲む健康法って奴かブゥ! どんな味がしたんだブゥ、ブヒャヒャヒャ!!』
「うっ……うぐ……ぐすっ…… こ、こんなのって……うぐぐ……!!」
シャルハートは下唇を噛みながら震え始めた。
その下唇にも尿の塩辛くて苦い味が付いていたので、
エルフの両目にブワッと涙があふれてきた。
高貴なエルフ族が、聞いて笑わせる。
オークから見て、今のシャルハートはこの上もなく惨めな姿だ。
『ブフゥー。 もう一度聞くけど、大人のメスになった気分はどうだブゥ?』
「うっ……ぐすっ…… 死ね……!」
オークはその返事にニヤリと笑うと
もう一度、ペニスを斜め向きにして処女膣をえぐった。
ずぶっ、ぎちっ、ぐりぐりっ!!
『オラァ! 処女膜ぶち抜かれた感想はどーだっ!! って訊いているんだブゥ!』
「ひぎゃあああっ!? 痛いっ!! 痛いわっ!!
めちゃくちゃ痛いの!! 抜いて!! ぬ……抜いてください…… お願いぃぃ……!!』
名にし負う魔法剣士シャルハートも、
服を脱がされ、男根をねじ込まれてしまえば、か弱い生娘でしかなかった。
膣にペニスなど入れられては、どう張りあっていいのか分からなかった。
『ブヒヒッ、最初からそう素直になっていれば良いんだブゥ!
種付けしたらチ○ポコ抜いてやるから、それまでちょっと我慢するんだブゥ!』
「ちょっ、駄目よそんなの!! 答えたでしょう!?
もう止めてよ、やめ……いぎいいいいいいぃっ!?」
ずぼっ、ずちっ、ぎちゅっ! ずぶっ、ぐちゅっ、ぎちゅっ!
「あぎっ、あっ! 痛だっ、痛だいぃっ!! ぎああああああっ!!」
『ブホホ〜、まだまだギチギチだブゥ!』
狭い膣が、太いペニスを縛るように締め上げる。
剣士として発達した筋力が、膣肉の摩擦を強力にしていた。
つまりシャルハートは、自分自身の力で猛烈な痛みを生み出していた。
ぎゅむっ、ずちゅっ、ぐぽっ! ぎゅむ、ぐちゅっ、ぎゅぽっ!
「やめっ、抜いてっ、あぐっ、あっ、ぃああぁーーっ!!!」
膣を前後に伸ばされながら、亀頭で子宮口を殴られる。
ゆっくり優しく伸ばせば、初体験でも膣はそれほど痛まない。
逆に無理やりこじ開けられると、触れても、擦れても、とにかく痛む。
ずちゅっ、ぐちゅっ、ずむっ、ずちゅっ!
『お前に殺された連中は、もっとずっと痛かったンだブゥ!』
「こっ、殺してやるっ! アンタだって絶対ぶっ殺してやる……ぐああっ!」
膣奥を強く抉られて、痛みのせいで、シャルハートの太ももがビクビク跳ねる。
オークたちは、その様子を覗き込んで、大いにストレスを解消していた。
あの強敵エルフが、メス穴にペニスを突っ込まれ、刺身に解体される鮮魚のようにのたうち回りながら、
ブザマな姿をさらしてオークたちの目を楽しませている。
ずちゅぎゅぽぎゅぶっ、ぎゅむっ、ぱんぱんぱんぱんっ!
「ぎっ、ぎあああぁぁーーっ!? あぐっ、あぎいいっ!!」
『やれるモンならやってみるブウ!
テメェはいま、自分がどんだけ惨めな格好なのか分かってンのかブゥ!』
「いぎいっ、嫌あぁ!! 見るなっ!! 見ないでええええっ!!」
オークに言いなじられたことがあまりに正鵠を射て、
シャルハートはなんの反論も出来ず、ただ「見るな」と敵にすがることしか出来ないでいた。
ぎゅっ、ぎゅうぅっ、ずぶ! ぎゅむっ、ずぶっ、ぎちゅっ!
「ううっ! うぐうっ!! うぐうううううぅーーっっ!!!」
膣口にギチッと刺さった男の茎が、長々と抜けて、また刺さる。
女の柔らかい肉穴が、見る間に伸び広げられていく様子は、エルフ本人にも丸見えだった。
シャルハートは痛みと悔しさのあまり、言葉を忘れた動物のように呻いた。
『ブヒヒッ、穴がこなれて来たブゥ!』
「やあああっ、も、もう拡げないでえええぇっ!!」
ぎゅむっ、ずぶっ、ぐぽっ、ぎゅぽっ!
オークのペニスは大量のカウパーを注ぎながら、
処女の膣を容赦なく引き伸ばしていく。
濡れて無かろうが生娘だろうが、即座に奥まで突っ込み、しごく。
オークの交尾は、そのすべてが強姦だ。
憎い人間やエルフを打ち倒し、その膣を攻撃するために存在しているペニスであった。
ぎゅむっ、ごりっ、ずぶっ、ずぶぷっ! ずぷぷっ!!
「うぐっ、いや、痛いっ、裂けるっ!! 痛いってばああ!!」
『ブヘッ、夜まで犯してガバガバにしてやるブゥ! そしたら痛みなんて分からんブゥ!』
「ひぃっ!? そっ、そんなのいやああぁーーっ!!」
周囲に味方の気配は無くて、すでに廃墟のようなエルフの村で、
シャルハートはただ一人で敵に囲まれていた。
夜まで犯すということは、周りにぐるりと居並ぶ50頭のオークたちが、
つぎつぎにシャルハートを襲うのだろうか。
エルフは脳裏に浮かびかけた真実を、気付かなかったことにして押し流した。
「やめて!」「痛い!」「もう抜いて!」と、
大声で叫びながら、恐怖の予想を忘れようとした。
ぎちっ、ぎゅぷっ、ぎゅむっ、ぎゅぷっ ぱんぱんぱんぱんっ、!
『ブヒィー、いいっ、出る、もうそろそろ種付け行くブゥ!』
「ひっ、嘘!? だめよっ、絶対だめぇっ!!」
(おっ、おっ、オークの子種だなんて、冗談じゃないッッ!!)
後に控える恐怖より、まずは眼前に、堪えがたい恐怖が迫っている。
オークの子種は百発百中。
エルフの身で仇敵の胤を胎に受けることは、
先祖代々にさかのぼって詫びるべきほどの悪夢であった。
『アーッ、出るブゥ! 俺の子供を産ませてやるブゥ、この糞エルフっっ!!』
「やめてっ、抜いて! い、嫌だ! いやっ、嫌あああぁーーっ!!」
ぱんぱんぱんぱんっ、ぱんぱんぱんぱんっ!
ペニスは膣を焼くように、全速力で摩擦を始めた。
明らかにラストスパートであるとシャルハートにも分かったが、
種付けから逃れるどころか、股間を閉じることすら許されなかった。
シャルハートは首を激しく左右に振りながら、
「やめて」と叫ぶことしかできない。
涙の粒が細かく飛び散り、哀れな宝石のように輝いていた。
『ブヒ……こ、この顔だブゥ!』
この顔が見たかった。
オークは舌なめずりをしながら腰を振る。
さんざん豚と罵られ、魔法などという卑怯な武器で戦士の戦いを辱め、
高慢な顔で何十人もの仲間を殺してきた糞エルフ女が、
顔を真っ赤にしながら泣きわめいて、オーク族からの種付けを嫌がる、この顔が見たかった。
シャルハートの膣内で、オークのペニスは異常な興奮にそり返る。
絶対に一撃で孕ませてやる。
死んだ仲間たちの魂が、この糞エルフの子宮を使って復活出来るように、
胎の奥の奥まで、濃ゆい子種でぶち抜いてやる。
『ブルアアアアアッ、孕め! 孕んじまえ、糞エルフッッ!!!』
「いやっ! やめてっっ!!! うっ、うわあああああああああっっ!!!」
どびゅっ、びゅるっ、びゅるるるるるっ!!
「きゃあああっ!? あっ、あっ、あああああああああああーーーーーっっ!!!」
煮えたぎるような精液が、シャルハートの膣奥に注ぎ込まれた。
粘膜を焼くような刺激が広がり、ペニスの脈動とともに、どんどん量を増していく。
シャルハートは空を噛むように口を開閉させて、
妊娠の恐怖に胆を搾られながら、全力で尻をじたばたさせた。
ところがオークこそ、
絶対に逃がさない、絶対に孕ませてやるとばかりに、エルフの尻を捕まえている。
エルフの骨盤が割れそうなほど、強烈な膂力を振り絞って押さえつけていた。
びゅるっ、びゅるるっ、どくんっ、どくんっ!
「いやあっ、うわあっ!! だめっ、孕むっ! オークの子供っ!!
うっ、うぎゃああああああああああっ!!!」
エルフが叫び、膣が猛然とペニスを締めつけていた。
その声が、その締めつけが、オークに巨大な達成感を与えている。
エルフの膣はとても熱くて、射精に怯えながら、
ペニスに噛み付くように強ばっていた。
絶望に満ちたシャルハートの感情が、ペニスの肌から手に取るように伝わった。
どくんと精液を送るたび、エルフの膣が震えて、嫌がり、悲しむ。
積年の民族的な恨みと、今日の戦死者の恨みを思い知るがいい。
オーク兵は膣粘膜の反応を隅々まで楽しみながら、
熱い子種汁をエルフの子宮に注ぎ続けた。
「いやああっ!? だめ、奥! 奥入ってきてる!!?
抜いて、抜いてえええっ!! 奥に入っちゃってるうううっ!!!」
どびゅっ、びゅくっ、どくん……どくん……! どくん……どくん……!
異民族に押さえつけられ、股間から男根をねじ込まれ、
そして今、女の本源とも言える部分に子供の素を注がれている。
これは夢なのか現実なのか。
腹の中にある痛みも、熱さも、圧力も、どう考えても現実なのだが、
シャルハートの脳はそれが現実であるとどうしても理解出来なかった。
どくんっ、びゅるっ、どくんっ……!
「あっ……! あっ……!! こっ……子種が…………!!」
ドクッ! ドクッ!
オークのペニスの脈動と、エルフの鼓動が重複しながら、
シャルハートの脳裏で轟音のように響いていた。
一発で動けなくなるような重撃を叩き込まれ、吹っ飛んで。
頭を下にした姿勢で地面に横滑りなどして、地に倒れ。
裸に剥かれ、見世物にされ、男の根っこを女の真ん中にぶち込まれて。
胎内で脈動するこの種付けが、シャルハートへのトドメだ。
250年も生きているのに、何もかもが初体験の連続だった。
オークなどに負けるはずがないと自負していた、
「この魔法剣士シャルハート」が、負けた。完全に負けきってしまった。
オークが憎い。
無節操に繁殖し、他人の領土を侵食し、男を殺し、女を犯す、
オーク民族を憎しみながら生きてきた。
しかしその憎むべき存在は、シャルハートの手では支えきれず、
とうとう彼女自身を飲み込んでしまった。
『オークめ、よくもシャルハートを犯し、孕ませたな! 絶対に許せない!』
これからは自分の存在が、エルフ族がオーク族を憎む原因になるのか。
シャルハートは腹の中に注ぎ込まれる敗北の証を感じながら、
自分の闘争は決着させられたのだと思い知った。
ドクン、ドクンッ……
オークの精液に含まれた侵略妊娠のホルモンが、シャルハートの肉体を勝手に刺激していく。
エルフの卵巣が疼き、大急ぎで排卵を始める。
シャルハートは懐妊を強く予感し、これが敗者の定めなのかと涙をこぼした。
『ハァ……! ハァ……! ハァ……!
思い知ったか、糞エルフ……
いや、樹エルフ族の筆頭魔法剣士、シャルハート……!』
人生で一番熱く、一番濃ゆい子種を注ぎ込み、
オークは汗だくになって、シャルハートからペニスを抜いた。
その感慨は、他のオークたちも共有しているらしく、
誰ひとりとして二番手をがっつこうとしない。
大股開きで固まって、陰部を晒しながら痙攣しているシャルハートを
『ヤってやったぞ』とばかり見下ろしている。
エルフの股間からあふれて流れる、子種の液筋に感動している。
「か……は…………」
エルフの股間がピクピク震え、精液くさい湯気を立ち昇らせていた。
シャルハートは、こじ開けられた処女膣と、
そこから流れ出す白と赤の液筋を見ていた。
彼女は二分ほども射精され続けていた。
その心には、一時間以上も毒を注がれたような傷を負っていた。
(これが……レイプ……
これが、種付け…… エルフはみんな、こ、こんな苦しみを……
本当に……本当に、許せない……ことだった……)
シャルハートの眼から、涙があふれて止まらない。
オークたちが女の脚から手を離すと、
シャルハートはしばらく、仰向けのカエルのようにわなないていた。
そのあと尻がゆっくり地面に倒れ、彼女は大の字になって脱力していく。
倒れた時に、子宮の中身がタプンと揺れた。
子種汁を詰め込まれた子宮は、昨日までとは重さが違った。
女の下腹が生命の活動力に満ち、新しい何かを作り出そうと、武者震いをしているようだった。
これが、種を付けられたメスの身体というものなのか。
――でも、無理やりメスにされてしまった。
シャルハートの眼からあふれる涙の筋は、
いつまで経っても止まる気配が無かった。
『ふぃー、ついつい熱くなっちまったブゥ!』
『いやいや、良くやってくれたブゥ! 実にスカッとしたブゥ!』
『仲間の仇をとったブゥ!』
『『 ウオオオオオオオオオッ!! 』』
『さてここから先は祭だブゥ〜』
『次は誰がやるんだブゥ?』
オークたちは、犠牲の上に勝ち取った勝利で大いに湧いた。
「う…… あ……」
シャルハートは大の字でぶっ倒れながら、
好き放題に言われるのを聞いていた。
胎の中で脈動する、オス臭い侵略の跡が重すぎて、何も言い返す気になれなかった。
そんな気力充実のオークたちと、心神耗弱の女エルフが、
交尾の二ラウンド目に向けて再接触をする。
『ほーら、そろそろ立つブゥ! まだパーティは始まったばっかりだブゥ!』
「うぐうっ…… も、もう良いでしょ……
は、離しなさい…………きゃああっ!?」
シャルハートは腕や髪の毛を掴まれて、無理やりオークに起立させられた。
今度は服を着ていないので、乳房などはすべってしまい、
前よりきつく握り掴まれていた。
『次はオレが行きたいブゥ!』
『おいさ、バッコンバッコンにしてやるブゥ!』
「きゃあああっ!?」
シャルハートは二番手のオークを目がけて突き飛ばされた。
途中で足がもつれて地面に倒れる。
そこまで織り込み済みだといわんばかりに、二番手のオークがエルフに覆いかぶさってきた。
(やっ、やっぱり、こいつら全員にヤられる……!!)
先ほど脳裏をよぎった最悪の予想が的中し、
シャルハートは無我夢中で逃げようとする。
その手を掴まれ、その足首を押さえつけられ、
複数のオークたちがたちまちシャルハートを固定した。
最後に熱くたぎる男根が、まだ痛みに震えるシャルハートの女性器に押し入ってきた。
「いっ、いやああああああああっっ!!!」
ずにゅううううううううっ!!
「はうああああああああっ…………!!
あ……あぁ……! ま、またこんなぁ……!」
シャルハートは四つん這いになり、後ろからオークの巨根で貫通された。
先ほどのまんぐり返しは、陰部を晒し者にする恥辱であった。
今の後背位は、まさに獣の姿勢だ。
地面に押し倒されて、オークなんぞに覆いかぶさられ、
恥部を深々と貫かれている。
地上世界の霊長として、最上位を自負するエルフにとって、
こんなにプライドを傷つけるような姿勢もなかった。
『ブヒャヒャヒャ、さっきより恥ずかしそうだブゥ!』
『エルフの交尾シーンだブゥ! 滅多に見れるモンじゃねぇブゥ!』
「うぐ……ぎぎぎ……!」
シャルハートは屈辱に耳を赤くして俯いた。
「交尾って言うな! 私は、私はエルフだ!! お前ら豚どもと一緒にするな!!」
シャルハートは思わず怒鳴った。
それでもオークを怒らせるのは怖かったので、
相手の目からは視線をそらせ、地面に向かって言っていた。
彼女はいよいよ、心まで敗北者になりつつあった。
逆にオークたちは、勝利者として余裕そのものだった。
怒るどころか、シャルハートの反応を大いに喜び、さらなる挑発を始めてしまう。
オークたちはシャルハートの尻に集まり、その肛門をみんなで匂ぎはじめた。
レイプはやはり後背位が定番であり、
肛門を匂ぐ品評会は、オークが犯す女を挑発をするときの定番だった。
『エルフでもやっぱり、ケツの穴はウ○コの臭いがするブゥ!』
『エルフ様はウ○コなんてしねぇと思ってたブゥ!』
『ところが今朝も快便だったみたいだブゥ! こいつはライ麦パンとトマトのクソの臭いだブゥ!』
『ブヒャヒャヒャ! シャルハートちゃん、ウ○コしたらケツはちゃんと拭かんといかんブゥ!』
シャルハートの昨晩の夕食は、ライ麦パンとトマトで正解だった。
たしかに彼女は今朝も排便をしたが、肛門はちゃんと綺麗に洗った。
いくら清潔にしていても、オークの嗅覚で調べられてはどうしようもない。
「うっ、うっ、うがあああああああああっっ!!!」
シャルハートは真っ赤になって、涙をまき散らしながら怒った。
それこそ獣のように目を剥き、牙を剥きながら、
押さえるオークの手を振りほどこうとじたばた暴れた。
『ブヒャヒャヒャ! めちゃくちゃ怒っとるブゥ!』
『ちゃんとケツを拭かねぇからだブゥ! 不潔にも程があるブゥ!』
「アンタら!! アンタらあああああっ!!」
女の膣肉が、怒りにまかせて熱く伸縮している。
背後から貫いて止まっていたオークは、その肉感をじっと楽しんでいた。
しかし、そろそろ突いた方が面白そうだと考え直して、
じたばたもがきながらわめくシャルハートの尻に、ピストン運動を打ち込み始めた。
ずにゅっ、ずぶっ! ずぬっ、ずぶっ!
「あうっ!? あっ! あぐっ!!
こっ、この豚!! 止めなさいよっ、抜け、今すぐ抜けえええっ!!」
本人の意図とは正反対に、シャルハートの膣は怒りで痛みを忘れ、
粘膜の摩擦を柔らかく受けて締めつけていた。
シャルハートが怒鳴るたびに腹腔が震え、
それがバイブレーションのようにオークのペニスを刺激する。
『ウ○コエルフは少し黙ってるブゥ!』
「だ、だっ、だっ、誰がウ○コエルフだあああああああああっっ!!!」
オークはエルフを上手く怒らせながら膣を突き、
ランダムに締めつけてくる女肉のうねりを楽しんでいく。
ぬっちゅ、にっちゅ、痛みが消えた膣の中には、
少しずつ、ピストンのたびにヒダがぬかるんでいく気配があった。
ずちゅっ、ずぶっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ぐちゅっ!
「うはああぁっ!? うあっ!! あうっ、やめろおおっ!!」
ピストンが強く激しくなっていくと、エルフもわめき散らすタイミングを失っていく。
太い肉棒で、まんぐり返しとは違う角度で膣内をえぐられ、
背中をのけ反らせながら身じろぎをする。
『ブホホッ、締まり具合は今が一番いいぐらいかブゥ!』
「ゆっ、許さない! 絶対、絶対にアンタたちなんて一匹残らず屠殺してやる!!」
ずちゅっ、ぐちゅっ、ずぶっ、ぬちゅっ!
「うあっ、あぐっ! 嫌っ、あっ、あああっ!」
オークは乱暴にペニスを突き込んで、竿全体でエルフの膣をしごきまくった。
胎の中で大暴れしてエルフを黙らせてから、
オークは改めて、エルフに恨み言を言い返した。
『俺たちだって、テメェは絶対に許さんブゥ!!
殺した分だけやり返されるんだ、当たり前だブゥ!
ボテ腹になるまで犯してやるブゥ! ボテ腹になっても犯してやるブゥ!
テメェはもう魔法剣士じゃなくて苗床だブゥ!!』
「はっ!? はううっ!? うっ、うぐっ…… そ、そんなの嫌っ……!」
お互いの立ち位置を思い出させられたシャルハートは、
冷水をぶっかけられたような顔をした。
オークは言葉遊びを切り上げ、エルフの女肉を味わうつもりらしい。
敗北者たるシャルハートは反論の勢いを失った。
オスとメスの間には、どさくさに紛れて破瓜の痛みを忘れた女性器だけが、
種付けに都合の良い感じで残されていた。
ずんっ、ずんっ、ずちゅっ、ずぶっ!
ずぶっ、ずぬっ、ずちゅっ、ぐちゅっ!
「あうっ、あっ! あぐっ、嫌っ、あああーーっ!!」
背骨が軋むほど強く腰を突き込まれ、シャルハートは舌を飛び出させながら、
汗だくの巨乳をオークたちの前で振り回していた。
ひと突きごとに、胎内はダイナミックに押しつぶされて、
子宮にたまった子種汁が飛びはね、波打っていた。
苗床だとか、ボテ腹だとか、オークに言われた言葉が、
実際の物質としてお腹の中に溜っている。
シャルハートの心に、妊娠の恐怖が蘇る。
乳房を揺らしながら土下座するような格好で、
エルフは膣をこするピストン運動にすくみ上がった。
『オラァ、さっきまでの威勢はどうしたブゥ!?
チ○ポを咥えてお尻をフリフリ、シャルハート様がみっともねぇブゥ!』
ずちゅっ、ずぶっ、ずちゅっ、ずむっ!
「あうっ、あんっ、あぐっ、ああっ!」
オークの腰が速くなり、シャルハートの膣はどんどん圧迫される。
オスに生殖器を貫かれ、身動きできなくなったメスは、
それでも射精の気配を感じて、絞り出すような声で懇願をした。
「やめて……あぐっ! も、もう中には、中には出さないで……!
お……お願い、です」
今さらになってそんなことを言うのかと、
オークはシャルハートが錯乱しているのかとさえ疑った。
もうそういう次元の話では無い。
お前は戦争に負けて奴隷になった民族なのだと、
これからは我らの子を産むためだけに生きていくんだと、
オークは肉の感触でシャルハートに叩き込む事にした。
ずぶっ、ずぶっ、ずちゅっ、ずぶっ! ぱんぱんぱんぱんぱんぱんっ!!
『アァーーっ! そろそろ種付けするブゥ!
中に出すに決まってるブゥ! お前はオーク族を妊娠するんだブゥ!』
「いっ、いっ、いやあああああああああああっっ!!!
やめてえええええええええええっっ!!!」
オークの突き込みがピークを迎え、ペニスが脈打って太っていく。
ガンッ、ガンッ、ガンッ、と、叩き付けるように膣奥を突き打つ。
「行くぞ。これが合図だ、覚えておけ」と言わんばかりに胎内をノックしてから、
子宮口に射精口を密着させて、怒濤のような子種を注ぎ始めた。
びゅるるっ、どくんっ、どぷっ! びゅるるるるるっ!!
「ううっ! うぐうううううううぅぅぅーーーーっっ!!!」
容赦なく注ぎ込まれる熱い子種に、シャルハートは歯を食いしばって強く唸った。
全身に力が入ると、膣もギュウッと締めつける。
その締めつける圧の強さに、エルフの無念が込められていた。オークは会心の笑みを浮かべた。
どぶっ、びゅるっ、ごぼごぼっ……!
「あぐっ……い、いやぁ……!」
結合部から精液が泡立ち、垂れ落ちる。
オークの射精を二回も受けると、シャルハートのせまい膣は、
ヒダの奥まで白い汁であふれかえった。
(嫌ッ、嫌ッ……ほ、本当に妊娠しちゃう!
オークの赤ちゃん!? わ、私の中に!?
お腹が大きくなって、ぼ、ボテ腹って……いやあああああっ!!!)
「自分が負ける訳がない」と思っていたのに負けて、
「自分が犯される訳がない」と思っていたのに犯されている。
「自分が妊娠する訳がない」とは、いくら自分を特別扱いするシャルハートでも思えなかった。
どくん……びゅるっ、どくん……!
「たす……たすけてぇ…………!」
絶望的な予感に答えるように、子宮が疼く。
卵巣はすでに、病的な熱さで脈打っていた。
わめく声も小さくなったシャルハートは、
自分の胎内に耳を澄ませて、その明らかな異変を感じ、心が凍り付いていた。
「あ……あうぅ……」
ごぼぉっ!
ペニスが抜き去られた陰部から、大量の精液が逆流している。
二回の射精で1リットルほど注ぎ込まれた、
その精液の大半は子宮の中に渦巻いていた。
ビクッ、ビクッ
シャルハートは脱力し、地面にぐったりと突っ伏して、
そのお尻だけが白濁を噴きながら痙攣していた。
シャルハートの心は屈服し、彼女の身体はメスとしての自分を認め始めた。
オスに蹂躙され、種付けされて、
心はともかく、身体は完全に子作りの準備を始めていた。
「も……私…… こんなことって……」
種付けされて、惨めに這いつくばるエルフの尻を、
オークたちが嬉しそうに見下している。
敵の女をこうしてやるのが、オーク兵にとって何よりの喜びだった。
『種つきエルフの出来上がりだブゥ!』
『一週間ほどで腹がししゃもみたいに膨らんでくるブゥ!』
「あ……あぁ…… そ、そんな……」
具体的な説明が、シャルハートの恐怖をさらに煽った。
そして、おそらく真実なのだ。
腹に宿った異種の鼓動は、急速に存在感を増しつつあった。
『ブヒッ、それとこれとは別腹だけどな!』
「きゃうっ!?」
三頭目となるオークが、シャルハートの女体を求めて覆いかぶさる。
『まだたったの二発目だブゥ! ここに何人いると思ってンだブウ!』
『夜までヤるブゥ! 夜になっても朝までヤるブゥ!』
「そっ、そんなっ……いやあぁぁっ!」
ずにゅっ、ずぶうううっ!
「うはああぁーーっ!?」
まだよく締まるシャルハートの膣肉が、新たなペニスに押し拡げられた。
肉と肉でしっかり繋がり、オークは前後にピストンを始めた。
じゅっ、じゅぶっ、ぐちゅっ!
「あっ、あっ! 嫌っ、ああっ!」
破瓜の痛みが消えた膣は、オスの粘膜にこすられてジンジンと熱を感じていた。
徹底的な凌辱は、痛覚の下に、
「オスに目茶苦茶にされるメスの気持ちよさ」を潜ませていた。
全てを相手に投げ出して、肉が貪られる感触を楽しむ心だ。
シャルハートは無意識にお尻を持ち上げて、
後ろから突き込んでくるオークの動きに軸を合せた。
オークの体重が真っ直ぐ入ってくるのを膣奥で受け止めながら、
彼女は本能のどこかで、「これがメスとして正しい姿勢だ」などと感じ始めていた。
『ブヒヒッ、オマエ、気持ちよくなってきたんじゃ無いのか!?』
「な、何を意味の分からないことを……」
エルフ族は性行為と出生率が貧弱で、セックスと快感を結びつけて考える発想も無い。
なのでシャルハートとしては、オークが何を言っているのか、本気で理解出来なかった。
ずちゅっ、ずぶっ、ぬちゅっ、ぐちゅっ!
「あうっ! あんっ、あっ! いやっ!」
オークは腰を突きながら、シャルハートの体臭を匂いで確かめる。
汗にわずかな甘味が混じり、膣にわずかな蜜が滲んでいる。
凌辱について手練れであるオークは、シャルハートの性的な資質を見抜くと、
せっかくだから、この場で開発してやることにした。
じゅぷっ、じゅるっ、じゅぷっ、にゅるっ!
『ブヒヒ、乳首が立ってきてるブゥ!
マ○コも汁を吹いて泡立ってるブゥ!
メスの穴が、ジンジン感じちゃって居るんだブゥ?』
「あっ、あんっ!? 嘘よ、私の身体は、そんな……!」
もちろんオークの嘘である。
乳首は立っていないし、陰部に愛液の泡など無かった。
しかしシャルハートはそれを自分の目で確かめず、オークの暗示にかけられていく。
膣がジンジンするのは確かだし、
乳房が前後に揺れるたび、乳首が地面にぶつかるのを意識し始めた。
じゅっぷ…… にゅるり…… じゅぷり……
「あっ、ひあっ、あっ!? だめっ、だめえっ!」
オークがペニスの速度を落とし、舌で舐めるような動きで膣をほぐした。
たちまち膣肌が敏感になり、
一度ぞくっと感じてしまうと、以後の粘膜はゾクゾク感じっぱなしにされてしまった。
いよいよ乳首が起き上がり、結合部はメスの汁で泡立っていく。
オークの嘘が本当になり、エルフの膣がヒクヒクと震え始めた。
『ノッて来やがったブゥ! ブヒヒッ!』
「あんっ! あっ! あっ、ああぁー!」
じゅぶっ、ぱんっ、じゅぷっ、じゅぽぉっ!
膣にスイッチが入ったのを見て取り、今度はペニスをリズム良く突く。
シャルハートの全身を揺さぶりながら、上半身も撫で回す。
腰から乳房までを、オークの手の平が行ったり来たりするうちに、
エルフの肌は熱く火照って、甘酸っぱい汗を吹き始めた。
『オ○ンコがズボズボ熱いブウ?
オナカがキュンキュンときめくブゥ?
それがセックスだブゥ!
痛いだけのマ○コは、ただの交尾だブゥ!
エルフは交尾じゃなくてセックスをする!
気持ち良ければ、それがエルフである証拠だブゥ!』
ずんっ、ずんっ、ずちゅっ、ずぶっ、ずちゅっ!
「あうっ、あっ! あんっ! あんっ!
え、エルフは……交尾じゃなくて、せ、セックスぅ……!?」
痛かったらケモノの証、気持ち良いなら人の証。
オークはシャルハートの心理を揺さぶりながら、
言葉とペニスの両方で、エルフの性を開花させていく。
オークが資質を認めただけのことはあり、
一度火が付いたシャルハートの膣は、たちまち蜜のあふれる肉花と咲いた。
まったくオークの言う通り、
膣がズボズボ突かれるたびに、快楽が肉穴からにじみ出す。
奥を亀頭で打たれるたびに、子宮がキュンキュン疼きながら熱くなる。
頭にモヤがかかって、何がなんだか……
シャルハートはオークの言葉で、軽い催眠状態に陥っていた。
彼女の股間はびしょ濡れになり、膣肉は熱くうねりながら、
オスの肉棒に蹂躙されることをこの上もなく悦んでいた。
じゅぶっ、じゅぷっ! じゅぶっ、じゅぶ、じゅぷ、じゅぷ、じゅぷっ!
「あんっ、あんっ、あんっ! だめっ、いやっ、熱い……!」
シャルハートは膣内をひくつかせ、耳まで真っ赤にして甘く鳴く。
『ブヒヒッ! 今からもっと幸せにしてやるブゥ、妊娠させたるブゥー!』
「妊娠……? ひっ!? だめっ、それはっ!」
妊娠というキーワードには、さすがにシャルハートも正気に戻った。
しかし女体は完全に盛ってしまい、他人の身体のように制御がきかない。
オークの詭弁とは裏腹に、エルフの身体はケモノの姿勢でオスを受け入れ、
「もっと可愛がってくれ」と、尻を振りながらせがみ続けた。
ぱんぱんぱんぱんっ! じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ!
「あひっ、だめっ、奥だめっ! あっ、あっ、あっ、あっはあぁーーっ!」
揺れる乳房が、突き潰される子宮口が、精液を求めて酷く疼いた。
精液は嫌なのに、絶対に注いで欲しくないのに、
オーク以上に、自分の肉体が種付けを求めて居るのがシャルハートには信じられなかった。
どびゅっ、びゅるるっ、びゅくううぅっ!!
「ひあっ!? あひ、あっあああああぁぁーーっっ!!!」
膣の奥に、電撃で焼くような快感が広がる。
今までの射精とはまったく違う。
シャルハートはたまらず腰を跳ね上げて、射精が脈打つたびに、尻でしゃっくりをしていた。
どくんっ、ぶびゅっ、ぶびゅるるるる、びゅるるっ……!
「はおっ……おっ、おっ……! な、何これぇ…………!」
膣奥に浴びせられる子種のしぶきに、オスの味を深く感じて、
それが狂おしい快楽になる。
心の芯から湧き出るような愛おしさ、オスが染みこんでくる熱に、
根拠もない本源的な安らぎを感じるのだ。
どくんっ……どくっ、びゅるるっ……
「ひあっ…… うそ、なんでこんな…… きもち、良い……!」
下腹の中で、つぼみが花に開いていくような錯覚を感じる。
このために地上に生を受けたのだと、子宮が叫んでいるような。
オスの種を腹一杯に受け止めて、シャルハートの下半身は、
生まれて初めて味わう、完璧な充足感に満たされていた。
ずぼぉっ!
「あはんっ……!」
ペニスが抜き去られても、シャルハートはのけ反ったまま動けなかった。
人生観が変わるような快楽だった。
オスに可愛がられるという行為には、今まで嫌悪しか無かった。
しかしいざ実際に身をゆだねてみると、
これが生物として正しい在り方だとしか思えなかった。
「はふっ……はっ…… はぁ……!」
わななくエルフの尻が、地面に白濁液をこぼしながらモゾモゾ動く。
逃げなければ。
同じ快楽で可愛がられてしまったら、次は完全に落とされる。
彼女の心は、まだ辛うじてエルフの正気を保っていた。
ところが身体の方は、もうとっくに落とされていた。
尻は無意識に次の快楽を求めて、オスに向かって突き出しながら、
陰部の門を、ヒクヒクと左右に開閉していた。
熱い圧迫感が抜けてしまった。
膣が物足りなくて切なく疼く。
はやくオスと結合し、みっちりとした充足感で前後にしごいて欲しかった。
ずにゅうううううううううっ!
「あっはあああっ!! らめえええええっ!!!」
心と体が葛藤して止まったところを、四本目のペニスにずっぷりと貫かれた。
膣から幸福感が広がっていく。
それが子宮にぶつかると、腰が跳ね上がるような増幅を受け、指の先までジンと震えた。
シャルハートの全身が柔らかく脱力し、
「ご主人様の好きにして下さい」と、オスに全てをゆだねてしまった。
オスに飼われることが、ゾクゾクとするほど気持ち良いと気付いてしまった。
(私は……もう、お終いだわ)
シャルハートはエルフの誇りが砕け散るのを感じ、
いままでの自分自身を喪失して涙を流した。
『素直になったみたいだブゥ。
なら思う存分可愛がって、天国を見せてやるブゥ!』
ぱんぱんぱんぱんっ、じゅぶじゅじゅじゅぷっ!
「あんっ! あんっ! あっ! ああぁぁーーーーっっ!!?」
シャルハートは滝のような汗を背中に流し、疼く乳房を振り回しながら悶えた。
もうこれ以上感じたくないのに、
オークは初めからフィニッシュのような激しさで腰を突く。
『ブヒヒッ、こいつイきかけてるブゥ! 膣がキュッキュ締まるブゥ!』
「あんっ、あっ、嫌っ、あひっっ!」
じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷっ! ぱんぱんぱんぱんっ!
小刻みに震える膣が、ペニスに練り潰されて快感に狂った。
シャルハートは膝をガクガク弱らせながら、「やめて!」と叫んだ。
オークはよけいに加速する。
彼らは常に、エルフが望むことの逆をする。
「あっ!あっ!あっ!あっ……んぐぅっ、ぐうううぅぅーーーっっ!!?」
ビクッ、ビクビクゥゥーーーーーッッ!!!
とうとうシャルハートは痙攣し、ひときわ大きくのけ反った。
股間にプシャッと愛液を吹き、視界を真っ白にしながら
肺の中の空気をぜんぶ吐き出してしまった。
「かっ…… はっ……!」
ビクッ、ビクッ……
乳房も尻も汗に光らせ、瑞々しいシャルハートの裸体が
性の絶頂にわなないていた。
オークはピストンを止めて見物していた。
日頃高慢なエルフたちを、こうして陥落させてやるのは痛快だ。
眼を見開いて涙を流す、シャルハートのこの顔は、一生忘れられそうにない。
『ブヒヒッ! 一族きってのエリート剣士が、チ○ポ突っ込まれてションベン漏らしてるブゥ!』
『これで村もお終いだブゥ、もう戦える奴は残ってないブゥ!』
『全員ボテ腹にして、この村から一個軍団ぐらい産ませてやるブゥ!』
シャルハートはオークの雑言を聞きながら、ゆっくり引いていく絶頂の中で、
涙まみれになって「ふざけるな」と罵った。
オークはその反応に『ブヒッ』と嬉しそうに鼻を鳴らすと、
絶頂で敏感になった彼女の膣を、激しい突きでいたぶり始めた。
ずぶっ、じゅぷっ、ずちゅっ! ぱんぱんぱんぱんっ!
「ひいぃーっ!? ひゃめっ、だべっ、やべでぇっ!! あ”っ! あ”あ〜〜〜!!!」
『感じすぎてオ○ンコぶっ壊れそうってか!? ブホホ〜イ!!』
(わ……分かってて、こんなに激しく突いているのか……!!)
今のシャルハートは感覚がむき出しになっている。
膣の粘膜を刺激されると、気持ち良いというより、痺れた足を叩かれるようなショックで跳びはねた。
しかもそれは、女性の一番敏感な部位にショックを炸裂させているのだ。
「おぁっ!! おおおっ!! おっ、おおおおぉーーっ!?」
シャルハートは汗にまみれて、
息をするのも難しそうにビクついていた。
オークはさらに乳房や尻まで揉みしだき、エルフの苦悶を追い打った。
『早く終わらせるブゥ!』
『こんなペースじゃ、一周するのに3日かかるブゥ!』
『つーか、お前ら集まりすぎだブゥ!
こいつ一人に、100人以上来てるんじゃねーのかブゥ!?』
いつの間にか人数が増え、大きな輪になっていたオークたちの喧騒は、
その中心にいるシャルハートにも、大きな恐怖感を与えた。
100匹ぜんぶが、自分を犯すつもりだというのか?
死ぬまで犯されるのだろうか。
それはつまり、永遠に犯されるのと同じじゃないか。
どくんっ、びゅっ、どびゅるる……!
「お”っ……! アオオオオッッ…………!!」
膣の感度が落ち着いたとたんに射精され、
シャルハートは発情した猫のように、盛った声でのけ反った。
快楽の注入が終わると、すぐさま五本目のペニスに膣をふさいでしまった。
敵の輪の真ん中で、汗と精液にぐっしょりと濡れ、
乳房や尻を振り乱しながら犯され続けるシャルハート。
樹エルフ族で最後に残った希望の魔法剣士も、
とうとうオーク兵たちの数に押しつぶされて、延々と輪姦(まわ)されてしまった。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「あっ…… あっ…… ぁ……」
真夜中になっても、シャルハートの股間は一度も休憩をせず、
ずっとオークのペニスと繋がっていた。
あれから何本、いや何十本のペニスが
彼女の中にオークの遺伝子を吐き出したろう。
腫れた乳房を前後に揺らし、尻はドロと精液まみれで、
かつての魔法剣士シャルハートは、「敗けてごめんなさい」と言わんばかりに
膣穴をペニスでしごかれながらうずくまっていた。
じゅっ、じゅっ、じゅぷっ、ずぶっ!
「はぁ…… ぁ…… うっ……」
ペニスが膣を貫くと、女肉はまだ辛うじて男茎を締めつけていた。
粘膜を何時間も突かれるうちに、
目覚めかけた性感もすり切れて、膣はふたたび痛みによって支配されていた。
ずぶっ、ぐりっ、ずぶっ……ぱんぱんぱんぱんっ!
「ぐああ…… うぐ! あぁっ……!」
陰部を突かれるたびに、膣とペニスの隙間から、精子の塊が吹き出してくる。
頭や背中、乳房の間まで精液だらけだ。
ユッサユッサと重たく乳房を振り回し、
同じぐらい重たくなった下腹部を、精液の動きで波打たせてる。
そんな目いっぱいの精液腹に、
ペニスはまだ精を注ごうとして、膣を前後にしごいてくる。
女孔に男根が出入りするたび、シャルハートの頬に涙が伝う。
お腹の中に、他人が入り込んでいる不快感。
いったい、いつになったら許してもらえるんだろうか。
シャルハートは痛みに俯きながら、ピストンで揺れる地面を見つめていた。
びゅるっ、どくっ、どぶ、びゅるるぅっ!
「はぁっ……はっ…… はふぅ…………!」
精液で膨らんだ胎内に、さらなる追加の精液が注がれていく。
シャルハートは何十発もの連続交尾に疲れていたが、
犯すオークは、やっと回ってきた順番だった。
その射精は熱くて強く、溶岩のような情熱に沸騰していた。
びゅるううっ、びゅっ、どくっ、どくっ……!
「あ……あつ…… いやぁ……」
胎の白濁をかき混ぜながら、新しい精液の熱が広がっていく。
シャルハートは弱々しく手を動かして、
反射的に種付けから逃げようとする。
どくんっ……どくんっ……
「嫌ぁ…… いやぁ……」
涙をこぼして嫌悪にうめく。
気持ちが良いけど、気持ちが悪い。
メスの身体はオスの子種を注がれると、むしろ安心しているが、
エルフの心はオークに種付けされるたび、胎の中をゴキブリが走っているようなおぞましさを感じた。
『ざんねん、中出しから逃げられ無かったブゥ〜』
「うっ、うぁ……」
オークはシャルハートの乳房をにぎって、プルンプルンと弄ぶ。
『もうトップリと日が暮れちまったブゥ。
そろそろほかのエルフたちが助けに来てくれてもいい頃なのに、誰も来ないブゥ〜』
「う……ぐすっ……」
『何で助けに来てくれないんだブゥ? エルフはみんな薄情モンなのかブゥ?』
「うぅ……う……」
膣をペニスで貫かれたまま、シャルハートは悔しそうに黙りこむ。
するとオークは、乳房を力任せに握りつぶした。
激痛でエルフが「ギャアッ!」と泣いたあと、オークは同じ質問を繰り返す。
ギュウッ、ギュムゥ〜!
『何で助けは来ないンだブゥ? 教えちくり〜』
「いぎっ、痛っ! 痛いっ!! おっぱい離して!
教えるっ、教えるからっ! それは……!」
たまらず質問を受け入れて、
シャルハートは麻痺していた脳を起こして考えはじめた。
オークは、しばし乳房をはなした。
――そしてシャルハートは、ぶわっと大粒の涙を浮かべた。
答えを口にしたくなかった。
でも、もういちど乳房を握り潰されるのもイヤだった。
「そっ……それは……
夜になっても助けが来ないのは、エルフの村が負けたから……
きっと、エルフ戦士たちが、全滅しちゃったから……です」
ぽろり、ぽろりとエルフの涙が鼻筋を伝って落ちる。
鼻水も出てきて涙と混じる。
オークたちが鼻水をゲラゲラ笑うと、
シャルハートは一転して怒りはじめた。
「なによっ!
アンタたちなんて数が多かっただけじゃない!
一匹一匹は、ただの弱っちい豚でしょ!
私みたいな女の子一人に、何十匹殺されてんのよっ!」
シャルハートが涙と鼻水を振り回しながらキャンキャン怒ると、
その怒り顔がオークのペニスを悦ばせ、
エルフの中に刺さったまま、ふたたび鉄のように硬くなる。
シャルハートは疲れすぎて、頭の中で駆け引きできない。
それをオークの手のひらの上で挑発されて、
活きの良いエサにされているのだ。
『おお〜、シャルハートちゃんは強くて怖いブゥ!』
『何十人も殺されたンなら、何十人も産んでもらわないと困るブゥ!』
『シャルハートちゃんに100人ほど産んでもらうブゥ! きっと強い子たちが産まれるブゥ!』
「きゃっ!? いやっ、やめて! だっ、だからって私に種付けするなぁー!!」
ずにゅううううううううぅっ!!
「あぐううううううぅっ!! も、もう嫌ああああああああっ!!」
ぱんぱんぱんぱんっ、じゅぷっ、じゅぷ、じゅぷっ!
「んっ、むぐっ! うぐ、ぐうっ!!」
汚れきったエルフの胎を、オークはさらに汚そうと犯した。
シャルハートは前の口もペニスに塞がれ、
悔しそうに呻きながら前後から串刺しにされてしまった。
『ブヒャヒャヒャヒャ!』
『ブヒヒヒヒヒヒッ!』
『ゲラゲラゲラゲラ!』
じゅぷっ、ぐぼっ、ずぶっ、ずぶっ!
「むぐっ、うっ! んむっ、ううっ!」
がぼっ、ずぼっ、ごぼぉっ!
「むぐぅっ!? んむっ、ぷはっ、むぐっ、んんっ!」
どびゅっ、びゅくっ、びゅるるるぅっ!
「んんっ!? んむっ、むぐううううぅっ!!」
--
星がきらめく夜空から見ると、
一ヶ所に集まってうごめくオークの群れは、まるで昆虫のようだった。
オークの群れの真ん中では、一匹のエルフがずっと踏みにじられていた。
ずちゅっ、ずぶっ、ずぼっ、ぐちゅっ!
「ぷあっ、あっ、あぐっ! やめっ……!」
その一匹のエルフは、百匹のオークと交尾するまで許されぬという。
それは酷いことなのだろうか。
負けた方が、勝った方に許しを求める権利などあるのだろうか。
少なくとも、昆虫の世界では聞かない話だ。
どぷっ、びゅっ、びゅるうぅっ!
「いっ、いやあああぁぁーーっ!!」
激しく輪姦されるシャルハートの脳裏には、
彼女を見下すもう一人のシャルハートが佇んでいた。
「戦いに負けるってのは、こういう事よ」と、
彼女は冷ややかに呟いた。
戦うとは、つまり殺し合うということだ。
剣とは、包丁のお化けじゃないか。
剣で戦って負けたら「死ぬ」のだ。どちらかが死ぬことを決着という。
さんざんオスに勝って、斬り殺してきたシャルハートが、
いま反対に、オスに敗北し、女としての人生を殺されつつあるだけだ。
腕を斬り落とされて怯んだオークや、
臓物をまき散らしながら叫んだオークを思い出す。
シャルハートの人生は、いま、彼らの地平に追いついた。
何のことはない。
凄腕の剣士だろうと、下っ端の兵士だろうと、
いざ人生の終わりを迎える時には、苦痛にもだえる一個の命だ。
じゅぶっ、ずぶっ、ぐちゅっ、どびゅるるるっ!
「ぐむっ、うぐっ! んぐうううぅ…………!」
命とは、なんと平等なのだろう――そう思いながら、
シャルハートは、凌辱の嵐に嬲られていた。
--
そして夜が明けた。
完全に陥落したエルフの村が、その痛々しい姿を朝日に照らし出されていく。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……
「ごぼ…… げふ……」
なんと、シャルハートはまだ犯されていた。
彼女の瞳は憔悴しきって、もはや完全に焦点を失っている。
じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ……
「げぼ…… うぇっ……」
豚が腰をひと突きするたび、エルフの口からゴボッと精液が押し出されていた。
シャルハートは前後から一晩中で犯され、精を注ぎ続けられてしまった。
その結果、彼女の子宮と胃袋は、ズッシリと重たい精液のタンクになり果てた。
ぱんぱんぱんぱんっ
「おっ…… ぐぇっ、あうっ……!」
ピストンのたびに、精液を吐きながらエルフが呻く。
太いペニスで突き込まれる女陰の上では、肛門の孔も閉じなくなって痙攣し、
内側から白い種汁を吹き出している。
その奥にあるエルフの腸は、白いウインナーのように精液でいっぱいに膨らんでいた。
じゅぷっ、じゅぷ、ずぶっ、ぱんっ! ぱんっ!
「ゲホッ、ごぼっ…… うぁ…… あんっ……!」
ペニスが出入りする結合部は、汚い精液の泡で覆われていた。
パリパリと乾きつつある泡の下では、昨日まで処女だったシャルハートの膣が拡がりきって、
食人花のように大口を開けたまま閉まらない。
シャルハートの膣内は、もう痛みどころか触覚すら麻痺して何も感じなかった。
『ブヘッ、出るブゥ!』
「ぅ……」
ぱんぱんぱんぱんっ! ぱんぱんぱんぱんっ!
それでもオークは腰を振る。
ほとんど快楽の失われた肉壺に、無理やり射精を注ぎ込む。
彼らはただ、エルフの女剣士を汚すだけの目的でペニスを突いていた。
どびゅっ、びゅるるる……
「ぐ……ぇ……」
シャルハートの膣に、またオークの精液が注ぎ込まれた。
もう子宮には精液が入っていかず、
全ては膣口から逆流しながら、彼女の太ももを伝った。
オークはその気になれば、亀頭をドリルのように変形させて、
さらに子宮に精を注ぐことも可能だ。
しかしシャルハートへの凌辱は、すでに度が過ぎた回数にまで達していた。
オークたちとしても、彼女にはオークの子を産ませたいので、
子宮を破壊するような追い打ちはしなかった。
ずにゅうっ……! ぱんっ、ぱんっ、じゅぷっ、じゅぷっ……
「あお……! おっ……! あっ……!
また次のオークが、シャルハートの尻に覆いかぶさる。
もう膣内はユルユルで、オークの巨根にさえほとんど抵抗しなかった。
最初にオークが予告した通り、魔法剣士の大切な女性器は、
ガバガバに広げられて台無しにされてしまった。
シャルハートが優れた戦士だったからこそ、
奴隷に作り直すため、徹底的に打ちのめされてしまうという悲劇であった。
そこへ、指揮官であるダーク・エルフのドゥーロンがやってきた。
ドゥーロンは昨夕の時点で、オークに輪姦されているシャルハートを遠目に見ていた。
凄腕の魔法剣士とやらも、数に押しつぶされてオークの贄か。
なら一晩はオークたちの好きにさせてやろう。そう考えて放置していた。
彼はオークを率いて、他のエルフ戦士たちを掃討していく。
それが終わるとたっぷりと仮眠を取って、
夜が明けてから、悠々とシャルハートの身柄を確保しにきたわけだった。
オークたちは、シャルハートからペニスを抜いて囲みを解いた。
かくしてシャルハートの悲惨な初体験は、
丸一日ちかくにも及んでようやく中断された。
『やあ、おまえが魔法剣士シャルハートか。 私は指揮官のドゥーロンという』
ダーク・エルフは、豚を見るような目で
エルフ剣士を見下ろした。
「うぁ……あ……」
シャルハートは名前を呼ばれてわずかに反応したが、それだけだった。
体中の孔から精液を垂れ流し、大の字になって空を見ている。
かつて、一族最強の魔法剣士と呼ばれたエルフ戦士は、
いまや肉便器となって、何ともぶざまな姿で転がっていた。
「あ……ぅ……」
敗者シャルハートは、みじめに呻いた。
美しかった彼女の肌や髪の毛は、
精液と泥、アザと擦り傷で汚れきっていた。
乳房は揉まれすぎて、赤く腫れ上がっていた。
陰部は、もう割れ目と呼ぶにはあまりに広く開口していて、爆ぜた果実のようなありさまだ。
小陰唇がひどく歪んだ形に伸びて、女陰の外まではみ出している。
一日前まで清楚な処女であったと信じられない、醜い肉花が股間にあった。
戦火に踏み潰されてしまった魔法剣士の、無惨な成れの果てだった。
「げぼっ……」
しばらく黙って見ていると、シャルハートは口や膣からゴボリと精液を吐き出した。
ドゥーロンとしては、それを返事とでも受け取るしかなかった。
『ふむ、意識は有るのか無いのか……』
剣士など、所詮こんなものだろうとダーク・エルフは見切りを付けた。
エルフ戦士たちはシャルハートを高く評価していたが、
ドゥーロンは今後、彼女の名前も忘れ、平の奴隷として扱うことに決めた。
『君は今日からセルド142号という名で暮らしてもらう。
分かっているとは思うが、今後の君たちは、
オーク兵を産み殖やすための奴隷として、我ら魔王軍の管理下に置かれる』
「あう…… げぼっ……おぇっ……」
『……まぁ聞いても居ないようなので、詳細は略する』
ドゥーロンは捕虜としての最低限を説明すると、
オークに指示して、シャルハートを鎖につないだ。
簡素だが、しっかりした作りの鎖とセットになった金属首輪は、
魔力を無抵抗に伝導させて散らしてしまう、呪文封じのアース素材で作られていた。
そのタグ部分には「S142」と刻まれていた。
『さてと、こいつで最後だな?』
ドゥーロンはエルフたちに作らせた住人名簿を確かめ、それからぐるりを見渡した。
他にも何人かの女性エルフが、裸に剥かれ、鎖に繋がれた姿でオークに連行される途中だった。
『これを以て、樹エルフ族の村は占領した! 我々の勝利だ!
封印の迷宮とやらも確保した。
捕虜は142名、そのほとんどが繁殖奴隷として使える見込みだ』
『ブヒヒッ、オレ達に掛かればチョロいもんだブゥ!』
『弱すぎだブゥ! ザーメンも良いけど、もっと血を見たかったブゥ!』
ダーク・エルフの勝利宣言に、オークたちも機嫌良く盛り上がる。
『何にせよ!
これだけの母胎と拠点を確保したなら、我々は大いに兵力を増員できる。
大増兵が成った暁には、アルメキア王国軍が所有するモルンゼ丘陵砦、および
東部大穀倉地帯の奪取が次期戦略目標に設定される。そもそも増兵と兵站拡大の関連に……』
『またダーク・エルフが何かぶち始めたブゥ』
『ブヒヒ、要点だけを言えねぇヤツは、賢こぶってる馬鹿だブウ』
『うぬッ……確かに!
要するに今日からお前たちは、この村で毎日エルフを犯して、
オーク兵をたくさん産ませろということだ!
次はモルンゼを陥とすぞ!! 魔王軍万歳!!』
『『『『 ウオオオオオオオオオオオ!!! 魔王軍、万歳ッッ!!! 』』』』
部下が無礼な突っ込みを入れても、上司が納得していれば世話がなかった。
オーク兵は『初めからそう言え』などと野次りながらも、
重い武器を天に掲げて、地面を震わすような大合唱で勝ちどきを上げた。
『142号、君もがんばってくれ。
元気な子が大勢産まれることを期待している。
我々もできる限りのサポートをする』
ドゥーロンは、足元に横たわるシャルハートの背中を精霊魔法で治療しながら、
じつに誠意のこもった優しい声で激励をした。
ただしそれは、人が人に向ける愛ではなかった。
畜産農家が、飼い豚を大切にするような優しさだった。
「う……あ……」
(もう、この村は…… 私たちの部族は、お終いなの?)
シャルハートは絶望の涙をこぼした。
自分が最後の一人であって、仲間全員が殺されるか孕まされるかしたという。
あの強大な族長エスカラータでさえ。
今になって、シャルハートはすべての状況を理解した。
樹エルフたちの村は、
戦う前から命運が尽きていたのだと知った。
(ダーク・エルフまで、来ていたなんて……)
魔王軍万歳の斉唱が、敗北の全てを物語っていた。
当初エルフたちはこの戦いを、エルフとオークの部族紛争だと思っていた。
だが実は、オークたちは魔王軍の正規兵だったというわけだ。
村を襲ったこの戦いは、大きな戦争の一部であった。
大戦争がおこると、近隣に住まう弱小部族はアリのように踏み潰される。
虐殺、略奪、強姦、放火。
戦争という社会現象の中で、当然に生じる化学反応なのだ。
「わたし……たちは……」
樹エルフ族は、オーク族に民族浄化をされて奴隷となった。
もうエルフの子を産むことは許されず、オークの母として生きるしかない。
圧倒的な武力のもとで飼育され、一生、敵兵の子を産まされる。
ずぶうううううううっ! ずぶっ、ずぶっ、ずちゅっ……
「あうっ!? あっ、あんっ、あぁっ……!」
ドゥーロンが本営に引き上げると、シャルハートの輪姦は再開された。
オークに腹を貫かれても、
シャルハートは素直にあえぐことしか出来ない。
抵抗する体力もなければ、刃向かった先に希望もなかった。
(ど……どうすれば……)
一敗地にまみれ、集団レイプされ、敵の赤ん坊を孕んでしまった。
シャルハートにとって、すべてが初めての経験だった。
これから先になにが起こるか予想がつかず、
対処の方針すら思いつかない。
今はただ、自分の周囲を取り囲む大勢の凌辱者たちが、
早くガバガバの女に飽きてくれるのを待つしかなかった。
こうして樹エルフの村は、
ダーク・エルフとオーク兵に占領された。
彼らはエルフの村を改造し、魔王軍の拠点に作り替えてしまった。
エルフの住まいは、オーク兵の兵舎や武器庫、食料庫となった。
またその一部は捕虜収容所、つまり畜舎とされた。
百人超の女エルフたちが、これらの畜舎に詰め込まれた。
全裸で封魔の鎖につながれ、家畜としてオークたちに世話された。
もちろん餌や掃除の世話だけでなく、口も、膣も、肛門も、
朝から晩までペニスで世話されながら、凌辱の日々を過していった。
駐屯するオーク兵は、しばらく戦いにも呼ばれずに、
牧場の生産が軌道に乗るまでは、繁殖任務に集中させられていた。
エルフたちにとっては、まさに悪夢の日々だった。
体中の穴を精液のにおいで染められて、
誰もが子宮に、オークの赤ん坊をぶら下げていた。
メスを手に入れたオークは、素晴らしい早さで繁殖をする。
種付けからわずか60日の妊娠周期で出産し、
一回のお産で、ほぼ必ず五つ子が産まれる。
それでいて赤子の体重は、
各々が人間の子とほとんど変わらないというのだから
母胎への負担は凄まじかった。
捕虜にされた142名のうち、4名のエルフ戦士は、治療のかいなく戦傷死した。
残り138名は完全な治療を受けたあと、順調に妊娠が経過している。
138名全員が襲撃の日のうちに懐妊しており、百発百中という通説の裏付けをした。
村が陥ちて一週間もすると、エルフたちの下腹は膨らみ始めた。
族長エスカラータも、魔法剣士シャルハートも、日に日にボテ腹となる。
全裸で繋がれているエルフはそんな下腹を隠せずに、オークたちの嘲笑の的にされていた。
シャルハートたちは悔し涙にむせび泣く。
そんなエルフたちを、自身の肉体があざ笑うかのように、
彼女が眠って目を覚ますたびに、腹部は一回りずつ大きくなった。
いつ畜舎を覗いても、シャルハートたちは真っ青な顔をしていた。
そんな状態のままで、二ヶ月の時間が過ぎ去った。