太陽が昇り、沈んで、また昇る。
渺々たる荒野に、古代の遺跡が佇んでいる。
それは孤独に、大地に向かって影の伸び縮みだけをくり返す。
周囲には、人も魔物も気配がなかった。
地面に半分埋もれた遺跡には、
雨の跡も流れているが、全体的に乾燥気味な雰囲気だった。
しかしその内部に踏みいり、地下へと石段を降りて進むと、
闇の中では、ねっとりとした命の営みが続いている。
三人の男たちはローパーの食糧となり、
一人の女はローパーたちの苗床として、
みんなで囲まれ、捕まってからずっと可愛がられていた。
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bel 313.5.24
「うっ、うっ……!」
スカーレットは愛液で陰部を光らせながら、
触手に膣を犯されていた。
魔物に向かって家畜のように尻を差し出し、
慈悲に甘えるように、その女陰にオスの肉竿を受け取っている。
スカーレットは悔しがるものの逆らえず、
じっと辱めに耐えている。
ところが彼女の膣内は、触手の交尾で開発されて、
すっかり快楽の肉壺へと変わっていた。
にゅるうううぅぅ……
「はううぅ……!」
粘液でぬめりながら、触手が膣ヒダの間をすり抜けていく。
もう何百発犯されたろう。
スカーレットは尻を震わせながら、ひたすら忍耐を続ける。
じっと快楽に耐えるメスのお尻が可愛いのか、
しばらく触手はピストンもせずにスカーレットを眺めていた。
やがて触手が前後に動き始めると、
スカーレットは無意識に腰を浮かせて
熱い吐息の湯気を漏らした。
ずちゅうっ! ずぼっ、ぐちゅっ、ぬぷっ!
「あひっ、あっ! あんっ、あんっ!」
淫らに体液をしぶかせながら、肉と肉がしごきあう。
熱く蕩けた膣ヒダが、蜜をからめて柔らかに潰れる。
スカーレットの膣内に、屈辱的な快楽の渦が燃え上がる。
「ふっ! はうっ! いやっ、ああっ!」
じゅぶっ、じゅぶっ、ぐちゅっ……
言葉では嫌がっているものの、
彼女のお尻は触手に突かれて喜んでいた。
女戦士の肉体はすっかりメスとして開花していた。
膣内を太く貫かれるたび、
甘酸っぱい肉の香りが周囲にプンとまき散らされて、
それがますます触手の勃起を硬くする。
「はぁ――はぁ――」
今日で十日目。
いまだ助けが来ないまま、
スカーレットはずっとローパーの性欲を処理させられていた。
おかしな体液を何度も膣に塗り込まれ、
スカーレットは全身を性的に火照らされていた。
乳首は一日中勃起して、膣は触れただけでもジュンとにじんだ。
肛門を犯されるのも、喉を犯されるのも気持ちよかった。
そしてとどめに、スカーレットは一日一回、腸の中に大量の栄養液を注がれる。
彼女の命を繋ぐ糧だが、この時ばかりは恥ずかしさのあまりに死にたくなった。
あと何日耐えきればいいのか。
スカーレットは女の急所を熱い挿入感に征服されて、
霞のかかり始めた頭で、それでも何とか助かりたいと願い続けた。
ぱんぱんぱんぱんっ、じゅぶっ、ずぶっ、ずぐっ!
「ひう、ひううううっ!!」
触手が快楽に膨らんで、暴発寸前のスパートをする。
熱く煮えたぎった膣内が、汁をまき散らしながらかき混ぜられる。
焼けたモチのような膣肉が、触手に擦られながら歓喜に震えた。
じゅっ、じゅっ、じゅっ、じゅぶっ!
「あっ、あっ、だめっ、だめぇーーーっ!」
触手の動きが加速する。
触手は天を突くように勃起して、
女戦士の乳首もクリトリスも、それに同調するように大きく勃った。
「いくっ…… い、いっちゃう……!
ふぐうううううぅぅーーーーっ!!」
スカーレットの割れ目がブシュッと熱い潮を吹く。
彼女は胎児のように身を丸めながら、絶頂の波に打ち震えた。
膣の中がギュギュッと締まって、淫靡な絞り方で触手に快楽を与えた。
にゅぷっ、きゅっ、きゅうぅー……
どびゅっ、びゅるっ、びゅるるるっ!
強く柔らかく女の肉に締め上げられて、
触手もたまらず射精を始める。
細い触角で子宮口を押し拡げ、内部に射精の狙いを定める。
かつてのスカーレットは、子宮口をこじ開けられると
その激痛に叫び声を上げていた
しかし今や、彼女は子宮口の変形に、
雷のような快楽を感じて尻を震わせている。
どぷっ、びゅぶぶっ、どくんっ!
「おっ!! おっ! おほっ……!」
開いた子宮の中を熱い射精で直接撃たれて、
スカーレットは堪らず二度目の絶頂をする。
子宮口は押さえ付けられながらヒクヒク震え、
その向こう側で、精子の塊が卵巣近くまで飛び込んでいく。
(ああ……また奥の方まで入れられた……)
スカーレットはほろりと涙をこぼす。
しかし、もう取り乱したりはしなかった。
彼女はすでに避妊を諦めていた。
人と魔物の受精卵は、子宮の壁に根を下ろし、
夜な夜な、とっくに闇の命を疼かせていた。
中出しされて焦ったところで、
もう妊娠しているのは確実なのだ。
ボテ腹にされようが、子を産まされようが、
今の状況ではどうしようもない。
それに、孕んでさえいれば、ローパーに喰い殺されることはないはずだ。
助けが来るまで、とにかく耐えるんだ。
射精が終わり、触手が膣から抜け去った。
とたんに、ぱしっ、ぱしっと音がして、
新たな触手がスカーレットの手足に巻き付いた。
「次はこっちに寄こせ」と、触手たちが女体を取り合っていた。
スカーレットは身体ごと振り回されながら、
闇の中空へと持ち上げられていく。
「むぅーーーっ!?」
口にも触手をねじ込まれ、
スカーレットはいつになく乱暴に運ばれていた。
大きな乳房がブルンと揺れる。
柔らかく、また弾力を持って揺れ弾み、
乳房同士がぶつかってつぶれた。
スカーレットが振り回されるたびに乳は揺れ、
その性的な運動が触手を誘う。
彼らのうちの一本が、たまらず乳房に巻き付いてきた。
ぱしっ……むぎゅうっ!
触手は乳肉にめり込みながら、乳房を強く握りこむ。
巨乳がはち切れんばかりに変形し、
触手は乳肉に飲み込まれるように乳房に埋まった。
それでも触手は力を緩めず、
乳房を縛るように締め上げて、
そこを支えにして女の身体を引っ張り上げた。
ギチッ、ギュウウウウッ!!
スカーレットは乳房の激痛に悲鳴を上げた。
そこに他の触手たちが追いついてきて、
スカーレットの両足を捉え、股間をバカッと左右に開く。
陰部と肛門が丸見えになり、スカーレットは羞恥で目を逸らす。
追い打ちとばかり、彼女の口で射精が始まる。
「んぐっっ……!」
女戦士は不意を突かれてむせ込んだ。
さらに膣にも触手が侵入してきた。
ずぶっ、ずにゅうううっ!
「ふぐううっ!!」
スカーレットは軽いパニックになり、
のけ反った腹筋を右に左にピクピクしながら
串刺しの格好にされて犯され始めた。
ずんっ、ずちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ!
「ふぅっ! ふうっ! うぐぅ!」
ピストン運動に乳房を揺らして、女戦士が呻きをあげる。
肉のブラシが古い精液をかき出しながら、
激しく膣肉をこすってしごく。
スカーレットの陰部に性感が燃え、彼女の腰が脱力していく。
ずぶっ、ずちゅっ、ずちゅっ!
「んおっ! んおっ! んぐうっ!」
股は気持ちが良いのに、呼吸がふさがっているので、
スカーレットは涙をこぼしながら性に喘いだ。
その全身に他の触手も張り付いてきて、
蛇がカエルを締めるような動きで女の肉体を蹂躙していく。
触られた肌がピクッと震える。
火照った乳房が揉みしだかれて、たちまち乳首が尖りはじめた。
「ふっ…… ふぅ……ふううっ……!」
全身からの性感に、女の鼻息も荒くなる。
女体がサカって汗を滲ませ、膣はうねるように触手を締めた。
触手はその圧力に歓喜しながら、奥に精液をぶちまけた。
どびゅっ、びゅるるっ!
「ふくっ! うっくうぅぅぅ……っ!!」
女の急所が、強い射精で撃ち抜かれた。
精液に敏感な子宮壁は、大きすぎる刺激に痙攣をする。
スカーレットはそれを堪えきれずに、悔しそうに絶頂をした。
「んうっ! んんん〜〜〜〜っ!!」
ビクッ、ビクビクッ!
いくら気持ちが良かろうと、
人格を認めてもらえず、ただ苗床として、肉の塊としてイかされるのは、
あまりにスカーレットのプライドを傷つけていた。
しかしそれは、あくまで精神だけの問題だった。
彼女の肉は「メスに生まれて良かった!」といわんばかりに
快楽を芯まで染みこませて、この上もなく喜んでいた。
ビクッ、ビクンッ……ビクッ!
(あ……あぁ……! こ、こんなの……嫌ぁ……!)
肉体の裏切りにあって、スカーレットは派手に絶頂をくり返す。
触手たちはそんな女体に絡みつき、
乳房や尻肉をまさぐり、優しく揉んだ。
その手つきは、飼い主がペットを褒めるような、
見下した余裕にあふれていた。
スカーレットはローパーのパートナーではなく、所有物だと言っていた。
(くっ……くっそぉ……!)
スカーレットは快楽で汗だくになりながらも、
下を向いて唇を噛む。
そんな態度はいつまで保つかな?
触手たちは女をあざ笑うように、次の触手で太々と膣を貫いてくる。
ずにゅううううううっ!
「はおおおぉっ!!」
ぷちゅぷちゅと秘肉が押し潰されて、強すぎる快楽に、膣が感電したようだった。
スカーレットの腰が跳ね上がる。
彼女は絶頂に次ぐ絶頂で、
過呼吸なのか酸欠なのかも分からないほど混濁していく。
スカーレットはまだまだ輪姦される。
昨日も、今日も、そして明日も犯され続ける。
ローパーたちに精神や文化といった概念はない。
ただ本能のままに肉と肉を摩擦して、
欲望という行動原理でその一生を満たしていく。
そんな魔物に捕まって、スカーレットは人間の身で、
人間以外の生き方に組み込まれてしまった。
彼女は熟れた裸体を汗と精液に光らせながら、
魔物たちに取り囲まれて、
理不尽な快楽の中で、いつまでも喘がせられていた。
陽光が届かない遺跡の地下でも、
ローパーたちは正確に日没を感知する。
夜になると、彼らは触手輪姦を切り上げて、
スカーレットにエサを与える。
まるで花の鉢植えに、ジョウロで水をやるように。
エサというのは「ローパーの蜜」と呼ばれる、栄養価の高い体液だ。
彼らはスカーレットの肛門から侵入し、
小腸の中に直接蜜を注ぎ込む。
ずりゅっ、ずむっ、ずりゅううううっ
「はううっ……! うぐっ、あぐううっ……!」
女戦士の肛門に、太い触手が突き刺さり、
肉の筒をねじりながら奥へ奥へと前進していく。
いうまでもなく、小腸とは大腸よりさらに奥にある。
大腸からエサを注ぎ込んでしまうと、雑菌まで大量に逆流するため、
触手は大腸を突っ切る形で貫通し、
小腸に頭を出した状態で注入を始める。
現在スカーレットは、その一歩手前の、
大腸の中を長々と貫通されつつある最中だった。
「おっ、おぐっ……! うぐっ……うぐぐぅ……!」
ずにゅっ、ずぶずぶ……
スカーレットは脂汗を額に浮かべて
この腸姦に耐えている。
激痛だった。
ローパーの先走り液によって、いくぶんかの麻酔はあった。
しかしさすがに、
大腸全体を筋肉質な触手にぶち抜かれると、
酷い下痢のようは苦痛の波が、スカーレットを悶絶させた。
(お……お尻から飲まされるなんて……!)
「ローパーの蜜」というアイテムを知ってはいたが、
予想もしない飲み方だった。
また痛いだけでなく、屈辱でもある。
尻の穴をほじられ、腸まで入られ、そこからエサを与えられるとは
人間の尊厳をかかとで踏みにじるような侮辱であった。
ずりゅうっ、ずにゅうううっ!
「あぐううっ!! は、早くおわってえええっ!!」
生き延びるため、スカーレットは、
汗だくの尻を振り回しながらも必死に耐えた。
苦痛に震える大陰唇の下側で、女の腹が、
触手の侵入につれて盛り上がっていく。
「うぐううううっ……!」
初めて腸姦された時には、死ぬかと思ってパニックを起こした。
いまは理屈を理解しているものの、
責め苦を耐える彼女の顔は、
苦痛の脂汗を顎から垂らし、耳たぶは羞恥に染まっていた。
どぼっ、ごぼっ、じょぼぼぼぼ……
「ほおっ! はおおおおぅっ!!」
スカーレットの小腸に、熱い栄養液が満たされていく。
下痢状の痛みはピークを迎えた。
スカーレットは歯の根も合わない震え方で、
腹部を襲う猛烈な苦痛にジタバタと暴れた。
じょぶっ、びゅっ、じょろろろろっ、ごぼっ!
「ああ"あ"あ"あ"あああぁぁーーーっ!!」
小腸の入り口を押し拡げられ、
逃げることの出来ない敏感な腸粘膜に、
水鉄砲のような熱液の矢が突き刺さる。
腹痛のあまりに、彼女の横隔膜が、発作のように痙攣していた。
太ももの肉がこわばって、膝はピンと伸ばしきり、
棒のようになった足の先で、指が鉤型に曲がって震えていた。
じょろんっ、ごぼっ、びゅるるっ!
「あ…………!! かっ…………!!」
スカーレットの細い小腸が、
中身を詰められ、白いウインナーのように膨らんでいく。
彼女は涙と鼻水で顔を汚し、
失禁で太ももの内側を汚しながら、
もう肺活量を使い切ったあとの、声の無い声で悲鳴を上げた。
触手のポンプ運動は小さくなって、やがて長い注入がようやく終わった。
汗だくになったスカーレットは、
全身を重力に任せて、ぐったりと触手に吊られている。
スカーレットの胴体は、
急に肥満したような出っ腹にされていた。
その腹のカーブの先から、汗がポタリと雫を落とす。
(わ、私……もう…………)
子宮に受精卵を植え付けられて、
腸には栄養液が重たく詰められている。
これではまるで、スカーレットは人肉で出来た卵じゃないか。
知能を持たないローパーだったら、それでも良いのかも知れないが……
スカーレットは自分がまだ人間と呼べるのかどうか、
だんだん自信がなくなってきた。
ぐいっ……ぬぬぬっ……
「うぁ……!」
彼女は肛門に触手を突っ込まれたまま、
天井付近まで持ち上げられていく。
その様子は、ローパーに抱擁されるようにも見えた。
苗床に養分を与えたあと、ローパーたちは夜の休眠に入るのだった。
次に凌辱が始まるまでの一晩を、
スカーレットは尻に触手を突っ込まれたままの姿で過ごさなければならない。
――もう私は、助からないのかも知れない。
スカーレットは遠ざかった地面を見つめながら、
弱気な涙をホロリと流した。
いまの彼女は、種と養分の詰まった肉塊だ。
動物よりも、植物の果実に近い存在だった。
スカーレットという名のローパーの実は、
闇にかくれて高い天井からぶら下がり、
子宮の中で、魔物の肉体を育て続けていた。