肥溜少女 体験版
恵那編 第2話
「それじゃあ、脱いじゃいますね……あうぅんっ!」
スルスルスルッ……ヌチョヌチョヌチョッ。
梢恵とともに保健室に辿り着いた恵那は、恐る恐るレオタードを脱ぎ始めていた。
出迎えに来た保健教師に、下痢便で汚れ尽くしたお尻を確かめられた後、すぐに下半身を拭う準備へと取り掛かる。
二人に見守られる中、着込んでいたレオタードを下ろすと同時に、お尻の辺りで泥状の排泄物が次々と流れ落ちてきた。
お尻に溜まっていた大量の下痢便が、太股や膝の方まで雪崩れ込む感触を身に受けるたびに、どうしても全身を震わせずにいられない……
「恵那ちゃん、ちょっとだけ大人しくしててね。すぐお尻をきれいにしてあげるから……」
ヌチュヌチュヌチュッ、クシュクシュクシュッ。
レオタードを脱ぎ去った恵那へと、保健教師はさりげなく身を寄せる。
内側に溜まっていた下痢便が、床へ次々と零れ落ちる中、露わになったお尻を拭わないといけないのだ。
茶色い汚れが張りついた下半身を、太股からお尻へと丹念に拭い出す。
無防備な格好のまま全身を震わせて、すっかり怯えている恵那の気持ちを、少しでも和らげたかったのだ。
「は、はい。ありがとうございます……くうぅっ!」
フルフルフルッ……
保健教師の手を駆りながら、おぞましい汚れを取り除いてもらう間も、恵那はすっかり震え上がってしまう。
花壇へ辿り着くまでの間に、どうしても便意を堪え切れず、途中でお漏らしをしでかした事実を、今でも胸の奥底で悔やんでいたのだ。
着込んでいたレオタードの内側が、汚らしい色合いに滲んでいるのを目の当たりにして、思わず気持ちが沈み込んでしまう。
もしも便意を我慢し続けていれば、保健室へと向かう羽目にならずに済んでいたはずなのだ。
「ねぇ、恵那ちゃん。もしかして体調でも悪いのかな? もし良かったら聞かせて欲しいんだけど……」
すぐ傍で震え上がる恵那を相手に、保健教師はそっと言葉を投げ掛ける。
恵那のお尻から丹念に下痢便を拭いながら、お腹の調子でも崩したのかと、さりげなく質問をぶつけてきたのだ。
新体操クラブの練習中に便意を催すまま、すぐ我慢が利かなくなる身体を、どうしても心配せずにいられない。
「そ、そんな……別に身体の調子は、おかしくないはずですから……」
モジモジモジッ。
保健教師からぶつけられた質問に、恵那は思わず困り果ててしまう。
お腹の調子をいきなり尋ねられても、どうしても素直に答えられそうになかった。
体調を気遣ってくれるのを嬉しく思いながら、それでも思春期を迎えた身として、お腹に抱え込んだ症状をどうしても明かせそうにない。
どんな返事を返せば良いかを戸惑いながら、すぐに言葉を詰まらせてしまう。
「恵那ちゃんってば……あと少しで徒歩遠足なんだし、もし今日みたいに体調を崩したら大変でしょ? 他の子には黙っててあげるから、ちゃんと聞かせてもらえないかしら……」
返す返事をためらう恵那へと、保健教師はさらに言葉を続ける。
数日後に控える徒歩遠足のために、どうしても体調を教えて欲しいと切り出す。
もし行事の間に体調を崩して、今のような失態をしでかしてしまえば、きっと恥ずかしい目に遭ってしまうと考えていたのだ。
「は、はい……実はここ最近、お腹の調子が良くなくって」
保健教師に急かされる形で、恵那は仕方なく相談を始める。
元々お腹の調子を崩しやすい体質だった上、自分を含めた女子全員に、花壇のお世話まで頼まれたせいで、今までどおりにトイレを利用出来ないのを思い悩んでいた。
学校で過ごす間、少しもトイレを利用出来ない状況だけでも、耐え難い重圧を感じずにいられない。
最初は口にするのも恥ずかしかったはずなのに、気づいたら保健教師を相手に、抱え込んだ気持ちの全てを打ち明けていたのだ。
誰にも明かせずにいた下腹部の事情を、ついに保健教師へと伝えたせいで、どうしても顔を火照らせずにいられない。
「確かに花壇のお世話をしないといけないから、おトイレを使えないのは大変かもしれないわね。恵那ちゃんのために、こんなものを用意してみたんだけど……」
体質の不安を訴えた恵那のために、保健教師はすぐ準備に取り掛かっていた。
学校で過ごす間に、もし便意を堪え切れなくても平気なように、ある衣類を用意し始める。
花壇まで少しも辿り着けずに、途中でお漏らしをしでかした恵那が、これ以上の惨事を迎えないための、特別な下着だった。
レオタードを派手に汚すような事態など、これから用意する下着を使えば避けられるはずだと考えていたのだ。
「そんなぁ、先生ってば。本当にこんなものを穿かせるつもりなんですか……?」
フルフルフルッ……
保健教師が差し出した衣類を目の当たりにして、恵那は思わず慌ててしまう。
思春期を迎えた身として、どうしても受け入れられない下着を、保健教師から見せつけられていたのだ。
いくら便意を上手く堪え切れないとしても、決して身に着けられないような、あまりに恥ずかしい代物だった。
はしたない下着の着用を恥じらうあまり、どうしても声を震わせずにいられない。
「さすがに恵那ちゃんも恥ずかしいかしら? それでも体調を崩したら大変だし……徒歩遠足の間だけでも穿いてみない?」
顔を赤らめる恵那を相手に、保健教師はさらに話を続ける。
多感な年頃を迎えた女の子として、どうしても受け入れ難い下着だと知りながら、それでも恵那の抱える体調を気に掛けていたのだ。
もし徒歩遠足の途中で便意を引き起こして、他の生徒達がいる前で恥をかいてしまえば、もっと大変な事態を招くはずだと口にする。
たとえ今は恥ずかしくても、せめて徒歩遠足の間だけは穿いてもらいたいと、丹念に恵那へと頼み込む。
「わ、分かりました。そこまで先生が心配してくれるなら……」
モジモジモジッ。
おかしな恥じらいに駆られながら、恵那は保健教師へと返事を返していた。
折り畳まれた衣類を受け取る間も、どうしても手元を震わせずにいられない。
渋々ながら受け取った衣類を、本当に徒歩遠足の間に穿いてしまうのか、考えるだけで気持ちが落ち着きそうになかった。
それでも保健教師に言われたとおり、もし行事の最中に便意を催して、今のような失態を招いてしまえば、きっと大騒ぎになってしまうはずなのだ。
みっともない醜態を晒さないためにも、手渡された衣類に頼るしかなかった……
* * * * * *
スルスルスルッ。
「それじゃあ恵那ちゃん。すぐに穿かせてあげるから、ちょっとだけ大人しくしててね……」
徒歩遠足を迎えた日の朝に、梢恵とともに保健室を訪れた恵那を、保健教師はすぐ出迎える。
約束を交わしたとおりに、保健室へと姿を見せた恵那のために、すぐ準備へと取り掛かっていた。
穿いていたショーツを脱がせた後、ベッドへと寝そべった恵那へと身を寄せる。
生徒達とともに校庭へ並ぶ前に、特別な下着をどうしても穿かせないといけないのだ。
クシュクシュクシュッ、ピタピタッ。
「きゃ、きゃうぅんっ……」
保健教師の手で穿かされた下着に、恵那はすっかり困り果ててしまう。
これから徒歩遠足に向かわないといけないのに、赤ちゃんが穿くような紙オムツへと脚を通していたのだ。
お尻全体を覆う紙製の感触に、どうしても戸惑わずにいられない。
さらには白い生地を包み隠すように、学童用のオムツカバーまで穿かされる。
明らかに膨らみを増した下半身を思い知らされて、すっかり落ち着きを失ってしまう。
モジモジモジッ……
(いくら徒歩遠足の間に、おトイレに行きたくなっても平気だからって言われても……どうして紙オムツまで穿かされちゃってるんだろう?)
下半身を保健教師へと預けたまま、恵那は数日前の出来事を振り返る。
新体操クラブの途中でみっともないお漏らしをしでかした後、保健室で相談を持ちかけた時に、紙オムツさえ穿いていれば、下半身を汚さずに済むはずだと薦められていたのだ。
すでに子供でもないのに、はしたない下着を身に着ける事態など、本当は今でもためらわずにいられない。
それでもお腹の調子が優れないせいで、徒歩遠足へと向かう前に、仕方なく紙オムツの着用を受け入れるしかなかった。
はしたない下着に頼ってしまう自分自身の情けなさを、下半身の様子からありありと思い知らされる……
フリフリフリッ。
「どうかな、梢恵ちゃん。私のお尻、目立ってないかな……?」
保健教師の手が離れた後、恵那はそそくさと下半身を取り繕っていた。
紙オムツとオムツカバーを身に着けたお尻を、すぐにスカートで覆い隠した後も、膨らみを増した下半身を気にせずにいられない。
スカートの生地が、明らかにお尻の方で浮き上がっているのだ。
不自然に膨らんだ下半身を気にしながら、傍にいる梢恵にも確かめてもらおうと、恐る恐るお尻を差し向ける。
「大丈夫だよ、恵那ちゃん。オムツを誰にも見つからないように、私がずっと見ていてあげるから?」
浮かない表情を見せる恵那へと、梢恵はすぐ言葉を投げ掛ける。
紙オムツの着用が気づかれないかを不安がる恵那のために、なるべく庇ってあげると約束を交わしてみせる。
思春期を迎えた身として、紙オムツに頼ってしまう恥ずかしさを、恵那の様子から思い知らされていた……穿き戻したスカート越しに、お尻の膨らみを目立たせている恵那に寄り添う形で、誰にも明かせない秘密を隠し通すつもりでいたのだ。
集合時間も近づいていたので、一緒に校庭へ向かおうと誘い出す。
* * * * * *
「ねぇ、梢恵ちゃん。本当に平気かなぁ……くうぅっ!」
モジモジモジッ。
校長の朝礼も終わったので、恵那はクラスメート達とともに徒歩遠足へと向かっていた。
全員で列を作りながら、校庭の外を歩き続ける間も、途中で下半身の様子を振り返らずにいられない。
脚を持ち上げる仕草を繰り返すのも不安なほど、おかしな下半身の状態を抱え込んでいたのだ……
クシュッ、クシュッ、モコモコッ。
(どうしよう……やっぱり私のお尻、目立っちゃってるのかな?)
周りに合わせて歩くたびに、持ち上がったスカートが揺れ動く様子に、恵那はすっかり意識を奪われてしまう。
紙オムツとオムツカバーを穿き込んだせいで、お尻が異常なほど膨らんでいたのだ……スカート越しにも、明らかに不自然なお尻の形状が浮かんでいるのに気づいて、はしたない下半身を恥じらわずにいられない。
思春期を迎えた身にも関わらず、小さな子供が穿くような下着に頼ってしまった事実を、どんなに頑張っても忘れられそうになかった。
お尻や股間の辺りが分厚く膨らんだ、紙製の下着による、乾いた感触を身に受けるだけで、ぎこちない足取りを取ってしまう。
スリスリスリッ。
(それでも私のお腹……もし遠足の途中でおかしくなったら大変だもん。本当にずっと、紙オムツを穿いたまま過ごさないといけないのかな……?)
紙オムツの着用を恥じらいながら、恵那は別の悩みごとを振り返る。
恥ずかしい下着に頼らないといけないのも、全てはお腹へ抱えた不安が原因だった。
数日前のような失態をしでかさないために、どうしても紙オムツに頼らないといけない状況を、今でも情けなく感じていたのだ。
もしも徒歩遠足の間に便意を引き起こしてしまえば、いつお尻の穴が緩んで、汚い下痢便をお尻の穴から噴き出すかも分からない……
ギュッ。
「大丈夫だよ、恵那ちゃん。まだ誰も気づいてないみたいだから。もし何かあっても、ずっと傍にいるからね……?」
不安そうな恵那の様子に気づいて、梢恵はそっと言葉を交わしていた。
さりげなく身を寄せながら、周りにいるクラスメート達から下半身を匿ってみせる。
大人しくすれば周りに気づかれずに済むはずだと、さりげなく耳打ちを始めながら、少しでも恵那の気持ちを和らげるつもりでいたのだ。
モジモジモジッ。
「ありがとう、梢恵ちゃん。まだ不安だけど……梢恵ちゃんが一緒なら、少しは平気かも?」
自分から寄り添ってくれる梢恵へと、恵那はすぐ返事を返していた。
紙オムツやオムツカバーを穿き込んで、不恰好に膨らんだ下半身を隠し通すだけでも、ずっと不安でたまらなかったのだ……それでも親友の梢恵が気遣ってくれることで、少しは気持ちも紛れてくれるのだ。
一緒に手を繋いだまま、クラスメート達とともに歩き続ける間も、梢恵の存在を意識せずにいられない。
歩くたびに揺れ動くお尻を気にしながら、自然と梢恵の方へと身を寄せてしまう……
* * * * * *
「梢恵ちゃんのお弁当、ミートボールが入ってるんだ……良いなぁ。もし良かったら、私の卵焼きと取り替えっこしない?」
梢恵とともに長い道のりを歩くうちに、恵那は国立公園へ辿り着いていた。
他のクラスメート達とともに芝生を歩き回るうちに、お昼ご飯の時間になったので、用意したお弁当を一緒に食べ合っていた……大好物のミートボールが梢恵のお弁当に入っているのを見つけて、食べさせて欲しいと頼み込む。
おかしな下半身の状態を抱えながら、梢恵のおかげで無事にやり過ごせたのが嬉しくてたまらない。
「はい、恵那ちゃん……ねぇ、お腹の調子はまだ平気なの?」
恵那とともにお昼ご飯を食べながら、梢恵はそっと質問を投げ掛ける。
お腹の調子は大丈夫かと、さりげなく恵那へと尋ねてしまう。
お弁当を食べている合間に話題を持ち込むのを申し訳なく感じながら、それでも無事に徒歩遠足をやり遂げるため、どうしても恵那の体調を気遣いたかった。
クラスメート達も離れた今なら、恵那の体調を誰にも気づかれずに確かめられるはずなのだ。
「う、うん。まだ平気だと思う……うぅっ」
フルフルフルッ……
梢恵の質問を受けて、そっと返事を返す間も、恵那は思わず言葉を詰まらせてしまう。
不意に体調を尋ねられて、どう返事を返せば良いかを迷っていたのだ。
まだ食事を摂っている最中なのに、不意にお腹の調子を心配されて恥じらわずにいられない。
梢恵から向けられる心配を思い知らされたせいか、思わず身を捩らせてしまう……
キュルキュルキュルッ。
(どうしよう、もしかしてお腹の調子……おかしくなっちゃったのかな?)
梢恵とともにお昼ご飯を食べる間も、恵那はお腹の調子を気に掛ける。
延々と長い距離を歩き続けたり、広い公園の上で過ごし続けるうちに、おかしな悪寒に苛まれていたのだ。
まだ便意とは呼べないものの、腸内が揺れ動くような感覚に苛まれて、嫌な予感に駆られずにいられない。
野外でずっと過ごし続けるだけで、お腹の調子を崩してしまうなど、どうしても考えられない事態だった。
「……まだお腹も落ち着いてるみたいだから、トイレに行かなくても平気かも」
モジモジモジッ。
お腹への不安を抱えながら、恵那は梢恵への返事を誤魔化してしまう。
ずっと寄り添ってくれる梢恵に、これ以上おかしな気を遣わせたくなかったのだ。
梢恵にあまり手間を掛けさせるのも悪いと感じて、お腹のおかしな様子を少しも告げられそうになかった。
少しだけ不安な気持ちを抱えながら、きっと徒歩遠足が終わるまでは堪えられるはずだと思い込んでいたのだ……
* * * * * *
「それじゃあ学校に戻るから、みんなすぐに集まって?」
広い芝生の上で遊んでいた生徒達を、先生はすぐ呼びつける。
徒歩遠足も終わりが近いので、これから学校へ戻る準備を始めないといけないのだ。
何度も生徒達へと呼びかけながら、集合場所である駐車場へ集まるよう言い放つ。
「あ、あうぅんっ……!」
フラフラフラッ。
周りにいる生徒達とともに、先生の待つ集合場所へと向かおうとした矢先、恵那はおかしな素振りを取ってしまう。
お昼ご飯を食べた後、梢恵とともに過ごすうちに、すっかり体調を崩していたのだ。
クラスメート達と学校へと戻るため、先生のいる場所へと集まる間も、気まずい思いに苛まれてしまう。
おかしな状態に見舞われたせいで、駐車場へと向かって歩くのも辛くてたまらない……
ギュルギュルギュルッ……
(どうしよう、もうお腹がおかしくなっちゃった。これから学校まで戻らないといけないのに……)
お昼ご飯の時に感じた悪寒が、気づいたら便意へと変わり果てていたのだ。
腸内が揺さぶられるのにあわせて、ひとりでに身震いを引き起こしてしまう。
本当ならトイレへと向かって、用を足さないといけないはずなのに、すでに周りにいるクラスメート達が集まった後なのだ……年頃の女の子として、お腹に抱え込んだ事情など、どうしても人前で打ち明けられそうにない。
公園のトイレにも立ち寄れない状況のせいで、おかしな焦りに駆られてしまう。
ギュッ……
(お腹が苦しくてたまらないけど……学校まで我慢出来れば、みんなに気づかれずに済むんだから)
下腹部の欲求を堪えたまま、恵那はクラスメート達とともに国立公園を出発してしまう。
先生の合図とともに、生徒達の列が進み出した後、今さらトイレに行きたいなと告げられそうになかった。
クラスメート達とともに学校へ戻る間も、両手でお腹を抱え込んだまま、不安な気持ちに苛まれてしまう……学校に戻るまでの間に、本当に我慢を続けられるのか、どうしても気にせずにいられない。
おかしな体調を気にしながら、それでもクラスメート達に迷惑を掛けないよう、激しい欲求を無理にでも我慢し通さないといけないのだ……
フルフルフルッ、ヒクヒクヒクッ。
「くうぅっ……!」
おかしな体調を気づかれないよう、ひたすら帰り道を歩く間も、恵那はぎこちない足取りを取ってしまう。
時間の経過とともに、ますます下腹部の欲求が強まるせいで、どうしても焦らずにいられない。
学校へ辿り着くまでの間に、本当に便意を堪え切れるのかを思い悩まずにいられない。
両手でしっかりとお腹を押さえ込んだまま、すっかり手が離せなくなっていたのだ。
「みんな、ちょっと止まって? 信号が赤になっちゃったから」
激しい衝動に苛まれながら、ひたむきに学校への道のりを歩いていた矢先、恵那は不意に呼び止められてしまった。
すぐに学校へ戻らないといけないのに、横断歩道に行く手を遮られていたのだ。
先生の合図を受けるまま、クラスメート達はその場で脚を止めていた……便意を抱え込んだ恵那も、周りに合わせるように立ち尽くすしかなかった。
「は、はうぅんっ……!」
ゾクゾクゾクッ、ヒクヒクヒクンッ……!
なかなか青にならない信号を見つめながら、おかしな焦りに駆られるうちに、恵那はとんでもない現象を引き起こしてしまった。
その場に脚を止めたまま、ひとりでに下半身を震わせてしまう。
少しも身動きが取れないうちに、着々と押し寄せる欲求に屈するまま、スカートの内側でみっともない事態を招いていたのだ。
周りにいるクラスメート達の存在を申し訳なく感じながら、どうしても身を捩らせずにいられない……
ビチビチッ、グチュグチュッ。
(どうしよう、もうお尻が持たなくなっちゃって……何で勝手にウンチが出てきちゃうのよぉっ?!)
続々と押し迫る便意のせいで、恵那は思わずお尻の穴を緩めてしまった。
ひとりでに震える下半身に合わせて、お尻の穴がこじ開けられたかと思えば、押し寄せていた排泄物をひり出し始めていたのだ。
お尻の辺りに張りつく、不快な感触に震え上がらずにいられない。
まだ学校にも辿り着いてないのに、道端に立ち尽くしたまま、みっともないお漏らしをしでかしてしまった……女の子として許されない失態のせいで、あっけなく気持ちが揺れ動いてしまう。
ワナワナワナッ、ヌチュヌチュヌチュッ。
(このままじゃ、汚いウンチが全部出ちゃいそうだから……すぐにお尻を押さえなくっちゃ)
みっともない排便に戸惑いながら、恵那は必死に全身をこわばらせる。
お尻の穴から飛び出した下痢便が、お尻の谷間に絡みついた後も、緩んだお尻を少しでも閉ざそうと考えていた。
まだ学校への道のりが残っている中、これ以上汚い代物でお尻を汚したくなかったのだ……背筋を無理に伸ばしながら、お尻へと力を込め始める。
両脚をしっかりと重ね合わせながら、激しい便意の波を抑え込むつもりでいたのだ。
ヒクヒクヒクンッ……ビチチッ、ブチュブチュグチュッ。
「あ、あうぅんっ! お願いだから止まってよぉっ……ひうぅんっ!」
必死の思いで排便を堪えようとした恵那だけど、ひとりでに噴き出す下痢便をどうしても止められそうになかった。
どんなに全身を引き締めても、緩んだお尻を少しも遮られず、腸内に溜まった排泄物が、ますますお尻の穴から溢れ出してくる。
穿いている紙オムツの内側へと広がる、おぞましい肌触りを思い知らされて、おかしな悲鳴を洩らしてしまう。
もし周りにいる誰かに気づかれたら大変なのに、どうしても腰をくねらせずにいられない。
すっかり体調を崩した後、すでに便意を持ち堪える気力すら残されてなかったのだ……
ギュッ。
「ねぇ、恵那ちゃん。もしかしてお腹の調子、おかしくしちゃったの……?」
おかしな素振りを見せる恵那に気づいて、梢恵はそっと身を寄せる。
その場に立ち尽くしたまま、全身を震わせる様子など、排便をしでかした以外に考えられなかったのだ。
恵那の様子を周りに気づかれないよう、そっと耳打ちを始める。
たとえ恵那が便意に屈した後も、みっともない排便の事実を匿うつもりでいたのだ。
「梢恵ちゃん、ダメだってば。私のお尻、もう大変なことになっちゃってて……えうぅんっ!」
ヒクヒクヒクッ、ヌチュヌチュヌチュッ。
不意に梢恵から掛けられた言葉に、恵那は思わず戸惑ってしまう。
みっともない排便をしでかした後、下半身から次々と漂う、不快な異臭を梢恵に嗅がせたくなかったのだ。
紙オムツとオムツカバーを穿いた上からでも、お尻の辺りに溜まった下痢便から、鼻を曲げるような悪臭が次々と湧き上がってくる。
いくら自分を庇うためだとしても、梢恵にあまり迷惑を掛けたくなかったのだ。
「大丈夫だよ、恵那ちゃん。もし学校に着いたら、すぐ保健室まで行こうね?」
頬を震わせる恵那へと向けて、梢恵はさらに言葉を続ける。
帰り道の途中でお漏らしをした後、もし下半身の状態を誰かに気づかれたら大変だと踏まえて、学校に着くまでの間、クラスメート達から庇い続けるつもりでいたのだ。
もし学校に辿り着いたら、汚れたお尻をきれいに拭うため、一緒に保健室へ向かおうと約束を交わす。
「梢恵ちゃん、ありがとう。本当は私も大変だったの……ひゃううんっ!」
フルフルフルッ……
少しも離れようとしない梢恵に、恵那は恐る恐るお礼を返す。
みっともない排便をしでかした後、不快な異臭を漂わせているにも関わらず、少しも嫌がらずに庇ってくれる梢恵の存在を嬉しく感じていたのだ。
気づいたら信号が青になったので、梢恵に付き添ってもらいながら、再び横断歩道を歩き始める。
脚を動かすたびに絡みつく、下痢便によるおぞましい肌触りを何度も身に受けて、ぎこちない足取りを取らずにいられない……
グチュッ、グチュッ、ネチョネチョッ……
(こんなにお尻が汚れちゃってる……もしかしたら梢恵ちゃんだけじゃなくて、みんなにもおかしなニオイを気づかれちゃうかな?)
帰り道を歩きながら、恵那は気まずい思いに駆られてしまう。
クラスメート達とともに横断歩道を歩く間も、紙オムツの内側に広がった下痢便が、しつこくお尻へと張りついてくるのだ。
おかしな素振りを感づかれないよう、無理に脚を動かさないといけないのに、気づいたら腰をくねらせてしまう。
少し体勢を変えるたびに、ひとりでにお尻の穴が緩んで、腸内に溜まっていた下痢便が次々と噴き出してくるのだ。
学校へ戻る間も止められない排便のせいで、おかしな焦りに駆られずにいられない……
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