肥溜少女 体験版

珠香編 第1話

「あ、まだお替わりを持ってきてもらって良いかな?」

 お椀の給食を全て平らげた後、珠香はすぐにお替わりを続ける。
 給食の時間にどれだけお替わりが出来るか、男子達と張り合っていたのだ。
 女子達の分まで給食を横取りしようとする男子達に、どうしても負けられそうになかった。
 空になったお椀を女子達へ差し出しながら、お替わりが来るのを待ち受ける。

「頑張って、珠香ちゃん。男子達なんてやっつけちゃえ!」
「すぐにお替わりを用意するから待っててね?」

 珠香がお替わりを続ける様子を、女子達はひたむきに応援を続ける。
 目を離した隙に、給食の残りをすぐ男子達が横取りするのを、どうしても見過ごせなかったのだ……それでも男子達のようには給食を平らげられず、上手くお替わりが出来ないのを悔しく感じていた。
 代わりにお替わりを続けてくれる珠香に協力を続けることで、何としても男子達に打ち勝ってもらいたかったのだ。

「うぅっ……オレもさすがに食べ切れないかも」

 次々と給食を平らげる珠香の様子に、男子達はすっかり圧倒させられてしまう。
 他の女子なら決して負けないはずなのに、男勝りな珠香を相手にさせられて、どうしても音を上げずにいられない。
 椅子に全身を預けたまま、重たくなったお腹を思い知らされて、どうしてもお替わりを続ける気持ちが湧きそうになかった。
 自分達よりも背が低いはずなのに、どこに給食を入れているのか、思わず頭を捻ってしまう。

「ふぅっ……ごちそうさま。さすがに男子達でも、私には勝てないよね?」

 ついに打ち負かした男子達へと向けて、珠香は自慢げに言葉を投げ掛ける。
 給食のお替わりで、男子達を圧倒出来たのが嬉しくてたまらない。
 さすがに給食を食べ過ぎたせいか、重たく膨らんだお腹を抱えてしまい、椅子から立ち上がるのも苦しくてたまらない……それでも席に腰掛けたまま、男子達に打ち勝った事実を身体で噛み締めていた。

(いくら男子達が威張ろうとしたって、絶対に負けないんだから!)

 男子達へと言葉をぶつけながら、珠香は胸を弾ませる。
 女子達の期待を受けるまま、どうしても男子達に負けたくなかった気持ちのおかげで、今日も無事に給食のお替わりを続けることが出来た。
 給食のお替わりで男子達を打ち負かしたのを、心の底から喜ばずにいられない。
 さすがに食べ物を詰め込みすぎたお腹が苦しくてたまらないけど、それでも男子達に勝てた満足感の方が上回っていたのだ……

      *      *      *      *      *      *

「あ、あうぅんっ……」
フラフラフラッ……

 給食をクラス全員で片付けた後、珠香はそそくさと教室を飛び出す。
 やっとお昼休みを迎えたにも関わらず、張り詰めたお腹を抱えたまま、すぐに教室を離れないといけないのだ。
 廊下を歩くたびに重たいお腹が揺れ動いて、どうしても呻き声を洩らさずにいられない。
 無理に給食のお替わりを続けるうちに、とんでもない状況に陥っていたのだ……

ギュルギュルギュルッ、ゾクゾクゾクッ。
(どうしよう……もうウンチがしたくなってきちゃった。このままじゃ身体が持たないよぉっ!)

 身体の内側から押し寄せる感覚に、珠香はすっかり焦ってしまう。
 何度も給食のお替わりを続けるうちに、気づいたら便意を催していたのだ。
 廊下を延々と歩く間も、さすがに給食を食べ過ぎたかもしれないと思わずにいられない。
 すぐに用を足さないと、着々と押し寄せる下腹部の欲求を、いつ堪え切れなくなるかも分からないのだ。

モジモジモジッ。
(とりあえず、トイレでウンチを出しちゃえば……きっとお腹も落ち着くよね?)

 ひたすら廊下を歩き続けるうちに、珠香はついにトイレへと辿り着くことが出来た。
 やっと用を足せそうな状況を迎えられて、思わず肩を撫で下ろしてしまう。
 給食のお替わりで男子達を打ち負かした後なので、女子達の前で情けない姿など見せられそうになかった。
 抱え込んだ便意を静めるため、すぐにトイレへと入り込むつもりでいたのだ。

(あっ……そう言えば先生から、花壇でウンチするように言われてたんだっけ?)

 トイレへと駆け込もうとした矢先、珠香は途中で脚を止めてしまう。
 どうしてもトイレに入れない、とんでもない事情を抱え込んでいた……女子達全員で花壇の手入れを続けるよう、先生に頼まれたのを思い出していたのだ。
 便意に苦しめられている中、どうしてもトイレを使えない状況に焦ってしまう。
 いくら自分達に課せられた行為でも、まさか屋外で下半身を晒したまま、花壇で排便をしでかすなど、いくら男勝りな性格でもためらわずにいられない……

フラフラフラッ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

 少しだけためらいながら、珠香は仕方なくトイレから遠ざかってしまう。
 下腹部の欲求を抱えたまま、両手でしっかりとお腹を押さえ込んで、今度は渡り廊下へと向かい出す。
 すぐ横にトイレがあるにも関わらず、花壇の手入れを頼まれたせいで、どうしても入れないのを悔やまずにいられない……それでも女子達全員に課せられた約束を、自分だけが破るなど出来そうになかった。
 再び廊下を歩く間も、たどたどしい足取りを見せてしまう。

(本当にこれから、花壇なんかでウンチをしないといけないの? もうお腹だって、すっごく苦しくてたまらないのに……)

 延々と渡り廊下を歩く間も、珠香はすっかり思い悩んでしまう。
 先生に言い渡されるまま、本当に花壇で排便をしてしまうのかと、どうしても考え込まずにいられない。
 たとえ男勝りな性格でも、屋外で下半身を晒したまま、排便をしでかすなど嫌でたまらないのだ。
 おかしな焦りに駆られながら、それでも着々と押し寄せる便意を解き放つため、何としても花壇へ向かうしかなかった。
 重たく張ったお腹を両手で押さえながら、しっかりと下半身を引き締めて、ひたすら花壇への道のりを歩き続ける。
 どんなに恥ずかしい思いに苛まれても、自分達に課せられた役割をどうしても拒めそうにないのだ……

      *      *      *      *      *      *

「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……今はまだ、誰もいないよね?」

 渡り廊下を歩き続けるうちに、珠香はついに花壇へと辿り着くことが出来た。
 激しい便意を抱え込みながら、無事に用を足せる場所へと向かえて、やっと気持ちを落ち着かせられる。
 花壇へと肥料を与えるために、これから屋外で排便を始めないといけないのだ。
 お昼休みにも関わらず、花壇にあまり人気がないのを気にしながら、周りを何度も見渡して、周りに誰もいないのを確かめる。
 もし排便の途中に、誰かが花壇へと姿を現してしまえば、女の子として決して許されない瞬間を覗かれてしまうはずなのだ……

「あ、あうぅんっ……!」
スルスルスルッ……

 何度も周りの様子を探った後、珠香はすぐ排便の準備へと取り掛かる。
 スカートの生地を腰まで持ち上げた後、穿いていたショーツを恐る恐る下ろして、お尻を露わにし始める。
 下半身を丸出しにする間も、どうしても周りの状況を気にせずにいられない。
 屋外で晒した肌へと冷たい風が吹きつけるたびに、思わず肌を震わせてしまう。

(もし誰かに見られたら、絶対にからかわれて大変なんだから……!)

 ショーツを下ろす間も、珠香はおかしな緊張に駆られてしまう。
 いくら男勝りな性格でも、年頃の女の子として恥じらいの気持ちを抱え込んでいた……もし花壇での排便をしでかす間に、丸出しにした下半身や、お尻から排泄物をひり出す瞬間などを覗かれるなど、何としても避けたい状況だった。
 何度も周りを振り向きながら、本当に誰もいないかを確かめずにいられない。
 排便をしでかす瞬間など、決して誰の前でも明かせそうにないのだ……

「あ、あくうぅんっ……!」
ゾクゾクゾクッ……

 いつ誰かが姿を現さないかを気にしながら、珠香はついに下半身を露わにしてしまった。
 今でも恥じらいの気持ちに苛まれながら、下腹部から着々と押し寄せる便意に迫られるまま、どうしても排便の準備を始めないといけなかった。
 花壇へと辿り着いた瞬間から、ますます激しい波が襲い掛かってくるのだ。
 激しい衝動に急かされる形で、下半身を露わにしたまま花壇へと踏み込んで、ついには股を開いてしまう。

「も、もう出ちゃう……くはあぁんっ!」
カクカクカクッ……ミチチッ、ムリュムリュリュッ。

 抱え込んだ便意に慌てながら、珠香はすぐに排便を執り行っていた。
 花壇を跨いだまま腰を下ろして、ほんの少し息み始めるだけで、体内からあっけなく内容物が押し出される。
 給食を無理に食べ続けた分、ひとりでにお尻の穴がこじ開けられて、腸内に溜まっていた排泄物がひり出されてしまう。
 続々と押し広げられるお尻の穴へと、熱くて堅い代物が擦りつけられるたびに、どうしても喘がずにいられない……

ムチュムチュムチュッ、ブチュチュッ。
(どうしよう、もうウンチが出てきちゃった。花壇の上でウンチをしちゃうなんて、ホントに恥ずかしいのに……)

 延々と排便をしでかす間も、珠香はおかしな焦りに駆られてしまう。
 恥じらいの気持ちを抱えながら、ひとりでに腰が震えるのに合わせて、お腹に溜まっていた排泄物が這い出る様子など、どうしても思い悩まずにいられない。
 年頃の女の子として考えられない行為を、校庭の花壇で繰り広げているのだ。
 花壇を跨ぐ間も、おかしな気まずさに駆られながら、それでも腸内を駆け巡る便意が静まるまで、当分は排便を止められそうになかった。
 とんでもない場所での排便を続けながら、みっともない姿を誰かに覗かれないか、どうしても気にせずにいられないのだ……

ミチミチミチッ、モリュモリュモリュッ。
「は、はうぅんっ……! もう出て来ないでってばぁ……!」

 気持ちが落ち着かない中、次々とひり出される排泄物に珠香は戸惑ってしまう。
 いくら先生の言いつけだとしても、花壇で下半身を晒したまま排便を続けるなど、あまりに考えられない状況だった。
 すぐに排便を済ませたいと思い込みながら、腸内が続々と揺さぶられるまま、お尻の穴から次々と排泄物が押し出されてくる。
 お尻の穴を何度も動かす間も、花壇での排便をいつまで繰り広げないといけないのかを思い悩まずにいられない。

ゾクゾクゾクッ、ヒクヒクヒクンッ……
(このままじゃウンチするところ、本当に誰かに見られちゃうって言うのに……!)

 花壇での排便を続ける間も、珠香は周りの様子が気になってしまう。
 お昼休みを迎えたせいか、校庭の方から賑やかな声が聞こえてくるのだ……花壇から少しも逃げ出せない状況の中、いつ誰かに排便姿を気づかれてしまうか、考えるだけで不安にさせられる。
 すぐ便意を収めたいはずなのに、なかなか途切れない排泄物に困惑せずにいられない。
 遠くから聞こえる声を耳にするたびに、ひとりでに背筋を震わせてしまう……

ムチュムチュブチュッ、ミチミチミリリッ。
「ひ、ひあぁんっ……! もう出てこないでよぉっ!」

 少しも止められない排泄物の様子に、珠香はすっかり慌ててしまう。
 延々と花壇での排便を続ける間、誰にも気づかれたくないのに、お尻からおかしな排泄音を立てていたのだ。
 耳障りのする排泄音が周りにも響くのを思い知らされて、気まずい思いに駆られずにいられない。
 激しい恥じらいに駆られる間も、どうしても排便を止められず、お尻の穴から続々と排泄物を押し出してしまう……

モリュモリュモリュッ、ブチュチュッ。
(何でこんなにお腹から、ウンチが沢山出てきちゃうんだろう。本当にこのままじゃ、私がウンチしてるのを気づかれちゃうかもしれないのに……!)

 花壇へと腰を下ろしたまま、延々と排便を続ける間も、珠香はおかしな焦りに駆られてしまう。
 どんなに息み続けても、少しも収まらない排便を思い悩んでいたのだ。
 排便をなかなか止められない原因を考えるうちに、給食を沢山食べ過ぎたのを思い出していた……無理に給食を押し込まなければ、すぐに排便を済ませられたと思うだけで悔やまずにいられない。
 激しい排泄音を次々と立てるせいで、花壇で続けているみっともない行為を、いつ誰かに気づかれるかも分からなかった。
 すっかり落ち着きを失った後も、延々と排便を繰り広げる間、少しも身動きが取れそうにないのだ……

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……ヤダぁっ!」

 やっと便意が静まったので、珠香は恐る恐る腰を持ち上げる。
 花壇での排便をやり遂げた後、丸出しになった下半身を取り繕わないといけないのだ。
 その場から立ち上がった格好のまま、恐る恐る後ろを振り返ると、お尻を差し向けていた花壇の様子に驚かされずにいられない。
 延々と排便を繰り広げるうちに、とんでもない状況が出来上がっていたのだ……

ヌチュヌチュッ、ムワッ……
(どうしよう、こんなに一杯ウンチを出しちゃったんだ。いくら何でも、恥ずかしくてたまらないよぉ!)

 視界に飛び込んだ代物に、珠香はすっかり困り果ててしまう。
 腰を落としていた場所へと、長くて太い固形便がうねりながら、見事に地面の上へと積み上がっていたのだ。
 自分の身体からひり出されたものだと、どうしても信じられそうになかった。
 茶褐色の色合いに濡れ光らせながら、凸凹とした表面をありありと見せつけている……延々と排便を続ける間に、ここまで大量の固形便などを出し続けていたなど、考えるだけで恥ずかしくてたまらない。
 あまりに考えられない量を目の当たりにするうちに、周りから漂う異臭も思い知らされて、思わず顔を背けてしまう。

モジモジモジッ。
「ど、どうしよう。このままじゃ私の出したウンチだって気づかれちゃう……!」

 あまりに巨大な排泄物の様子に、珠香はすっかり焦り出してしまう。
 いくら花壇での排便を言いつけられたとしても、あまりに太くて長い固形便を、まさか自分の身体から生み出された代物だったなど、誰にも気づかれたくなかった。
 おぞましい代物の存在感に怯えるまま、一刻も早く花壇から離れないといけないのだ。

スルスルスルッ……
(とりあえず、パンツだけでも穿かなくっちゃ……!)

 落ち着かない素振りのまま珠香は花壇から遠ざかる準備へと取り掛かる。
 花壇から腰を持ち上げた後も、屋外で晒したままの下半身に気づいて、すぐに覆い隠すことにしたのだ。
 とんでもない場所での排便を取り繕うために、まずは丸出しのお尻を隠すのが先だった。
 膝まで下ろしていたショーツを持ち上げる間も、ひとりでに手元を震わせてしまう。
 すぐに花壇から脱したい気持ちのあまり、どうしても焦らずにいられない……

「あ、あうぅんっ……!」
フルフルフルッ。

 慌てた拍子のままショーツを穿き込んだ矢先、珠香は途中で身をこわばらせてしまう。
 丸出しの下半身を覆い隠すために、ショーツを腰まで引き上げた矢先、おかしな感触をお尻に押しつけられていたのだ。
 ショーツの裾を摘んだまま、どうしても震え上がらずにいられない。
 慌てて下半身を取り繕ったせいで、とんでもない状態が出来上がっていたのだ……

ヌチュヌチュッ。
(どうしよう、もしかしてお尻に……ウンチが付いちゃったの?!)

 おぞましい感触を肌に受けるたびに、珠香はあっけなく震え上がってしまう。
 花壇での排便をしでかした後、少しもお尻を拭かずにショーツを穿き込んだせいで、お尻の谷間に残された汚れを、裏地に押しつけていたのだ。
 しつこく肌にこびりつく、粘ついた感触を意識せずにいられない。
 穿いているショーツをこれ以上汚さないために、恐る恐る裾を引っ張る間も、お尻の谷間に張りついた、泥のような肌触りをありありと思い知らされる。
 みっともない汚れがお尻だけでなく、ショーツにも絡みつきながら、何度も肌に擦りつけられるたびに、ますます背筋を震わせてしまう。
 汚い代物がお尻にこびりつく状況など、どうしても嫌でたまらないのだ。

ワナワナワナッ。
「ど、どうしよう。このままじゃパンツが汚れて、大変なことになっちゃうのに……!」

 お尻の谷間にこびりつく不快な感触に、珠香はすっかり悩まされていた。
 先生に花壇の手入れを頼まれた日から、今のような事態を招くはずだったのを悔やまずにいられない。
 せめてティッシュさえ用意していれば、花壇での排便をしでかした後も、お尻から汚れを拭えるはずなのだ。
 腰をくねらせるたびに、ショーツの内側で張りつく感触を身に受けるたびに、女の子としてありえない失態だと思わずにいられなかった。

モジモジモジッ。
「そうだ、今からトイレに入れば、ちょっとでもお尻をキレイに出来るかも……」

 下半身の汚れに戸惑ううちに、珠香はある考えを閃いていた。
 花壇を立ち去った後、途中でトイレに立ち寄ろうと思いつく。
 たとえ穿いているショーツを汚した後でも、お尻の間に取り残された、おぞましい汚れを取り除くつもりでいた。
 思春期を迎えた女の子として、下着をみっともなく汚したまま、午後の授業など受けられそうにないのだ……

キーンコーンカーンコーン……
「そ、そんなぁ。何でチャイムが鳴っちゃうのよぉっ!」

 トイレへ駆け込もうとした珠香へと、とんでもない事態が待ち受けていた。
 お昼休みが終わるチャイムが、花壇の方にも響いてきたのだ。
 トイレに立ち寄るどころか、すぐに教室まで戻らないといけない状況に、どうしても戸惑わずにいられない。
 もし今からトイレへと向かって、ショーツの内側にこびりついた汚れを拭おうとしても、午後の授業に間に合わなくなるはずだった。
 ショーツの汚れを取り除くうちに授業に遅れたなど、どうしても先生に告げられそうにないのだ。

フラッ、フラッ、フラッ。
「あ、あうぅんっ……」

 チャイムを耳にした珠香は、そそくさと花壇を立ち去るしかなかった。
 校庭から戻ってきた生徒達とともに廊下を歩く間も、おかしな気まずさに駆られてしまう。
 スカートで覆い隠した内側では、お尻の谷間に排泄物をこびりつかせながら、穿いているショーツをみっともなく汚しているはずなのだ。
 脚を動かすたびに、おぞましい肌触りを何度も思い知らされて、お尻へと引け目を抱かずにいられない。
 教室へ戻る間も、気づいたら頼りない足取りを取ってしまう。

ネチョッ、ネチョッ、ネチョッ……
(本当にこんな格好のまま……みんなのいる教室まで戻らないといけないなんて)

 教室へと目指して歩く間も、珠香は情けない気持ちに駆られてしまう。
 男子達と張り合う形で、無理に給食を食べ続けたせいで、お昼休みの全てを排便に費やしていたのだ。
 激しい便意に苛まれるまま、少しも花壇から離れられず、延々と排泄行為を繰り広げていたと思い返すだけで、どうしても思い悩まずにいられない。
 さらには汚れたお尻を拭うことすら出来ず、不潔な下半身のまま、これから教室まで戻らないといけないのだ。

(それに、あんなに大きなウンチを……花壇に置きっ放しにしちゃうなんて。もし私のウンチだって気づかれたら、きっと大騒ぎになっちゃうよぉ!)

 花壇でしでかした排便を振り返りながら、珠香はおかしな焦りに苛まれてしまう。
 延々と便意を解き放つうちに、気づいたら花壇の上へと、大量の排泄物を置き去りにしていたのだ。
 女の子として考えられないほどの量を、どうしても気にせずにいられない。
 たとえ花壇から遠ざかった後でも、もし誰かが傍を通りがかって、地面に横たわった固形便を見つけてしまったら……考えるだけで落ち着きを失ってしまう。
 さらには自らひり出した排泄物を、園芸委員の梢恵が後で土と混ぜ合わせるはずだと気づかされる。
  自分でも触れられないような代物を、誰かに押しつけるなど、思い返すだけでも申し訳なくてたまらない。

ヌチュッ、ヌチュッ、グチュッ。
「くうぅっ……!」

 とんでもない状況を招いてしまったと悔やむ間も、珠香はひとりでに脚を震わせてしまう。
 トイレに立ち寄る暇すら与えてもらえず、少しも拭えなかったお尻の汚れを悔やみながら、ひたすら廊下を歩き続けるしかなかった。
 花壇での排便をしでかした後、もし午後の授業に遅れて、クラスメート達にこれ以上の迷惑など掛けられそうにないのだ。
 教室へと目指す間も、ショーツの内側へと纏わりつく、不快な汚れを何度も思い知らされて、たどたどしい足取りを取らずにいられない……

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