一級おもらしフラグ建築士・体験版 心依編

第1話

「ど、どうして遅れちゃったかって言うと……ひうぅんっ!」
カクカクカクッ……

 部員達に取り囲まれる中、心依は小さな身体をますます縮めてしまう。
 ミーティングの間に指名されるまま、マラソン練習の間にどうしてペースが遅れたのか、理由を話すよう部長から迫られていたのだ。
 弱々しい表情を浮かべたまま頬を震わせて、まともな説明すら出来ずに、あっけなく言葉を詰まらせてしまう。

(ごめんな、心依。ちょっとイジワルかもしれないけど、元々は心依のせいなんだからな……?)

 すっかり追い込まれた心依の様子を、ボクはすぐ間近で見届ける。
 部長が自分達へと注目を寄せた矢先、さりげなく背後に回る形で、心依を前へと突き出してしまう。
 マラソン練習の間も全身を震わせながら、あと少しで尿意の限界を迎えそうな心依を、さらに追い込むつもりでいたのだ。
 期待したとおりに、部長が心依を呼びつけたのを胸の中で喜びながら、これから引き起こされる状況を期待せずにいられない。

「ま、マラソンの時もずっとガマンしてて……あうぅんっ!」
ヒクヒクヒクンッ……

 部長に言われるまま、マラソン練習で明らかに遅れた説明を迫られていた心依は、すっかり困り果てていた。
 その場に立ち尽くしたまま両脚を震わせて、まともな言葉すら告げられずに、あっけなく声を震わせてしまう。
 両膝をおかしなほど震わせる素振りから、周りにいる部員達もすでに気づいているはずなのに、抱え込んだ尿意をどうしても明かそうとしない。
 マラソン練習の間にしでかした不祥事を、部長や部員達に責め立てられて、相当気持ちが追い詰められているようだ。
 部員達の沈黙が続く中、心依の小さな身体が異様なほど目立っていた。
 小さな肩を震わせるまま、どれだけ心細い気持ちに苛まれているか、こわばった表情からありありと思い知らされる……

「も、もうダメぇっ……イヤあぁんっ!」
カクカクカクッ、ビクビクビュクンッ!

 何も言葉を告げられないまま、心依はおかしな素振りを見せ始める。
 その場に立ち尽くした格好のまま、不意に下半身を震え上がらせたかと思えば、弱々しい悲鳴を洩らし始めていたのだ。
 まだ部員達への説明すらやり遂げてないのに、あっけなく言葉を詰まらせてしまう。
 思わず腰を引きながら前屈みになって、細い両脚を重ねる間も、ひとりでに震え出す下半身を止められそうにない。
 部長や部員達の見守る中、とんでもない現象を引き起こし始めていたのだ……

ショワショワショワッ、ツツーッ……
(うわぁ……心依ったら、ついにオシッコを漏らしちゃったんだな?)

 傍にいた心依の様子を見つめるうちに、おかしな下半身の様子にあっけなく視線を奪われてしまう。
 両脚を小刻みに震わせたかと思えば、不意にブルマの裾から液体が零れ始めたのだ。
 ブルマの内側から次々と湧き上がる液体の正体など、心依がずっと堪え続けていたオシッコ以外に考えられなかった。
 周りを取り囲んだ部員達の注目が集まる中、どうしても尿意を堪え切れず、ついにはお漏らしをしでかした心依の姿を心配せずにいられない。
 いくら尿意に苦しめられたとしても、まさか心依が人前で粗相をしでかすなど思いもしなかった。
 ブルマの裾部分から漏れ出した、薄黄色い液体が太股から足首までを伝いながら、立っている場所へ次々と零れ落ちた後、紺色の表面を続々と濡れ光らせて、分厚い表面からも次々とオシッコを垂れ落としてしまう。
 目の前で繰り広げられた心依の失禁姿に、どうしても視線を奪われずにいられない……

「ヤダっ、心依ちゃんってば大丈夫!?」
「まさかトイレを我慢してたなんてね……」
「誰かタオル持ってない? 心依ちゃん、すぐきれいにしてあげるから……」

 ミーティングの間に繰り広げられた粗相のせいで、周りにいる部員達がすぐに慌て出す。
 その場に立ち尽くしたまま、下半身を次々と濡らす心依の元へと駆け寄りながら、お漏らしの後始末を始めるため、すっかり騒ぎになっていた。
 女子部員達が先導する形で周囲を取り囲みながら、タオルで下半身を拭ったり、すっかり打ち震える心依の介抱を続けたりを繰り返す。
 返事を待つ間も周りを取り囲みながら、ずっと注目を寄せたのを申し訳なく思いながら、心依の気持ちを慰めるつもりでいたのだ。
 まさかマラソンで遅れた理由を聞き出す間に、心依が尿意に屈するまま目の前でオシッコを垂れ流すなど思わなかったらしい。

「ご、ごめんなさいぃっ……ひっく。えうぅんっ!」
ワナワナワナッ……

 次々と寄り添う部員達の前で、心依は未だに頭を下げ続けていた。
 どうしても尿意を堪え切れず、ミーティングの途中で失禁行為をしでかした後、先輩達に迷惑を掛けたのを悔やんでいるらしい。
 女子部員達に取り囲まれながら介抱を受ける間も、溢れ出るオシッコをどうしても止められず、惨めな状況にどうしても耐えられず、ついには涙まで流し始める。
 その場で泣き崩れながら、しでかした粗相を悔やむ間も、未だに股間からはオシッコが溢れ出るらしく、膝をついた部分に水溜まりを次々と広げてしまう。
 周りを取り囲む女子部員達に遮られる中、コンクリートの表面を着々と濡らす様子をありありと気づかされる。

(さすがに可哀想なことしちゃったなぁ……あとでどうやって心依に謝ればいいんだろ?)

 下半身をオシッコで浸したまま、すっかり取り乱した心依の姿を目の当たりにさせられて、ボクはすっかり思い悩んでしまう。
 いくら心依を構いたかったとしても、さすがにイタズラが過ぎてしまったと思い知らされていた……無理に尿意を我慢させたとしても、まさか顔見知りの部員達がいる前で恥をかかせる事態など望んでなかったのだ。
 それでも周りが大騒ぎになるほど、心依が粗相をしでかした後、どんな言葉を掛ければ良いかを考えずにいられない。
 泣き伏せる心依の姿を見つめながら、もしかしたら明日から部活に顔を出さなくなるかもしれないと思うだけで、思わず気持ちが沈んでしまう……