1章 


 奏に抱えられてまま机が並んでいる所まで歩かされ上半身を机に倒された。
 そして寝かした光を手際良く机に拘束させ、足枷を着け机の脚に繋いだ。
 頭を痛くさせない為か、又はギャグのせいで垂れてくる涎の為か、頭の所にタオルが敷かれていた。
 奏は完全に机に拘束した光のスカートを捲ると尻を撫で回し始めた。
 「ふふ、可愛らしいお尻ね。女の子のお尻みたい」
 「んんむぅ……。んふぅううんぅ……」
 くすぐったそうに身体を動かし逃げようとするが頑丈に拘束されている為、微かに身体を動かす程度にしかならない。
 その仕草が奏に楽しませ満足そうに笑みを浮かべる。
 今度は、指先で蟻の門渡りや脚の付け根にそっと触れくすぐる。
 すると、奏の愛撫に反応して少しずつだが光のペニスが大きくなっていった。
 「あら、感じてきたの? さっきまで縮こまってたのにもう大きくなって」
 奏は指先で硬く勃起したペニス触れ、弄くり反応を確かめる。
 「ふぅんん……。んんっ、んふぅぅ……」
 始めて他人に自分のペニスを触られた光は恥ずかしさと快感を同時に味わい興奮していく。
 それが自分にとって今まで高貴な存在だった奏によるものだから尚更だ。
 「可愛いおちんちんね。ピクピク動いて……私に触られて喜んでいるのかしら?」
 ひとしきり光のペニスを弄んだ奏は袋からローターを取りだし光に見せつけた。
 「これ何か知ってるかしら? ローターって言って小さいけど意外と強く振動するのよ」
 光程の歳になれば自慰を覚え性に興味を持ち始めるのは普通だが、それがどういう用途なのかは知る由もない。
 奏が光に見せつける様にローターを顔に近づけスイッチを入れる。
 「んんっ……」
 震えるローターを頬に当てられ怖がった光は思わず目を閉じる。
 「今日はこれで光を可愛がってあげるわ」
 そう言って光のペニスの先端にローターをあてると光のくぐもった声が上がった。
 「ふんぅぅっ! んふううぅ……」
 自分でペニスを弄ったことはあるが、それとは全く違った刺激に身体をくねらせて逃げようとする。
 「そんな声あげちゃって。ローター気にいったのかな?」
 奏は一旦ローターを止めると今度はテープでローターを光のペニスに貼り付けた。
 そしてローターのスイッチをゆっくり回し悶える光の反応を観察し始めた。


 「んうぅぅ……、ふぅぐぅぅんん……」
 ローターが振動し出すとペニス全体が震えるような刺激が送り込まれ光は悶え始める。
 「んんっ! ……んっんっ……。んふぅぅ……」
 振動から逃げようとしてるのか、腰くねらせるがピッタリと張り付いている為に逃げることはできない。
 ローターからの振動に快楽は得ているが、何か物足りず感じてはいるものの絶頂に達するには程遠い刺激。
 焦らされている様な刺激に光は、いてもたってもいられず拘束から逃れようとするが無駄である。
 次第に光の呼吸が荒くなっていき助けを求める眼差しを奏に向ける。
 「ふふ。良い感じになってきたわね。じゃあもう1ついきましょうか」
 奏が新しいローターを取りだすとコンドームで先端を包みローションボトルを手に取り中身を光の尻に垂らした。
 冷たい感覚に小さく悲鳴を上げたが、奏はお構いなしにゴムで包んだローターを肛門のローションに馴染ませ、ペニスの方のローターを一旦止めた。
 「2つ目はこっち。さあ息を吐いて、お尻の力抜きなさい」
 奏はローターを光に入れようとする。しかし光の肛門はそれを拒んでいる。
 当たり前だが、そこは本来排出器官であり抵抗するのは普通だ。
 「あら、別に抵抗しても構わないけれど。痛くなっても知らないわよ?」
 光は抵抗を諦めたのか目を瞑り受け入れを示す様に奏に言われた通りお尻の力を緩めた。
 どんなに拒んでも無理やりローターを入れるつもりだと分かり、それならせめて少しでも苦しまない望みに賭けた方が良いと判断したからだ。
 「そう、良い子ね。大丈夫よ、私の言うとおりにしてれば痛くしないから」
 ローションをさらに垂らし緩んだ肛門の菊座の皺を延ばすように馴染ませる。
 そのまま奏がローターを押し込むとローションのおかげか、スムーズに光の肛門の中に入っていく。


 「ふふ、良い子。それじゃあ早速スイッチ入れてあげるね」
 奏がローターを操作すると光の直腸を振動が襲い始めた。
 「ふぅぅっ! んふぅはぁあああ!」
 「いいのよ、いっぱい声出して。ここら辺の教室は全部、完全防音になってるから」
 直腸の振動によって何とも言えない不快感が襲い悲鳴のような声を出した。
 そして直ぐに奏はペニスの方のローターもスイッチを入れ刺激を与える。
 「はんひぁあっ!? あ、ああぐぅぅ……! んぁああっ!」
 2つの振動が光を弄び、快楽と嫌悪感が同時に襲いかかる。
 外側と内側からの刺激に足がガクガクと震え目からは涙がこぼれおちる。
 「そんなに悶えちゃって。とても可愛いわよ光」
 ローターの振動のせいでペニスがビクっと反応し肛門が締まってしまい中にあるローターを強く感じさせられる。
 絶頂に達するには若干遠いが、徐々に快楽が高まっていく感覚が光を襲う。
 「ふぅぅんんっ……ふぅぅうううう……」
 もう光は自身の荒い息遣いと、ローターの音で奏の声が殆ど耳に入ってこない状態だった。
 「お尻の穴ヒクヒクさせちゃって。おちんちんなんかおつゆで糸ができてるわよ」
 奏の指先が震えている太股の付け根や菊座を軽くなぞったり、カウパーをすくいとり亀頭にまぶして愛撫する。
 段々と光の声が高く色っぽい声が口から漏れ始め、身体をくねらせ始める。


 「ふぅぅんっ……ん、んぅぅ……ぁうぅぅんん……」
 このままでは本当にイってしまうと思った光は助けを求め奏の方を見つける。
 「何? 女の子みたいな声だしちゃって……。大丈夫よ、ちゃんと光がイクところ見ててあげるから」
 光の耳元でそう囁き、頭を優しく撫でた。
 「んむぅうっ……! あぅぅっ! ああんむぅ……」
 耐えようと思ってもローターの責めは休むことなく続けられ確実に光を絶頂に向かわせる。
 絶頂に近づくと肛門のローターから今まで感じた事のない強烈な快楽が光を襲い始めた。
 「うぐぅ……! はふぅぅっ! んんっ!」
 後ろに回された光の両手がギュっと強く握られ、弓なりに反ろうとしている身体を拘束具が締め付ける。
 「はうぐぅうううっ! うぐぁぁああっ……! んあああああっ!」


 悲鳴のようなかすれた喘ぎ声を上げ光のペニスから勢いよく床に向かって射精した。
 「ふぐぅあああっ! ああぁ……っ! んはぁぁっ……ぁぅ……」
 射精の最中もローターが光を責め続け、尿道に残った精液を全て床に垂らす。
 奏は光のペニスが全部出しきったのを確認するとローターの振動を止めた。
 長い間ローターに責められた光はまだ少し身体を震わせ朦朧としている意識の中、余韻を味わっている。
 だが、肛門に入れられたローターを抜かれると嫌でも意識を覚醒させられた。
 「ほら、これが光の中に入ってたのよ。ふふ、まだ少し暖かいわね」
 奏はローターを包んでいたコンドームを抜き取りまだ微かに暖かいそれを光の頬に当てた。


 そしてようやく光を拘束していた手枷や足枷、ギャグが外され身体に自由が戻った。
 「お尻気持ちよかったかしら? 男の子の中にはアナルの快楽が忘れられなくて自分からおねだりする子もいるのよ」
 確かに光は擦る自慰とは違う大きな快楽を感じたが、同時にその快楽が怖くもあった。
 素直に答えを言えるはずもなく赤くなった顔を伏せていると奏がスカートの上から光の穴を弄る。
 「あっ……。だめ……」
 「服の上からでも感じるの? ……もう少ししていたいけど今日はもう終わりね」
 少しだけ光を弄った奏は部室棟のとある小さな部屋に連れてかれ光は荷物と着替えを返して貰った。
 「とても可愛かったわよ光。明日もあなたを可愛がりたいわ」
 奏が背中から光を抱きしめ耳元で囁いた。
 「え……、明日も……ですか?」
 「ええ。明日の放課後、校門の前で待ってるから学校サボったりしちゃダメよ?」
 光は返事を少しの間考え、やがて小さな声で「はい」と答えた。
 小部屋には入口の他に校外への裏口があるようで、奏が裏口の鍵を開けた。
 奏はそこから光が出て行くのを見届け、明日の予定を考え始めた。