生意気な風紀委員でも催眠術には逆らえない 体験版

第2話

コトンッ。
「紗代、これを全部飲んでもらえるかな?」

 紗代のとんでもない瞬間を拝むために、ボクはある下準備へと取り掛かっていた。
 一人だけで待たせていた紗代へと、自販機で買ってきたジュースを差し出しながら、中身をすべて飲み干すよう口にする。
 これから繰り広げようとする行為の下準備として、どうしても紗代に水分を摂ってもらう必要があるのだ。
 言いつけたとおりに資料室へと留まったまま、おかしな行為を迫っても平然と付き従ってしまう紗代なら、きっとこなしてくれるはずだろう……

「か、かしこまりました……んんっ」
コクッ、コクッ、コクッ……

 ボクが手渡したジュースを、紗代はためらいもなく受け取っていた。
 何気なく蓋を開けると、中に入っていたジュースを一気に飲み込む。
 ペットボトルの容器を少しずつ傾けながら、次々とジュースを流し込む紗代の口元に思わず視線を吸い寄せられてしまう。
 きっと中身も冷たいはずなのに、何の疑いも持とうとせず、命じたばかりの言いつけをこなすために淡々とジュースを飲み干す紗代の素振りをしっかりと見届ける。

(ふふっ、こんなに一気に飲んじゃって。ジュースをおごってやった分、恥ずかしい姿をたっぷりと見せてもらうからな……?)

 紗代がジュースを飲み込む様子をじっくりと見据えながら、ボクはおかしな物思いに耽っていた。
 大量に水分を摂ることで、これから紗代の身に引き起こされるはずの状況を思い浮かべるだけで気持ちが昂ぶってしまう。
 朝から肌寒い上に、冷たいままのジュースを飲み込んでしまえば、紗代がどんな状態に陥ってしまうか、すでに本人も自覚しているはずだ……自らを窮地に追い込んでいるはずなのに、言いつけたとおりにジュースを飲み干そうとする紗代の姿に、おかしな期待を込めずにいられない。
 半リットルもあるジュースを飲み切る頃には、きっと紗代の下半身もしっかりと準備が整っているはずだ……

「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……うぅっ!」
フルフルフルッ……

 ずっと心待ちにしていた状況を、ついに紗代は迎えてしまった。
 ジュースをすべて飲み干した後も、資料室の中で過ごすよう言いつけている間に、おかしな素振りを取り始めたのだ。
 その場に立ち尽くしたまま身震いを繰り返して、すっかり落ち着きを失った紗代の様子など関心せずにいられない。
 もう少し時間が掛かるかもしれないと思っていたのに、想像した以上に早く引き起こった現象を堪えようと、苦しそうな表情まで浮かべているのだ。

「紗代、一体どうしたんだ? さっきから震えてるみたいだけど……」

 頬をこわばらせる紗代に、ボクはさりげなく質問をぶつける。
 紗代がどんな事態に見舞われたのか、すっかり落ち着きを失った様子から丸分かりだった……それでも、何としても紗代自身の口から聞かせてもらうつもりでいたのだ。
 決して普段なら口にできないような事実でも、催眠術に嵌まった今なら本当に明かしてくれるのか、つい気にせずにいられない。
 返事を待ち受ける間も、紗代はその場に立ち尽くしたまま太股を小刻みに震わせて、辛そうな表情まで浮かべてくるのだ。
 下半身に押し寄せた状況を本当に明かしてしまうのか、紗代の様子に思わず注目させられる。

「ご、ごめんなさい。私、あまり我慢できそうにないから……おトイレに、行かせてもらえませんか?」
モジモジモジッ。

 ボクが期待していたとおりに、紗代はとんでもない下半身の事情を打ち明ける。
 スカートの上から股間を押さえ込んだまま、自ら尿意を訴えているのだ。
 トイレに行かせて欲しいと訴える間も、頬を赤らめながら、すぐに顔を俯かせてしまう……どうやら催眠術に掛かっていても、誰かに尿意を明かすのが相当恥ずかしいらしい。
 普段なら決して見せないような、あまりに情けない紗代の素振りを見つめるうちに、たまらない優越感に駆られてしまう。

「そんなに紗代はトイレに行きたいのか。でも、困ったなぁ……トイレだって掃除したばかりなのに、紗代が使って汚すのも申し訳ないだろう? 掃除当番の迷惑にならないよう、別の場所で用を足してもらいたいんだ。ちょっとだけ付き合ってもらえるかな?」

 紗代が恥ずかしげに明かした訴えを、ボクは平然と跳ね除ける。
 頬を赤く染めながら、紗代が自ら尿意を打ち明けるだけでも面白いには面白いかもしれない……けど、このまま紗代をトイレに向かわせるなんてあまりにも勿体ない。
 はしたない瞬間を拝むため、別の場所で用を足してもらうつもりでいたのだ。
 掃除したばかりのトイレをすぐ使って汚すのも良くないはずだと踏まえた上で、両脚を小刻みに震わせる紗代を資料室の外へと連れて行く。

「た、確かにそうですね。私が我慢できるうちに、用を足せる場所まで案内してもらえますか……うぅっ!?」
クネッ、クネッ、クネッ……

 ボクに言われるまま、紗代は震える脚のまま廊下を歩き出す。
 別に掃除したばかりでもトイレを使っても構わないはずなのに、少し無理があるかもしれないと思っていた理由でも、催眠術に掛かった今ならあっけなく聞き入れてしまうようだ。
 物静かな廊下を延々と歩き回る間も、両脚を捩らせながら肩をこわばらせる紗代の素振りから、どれだけ激しい尿意を抱えているかが嫌でも伝わってくる。
 なかなか用を足すための場所へ辿り着けないのを焦っているのか、何度も腰をくねらせながら、ついには弱音まで洩らしてしまうのだ。

「そんなに急かさないでよ、ボクもトイレ以外で用を足すための場所を探してるんだからさ。ちゃんと連れて行くから、それまでしっかりと我慢するんだぞ?」

 紗代の素振りをしっかりと見据えながら、ボクは延々と校舎内を歩かせる。
 抱え込んだ尿意に紗代がどれだけ焦っているかを分かっていながら、さらに気持ちを追い詰めるつもりでいたのだ。
 一緒に廊下を歩き回る間も、トイレを通り過ぎるたびに視線を泳がせる紗代の様子が面白くてたまらない。
 どうやら恥じらう余裕すらないほど、用を足したくてたまらない紗代をどこまで追い込めるか、考えるだけで気持ちが昂ぶってくる……

      *      *      *      *      *      *

「さぁ、着いたぞ。ここならボク達以外、誰も来ないはずだし。すぐに用を足してみるんだ」

 我慢できる限界まで激しい尿意を抱え込んだ紗代を相手に、ボクはとんでもない行為を迫り出す。
 校舎裏まで連れ出した後、その場で用を足すよう命じていたのだ。
 すでに廊下を歩き続けることすら苦しそうな状況まで追い込んだ後なら、きっと目の前で放尿を繰り広げてくれるだろう。
 その場に立ち尽くす間も両脚を重ね合わせたまま、すっかり身を縮ませた紗代の素振りに期待せずにいられない。

「そ、そんな……本当に私、こんな場所でオシッコしないといけないの!?」
ヒクヒクヒクッ……

 ボクの言葉に耳を傾けながら、紗代はすっかりうろたえてしまう。
 すでに下半身が激しい尿意に見舞われているはずなのに、どうやら人前で放尿を繰り広げるのが恥ずかしいらしい。
 自分達しかいないはずの周囲を何度も振り返りながら、ついには昇降口の方へと身を乗り出してしまう。
 すでに脚を持ち上げることすら大変なのに、未だにトイレで用を足すつもりでいるようだ。

「どうしたんだ、紗代。まさか今さらトイレに戻るつもりなのか? 途中で我慢できなくなっても大変だし、ボクだって見張ってあげるから。すぐにオシッコを済ませちゃおうよ?」

 校舎裏での放尿をためらう紗代へと、ボクはさらに言葉を切り出す。
 どんなに紗代が嫌がっても、何としても目の前でオシッコを垂れ流す瞬間を拝ませてもらえないと気持ちが収まりそうになかった。
 すでに我慢を続けるのも苦しい状態まで追い込まれた後、トイレに向かおうとしても手遅れなはずだと踏まえた上で、誰かが来ないよう見張っていると良い寄りながら、すぐ用を済ませるよう急かしてみせる。
 未だに周囲を振り返りながら、なかなか落ち着きを取り戻そうとしない紗代へと言葉を畳み掛けてでも、無理にでも恥ずかしい行為をやり遂げてもらうつもりでいたのだ。

「そ、そうですね。すぐ、済ませますから……はうぅんっ!?」
モジモジモジッ、スルスルスルッ。

 ボクの言葉に耳を傾けながら、紗代は恐る恐る返事を返す。
 未だにためらっているのか、ぎこちない素振りのままスカートの裾を持ち上げて、下半身を覆っていたショーツへと手を掛ける。
 どうやらすぐ側にいるボクの存在が気になるのか、なかなかショーツを下ろそうとせず、指先を震わせながら全身をこわばらせて、なかなか手元を動かそうとしない。
 人前でオシッコをする行為の恥ずかしさを思い知らされた後も、どうやら我慢の限界が近づいているのか、ついにはボクがいる前なのに、ショーツを膝まで引きずり下ろして、目の前で下半身を晒してしまう。

「も、もうダメぇっ……ひうぅんっ!?」
カクカクカクッ、プシャアアアァァァ……!

 情けない悲鳴を洩らしながら、紗代はついに放尿を繰り広げてしまう。
 丸出しにしたお尻を突き出した格好のまま、その場に腰を下ろして、ついに大事な部分からオシッコを溢れさせてきたのだ。
 はしたない水音が次々と響き渡る中、さらけ出した下半身を僅かに震わせながら恥ずかしげに身を縮ませる。
 なかなかオシッコの勢いが途切れそうにないので、誰かが何かの拍子にやってこないかと心配になってくる……しゃがんだ格好のまま肩をこわばらせる様子から、きっと紗代も焦っているんだろう。
 今にも悲鳴を張り上げそうなほど、すっかり弱り果てた表情を浮かべているのに、目の前で繰り広げた排尿をなかなか収められないらしい。

パタパタパタッ、ピチャピチャピチャッ。
「その調子だぞ、紗代。ずっと我慢してて苦しかったはずだし、溜まっていたものすべてを出し切るんだ」

 恥じらう紗代の下半身へと、ボクは夢中になって視線を向けていた。
 我慢の限界を迎えて、後者裏で下半身を晒したままオシッコを垂れ流す紗代の様子など、決して見過ごせそうになかった。
 未だに顔を俯かせたまま頬を赤らめる紗代も構わず、大事な部分から続々と飛び出すオシッコの様子をじっくりと眺める……きれいな曲線を描きながら、前の方に水溜まりを作り上げて、薄黄色い色合いを見せつける様子に思わず気持ちが吸い寄せられてしまう。
 ずっと尿意を堪えていたせいか、なかなか途切れないオシッコの勢いや、陰毛の表面に滴を纏わりつかせる様子、さらには間近で視線を浴びせるたびに恥じらう紗代の表情も注目せずにいられない。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅんっ」
チョボチョボチョボッ、フルフルフルッ……

 その場にしゃがみ込んでから数分後、紗代はついに排尿をやり遂げたらしい。
 両脚の間から勢い良く溢れさせていたオシッコが段々と勢いをなくして、ついには股間から少しずつ滴を零すだけに収まっていた。
 無事に尿意を静めた後も、足元に出来上がった状況を見つめたまま、あっけなく声を震わせてしまう。
 延々とオシッコを垂れ流すうちに、大量のオシッコによる水溜まりを足元に広げていたのだ……激しい尿意に駆られるまま、寄りにも酔って校舎裏で放尿を繰り広げた事実が今でも恥ずかしくてたまらないようだ。

「ちゃんとオシッコは済ませたのか? もし誰かに見られても大変だし、すぐにここから逃げないとな……」

 頬を赤らめる紗代も構わず、ボクは平然と下半身の様子を覗き込む。
 排尿をしでかす瞬間をたっぷりと拝ませてもらえた上、出したてのオシッコによるニオイも堪能できたので、そろそろ紗代を解放するつもりでいたのだ。
 オシッコを股間に滴らせたまま、露わにした下半身を震わせる紗代の様子をさりげなく窺いながら、つい頭を捻らずにいられない。
 すでにオシッコも出し尽くしたはずなのに、紗代が何故か身支度を調えるどころか、少しも腰を持ち上げようとしないのだ。

「ご、ごめんなさい。オシッコだけじゃなくて、後ろの方も……あくうぅっ!?」
ガクガクガクッ……ミチチッ、ミリミリムチュッ。

 ボクへと言葉を交わしながら、紗代はとんでもない行為を繰り広げてしまう。
 目の前で排尿を繰り広げたばかりなのに、決して人前では見せられないような瞬間までさらけ出してきたのだ。
 お腹が苦しいと洩らしながら両手で下腹部を押さえ込んで、さらにお尻を突き出したかと思えば、ついには息み始めて、尻穴から茶褐色の内容物を次々と押し出してくる。
 どうやら放尿だけでなく、排便までボクのいる前でしでかしてしまったらしい。

「あ、あんまり見ないでください……く、くひいぃんっ!」
ムリュムリュムリュッ……ビチャンッ!

 おかしな訴えを口にしながら、紗代は次々と排泄物をひり出してしまう。
 排泄物が飛び出すのに合わせて、窄まっていたはずの肛門が異様に広がって、表面がひび割れた固形便が次々と伸びてきて、その場へ続々と垂れ落とす。
 地面に広げたばかりの水溜まりからオシッコの滴が飛び散るたびに、紗代の体内に溜まっていた代物の重々しさをありありと思い知らされる。
 顔を俯かせたままか細い声を洩らしてしまうほど、排尿をしでかす時とは比べものにならない恥ずかしさに苛まれながら、人前での排便を少しも止められない紗代の様子を目の当たりにさせられて、すっかり意識を奪われてしまう。
 まさか排便の瞬間まで拝ませてもらえるなど、さすがに想像すらつかなかった……

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
モゾモゾモゾッ。

 弱々しく息を切らしながら、紗代はスカートのポケットを探り出す。
 どうやら便意が収まったのか、これから尻穴を拭うつもりらしい。
 ティッシュを取り出そうとする間も、お尻を突き出した格好のまま、未だに腰を引っ込めようとしない……どうやら太いものを何度もひり出し続けたせいか、さらけ出している肛門にしっかりと茶色い汚れがこびりついている。
 鼻を曲げるようなニオイまで漂い始める中、すぐに下半身を取り繕いたいはずなのに、なかなかティッシュを取り出せずに焦っている様子が面白くてたまらない。

「もしティッシュを切らしてるなら、ショーツでお尻を拭いたらどうだ?」

 すっかり慌てている紗代へと、ボクはおかしな提案を持ちかける。
 お尻にこびりついた汚れを、足元まで下ろしていたショーツで拭うよう誘い出す。
 もしかしたらポケットにティッシュを入れ忘れたかもしれないと気づいて、別の代物を使って後始末をするよう仕向ける間も、紗代のお尻へと視線を奪われてしまう。
 人前で排便をしでかすような、恥ずかしい真似を繰り広げた事実を、紗代が意識を取り戻した後も知らしめてやる必要があるだろうと考えて、穿いていたショーツをたっぷりと汚して、その場へ置き去りにしてもらうつもりでいたのだ。
 思いついたばかりの行為を本当に紗代がこなしてくれるか、つい気にせずにいられない。

「か、かしこまりました。鞄に入れっぱなしにしてたみたいで……んんっ!」
スルスルスルッ、コシュコシュコシュッ。

 ボクに命じられるまま、紗代は考えられない行為を繰り広げてしまう。
 どうやら思っていたとおりにティッシュの準備を忘れていたらしく、ショーツを使ってお尻の汚れを拭うつもりでいるらしい。
 その場から立ち上がったかと思えば、下ろしていたショーツを両脚から引き抜いて、そのままお尻へと差し向ける。
 お尻の谷間にショーツを押し当てるたびに、白かったはずの生地が茶色く汚れる様子や、後ろにいるボクの存在に焦っているのか、ますます顔を赤らめる紗代の表情にますます視線を吸い寄せられてしまう……

      *      *      *      *      *      *

「……あれ、私ってばどうして。こんな場所に来ちゃってたの?」

 ボクが催眠を解くと、紗代はすぐに正気を取り戻す。
 資料室で帰り支度を整えていたはずなのに、いつの間に校舎裏へ向かっていた事実に戸惑っているらしい。
 つい先ほどまで目の前で繰り広げていた行為を忘れているようなので、何としても思い返してもらわないといけないようだ。
 未だに状況を飲み込めずにいる紗代の様子を見据えながら、どんな言葉を切り出そうかと考えを巡らせる。

「駒ヶ谷さんってば、一体どうしたんですか? たまたま見回りしてたら、こんなものを見つけちゃって大変なのに……それにしても、一体誰がこんなことをしちゃったんでしょうね?」

 何も事情を知らない紗代に、ボクはさりげなく言葉を交わす。
 校舎裏へ置き去りになった排泄物を、どう後始末すれば良いかを困っていたところだと訴える。
 オシッコによる水溜まりが広がった真ん中に、太くて長い排泄物が積み上がっていて、さらには傍らに茶色く汚れたショーツまで置かれた様子を見せてしまえば、さすがに紗代も気づくはずだ。
 まだ自覚を持てずにいる紗代が、気づかぬ間にしでかした行為をどう受け止めるか、つい興味をそそられずにいられない。

「こ、これは……! わ、私が片付けるから。あんたは絶対に手を出さないでよ!?」
ワナワナワナッ……

 ボクの言葉に耳を傾けた途端、紗代はあっけなくうろたえてしまう。
 校舎裏に置かれた汚物の正体を、とんでもない形で思い知らされてしまったらしい……ずっと穿いていたはずのショーツを失った代わりに、何故か排泄物の傍らに、汚れた状態のまま置かれていれば、嫌でも自分のものだと気づくはずだ。
 目にするのもためらうような代物にも関わらず、ついには自分だけで後始末を済ませたいと口にする。
 どうやら校舎裏へとひり出した排泄物や、茶色い跡がこびりついたショーツの持ち主が紗代自身だと言う事実を何としても気づかれたくないらしい。

「本当に駒ヶ谷さんだけで大丈夫ですか? でも、そこまで言うなら任せちゃいますね……」

 率先して排泄物を片付ける紗代の様子を、ボクはそっと見届けていた。
 寄りにも寄って校舎裏ではしたない排尿や排便をしでかした事実を伏せたいあまりに、ぎこちない素振りで汚物を始末しようとする紗代の素振りなど、見ているだけで面白くてたまらない。
 どんなに認めたくなくても、太い形状を保った固形便が自らの身体からひり出した代物だと、紗代自身も否応なく思い知らされているはずだ。
 気丈に振る舞いながら、自らの恥部を必死に取り繕おうとする紗代の行動を振り返るだけで、ますます興味をそそられてしまう。

(さて、紗代の面白い姿も見せてもらえたし……今度はどんな悪戯を仕掛けちゃおうかな?)

 すっかり慌てている紗代の様子を見つめながら、ボクはおかしな物思いへと耽っていた。
 あまりに致命的な醜態まで晒してしまった紗代を、これからどんな方法で立場を貶めようかと考えずにいられない。
 想像した以上にはしたない瞬間まで自らさらけ出す紗代が相手なら、きっと催眠術を振るうたびに、とんでもない瞬間を拝ませてもらえるはずだ。
 自らひり出した汚物を片付ける以上の、とんでもない状況へと紗代を追い込めると思うだけで、ますます気持ちが漲ってくる……