男の娘矯正学園〜新入生男子は恰好の餌食〜 体験版

第3話

スルスルスルッ、プルンッ。プシャアアアァァァ……
「あ、あふぅっ……」

 放課後の校舎裏へと佇んだまま、茶嶋さじま 千歳ちとせははしたない行為をしでかしていた。
 左右を振り返りながら、周りに誰もいないかを確かめると、制服のズボンを恐る恐る下ろしてしまう。
 下半身を露わにする間も腰をくねらせずにいられないほど、はしたない欲求に駆られていたのだ。
 さらけ出したオチンチンをそっと摘むと、すぐに下半身を震わせて、ずっと我慢していた尿意をすぐに解き放つ。

チョボチョボッチョボッ……
(もし誰かに見つかっちゃったら大変だけど……しょうがないよね。どうして女子トイレばかりで、男子トイレがどこにもなかったんだろう?)

 延々と放尿を続ける間も、千歳は思わず声を震わせてしまう。
 いくら男子トイレをなかなか見つけられなかったとしても、校舎裏で下半身を丸出しにしたまま用を足す状況に気が引けていたのだ。
 思春期を迎えた年頃にもかかわらず、トイレを上手く我慢できずにいる自分自身があまりに情けなくてたまらない。
 いつまで我慢できなくなるかも分からなかったので、上履きのまま渡り廊下から校舎裏に飛び出して、目立たない場所で秘かに用を足してしまっている状況を振り返りながら、つい肩を落としてしまうのだ。

パタパタパタッ、フルフルフルッ。
「んんっ……!」

 延々とオシッコを垂れ流しながら、千歳はすっかり落ち着きを失ってしまう。
 やっとの思いで用を足したのは良いけれど、なかなか放尿が止められそうにないのだ。
 あまりに勢いが良すぎるオシッコの様子を見届けながら、つい思い悩まずにいられない。
 何とか間に合わせることができたのに、一息つく余裕すら保てそうにないのだ。

(まだオシッコが出てきちゃうの……? このままじゃホントに、誰かに気づかれちゃうよぉ!)

 なかなか途切れようとしないオシッコの勢いを思い知らされて、千歳はおかしな焦りへと苛まれてしまう。
 校舎裏で立ちションしている姿など、もし誰かに見つかっても困るはずなのに、どんなに押し出してもオシッコの勢いが収まりそうにないのだ。
 次々と足元から響き出す、はしたない水音を耳にするたび、ひとりでに胸が揺さぶられてしまう。
 オチンチンを片手で支えたまま、本当に誰もいないのかを確かめようと、何度も周囲を振り返っていたのだ。

「……あら、あなた。そんなところで何をしているの?」

 おかしな素振りを見せる男子生徒の様子に、渡り廊下を通りがかっていた誰かが気づき出す。
 ズボンを足元まで下ろしたまま、校舎の壁に向かい合っているかと思えば、小気味良い物音を次々と立てているのだ。
 亜麻色の柔らかそうな髪を切り揃えている小柄な少年へと、そっと言葉を投げ掛ける。

「あっ、ご、ごめんなさい……はうぅんっ!?」
ヒクヒクヒクッ、チョロチョロチョロッ……

 不意に話しかけてくる誰かの声に気づいて、千歳は思わず肩を震わせてしまう。
 校舎裏でしでかした行為を知られないよう、すぐに下半身を取り繕わないといけないのに、オチンチンの先っぽからは未だにオシッコが溢れてきて、少しもズボンを穿けそうにないのだ。
 恐る恐る後ろを振り返った途端、あっけなく背筋をこわばらせてしまう。
 大人の女性らしい雰囲気を醸し出している、白衣姿の保健教師を前に、寄りにも寄って放尿の瞬間を晒してしまったのだ。

「やだ。ここ、おトイレじゃないのよ。どうしてオシッコなんてしちゃったのかしら?」

 うろたえる千歳も構わず、保健教師は平然と注意を浴びせる。
 どんなに腰をくねらせながら、千歳が下半身を取り繕おうとしても、オチンチンから続々とオシッコを垂れ流している様子がありありと丸分かりになっていたのだ。
 そっと千歳の元へと身を寄せながら、童顔で愛らしい少年がしでかした、はしたない行為をさりげなく咎めてみせる。

「あ、あうぅんっ! お願いだから見ないでください……はうぅんっ!?」
ジョボジョボジョボッ……

 平然と距離を詰めてくる保険教師に、千歳はすっかり困り果ててしまう。
 まさか校舎裏で立ちションしている様子を、年上の女性に観察させられるなど思いもしなかった。
 気まずい思いに苛まれる間も、さらけ出したままのオチンチンからは未だに、次々とオシッコが溢れ出してくるのだ。
 恐る恐る言葉を洩らす間も、はしたない水音が交ざってくるのに気づいて、申し訳ない気持ちに苛まれてしまう。

「う、うぅっ……」
スルスルスルッ……

 やっとの思いで排尿をやり遂げた後も、千歳はあっけなく肩をすくませていた。
 オシッコの勢いが収まるまでの間、放尿する様子を延々と保健教師に見せつけてしまったのだ。
 先っぽから垂れ落ちる滴を打ち払う暇もなく、下ろしていたズボンをとっさに穿き戻す間も、気づいたら手元が震え上がってしまう。
 たとえ下半身を取り繕った後でも、校舎裏でオシッコを垂れ流した事実だけはどうしても誤魔化せそうにないのだ。

ピチャピチャピチャッ。
「あらあら、こんなにオシッコで染みになっちゃって……どうしておトイレで済ませようとしなかったのかしらね?」

 肩を震わせている千歳へと、保健教師はさりげなく注意を言い放つ。
 どうしてトイレで用を足さずに、校舎裏で延々とオシッコを垂れ流してしまったのかを尋ね出す。
 たとえ男の子だとしても、屋外で放尿をしでかすなど、学園の生徒としてあまりに見過ごせそうになかったのだ。

「あ、あの……ごめんなさい。トイレを探そうとしたんですけど、どこに行っても女子トイレばっかりで……はうぅんっ」
フルフルフルッ。

 保健教師から浴びせられた指摘に、千歳は思わず言葉を詰まらせてしまう。
 たとえトイレに間に合わせられなかったとしても、校舎裏で用を済ませてしまうなど、決して許してもらえなくて当たり前だった。
 保健教師に頭を下げたまま、女子トイレがなかなか見つけられずに困っていたと明かした後も、つい背筋を震わせずにいられない。
 たとえ事情を打ち明けても、ちゃんと保健教師から許しを得られるのか、あまりに不安でたまらないのだ。

「確かに男子トイレが見つけられずに大変かもしれないわね。それでも、こんな場所でオシッコしちゃったせいで、他の生徒達に迷惑を掛けちゃってるのも分かってるわよね……茶嶋 千歳くん。もし許して欲しかったら、私とある約束を守ってもらえるかしら?」

 千歳が洩らした言い分に、保健教師はそっと耳を傾けていた。
 最近になって共学になったばかりなせいか、男子トイレの設置が間に合わなかった事実を踏まえた上で、改めて千歳へと注意を浴びせる。
 女子生徒の方が遥かに多い環境の中、まさか校舎裏で用を足すなど考えられない行為のはずだと踏まえた上で、二度と屋外で排尿をしないためにも、しっかりとお仕置きを受けるよう押し迫るのだ。

「は、はい。分かりました……うぅっ」
フルフルフルッ……

 保健教師から告げられた言葉に、千歳はすっかり観念させられてしまう。
 オシッコを垂れ流してしまった以上、ちゃんと許しを得られるまで、お仕置きを身に受けないといけないらしいのだ。
 とんでもない約束を迫られるまま、恐る恐る頭を下げてしまう。
 足元に広がったオシッコの水溜まりを見つめながら、これから保健教師にどんな行為を言いつけられるのか、考えるだけで気が重くてたまらないのだ……

      *      *      *      *      *      *

コンコンッ、ガチャッ。
「お、お邪魔します……」

 保健教師と昨日交わした約束のとおりに、千歳は保健室へと向かっていた。
 恐る恐る保健室の中へと入る間も、つい背筋をこわばらせずにいられない。
 校舎裏で立ちションをしでかしたお仕置きを、これから身に受けないといけないのだ。
 寝る前もずっと気になっていたお仕置きの内容に、ますます心配を募らせてしまう……

「ちゃんと来てくれたのね。それじゃ千歳くん、ちょっとだけおとなしくしてもらえるかしら?」

 朝早くから保健室に姿を見せた千歳へと、保健室はそっと言葉を投げ掛ける。
 すぐに傍まで来るよう言い寄りながら、早速お仕置きを始めようと言い放つ。
 昨日のような行為を二度と執り行えないよう、あらかじめ準備を整えておいたのだ。

「あ、あの。これから何を……きゃんっ!?」
シュルシュルッ、カチャッ。

 不意に保健教師から迫られた行為に、千歳は思わず戸惑ってしまう。
 腰を強引に引き寄せられたかと思えば、制服のズボンを留めているベルトを引き抜かれて、別のベルトを装着させられていたのだ。
 保健教師の手が離れた後も、つい下半身の状態を気にせずにいられない。
 どんなに振り返っても、ベルトの留め具が少しも見当たらないのだ。

「こ、このベルトは……一体、どうなってるんですか?」
モジモジモジッ。

 保健教師から仕向けられた行為に、千歳はすっかり思い悩んでしまう。
 どうしてベルトを取り替えられたのか、どんなに考えても意味合いを掴めそうにないのだ。
 あらかじめ用意していたベルトを探りながら、気づいたら落ち着きを失ってしまう。
 お仕置きの内容すら少しも聞かされてないのに、気づいたら保健教師の手によって、おかしな準備を迫られていたのだ。

「千歳くん、ベルトの留め具は一人じゃ外れないわよ。このままだと用も足せないはずだから、放課後までしっかり堪えるのよ?」

 落ち着きを失っている千歳へと、保健教師はとんでもない事実を言い放つ。
 腰に巻きつけたベルトは、決して一人では外れないよう作られていると説明した上で、あまりに過酷なお仕置きの内容を口にする。
 少しでも学園での生活に慣れるため、何と放課後まで尿意を我慢したまま過ごすよう迫ってきたのだ。

「そ、そんな……もし途中でおトイレに行きたくなっても困るのに、ホントにこのまま放課後まで我慢しないといけないんですか?」
フルフルフルッ……

 いきなり保健教師から告げられた言いつけに、千歳はますます焦り出してしまう。
 校舎裏で立ちションをしたお仕置きと称して、まさかトイレの使用を禁じられてしまうなど思いもしなかった。
 保健教師に恐る恐る質問を返す間も、つい声を震わせずにいられない。
 放課後までの長い時間、どんなに尿意を催しても用を足すことすらできない状況をすっかり思い悩んでいたのだ。

「どうしてこんな目に遭ってるか、千歳くんが一番分かってるはずよね。こうでもしないと、また校舎裏でオシッコされちゃうんだもの。放課後になったらベルトも外してあげるから、絶対にそれまでは我慢するのよ?」

 口々に文句を洩らしている千歳へと、保健教師はさらに言葉を続ける。
 もし男子トイレを見つけられずに困っていたとしても、昨日のように校舎裏で立ちションを繰り返して、学園の中を汚されても他の生徒達に迷惑が掛かるはずだと言い放つ。
 どんなに千歳が嫌がっても、あらかじめ考えていた内容のお仕置きを無理にでも仕向けるつもりでいたのだ。

「ご、ごめんなさい……し、失礼します」
フルフルフルッ……

 昨日しでかした出来事を保健教師に問い詰められた後、千歳は何も言い返せそうになかった。
 恐る恐る保健教師に謝った後、そそくさと保健室の外へと向かい出す。
 やっと保健教師の元から離れた後も、気づいたらぎこちない足取りを取ってしまう。
 これから教室に戻らないといけない中、下半身に出来上がった状態にあっけなく気を取られていたのだ。

コツッ、コツッ、コツッ……
(まさか放課後になるまで、ずっとおトイレに行けなくなっちゃうなんて……)

 廊下を歩く間も、千歳は腰に巻かれたベルトの存在をすっかり思い悩んでいた。
 保健教師が言うには、決して一人だけでは外れないよう作られているらしいのだ。
 やっと保健室から抜け出した後も、つい背筋をこわばらせずにいられない。
 本当に放課後まで尿意を我慢しないといけないのか、つい不安でたまらないのだ……

      *      *      *      *      *      *

「あ、あうぅんっ……!」
モジモジモジッ。

 保健教師からお仕置きを言い渡されてから数時間後、千歳は教室の中でおかしな素振りを取ってしまう。
 普段どおりにお昼休みをやり過ごして、何事もなく過ごしていた矢先、不意に身震いを引き起こしていたのだ。
 午後の授業が繰り広げられる間も、情けない悲鳴を洩らさずにいられない。
 周りにいるクラスメート達と同じように、しっかりと授業の内容に意識を向けないといけないのに、どうしても身悶えずにいられない事態に陥っていたのだ。

ヒクヒクヒクッ……
(どうしよう……もうオシッコしたくなってきちゃった)

 下半身に抱え込んだ感覚のせいで、千歳はすっかり余裕を失ってしまう。
 午前中は無事に乗り切ることができたはずなのに、食べた給食がいけなかったのか、気づいたら尿意を催し始めていたのだ。
 席に腰掛ける間も、気づいたら両脚が小刻みに震え上がってしまう。
 まだ当分は用を足すこともできないはずなのに、すぐにでもトイレに向かいたくてたまらないのだ。

「んんっ……!」
ブルブルブルッ……

 着々と押し迫る尿意を、千歳はひたむきに我慢し続ける。
 席に腰掛けたまま背筋を張り詰めて、しっかりと身をこわばらせていたのだ。
 まだ当分は用を足すこともできないので、なるべく下半身に刺激を与えないよう気を配らないといけなかった。
 両脚を重ね合わせる間も、少しでも気を抜いてしまえば身震いを引き起こしてしまう。

ゾクゾクゾクッ……
(ホントはもうトイレに行きたくてたまらないけど……ズボンだって下ろせないし、放課後までは何とか我慢しなくっちゃ!)

 下半身の欲求を堪える間も、千歳はますます落ち着きを失ってしまう。
 すぐ用を足さないと身体が持ちそうにないのに、たとえ授業を抜け出したとしても、用を足すことすら許してもらえそうにないのだ。
 たとえ休み時間にトイレに立ち寄ったとしても、決してズボンを脱げそうにない事実が重くのし掛かってくる。
 刻一刻と忍び寄る尿意の感覚が、あまりに恨めしくてたまらない……

      *      *      *      *      *      *

キーンコーンカーンコーン……
「は、はうぅんっ……!」

 ついに放課後を迎えたので、千歳は恐る恐る席から立ち上がる。
 着々と押し寄せる尿意を延々と堪えるうちに、やっとの思いで授業を乗り切ることができたのだ。
 抱え込んだ尿意を静めるため、すぐに教室の外へと歩き出す。
 すぐトイレに駆け込まないといけないのに、下半身を見事に封じているベルトを外してもらうため、まずは保健室へ向かわないといけないのだ。

ガクガクガクッ……
(やっと放課後になったのに。このままじゃ保健室に着くまでに間に合わないよぉ……!)

 教室の外へ向かおうとする間も、千歳はぎこちない足取りを取ってしまう。
 席から立ち上がろうとした矢先、ひとりでに両脚が震え上がってしまい、なかなか教室の外へ辿り着けそうになかった。
 延々と尿意を我慢し続けるうちに、まともに身動きを取ることすら大変な状態まで追い込まれていたのだ。
 あまり身体も持ち堪えられそうにないのに、教室の外に飛び出すことすら難しい状況など焦らずにいられない。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あくうぅんっ!?」
フラフラフラッ……

 何とか教室の外へ抜け出した後、千歳は長い廊下をひたすら歩き続けていた。
 目的地の保健室を目指して、ひたすら廊下を突き進む間も、気づいたら途中で足元を震わせてしまう。
 脚を持ち上げるのも辛い中、まだ尿意を堪え続けないといけない状況にあっけなく気持ちが追い詰められていたのだ。
 たどたどしい足取りのまま、物静かな校舎内を歩き回るうちに、気づいたら情けない悲鳴を洩らしてしまう。

(こんなに近くにトイレだってあるのに、まだ入れないなんて。このままじゃホントに、身体が持たなくなっちゃうよぉっ……!)

 保健室までの道のりを歩き続ける間も、千歳はすぐ傍にある場所にすっかり気を取られていた。
 すぐ傍に男子トイレがあるにもかかわらず、まだ遠い保健室に立ち寄らないといけない状況など思い悩まずにいられない。
 一刻も早く用を足さないといけないと分かっているのに、まだトイレで用を足すことすらできそうにないのだ。
 段々と遠ざかるトイレを振り返りながら、ひとりでに両膝が震え上がってしまう。

「あ、あうぅんっ……!」
ヒクヒクヒクンッ……

 おかしなじれったさに苛まれながら、千歳はたどたどしい足取りのまま保健室へと向かい出す。
 無事に用を足すためにも、先に保健教師の待ち構える場所へと辿り着かないといけないのだ。
 まだ立ち寄ることもできないトイレとすれ違いながら、延々と廊下を歩き続ける間も、つい腰をくねらせずにいられない。
 まともに脚を持ち上げられない中、激しさを増した尿意をどこまで持ち堪えられるか、考える余裕すら失っていたのだ。

ビュゥッ!
「きゃ、きゃうぅんっ……!」

 必死の思いで尿意を堪えながら保健室を目指していた矢先、千歳はすっかり困り果ててしまう。
 長い廊下を延々と歩き回っていた矢先、窓から不意に冷たい風が吹きつけてきたのだ。
 思わずその場に脚を止めたまま、つい身震いせずにいられない。
 半ズボンから伸びる両脚に押し寄せる肌寒さが、あまりに辛くてたまらないのだ。

……ジュワッ、ヌクヌクヌクッ。
(やだっ、どうして……オチンチンの辺りが、こんなに暖かくなっちゃってるの!?)

 小刻みに下半身を震わせた矢先、千歳はとんでもない事態に気づき出す。
 堪え難い肌寒さを思い知らされる中、何故か股間の辺りだけ生暖かい感触が広がってくるのだ。
 嫌な予感に苛まれながら、とっさに身をこわばらせる間も、股間に続々と押し寄せる感触は少しも収まりそうになかった。
 その場に立ち尽くしたまま、あまりに考えられない下半身の現象を否応なく思い知らされていたのだ。

「だ、だめだってばぁ……ひ、ひうぅんっ!?」
ブルブルブルッ、ショワショワショワッ。

 下半身に引き起こした事態に、千歳はすっかりうろたえてしまう。
 両脚の震えを少しも止められず、気づいたら失禁をしでかしていたのだ。
 オチンチンからひとりでに溢れ出るオシッコの勢いに、つい思い悩まずにいられない。
 気づいたらブリーフの内側が生暖かい液体でいっぱいになるほど、大量のオシッコを垂れ流した後だったのだ。
 下半身に続々と広がる、はしたない液体による感触をどんなに嫌がっても拒めそうにないのだ。

「お。お願いだからもう止まってってば……は、はひいぃんっ!?」
シュルシュルシュルッ、チョボチョボチョボッ。

 しでかした失禁を恥じらいながら、千歳は無理にでもオシッコを遮ろうとした。
 未だに下半身の震えが止められない中、しっかりと両脚を閉ざしながら下半身を引き締める。
 すぐにでもオシッコの勢いを止めないといけないはずなのに、気づいたらブリーフの内側だけでなく、ズボンの表面にもはしたない染みを滲ませてしまう。
 ついにはズボンの裾からひとりでにオシッコが垂れ落ちて、太股の内側を次々と這い回ってくるのだ。

「あ、あうぅんっ。どうして、勝手に出てきちゃうの……?」
ヒタヒタヒタッ、グシュグシュグシュッ。

 ついに堪え切れなかった尿意に戸惑う間も、千歳は決してお漏らしを止められそうになかった。
 抱え込んだ尿意のまま延々とオシッコを垂れ流すうちに、下半身を見事にはしたない液体で浸してしまう。
 気づいたら太股だけでなく、足首にも回ってきた生暖かい感触につい気が引けずにいられない。
 自分の意思とは裏腹に、少しも途切れる気配を見せないオシッコの勢いにすっかり圧倒させられていたのだ。

「どうしよう……こんな格好じゃ、保健室にも行けそうにないよぉ」
ヌクヌクヌクッ、ピチャピチャピチャッ……

 廊下の上で延々と排尿を繰り広げるうちに、千歳はついに尿意を静めることができた。
 ずっと自分を苦しめてきた感覚が収まったにもかかわらず、別の悩みごとに気持ちが追いやられてしまう。
 恐る恐る下半身を覗き込むと、下半身のほとんどがオシッコによって濡れ尽くしていたのだ……ブリーフの内側を駆け巡っていたオシッコがズボンにも広がって、ついには立っている場所にも派手な水溜まりを作ってしまった後なのだ。
 気づいたら陥ってしまった状況に、思わず茫然とさせられてしまう……

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