男の娘矯正学園〜新入生男子は恰好の餌食〜 体験版

第5話

「おはよう、千歳くん。ちゃんと来てくれたのね。それじゃすぐに始めましょう?」

 朝早くから保健室にやってきた千歳を、保健教師はさりげなく呼びつける。
 他の生徒達が来ないうちに保健室へ顔を出すよう、あらかじめ千歳と約束を交わしていたのだ。
 未だに肩をこわばらせる千歳へと、すぐ準備に取り掛かろうと口にする。

「あ、あの。今日は何を……きゃんっ!?」
スルスルスルッ、プルンッ。

 気づいたら保健教師に迫られた行為に、千歳は思わず慌ててしまう。
 下半身を強引に引き寄せられたかと思えば、穿いていたズボンとブリーフを一気に脱がされていたのだ。
 別に粗相をしでかしたわけでもないのに、いきなり下半身を探られてしまい、あまりに恥ずかしくてたまらない。
 保健室に待ち構えていた彼女の手によって、これからどんな行為を仕向けられるのか、まだ何も聞かされていないのだ。

「すぐ持ってくるから、そのままおとなしくしてるのよ……?」

 落ち着きを失っている千歳へと、保健教師はそっと言葉を交わす。
 両脚から引き抜いたズボンとブリーフを奪った後、下半身を丸出しにしたまま震え上がる千歳をベッドへと寝かしつける。
 昨日の出来事を踏まえた上で、特別な準備を千歳のために施すつもりでいたのだ。

モジモジモジッ……
(どうしよう、ズボンもパンツも脱がされちゃった……先生ってば、これからボクに何をさせるつもりなんだろう?)

 ベッドから遠ざかる保健教師の背中を、千歳はそっと見届ける。
 まだ保健室に入って間もないのに、気づいたら下半身の衣類を次々と引き剥がされていたのだ。
 丸出しになった下半身を誰にも見られたくないので、ベッドから少しも逃げ出せない状況など思い悩まずにいられない。
 これからどんな行為を迫られてしまうか、考えるだけでも不安でたまらないのだ。

「お待たせ、千歳くん。早速だけど、これを穿いてもらえるかしら?」
カサカサッ。

 すっかり困り果てている千歳の元へと、保健教師は再び身を寄せてきた。
 あまり千歳を心配させても大変なので、すぐにベッドの方へと引き返しながら、あらかじめ用意した代物を差し出してみせる。
 千歳が昨日のような失敗を繰り返さないよう、特別な下着を用意していたのだ。

「そ、そんな。どうして……紙オムツなんて持ってきたんですか、きゃんっ!?」
ギュッ。

 不意に保健教師から見せつけられた代物に、千歳はますます焦り出してしまう。
 紙製の生地で出来た幅広い形状の下着など、どう見ても紙オムツ以外には考えられそうになかった。
 どうしてで赤ちゃんが身に着けるような下着などを押しつけてくるのかと尋ねる間も、つい声を震わせずにいられない。
 思春期を迎えた年頃にもかかわらず、これから紙オムツを穿かされようとしていたのだ。

「もう、千歳くんってば。おとなしくしてって言ったばかりなのに……ふふっ、すぐ紙オムツを穿かせてあげるからね?」
スルスルッ、クシュクシュッ。

 取り乱している千歳の様子も構わず、保健教師は身を乗り出してきた。
 もがき続ける千歳の下半身をしっかりと取り押さえたまま、開いた紙オムツを下半身へと押し当てる。
 どんなに千歳が嫌がっても、無理にでも紙オムツを着用させるつもりでいたのだ。

モコモコモコッ。
(いくら何でも、いきなり紙オムツを穿かせてきちゃうなんて……!)

 着々と紙オムツを押しつけられるたびに、千歳はすっかり茫然とさせられてしまう。
 どんなにもがき続けても保健教師の元から抜け出せず、気づいたら下半身を紙オムツによって包み込まれた後なのだ。
 前の部分もしっかりとテープで留められた後、段々と遠ざかる彼女の手を見つめながら、途端に情けない気持ちへと苛まれてしまう。
 まるで赤ちゃんのような格好へと、ものの見事に変貌させられてしまったのだ。

「あ、あの。どうして急に紙オムツなんて穿かせてきたんですか……?」
ヒクヒクヒクッ……

 強引に紙オムツを穿かされた後、千歳は恐る恐る質問を尋ね出す。
 学園に通っている身にもかかわらず、どうして紙オムツなどを押しつけられてしまったのか、どんなに考えても気持ちが受け入れられそうにないのだ。
 今でも傍に佇みながら、白い生地で覆われた下半身を見下ろしてくる保健教師の視線を意識するだけで、つい両脚を震わせずにいられない。
 惨めな気持ちに苛まれないために、すぐに紙オムツを引き剥がさないといけないのを分かっているのに、ひとりでに手元が震え上がってしまい、少しもテープを取り外せそうにないのだ……

「千歳くんが昨日みたいにオシッコを漏らしても平気なようにするためよ。紙オムツさえ穿いていれば、あの子達もお世話が楽で助かるはずでしょ?」

 弱々しく顔を俯かせていた千歳へと、保健教師はとんでもない事実を言い放つ。
 もし昨日のように校舎内でお漏らしをしでかしても大変なので、当分は紙オムツを穿いたまま過ごしてもらうつもりでいたのだ。
 赤ちゃんのように扱われるのを恥じらうあまりに頬を赤くしっ放しな千歳の様子を見据える間も、可愛らしくお尻を膨らませている格好につい興味をそそられずにいられない。

「そ、それは……うぅっ」
フルフルフルッ……

 保健教師から告げられた言葉に、千歳はすっかり圧倒させられてしまう。
 昨日しでかした失禁のせいで、まさか紙オムツを穿かされる羽目になるなど、あまりに考えられない事態だった。
 あまりに堪え難い仕打ちだと思い知らされた後も、何も保健教師に言い返せそうになかった……どんなに言い訳を重ねても、抱え込んだ尿意を途中で耐え切れなかった事実だけは覆せそうにないのだ。
 思わず腰を引く間も、肌に擦りつけられる紙製の生地を否応なく思い知らされる。

スベスベスベッ。
「サイズもぴったりみたいね。もうベッドから起きても大丈夫よ?」

 身を縮めている千歳へと、保健教師はそっと手を差し伸べる。
 丹念に紙オムツの裾部分を撫で回しながら、隙間が出来てないかを確かめていたのだ。
 しっかりと紙オムツを穿けたので、すぐにズボンも身に着けるよう口にする。

「は、はうぅんっ……!?」
フリフリフリッ、スルスルスルッ。

 保健教師に言われるまま、千歳は恐る恐る制服のズボンを穿いていた。
 下半身を覆っている紙オムツの存在に思い悩みながら、両脚を通したズボンを引き上げる間も、つい手元を震わせずにいられない。
 分厚い紙オムツの生地が、お尻の辺りで引っ掛かる様子をありありと気づかされていたのだ。
 はしたない格好をあまり見られないよう、すぐ下半身を取り繕わないといけないはずなのに、嫌な予感が頭をよぎってくる。

「放課後になったら、ちゃんと保健室に来ること。保健委員のみんながお世話してくれるから、安心して紙オムツを使ってね?」

 千歳がズボンを穿く様子を見届けながら、保健教師はそっと言葉を投げ掛ける。
 紙オムツを穿いたまま放課後まで過ごすよう、改めて千歳に言い聞かせてくるのだ。
 後で保健委員達がお世話をしてくれるはずだと踏まえながら、もし尿意を催したら紙オムツに頼るよう押し迫るのだ。

「そ、そんな……きゃんっ!?」
フラフラフラッ。

 保健教師から不意に言いつけられた行為に、千歳はすっかり困り果ててしまう。
 紙オムツを穿かされるだけでも恥ずかしいのに、まさか赤ちゃんのような方法で用を足す羽目になるなど、あまりに気持ちが受け入れられそうになかった。
 制服のズボン越しにも分かるほど、不格好に膨らんでいる下半身を恥じらっていた矢先、気づいたら保健室の外へと追いやられてしまう。
 ベッドから立ち上がった後、保健教師から背中を押されるまま、強引に廊下へと向かわされていたのだ。

モコッ、モコッ、フリフリッ……
(どうしよう……ホントにボク、紙オムツを穿いたままで放課後まで過ごさないといけないんだ……?)

 保健室の外へと追い出された後も、千歳はますます落ち着きを失ってしまう。
 教室を目指して延々と廊下を歩く間も、ズボン越しにどれだけお尻の膨らみが目立っているのかを今になって思い知らされていたのだ。
 脚を動かすたびに分厚い吸水体が肌に押し当てられるだけでなく、大げさなほどお尻が揺れ動く。
 いくら保健教師に言いつけられたとしても、紙オムツの着用を誰かに気づかれないか、つい緊張せずにいられない。

「あ、あうぅんっ……!?」
ブルブルブルッ……

 ぎこちない足取りのまま廊下を歩いていた矢先、千歳はあっけなく脚が竦んでしまう。
 教室への道のりを進んでいた矢先、廊下の向こう側から他の生徒が歩いてきたのだ。
 誰かとすれ違う間も、気づいたらその場に立ち止まったまま背筋を張り詰めてしまう。
 明らかに不自然なお尻の膨らみを気づかれてしまえば、内側に穿いている紙オムツの着用まで疑われるかも分からないのだ。

      *      *      *      *      *      *

「おはよう、千歳。カバンだけ置いて、一体どこに行ってたんだ?」

 何度も緊張させられながら、千歳は何とか無事に教室へと辿り着いていた。
 教室に姿を見せてきた千歳へと、クラスメート達が何気なく挨拶を交わしてくる。
 鞄だけを置き去りにしたまま、教室の外に行っていた千歳の様子がずっと気になっていたのだ。

「お、おはよう。ちょっと保健室に寄ってただけだから……はうぅんっ!?」
ヒクヒクヒクッ……

 不意に話しかけてきたクラスメートに返事を返す間も、千歳はすぐに声を震わせてしまう。
 顔見知りの相手と顔を合わせるのも気まずくてたまらない、とんでもない下半身の状態にすっかり思い悩んでいたのだ。
 なるべく怪しまれないよう気を配りながら、恐る恐る席に向かう間も、ついぎこちない素振りを取らずにいられない。
 少しでも普段どおりに振る舞わないといけないはずなのに、おかしな緊張に苛まれていたのだ。

ギュッ。
(もし紙オムツを穿いてるなんて知られたら、きっとみんなにからかわれちゃうし……放課後になるまで、何とか隠さなくちゃ!)

 椅子に腰を下ろした途端、千歳はおかしな身震いを引き起こしてしまう。
 いつものように椅子へと体重を預けたせいか、紙オムツの感触を下半身にしっかりと押しつけられていたのだ。
 紙オムツの着用を誰にも疑われないよう注意を払わないといけないのに、乾いた肌触りを意識させられて、あまりに情けなくてたまらない。
 おかしなじれったさに苛まれながら、不自然に膨らんだ下半身を誰かに疑われても困るので、休み時間の間も席に腰掛けたまま過ごし続けるしかないのだ……

      *      *      *      *      *      *

「んんっ……!」
フルフルフルッ……

 やっとの思いで午前中の授業をやり過ごしたにもかかわらず、千歳はおかしな素振りを取ってしまう。
 お昼休みを迎えて教室が賑わう間も、席へ腰掛けたまま両脚を小刻みに震わせていたのだ。
 恐る恐る周囲を振り返りながら、つい背筋を張り詰めずにいられない。
 クラスメート達が普段どおりにお喋りを繰り広げる中、自分だけがとんでもない事態に陥っているのだ。

ゾクゾクゾクッ……
(どうしよう、もうオシッコしたくなってきちゃうなんて。このままじゃ昨日みたいに、またオシッコを漏らしちゃうよぉ!?)

 気づいたら抱え込んでしまった下半身の感覚に、千歳はすっかり困り果ててしまう。
 おかしな緊張に苛まれたせいか、普段では考えられない勢いで尿意を催していたのだ。
 しっかりと両脚を重ね合わせた後も、少しでも気を抜いてしまえばひとりでに震え上がってしまう。
 昨日よりも明らかに早く引き起こされた欲求をありありと意識させられて、あまりに気まずくてたまらない……

「くうぅっ……!」
ヒクヒクヒクンッ。

 ずっと一人だけで思い悩んだ挙げ句、千歳は恐る恐る席から立ち上がる。
 このまま無理な我慢を続けても、放課後まで尿意を持ち堪えられそうにないので、すぐにでも用を足すつもりでいたのだ。
 少しずつ腰を持ち上げる間も、なかなか震えが収まらない両膝を堪えるだけでも辛くてたまらない。
 身動きを取るのも苦しい中、昨日のような失態を招かないためにも、一刻も早くトイレへ向かわないといけないのだ。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
フラフラフラッ、クシュクシュクシュッ。

 席から立ち上がった後、千歳はすぐさま教室の外へと向かい出す。
 抱え込んだ尿意を静めるため、何としても男子トイレに駆け込むつもりでいたのだ。
 大慌てで廊下に飛び出した後も、つい両脚をくねらせずにいられない。
 すでに下半身の欲求が昂ぶったせいか、トイレまでの道のりを歩くだけでも大変な状況に陥っていたのだ。

(もし、トイレに行っても……どこで紙オムツを脱げば良いんだろう!?)

 延々と廊下を歩いていた矢先、千歳は途中で脚を止めてしまう。
 たとえ無事にトイレへと辿り着いたとしても、決して用を足せそうにない事実を今になって思い知らされていたのだ。
 小便器の前で紙オムツを引き嵌がした途端、もし誰かが男子トイレへとやってきてしまえば、はしたない下着を身に着けていた事実を、すぐ相手に気づかれてしまうはずだった。
 たとえ個室に入ったとしても、一人だけで紙オムツを穿けそうにないのに気づいて、つい焦らずにいられない。

「あ、あうぅんっ……!」
モジモジモジッ。

 トイレへ向かうのをためらううちに、千歳はそそくさと教室へと引き返す。
 たとえトイレに入り込んでも、まともに用を足せない事実に気づいて、仕方なく席に戻るしかなかったのだ。
 分厚い生地によって膨らんだお尻のまま、堅い椅子に乗せる間もつい両脚を震わせずにいられない。
 催した尿意を少しも収められないまま、これから午後の授業も乗り切らなければいけないのだ。

キーンコーンカーンコーン……
(もう、次の授業になっちゃった。トイレにも行けなかったし、ホントに放課後まで我慢できるのかな……?)

 席に腰掛けたまま身をこわばらせるうちに、あっけなくお昼休みが終わってしまった。
 トイレに立ち寄ることすらできなかった態を思い悩みながら、これから普段どおりに午後の授業をやり過ごさなければいけないのだ。
 着々と押し寄せる尿意を意識させられるたびに、つい不安でたまらない。
 紙オムツによって下半身を封じられたせいで、下半身の欲求を放課後まで堪え続けないといけないのだ……あまりに途方もない時間に、思わず圧倒させられてしまうのだ。

「は、はぐうぅっ……!」
プルプルプルプルッ……

 目の前で授業が繰り広げられる中、千歳はおかしな素振りを取ってしまう。
 周りにいるクラスメート達に交ざって席に腰掛けたまま、ひとりでに両脚を震わせて、つい身を捩らせずにいられない。
 まともに授業を受けられそうにないほど、着々と押し迫る下半身の感覚に困り果てていたのだ。
 まだ授業も始まったばかりなのに、気づいたら情けない声を洩らしてしまう。

(もう、お股が苦しくてたまらないけど……まさか、みんなのいる前でお漏らしなんてしちゃいけないんだから!)

 刻一刻と強まる尿意に、千歳はすっかり苦しめられてしまう。
 昨日のような失態をしでかさないよう気を配るつもりでいたのに、結局はトイレに向かうことすらできずにいたのだ。
 どんなに下半身の感覚が辛くても、まさか授業中に失禁をしでかすわけにもいかないので、ひたむきに我慢を続けるしかなかった。
 何度も両膝を擦り合わせながら背筋を張り詰める間も、ひとりでに下半身が震え上がるたびに、ますます余裕を失ってしまう……

「や、やだっ……あぁっ!?」
ゾクゾクゾクッ、ショワショワショワッ……

 延々と尿意を堪えていたにもかかわらず、千歳はとんでもない失態を引き起こしてしまう。
 椅子の下から忍び寄る肌寒さに屈するまま身震いを起こした矢先、気づいたら股間の辺りが生温かくなっていたのだ。
 寄りにも寄って授業中に引き起こした事態など、あまりに気が気でいられない。
 ずっと体内に溜め込んでいたはずのオシッコが、自分の意志とは裏腹にオチンチンから溢れ出していたのだ。

ヌクヌクヌクッ、グシュグシュグシュッ。
(どうしよう……まだ授業中なのに、もうオシッコを我慢できなくなっちゃうなんて!?)

 授業中にしでかしたお漏らしを、千歳は否応なく思い知らされる。
 全身の力が抜けるのに合わせて、少しずつ濡れ始める股間に思い悩む間も、はしたない液体の勢いを少しも止められそうになかった。
 周りではクラスメート達が授業に意識を向けているのに、トイレの中でしか許されないような行為を、自分の席に腰掛けたまま延々と繰り広げている状況など、あまりに申し訳なくてたまらない。
 気まずい思いに苛まれるまま、再び緊張を走らせようとしても、決して下半身の震えを堪え切れそうにないのだ。

「も、もうお願いだから出ないで……ひ、ひぐうぅんっ!?」
チョボチョボチョボッ、シュルシュルシュルッ。

 ますます紙オムツの内側へと注がれるオシッコの様子に、千歳はすっかり意識を奪われてしまう。
 ずっと無理な我慢を続けたせいか、どんなに踏ん張っても決して失禁を止められそうにないのだ。
 気づいたらオチンチンの先っぽや根本だけでなく、お尻の辺りにも生温かい感触が広がってくる。
 まるで赤ちゃんのように、穿いている紙オムツに任せて、すべてのオシッコを垂れ流してしまう自分自身など、あまりに悔やまずにいられない。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅんっ!?」
フルフルフルッ。

 次々とオシッコを垂れ流すうちに、千歳はついに排尿をやり遂げてしまった。
 ずっと苦しめられていた感覚が収まった後なのに、気づいたら下半身に出来上がった格好にあっけなく気持ちを揺さぶられてしまう。
 尿意に屈するまま、延々とオシッコを溢れさせるうちに、紙オムツの内側がものの見事に濡れ尽くしていたのだ。
 授業中にもかかわらず、つい腰をくねらせずにいられない。

ヌクヌクヌクッ、モワッ。
(どうしよう……まだ授業中なのに、こんなにオシッコを出しちゃったんだ。こんなニオイなんて、もしみんなに気づかれちゃったら大変なのに……!)

 自ら下半身に作り上げた状態に、千歳はすっかり戸惑ってしまう。
 紙オムツの内側に取りつけられた吸水体が大量のオシッコを吸い込んで、さらに膨らみを増していたのだ。
 腰を震わせるたびに紙オムツからオシッコが滲み出して、濡れた感触をお尻に次々と押しつけられるだけでなく、明らかにおかしなニオイまで下半身から漂ってくる。
 制服のズボンこそ濡れてないものの、鼻をくすぐるようなニオイなどを周りにいるクラスメート達にも嗅がせているのに気づいて、あまりに申し訳なくてたまらない。

「あ、あうぅんっ……!」
ジュクジュクジュクッ、モコモコッ。

 おかしな焦りに苛まれるまま、千歳は堪え難い敗北感を否応なく思い知らされる。
 本来なら思春期を迎えた年頃にもかかわらず、まるで赤ちゃんの頃に戻ったかのように、はしたない方法で排尿をしでかしてしまったのだ。
 紙オムツの中へと垂れ流したオシッコが肌に張りつくたびに、つい背筋を震わせずにいられない。
 たとえ周りに気づかれずに済んだとしても、人前で粗相をしでかした事実だけは決して誤魔化し切れそうにないのだ……

      *      *      *      *      *      *

キーンコーンカーンコーン……
「じゃーね、また明日」
「どこまでゲームが進んだか、後で教えてくれよな?」

 はしたない失禁を悔やんでいる千歳の事情も知らず、気づいたら放課後を迎えていた。
 帰りのホームルームも済ませた後、クラスメート達は次々と教室の外へ向かい出す。
 やっと授業が終わったので、すぐに下校するつもりでいたのだ。

「くうぅっ……!」
ヒクヒクヒクッ、ジュクジュクッ。

 教室から立ち去るクラスメート達を見送りながら、千歳も恐る恐る席から立ち上がる。
 腰を持ち上げる間も、下半身に押しつけられる感触のせいで、つい両脚を震わせずにいられない。
 授業中にしでかした失禁のせいで、ますますお尻が重たくなっていた……吸水体にたっぷり含んだオシッコが、腰の動きに合わせてじっとりと張りついてくるのだ。
 無事にクラスメート達に気づかれずに済んだはずなのに、自らしでかした失態にあっけなく気持ちを揺さぶられてしまう。

モコッ、モコッ、フルフルフルッ。
(……誰も、来てないよね? こんなお尻、もし誰かに気づかれたら大変なんだから)

 物静かな廊下を歩く間も、千歳は下半身の状態にすっかり気を取られていた。
 ますます膨らみを増した下半身を抱えたまま、保健室までの道のりを突き進む間も不安でたまらないのだ。
 明らかに不格好なお尻の膨らみをもし誰かに気づかれてしまえば、紙オムツを穿いているのをいつ疑われても分からない。
 誰とも出会わないよう気を配りながら、保健室に辿り着くまでの間は、何度も重たいお尻を揺らし続けなければいけないのだ。

「こんにちは、千歳くん。ずっと待ってたんだから」
「先生から聞いたわよ、確か今日は紙オムツを穿いてるんでしょ?」
「また昨日みたいに、千歳くんのお世話をさせてよ?」

 千歳が保健室に立ち寄った矢先、すでに待ち構えていた保健委員達が次々と身を寄せてくる。
 ブリーフを脱がせた代わりに紙オムツを穿いたまま過ごしていたのを、すでに保健教師から聞かされていたのだ。
 異様に膨らんでいる下半身に注目しながら、すぐに千歳を部屋の中へと引き入れてくる。

「そ、そんなぁ……きゃんっ!?」
スルスルスルッ、フルンッ。

 保健委員達に詰め寄られるまま、千歳はとんでもない格好にさせられてしまう。
 数人掛かりで手を差し伸べてきたかと思えば、あっけなくズボンを脱がされていたのだ。
 あっけなく彼女達の前へと晒された下半身の様子に、ついうろたえずにいられない。
 授業中に垂れ流したオシッコのせいで、とんでもない下半身の状態がものの見事に出来上がっていたのだ。

モジモジモジッ、ヒクヒクヒクッ……
(どうして、いきなりズボンを脱がしちゃうの? 紙オムツの中、オシッコが広がって大変なのに……)

 自ら作り上げた下半身の状態を、千歳は今になって思い知らされる。
 大量のオシッコを含んだせいか、朝とは比べものにならないほど紙オムツが膨らみ切っていたのだ。
 さらに分厚くなった生地越しに、薄黄色い染みが浮かび上がる様子など、自分で見下ろすだけでも焦らずにいられない。
 周りにいる保健委員達から浴びせられる視線にも気づいて、ますます落ち着きを失ってしまうのだ……

「ふふっ、千歳くんってば。今日もオシッコを漏らしちゃったみたいね?」
「紙オムツもこんなに膨らんじゃって。たっぷりオシッコを出しちゃってるみたい」
「ねぇ、千歳くん。いつ紙オムツを使っちゃったのか、教えてくれるかな?」

 恥じらう千歳も構わず、保健委員達は面白半分に失禁の事実を探り出す。
 自分達だけしかいないのを良いことに、ついには千歳の制服を脱がせて、紙オムツ一枚にさせていたのだ。
 赤ちゃんのような格好にさせた千歳を相手に、いつオシッコを洩らしたのかを明かすよう尋ね出す。

「あ、あの……午後の授業中に、どうしても我慢できなくって。その……ひうぅんっ!?」
フルフルフルッ……

 保健委員達からぶつけられた質問に、千歳はすっかり困り果ててしまう。
 紙オムツの着用や失禁の事実を探られるだけでも恥ずかしいのに、さらには尿意に屈してしまった瞬間まで明かすよう強いられていたのだ。
 とんでもない内容の告白を迫られて戸惑う中、恐る恐る言葉を洩らしてしまう。
 授業中に失禁をしでかした事実を自ら明かす間も、ひとりでに全身が火照ってしまう……あまりに恥ずかしくてたまらないのに、すでに周りを彼女達に取り囲まれてしまい、思いも寄らない拍子に逃げ場を失っていたのだ。

「ありがとう、千歳くん。ちゃんと教えてくれて……クラスの誰かに気づかれなかった?」
「ふふっ、千歳くんもだいぶ素直になれたみたいね?」
「紙オムツを取り替える前に、たっぷりご褒美を与えてあげなくっちゃ?」
スリスリスリッ、クニュッ。

 千歳の口から次々と明かされる状況に、保健委員達は次々と耳を傾ける。
 穿いたばかりの紙オムツにここまで慣れ親しんでしまうなど、さすがに思いもしなかった。
 すぐに千歳のお世話を始めようと切り出しながら、平然と下半身を探り出す。
 どれだけ紙オムツの中にオシッコを溢れさせてしまったか、さらには昨日のようにオチンチンが勃起しているのか、つい興味をそそられずにいられない。

ゾクゾクゾクッ、ヒクヒクヒクンッ。
「そ、そんなぁ……きゃうぅんっ!?」

 不意に保健委員達から仕向けられた行為のせいで、千歳はあっけなく喘いでしまう。
 ただでさえ恥ずかしくてたまらないのに、いきなり下半身を弄られる羽目になるなど思いもしなかった。
 恥ずかしい目にこれ以上遭わないためにも、すぐ彼女達の手を払い除けなければいけないのを分かっているのに、気づいたら腰を引き寄せられてしまい、少しも下半身を遠ざけられそうにない。
 冷たく張りつくオシッコの感触が気持ち悪い中、心地良い指先の刺激を意識させられるたびに、つい身悶えずにいられないのだ……

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