新人OL社畜狂育 体験版
第5話
「ちゃんと身体は洗えたみたいね。それじゃ部屋に案内してあげるから、ついていらっしゃい?」
浴室から出てきた三人の前へ立ちはだかったまま、円香は平然と言葉をぶつける。
昼食の時にみっともない排便をしでかした後、約束どおりに下半身の後始末をさせるため、彼女達にシャワーを浴びせていたのだ。
ちゃんと清潔になったのか気になるせいか、夢中になって下半身を拭う様子を見届けながら、すぐ別室に向かうよう言い放つ。
「こ、こんな格好のまま外に出なきゃいけないんですか? お願いだからちゃんとした格好に……きゃんっ!?」
ガチャンッ。
円香に言われるまま通路を歩く間も、三人は周囲の様子に気を取られてしまう。
スカートを剥ぎ取られた後、ブラウスにショーツだけの格好でシャワー室から飛び出していたのだ……通路を進む間も、いつ誰かと出くわしながら、はしたない姿を見られてしまうかと心配せずにいられない。
下着姿をいつまでも晒したくないので、すぐに取り繕わないといけないのに、円香に肩を押されるまま延々と歩き続けなければいけなかった。
無防備な格好のまま首に頑丈な首輪まで嵌められているせいか、まるで囚人にでも成り下がったかのような錯覚にも苛まれてしまう。
「私が起こしに来るまで、ずっとこの部屋の中で過ごしなさい。明日は7時から研修を始める予定だから、たっぷり睡眠を取っておくのよ?」
不安そうな表情を浮かべている三人を、円香はある一室へと向かわせていた。
彼女達を部屋の中に押し込んだ後、翌朝まで決して外に出ないよう言い張りながら、すぐにベッドで寝そべるよう口にする。
「ね、ねぇ。もしかして……外から鍵を掛けちゃうつもりなの?」
「やだ、もし途中でトイレに行きたくなったら、どこで用を足せば良いのよ!?」
「いくら何でも、こんな牢獄みたいな場所に押し込めるなんて酷すぎます……」
円香の言葉に耳を傾けながら、三人は思い思いに質問をぶつける。
窓すら見当たらない密室へと閉じ込められようとする状況など、あまりに不安でたまらない……特に気になっていたのが、円香の手に握られていた鍵の存在だった。
どうやら円香が本気で自分達を一室に押し込むつもりだと気づいて、何より不安に感じていたこと――用を足したくなった場合にどうするつもりなのか、つい尋ねずにいられない。
どれだけはしたない内容だとしても、みっともない失態をしでかした後、トイレの心配が決して頭から離れそうにないのだ。
コトンッ。
「ふふっ。あれだけ派手な粗相をしでかしたばかりなのに、もうトイレの心配をしちゃうなんて本当にはしたないんだから。もし用を足したくなったら、このバケツで済ませておきなさい?」
慌てている三人のために、円香は部屋の中で用を足す方法を教えることにした。
さすがに部屋の中で粗相をしでかしても困ると踏まえた上で、あらかじめ用意していたバケツを部屋の片隅に置き去った後、もし用を足したくなったら何とバケツの中で用を足すよう言い残すのだ。
カチャカチャッ。
「そ、そんな……やっと研修も終わったばかりなのに、自由に用も足せないなんて」
「こんなバケツなんかで、どうやって用を足せば良いって言うのよ! みんながいる前で、下半身が丸見えなんて耐えられないわよ!?」
「私達の荷物も奪われちゃったし、こんな首輪まで着けさせられちゃうなんて……どうして研修の間、囚人みたいに扱われないといけないの?」
部屋の片隅に置いたバケツを見下ろしながら、三人はますます落ち着きを失ってしまう。
密室に閉じ込められるだけでなく、まさかトイレにすら行かせてもらえないなど考えられない事態だった。
自分達の荷物をすべて取り上げられた上、まるで囚人のように扱われる、あまりに理不尽な扱いなど、どんなに言い聞かされても未だに気持ちが受け入れられそうにないのだ。
「……そう言えばこの首輪、あの人もずっと巻いたままなのかな? 自分で『社畜』だって名乗っちゃうくらいだから……きっと私達が嫌がっても、許してくれそうにないかも」
鍵をしっかりと閉ざした後、部屋から段々と遠ざかる円香の後ろ姿を見送りながら、廿楽はすっかり落ち込んでしまう。
どうやら研修を通して、本当に自分達を『社畜』として仕立て上げるつもりでいるらしい……円香のとんでもない思惑を、物々しい一室や首に巻きつけられた首輪からありありと意識させされる。
常識では考えられない事態に思い悩む中、どんなに嫌がっても研修から抜け出せない事実を否応なく思い知らされて、つい肩を落とさずにいられない。
教育係の円香ですら社畜である以上、自分達の訴えなど到底聞き入れてもらえそうにないのだ。
「そ、そんな……それじゃ私達、ずっとあんな扱いを受けないといけないの?」
廿楽が不意に洩らした言葉に、果菜代は思わず文句をこぼしてしまう。
どんなに覆しようのない事実だったとしても、自分達の置かれた状況などあまりに納得できそうになかった。
どこにもぶつけようのない苛立ちを抱えるあまり、ますます落ち着きを失ってしまう。
「だって、食事中もあんな格好まで私達に見せて平気みたいだし……きっと私達にも、同じことをさせる気なんだよ」
慌てている果菜代へと、育夢はそっと返事を返す。
どうやら研修の間じゅう、自分達を『社畜』として扱うつもりらしい……円香から告げられた言葉が耳にこびりついて、どんなに頑張っても拒めそうになかった。
先ほど円香から見せつけられた醜態に圧倒させられるまま、本当に自分達も『社畜』へと成り果ててしまうのか、考えるだけで気が重くてたまらない。
「……どうしよう。本当に私達、ちゃんと研修を乗り切れるかな?」
「今日だって大変だったのに、まだ一週間もこんなところで過ごさないといけないなんて……どうして、こんな場所なんかに私達を連れてきちゃったのよ!?」
憂鬱な気分に苛まれるまま、三人は自分達の行く末を心配していた。
非人道的な内容の研修をこれからも迫られると思うだけで、つい背筋を張り詰めずにいられない……何度も排便を繰り広げながら食事を摂る以上の行為が、これからも待ち受けているはずなのだ。
囚人のような格好のまま狭い密室にも押し込められた後、誰の助けすら得られず、これから自分達がどんな目に遭わされるかと思い悩まずにいられない。
「で、でも一日だけは何とか乗り切れたみたいだし、残りも一緒に頑張りましょう……くうぅっ!」
フルフルフルッ……
同じ境遇に立たされている果菜代や育夢へと言葉を交わしていた矢先、廿楽はあっけなく言葉を詰まらせてしまう。
やっと円香の目から逃れられたばかりなのに、おかしな感覚へと苛まれていたのだ。
とっさに下半身をこわばらせた後も、ひとりでに腰が震え上がって、なかなか落ち着きを取り戻せそうになかった。
無理に会話を繰り広げる間も、立て続けに波が押し寄せてきて、段々と誤魔化し切れないほどの勢いを増してくるのだ。
ゾクゾクゾクッ、ヒクヒクヒクッ。
(どうしよう、オシッコしたくなってきちゃった……やっと身体もきれいにできたばかりなのに、どうしてなの?)
おかしな拍子に催した尿意に、廿楽はあっけなく気を取られてしまう。
シャワーを浴びた後、薄着のまま部屋の中で過ごし続けたせいか、気づいたら下半身の欲求に苛まれていたのだ。
あまりに考えられない勢いで押し迫る感覚の波など、つい思い悩まずにいられない。
どれだけ膀胱にオシッコが溜まっているのか、ひとりでに震え上がる下半身から否応なく思い知らされる。
ギュッ。
「んんっ……!」
抱え込んだ尿意を何としても堪えようと、廿楽はすぐに緊張を張り巡らせる。
しっかりと両脚を重ね合わせたまま全身をこわばらせて、身体の内側から押し寄せる揺さぶりをやり過ごすつもりでいたのだ。
下半身の欲求をひたすら堪える間も、つい外の様子を気にせずにいられない。
当分は部屋の外に出られそうにないので、なるべく我慢を続けなければいけないのだ。
(いくらオシッコしたくなっても、みんなのいる前でなんて……絶対に出来そうにないんだから!)
ひたむきに我慢を続ける間も、廿楽は言い表しようのない不安へと苛まれてしまう。
押し込められた部屋から出られないまま、二人のいる前で粗相を引き起こすかもしれない……片隅に置かれたバケツを見下ろしながら、ずっと恐れている事態を意識せずにいられない。
いくら尿意を催しても、まさかバケツで用を足せそうにないと分かっていても、他に用を足す方法が与えられない中、激しい恥じらいに掻き立てられてしまう。
あまりに考えられない格好などを、本当に人前で晒さないといけないのかと思い悩む間も、抱え込んだ尿意が収まるどころか、ますます勢いを増してくるのだ……
「ね、ねぇ。結乃原さん……もしかして、おトイレに行きたくなっちゃったの?」
落ち着きを失っている廿楽の様子に気づいて、育夢がそっと言葉を投げかける。
身を縮めたまま肩を震わせている姿など、尿意を催した以外に考えられそうになかった。
恐る恐る質問をぶつける間も、これから引き起こされる状況を予感せずにいられない。
ガチャガチャガチャッ。
「やっぱり鍵が閉まってるみたい。あの人に来てもらうしかないのかな……?」
廿楽への心配を寄せながら、果菜代はドアノブを握り締めていた。
まともな方法で用を足してもらうため、何とかして部屋の外から抜け出すつもりでいたのだ……何度もドアノブを回しているにもかかわらず、鍵が掛かっているせいか、頑丈な扉を少しも開けられそうにないと気づいて、ますます気持ちが焦り出してしまう。
いくらバケツを用意されても、まさか部屋の中で用を足す羽目になるなど、自分でも嫌でたまらなかったのだ。
「お、お願いです。このままじゃ我慢できなくなっちゃうから……お願いだから開けてください!」
ドンドンドンッ。
ついには廿楽もドアへと向かいながら、何度もノックを繰り返す。
まさか二人のいる前で排尿などできそうにないので、円香に頼み込んででも、トイレに連れて行ってもらうつもりでいたのだ。
何度も円香の名前を呼び続けているはずなのに、誰も反応を返してくれそうにないので、ますます落ち着きを失ってしまう。
ゾクゾクゾクッ、カクカクカクンッ……
「は、はうぅんっ……!」
少しも外に出られそうにない状況のせいで、廿楽はますます余裕を失ってしまった。
尿意を抱え込んだまま無理に動き続けたせいか、膨らみ切った膀胱が体内で揺れ動くたびに、あまりに苦しくてたまらない。
気づいたら陥った状況に焦る中、部屋の片隅に置いてあるバケツへと視線を吸い寄せられてしまう。
どんなに頑張っても部屋の外から出られない以上、まともな方法で用を足す方法など、たった一つしか見当たりそうにないのだ……
「ご、ごめんなさい。もう身体が持ちそうにないから……!」
スルスルスルッ。
ますます激しさを増す尿意に耐え兼ねて、廿楽はとんでもない行動を取ってしまう。
二人へと恐る恐る頭を下げた後、穿いていたショーツを脚から引き抜いて、自ら下半身をさらけ出していたのだ。
露わにした部分がひとりでに震え上がる中、はしたない格好を恥じらう余裕すら抱けそうになかった。
すぐ傍に置かれているバケツへと、まるで追い縋るように脚を向けていたのだ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅんっ!?」
ヒクヒクヒクッ、プシャアアアァァァ!
はしたない格好のまま、廿楽はついに尿意を解き放ってしまう。
しっかりとバケツを跨いだまま腰を下ろした途端、ひとりでに股間が緩み始めて、体内に溜まっていたオシッコが一気に溢れ出してくる。
ついに人前でしでかした排尿に、つい打ち震えずにいられない。
思わず俯いた後も、股の間に挟んだバケツの中から、はしたない水音が次々と響き渡ってくるのだ。
チョボチョボチョボッ、ピチャピチャピチャッ。
(どうしよう、みんなのいる前なのに……こんな恥ずかしい格好なんて見せてしまうなんて!)
延々とオシッコを垂れ流しながら、廿楽ははしたない自分自身の姿を否応なく思い知らされていた。
すぐ傍にいる二人の前でどれだけ恥ずかしい格好を晒しているかを分かっているのに、どんなにオシッコを押し出しても、なかなか排尿を止められそうにないのだ。
着々と押し迫る尿意に耐え兼ねるあまり、バケツで用を済ませるしかなかった……たとえ粗相を免れたとしても、決して人前では晒せない格好には違いなかった。
段々と尿意が静まる間も、さらけ出した下半身を小刻みに震わせながら、ますます落ち着きを失ってしまうのだ……
「ゆ、結乃原さん……きゃんっ!?」
「うぅっ……!」
ポチャポチャポチャッ、コポコポコポッ。
目の前で繰り広げられた廿楽の排尿に、二人も思わず言葉を失ってしまう。
露わになった廿楽の下半身からとっさに顔を逸らした後も、はしたない水音が部屋中に響き渡るのに気づいて、つい照れずにいられない。
たとえ避けようのない状況だったとしても、人前で排尿を繰り広げる恥ずかしさを、耳を真っ赤にしている様子からありありと伝わってくるのだ。
「ご、ごめんね。ごめんなさい。こんな汚い格好なんて、本当は見せたくなんてないのに……くうぅっ!」
ジョボジョボジョボッ、パタパタパタッ……
二人が洩らした言葉に戸惑う間も、廿楽はなかなか排尿を止められそうになかった。
部屋の中で尿意を催した後、ずっと無理な我慢を続けていたせいか、際限なくオシッコが溢れ出してくるのだ。
とっさに頭を下げた後も、二人の表情を窺うことすらできそうになかった。
延々と排尿を繰り広げる間も、他の二人がどう思っているか、気にすることすら怖くてたまらないのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅんっ!?」
スルスルスルッ。
バケツを跨いだまま排尿を繰り広げてから数分後、廿楽はやっとの思いで尿意を静めていた。
下半身が落ち着きを取り戻したので、恐る恐るバケツから腰を持ち上げる間も、つい背筋をこわばらせずにいられない……底の部分に溜まっている薄黄色い液体の様子から、垂れ流したオシッコの量をありありと思い知らされていたのだ。
はしたない事実を意識させられて戸惑う中、さらけ出した下半身を取り繕うため、すぐにショーツを引き上げようとした途端、別の事実にあっけなく困り果ててしまう。
グシュグシュッ……
(どうしよう、こんなに染みが目立っちゃって……みんなも周りにいるのに、どうしてこんな格好まで見せないといけないの?)
下半身に張りつく液体の感触に、廿楽は思わず気が引けてしまう。
バケツでの排尿を済ませた後、すぐに股間を拭わないといけないのに、紙の類が何も用意されていなかったのだ。
大事な部分を覆い尽くそうと、大慌てでショーツを穿き込んだせいで、股間の辺りにはしたない染みを滲ませてしまった。
白かったはずの生地にしっかりと染み着いた、はしたない痕跡を目の当たりにさせられて、つい全身を火照らせずにいられない……
「ご、ごめんなさい。だいぶ楽になったから……」
ヒクヒクヒクッ。
はしたない格好を恥じらいながら、廿楽は恐る恐る言葉へと頭を下げる。
バケツの中で排尿をしでかした後、何としても他の二人に許しを乞うつもりでいたのだ。
垂れ流したばかりのオシッコを部屋の中に置き去りにする事態に気が引ける中、下着越しに浮かぶ股間の染みをどう取り繕えば良いのか、つい思い悩まずにいられない。
「わ、私にもバケツを貸して! ずっと我慢してて大変だったの……あくうぅんっ!」
スルスルッ、プシャアアアァァァ……
廿楽が立ち去る代わりに、今度は果菜代がバケツの元へと向かい出す。
先ほどの排尿を見つめるうちに、あっけなく尿意を誘われてしまったのだ。
急いでにショーツを脱ぎ去った後、下半身を丸出しにしたままバケツを跨いで腰を下ろした途端、あっけなく股間が緩んでしまう。
下半身の欲求に苛まれるあまり、周りの様子を顧みる余裕すらなかったのだ。
チョボチョボチョボッ、ピシャピシャピシャッ。
(やだ、オシッコがどんどん跳ねてきちゃってる、やっときれいになったばかりなのに、このままじゃお尻が濡れちゃうじゃない!)
延々とオシッコを垂れ流すうちに、果菜代はとんでもない事実に気づき出す。
すでに溜まっている廿楽のオシッコがバケツの中で飛び跳ねながら、飛沫が次々と飛び散ってくるのだ……他人のオシッコを肌に押しつけられる感触など、あまりに不愉快でたまらなかった。
すぐにお尻を拭いたいのに、未だに尿意が収まらず、ますますバケツの中へとオシッコを注ぎ込んでしまう。
肌に張りつく液体の感触を何度も身に受けながら、どうしてバケツを一つしか用意してもらえなかったのかと思い悩まずにいられない。
「や、やだ。そっちの方まで出てきちゃうつもりなの……ひぐうぅんっ!?」
ゾクゾクゾクッ……ムリュムリュムリュッ、ボチャンッ!
何とか尿意を静めた後も、果菜代はなかなかバケツから離れられそうになかった。
排尿をやり遂げたばかりなのに、ひとりでに尻穴が緩んだかと思えば、腸内に残っていた排泄物を次々と押し出してしまう。
おかしな拍子に引き起こした排便に、つい焦らずにいられない。
激しい恥じらいに苛まれる中、腸内が揺れ動くのに合わせて、徐々に固形便が這い出してきたかと思えば、オシッコが溜まっているバケツの中に続々と垂れ落ちてしまうのだ。
ミリミリミリッ、ボトボトボトンッ!
(どうして、勝手にウンチまで出てきちゃうのよ! こんな恥ずかしい格好なんて、みんなの前で絶対に見せたくなかったのに!?)
耐え難い気持ちの揺さぶりに苛まれる中、果菜代はますます排泄物をひり出してしまう。
昼食の時に口にしてしまったダイエット食品の効果が、まだお腹に残っていたせいか、尿意に釣られるまま排便まで引き起こしていたのだ。
あまりに考えられない醜態を晒している状況など、あまりに気持ちが受け入れられそうになかった。
お尻から立て続けに響き渡る排泄音や、オシッコの中に固形便が垂れ落ちる物音を否応なく思い知らされて、ますます激しい恥じらいを掻き立てられてしまうのだ……
「も、もうこれ以上は出ないでってば……は、はぐうぅんっ!?」
モリュモリュモリュッ……ドポンッ!
おかしな焦りに苛まれる中、果菜代はなかなか排便を止められそうになかった。
ひとりでに腸内が揺さぶられるまま、次々と排便を繰り広げる間も、つい周りの様子を気にせずにいられない。
決して人前では晒せないような格好を、研修仲間である廿楽や育夢のいる前へと見せつけている……どれだけ考えられない醜態を晒しているか、嫌と言うほど意識させられていたのだ。
部屋中に響き渡る不快な物音や、不様な格好を二人にどう思われるか、考えるだけで気まずくてたまらなかった。
ブリュブリュブリュッ……ビチビチビチッ、ドボドボドボッ!
(どうしてお腹が言うことを聞いてくれないのよ……二人にどう思われるか分かってるはずなのに、何でこんなに沢山ウンチが出てきちゃうの!?)
おかしな気持ちの揺さぶりに苛まれる間も、果菜代はさらに尻穴を緩めてしまう。
すぐにでも排便を収めなければいけないのを分かっているのに、なかなか下腹部の欲求が引っ込んでくれそうにないのだ。
何も言葉を交わせない中、耳障りな排泄音やオシッコが跳ねる音が響き渡るたびに、ますます気持ちが揺さぶられてしまう。
どれだけ二人に迷惑を掛けているか、お尻に次々と跳ねてくる滴からありありと思い知らされてしまうのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……きゃんっ!?」
ヒクヒクヒクッ。
延々と排便を繰り返すうちに、果菜代はついに便意を収めることができた。
やっとお腹が落ち着きを取り戻した後、恐る恐る腰を持ち上げた途端、すぐに顔を背けてしまう。
バケツの中へと作り上げてしまった状態に、あっけなく言葉を失っていたのだ……
ヌチュヌチュヌチュッ、ドロドロドロッ。
(やだ、もうこんなにバケツの中が埋まっちゃってる……こんなに汚いものを二人のいる前で出し続けてたなんて、いくら何でも信じられないよ!?)
バケツの中に蓄えられている汚物の状態に、果菜代は思わず圧倒させられる。
二人分のオシッコを注ぎ続けたせいか、バケツの中で何度も波打っているだけでなく、ひり出した排泄物の表面が溶けながら混ざり合って、茶色く濁り始めていたのだ。
想像した以上のおぞましい光景など、視界に入れることすらためらわずにいられない。
とっさに顔を逸らした後も、とんでもない代物によって汚してしまったバケツの中身を否応なく意識させられる……
「あ、あうぅっ……ひうぅんっ!」
スルスルスルッ、ネチョネチョッ。
しでかした排便を誤魔化そうと下半身を取り繕おうとした矢先、果菜代はあっけなく呻き声を洩らしてしまう。
ショーツを引き上げた途端、尻穴にこびりついた汚れが肌へと擦りつけてきたのだ。
泥のような感触を意識させられて、つい背筋を震わせずにいられない。
どれだけショーツが汚れてしまったか、お尻の感覚から否応なく気づかされてしまうのだ。
ムワッ……
(これから寝ないといけないのに……こんな嫌なニオイで部屋の中がいっぱいになっちゃってる。私がウンチなんて出しちゃったせいで、二人にも迷惑を掛ける羽目になっちゃうなんて……!)
下半身に押しつけられる不快な感触に打ち震える中、果菜代は自分達の手で招いてしまった事態をありありと思い知らされる。
先ほどひり出した排泄物によって、鼻を曲げるような異臭が部屋中に充満していたのだ。
自らしでかした行為のせいで、他の二人にもお不快な思いをさせているのがあまりに申し訳なくてたまらない。
お尻を拭うことすら許されず、垂れ流した汚物とともに部屋の中で過ごさないといけない事態の凄まじさに圧倒させられていたのだ……
「と、とりあえず明日も早いみたいだし、すぐ寝ちゃおうよ。それじゃおやすみ……」
モジモジモジッ。
耐え難い焦りに苛まれるまま、果菜代はすぐさまベッドに潜り込んでいた。
おかしな気まずさを思い知らされるあまり、廿楽や育夢とまともに言葉も交わせない。
自らひり出した排泄物によってバケツの中身を汚し尽くした後、まともな弁解すらできそうになかったのだ。
(お尻もウンチで汚れちゃってるままだし、このままじゃニオイが身体に染み着いちゃう……こんな研修、いつまで耐えなければいけないんだろう?)
ベッドに横たわった後も、果菜代はますます思い悩んでしまう。
研修と称して、あまりに考えられない状況下で彼女達と共同生活を送らなければいけない事態など、未だに気持ちが受け入れられそうになかった。
いつまで理不尽な扱いを迫られるのか、どんなに考えても分かりそうにないのだ……
* * * * * *
ガチャッ。
「おはよう、みんな。ちゃんと寝られたかしら?」
三人が過ごしている部屋のドアを開けながら、円香はすぐに言葉を浴びせる。
起床時間を迎えていたので、ベッド寝ているはずの彼女達を起こしにきたのだ。
「お、おはようございます……きゃんっ!?」
不意に姿を見せてきた円香の姿に、三人はすっかり驚かされていた。
まさか自分達を起こしに、円香が部屋の中に姿を見せるなど思いもしなかったのだ。
恐る恐る円香の動向を見届けるうちに、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
グチュグチュグチュッ、ムワッ……
「ふふっ、それにしても酷いニオイね。いくら三人分だって言っても溜まり過ぎじゃないかしら。一体誰が、こんな汚いものをひり出しちゃったのかしらね?」
戸惑う三人も構わず、円香は部屋の片隅に置いていたバケツの中身を覗き込んでいた。
部屋を訪れた時から漂っていた異臭を嗅ぎながら、彼女達が何回用を足したのか、バケツの中に溜まった排泄物の様子から平然と探り出すのだ。
「お、お願いだからあまり見ないでください……あうぅんっ!?」
スルスルスルッ。
思いも寄らない円香の行動に、廿楽は思わず慌ててしまう。
まさか朝早くから、バケツの中身を覗かれてしまうなど思いもしなかった。
バケツに近寄らないよう訴える中、ついにはシーツを剥ぎ取られてしまい、ますます悲鳴を張り上げてしまう。
「どうやらオシッコはあなたの物みたいね、十四番。こんなにショーツを染み込ませちゃって、本当にはしたない子なんだから」
恥じらう廿楽も構わず、円香は下半身の様子をじっくりと見据えていた。
どうやら部屋の中で過ごすうちに、排尿をしでかしてしまったらしい……ショーツの股間部分に浮かぶ、薄黄色い染みからありありと伝わってくる。
グイッ。
「十二番もものすごく臭うわね、ちょっとお尻を見せなさい……ふふっ。まだ二日目なのに、もうこんなにショーツを汚しちゃうなんて。本当にみっともない格好ね?」
廿楽の下半身を観察し終わったので、円香はすぐに果菜代の傍へと近づいていた。
シーツを強引に取り払った後、さらにはお尻を向けさせながら、ショーツの生地に浮かんでいる茶色い染みを平然と指摘してみせる。
どうやらバケツの中に溜まっている排泄物は、彼女がひり出したものだと掴みながら、不敵な笑みまで浮かべてくるのだ。
「そ、それは……くうぅっ!」
ヒクヒクヒクッ。
立て続けに仕向けられる耐え難い辱めに、果菜代は思わず言葉を失ってしまう。
まさか朝早くから、みっともない排便の事実を暴かれるなど考えられない事態だった。
あまりに卑劣な行為をすぐにでも非難したい一方、覆しようのない事実をどうしても誤魔化せそうになかったのだ。
「あ、あうぅっ……!」
ワナワナワナッ……
震え上がる二人をこっそりと見つめたまま、育夢はすっかり落ち着きを失ってしまう。
円香の振る舞いを恐れるあまり、ベッドから少しも起き上がれそうにないのだ。
もしもシーツの内側に繰り広げられる状況を知られてしまったら……考えることすら恐ろしくてたまらない。
「あら、十三番。もう起きる時間なのに、一体どうしてベッドから出ようとしないのかしら……えいっ!」
ブワッ。
なかなかベッドから出ようとしない育夢の素振りを、円香はすぐに気づき出す。
肩を小刻みに震わせる様子から、どんな事態を引き起こしたのかを掴んだ上で、平然と育夢の傍へ身を寄せる。
ひた隠しにしている悪癖を暴こうと、ついには強引に布団を剥ぎ取ってしまうのだ。
「い、嫌ぁっ……! お願いだから見ないでくださいっ!」
グシュグシュグシュッ、ジトジトジトッ。
ついに知られてしまった下半身の状態に、育夢はあっけなく震え上がってしまう。
シーツを引き嵌がされるまま、大量の液体に浸った下半身を強引に晒される事態に、つい声を震わせずにいられない。
二人に迷惑を掛けるのを恐れて、抱え込んだ尿意を打ち明けられないままベッドに寝ているうちに、気づいたらオネショをしでかしてしまったのだ。
薄黄色い染みを下半身全体に広げながら、はしたない液体によって濡れ尽くした格好を見下ろしながら、ますます身を縮ませてしまう。
「やだ、三倉さんってば……もしかして、オネショしちゃったの!?」
「もしかして、ずっとおトイレを我慢しちゃったせいなの……?」
育夢が引き起こしたオネショに、果菜代と廿楽も視線を吸い寄せられてしまう。
まさか寝ている間に育夢が粗相をしでかすなど、さすがに思いもしなかった。
自分達に遠慮するあまり、はしたない癖を引き起こした育夢へと、どんな言葉を交わせば良いのか、少しも思いつきそうにないのだ。
「あ、あうぅっ……! こ、こんな恥ずかしい格好なんて、もう見ないでください……えうぅっ!」
ヒタヒタヒタッ、モワッ……
しでかしたオネショを人目に晒される事態に、育夢はますます追い詰められてしまう。
小さな頃になかなか治せずにいた悪癖を、まさか研修中に引き起こしてしまうなど、あまりに気持ちが受け入れられそうになかった。
激しい恥じらいに苛まれるあまり、つい全身を震わせずにいられない。
どんなに頑張っても、大量にオシッコを広げたまま、ものの見事に浸ってしまった下半身など決して取り繕えそうにないのだ……
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