新人OL社畜狂育 体験版
第2話
「一時間くらいで研修施設に着く予定だから、それまではおとなしくしているのよ」
ついに研修の当日が訪れたので、円香は受講者の三人をバスに乗せて、一緒に研修へと向かっていた。
山奥にある施設が段々と近づく中、肩をこわばらせている彼女達の様子をさりげなく窺いながら、どれだけ緊張しているかを肌で感じ取る。
各々で窓越しに外の景色を見つめたまま、互いに言葉を交わす余裕すら抱けそうにないらしい……これから待ち受ける研修の内容すら知らずにいる彼女達へと、平然と注意をぶつけていたのだ。
「くうぅっ……!」
モジモジモジッ。
円香の言葉に耳を傾けながら、研修に参加することになった果菜代はおかしな素振りを見せていた。
座席に腰掛けたまま脚をくねらせて、ついには情けない呻き声まで洩らしてしまう……会社を出発してから時間が経つうちに、困った事態へと陥っていたのだ。
とっさに身をこわばらせた後も、少しでも気を抜いてしまえばひとりでに下半身が震え上がってくる。
なかなか止まらないバスが、あまりにじれったくてたまらない……
ゾクゾクゾクッ……
(やだ、もうオシッコしたくなってきちゃった……まだバスから下りられそうにないのに、どうしてこんな時に!)
着々と押し寄せる下半身の欲求に、果菜代はすっかり意識を奪われてしまう。
研修施設に向かう途中にもかかわらず、段々と尿意を催し始めていたのだ。
バスに乗り込む前に、教育係の円香に手渡されるまま口にしたお茶のせいで、ここまで苦しむ羽目になるなど思いもしなかった。
まさかトイレに行かせて欲しいと明かすこともできそうにないので、秘かに両脚を捩らせながら感覚の波を耐え忍ぶ間も、おかしな下半身の揺さぶりを意識させられるたびに、段々と余裕を失ってしまうのだ……
「んんっ……!」
「あ、あうぅっ……」
フルフルフルッ……
おかしな焦りに苛まれるまま果菜代が周囲を振り向くと、同じバスに乗っている二人の変化をありありと思い知らされる。
どうやら自分と同じように尿意を抱え込んでいるのか、育夢と廿楽もじっと身を縮めたまま、弱々しい声を洩らしていたのだ。
席に腰掛けたまま落ち着きを失っている彼女達の姿を見つめたまま、つい心配せずにいられない。
どれだけ二人が苦しんでいるか、必死に声を押し殺したまま悶える様子から否応なく伝わってくるのだ。
(もしかして、この二人もトイレを我慢してるのかな……このままじゃ私達の身体が持たなくなっちゃうのに、まだ目的地に着かないの!?)
育夢と廿楽の様子を横目で見ながら、果菜代は言い表しようのない苛立ちを募らせてしまう。
会社を出発してから一時間、どうしてトイレ休憩すら挟まないのかと焦らずにいられない。
研修施設に辿り着くまで、途中の道のりでパーキングエリアに寄るどころか、一度もバスから下ろしてもらえずにいたのだ……下手をすれば目的地に辿り着くまでの間に、いつ自分達が尿意を持ち堪えられなくなるかも分からないのだ。
あまりに理不尽な自分達の扱いに文句でもぶつけたい中、着々と押し迫る尿意のせいで、席から立ち上がることすらできそうになかった。
ひたすら身をこわばらせたまま、いつになったらバスの外に出られるのかと思うだけで、ますます余裕を失ってしまうのだ……
プシューッ。
「さぁ、着いたわ。みんな、すぐにバスから下りてもらえるかしら?」
三人が尿意に苦しめられる中、ついにバスが止まった。
席に腰掛けたまま肩を張り詰めている三人の様子をじっくりと見据えながら、すぐにバスから下りるよう円香が言い放つ。
次々と椅子から腰を持ち上げて、外へ向かう彼女達が太股を震わせている様子を見つめたまま、おかしな期待を込めずにいられない。
「あ、あれっ? ここは一体どこなの……?」
円香に言われるままバスの外に下ろされた後、三人はおかしな事実に気づき出す。
目的地に辿り着いたはずなのに、周りに研修施設どころか、何も建物が見当たらなかったのだ。
どうして途中の道のりでバスが止まってしまったのか、つい頭を捻らずにいられない。
ブロロロロ……
「やだ、どうして勝手に出発しちゃうの!?」
「荷物だって預けたままなのに、こんな場所に置いていっちゃうなんて!」
おかしな状況を思い悩んでいるうちに、三人はあっけなく取り乱してしまう。
周囲の様子を振り返るうちに、気づいたらバスが目の前から遠ざかっていたのだ。
自分達の荷物を載せたまま、勝手にどこかへ向かってしまうバスの行方を気にせずにいられない。
バスを引き止めようととっさに声を掛けた矢先、ますます自分達の元から離れてしまう。
「ね、ねぇ。どうしてこんな場所なんかに私達を下ろしたの……!?」
クネクネクネッ……
見えないところまでバスが遠ざかった後、果菜代は一緒にバスから下りていた円香へと文句をぶつけていた。
まだ到着すらしていないのに、どうして自分達を山道へ下ろしてしまったのか、何としても事情を聞き出すつもりでいたのだ。
身を乗り出しながら円香へ言葉を浴びせる中、あっけなく声を震わせてしまう。
未だに抱えている尿意のせいで、姿勢を崩すことすら大変な状態へと陥っていたのだ。
「目的地はここで合ってるわよ。これからあなた達には研修場所まで三十分ほど歩いてもらうつもりだったの。もう研修も始まってるのよ、しっかり気を引き締めなさい?」
果菜代の訪ねた質問を受けて、円香は思いも寄らない理由を口にする。
これから研修の一環として残り三十分程度の道のりを徒歩で向かうよう、平然と彼女達へ言い放つ。
すっかり余裕を失っている様子をじっくりと見据えながら、遠くにある建物を指差してみせる……もし無事に用を足したければ、施設に辿り着くまで無理にでも残りの道のりを歩き続けなければいけないと言う現実をありありと見せつけていたのだ。
「そ、そんな。あんな長い距離を歩き続けないといけないなんて……」
「このままじゃ本当に、身体が持たなくなっちゃうよぉ……!?」
「と、途中でどこかに立ち寄ったりはできないのでしょうか?」
ヒクヒクヒクッ……
不意に押し迫ってきた状況に、三人は思わず戸惑ってしまう。
ただでさえ尿意を堪えるだけでも大変な中、トイレに辿り着くには施設まで歩き続けなければいけないなど、あまりに残酷な事実だったのだ。
その場に立ち尽くしたまま長い道のりを見つめるうちに、つい焦らずにいられない。
延々と山道を向かいながら、本当に下半身の欲求を三十分も耐え続けられるのか、考えるだけで途方に暮れてしまうのだ。
「残念だけど、この先は山道だから研修施設以外に何も建物なんてないわよ……まだ準備も残っているの。出発する前に、まずは手を繋いでもらえるかしら?」
うろたえる三人も構わず、円香は強引に研修の準備を推し進めていた。
その場に立ち尽くしている三人を並ばせた後、すぐに手を繋ぐよう言い放つ。
「こ、これで良いですか……きゃんっ!?」
スルスルッ、カチッ。
円香に言われるまま互いの手を握り締めた矢先、果菜代はあっけなく悲鳴を洩らしてしまう……隣にいる育夢と手を繋いだ後、不意に手首を持ち上げたかと思えば、あっけなく手枷を嵌められていたのだ。
透明な手枷によって手首を括られたまま、少しも離れられなくなった事態に思わず言葉を失ってしまう。
尿意を堪え続けるだけでも辛い中、教育係の円香に仕向けられるまま、おかしな行為まで仕向けられている状況など上手く飲み込めそうになかったのだ。
ミシミシミシッ。
「こ、これは一体どう言うつもりなの!? いきなり私達の手に、こんなものを装着させるなんて……!」
身動きを封じられる事態に驚くあまり、果菜代はますます慌ててしまう。
あまりに理不尽な行為をいきなり迫られるなど、未だに目を疑わずにいられない。
どうして自分達に手枷などを押しつけてくるのかと文句を浴びせる間も、手首を括りつける枷を外そうと、輪の部分から手を引っ張り続けていた……すぐにでも引き抜かなければいけないのに、留めている金具が邪魔なせいか、どんなに頑張っても手を取り出せそうになかった。
どんなに手を振り回しても、想像以上に手枷が頑丈なのか、肌に食い込むだけで少しも外れそうにないのだ。
グイッ、シュルシュルッ……
「あなた達、ちゃんとおとなしくしていなさい。これから受ける研修の大切な準備なんだから……ふぅっ、こんなもので大丈夫ね」
もがき続ける果菜代も構わず、円香は着々と手枷を装着する準備に取り掛かっていた。
果菜代のように嫌がらないうちに、強引に育夢と廿楽の手首を掴んだまま手枷を押し当てて、しっかりと手首に嵌め込んでしまう。
バスから下りた時から研修が始まっていると告げながら、無理にでも彼女達を付き従わせるつもりでいたのだ。
「どうして手首にこんなものを巻きつけているか分かるかしら? 研修の間は、勝手な行動などは謹んでもらいたいためなの。施設に着いたら外して上げるから、ほんの少しだけ我慢しなさい?」
茫然とする彼女達を相手に、円香はさらに言葉を続ける。
研修施設に辿り着くまでの間に勝手な行動を取らないよう、三人の手首に特殊な枷を取りつけたと平然と語り出す。
どんな事情があっても勝手に逃げ出さないよう注意を挟みながら、手を繋いだまま残りの道のりを歩き続けるよう口にしながら、震え上がっている三人の太股をじっくりと見据えてくるのだ。
「わ、分かったわよ……あそこまで行けばいいんでしょ!?」
フラフラフラッ……
円香のおかしな言い分に戸惑いながら、三人は仕方なく山道へと向かい出す。
互いに手を繋いだまま長い道のりを歩き続ける間も、手首に嵌められた器具の存在を気にせずにいられない。
未だにトイレへ行かせてもらえない中、さらには途中でバスから下ろされて、長い道のりを徒歩で歩く羽目になるなど思いもしなかった。
唐突に研修が始まった後も、なかなか気持ちの整理がつけられそうにないのだ。
(やだ、私達の後をついてきてる……いくら研修だからって、ずっと私達のことを見張ってるつもりなの?)
あまりに理不尽な研修の内容に疑問を抱いているうちに、果菜代はすっかり背筋をこわばらせていた。
身体の自由を奪われたまま、残りの道のりを歩き続ける間も、教育係の円香が後から追い掛けてくるのだ……どうやら自分達が逃げ出さないか、施設に辿り着くまで見張っているつもりらしいのだ。
少しずつ道のりを突き進む間も、下半身へ向けられている視線に気づいて、自分達が抱えている尿意をまるで見透かされているような感覚を意識せずにいられない。
言い表しようのない気味悪さを、彼女の眼差しから否応なく思い知らされる……
「あ、あうぅっ……!」
ヒクヒクヒクッ……
延々と道のりを歩くうちに、果菜代はおかしな行動を取っていた。
ひとりでに両脚をくねらせながら、ぎこちない足取りを取ってしまう。
まだ施設にも辿り着いてない中、気づいたら陥っていた事態に焦らずにいられない。
何としても遠くにある建物まで向かわないといけないのを分かっているのに、なかなか膝を持ち上げられそうにないのだ……
ゾクゾクゾクッ、ブルブルブルッ……
(やだ、このままじゃ本当に……オシッコ、我慢できなくなっちゃうじゃない!?)
着々と忍び寄る下半身の欲求に、果菜代はあっけなく意識を奪われてしまう。
歩くのに向いてない靴を履いたまま、肌寒い山道を歩き続けていたせいか、ずっと抱えていた尿意がますます勢いを増してきたのだ……とっさに身をこわばらせた後も、なかなか引こうとしない感覚の波に焦らずにいられない。
まだ当分は辿り着きそうにない施設を見つめたまま、つい圧倒させられてしまうのだ……
「どうしたの、宇垣さん。あなたがちゃんと歩かないせいで、他の二人が困ってるじゃない?」
足取りが鈍っている果菜代へと、円香はすぐに注意をぶつける。
なかなか歩こうとしない素振りを指摘しながら、他の二人に迷惑を掛けたくなければ、どんなに疲れても歩き続けるよう、わざとらしく果菜代に詰め寄ってくるのだ。
「ご、ごめんなさい。ちゃんと歩きますから……くうぅっ!」
フラフラフラッ……
円香からぶつけられた注意に戸惑いながら、果菜代は強引に道のりを進んでいた。
本当は歩き続けるどころか、脚を持ち上げることすら辛くてたまらない中、自分達の置かれた状況をありありと思い知らされる。
もし途中で立ち止まってしまえば、自分と同じように尿意を抱えている二人を窮地に立たせてしまうかもしれない……円香の手によって仕組まれた行為の凄まじさに圧倒される中、ひとりでに震え上がる両脚を動かしながら、何としても施設に辿り着くしかないのだ。
「も、もう駄目ぇっ……あ、あくうぅんっ!?」
カクカクカクッ、ビクビクビクンッ!
二人の様子を気にしながら、延々と道のりを歩き続けていた矢先、果菜代はとんでもない事態へと陥ってしまう。
その場に立ち止まったまま両脚を重ね合わせて、ついには弱々しい悲鳴まで張り上げていたのだ。
気づかぬ間に引き起こした状態のせいで、あまりに困惑せずにいられない。
小刻みに下半身を震わせるうちに、ついには膝を崩したまま腰まで下ろしてしまうのだ。
ゾクゾクゾクッ、ジュクジュクジュクッ……
(やだ、もう身体が持たなくなっちゃって……勝手にオシッコが出てきちゃってる!?)
おかしな拍子にしでかした粗相に、果菜代はあっけなく気持ちを揺さぶられてしまう。
ひとりでに股間が震え上がったかと思えば、身体の中に蓄えられていた生温かい液体が次々と飛び出して、ショーツの内側へと駆け巡ってくる……必死に我慢していた尿意を持ち堪えられず、道端に立ち尽くしたままオシッコを垂れ流していたのだ。
研修施設に辿り着くまで堪え切れなかった事実が、あまりに悔やまずにいられない。
どうして最後まで持ち堪えられなかったのかと思い悩む間も、大事な部分から次々とオシッコが溢れ出して、股間の辺りに続々と広がってくるのだ……
チョロチョロチョロッ、ポタポタポタッ。
「あ、あの。宇垣さん……一体どうしたんですか、きゃあ!?」
「やだ、どうしよう……こんな場所でオシッコを漏らしちゃうなんて!」
不意に耳へ飛び込んできた水音に、育夢と廿楽も驚いてしまう。
まさか山道を歩き続ける途中で尿意を堪え切れず、果菜代が失禁をしでかすなど思いもしなかった。
小刻みに震えている果菜代の下半身を見つめながら、スカートの内側から次々と垂れ落ちる滴に気づいて、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
「や、やだ。お願いだから見ないでってばぁ……あうぅんっ!?」
シュルシュルシュルッ、ピチャピチャピチャッ。
二人から向けられた反応にうろたえる間も、果菜代はなかなか失禁を止められそうになかった。
とっさに身を縮めながら、しでかした粗相を取り繕おうとした矢先、ショーツの裾部分から次々とオシッコが零れ落ちるまま、はしたない水音を立ててしまった事実を否応なく思い知らされる。
ひとりでに緩んだ股間を少しも引き締められず、生温かい液体によって着々と濡れる下半身を二人に見られてしまい、あまりに気まずくてたまらない。
いくら尿意に苦しめられたとしても、成人を迎えた身にもかかわらず、人前で粗相をしでかすなど決して許されない事態のはずなのだ。
「も、もうお願いだからこれ以上は出ないで……ひ、ひうぅんっ!?」
ジトジトジトッ、グシュグシュグシュッ……
おかしな焦りに苛まれるまま、果菜代はますます慌てふためいてしまう。
これ以上スカートの内側からオシッコが零れないよう、さらに両脚を重ね合わせた後も、オシッコの勢いを遮ることすらできそうにないのだ。
太股の内側を次々と伝いながらあっけなく両脚を浸すうちに、ついには靴の中にもオシッコが入り込んでしまった。
二人から向けられる視線に気づいて、とっさに腰を引いた後も、未だに排尿を止められそうにないのだ……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……くうぅっ!?」
ワナワナワナッ……
道端の途中でオシッコを垂れ流すうちに、果菜代は何とか尿意を静めることができた。 ずっと自分を苦しめてきた感覚が静まった後も、気づいたら下半身に出来上がっていた格好に思わず言葉を失ってしまう。
尿意が収まったのと引き替えに、決して誰にも見せられないような格好を自ら作り上げていたのだ。
両脚をこわばらせたまま、着々と肌に押しつけられる感触を思い知らされて、あっけなく背筋をくねらせてしまう。
ピチャピチャピチャッ、ジュクジュクジュクッ。
(どうしよう、人前でオシッコを漏らしちゃうなんて……どうして、こんな恥ずかしい目に遭わなきゃいけないのよ!?)
思いも寄らない拍子に引き起こした失禁のせいで、果菜代はますます気持ちが追い詰められてしまう。
二人から浴びせられる視線を恐れるあまり、身を縮めたまま少しも身動きを取れそうになかった。
上手くトイレに間に合わせられず、垂れ流したオシッコによって下半身を濡らし尽くすだけでも嫌でたまらないのに、粗相をしでかす瞬間を周りにも見られてしまったのだ。
とっさに俯いた後も、はしたない液体を未だに垂れ落としている下半身を彼女達にどう思われているか、考えることすら怖くてたまらない。
「宇垣さん、お漏らしは済んだのかしら? それにしても沢山オシッコを出しちゃったみたいね……他の二人はまだ我慢しなきゃいけないみたいだし、ちゃんと残りの道のりを歩きなさい?」
肩を震わせる果菜代へと、円香は平然と言葉を浴びせる。
たとえ失禁をしでかした後でも、他の二人に迷惑を掛けないために、何としても施設に向かうよう言い放つ。
抱えていた尿意を静めた後ならちゃんと歩けるはずだと、しでかした粗相に戸惑う果菜代を遠慮なく罵ってくるのだ。
「う、うぅっ……んんっ!」
ヒクヒクヒクッ、ポタポタポタッ。
あまりに屈辱的な状況を思い知らされる中、果菜代は無理を押して残りの道のりを突き進んでいた。
他の二人とともに山道を歩き続ける間も、スカートの奥から垂れ落ちる滴の様子に思わず気を取られてしまう。
施設に辿り着くまでの間に、オシッコによって濡れ尽くした格好をいつまで覗かれてしまうか、考えるだけで胸の奥底が震え上がらずにいられない。
たとえおかしな形で尿意を静めた後も、当分は屈辱的な状況を耐え忍ばなければいけないのだ。
「ご、ごめんなさい。私ももう我慢できなくって……きゃんっ!?」
カクカクカクッ、ピチャピチャピチャッ。
三人で一緒に山道を歩いていた矢先、今度は育夢が情けない悲鳴を訴える。
その場に立ち尽くしたまま両脚を重ね合わせて、ひとりでに全身をこわばらせたまま、少しも身動きが取れそうになかった。
ついには身悶えを引き起こしながら、はしたない水音を次々と立ててしまう……先ほどの果菜代と同じように、道端に立ち尽くしたまま失禁をしでかしてしまったのだ。
俯いたまま泣き言を洩らす間も、スカートの奥底から次々とオシッコを零したまま、次々と飛沫を撒き散らしてしまう。
(まさか私まで宇垣さんみたいに……こんな場所でお漏らししちゃうなんて、いくら何でもありえないよ……!?)
ショワショワショワッ、ヌクヌクヌクッ……
おかしな拍子に引き起こした失禁に、育夢はあっけなく意識を奪われてしまう。
ショーツの内側が濡れる感覚に驚くまま、とっさに下半身をこわばらせたにもかかわらず、オシッコを垂れ流すのをなかなか止められそうになかった。
果菜代がはしたない水音を次々と立てながらオシッコを垂れ流す様子を傍で見つめるうちに、気づいたら同じように股間が緩んでしまったのだ。
どうしても堪え切れなかった尿意など、あまりに嘆かずにいられない。
ひとりでに下半身が震え上がるのに任せて、生温かい液体が股間から際限なく溢れ出しながら、ショーツの内側へと押し寄せて、ついには薄い生地まで突き抜けるまま下半身を浸してしまう……先ほどの果菜代と同じような失態をしでかした自分自身を、否応なく思い知らされてしまうのだ。
「ね、ねぇ。あなた……大丈夫なの?」
目の前で身悶えながらオシッコを垂れ流している育夢へと、果菜代は恐る恐る言葉を投げ掛ける。
まるで数分前の自分と同じように、下半身の決壊を招いてしまった育夢を見ているだけで、ますます気持ちが落ち着かなくなってしまう。
ずっと俯いたまま肩を震わせる様子から、どんな気持ちを抱えているかが痛いほど伝わってくる。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あくうぅっ!?」
ブルブルブルッ……
果菜代が育夢の様子を窺っている中、ついには廿楽までおかしな身悶えを引き起こしてしまう。
空いている片手でしっかりとお腹を抱えたまま身体を前に倒して、情けない呻き声を洩らさずにいられない。
目の前で粗相をしでかした二人を気遣う余裕すらないほど、切羽詰まった状況へと追いやられていたのだ。
とっさに身をこわばらせた後も思わず息を切らしながら、体内から着々と押し寄せる感覚にますます焦ってしまう……
グルグルグルッ、ゾクゾクゾクッ……
(どうしよう、こんな時なのに……いきなりお腹が苦しくなってしまうなんて!?)
おかしな拍子に引き起こした下腹部の欲求に、廿楽はすっかり弱り果ててしまう。
果菜代や育夢とともに山道を歩き続けるうちに、気づいたら便意を催し始めていたのだ。
バスに乗っている間もお腹が揺れ動く感覚が気になっていた矢先、長い道のりを延々と歩く羽目になるなど思いもしなかった。
二人がしでかした粗相とも比べものにならない失態を、もしかしたら自分も招いてしまうかもしれない……嫌な予感に苛まれるまま、全身に緊張を走らせた後も、身体の奥底が着々と揺さぶられるたびに、ますます気持ちの余裕を奪われてしまうのだ。
「お、お願いです……このままだと身体がおかしくなりそうなので……手首に巻いてるもの、外してもらえませんか?」
ヒクヒクヒクッ。
陥った窮地に戸惑うあまり、廿楽は恐る恐る円香へと頼みごとを始める。
自分達の手首を括りつけている手枷を、すぐに外して欲しいと訴えずにいられない。
刻一刻と押し迫る便意を、あまりお腹が持ち堪えられそうにないと感じたので、すぐに物陰へと潜んで用を足すつもりでいたのだ。
野外で排便をしでかすことすら、本当は恥ずかしくてたまらないと思い悩みながら、まさか二人のいる前で醜態など晒せそうにないので、何としてもまともな方法で用を足さないといけなかった。
「だめよ、結乃原さん。研修中にそんなワガママを言うなんて、どれだけ許されないことなのか分かっているのかしら? こんな山道で宇垣さんと三倉さんがオシッコを漏らしちゃった後なの。あなた一人のワガママで、他の二人にどれだけ迷惑を掛けてしまっているのよ。少しでも申し訳ないって思っているなら、ちゃんと施設まで歩きなさい!」
廿楽の必死な懇願を、円香は平然と跳ね除ける。
すでに果菜代と育夢が失禁をしでかした後、たとえどんな事情を抱えていても手枷は外せそうにないと、平然と廿楽に言い放つ。
身体を前に倒したままお腹を抱えている廿楽の姿をじっくりと見据えながら、途中の道のりでどんな失態を引き起こしてしまうのかと期待せずにいられない。
途中で誰かと鉢合わせになって、下半身をオシッコで濡らし尽くした二人が恥をかかないよう、すぐにでも施設に避難するよう言いながら、無理にでも状況を追い込むつもりでいたのだ。
「そ、そんな……くうぅっ!」
あまりに理不尽な円香の言い分に廿楽も思わずうろたえてしまう。
円香からぶつけられた言葉の内容など、あまりに疑わずにいられない。
まだ長い道のりを歩き回るよう言われても、なかなか脚を持ち上げられそうになかった。
恐る恐る顔を上げながら、残りの道のりを目で追う間も、気づいたら全身が震え上がってしまうのだ。
グギュルギュルッ……
(お腹も苦しくてたまらないけど……もし途中で誰かに出会っちゃったら、はしたない格好を誰かに見られちゃうかもしれない!)
とんでもない窮地に立たされた後も、廿楽は何としても施設に辿り着くしかなかった。
本当ならすぐにでも物陰に身を潜めたまま、お腹に抱え込んだ便意を解き放ってしまいたい……おかしな衝動に苛まれる中、周りにいる二人の姿を否応なく思い知らされる。
自分達の手首を執拗に括りつける手枷の存在に、ここまで思い悩まされるなど考えもつかなかった。
もし自分勝手な行動を取ってしまえば、すでに失禁をしでかした二人を恥ずかしい目に遭わせてしまうはずなのだ……
「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……んんっ!」
カクカクカクッ……
自分達の陥った状況に圧倒されながら、廿楽は無理を押して道のりを歩き続けていた。
坂を駆け上る間も、なるべくお腹を刺激しないように、恐る恐る脚を持ち上げる間も、つい下腹部の状態を気にせずにいられない。
必死の思いで緊張を張り巡らせる中、いつ何かの拍子に尻穴が緩んでしまうかも分からなかった。
なかなか辿り着かない施設を見つめたまま、ひたむきに道を歩き続ける間もひとりでに両脚が震え上がってしまうのだ……
「も、もうお腹が持たなくなっちゃって……嫌ぁんっ!?」
ブルブルブルッ……ブボボッ!
ひたむきに残りの道のりを歩き続けていた矢先、廿楽はおかしな素振りを取ってしまう。
その場に脚を止めたまま全身を硬直させて、放屁音を立て続けに響かせていたのだ。
あまりに耳障りな物音を立ててしまった事実に圧倒されるあまり、つい腰を落とさずにいられない。
人前での放屁を恥じらう余裕すら保てないほど、下半身がとんでもない事態へと陥ってしまったのだ……
ゾクゾクゾクッ……ミチチッ、ムリュムリュブチュッ!
(どうしよう、まだトイレにも着いてないのに……こんな場所でウンチを漏らしてしまうなんて!?)
おかしな拍子に引き起こした現象を、廿楽は嫌と言うほど思い知らされる。
抱え込んでいた便意を、ついに身体が持ち堪えられなくなってしまったのだ。
ひとりでに肛門が広がったかと思えば、すぐ傍まで迫っていた排泄物を次々とひり出して、ショーツの内側へと溜め込んでしまった……肌に押しつけられる、粘ついた感覚などあまりに悔やまずにいられない。
いくら激しい便意に苛まれていたとしても、道端で立ち尽くしたまま脱糞をしでかすなど、どうしても気持ちが受け入れられそうにないのだ……
「い、嫌ぁっ……もうお願いだから、出てこないでよぉっ……!」
フルフルフルッ、ヒクヒクヒクッ……
下半身の状態に打ち震える間も、廿楽はなかなか脱糞を止められそうになかった。
たとえ下着を汚してしまったとしても、不様な醜態をこれ以上晒さないために、すぐにでも排便を止めなければいけないのに、緩んだ尻穴を少しも閉ざせそうにないのだ。
思わず身をこわばらせた後も、ショーツの内側に存在している汚物の存在を意識せずにいられない。
未だに堅い形状を保ったまま肛門をしっかりとこじ開けて、少しも千切れる気配を見せようとしないのだ。
「ね、ねぇ。結乃原……さん。一体どうしたの……?」
「もしかして、結乃原さんも……我慢できなくなっちゃったの?」
おかしな廿楽の様子を、果菜代と育夢も心配していた。
耳障りな物音を下半身から立てたかと思えば、その場で身震いを続けながら、情けない表情まで浮かべてくるのだ。
嫌な予感に苛まれながら、廿楽がどんな事態に陥ってしまったのか、頬を震わせる様子からありありと伝わってくる。
「こ、こんな私なんて見ないでください……は、はぐうぅんっ!?」
ビチチッ! ミリミリミリッ……ヌチュヌチュグチョッ!
二人から向けられる視線に焦る中、廿楽はますます身悶えを引き起こしてしまう。
少しでも二人の視線を避けようと身を縮めた後も、ひとりでに下半身を捩らせながら、腸内から押し寄せてきた排泄物を次々と尻穴から押し出していたのだ。
どんなに頑張っても止められない排便のせいで、つい戸惑わずにいられない。
ついには悲鳴まで撒き散らしながら、抱え込んだ便意に屈するまま固形便をひり出して、お尻の周りに次々と溜め込んでしまうのだ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……え、えうぅっ!?」
ワナワナワナッ……
延々と排便をしでかすうちに、廿楽はついに便意を静めることができた。
激しい腸内のうねりが収まった後も俯いたまま、なかなか顔を持ち上げられそうにない……周りからどんな視線を向けられているのか、考えるだけで怖くてたまらないのだ。
ついには顔全体が熱くなったかと思えば、ひとりでに涙まで零してしまう。
気づいたら陥った事態のせいで、少しも気持ちを立て直せなくなっていたのだ……
モコモコモコッ、ネチョネチョグチュッ。
(どうしてなの……お尻が勝手に開いちゃって。みんなのいる前なのに、こんなにウンチを漏らしちゃうなんて!)
おかしな拍子に引き起こした失態に、廿楽はすっかり意識を奪われてしまう。
いくらトイレに行かせてもらえなかったのが原因だとしても、まさか人前で排便をしでかすなど、あまりに考えられない事態だった。
未だにショーツの内側へと転がっている汚物の感触など、あまりに嘆かずにいられない。
先ほど失禁をしでかした二人以上の醜態を、ものの見事に演じてしまった事実など、どうしても気持ちが受け入れられそうにないのだ……
「結乃原さん、もうお腹はすっきりしたのかしら? こんな場所で立ち往生してたから、予定が結構押しちゃってるのよ。そんな汚いものをお尻に溜めた格好、誰かに見られても困るはずでしょう……あと少しで着くはずだから、ちゃんと歩きなさい?」
泣き崩れている廿楽へと、円香は容赦なく言葉を浴びせる。
携帯を見つめながら、予定していた時間より遅れていると踏まえた上で、すぐにでも研修施設に向かうよう三人に言い放つ。
すでに便意も収まったはずだと言い寄りながら、もし恥をかきたくなければ、一刻も早く施設に辿り着くべきだと、廿楽の下半身から漂う異臭をわざわざ嗅ぎながら口にするのだ。
「う、うぅっ……」
フラフラフラッ。
円香の言葉に圧倒されるまま、廿楽は仕方なく残りの道のりを歩き出す。
果菜代と育夢の後をついていきながら脚を持ち上げる間も、俯いた顔を決して持ち上げられそうになかった。
先ほどしでかした行為を二人がどう感じているか、考える余裕すら抱けそうにないのだ。
下半身に押し寄せる感覚を嫌と言うほど意識させられて、ひとりでにたどたどしい足取りを取ってしまう。
モコモコモコッ、ムワッ……
(やだ、こんな嫌なニオイなんて……もしかして、周りに撒き散らしちゃってるの!?)
ひたすら脚を持ち上げる間も、廿楽は不快な肌触りにますます震え上がってしまう。
歩く仕草に合わせてショーツ内に蓄えられた排泄物が揺れ動きながら、粘ついた感覚をしつこく押しつけてくる……どれだけ下半身が汚れ尽くしてしまったか、ショーツの内側に転がっている固形便の様子から否応なく思い知らされていた。
激しい恥じらいに苛まれる中、別の事実にも気づかされて、つい焦らずにいられない。
排泄物を抱えたまま道端を歩き回るたびに、下半身から不快な異臭まで湧き上がってくるのだ。
とっさに顔を逸らした後も、自分でも不快でたまらない代物を周りにも嗅がせていないか、つい気にせずにいられない。
「あ、あうぅっ……」
フリッ、フリッ、フリッ……
ますます気持ちが揺さぶられる中、廿楽は無理にでも研修施設へと向かうしかなかった。
ショーツに蓄えられている汚物をこぼさないよう、ぎこちない足取りのまま歩き続ける間も、誰とも顔を合わせられそうにないのだ。
汚物に塗れた下半身のせいで、どれだけ周りに迷惑を掛けてしまっているか……目の前にいる果菜代や育夢の背中を恐る恐る見つめながら、すぐに顔を逸らしてしまう。
決して後ろを振り返ろうとしない二人の姿を目にするだけで、ますます落ち着きを失ってしまうのだ。
ヌッチョ、ヌチョッ、グチュグチュッ。
(たとえニオイは誤魔化せなくても、せめてお尻だけは隠したかったのに……どうして手錠なんてつけたまま、こんな醜い格好なんかを人前に見せ続けないといけないの!?)
しでかした排便を決して取り繕えない事実を、廿楽は嫌と言うほど痛感させられていた。
ショーツの中に溜まったまま、執拗に肌へ張りつく排泄物や、さらには下半身から漂う異臭など、どんなに頑張っても誤魔化せそうにないのだ。
未だにスカートの奥底からオシッコを垂れ落としている二人の下半身を見つめながら、遥かに汚れている下半身をますます意識させられてしまう。
いきなり惨めな気持ちに苛まれながら、無事に施設へ辿り着けるのか、本当にこれから繰り広げられる研修を一緒に乗り切れるのか、あまりに心配でたまらないのだ……
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