02_c

 

 

―七日後。

 

 

ギイイ

 

 

迷宮の1Fにある一室の重いドアが開かれる。

部屋に充満していたむせかえるような性臭が、広い外へと開放されるように漏れていく。

双精液から発生する熟した果実とミルクを混ぜ合わせたような甘ったるい臭いだった。

空腹時に嗅いでしまえば性欲と食欲が同時に沸いてしまいそうなその臭いの発生源は、部屋にいた三体のビースト型双成種だった。

 

「ん…♥」

「んふ〜…♥」

「んー…♥」

 

チュパッチュパッ

クチュクチュ

ピチャピチャ

 

三体のふたなり淫魔は舌を使い、卑猥な音を奏でながらあるモノを熱心に舐め回していた。

清めているとも、汚しているとも言い難い動物じみたその行為を、ヴァルゴは満足気に眺めていた。

尊大に腕を組みながら、ご機嫌な様子で口を開く。

 

「ケケケ、アタシが使う前にちゃ〜んと「便所」をキレイにしてくれてるじゃねえか」

「次はヴァルゴ様の番でしたからね。あたしらで出した分のふたなりミルクは掃除しときましたよ。体内に染み込んじまった分はそのままですケドね、キキキ」

「すっげぇ締まりの良いケツマンコですねコイツ。何回マワしても飽きないし顔も可愛いから興奮しますわ。チンポ挿れてない時は開きっぱなしなのはウケますけど」

「ん〜ー、んふ〜〜♥」

「んぶ…んは……♥」

 

肉食系痴女と言う呼称が似合いそうな、お世辞にも品が良いとは言い難いビースト型双成種たちが犯していたのは、彼女たちが使う公共の肉便器として設置されていたランスロットだった。

目隠しで視界を覆われ、性奴隷の証である首輪を付けている以外何も着ていない。

両手足を天井から吊るされた鎖で拘束され、はしたなく股を開かされていた。

 

かつて簡単に倒した格下のふたなり淫魔たちにすら性処理道具として扱われ――アナルを掘り尽くされたのはもちろん、ペニスも兜合わせや亀頭同士の擦り合いなどで辱めを受け、口や乳首、腋などすらビースト型双成種たちの欲望のまま犯された。

最初の数日こそ腹ただしさと屈辱を覚えたランスロットだったが、次から次へと何時間も順番に輸姦を受け続けている内にわずかな反抗心すらも失われていった。

 

既に1Fの双成種全員に最低でも十回以上は犯されており、全員のふたなりペニスの形もふたなりミルクの味も覚えさせられていた。

今もまた媚薬に近い効果がある双成種の唾液を身体中にまぶされ、全身が火照り欲情していた。

 

グチュッチュパッチュ〜〜〜〜♥

 

「んむ……んぅぅ〜〜〜……♥」

「ンフー……あー美味え…んぷっ……♥」 

 

三体の内一体はまだ満足していないのか、ランスロットと舌と舌を絡め合う濃厚なディープキスをいまだに続けていた。

 

「キキ、コイツ30分以上ずーっとベロチューしてやがる」

「オイ、次はヴァルゴ様の番だ。また次に順番マワってくるまでオアズケだぜ」

 

二体のビースト型双成種に引き剥がされるように、ランスロットの口内を犯し続けていた一体がようやく口から舌を離す。

吊り橋のようにツーっと糸が垂れ、ブツリと途切れる。

満足気な顔で自分の唇を舐め、ランスロットとのディープキスの余韻に浸っていた。

 

「は〜〜〜〜……コイツとのキスすっげえ美味かったぜ♥高貴な味っての?ケツも絶品だけど口ん中も最高♥」

「だろ〜?ケケケ、コイツを負かしたのはアタシなんだからな〜カンシャしろよ?」

「キキキ、全くです。さっすがヴァルゴ様」

 

双成種たちがヴァルゴにおべっかを使い気をよくさせる。

単純な頭の連中だが、極上の肉便器を用意してくれた群れのリーダーに対して感謝の意があるのは事実だった。

 

「キキ、また一周したらマワしてやるからな、肉便器ちゃん♥」

「それまではヴァルゴ様と一人と一淫魔っきりでカワイがってもらいな」

「じゃあな、またアッツ〜〜いベロチューしようぜ♥」

 

ピィン

 

「うはぁ……♥!」

 

ディープキスをしていたビースト型双成種がランスロットのプリっとした玉袋を指で弾いた後、三体の双成種は退室していった。

重いドアがバタンと閉まり、部屋にはヴァルゴと拘束されたランスロットだけが残る。

ランスロットのぽっかり空いたアナルは最も待ち望んだ相手を前に、淫汁を分泌して腸壁をヌメやかにする。

何百回も双成種のふたなりミルクを体内に注ぎ込まれ、体の機能が一部変質してしまったためそのような現象が発生するようになったのだ。

 

 

「さ〜て、それじゃあこのガバガバケツマンコにヴァルゴ様のメス男泣かせチンポ挿れてやるか、ケケ!」

 

ヴァルゴは下から抱きかかえるようにランスロットを軽々と持ち上げ、準備万全だったふたなりペニスを膨張させ始める。

そそり勃ったふたなりペニスはギンギンに勃起したランスロットのペニスよりも、倍はあるかと思えるほど太く大きい。

鎖で持ち上げられたランスロットの両足を掴み、背面座位のような体位になり剛直をランスロットにぶち込んだ。

 

ズブゥ

 

「あっ…♥あはぁぁぁ〜〜〜〜――………♥」

 

 

 

 

拡がりきったアナルを更にこじ開けんとばかりに、ヴァルゴの極太のふたなり肉棒がランスロットのすっかり躾けられた肛肉を埋め尽くす。

熟れたメス穴が淫らな娼婦のようにぐっちょりと濡れ、ふたなりペニスの先走り汁と睦み合う。

 

「ケケ、相変わらずエっロいケツマンコしてるぜ。こんだけエロけりゃさぞ今までの夜は寂しかっただろォ、エェ?」

「うぅぅ………♥うはぁ………♥ち、チンポぉぉ……また太いのきたぁぁぁ………♥」

 

キュン♥ キュン♥

 

便器化によって開花した淫乱アナルの欲求を満たすヴァルゴの極太の肉棒に、好色女のようにうっとりと酔いしれる。

四肢の拘束と目隠しと淫魔の唾液によってランスロットの皮膚の感覚が鋭利になっている中、より敏感なアナルに痺れるような快感が響き渡る。

 

「淫乱なテメェの性欲解消にツキあってヤるんだ。ヴァルゴ様の逞しいチンポで生ハメしてもらえることにカンシャしやがり……な!」

 

言いながらヴァルゴは入口付近まで膨らませた亀頭を下ろした後、一直線に奥まで突きこむ。

目隠しで覆われているランスロットの暗い視界に一瞬火花が出るほどの衝動だったが、双成種の特性によって快感に変換された衝撃はたまらなく気持ちいい。

 

ムクムクムクムク

 

その一突きを皮切りに、ヴァルゴはまた亀頭部分の肉笠をキノコのように増していきランスロットの肛内に楔を打つ。

肛肉のひだの感触を堪能すると、そのまま動物じみた高速の生ハメピストンを開始した。

 

パン パン パン パン パン パン

 

パンパンパンパンパンパンパン

 

「お゛、お゛、お゛ぁぁぁあああぁぁぁぁ……♥!」

 

理性の欠片も感じられない荒々しいピストンはランスロットの腸壁を、前立腺を連打のようにゴリゴリと削っていく。

一撃一撃のピストンがどれも男の尊厳を破壊し尽さんとばかりに暴力的な快感で、ランスロットもまたあられもないメスの動物じみた声をあげてよがる。

ガチガチに勃起したランスロットのペニスがヴァルゴのピストンに合わせて前後に激しく揺れ動きピクピクと震えている様は、かつて歴戦の美剣士ともて囃された麗しい姿を見る影もない。

浅ましく淫らで、「メス男」と呼ぶに相応しい悲しく滑稽なものだった。

 

「ケケケ、チンポが寂しそーにゆらゆらしてんゼ〜ランスロット〜♥男のクセに一回も使えずにケツ穴犯されてばっかでこのチンポの方がカワイソーだな〜。ケケケケ!」

 

ヴァルゴがこき下ろしながら前立腺を強く擦り、ランスロットのペニスの勃起度を強める。

メス男の前立腺だけをピンポイントに狙ってゴリゴリとピストンすれば、挿入されている側のオスの機能がなぜか逆に強くなる。

原理など小難しいことは一切知るはずもないが、今までに200を超える数の男のアナルを掘ってメス男に変えてきたヴァルゴの経験がそのことを察していた。

 

ランスロットの両足から手を離しヴァルゴは右手でランスロットのペニスを握り、左手で陰嚢を下から支えるように添えた。

そのままヴァルゴは右手で手コキを始め、左手でぷっくりと膨らんだランスロットの可愛らしい金玉をモミモミと愛撫するように揉み始めた。

 

 

 

 

シュッ シュッ シュッ

 

モミ モミ モミ モミ

 

「あ、あ、あぁ〜〜〜〜ぁっ、……っうはぁ……♥」

「ほぉ〜れ、チンポシコシコキモチイイかぁ〜?ランスロットちゃ〜〜〜ん♥キンタマもコリコリしてシコ汁たぁっぷり蓄えてんな〜〜ケケ♥」

 

ヴァルゴはアナルへのピストンを続けたまま、両手でランスロットのペニスと睾丸を愛撫する。

その手は意外にも肉付きが柔らかく女性らしさを感じさせるもので、先ほどから背中にむっちりと当たっているヴァルゴの豊乳と合わせてオスの冥利に尽きる快感を与えられた。

 

メス穴に調教されたアナルを異形のふたなりペニスでズコズコ犯されながらペニスと金玉に手淫を受ける相反したインモラルな快楽は、ランスロットを倒錯させるに十分だった。

 

シュッ シュッ シュッ シュッ

 

モミ モミ モミ モミ

 

シコシコシコシコシコ

 

ズブッ ズブッ ズブッ ズブゥ

 

「あぁ………あぁ―………ぃ、いぃ……♥」

 

舌を犬のようにハッハッとだらしなく垂らしながら、ランスロットは発情したメスのようなはしたない嬌声をあげる。

被虐性癖を持つ者にとっては天国に思えるであろうこの快楽責めは、確実にランスロットの性癖を捻じ曲げていく暴力性を持っていた。

 

「エロい声で鳴きやがってよ、ふたなりチンポに響くじゃねえかヨ。ケケ、そんじゃまず今日一発目のミルク汁ぶちまけてヤるか♥」

 

ヴァルゴはそう言うと自分本位で腰振りを早め、ランスロットのアナルに中出しを決めるべくキノコ型の亀頭に意識を集中させる。

名器同然であるランスロットのアナルは本人の意思とは裏腹に、容易く挿入されたふたなりペニスを絶頂へと導いてしまう。

 

「そら、一発目くれてヤる!たっぷり飲み干しな!」

「あっ、だっ、だめっ……♥!」

 

ブルリと大きく痙攣した後、ヴァルゴの異形ふたなりペニスは一回目の射精を行った。

 

ビュクビュクビュクビュクビュク

 

 

 

 

ビュクビュクビュクビュク〜〜―……

 

「ぁぁぁっ、ぁっ、アツぃぃ………♥」

 

熱気のこもった白濁液を遠慮なくランスロットの体内に射出する。

30秒ほど注ぎ込み続け、ヴァルゴにとってはウォーミングアップ程度の一度目の射精が終わった。

入りきらなかったふたなり精液が、重力にしたがって外へと溢れ出る。

並の人間ならもうこの一発で満足してしまいそうなほどの量だった。

 

「ケケ、テメェもふたなり汁注がれて溜まってきただろォ?一回出させてやるヨ♥」

 

シコシコシコシコシコシコシコシコシコ

 

モミモミモミモミモミモミモミモミモミ

 

「!! あっ!だ、ダメェ…で、でるぅぅ……!♥」

 

ヴァルゴがランスロットもイカせるため高速で手コキと玉揉みをする。

同じペニスを持つだけあって双成種は手コキのテクニックがとても長けている。

陵辱し続けている間にヴァルゴはランスロットの弱点を覚えたため、ペニスの感じやすい箇所を集中的に責めながら同時に陰嚢も揉みしだく。

アグレッシブなヴァルゴの手淫に全く耐え切れず、ランスロットも追従するように射精を迎える。

 

シコシコシコシコシコシコシコシコシコ

 

モミモミモミモミモミモミモミモミモミ

 

「あぁ――ーー♥………ィッ、ィクゥ―ー……!♥」

 

 

ドピュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

ドピュッ ピュッ ドピュ〜〜〜〜〜〜〜―………

 

拘束されている足の所まで届きそうな勢いでランスロットが快楽の証を吐き出す。

暴発したかのようなランスロットの意思に反した射精だった。

 

 

 

 

「あぁぁ……はぁっ……はぁぁっ……♥」

 

息を切らして射精の余韻に浸る。

降り注いだ湯気立つ精液がペニスやヴァルゴの手にかかる。

ヴァルゴの出す双精液に比べれば微々たる程度の精液だったが、それでも睾丸の中の大半を吐き出さんとばかりに出した量だった。

 

睾丸の貯蔵が少なくなったのを見計らったかのように、ヴァルゴの出した双精液がランスロットの体に染みこみながら精巣へと侵食していく。

ランスロットの睾丸内の精子一粒一粒と交わるように融合し、内部をまた精液で満たしていく。

精を出し終えたばかりだというのに、またランスロットの体は何日も射精を禁じられていたかのように火照り性欲が満ち満ちていく。

多少治まりが付いたはずの陰嚢がまた膨らんでいくのをランスロットの敏感化した股間が感じ取っていた。

 

「ぁ、ぁぁ………、ま、また金玉が膨らんで……いくっ………♥」

 

普通の成人男子であれば射精すれば当然性欲も減衰するものだが、双成種に犯されているならこの限りではない。

如雨露に水を補給するように、精液を睾丸タンクに補充させられる。

それは嫌でも最大限の快感を何度も与えられることを意味していた。

 

「ケケケ、「オス」の方でイケるの存分に味わったかヨ?ずいぶん遠くまで飛ばしたじゃねえか」

「はぁ…………はぁ………♥」

 

ヴァルゴはランスロットの股間から手を離すと、チュパチュパと手についた精液を口に入れた。

まるでショートケーキのクリームでも舐めとるように美味しそうに吸精する。

双成種も淫魔の古代種であるため、男の精液はエネルギー源になるのだ。

 

「じゃあ次は「メス」の方でイク快感を味あわせてやるヨ♥ケケケケ」

「はぁっ…! うっ………うはぁっ♥?!」

 

精液を舐めとり終えた後、ヴァルゴはランスロットの胸の辺りに手を伸ばした。

そして、ランスロットの乳首の周囲をくるくると練り回した後、乳頭へと手を伸ばし―――

 

 

「んっ……んぁぁぁぁ…………♥!」

 

 

 

 

女の子に対して行うように、乳首への愛撫を始めた。

 

コリ コリ コリ コリ

 

クリ クニ クリ クニ

 

「ふわぁぁぁぁ…♥!あっ……あはぁっ、ぁっ、ぁっ、あぁぁっ……♥!」

「ケケケ♥ホレホレ、乳首キモチイイかぁ〜?」

 

ランスロットの両乳首を乱暴気味に弄りながら、意地悪気にヴァルゴが訊ねる。

乳頭をノックするように軽く叩きランスロットの乳首が固くなってきたのを確認すると、ヴァルゴは指の腹を使いレバーを操作するようにグリグリと乳首を捏ねくりまわした。

 

クリ クリ クリ グニ グニ グニ

 

胸回りのわずかな肉を中心に寄せ集めるようにヴァルゴは2本の指を水平にして下から上へと押し上げ、親指で横から押し込んでいく。

双精液が体内に染みこんだため柔らかくなったランスロットの体は女性らしさを帯びた肉体に変質し始めており、筋肉は衰えむっちりとした肉付きの脂肪と若々しい艶やかな肌になっていた。

そうしてヴァルゴはランスロットの乳部の周りに脂肪を寄せ、女の胸のように柔らかい肌肉を揉みしだく。

ランスロットを「女」として意識させるその胸愛撫は、思考を惑わせ羞恥心を刺激する意味を持っていた。

 

「ぉぉっ……ぉほぉっ……♥んんっ〜〜〜………♥!ち、ちくびっ……、だ、……めぇぇっ……………♥」

「ケケケ♥おっぱいとケツマンコ同時に責められて、よがりまくってて可愛いな〜ランスロットちゃ〜〜ん♥剣だけじゃなくて娼婦としても一流の才能持ってるぜ♥ケケケ」

 

ランスロットが明らかに胸への愛撫で悦に浸っているのを確信し、ヴァルゴはいやらしく囁きかける。

今の蕩れきったランスロットには悔しさや屈辱感などはなく、ヴァルゴの挑発的な声ですら心地よく聴こえた。

雌尻と一緒に敏感化した乳首を犯され続け、圧倒的な快楽でランスロットの思考がメスに染まっていく。

 

「乳首とケツマンコに意識を集中させな。今からしばらくチンポには何も刺激与えないからヨ、ここだけで何回もイカせてヤるゼ。今からテメエは「男」じゃなくなるんだ。「女」になったつもりでヴァルゴ様のおっぱい責めとケツ穴ファックを受け入れな♥」

 

コリコリ モミモミ コリコリ

 

クリクリ クニクニ クリクリ

 

グチュッ グチュッ グチュッ グチュッ

 

「いひぃっ…♥!はっ、ぁぁっ…、ぁっ…、ほわぁぁぁっ………♥!」

 

下半身へ抜かずのピストンを続けたまま、ヴァルゴは乳首への執拗な愛撫を続ける。

快楽で思考が鈍っている発情中のランスロットはヴァルゴの甘言を真に受けてしまい、言われるままに「女」としての愛撫を貪欲に味わう。

待ち望んでいた幸福が訪れたかのように、脊髄にまで快楽の余波が響き渡る。

 

「おぁぁっ……♥! あぁ…っ……♥!ぁ…♥ぁっ……♥!」

 

男を誘うような甲高いメスの喘ぎ声がランスロットの口から溢れ出る。

同性であっても欲情し襲いかかってしまいたくなるような官能的な嬌声だった。

 

ビキビキビキビキ

 

グッチュグッチュグッチュグッチュグッチュ

 

グリグリモミモミグニグニ

 

 

「あー…エロすぎだぜ♥またふたなりチンポにズンズン響いちまうだろうが…ヨ!」

 

ヴァルゴも例外に漏れず、グロテスクな異形の剛直を更に硬くさせズンとランスロットを貫く。

ヴァルゴは「オス」として、ランスロットは「メス」として互いに動物としての本能を剥き出しにして、この交尾をつがいのように最大限に味わい貪り尽くしていた。

 

グッチュグチュグッチュ グチュグッチュグチュ

 

グリグリ モミモミモミモミモミ グニグニグニィ

 

執拗に弄くりまわされるランスロットの乳首がどんどん開発され快感が大きくなっていく。

弾力のあるグミのような感触の乳首はとても触り心地が良いもので、ピロピロと上下左右に揺り動かすだけでも愉しい。

最も快感を感じられる程度の強さで、ヴァルゴは人差し指と親指でランスロットの両乳首をギュッと摘まみ、そのまま潰す。

 

ギュウウ〜〜〜

 

「! あひゃぁぁぁっ〜〜〜――………♥!あはぁぁぁ………♥!」

 

電撃のような痺れる快感が、波紋のようにランスロットの胸全体に拡がる。

同時にアナルの内部もキュッと締め付けが強くなり、淫魔の蜜壷のように咥えた異形ふたなりペニスを快楽の沼へと引きずり込む。

ヴァルゴはまたこみ上げてきた双精液を、搾り取られるようにアナルの奥深くに中出しする。

ふたなりミルクの噴出を感じ取ったランスロットも、シンクロするように乳首とアナルへの刺激だけで絶頂した。

 

「ぐっ……イ、イクぜおらぁっ!」

「ひゃぁっぁぁぁぁっ………♥!ぃ、ぃく、ちくび…、ちくびとあなるでイクぅぅぅぅぅ…………♥!」

 

 

 

 

ドプゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜

 

ピュピュ〜〜…

 

アナルから漏れたヴァルゴの双精液が拘束台の周りに拡散している、ランスロットは数度ペニスを痙攣させた後ミルクを吐き出す。

先ほどの手淫による射精とは打って変わって勢いのない射精で、性欲は多大にあったにも関わらず量も少ないものだった。

それでも、乳首とアナルの刺激だけでイカされたランスロットにはとてつもない快感を与えるプレイだった。

 

 

 

 

「うぅぅ………♥ あ、はぁぁぁぁぁっ…………♥」

「ケケ、乳首潰されたらアタシのチンポ締め付けてきやがってヨ♥ふたなり淫魔入れ食い状態で興奮してたかぁ?このドスケベマゾのメス男が♥」

 

大きく息を吐きながら今日何度目かもわからない射精の後、ランスロットは頬を更に紅く染めうっとりと恍惚に酔いしれる。

またヴァルゴの双精液が侵食していき、性欲が滾り金玉がパンパンに膨れていく。

賽の河原のようにまた交尾欲を引き戻され、ランスロットのアナルが貪欲にヴァルゴの肉棒を咥えこむ。

 

挿入側のヴァルゴがこの交尾に飽きるか精根が尽き果てない限り、この動物同士の交尾が終わることは決して無い。

そして、ヴァルゴが極上のメス男であるランスロットに飽きるなど断じて有り得ない。

改めて、自分は「肉便器」なのだということをランスロットは思い知らされていた―――

 

 

当然とばかりに、ヴァルゴの異形ふたなりペニスはランスロットの孔内で少しも硬度を損なっていなかった。

 

「ケケケ♥今日は気分がイイからヨ、このまま抜かずの十発くらいはハメハメしてやるゼ♥その間乳首とケツマンだけで何回もイカせてヤるヨ。それが終わったらまたキンタマ揉みながらチンポシコシコしてやる。その後は口でアタシのデカチンしゃぶらせてペロペロお掃除の時間だ。上手く出来たらご褒美にたっぷりチンポミルク飲ませてやんヨ。たぁっぷり楽しませてもらうぜ!ケケケケ」

 

ヴァルゴがまたランスロットの両乳首を弄くりながら、ピストンを再開する。

悲しいことにこの性欲の凄まじさに慣れてしまったランスロットは、諦めを抱きつつも内心どこか俯瞰的にこの被陵辱を愉しんでいた。

 

グチャグチュヌチャッグチャ グチャヌチャグチュッ

 

グリグリ ギュウ〜 コリコリコリコリコリ

 

「あっ……♥ あっぁっ、ぁっ…ぁぁぁぁ………ぁん……♥」

 

心をメス化させヴァルゴのピストンを受け入れる。

かと言って完全にメス堕ちすることは許されず、時折気まぐれのようにペニスと金玉への手淫によってオスの絶頂を味わされる。

 

 

オスとメスの両極端の快楽を与えられ続け、ランスロットはメス男の肉便器へと改造されていく―――……………

 

 

グチュッグチュッ グニュッグニュゥゥゥ〜〜〜――…………

 

 

――………

 

 

<6時間後…>

 

 

「んふ〜〜〜〜〜〜♥ん………♥んふ〜〜〜ん………♥」

 

どぴゅっ どぴゅっ どぴゅ〜〜〜〜……

 

「あ〜、もう一滴もふた汁入らねえか?ケケ、まあだいぶスッキリしたゼ♥」

 

完全に満杯になったランスロットのアナルに双精液を注げなくなったヴァルゴが少々残念そうにぼやく。

 

「ケケ、お似合いのカッコになったじゃねえかランスロットちゃん。今のテメエはまさに肉便器に相応しいぜ♥」

 

 

 

 

「んふーーーー…………♥ ふーーーー………♥」

 

何体ものふたなり淫魔に長時間犯された後かと誤解してしまいそうなほど、精液漬けにされたランスロットがそこにいた。

数時間前に出した精液や双精液は既に乾いて互いの肌に張り付いているか、体内に吸収されてしまっている。

途中でボールギャグを噛まされて顔射も受けたため、顔と髪もヴァルゴの出した双精液でベタベタになっていた。

ランスロットの隠された目の奥はメス男特有の淫靡な眼になり、知らぬ間に便器として性欲処理される痴態を受け入れ堪能していた。

 

ガチャ ギイイ

 

重いドアがまた開かれ、三体のビースト型双成種が部屋に入り込んでくる。

ヴァルゴの前にランスロットを犯していた三体とはまた別のふたなり淫魔たちだった。

 

「うわ…スゲー甘いニオイ……」

「ヴァルゴ様、交代の時間なんで来ましたよ〜…うっわ♥えっろ♥」

「ヒャヒャ、ふたなりミルク漬けでドロドロじゃん♥イイ気味だぜ、クキキ」

 

 

 

 

三体のビースト型双成種たちは双精液まみれのランスロットを目にして、愉しげに嘲笑する。

この三体も今までのビースト型双成種同様、ご多分に漏れずごろつきのように品のない者たちだった。

 

ヴァルゴたちの住む1Fのフロアにはランスロットが現れた時に不在だった者たちを含めて、合計13体のビースト型双成種がいた。

1グループ3体で4組、ボスであるヴァルゴだけ1体で1組――合計5組で6時間交代のローテーションを組み、肉便器であるランスロットの使用時間を割り振っていた。

ヴァルゴの使用時間が終わり、また次のグループが交代で来たということだった。

 

「ケケケ、んじゃ交代するか。アタシが出したチンポ汁はそのままにしておくからたっぷりと潤滑油代わりに使っていいゼ♥」

「ヴァルゴ様が掃除したくないだけでしょもー。まぁ別にイイんですけどね、この方がチンコに響くし♥」

「ん〜エロい体してんな〜コイツ♥強かったらしいケドもう見る影もねー便所だな♥」

「早く、早く犯そうぜ♥ずっと他のメス男の便所使わずに溜め込んでたからチンポはち切れそうだよ、クキキ♥」

 

ビキ ビキ

 

ビキ ビキビキ

 

ビキ ビキ ビキキィ

 

 

 

 

三体の双成種はランスロットの犯され尽くした姿を見て股間をいきり勃たせる。

また新たな三本のふたなりペニスの気配を感じて、ランスロットのアナルがひくつきながらキュッと締まった。

 

「ケケケ、テメエらのチンポに興奮してまたケツマンコ締め付けてきたぜ♥たっぷり可愛がってもらえよ、ランスロットちゃん♥」

 

ズポッ

 

ヴァルゴがおよそ6時間ぶりにふたなりペニスを引き抜き、ガバっと空いたアナルが露わになる。

そのまま振り返ることもなく、ヴァルゴは満足気に部屋を出て行った。

 

「アタシらのグループがマワし終わったら、明日は丸一日休ませてやんよ。シャワーも浴びせてやるしメシもたっぷり美味くて精が付くのを食わせてやる」

「まあ丸一日交尾できなくて、我慢できなくなって自分からその開きっぱなしのケツ穴見せつけておねだりしちまうだろうけどな♥」

「今日のメシは栄養マンテンのふたなりミルクだから、残さず味わえよ♥これさえたっぷり飲んどきゃ人間は病気一つしねえんだからな♥クキキキキ」

 

肉便器扱いであることに変わりはないが、ランスロットの心身が壊れないように休息はローテーションの中に含まれていた。

ランスロットがとても貴重な存在である上等なメス男だからというのもあるが、平均寿命がとても長い双成種は捕らえた性奴隷をむやみやたらと死なせることは好まず、永く可愛がる傾向があった。

 

(…………ぁ、ぁはぁっ…………♥ま、またっ…ふたなりチンポ……ぃっぱぃぃぃ…………♥)

 

ランスロットは内心どこか悦びながら、ふたなりペニスを迎え挿れる尻穴の力を緩めていった――

 

 

――こうしてランスロットは一瞬の油断から格下であるヴァルゴに敗北し、怨敵であるファティマに会うこともなく冒険を終えた。

双成種の拠点である「迷宮」に来る救助などいるわけもなく、来る日も来る日も獣のように犯され続けて性欲処理を担う日々――

時折ヴァルゴが迷宮を出て他の美形の男を捕まえては肉便器にしていったが、皆ランスロットの美しさや肉便器としての質に遠く及ばず、すぐに飽きられどこか余所へと売り飛ばされていった。

ヴァルゴたちに大変気に入られたランスロットは、一生涯を最上級の肉便器として可愛がられ過ごしていった。

 

ランスロットのアナルが元の形に戻ることは、二度と無かった。

 

 

BADエンド『肉便器・ランスロット』

 

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