白濁少女少年

体験版 第1話

(今なら、きっと大丈夫だよね……?)
ガタッ。

 教室に誰もいなくなったのを見計らって、豊科 瑠紅はそそくさと教室を飛び出す。
 大切な用事が控えていたので、これから保健室に行くつもりでいたのだ。
 席から立ち上がったまま身支度する間も、つい焦らずにいられない。
 帰りのホームルームが終わった後もずっと席に座ったまま、クラスメート達が帰るのを待ち続ける必要があったのだ……思っていた以上に時間を費やしてしまい、気づいたら夕方になってしまった。

「あ、あうぅっ……」
ヨタヨタヨタッ……

 廊下を歩き続けるうちに、瑠紅はひとりでに両脚を震わせてしまう。
 すぐにでも保健室に向かうつもりでいたのに、つい腰をくねらせずにいられない。
 おぼつかない足取りのせいでなかなか思うように目的地まで辿り着けそうにないのが、あまりに焦れったくてたまらなかった。
 気づいたら周囲を何度も振り返りながら、おかしな緊張にも苛まれてしまう。

(保健室に入るまで……ちゃんと最後まで隠さなくっちゃ!)

 物静かな校舎内を突き進んでいる間も、瑠紅はスカートの内側に繰り広げられている状態に気を取られていた。
 脚を踏み込むたびにおかしな感覚が押し寄せてきて、つい身を捩らせずにいられない。
 ずっと隠し続けてきた下半身の秘密のせいで、ここまで思い悩まされる羽目になるなど思いもしなかった。
 すぐにでも相談を持ち掛けたい反面、保健室が近づくにつれて段々と憂鬱な気持ちが押し寄せてくる……

コンコンッ、ガチャッ。
「し、失礼します……」

 おかしな気まずさに幾度となく苛まれながら、震える足元を堪えるうちに瑠紅はようやく保健室へと辿り着くことができた。
 遠慮がちにドアをノックした後、恐る恐る中へと入り込む。
 中にいるはずの保健教師に挨拶を交わす間も、つい背筋をこわばらせずにいられない。
 ずっと待ち焦がれていたはずの場所なのに、言い表しようのない緊張がどうしても拭えそうにないのだ。

「あら、いらっしゃい。こんな時間に、一体どうしたのかしら?」

 保健室へやってきた瑠紅に、保健教師はすぐ言葉を交わす。
 長い髪を揺らしながら近づいてくる彼女をさりげなく出迎える間も、ずっと肩を張り詰めている様子につい注目せずにいられない。
 どうやら深刻な悩みを抱えているようだと気づいて、まずは落ち着いてもらうつもりでいたのだ。

「じ、実は……くうぅっ!?」
ヒクヒクヒクッ。

 保健教師の元へ向かった後、瑠紅はあっけなく押し黙ってしまう。
 やっとの思いで保健室に来られたはずなのに、どう悩みを打ち明ければ良いのか少しも思いつきそうになかったのだ。
 恐る恐る言葉を投げ掛けた後、次の台詞がなかなか出てこない。
 気づいたら喉を詰まらせたまま、ひとりでに俯いてしまう始末だった。

(こんな恥ずかしいこと、もし先生に知られちゃったら……やっぱり、驚かれちゃうかも!?)

 足元を見つめたまま、瑠紅はますます縮み上がってしまう。
 ずっと抱えていた悩みを打ち明けてしまったら、保健教師にどう思われてしまうか……頭の中で振り返るだけで、あまりに恐ろしくてたまらない。
 どんなに勇気を振り絞ろうとしても、悩みを打ち明けられるどころか顔すら持ち上げられそうになかった。
 もしかしたら学校での立場を失いかねない、あまりに致命的な事態かもしれないと今になって気づかされていたのだ……

「……豊科さん。もしかしたら、ちょっと言いづらいことなのかしら? 今なら二人っきりなんだから、そんなに遠慮しないで?」

 言葉を詰まらせている瑠紅へと、保健教師はさらに言葉を続ける。
 小刻みに震えている肩を見つめながら、さりげなくベッドの奥へと誘い出す。
 どうやら本人も気に病んでいるようだと気づいて、どんなことでも構わないので相談して欲しいと改めて口にする。

「わ、分かりました。実はずっと悩んでたことがあって。ちょっと失礼します……あうぅんっ!?」
スルスルスルッ、プルンッ。

 保健教師に案内されるままベッドの奥へ向かった後、瑠紅は思い切って相談を切り出すことにした。
 そっと返事を返しながら、スカートのホックを恐る恐る取り外す。
 ショーツを下ろした途端に飛び跳ねる部分に、つい戸惑わずにいられない。
 ずっと隠し続けていた下半身の秘密を、ついに人目に晒してしまったのだ。

「あら、豊科さん。たしかあなた、女の子のはずよね……どうしてあなたのお股に、こんな立派なものが生えてきちゃってるのかしら?」

 目の前へとさらけ出した瑠紅の下半身に、保健教師はすぐ注目を寄せる。
 脚の間から見事に突き出している棒状の器官など、どう見ても男性器にしか思えそうになかった。
 あまりに異様とも思える下半身の構造に思わず息を飲みながら、瑠紅にそっと質問を投げ掛ける。
 しっかりと胸も膨らんでいるはずの彼女が、どうして立派な逸物などを持ち合わせているのか、どんなに考えても理由を思いつきそうにないのだ。

「ご、ごめんなさい。こんなもの、いきなり先生に見せてきちゃって。これから言うこと、ちゃんと信じてもらえますか……?」

 保健教師の質問を受けて、瑠紅は思わずうろたえてしまう。
 どうして女子であるはずの自分が異性の部分などを携えているのか、何としても説明しなければならなかった。
 とっさに返事を返した後も、つい慌てずにいられない。
 何とかして事情を説明しなければいけないのに、どこから切り出せば良いのか、どんなに考えても上手く気持ちの整理がつけられそうにないのだ。

「私、性別上は女の子なんですけど……先生は『半陰陽』って、聞いたことありますか? 男の子と女の子の両方、生まれた時から持っちゃってたみたいなんです。こんな恥ずかしいこと、なかなか誰にも相談できなくって……」

 はしたない部分をさらけ出したまま、瑠紅は下半身の秘密を打ち明ける。
 生まれた時から両性具有の体質を抱えていて、小さな頃は男子だと思い込んでいたのに、身体の成長とともに女性らしい身体つきへと変貌してしまい、女子として振る舞うことを余儀なくさせられていたのだ。
 やっとの思いで説明を終えた後も、つい思い悩まずにいられない。
 男性器などを股間にぶら下げていた事実を知られた後、もしかしたら奇異の視線を向けられてしまうかも分からないのだ。

「なるほど、良く分かったわ。それにしても、まさかウチの学校に『両性具有』の生徒がいたなんて本当に思いもしなかったわ……ねぇ、豊科さん。どうして大事な部分がこんなに大きくなっちゃってるのか、聞かせてもらえないかしら?」

 瑠紅の言葉に聞き入りながら、保健教師はそっと返事を返す。
 あまり類を見ない『両性具有』の体質を抱く者が、こんな身近にいたなど思いもしなかった……女らしい身体つきと不釣り合いな逸物の存在など、多感な年頃を迎えたばかりの少女ではさすがに持て余しても仕方がなかった。
 丸みを帯びているお尻やくびれた腰つき、逸物の根元にちゃんと膣まで存在している様子など、何度見ても不思議でたまらない。
 何とか説明をやり遂げた後もずっと俯いてばかりいる瑠紅に、別の質問をぶつける。
 お腹の辺りに届きそうなほどの見事な形状に関心を寄せながら、どんな理由で勃起を起こしてしまったのか、何としても彼女から聞き出すつもりでいたのだ。

「せ、先生も分からないんですか? 朝からずっとこんな調子で困ってるのに……体育の授業をサボったの、もし誰かに疑われちゃったらどうしよう……!?」
フルフルフルッ……

 保健教師の思わぬ質問に、瑠紅はさらに焦ってしまう。
 男性器の存在だけでなく勃起の理由まで尋ねられて、ついうろたえずにいられない。
 恐る恐る返事を返す間も、おかしな気まずさに苛まれてしまう……どんなに尋ねられても、勃起を起こしている原因を少しも思いつきそうになかった。
 普段は時間が立てば元に戻るはずなのに、昨晩からずっと勃起が収まらないせいで、体育の授業に出るどころか、教室で過ごしている間も股間の盛り上がりを取り繕うだけで精一杯だったと必死の思いで洩らしていたのだ。

「なるほど、豊科さんも原因が分からないままなのね、変な質問しちゃってごめんなさい……そうだ。小さくしてあげる方法なら知ってるから、ちょっと試させてもらえないかな?」

 瑠紅の言葉に耳を傾けながら、保健室は起き上がっている部分をじっと凝視する。
 あまりに元気過ぎる部分を匿い続けるだけで、彼女がどれだけ苦労させられていたのかと痛感せずにいられない。
 特異な体質を思い悩んでいるせいか、ずっと頬を赤くしたまま俯いている瑠紅にある提案を持ち掛ける。
 今にもはち切れんばかりに膨らみ切っている部分を元に戻すための方法を、すぐにでも瑠紅に伝授するつもりでいたのだ。

「あ、あの。先生? これから何を……きゃんっ!?」
シュルシュルシュルッ。

 保健教師に返事を返した途端、瑠紅はあっけなく悲鳴を洩らしてしまう。
 両手を差し伸べてきたかと思えば、スカートやショーツを強引に脱がされていたのだ。
 丸出しになった下半身を恥じらうあまり、つい縮み上がらずにいられない。
 ついには片脚ずつ持ち上げられるまま、下半身の衣類を引き嵌がされた後だった。

ギュムッ。
「ふふっ、それにしても本当に立派なオチンチン……普通の男の子じゃ比べものにならないくらいね?」

 身を捩らせている様子も構わず、保健教師はさらに瑠紅へと絡んでくる。
 プリーツスカートやショーツを奪い去った後、丸出しになった下半身へと身を乗り出す。
 思春期を迎えたばかりとは思えないほど、彼女の逸物があまりに立派だったのだ……しっかりとした長さや太さを誇っている様子など、つい見惚れずにいられない。
 男性器の根本をしっかりと掴むたびに独特の熱さや堅さ、表面が脈打つ様子までひしひしと伝わってくる。

「そ、そんな恥ずかしいことなんて言わないでぇ……ひうぅんっ!?」
モゾモゾモゾッ。

 いきなり保健教師から仕向けられた行為に、瑠紅はあっけなくひるんでしまう。
 自分でもあまり触れたことのない部分などを、いきなり他人に握り締められていたのだ。
 とっさに悲鳴をぶつける間も、つい身を捩らせずにいられない。
 敏感な部分に指先がしつこく絡みつくたびに、おかしな感覚が押し寄せてくるのだ。

「そんなに嫌がらないで、豊科さん。このままじゃオチンチンが大変なことになっちゃうかもしれないんだから……これから豊科さんのために、マスターベーションのやり方をみっちり教えてあげるつもりなの。ほら、ちゃんと自分で握ってみて?」

 あっけなく喘いでしまう瑠紅を相手に、保健教師はさらに言葉を続ける。
 これから興奮を静める方法を教えるつもりなので、一緒に真似てみるよう誘い出す。
 どうやら自慰行為を一度もしたことがないようなので、自分なりの方法で彼女に性の経験を積ませるつもりでいたのだ。

「こ、これでいいですか……あうぅんっ!?」
ギュムッ。

 保健教師に言われるまま、瑠紅は恐る恐る逸物へと手を伸ばす。
 はしたなく起き上がった部分を掴んだ途端、つい身悶えずにいられない。
 ほんの少し触れただけなのに、言い表しようのない快感が駆け巡ってくるのだ。
 目の前にいる保健教師の様子を窺う間も、ひとりでに胸が弾んでしまう。

「その調子よ、豊科さん。今度はこんな風にオチンチンを弄ってみるのよ?」
シュコッ、シュコッ、シュコッ……クリュクリュッ。

 頬を赤らめている瑠紅へと、保健教師はそっと言葉を投げ掛ける。
 まだ性の経験すら持ち合わせていない彼女のために、自らを慰めるための方法をしっかりと叩き込むつもりでいたのだ。
 しっかりと起き上がっている部分の胴体をしごいたり、先端を指で捏ね回したりを丹念に繰り返す。
 刺激を与えるたびに手の平で蠢く様子に、つい興味をそそられずにいられない。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……こ、これでいいですか。ふぐぅんっ!?」
ゾクゾクゾクッ。

 保健教師の手つきに会わせて、瑠紅は夢中になって下半身を弄り続ける。
 最初ははしたない部分に触れることすらためらっていたはずなのに、保健教師に誘われるまま、気づかぬうちに逸物をしごき始めていたのだ。
 敏感な部分の隅々まで柔らかい指先が絡みつくたびに、つい喘がずにいられない。
 身体の内側を走り抜ける未知の感覚に、段々と気持ちを奪われかけていたのだ。

「ふふっ、なかなか飲み込みが早いみたいね……そう言えば豊科さん。どんな時にオチンチンが大きくなっちゃうのか、どんなきっかけでも良いから教えてもらえないかしら?」

 段々と息を弾ませる瑠紅に、保健教師はさりげなく質問をぶつける。
 股間の代物を大きくさせてしまった原因を、改めて瑠紅から聞き出すつもりでいたのだ。
 思い当たる節があるならどんなことでも教えて欲しいと言いながら、張り詰めた部分をしっかりと撫で回す。

「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……そ、そう言えば。幼馴染みの男の子と遊んでた時に……裸んぼになってお風呂に入ったり、オチンチンを触り合ったのを思い出すと。急にオチンチンがムズムズしてきちゃってぇ……」
モジモジモジッ……

 保健教師から尋ねられた質問に、瑠紅は恐る恐る答えていく。
 胸の鼓動に任せて、気づいたらおかしな告白を繰り広げていた……まだ自分が男の子だと思い込んでいた頃、幼馴染みの男の子と一緒にお風呂へ入ったり、お股の触りっこをしていた思い出を振り返るうちにいやらしい気持ちになってしまったと打ち明けていたのだ。
 ずっと胸の奥底に潜んでいた思いを口にするたびに、ますます全身が火照ってきてたまらない。
 未だにためらわずにいられない反面、身体の内側からこみ上げてくる感情を抑え切れそうにないのだ。

ムクムクムクッ、ギチギチギチィッ!
「や、やだぁっ……オチンチン、弄るたびにもっと熱くなってきちゃってぇっ……!?」

 はしたない告白を口にした直後、瑠紅はさらに喘いでしまう。
 幼馴染みの面影を振り返った途端、こそばゆい感覚がさらに勢いを増してこみ上げてきたのだ。
 保健教師の手によって与えられる手つきに、つい身悶えずにいられない……指先を押し当てた部分から、狂おしい衝動が続々と湧き上がってくる。
 物心ついてから初めて繰り広げることになった自慰行為に、すっかり病みつきになっていたのだ。

「あと少しみたいね……豊科さん、そのまましっかりオチンチンをしごいてみるのよ?」

 何度も全身をくねらせる瑠紅の様子に、保健教師はさらに注目を寄せる。
 どうやら興奮し切っているせいか、膨らみ切った逸物がひとりでに跳ね上がってくる……握り締めている竿の部分が脈打つ様子に、つい興味をそそられずにいられない。
 敏感な部分全体に刺激を送りながら、瑠紅の耳元にそっと言葉を囁く。
 いつ射精してもおかしくない勢いだったので、逸物に溜まっているものを思う存分出し切るよう言い放つ。

「ふぁ、ふぁいぃっ……はひぃんっ! もうダメぇっ……!?」
ビクビクビクッ、ブビュルビュルゥッ……!

 保健教師に返事を返した途端、瑠紅はすぐに悲鳴を撒き散らしてしまう。
 ずっとしごき続けていたオチンチンがひとりでに震え上がって、膨らみ切った先端から何かが次々と飛び散ってくる……くすぐったいような感覚が一気に全身を駆け抜けるたびに、つい背筋を跳ね上がらせずにいられない。
 続々と湧き上がる興奮に任せて、気づいたら勢いで射精を引き起こしてしまった。
 ずっと弄り続けていた部分が暴れ狂ってきて、少しも抑え切れそうにないのだ。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……や、やだっ! おかしなものがどんどん出てきちゃって。このままじゃベッドが台無しになっちゃうぅ……!?」
ビチビチビチィッ、ヌチョヌチョヌチョッ。

 今まで見たこともなかった現象を目の当たりにさせられて、瑠紅は度肝を抜かれていた。
 ひたすらしごき続けていた部分がおかしな方向に揺れ動きながら、先っぽから白く濁った液体が噴き出してくるのだ。
 シーツの上に次々と零れ落ちる様子に、つい戸惑わずにいられない。
 おかしな代物によってこれ以上ベッドを汚したくないのに、勝手に逸物が揺れ動いて、はしたない粗相を少しも止められそうになかったのだ。

「豊科さん、別に遠慮なんてしなくて平気なんだから。どうやら精液も出せる身体みたいね……オチンチンの中に溜まってるもの、全部出してしまいなさい?」
シュコッ、シュコッ、シュコッ……

 慌てている瑠紅へと言葉を投げ掛けながら、保健教師はとんでもない事実を明かす。
 さすがに目にするのも初めてのようだと気づいて、射精を繰り広げている真っ最中だと口にする。
 どれだけベッドを汚しても構わないので、身体に溜まっているすべての精液を出し尽くすよう耳元で囁きながら、ひとりでに脈打つ逸物を丹念にしごき続けていたのだ。

「や、ヤダぁっ……! お股が全然、言うこと聞かなくなっちゃってぇ……はひぃんっ!?」
ビュルッ、ビチビチッ、ドロドロドロォッ……

 保健教師に言われるまま、瑠紅はさらに射精を引き起こしてしまう。
 激しい快感の余韻が押し寄せるのに合わせて、立て続けに精液が飛び出してくる……心地良い指先の感触を意識するあびに、ますます興奮を掻き立てられてたまらない。
 シーツの上に粘ついた液体が広がる様子を見つめている間も、ひとりでに跳ね上がる部分をつい弄ばずにいられない。
 初めて身体に叩き込まれた快感に夢中になるあまり、はしたない部分をしごき続けるのを当分は止められそうにないのだ……

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