第一話に戻る <<< 表紙へ >>> 第三話に進む



第二話 処女メイドのお口ご奉仕、おっぱい風呂



 朝。
 目覚めると、おっぱいが目の前にあった。
「……」
 はっきりしない頭で無意識に顔を埋める。
「おはようございます、ご主人様」
 静かなささやき。
 この声は弥生だ。
 ボクは寝る前に何があったかを思い出せないでいた。
 昨日は……えーと……
「……」
 頭が動かない。
 身体がぐったりしている。
 昨日のことなんてどうでもよくなった。
 弥生を抱きしめ、また心地いい眠りに落ちようと……
「だめですよ、ご主人様。学校はじまっちゃいますよ」
 弥生ははっきりとした声で、寝ぼけた頭に水を浴びせる。
「え……、いいよ、学校なんて……」
 ボクは両親の莫大な財産を受け継いだ身である。学校に行く必要はないし、必要なら家庭教師を招くなり、学歴を買うなりすればいい。
「いけません。起きて下さい」
 弥生はボクを抱き起こす。
「……」
 そこまでされても身体にスイッチは入らない。
「もっと寝る……」
「ご主人様」
 やや厳しい弥生の口調。ボクの好きな弥生。
「起きないと、学校まで引きずっていって、校門の前で『行ってらっしゃいませ』ってやりますよ」
「それは……困る」
 いきなり目が覚めた。
 メイド同伴の登校なんてしたら、それこそもう二度と学校には行けなくなってしまう。
「じゃあ、起きてください」
「うん……」
 ボクは目をこすりつつ、ベッドから降りる。
 朝食も、制服もすべて完璧に揃えてあった。
 メイドたちは玄関で、
『行ってらっしゃいませ、ご主人様』
 と、ボクに手を振った。

              *

 学校で、ボクはメイドたちのことばかりを考えていた。
 昨日。
 主人としての第一日目。
 メイドたちに散々もてあそばされ、犯された。
 初体験はメイドが上になった。
 これではいけない。
 ボクは主人なのだから、メイドたちにそれを見せつけねばならないのだ。
 どうすれば主人としての威厳を保てるか……
 それを延々と考えていた。
 授業が終わるとすぐに帰宅する。
 自宅のマンションにつく。
 この最上階にボクは住んでいる。フロアがまるまる我が家である。もっと言えば、マンション自体ボクの所有で、残りの部屋を賃貸に出している。以前は、馬鹿でかい屋敷に住んでいたのだが、閑散として住みづらいため、ここに引っ越してきたのである。
 エレベーターに飛び乗る。
 玄関で二人のメイドが出迎える。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
 頭を下げる。
 一人にバッグを押しつけ、部屋に行かせる。
「おい、志穂」
 残ったもう一人が、はいと小さく答えた。
 志穂は最年少のメイドである。ボクよりひとつかふたつだけ年上だ。
 背が低く、可憐で儚げなタイプの美人だった。単純な美しさでいえば、麻衣子より上だろう。性格はおとなしく、あまり笑顔を見せてくれない。
「はい、ご主人様……」
 なにを勘違いしたのか、志穂はいきなり抱きついてきた。
 ボクの唇を吸い、舌をしっとり絡める。
「ん……っ!」
 志穂の甘い味に匂い。
 ボクはお花畑に運ばれる。
「……っ」
 べちゃべちゃ。
 一心不乱に舌をまわす志穂。
「ちっ、違うよ!」
 唐突に我に返り、ぐいっと志穂の肩を引き離す。
「あの……、私、いけないことをしたでしょうか……」
 志穂は消え入りそうな声で下を向く。
「そ、それはいいから……、志穂!」
「はい……」
「ボクのチンポをしゃぶれ」
 玄関で靴を履いたまま、ボクは命じた。
「はい、ご主人様……」
 従順に返事し、志穂はメイド服のスカートを抑えて、床にひざまづく。
 ボクの制服のベルトに手をかける。
 すとんとズボンが落ちた。
 パンツの前はすでに盛り上がっていた。さっきのキスで刺激されたからだ。
 志穂は丁寧にパンツを下ろした。
 ボクのチンチンが引っかかってぴょこぴょこ揺れる。
 メイドの頬が朱に染まる。
「ほら、皮を剥くんだ、志穂」
「はい……」
 軽く手でつまむ。
「……」
 それだけで気持ちいい。
 志穂がボクの仮性包茎を後退させた。
 亀頭が現れる。
 すでに先端から透明の液体が垂れている。我慢汁だ。
「どうだ、志穂、主人のチンポは」
「……はい。……大きくて、ご立派です……」
 このメイドは明らかに嘘をついた。
 ……まあどうでもいいか。
「どうだ、臭いだろ」
「はい……」
 軽く握ったまま、上目遣いにボクを見る。
 半日分のおしっこがついた包茎チンチンは、かなりの異臭を発している。
「この汚くて臭いチンポをおまえはしゃぶるんだ。チンカスも全部なめとるんだ」
 ボクは片手でメイドの頭を軽くつかむ。
「わかりました、ご主人様。口でご奉仕させて頂きます……」
 と、小さくて愛らしい唇を開く。
 そんな志穂の姿を上から見下ろす。
 最高の気分だった。
 メイドをひざまづかせ、汚いチンチンをしゃぶらせる。
 これぞ主人である。
「おまえの口にたくさん出すから、一滴残らず飲み干すんだぞ」
「はい、ご主人様。たくさん飲ませてください」
 志穂の舌先が、尿道口のあたりに触れる。
「……!」
 ボクはぴくっと身体を震わせる。
 志穂は舌を亀頭の上の方に這わせ、べろりと一回転させる。命令通り、チンカスをなめ取ったのだ。
「……んはあっ!」
 強い感触にボクは声を漏らした。
 志穂の左手が竿を、右手はタマをさする。
 舌でチンチンの粘膜部分をぐりぐり回転し続ける。
 それだけでもう果ててしまいそうだった。
「で……」
 出ちゃうという言葉を飲み込む。
 志穂は上目遣いにボクの反応を疑っていた。
「な、なめるばかりじゃなくて、しっかりしゃぶれ!」
「はひ、ごしゅじんさま」
 舌の動きを止め、今度はぱっくりとボクのオチンチンをくわえ込む。
「ん……」
 前後にピストン運動が始まる。
 口内は唾液で溢れていた。
 じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ、じゅっぷ
「ひああああっ!!」
 抑えていた声が一気に出た。
 ぬるぬるした唇が、敏感な傘の部分を行ったり来たり刺激し続ける。
「ふはぁっ!! あっ……ん!! あっあっあっ!!」
 ボクは両手で志穂の頭をがっちりつかむ。
 志穂がずっと上目遣いでボクの目を見続けている。
「んぅぁあああ!! 出ちゃう!! 志穂、出る!!!」
 志穂の唇の動きが速くなる。ボクをイかせようとしている。
 ボクは志穂の頭をつかんで、腰を突き出した。
「――――――!!!」
 爆発。
 大量の精液をメイドの口内に撃ち出す。
 絶頂に達しても、志穂の唇は動きを止めない。いやらしくボクの肉棒をしごき続ける。
「あっ……!! んあああっっ!!」
 同時にストローのようにオチンチンを吸う。
 精液が貯蔵庫から尿道を通ってほとばしる。
 志穂はまるで精液吸引機だった。
「あああんんあああああああっっっ!!!」
 出した精子の分だけボクは快感に震える。
 涙が出てくる。
 腰がガクガクする。
 志穂はそんなボクのことを下から見続けている。
「んっんっんっんっ」
 口淫は終わらない。
 献身的なストロークが射精の質と量を高める。
「っ……、あっ……!」
 情けなく口を半開きにしながらボクは考える。
 おかしい……
 ボクが主人のはずなのに……
 主人らしくメイドをひざまづかせてしゃぶらせたはずなのに……
 またもメイドにイかされてしまった。
「申し訳ありません、ご主人様……」
 やっと志穂がボクのチンチンから離れた。
「量が多かったもので、少しこぼしてしまいました」
 両手がどろどろの白濁液で溢れている。
 唇と舌もぬるぬるだ。とろりと糸を引いて落ちていく。
 志穂は手についた精液を丹念になめ取る。
「美味しいです……」
 最後に唇を汚す精子を舌でぺろりとぬぐった。
「全部……飲みました。これでよろしいでしょか、ご主人様」
 下から不安そうに上目遣い。
「あ、ああ。悪くなかったぞ」
 ボクは必死に虚勢を張った。
「よかったです……。たくさん出してもらえて」
 おとなしい最年少メイドは無表情のまま安心したように言った。


《メイドデータ》

 名前…志穂
 身長…低い
 バスト…Cカップ
 家事…C
 Sっ気…SSSS
 髪型…セミロングヘア
 性格…無口
 備考…最年少


              *

「お帰りなさいませ、ご主人様」
 いつもの明るい微笑み。
 弥生がリビングでボクを迎えた。
「あれ? 他のみんなは?」
 リビングにいたのは弥生ともう一人だけである。
「お風呂にいます。ご用意が出来ていますよ」
「風呂……?」
 ボクは時計を見る。
 入るにはまだ早い時間だが、まあ汚れを落とすのもいいだろう。
 弥生がボクの背中を押した。
 この家は、各寝室に専用の風呂とトイレがついている。
 それとは別に、数名で入れる大浴場がひとつあった。
「それじゃ、みんなお願いね」
 脱衣場で四人のメイドが待っていた。
 全員すでに裸である。
 メイド服を着てないとただの年上のお姉さんにしか見えない。かろうじて、頭にヘッドドレスをつけているのがそれらしいといえる。
「お脱がせいたしますね」
 副メイド長、麻衣子がひざまづいて、ズボンを下ろす。
「はい、ご主人様、ばんざーいってしてください」
 巨乳の由佳がシャツを脱がせる。
 あっという間にボクも裸となった。
「ふふっ、ご主人様、もう大きくなってる」
 さっき志穂に抜いてもらったばかりというのに、ボクはもう戦闘準備を終えていた。裸の巨乳メイドに囲まれているのだからこうなって当たり前だ。
「こちらへどうぞ、ご主人様」
 両サイドからボクの手を取る。
 風呂場はかなり広い。五人入ってもまだ余裕がある。
「はい、座ってください」
 と、椅子が用意される。
 ぺたりとボクは腰をおろす。
 その隙に麻衣子がシャワーを取って温度の調節をしていた。
 ボクの胸のあたりにお湯をかける。
「熱くないですか、ご主人様?」
「うん、平気」
「それでは両手を出してください?」
「?」
 ボクは麻衣子の言葉に従う。
 美人の副メイド長は、器にしたボクの両手に液体状のボディソープを出す。
「それではご主人様、身体を洗うスポンジに石けんをつけてください」
 少しかがんで、ふたつのおっぱいをボクに突きつけた。
「スポンジって……これ!?」
 小さく上品な乳首を指す。
「そうですよ。ご不満ですか?」
「う、ううん」
 ボクは手を伸ばしておっぱいに触れた。
 上からボディソープを塗りたくる。
 ぬるぬる、ぷるぷる。
 普通に揉むよりおっぱいのやわらかさがよくわかる。
 淡い先端部分をきゅっと押しつぶし、こねくりまわす。
 自然と頬が緩み、興奮して、鼻息が荒くなる。
「このスポンジが気に入りましたか?」
 麻衣子はやや上からボクの顔を覗きこむ。
「う、うん」
「ご主人様、私たちにもお願いします♪」
 ボディソープのボトルを持った由佳がボクに微笑む。
 ボクは手にたっぷりぬるぬるした簡易ローションをつけ、残り六つのおっぱいを交互につかむ。
 にゅるにゅる。
「アハハ、くすぐったい」
 メイドたちは笑いながら逃げようとする。
 さらに興奮し、ボクは泡まみれの手でおっぱいをもみまくる。なんと楽しいのだろう。
「洗いますね、ご主人様」
 由佳は巨乳をつかんで、ボクの二の腕を挟んだ。上下にゆっくりと動かす。
 他のメイドたちも、ぬるぬるやわらかいスポンジを全身に押しつけてくる。
「はあ……」
 ボクは目を閉じ、その感触に酔いしれる。
「手も洗いますね」
 二人のメイドがボクの両手を挟む。
 おっぱいによる奉仕。最高である。
「ご主人様、それではオチンチンをお洗いしますね」
 由佳がボクの前にひざまづき、軽く足を開かせる。
「おっぱいで……?」
「もちろんです」
 うふっと微笑む。どことなく母性を感じさせる笑顔だ。
「なにを期待してるんですか、ご主人様」
 背中に大きなおっぱいがあたり、押しつぶされた。
 麻衣子が後ろから抱きついてきたのだ。
「男性のオチンチンは石けんの刺激に弱いんです」
 耳元でささやく。
「え、そうなの?」
「粘膜の部分はそうです。だから、すぐ洗って、すぐ洗い流さなければなりません」
 後ろから手を回して、ボクの乳首をつまむ。
「ひゃっ!」
 麻衣子は指の先端で軽く転がす。
 同時に背中のおっぱいが上下に大きく動く。
「手早く済ませますから」
 由佳はそそり立つボクの象徴を二つの胸で挟んだ。
「ん……!」
 ぬるりとやわらかい感覚にボクは声を上げる。
 由佳はつかんだHカップを上下に優しく動かす。
 巨乳に埋まったオチンチンがしごかれる。
「ふ……、はっ!! あっ!」
 これまでボクは、パイズリはあまり気持ちよくないなどという話を聞いていた。しかしそれは嘘だ。その証拠にもう出そうになっている。
「どうしたんですか、ご主人様。洗っているだけですよ」
 麻衣子のささやき。
「イくっ!! 出るのっ!!!」
 背中、両手、チンチン。
 おっぱいづくしでボクは限界だ。
「いいですよ、そのまま出してください」
 おっぱいをゆっさゆっささせながら、由佳はボクを見上げた。
「くすっ、ふか〜くイってください」
「胸に挟まれたまま出してくださいね」
 両サイドからメイドたちがボクに密着する。
「あ――――っ!!!」
 ボクはイった。
 奥底から熱いものがやってきて尿道口に到達する。
 だが、精液は飛ばない。
 胸の中にオチンチンが埋まっていたからだ。
 びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ。
 由佳のおっぱいに大量発射する。
「アハハ、なんか出てきましたね」
 胸を動かしたまま恥ずかしそうに笑う。
 びゅっ……びゅっ……
 ボクは両手で左右のメイドのおっぱいを握り、快楽に耐える。
「ご主人様……そろそろ終わりました?」
 巨乳メイドは上目遣いに主人を見た。
「ん……」
 ボクの声にならぬ声を聞いてから、由佳はおっぱいを左右に開く。
「うわー、たくさん出ましたね」
 その隙間は石けんでない白濁液でべとべとになっていた。
「こんなに出してもらえて嬉しいです、ご主人様」
 精子を手に取り、胸にぬりたくる。
「ご主人様ったら、洗ってるだけなのに出しちゃうなんて……」
 後ろから麻衣子の声がする。
「フフっ、おっぱい良かったですか?」
「毎日、身体を洗って差し上げますからね」
 メイドたちが大きな胸を押しつけながらボクに言う。
「ほらほら、速く洗い流さないと」
 麻衣子が背後からボクの股間にぬるめのシャワーを浴びせた。

 石けんをすべて洗い流してから広い湯船につかる。
 背中に二人のメイドがついて、後ろから支えられる。
 前にもう二人。
 おっぱいが四つ、お湯にぷかぷか浮いている。
 なんとなくボクはクラゲを思いおこす。
「面白いでしょう」
 と、なぜか自慢げに胸を触る由佳。
 お湯の中でゆらりゆらりと揺れる。
 ボクは手を伸ばして下から乳房をたぷたぷした。
「由佳……、おっぱいちょうだい」
「エヘヘ、飲みますか?」
 由佳は胸をぐいとボクの顔の方に突き出す。
 乳首にしゃぶりついた。
 さっき石けんまみれにしただけあって、すべすべした感触。
 目を閉じてちゅーっと吸う。もちろん母乳は出ないが美味しい。
 右、そして左。ボクの唾液で乳首をべとべとにする。
「おっぱい、次……」
 ボクは口を離し、メイドたちにおかわりを要求した。
「はーい」
 メイドが時計回りにずれる。
 形のいいFカップが突きつけられる。
 まず右のおっぱいを吸う。次に指で右乳首をいじりながら、左を。
「……っ」
 気持ちよさそうに目を閉じ、ボクの肩に手を回すメイド。
「次……」
 時計回りに四分の一回転。
 現れた乳首を下から上になめあげる。
「きゃっ……」
 くすぐったそうにメイドは笑う。
 人差し指と親指でぐにゅりと乳頭を潰す。
「ねぇ、気持ちいい?」
「気持ちいいですよ」
 と言いながらも、彼女はやはり笑っている。
 最後のおっぱいは麻衣子だった。
「どうぞ、ご主人様」
 ボクの肩に手を回し美巨乳を突き出す。
 べちゃべちゃと舌をまわすボク。
「いかがですか? 美味しいですか?」
「んー」
 口を動かすのに必死なボクは鼻息で返事する。
「本当にご主人様は胸が大好きですね」
「んー」
 彼女の言うとおり。
 一心不乱におっぱいをしゃぶる今は至福の時間だった。
「知ってますか、ご主人様」
「ん?」
「男の子も乳首で感じるんですよ」
 麻衣子の指がボクの乳首をなでた。
「ん!」
 奇妙なくすぐったい感覚が胸の先に走る。
「感じますか、ご主人様?」
「な、なにか変……!」
 ボクは魚のように口をぱくぱくさせた。
「これでどうですか」
 麻衣子がぎゅっとつねる。
「痛い!」
 思わず叫び声を上げる。
「あらあら、敏感なんですね」
 副メイド長は冷たく笑い、手を離す。
「そうだ、ご主人様、横になってみてください」
「……横に?」
 ボクはその場で横になった。湯船の上に浮かんだのだ。
 メイドたちが腰や肩を支えてくれる。
 自然と固く勃起したオチンチンが湯船から飛び出る。
「な、なんか恥ずかしいんだけど」
「よろしいでしょう? ご主人様は恥ずかしくされるのが好きなんだから」
 麻衣子が人差し指で裏筋をなでる。
「っ!」
 お尻の筋肉が収縮し、そそり立つオチンチンがさらに突き出される。
 ぺろりと先端の皮が剥かれる。
 麻衣子は舌を伸ばして、敏感な部分に触れる。
「はっっ!」
 思わず首を反り返らせ、後頭部が由佳のおっぱいに乗る。
「ご主人様♪」
 真上から由佳の口が降りてきて、ボクの唇を襲う。
 残ったメイド二人は、チンチンの方へ向かった。
 三枚の湿った舌が全方位からボクの亀頭をなめ回す。
「――!!」
 身もだえするが、メイドたちはボクの身体をしっかり支える。
「んッ、んんんんんッ!!!」
 由佳にディープキスされたまま、鼻から声を出し続ける。。
 全身とチンチンがびくびくする。
「ここ、気持ちいいでしょ、ご主人様」
「イきますか? イきますか?」
「いいんですよ、出しても。そのまま出してください」
 れろれろと、舌がボクの一番気持ちいい部分をなめまわし続ける。
「イっ……!! ひゅっ!!」
 ボクは達した。
 3+1枚の舌でイかされた。
 熱い先端部から、さらに熱い粘液を解き放つ。
「イったー♪」
「出てるー」
 などといいながらも、三人のメイドはベロの動きを止めない。
 びゅぐっ、びゅぐっ、びゅぐっ、びゅぐっ
 うながされるように、ボクは何度も射精を続ける。
 びゅっ、びゅ……、びゅ……、びゅ……、びゅ……、……
「……たくさん出たね」
 ようやく絶頂が収まったころになって、メイドたちは攻撃を中止した。
「すごーい、ご主人様、こんなにいっぱい……」
 顔と舌を精液まみれにしたままで笑いあう。
 三人ともどろどろになっている。
 本当にたくさん出たのだろう。
「すぐイっちゃいますね、ご主人様は」
 麻衣子が笑って、頬についたザーメンを指でとり、ちゅるちゅる吸う。
「美味しい」
 妖しげな微笑み。
「ほんと、おいしー」
「嬉しいです、こんなに頂けて」
 各々が出したての精液をなめとっていく。
「ずるい、私もご主人様の飲みたい」
 由佳が不満そうに言った。
「飲みたいの? いじればすぐ出るわよ」
 麻衣子の言葉に、ボク以外の全員が笑った。

              *

「どうなさったんですか、ご主人様?」
 脱衣場。
 メイド長、弥生が、ボクの身体を拭きながら、聞いてくる。
「なんでもないよ」
 顔をそらす。
「子供みたい」
 弥生は苦笑したようだ。
 それを聞いてボクはさらに機嫌が悪くなる。
「あらら、ご主人様、いかがしました? お風呂で麻衣子ちゃんたちが粗相をしましたか?」
「粗相ってほどのものじゃないけど」
「じゃあ、どうなさったのでしょう」
 どうしたって、またメイドたちのおもちゃにされて、イかされてしまったのである。ボクが主人なのに……。これでは昨日と変わらない。
「きちんと身体は洗いました?」
「洗ったよ」
「湯船に入りました?」
「入ったよ」
「では……ご奉仕にご不満が?」
 弥生はかがんだまま、バスタオルでボクの股間をごしごし拭く。
「〜〜!」
 びくりと身体が反応する。
「そ、そうだよ……!!」
 タマの裏をさすられ、電気が走る。
 ぞくぞく全身を震わせる。
「申し訳ありません、ご主人様」
 弥生は使いおわったバスタオルを洗濯籠に入れた。
「ご満足いただけなかったのは、メイド長である私の責任です。おっしゃってください、ご主人様。我々はどのようにご奉仕したらよろしいですか?」
「してもらいたいんじゃないの」
 裸のまま両手を振り回す。
「メイドに色々したいの……! ボクが上になりたいの」
 むき出しのオチンチンがプルプルする。
 よく知るメイドの前でとはいえ、子供っぽく恥ずかしい行為である。
「……? すればよろしいじゃないですか……?」
 弥生が目をぱちくりさせる。
「ご命令いただければ……、いえ、命令せずとも、お好きなようになさってください。メイドはご主人様のものです」
 と、立ち上がり、正面からボクを優しく抱きしめる。
 弥生のほうが背が高い。
 肩のあたりにボクは頭を預ける形となる。二つに結んだ髪からいい香りがする。
 でも、これではとてもメイドの上になっているとは言えない。
 ボクが上にならねば……
「そ、そうだ。弥生、こっちに来い」
「はい、ご主人様」
 ボクはメイド長の手を引く。
 行く先はボクの部屋だ。
 弥生をベッドに押し倒す。
「きゃっ」
 楽しそうに弥生が笑う。
 ボクは彼女の上に覆い被さった。
「どうぞ、ご主人様」
 と、弥生は軽く目をつむる。
 これで、やっとメイドの上になった。
「や、弥生はボクのものだぞ」
「はい、弥生はご主人様のものです」
 軽く息を吐く。
 服の上からおっぱいをつかんだ。
 半立ちだったオチンチンが、さらに充血してくる。
「ぬ、脱がすぞ、弥生」
「どうぞ」
 胸のボタンに指をかける。
 焦って上手く外れない。引きちぎるように、ブラウスの前の開く。
 ピンクのブラジャーがボクを出迎えた。
 弥生は軽く胸を浮かせた。
 その隙間から、背中に手を回す。
 ホックらしきものに指先が触れる。
(……こうかな?)
 片手だけで意外と簡単にホックが外れる。
 ボクはブラジャーを上にずらした。
 弥生のおっぱいが現れる。仰向けになっているためか、昨日と印象が少し違う。
 乳首がボクのほうを向いて自己主張している。
 吸い付いてやった。
「あっ……」
 弥生は目を閉じたまま、忍び笑いを漏らした。
 ややつぶれたおっぱいをぎゅっともんで形を作る。その先端の赤い部分をぺろぺろなめる。
「んっ……。ご主人様……」
 メイドがボクの頭に軽く手を回す。
「気持ちいい、弥生?」
「はい、ご主人様の舌が気持ちいいです」
 今度は反対側の乳首を攻める。
 同時に手を弥生のスカートに入れる。
 太ももをつかみ、さすり、そのまま付け根の方へなぞらせる。
 人差し指と中指が、弥生の股間に触れる。
 そっとなでてみる。
「ん……」
 ゆっくりゆっくり指を動かす。
「弥生、どう?」
「はい、感じてます、ご主人様」
 目を閉じたまま、ふーっと深くため息をつく。
 指先に湿り気を感じつつ、さらに動きを早める。
「ん…んっ」
 弥生の呼吸が荒くなってくる。
 うっすらと朱に染まった顔を見下ろしながら、激しくおまんこと乳首をいじる。
「あ……、んっ」
 下半身だけでなく、頭にも血が上ってくる。
 自分で精神的に高揚しているのがわかる。
 ボクが弥生の主人だ。
 弥生はボクのものだ……!!
「……脱がすぞ、弥生」
 前戯を一時中止し、足のほうにまわって、スカートをめくる。
 パンツもブラとおそろいのピンク色だった。
 お尻が浮く。
 ボクはピンクの下着に指をかけ一気に引きずり下ろす。
 足首にそれを引っかけ、弥生の両足を広げる。
 生々しくもいやらしい部分があらわになる。
「おまんこ丸見えだぞ、弥生」
 太ももを両手で支え、大きく開かせる。
 半脱がしにされ、胸と股を晒したメイドがボクの手の中にある。
「はい、恥ずかしいです、ご主人様」
 そこは生き物のようにひくひく動いてボクを誘う。奇妙にしていやらしい。
「なめて欲しいか?」
「はい、ご主人様になめていただきたいです」
 顔を近づけ、べろりとなめあげる。
「あっ……」
 弥生の身体が震える。
 一番敏感であろう部分に舌先を押しつける。
「はーっ」
 なめるたびに、腰がなまめかしくぐいぐい動く。
(このあたりかな……)
 膣口らしきところに舌の先を突っ込む。
「んん……っ!」
 弥生が少し身体を浮かせた。
「ここは? いいの?」
 少ししょっぱいそこをぐりぐりする。
「はい、入り口のところ気持ちいいです」
 弥生はボクの頭に手を置く。
 舌を離し、おまんこの穴に中指を入れてみる。
 少しずつ指が埋まっていき、最後までずっぽりと入った。
「指、入ったよ、弥生」
 ゆっくり出し入れし始める。
「はい……、ご主人様」
 一往復し、指の動きを激しくする。
 くちゅくちゅ音がし始める。
「あっ……!」
 弥生の深い声。
 指が締め付けられる。
「っ……はっ……んっ!!」
 せつなげに、弥生があえぐ。
 両手を上げ、深い呼吸で胸が上下する。
 興奮で頭が破裂しそうだった。
 ボクが弥生を支配している。
 メイドをおもちゃにするのはなんて楽しいのだろう!
 突っ込んだ指をさらに激しく動かす。
 ぐちゅぐちゅぐちゅ
「……くっ!! あっあっ……ご主人様!!」
 膣の中は完全に潤い、ボクの指にからみついてくる。
 ここにオチンチンを突っ込みたくて仕方がない。
 生で入れて、中に出したい。
「い、入れるぞ、弥生!」
「来てください、ご主人様」
 ボクのメイドはうるんだ瞳で主人を見る。
 もう我慢できない。
 オチンチンを持って、弥生の入り口に先っぽを押しつける。
 あてがっただけのつもりだったが、弥生はずぶずぶとボクを受け入れていく。
「んっ……!!」
 ボクは立て膝の体勢で、オチンチンを押し込んだ。
 ずぶっずぶっと熱い抵抗感。
「ふぁあっ!」
 自然と声が押し出される。
 ボクは弥生に飲み込まれた。
「どうですか、ご主人様……」
 股を開き、ボクを受け入れたまま、メイドはボクを見た。
「なかなかいいぞ……、弥生」
 適度なフィット感と締め付け。入れただけでイってしまいそうだった。
「こっちに来てください……、ご主人様」
「……こう?」
 繋がったまま、ボクは身体を前に倒し、手を弥生の横につく。
 驚くほど弥生の足は大きく広がった。
 ちょうどボクは真上から弥生を見下ろし、のしかかる形となった。
「その状態で腰を動かしてください」
 頬を染め、きれいな髪を振り乱したまま、弥生は言う。
 ボクはへこへこと腰を前後させる。
「んっ……、あっ!」
 弥生が顔を横に倒す。
「いかがですか……弥生の中は……、気持ちいいですか」
 涙をにじませながら薄目でボクを伺う。
「出ちゃいそう……」
「ご主人様のお好きなタイミングでお好きなだけ出してください」
 腰を動かす。
 おまんこがまとわりついてくる。
 弥生がボクの下であえぐ。
 一突きするたびに、おっぱいが前後にたぷんたぷん揺れる。
「はっ……あっ……! ――!」
 ベッドのシーツをぎゅっとつかむ弥生。
 ボクの腰はもう止まらない。最終的な快楽を求めて自然と動いてしまう。
「イくっ!! 弥生、出すよ!」
「あっ……!! 弥生にください!! 弥生の中に出してくださいっ!!!」
 弥生の手がボクの首にからみついた。
「ご主人様!!」
 さらに足が交差し、ボクの腰を自分の方に引き寄せる。
 弥生の胸に強く抱かれる。
 イった。
 熱い精液を弥生の膣内にほとばしらせる。
 生で射精する開放感。
 びゅっく、びゅっくと子宮にザーメンを浴びせる。
「ご主人様……もっと!」
 吐き出すたびに震えるボクのことを、弥生は、腕、膣、足で猛烈に抱きしめてくれた。
 どくっ、どくどくどく……
 精子を注ぎ込み続ける。
「……」
 何度も脈打ち、ようやく射精が終わった。
 ボクは弥生に包まれながら、深い幸福感に浸っていた。
 そこはやわらかくて暖かかった。
「ご主人様、よかったですか」
 目元を潤ませ、弥生がボクの髪をなでる。
「弥生……」
 ボクは挿入したまま、身体をすりつけた。
 自然とキスする。
 舌を絡み合わせる。
(あれ……?)
 長いキスが終わり、弥生の胸に埋まったまま、ボクはぼやけた頭で自問自答する。
(おかしい……な……)
 最高のセックスであった。
 メイドに生で挿入し、中に出した。
 でも。
(ボクが上にいるはずなのに、弥生に抱かれてる……)
 正常位でボクが上になっている。
 それなのに、下から弥生に強く、優しく抱かれている。
 これではメイドを犯したことにならない。
 主人としての威厳など保てない。
(でも……)
 弥生の胸の谷間に顔を埋める。
(まあいいか)
 ボクはしばらく心地よいそこに居続けた。


第三話に続く


第一話に戻る <<< 表紙へ >>> 第三話に進む