思春期少女に尿レズ講習・体験版

体験版 第1話

「……ねぇ、露亜ちゃんも私と一緒にバレエやってみようよ?」
「どうしようかなぁ。でも私、千歳ちゃんみたいには上手く踊れそうにないし……」

 お昼休みの間中、玉川たまがわ 露亜ろあは親友である相模原さがみはら 千歳ちとせと言葉を交わしていた。
 ○学年になってから入り始めたクラブ活動を一緒に入ろうと誘ってきたので、どう返事を返せば良いかと頭を捻っていたのだ。
 二人とも白を基調としたセーラー服に袖を通したまま、他愛ないお喋りを繰り広げていた……地元でも有名な私立の学園に通っている、何よりの証拠だった。
 運動神経の良い千歳と違い、あまり体育が得意ではない自分が脚を引っ張らないか、つい思い悩まずにいられない。

ゾクゾクゾクッ……
(どうしよう……もうオシッコしたくなってきちゃった。さすがにコーンスープを飲み過ぎちゃったかな?)

 返事の内容を考えている間も、露亜は段々と別のことに気を取られてしまう。
 まだお昼休みになったばかりなのに、尿意を催してしまったのだ……下半身を揺さぶるような感覚に、つい焦らずにいられない。
 とっさに両脚を重ね合わせた後も、なかなか落ち着きを取り戻せそうになかった。
 好物だった給食のコーンスープをお替わりし過ぎてしまったのを、今になって後悔させられていたのだ……

ギュッ。
「……やっぱり私は遠慮しておくよ。あんまり運動神経も良くないし、千歳ちゃんが踊ってるのを見てるだけで十分かなって」

 下半身の状態に戸惑う中、露亜はそっと返事を返す。
 どう切り出せば良いかと思い悩みながら、クラブ活動への誘いを断っていたのだ。
 千歳の反応を窺っている間も、つい腰をくねらせずにいられない。
 とっさにスカートの上から股間を押さえ込んだまま、当分は手を離せそうになかったのだ。

(とりあえず、まだ大丈夫だよね……まだお昼休みも残ってるんだし、もっと千歳ちゃんとお喋りしておかなくっちゃ?)

 千歳と顔を合わせている間も、露亜は懸命に尿意を堪え続けていた。
 午後の授業までまだ時間があったので、まだ我慢を続けるつもりでいたのだ。
 席の下で両脚をしっかりと重ね合わせたまま、つい震え上がらずにいられない。
 たとえ下半身の欲求を抱えていても、親友の千歳がいる前でおかしな素振りなど決して見せられそうにないのだ……

「ねぇ、みんな。そろそろ集合時間になっちゃうから、今のうちに廊下へ並んでてもらえるかな?」

 午後の授業が近づいてきたのでそろそろトイレに向かおうとしていた矢先、思い掛けない状況が露亜の元に舞い込んでくる。
 学年集会があるので廊下に整列して欲しいと、学級委員が周りにいる生徒達に訴えてきたのだ。
 集合時間が近づいているのに、なかなか廊下に向かおうとしない彼女達の様子につい焦らずにいられない。

「え〜、もうそんな時間になっちゃったの?」
「でも早くしないと、先生に叱られちゃうよ……?」
「それは分かってるけど……これからずっと立っていなきゃいけないんだもん」

 学級委員に言われるまま、教室にいる級友達は次々と廊下へ向かい出す。
 席から立ち上がって一斉に並んでいる間も、思わず溜め息を洩らしてしまう。
 普段より早くお昼休みを切り上げるだけでなく、学年集会が終わるまでずっと体育館で整列し続けなければいけないのが憂鬱でたまらない。

「ねぇ、露亜ちゃん。私達も一緒に行こうよ?」

 教室の中が慌ただしくなってきたので、千歳もそそくさと席から立ち上がっていた。
 整列しようとした矢先、露亜がまだ席から立ち上がっていないことに気づいて注意をぶつける。
 あまり級友達を待たせて迷惑を掛けたくなかったので、自分達もすぐ出発するつもりでいたのだ。

「ちょ、ちょっとだけ待ってて。すぐ戻ってくるから……きゃんっ!?」
グイッ。

 千歳に手を引かれるまま廊下に向かう間も、露亜はすぐに落ち着きを失ってしまう。
 お昼休みが終わる直前に用を足すつもりでいたのに、おかしな拍子に予定を崩されてしまったのだ。
 こっそりと列から離れようとした矢先、あっけなく悲鳴を撒き散らしてしまう。
 トイレへ立ち寄ろうとした矢先、強引に行く手を遮られていたのだ。

「もう、露亜ちゃんってば。もうみんな並んじゃってるみたいだし、私達もそろそろ急いた方がいいって!」

 勝手にどこかに行こうとする露亜の姿に気づいて、千歳はすぐに引き留める。
 すでに級友達が整列しているのに、一人だけどこかへ行こうとする様子など放っておけそうになかった。
 露亜の手首を引っ張りながら、ちゃんと並び直すよう言い張ってくる。

「そ、そんなぁ……あうぅんっ!?」
ヨタヨタヨタッ……

 思い掛けない千歳の行動に、露亜はすっかり慌ててしまう。
 一刻も早くトイレに駆け込むつもりでいたのに、ものの見事に邪魔されてしまったのだ。
 未だに焦らずにいられない中、並んでいる級友達の後ろに並ぶしかなかった。
 強引に引き留められた後、少しも列から離れられそうにないのだ。

(どうしよう、これからトイレに行くつもりだったのに……まさか千歳ちゃんに邪魔されちゃうなんて!?)
ヒクヒクヒクッ……

 周囲の様子を何度も振り返りながら、露亜はおかしな焦りに苛まれてしまう。
 刻一刻と尿意が押し寄せる中、まさか千歳に引き留められるなど思いもしなかった。
 その場に立ち尽くしたまま、つい身震いせずにいられない。
 すぐにでも用を足さなければいけないはずなのに、トイレに行って用を足すことすらできそうにない雰囲気なのだ……

「ちゃんと全員いるみたいね……それじゃ私についてきて?」

 露亜の抱えている事情も知らず、学級委員は級友達に合図を送る。
 ちゃんと全員揃っているようなので、すぐ体育館へ向かうつもりでいたのだ。
 先頭にいる学級委員に続いて、級友達も列を保ったまま歩き出す。

「あ、あうぅっ……!」
フラフラフラッ……

 級友達とともに廊下を歩いている間も、露亜はぎこちない足取りを取ってしまう。
 尿意を抱えたまま、これから体育館に向かわなければいけないのだ。
 トイレを通り過ぎるたびに、つい後ろを振り返らずにいられない。
 渡り廊下に差し掛かった途端、言い表しようのない不安がよぎってくるのだ。

(どうしよう……これからずっとオシッコを我慢し続けなきゃいけないんだ。みんなに変なこと言われても嫌だし、ちゃんと最後まで我慢できるかな……?)
ゾクゾクゾクッ。

 体育館の中に脚を踏み入れる間も、露亜は言い表しようのない不安へと苛まれてしまう。
 学年集会が終わるまで、ずっと尿意を我慢し続けなければいけないのだ……下半身を続々と駆け巡ってくる感覚に、つい思い悩まずにいられない。
 すぐにでも後ろに引き返したい反面、気づいたら体育館の中で整列してしまった。
 恥ずかしい思いをしたくないあまりに、トイレに行きたいなどと決して誰かに切り出せそうになかったのだ……

      *      *      *      *      *      *

「それではこれより、学年集会を始めたいと思います。一同、礼……」

 困り果てている露亜の事情も知らず、体育館の中では学年集会が繰り広げられていた。
 整列している生徒達を相手に、壇上に立った教頭が挨拶を交わす。
 教頭の言葉に合わせて、生徒達が一斉におじぎを始める。

「そろそろ初夏も近づいていますが、今年は例年と比べても寒い日が続いていますね……さて、皆さんはこんな話を聞いたことはありますでしょうか?」

 舞台裏に引き下がった教頭に代わって、今度は学園長が壇上へと脚を向ける。
 整列している生徒達を相手に、あらかじめ用意していた話を語り出す。
 話に退屈していないか気になるあまり、じっくりと周囲の様子を見つめていたのだ。

「……はうぅっ!」
フルフルフルッ……

 校長先生が長話を続けている間も、露亜はとんでもない状況へと陥ってしまう。
 その場に立ち尽くしたまま、つい身震いせずにいられない。
 じっとしているのも辛いほど、おかしな感覚に幾度となく襲われていたのだ。
 両脚を忙しなく擦り合わせながら、弱々しい悲鳴まで洩らし始めるような始末だった。

ゾクゾクゾクッ……
(どうしよう、こんなに脚が震えてきちゃってる……このままじゃ学年集会が終わるまでに、本当にオシッコを我慢できなくなっちゃう!?)

 着々と押し迫る尿意に、露亜はあっけなく意識を奪われてしまう。
 体育館の中が肌寒いせいか、下半身の欲求が一気に忍び寄ってきたのだ……懸命に我慢を続けている間も、段々と気持ちが弱り果てていく。
 どんなに頑張っても、身体の内側から押し寄せる感覚の波を静められそうになかった。
 学年集会が終わるまでちゃんと持ち堪えられるのか、あまりに気懸かりでたまらない……

「くうぅっ……!」
ヒクヒクヒクッ……

 下半身の状態に苦しめられながら、露亜はひたむきに我慢を続けていた。
 両脚をしっかりと重ね合わせたまま、つい背筋をこわばらせずにいられない。
 たとえ窮地に立たされていても、まさか人前で大恥をかくような真似など決して冒せそうになかった。
 その場に立ちすくんだまま縮み上がっている間も、着々と余裕を失ってしまうのだ。

「先ほどお話したように、みんなは本当に恵まれた環境で過ごしているのです、普段はあまり意識しないことかもしれないけど、もし機会があったら、お家に帰っておじいちゃんやおばあちゃんに……」

 肩を震わせている露亜の様子も知らず、学園長は延々と長話を繰り広げていく。
 今日のために用意した話を、並んでいる生徒達を相手にしっかり言い聞かせるつもりでいたのだ。
 話も締め括りに入ってきたので、発した声に思わず熱が籠もってしまう。

ブルブルブルッ……
(お願いだから、もう学年集会を終わらせてよぉ。このままじゃ、本当に身体が持たなくなっちゃう……!)

 壇上に立っている学園長の姿を見つめたまま、露亜はさらに困り果ててしまう。
 いつ身体が限界を迎えてしまうかも分からない中、なかなか無駄話を止める気配がなかったのだ。
 何度も時計の針を見つめたまま、おかしな焦りに苛まれてしまう。
 荒れ狂う下半身の欲求を必死に堪えながら、あと何分で学年集会から抜け出せるのかと思い悩まずにいられない……

「……それではこの辺で、お話をおしまいにしたいと思います」

 ひたすら尿意を堪えているうちに、学園長がそっと言葉を切り出す。
 用意した話をすべて言い終えたので、舞台から立ち去ることにしたのだ。
 並んでいる生徒達に軽く一礼をした後、壇上から引き下がっていく。

(よかった……あと少しだけ我慢すれば、すぐトイレに行けるはずだよね?)

 学園長の後ろ姿を、露亜は遠くからこっそりと見届けていた。
 抱えている尿意に苦しめられる中、やっと長話が終わってくれたのだ。
 誰もいなくなった壇上を眺めながら、つい胸を撫で下ろさずにいられない。
 もう少しだけ辛抱すれば、長々と繰り広げられていた学年集会からすぐ抜け出せるはずなのだ……

「みんな、もうちょっとだけ待ってもらえるかな? これから大切な連絡があるので、ちゃんと聞いておいてくださいね。まずはクラブ活動に関してですが……」

 下半身の状態に気を取られている露亜をよそに、今度は別の教師が壇上へと脚を向けていく。
 学園長の話が終わった後、生徒達を相手に言葉を切り出す。
 大切な連絡事項が控えていたので、学年集会を切り上げる前にきっちり伝えるつもりでいたのだ。

「そ、そんなぁ……きゃんっ!?」
ビュウウウゥゥゥ……!

 教師の言葉に耳を傾けているうちに、露亜はさらに落ち着きを失ってしまう。
 すぐに体育館から抜け出すつもりでいたのに、またしても足止めさせられるなど思いもしなかった。
 とっさに全身をこわばらせた後も、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
 なかなか学年集会が終わらないうちに、いきなり冷たい風が吹きつけてきたのだ。

「や、やだっ……あうぅっ!?」
クネクネクネッ……

 背筋をこわばらせたまま、露亜はさらに弱り果ててしまう。
 強烈な肌寒さに襲われた途端、ひとりでに全身が震え上がってきたのだ。
 まだ学年集会が繰り広げられる中、ついうろたえずにいられない。
 着々と押し寄せる感覚のせいで、まともな姿勢を保つ余裕すら抱けそうになかったのだ。

ショワショワショワッ、グシュグシュグシュッ。
(どうしよう……勝手にオシッコが出てきちゃってる! もしかして私、オシッコなんて漏らしちゃってるの……!?)

 下半身に引き起こされた事態に、露亜はあっけなく意識を奪われてしまう。
 身震いを引き起こした矢先に股間が緩み出して、ショーツの内側に生温かい感触が広がってくる……抱えていた尿意に屈するまま、ついに失禁をしでかしてしまったのだ。
 続々と溢れ出してくるオシッコの様子に、つい焦らずにいられない。
 膀胱に溜まっていたが零れ出してきて、下着の内側が徐々に濡れてくるのだ……

「お、お願いだから止まってぇっ……ひうぅんっ!?」
シュルシュルシュルッ、ジュワジュワジュワッ……

 思わぬ拍子にしでかした失禁に、露亜はあっけなくひるんでしまう。
 いくら苦しい状況に追い込まれていても、まさか人前で粗相をしでかしてしまうなど考えられない事態だった。
 すぐにでも排尿の勢いを遮ろうと試みる間も、ついうろたえずにいられない。
 しっかりと下半身をこわばらせているはずなのに、少しも股間を引き締められそうになかったのだ。

「も、もうそれ以上はダメぇっ……きゃんっ!?」
チョロチョロチョロッ、ポタポタポタッ……

 延々とオシッコを垂れ流すうちに、露亜はとんでもない事態を招いてしまう。
 ショーツの内側を駆け巡っていた液体が、ついに脚の付け根から漏れ出してきたのだ。
 太股の内側を這い回ってくる、生温かい肌触りを意識せずにいられない。
 少しも失禁を止められないうちに、はしたない液体によって着々と下半身全体を濡らしていく。

「どうしたの、露亜ちゃん……やだぁ!?」
「露亜ちゃんってば、もしかして……オシッコなんて漏らしちゃったの?」
「もうこんなに脚が濡れちゃってる……どうしてちゃんとおトイレに行っておかなかったのよ?」

 学年集会の途中で引き起こした露亜の粗相に、周りにいた級友達も次々と気づき出す。
 おかしな仕草が気になるあまりに様子を尋ねた途端、とんでもない格好を目の当たりにさせられていた……その場に立ち尽くしたまま、スカートの奥底から続々と液体を零し続けていたのだ。
 太股から足首までを伝っている液体など、どう見てもオシッコ以外に思えそうになかった。
 下級生でもないのに、どうして人前で失禁などを繰り広げてしまうのかと騒がずにいられない。

「ご、ごめんなさい。お願いだから、そんなに見つめてこないでぇ……!?」
ピクビクビクッ。

 周囲から一手に浴びせられる視線に、露亜はますます弱り果ててしまう。
 ただでさえ尿意に屈するまま粗相をしでかすだけでも大変なのに、オシッコによって濡れ尽くした下半身をついに見られてしまったのだ。
 とっさの俯いたまま、つい縮み上がらずにいられない。
 どんなに視線を逸らそうとしても、続々と下半身に向けられる注目を少しも避けられそうにないのだ。

チョボチョボチョボッ、ピタタタタタッ……
(どうしよう、全然オシッコが止まらなくなっちゃって……こんな汚い格好、みんなのいる前で見せちゃってるなんて!?)

 突き刺さるような視線に怖じ気づいている間も、露亜はさらに失禁を繰り広げてしまう。
 ずっと無理な我慢を続けていたせいか、なかなか思うように尿意を収められそうになかったのだ。
 学年集会の最中に引き起こした粗相など、あまりに悔やまずにいられない。
 延々とオシッコを垂れ流すうちに、ショーツだけでなく靴下や上履きまで浸してしまう始末だった。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、あうぅっ!?」
ワナワナワナッ……

 はしたない液体を零し続けるうちに、露亜はやっとの思いで尿意を静めることができた。
 ずっと苦しめられていた感覚が引いていく間も、ひとりでに身震いを引き起こしてしまう。
 下半身の欲求に屈した挙げ句、とんでもない格好を作り上げてしまったのだ。
 その場に立ち尽くしたまま、つい茫然とせずにいられない。

グシュグシュグシュッ、ジトジトジトッ。
(どうしよう……オシッコ、こんなに漏らしちゃってるんだ。足元までビショビショになっちゃって、すっごく気持ち悪くてたまらない……)

 大量のオシッコによって濡れ尽くした下半身に、露亜は思わず言葉を失ってしまう。
 緩んだ股間を少しも閉ざせないうちに、膀胱に溜まっていた分をすべて出し尽くしてしまったのだ。
 とっさに目を瞑ったまま、つい焦らずにいられない。
 下半身のほとんどを浸すだけでなく、立っている場所に水溜まりまで広げてしまった後なのだ……

「どうしよう……露亜ちゃんのオシッコで、こんなに足元が濡れちゃってるみたいだよ?」
「どんどんスカートから漏れてきちゃって……やだっ! こっちにまで飛ばしてこないで!」
「あんまり言っちゃ可哀想だよ……でも、こんなにオシッコが広がっちゃってて。一体誰が掃除するのよ……」

 困り果てている露亜の気持ちも構わず、周りにいる級友達は思い思いに騒ぎ出す。
 退屈な学年集会にうんざりしていた矢先、まさか露亜が失禁をしでかすなど考えられない事態だった。
 露亜の周囲を取り囲んだまま、どうして人前で粗相などを招いてしまったのか、足元に広がっているオシッコを誰が片づけるのかと文句までぶつけてくる。

「ご、ごめんなさいっ! もうお願いだから許してぇっ……!?」
ブルブルブルッ、ポチャポチャポチャッ。

 周囲にいる級友達に頭を下げているうちに、露亜はますます落ち着きを失ってしまう。
 人前で失禁をしでかした途端、下半身へ一手に浴びせられる視線の凄まじさをありありと思い知らされていたのだ。
 両手で顔を覆ったまま、少しも周囲を振り返れそうになかった。
 決して人目には晒せないような格好を、おかしな拍子に顔見知りの相手へさらけ出してしまったのだ……

「……露亜ちゃん、大丈夫? とりあえず私がついてるから、すぐ保健室に行っちゃおうよ?」
ギュッ。

 取り乱している露亜の姿に気づいて、千歳がすぐに駆けつける。
 どうやら学年集会の途中で粗相をしてしまった後、級友達が騒ぎ立ててしまったらしい……すぐにでも彼女達から庇おうと、とっさに露亜の手を引いていく。
 泣き崩れている様子を心配しながら、一緒に保健室へ行こうと誘い出す。

「あ、ありがとう。千歳ちゃん……私なんかのために、本当にごめんなさい……」
フラフラフラッ……

 千歳に恐る恐る返事を返している間も、露亜は声を震わせずにいられなかった。
 自分のせいでどれだけ迷惑を掛けてしまっているのか、周囲から浴びせられる視線によって否応なく痛感させられていたのだ。
 何とか体育館の外に逃げ去った後も、おぼつかない足取りを取らずにいられない。
 とんでもない気配を意識させられるあまり、少しも背後を振り返れそうになかったのだ。

ポタッ、ポタタッ、グシュグシュグシュッ。
(オシッコを漏らしちゃったせいで……こんなにみんなの迷惑になっちゃうなんて。これから私、一体どうすればいいんだろう……!?)

 千歳に連れられるまま廊下を歩いている間も、露亜は自ら引き起こした事態の凄まじさに困り果ててしまう。
 脚を持ち上げるたびに、ショーツの内側に溜まっていたオシッコが零れ出して、はしたない滴を次々と飛び散らかしていたのだ。
 続々と下半身から垂れ落ちる滴の行方が、あまりに気になってたまらない。
 なかなか保健室まで辿り着きそうにない中、どれだけはしたない格好を晒し続けてしまうのか、考えるだけで途方に暮れてしまうのだ……

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