その2





「寂しい……」



現在の空座町は平和なようで、強い弱い以前に虚自体が居ない。

織姫に憑いている者以外……。

そんな訳で暇になった俺は一人寂しく公園のブランコに座っている訳だ。

目の前では少年達に交じって一人の少女がサッカーをしているが、俺をじっと見たまま……。

と、言うか、あれは<黒崎 夏梨>では無かろうか?

赤い帽子を被り、黒髪のボブカットの髪型。

更に短パンと、非常にボーイッシュな格好をし、男子達の中に女子一人だけ交じって遊んでいた。

早くも原作キャラに会えて嬉しい限りだが、何やら俺の方を指差して周りの少年達と言い合いになっている。

察するに俺が見えるかどうかの口論だろう。

あの中で一応死神である俺は、兄並みに霊力のある夏梨だけにしか見えない筈。

ある意味集団心理に負けた夏梨は大人しく俺の方を指差すのを止め、サッカーの続きを始めた。

そうすれば子供と言うのは単純で、先程まで他の子供にとってはおかしな事を言ってた夏梨の活躍を認め、再びエースの座に返り咲く。

暫く遊んでいるのを眺めていると夕暮れも近くなり、サッカーをしていた子供達は解散となった。

しかし夏梨だけが俺の方へ一目散に駆け寄り、飛び蹴りを繰り出してくる。



「ぅおりゃー!」

「うぉっ!?」



背中を反らせる事で何とか飛び蹴りを交わした俺は、ブランコの鎖を握りつつ、上を通り過ぎていった夏梨の後姿を追う。

上下反転した視界であっても短パンの下から浮かび上がる、プリッとした尻は地面に着地した衝撃で若さを感じる硬さを見せつつ震えた。



「何すんだよ」

「何すんだよじゃねぇよ! 怪しい奴め!」



俺が文句を言うと、振り返った夏梨は鋭く俺を指差しながら警戒の視線を寄こす。



「あいつらに怪しい奴が居るって言っても全然見えないっていうし! 幽霊ってやつか!?」

「まぁ、近い存在ではあるけど幽霊ではないな」

「じゃ、何だよ」



腕を組んでやっと胸の存在を見せる程の貧乳は歳相応の大きさだろう。

何も履いていない太腿は夕暮れの中であっても眩しく若々しさを見せていた。



「それはだな……」



ブランコから降りた俺は無駄に勿体ぶり、正体を明かす。



「死神なんだよ!」

「……ふ~ん」

「何だよ」

「何だよじゃねぇよ。如何にもって感じの格好しといて勿体ぶってんじゃねぇよ」

「酷い言いようだな」



相変わらず腕を組み、サッカーボールに片足を乗せたまま、ジト目で見つめてくる夏梨。

死覇装の時点で普通の幽霊ではないと言う事に気が付いたと言う事だろうか?

まぁ、何にしても俺としては呆れた顔をされても、死神と信じて貰えただけでも良しとする。

むしろ大事なのは、そこじゃないからな。

最初に精液を吐き出してからだいぶ時間が経ち、夏梨の太腿と、腕で持ち上げられているささやかな大きさの胸を見ていると、何処か背徳的な興奮が湧き上がってくるのだ。

ここは欲望に従っておくとしよう。



「『俺に何をされても無反応になれ』!」

「……はぁ?」



スバッといつものように荒ぶる鷹のポーズで命令を下せば、夏梨は心底駄目な人間を見るような視線を向けてくる。

自分の能力を信頼している俺は警戒も無く夏梨へ近付き、腕で持ち上げられている胸の先端を両手で摘まんだ。



「何言ってるんだ?」



乳首を摘ままれても腕を組んだままで、変わらずに可愛そうな人を見る目で見つめてくる夏梨。

それでも俺は乳首を軽く捏ね回し続ける。

腕に持ち上げられた所為で、服の上からであっても乳首の位置が浮かび上がり、摘まみ易かったのだ。

しかし平常を保っている乳首は乳輪から尖っている訳でもなく、今は殆ど乳輪ごと摘まんでいる状態だった。

乳輪の柔らかさは胸本体と同じような物で、硬めの感触は将来の成長を感じさせ、俺の性欲を刺激して止まない。



「今俺が何をしてるか分かってるよな?」

「乳首を摘まんでるんだろ?」

「ふふふ……」

「何だよ。気持ち悪い声だして……」



だが、夏梨にとってこの場に居る理由は余りないので、なるべく興味をそそるような事を言いつつ、引き留めておかなければいけない。

なので、情報を小出しにして、なるべく長く夏梨の興味を引いて置こう。



「死神だって事は誰かの魂を取りに来たって事か?」

「いや、彷徨う魂を正しい所へ導くのが役目だよ」



俺の思惑通りに質問ばかりしてくる。

表情は若干警戒心を解いたらしい雰囲気があるものの、乳首だけは刺激され続けた所為で徐々に硬さを増してくる。

幾ら意識が俺のやる事に無反応であっても、身体だけは正直に反応を返すらしい。



「彷徨う魂って怨霊とかか?」

「それもあるけど、浮遊霊も含まれるな」



硬くなった乳首を指で確認した俺は、夏梨の組んでいた腕を解くと上半身の服を一気に脱がせた。

そして出てくるのは夕暮れの長い影を胸自体に伸ばす、殆ど肌の色に近い乳首。

言うまでも無く尖って卑猥な形に変化しており、幼いなりに精一杯性的な反応を見せていた。

胸本体に掛かる影も尖った乳首を映し出し、ロリコンでなくとも興奮を誘う光景になっている。

そのささやかな大きさの胸を真正面から揉んだ俺は、遠慮なく指を動かして成長の兆しを見せる硬めの貧乳を揉み解していく。



「で、その死神が何でリストラされたサラリーマンみたいにブランコで座ってるんだよ」

「いや、近くに浮遊霊も居なければ怨霊も居なくてね。暇すぎて君の胸を揉んでいるしだいだよ」

「ふ~ん……? 空座町は幽霊的な意味でも平和なんだな」



掌の中心には硬くなった乳首の感触があり、指には肋骨を僅かに感じる胸の感触がある。

ここまでしても夏梨は平然としており、完全な無反応を決め込んでいる。

表情も頬を赤く染めているのは夕暮れだけで、本人は完全に胸を揉まれている事に対して反応を返していない。

それでも首から下は生理的な反応を返し、硬くなった乳首は刺激を繰り返すほどに硬さを増し、揉み解す胸は徐々に柔らかくなっていく。

ふにふにと指を軽く食い込ませる程度になると、流石に陰茎の我慢も限界に近付き、次なる目標へ俺を動かす。



「それじゃ、短パンも脱がすからな」

「それ、あたしの意見を聞く必要があるのか?」

「まぁ、一応ね」



それから俺は夏梨の前で屈むと、短パンのウエストへ、ショーツの中まで指を入れて一気に引き摺り下ろした。



「おぉっ!!」

「なにが、おぉ、だよ……」



出てきたのは無毛の股間。

年頃らしいポッコリとした腹に、そこから一旦軽く凹むと大陰唇に向かって盛り上がりを見せる。

歳相応に陰毛は生えておらず、淫核を包む包皮すら食み出していない綺麗な割れ目。

少し屈んでみても小陰唇すら食み出していない。

夕暮れの中で全裸の美少女が気だるげに佇んでいるのは非常に背徳的な光景だった。



「それで、暇な死神はブランコに乗ってて良いのかよ? 探したりとかしないの? 営業マンみたいに」

「そこまで切羽詰まってたらブランコになんて乗ってないよ」

「まぁ、そうだよな」



自分が全裸にされて性器を観察されているにも関わらず、死神の仕事に質問をしてくる夏梨。

陰茎の欲求に従った俺は夏梨の大陰唇に手を伸ばし、親指で左右に押し開く。



「んくっ……」



息を飲んで興奮を何とか押さえる俺に見えるのは、生々しいピンク色の秘裂の中身。

小さな包皮に、やっと発達を見せ始めたであろう小陰唇と、左右へ開かれる力に抵抗を示すように小さく開閉を繰り返す膣口。

その全てが幼く、その全てが背徳感を誘ってきたが、このままでは犯す事もままならない。

とは言えども、年齢的に性感が発達しているとも思えないので、俺は一つの案を捻り出した。

塵も積もれば山となる作戦である。

一度快感の糸口を作り出せば、後は一気に快感が夏梨の身体へ流れるようにすれば、愛液など簡単に流させる事が出来るだろう。

そう思った俺は大陰唇から指を放して一旦夏梨から離れ、荒ぶる鷹のポーズを取った。



「…………」

「『俺が指を鳴らすと身体に溜まった快感が解放されて、その間の記憶が飛んでしまうぞ』」

「……またおかしくなったのか?」



全裸の夏梨の可愛そうな人を見る目に耐えつつ、本日最後の命令を下す。



「『それでまた俺が指を鳴らすと快感が封印されるからな』!」

「……はぁ」



夏梨には溜息を付かれたが、これで俺の求む状況は作り出せた筈だ。

そもそも魔力が無くなってしまったので、作り出せていないと困る。

魔法を使った疲労感は無いものの、どうやら日に三回までが使用限度らしい。

自分の能力を詳しく知った所で俺はおもむろに夏梨へと近付き、無毛の股間へ手をやった。

触った感じは先程と変わらないが、片手で大陰唇を覆うように重ねた所為で丁度中指が秘裂に挟まれた。

逆に言えば人差し指と薬指、真ん中には中指があり、その間に大陰唇が挟まっている。

その中指の指先で膣口を刺激し、掌全体を前後に動かして淫核を包皮ごと刺激していく。



「……?」



最初こそ怪訝に自分の股間で動く大人の手を見詰めていたが、俺がパチンと指を鳴らすと劇的に夏梨の反応が変わる。



「ひっく!?」



しゃっくりのような声を上げた夏鈴は頭を振り上げ、俺の方へ顔を向けた。

その顔に浮かぶ表情は眼を見開き、驚いているような感情がありありと伺える。

視線は遠くの方へ行っており、俺を見ておらず、股間からに快感に意識を乗っ取られた雰囲気だった。



「あっ、あぁっ!!」



その視線も目が瞼の裏へ行った事で消えてしまい、蟹股でガクガクと卑猥に腰を揺らして潮を吹く夏梨。

それでも股間を弄る俺の手に身体を支えられている所為で、崩れ落ちる事さえできない。

僅かに擦られただけであっても快感を解放させた事で、性感帯からの刺激はそのまま直接夏梨の身体を走り、脳を焦がす。

俺は指の付け根に感じていた淫核が急速に硬さを増していくのを感じつつ、更に手を動かして秘裂へ刺激を送っていく。



「いひっ! あひぁっ!?」



乳首を弄って溜まっていた快感も合わさり、股間を中心にして身体を震わせる夏梨。

少しだけ中指を食い込ませている膣口も激しく締め付けを返し、愛液は滝のように流れてきた。

しかし激しい絶頂に達していても、俺がもう一度指を鳴らせば快感による全ての動きが止まる。



「……で?」

「どうした?」

「どうしたじゃないよ。夜は幽霊が出そうな時間帯だろ?」



瞼の裏へ隠れていた眼はしっかりと俺を捉え、先程までの激しい絶頂が嘘のように平静さを保っていた。

ただ少し汗ばみ、乳首は乳輪から痛そうな程に尖っては風の流れにさえ冷たさを感じ、まさに肌を撫でる緩やかな快感を受けている。

股間でも痙攣は一瞬にして止まり、噴き出した潮と滝にように流れていた愛液、指の付け根に感じる包皮から顔を出した淫核と指先を締め付ける膣口。

これだけが快感の名残として残り、今は一切反応は見せていなかった。

表情も俺を怪しむ雰囲気を醸し出しており、完全に元通りになっている。

今の状態で股間を弄る手を動かしても、何の反応も無い。



「見回りとかに行かなくても良いの?」

「あぁ、見回りねぇ……」



そして再び俺がパチンと指を鳴らせば、夏梨の様子は一変する。



「あひゃっ!?」



俺を不審げに見ていた眼は、再度視線を遠くへ送り、股間からの快感で顔は引き攣った。

笑うように開かれた口からは唾液が垂れ始め、涙さえ流れてくる。

この状態で大陰唇を挟んでいる手を動かせば、夏梨は快感によって腰をカクカクと手の動きに合わせるかのように震わせた。

止まっていた愛液は先程と同等に流れ出し、潮も断続的に噴き出す。

小刻みな絶頂で乳首も最大にまで尖ってしまい、幼く膨らみも小さな胸に卑猥な雰囲気を与えた。



「ひ、ひぅっ!!?」



夏梨ももはや思考が完全に快感に囚われてしまい、他の事を考えている余裕は無さそうだ。

霊感の無い者が見れば、僅かに木々の香りが漂う公園の一角で、少女が全裸で股間から愛液を噴き出している。

しかも誰も弄っていないにも拘らず股間では大陰唇が揉まれ、愛液も潮も俺の手の形に添って流れ落ちていく、光景が見れただろう。

原作を知っていると普段のボーイッシュが嘘のように、雌の顔で女の快感に浸っている姿は興奮を誘って仕方がない。

そろそろ陰茎も限界であるし、このまま犯させて貰おうと、俺はおもむろに袴を脱ぎ捨てた。



「夏梨、犯しても良いよな?」

「あ! あぁっ! ひぁっ!!?」



変わらず股間からの快感で意味を成していない言葉を発し、腰をカクカクと動かす夏梨。

俺も返事が無い事を十分に承知しつつ、反り立つ陰茎を近付ける。

一旦夏梨の股間から手を放し、尻を抱えると蟹股のまま夏梨を持ち上げた。



「んぁっ!?」



それから夏梨が正気を取り戻す前に鈴口を解れきった膣口へ合わせ、一気に自分の下腹部へ引き寄せる。



「んふぁーー!!」



空気を含み、白く濁る愛液は俺の下腹部と夏梨の股間が衝突した衝撃で辺りへ飛び散った。

掴んだ小さな尻は引き締まっており、いかにも運動好きな少女と言う印象を受ける。

陰茎と掴んだ尻だけで支えられている夏梨は、俺に持ち上げられた所為で脚をピクピクと空中で痙攣させ、衝撃と快感に思考を停止させた。

膣内でも、狭かった処女の膣壁を力尽くで拡張し、処女膜は有ったのかすら分からない程にあっさりと破り去る。

夏梨の顔は夕暮れの空を見上げ、視線は宇宙へ飛ばされた。

陰茎を突き入れた膣内も鈴口は子宮口を大きく押し上げ、白く引き締まった腹を身体の中から軽く押す。

ヒダは余り発達していないものの大量の愛液で滑り、小さく短い舌が竿を舐め回しているようにも感じる。

しかも快感を与えていたお陰で動きは激しく、小さな体格からの狭さも手伝って強く握りしめられ、小刻みに扱かれている感じもあった。



「うっく~……!!」

「あふぁーー!!」



想像以上の強く激しい陰茎からの快感に何とか耐える俺は、尻を掴んで抱きかかえる夏梨を上下に動かし始める。



「ふっ、はっ、はっ、」

「んっ、あっ、あぁっ!!」



動き的にはゆっくりであっても快感を解放された夏梨には、膣壁をカリで削られ、子宮口を押し上げられる刺激は大きな快楽となって脳を焦がした。

その度に膣壁も激しい反応を返し、強弱を付けながら陰茎はヒダに握られる。

互いに快感を高め合いながら俺は上下に夏梨を動かし、夏梨も無意識に俺へ両手足を回して抱き締めてきた。



「うくっ……!」

「ひぁっ、あっ! んぁっ!!」



俺の腰を夏梨の脚が巻き付いた所為で、下半身に入った力は膣壁を締め、陰茎を扱く力が増していく。

捲られる膣口は厭らしく愛液を漏らし、左右に開かれた肉厚の大陰唇は卑猥な割れ目の中身を晒す。

淫核が包皮から顔を出せば、俺と夏梨の間を通る風でさえも快感となり、それがまた膣壁の動きを激しくさせる要因となった。

密着する上半身でも、夏梨は全裸なので尖った乳首が俺の着ている死覇装の生地に擦られ、性感帯としては未熟であっても更なる快感を送る。

そして陰茎を膣壁と膣口に扱かれながら引き出した俺は、カリが出る寸前まで腰を引き、今度は少しだけ速度を上げて夏梨の股間を突きあげた。



「ふぅっ!」

「あ、ふぁ~~!」



決して早くない動きは緩くも大きな快感を送り、間延びした色っぽい夏梨の声が夕暮れの公園の中に広がる。

完全に駅弁の体位になってしまい、夏梨を抱えている状態だが、未だ軽い体重のお陰で簡単に上下に動かせそうだった。

再び子宮口を持ち上げた俺は夏梨を抱える腕を動かし続け、陰茎を夏梨の狭く愛液が溢れる膣内で扱いていく。



「くっ、はぁ……!!」

「んぁ~、ふぁ、あぁ~~……!」



本当なら一気に引き抜いて激しい快感を求めたい気もするが、夏梨が俺の腰を脚で挟み込んでいるのでそれも叶わない。

しかしゆっくりとした動きであっても快感は確実に溜まっていき、精液は尿道の根元へ溜まる。

小刻みに夏梨の尻を動かせば発達の少ないヒダがカリに引っ掛かり、鈴口から漏れ出したカウパー液が処女だった膣壁に擦り付けられた。

夏梨の膣内は度重なる絶頂で激しい痙攣が連続して起こり、潮も断続的に俺の下腹部を濡らして止まない。

完全に思考を快感で焦がした夏梨の表情はだらしなく口を開き、唾液も漏れたままで拭き取ろうともしなかった。

眼は瞼の裏へ隠れてしまい、快感に伴う涙さえ流れている。

俺も射精の欲求を我慢しつつ、夏梨の引き締まった尻を揉んで絶頂へ上っていく。



「くっ! はっ! で、出る!」

「ひぁっ! あぁっ! んくぅっ!」



絶頂へ向けて激しくなってしまう俺の腕の動きは、夏梨の子宮口を何度も小突き上げ膣壁の反応を引き出していった。

急速に性感を開発される夏梨はもはや何も考えられておらず、只々身体を走る快感に思考を支配される。

俺を抱き締める手足の力も益々強まり、今では殆ど尻も動かせない状態になってしまった。

しかし下腹部には大量の愛液で濡れているお陰で、俺は夏梨の尻を上下左右に動かせる。

絶頂を繰り返す膣内を陰茎で掻き回せば、射精を耐えている股間の力にも限界が来た。



「くあぁ!!!」



そして吐き出されるのは黄ばんだ、粘度の高い精液。

咄嗟に夏梨の尻を俺の下腹部に押さえ付け、鈴口どころか亀頭さえも減り込んだ子宮口に精液を擦り付けていく。

射精で上下に痙攣を繰り返す陰茎は子宮内部へさえも精液を送り出し、幼い性器を奥の奥まで犯した。

熱い精液を受ける夏梨は激しい絶頂の中でうっすらとそれを感じ取り、俺の首に回していた腕へ力を入れ、そのまま握り拳を作って何とか快感を逃そうとする。

それでも激しすぎる絶頂は夏梨の身体を犯し続け、遂には意識を失ってしまった。



「おぅっと……」



行き成り力が抜けた身体は若くとも重く、上半身が背中から地面へ落ちると俺も慌てて屈んで夏梨の身体を優しく降ろす。



「うっくぅ……ふぅ……あぶねぇ……」



地面に寝かされた夏梨の表情は完全にアヘ顔で、だらしなく舌を食み出させている半開きの口からは唾液が絶えず流れ出している。

瞼の裏へ隠れてしまった目からも涙が流されており、汗ばむ頬には髪の毛の色っぽく張り付く。

胸へ眼をやれば、ささやかな盛り上がりを見せる胸の頂点で可愛らしかった乳首が卑猥に尖り、胸本体が微かに揺れる度に小さく空を切った。

下半身はもっと酷く、溢れ出した愛液が大陰唇どころか股間部周辺全てを濡らし、陰茎を咥え込んでいる所為で左右に開かれている秘裂からは逆流する精液が尻の谷間へ落ちていく。

夏梨を完全に地面へ寝かせれば、膝立ちになっている俺の陰茎は自然と抜けてしまい、栓を失った膣口から許容範囲を超えた精液が大量に漏れ出してきた。



「ふぅ……」



一先ずこのままでは拙いので、魔法の効力は未だに有効かと確認の為に指を鳴らした。



「ん? 何であたし寝てるんだ?」



今までアヘ顔を晒して全身を痙攣させていた夏梨は、快感を封じされた途端に正気を取り戻す。

そして不思議そうな顔をしながら身体を起こし、目の前に居た俺を睨みつける。



「おい、あたしに変な事でもしたんじゃないだろうな?」

「いや、何も。疲れてたんじゃないか?」

「……そうかな?」



陰茎を丸出しにしている状態の俺に構わず全裸のままで顎に手を当てて考えを巡らせる夏梨。

秘裂からは相変わらず呼吸の間隔で精液が漏れ出して地面を濡らしていても、何の興味も抱いていないらしい。

とりあえず座っていても仕方がないと判断した夏梨は立ち上がって尻に付いた砂を両手ではらう。

雰囲気が俺の事は放っておいて帰ろうかと言うものに変わって来たので、多少は回復した心許ない魔力を使って夏梨へ命令を下した。



「『ちゃんと服を着ろ』!」

「……分かってるって。このままじゃ帰れないよ……。って言うか、いい加減変なポーズ止めろよな」



相変わらず変化の乏しい夏梨が至極当たり前のように返事を返し、隣に退けてあった服を着始める。

全裸であった事も気にせず、股間の惨状にも気にしないで股間から精液が溢れるままに服を着ていく。

その間にも興奮で張っていた乳首は元の大人しい形へ戻り、赤みがかっていた健康的な肌も白さを取り戻していった。

最後にズボンを引き上げる頃には、周りの少し肌寒い空気も手伝って完全に犯す前に戻った夏鈴の姿。

ただし短パンの裾からは愛液と精液が内腿を伝って流れ出しており、犯された証が確かに残っていた。

このままでは元死神の父親にばれないかと危惧したが、夏梨が今更気が付いたようにポケットからハンカチを取り出して脚の内側を軽くなぞって吹き上げる。



「さて、あたしはもう帰るけど、お前は変な悪さするなよ」

「あぁ、もう疲れたから死神の世界に帰るし、その心配は無用だよ」

「そうかい」



実にあっさりとした挨拶を交わした夏梨は背を向けて帽子を被りなおすと、ボールを小脇に抱えて去って行く。

今まで握りしめていた小さな尻を見詰める俺。

短パンの下からでも引き締まった形を浮かび上がらせ、実に欲情を誘う後ろ姿だった。

しかし賢者タイムの俺は夏梨に言った通り、門を作ると瀞霊廷へと帰る。

虚も、近場に悪さをする怨霊も居ない以上は死神の仕事も無い。

そう理由づけ、門を潜って瀞霊廷へ脚を踏み入れた。



「ふぅ……疲れたなぁ……」



慣れ親しんだ瀞霊廷の空気を吸うと、いつも乱菊が飲んだくれている酒場へと向かう。

もう一つの約束を果たす為だが、実は言うと泥酔している乱菊に悪戯をする為に迎えに行くのだ。

夏梨を犯して性欲を満足させても、やはりあの身体の魅力は捨てがたい。

そして俺が脚を進めるのは流魂街。

現世で亡くなった人々が生活をしている瀞霊廷の外側。

その中の一角にいつも乱菊が飲みに行っている飲み屋がある。

言ってみれば江戸時代の長屋のような景色を抜けると、見慣れた飲み屋が見えてきた。



「ちわ~、乱菊迎えに来ました」

「あぁ、丁度良かった。ちょっと前に酔いつぶれてしまったんだよ」

「そうなんですか」



答えてくれたのは看板娘。

残念ながらヒロイン級の美貌と胸の大きさは持ち合わせておらず、完全に俺の守備範囲外だ。

看板娘が送った視線の先を見ると、案の定、酔い潰れて自分の胸を枕にしながら机に突っ伏している乱菊の姿。



「それじゃ、お勘定をお願いします」

「あいよ。ちょっと待っておくれよね」

「はい」



酒代を勘定して貰っている間に、俺は乱菊に近寄って肩を貸して立ち上がらせる。



「今日はこれぐらいだね」

「では……。はい」

「あぁ、まいどあり」



提示された金額を払い、飲み屋を後にする俺と乱菊。







次の日。

冬獅郎に呼ばれた俺は、隊長室に来ている。

隣に二日酔いで頭を抱えている乱菊を連れていると、最初に任務を言い渡された時を思い出す立ち位置だ。



「さて、今日からお前は十一番隊に出向して貰う」

「えっ?」

「お前、昨日の任務をサボっただろ」

「……何故ばれたか、お聞きしても?」

「隣の松本を見ればわかる」

「なんてこったい」



確かに、言われてみれば一応指導役として付いて行った乱菊が二日酔いで頭を抱えているのはサボった証拠になりうる。

乱菊が付いて行っていたのだから、二日酔いになっている方がおかしいのだ。



「でも、終わってから祝賀会を――」

「松本が一人で飲んだくれていたという目撃情報もある」

「わぉ……」



つまり冬獅郎には俺と乱菊が現世で分かれ、互いに好き勝手していたという事は既に察しているらしい。



「だから罰としてお前には十一番隊に出向して、鍛えて貰うんだよ。せめて一人で虚を倒せるぐらいにはな」

「それじゃ、乱菊にも?」

「あぁ、松本には書類仕事を押し付ける」

「そんなぁ~……あいたたた!」



乱菊は嫌いな書類仕事が増えると聞いて二日酔いで痛い頭を更に痛くしていた。

何にしろ、俺は十一番隊にも用は有ったので、こちらとしては嬉しい提案だ。



「分かりました」

「お前……。いやにあっさり承諾するな」

「いえ、ちょっと興味ぐらいはあったんですよね」

「変わった奴だな……。まぁ良い。ほれ、書類だ。これをもって更木の所へ行け」

「了解です」



用紙を貰って俺は内容を確認してから、懐へ仕舞う。

その様子を確認した冬獅郎は乱菊へ厳しい視線を移し、仕事を命じた。



「松本。お前は早速書類仕事だ」

「うぅ……分かりましたよぅ」



しぶしぶ自分の机へ向かう乱菊は、相変わらず片手で額を押さえて頭痛に耐えている。

若干前屈みになっているので巨乳は下へ垂れ、歩く度に重そうに揺れた。

しかしいつまでも視姦している訳にもいかないので、俺は冬獅郎へ敬礼をして命令に従う旨を伝える。



「それじゃ、隊長。十一番隊に出向して参ります」

「あぁ、さっさと行け」

「了解」



追い出されるようにして向かう先は、当然ながら十一番隊がある場所。

十番隊から離れ、十一番隊に近付けば近付く程に死神達の面相は強面の物へ変わっていき、空気も何処と無くピリピリと緊張した雰囲気へと変わっていく。

俺は予想以上の変化に内心戸惑い、明らかに場違いな俺を見てくる強面の死神達を擦れ違いながら隊長の部屋を目指す。

暫く好奇の目に晒されながら廊下を歩いていると、隊長室が見えてきた。

扉自体は十番隊の、冬獅郎の部屋と変わらず、思っていた以上に普通だ。

俺はてっきり扉越しに更木の殺気が突き刺さってくると思っていた分、拍子抜けした気分だった。

しかし隊長の部屋である為、姿勢を正し、コンコンと扉を叩く。



「十番隊から出向に来ました」

「どうぞ」



聞こえてきたのは更木の声ではなく、何となくナルシスト風な感じの声。

ともあれ、入室の許可を得たので緊張を隠しつつ、扉を開けて中へ入った。



「失礼します」



中には原作でも頭が眩しかった<班目 一角>と、片目のまつ毛が特徴の<綾瀬川 弓親>

二人とも仕事をしない更木に代わって書類仕事を……してない!

班目は鼻を穿りながら机に脚を乗せ、暇そうに天井を見ている。

弓親に至っては鏡を手放さず、常に自分の顔を見ていた。



「あの~……出向で来たんですけど」



驚く程仕事をしていないので恐る恐る声を掛けると、弓親が、やはり鏡から目を離さずに答えてくる。



「あぁ、話は聞いてるよ。書類は勝手に隊長の席に置いて、どっかに居る更木隊長に挨拶してきたらどうかな?」

「あぁ……はい。分かりました」



余りにもぞんざいな扱いに唖然としながらも、俺は言われた通りに主の居ない隊長の席に書類を置くと更木を探しに部屋を出た。

基本的に十番隊と変わらない間取りの中、更木を探して歩き回る。

道中、幾人もの十一番隊隊員睨まれつつ、彷徨う事数分、やっと目的の人物の後姿を見付けた。



「更木隊長!」

「呼ばれてるよ? 剣ちゃん」

「あぁ?」



肩に乗せた、明らかに場違いな若い少女に、纏められた特徴的な髪型は後姿からも分かる<更木 剣八>

髪の毛の先に鈴を付けていると言う事は、今はまだ原作主人公勢が来ていないと言う事か。

とりあえず暫く世話になるのだから、挨拶をせねばなるまい。



「十番隊から出向に来ました」

「あぁ、話は聞いてる。勝手にそこら辺で虚でも狩ってろ」



明らかにダルそうな雰囲気で答えた更木は、再び背を向けようとするが、それでは探し回った意味が無いので早速荒ぶる鷹のポーズを取った。



「何のつもりだ?」

「あはは! 変なの~!」



更木からは可愛そうな奴を見る目で怪訝な表情を浮かべられる。

そして今回のターゲットである<草鹿 やちる>からは指をさされて笑われた。

あからさまな態度に忘れかけていた羞恥心が蘇ってきそうだったが、ここで怯んでも目的は達成できないので、一気に命令を言い切るとする。



「『やちる副隊長は、暫く俺にくっ付いて遊びたがる』!」

「……あはは。面白いから暫く一緒に遊ぼ! 剣ちゃん良いでしょ?

」 「勝手にしろ」



そう言うと、やちるは更木の肩から飛び降り俺の手を掴んだ。

一気に二人分の命令を掛けた分、魔力も二人に掛けた分だけ消えていく感覚が俺の身体の中で感じられた。

暫く休まないと後一回しか命令を下せないが、暫く、と言う期間があれば十分に目的を達成できるだろう。

欲望を滾らせているのを隠しながら、俺はやちるに手を引かれながら廊下をひた走る。

とは言っても、やちるの歩幅が小さいので殆ど競歩程度だが、身長が違う所為で中腰のまま駆けるのは少し辛かった。

辿り着いたのは小さな庭が見える縁側。

廊下の一部であっても人通りは少なく、戦闘専門部隊と言われる十一番隊にしては静かな場所だった。



「ここでもう一回、あの変なのやって!」

「……分かりました」



頼まれたのなら仕方がない。

しかしどんな暗示を掛ければ犯せるかが見当もつかないのだ。

一度の暗示で犯せるとなると……。

俺は頭をフル回転させ、成るべく複数の意味を持つ暗示を考える。



「『俺の膝の上に載っている間は何をされても楽しくなる』!」

「……あははははは!」



これで俺の膝の上に乗る事と、その間は何をされても楽しいと思う事の二つを、やちるに命令できた。

減った魔力も一回分であり、思惑は上手く行ったようだ。



「ねぇねぇ! 次は膝の上に座らせて!」

「はいはい、良いですよ~」



そして早速、命令された行動を取るやちる。

俺は逆らわずに縁側へ座ると、やちるも当然のように俺の膝の上に座ってきた。



「とう! あははは!」



太腿に感じるのは幼く小さな尻の感触。

その谷間にはちょうど大きくなり始めた陰茎が挟まり、楽しさで身体を揺らすやちるの動きで軽く刺激を受ける。

座高が違う為に俺の顎辺りにやちるの頭頂部が来て、少し肩越しに覗けば乱れた襟から殆ど肌の色と変わらない乳首がチラチラと見えた。

胸の谷間さえできそうにない胸は、成長の兆しさえ見えない本当に平らな胸だ。

それでも尻の柔らかな感触で欲望は、制限なく高まっていった。

そして俺はやちるの死覇装に手を伸ばし、襟を一気に引き下ろす。



「あははは!」



上半身を裸にされても、俺の膝の上限定で『楽しい』を思わせている所為で笑うばかり。

本当に楽しそうに笑うので、まるで普通に遊んでいるかのようだった。

そんな様子を見せるやちるを肩越しに覗き込む俺は、成長の兆しの見えない乳首を優しく摘まんだ。



「あはは! くすぐったい!」



(ここから先は体験版のみの展開です)



身をよじるやちるは徐々に激しさを増し、遂には俺の膝の上から飛び降りてしまった。



「えい!」

「あっ!?」



止める間もなく膝の上に地面へ降り立った瞬間、やちるの姿が消えてしまい、瀞霊廷全てから死神の気配すら消滅してしまった。

この現象は体験した事がある。

それは魔法がある世界や、二足型歩行のロボットが地面を走り、宙を舞って戦う世界に居た時。

なる程、俺が現世の記憶が無く、代わりに前世の記憶があるのは恐らく『あいつ』の所為だろう。



「そうだろ? ナナ――」

「――リーじゃないわよ」



後ろから聞こえたのは聞き覚えのある、しかしある意味初めて聞く声。

親しみ溢れる声色は俺を攻めている気配さえなく、嬉しさを溢れ出させていた。



「分ってるって。冗談だよ。可能性の女神」

「そう。なら良かったわ」



縁側から腰を放して庭へ立ち、声の方向へ振り向くとそこには瀞霊廷では見かけないジーンズ姿で長身の女が立っている。

髪は黒く真っ直ぐで、腰の辺りまで伸ばしている美人だった。

胸もTシャツの上からでも分かる程に盛り上がり、完全なる巨乳。

そんな現代的な格好をしているのは<可能性の女神>その人である。

俺を色んな世界に送り込み、色んな可能性の中でどんな選択をするのかを観察してきた女神。

女神自体は数多く居るものの、俺に手を貸し、可能性の無限さを証明する為に自ら積極的に動くのはこの女神一人だけだ。



「で、どうだった? 俺の行動は」

「ん~そうねぇ……。エッチだったわね」

「まぁ、特殊な能力を与えられたら、そうなるのは必然だよな」



そう、俺はこの女神の実験に付き合っていた。

体験版主人公である記憶を一旦無くし、その世界には存在しない能力を付与し登場人物の一人として落とし込んだ。

役割は自由であり、それこそ無限の可能性を与えられていた。

そこら辺にありがちな主人公たちへ手を貸し、最善の結果をもたらすのも自由。

敵役となり世界を破壊するのも自由。

それこそ、本当に無限の可能性を指し示す役割を持って送られたのが俺だった。



「でも、やっと思い出してくれたわね」

「あぁ、前約束しただろ?」

「うふふ、そうね」



可能性の女神が微笑んだ瞬間、十一番隊の縁側だった周りの景色は色を失い、線だけになると形を変えて小高い丘に変化した。

近くには湯気を立たせる紅茶のセットが乗った小さなテーブルがあり、椅子が二脚並んでいる。



「さぁ。あなたの出番は今回で終わりよ」

「あぁ、分かってる。試験だったんだろ?」

「そこまで思い出したの?」



辺りの景色は明らかに現世でも瀞霊廷でもなく、完全な神の領域。

神聖な空気に景色は人間なら見るだけで昇天しそうな神々しさを見せていた。

俺の役割は、ただの人間がどれぐらいの世界を経て、神へと近付けるかの実験体だ。

全てを思い出せば神に近付けると言う実証をもって、俺にとっての神の座に至る試験は終了した。

元々俺に対して友好的だった女神は実験兼試験の成功を嬉しく思ってくれているようで、満面の笑みを浮かべている。



「疲れたでしょ? お茶でも飲みながら話を聞かせてよ」



そう言った可能性の女神は椅子に座ると紅茶を一口飲んで口を潤し、本とペンを呼び出した。



「あぁ。と言ってもエロい事しかしてないんだけどな」

「それでも神の世界では新鮮な事なのよ? 神は生殖なんてしないし」

「そんなもんか?」

「そんなものよ」



いつかどこかで聞いた言葉を交わしながら俺も椅子へ座り、紅茶で口を潤す。

香り高い紅茶は味も良く、可能性の女神が好みそうな優しい味だった。



「さて、どこから話したもんか……」

「全てを思い出したのなら最初からお願いね」

「なるほど。分かった」



そして俺は神の空間に居座る事を許された唯一の人間、から神へと至った存在として注目を集める。

可能性の女神が書いた本は神の世界で大流行となり、一種の社会現象となった。

その所為で他の神々が人間を他の世界へ送り込む事案が多発したのはご愛敬。

神々を統括する存在が眠っている為、みんな好き勝手に真似を始めたのだ。

そんな事になる未来が待っているとは知らない俺と可能性の女神は、色んな世界で経験した色んな事を面白おかしく話しては、本に記していくのだった。



(体験版専用の物語も体験版も終わりです)









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