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第1話






※主人公
名前…真衣(まい)
続柄…弟

※姉1
名前…澪(みお)
あだ名…みおねーたん
弟の呼び方…真衣ちゃん
続柄…長女
性格…ドジでおっとり
胸…Gカップ
髪型…ショートカット


 ピンポーン
 チャイムを押して、しばらく待つ。
 ピンポーン
 誰も出てこないのでもう一度。
「……」
 玄関の前で待ちながら、ボクは不安になり始めていた。
 今日はうちに誰もいないのだろうか……。
 ボクは合い鍵を持たされていない。普段は姉四人のうち誰かが家にいるから必要ないのだ。
 もう一度、チャイムを鳴らそうと、手を伸ばす。
「はいは〜い」
 ドアが開く。
 せっけんの爽やかな香りがまずボクを出迎える。
「おかえり、真衣(まい)ちゃん」
 女の子と間違われがちな名前で呼ばれる。
 ドアを開けてくれたのは、バスタオルを巻いた湯上がりの若い女性だった。
 この家の長女である澪(みお)さんだ。ボクは小さい頃から『みおねーたん』と呼んでいる。
「ごめんね、お風呂入ってたから気付かなくて」
 と、媚びるように、はにかむ。
 入浴していたとの言葉通り、みおねーたんはショートカットの髪を濡らし、全身からほんわかと湯気を立てていた。間違いなくお風呂から大急ぎで出てきたというスタイルである。
「入って、入って」
 ドアを開けたまま一歩下がるおねーたん。
 ボクは家の中に入り、ドアと鍵を閉める。
 玄関にせっけんの匂いが充満していた。
 軽く芳醇な香りを吸い込み、
「ただいま、みおねーたん」
 と、改めて挨拶をする。
「お帰りなさい、真衣ちゃん」
 にっこりとした笑顔。
 その時だった。
「……あら」
 みおねーたんは、すとんと巻いていたタオルを落とした。
 ピンクに染まる素肌がボクの目にさらされる。
 巨大な乳房がゆっさり左右に揺れた。
 お姉ちゃんのおっぱいは、九〇センチ越えのGカップである。手でつかむのも大変なくらいの大きさだ。
「わっ」
 いきなり刺激的なものを見せられ、ボクは驚きの声をあげてしまう。
「いけない……」
 タオルを拾おうとする、みおねーたん。
 だが、
「きゃっ!」
 タオルを踏んで足を滑らせる。
「!」
 すっ飛んでくるお姉ちゃん。
 ばふっ
 顔にやわらかいものが押しつけられ、衝撃を吸収する。
 同時にぎゅっと抱きしめられる。
「ごめんね……、真衣ちゃん、大丈夫……?」
 しっとりしたおっぱいに包まれたまま、ボクはおねーたんの言葉を聞いた。
「だいじょうぶ……だよ……」
 コケかけたおねーたんだったが、なんとかボクにしがみつき、大惨事を回避したようだ。怪我などもなく、何よりである。
「ごめんね。おねーたんドジで……」
 おねえたんはおっぱいを離して、しょんぼりとした顔でボクを見下ろした。
 裸で転んで抱きついてくるとは……確かにおどろくようなドジっ子である。
 でもわざとではない。
 おみねーたんはこういうちょっとボケた人なのである。たまに馬鹿なんじゃないかと疑われることもあるが、実は日本でトップクラスの某有名女子大に通っているほどの才女だから侮っていはいけない。ドジと頭の中身とは別問題である。
「……」
 ぐすんと泣きそうな顔で、もう一度、ボクを抱きしめる。
 ボクは年齢のわりに背が低く、お姉ちゃんは一段高いところにいるので、必然的に胸に顔を埋める形になる。
 顔を上下に動かして、感触を確かめる。
 みおねーたんのおっぱいはまったくボクを拒絶しない。顔の動きに沿って形を変えていく。
 唇が固いものに触れる。
 尖った乳首だ。
 ちゅっと口に含む。
「ん……」
 おねーたんのボクを抱く力が強くなる。
 舌でまわすようにこねくりまわし、それから強く吸い付く。
「んんっ、んはっ……」
 身体を振るわせる、みおねーたん。
 乳首をちゅうちゅう吸いながら、乳房を下から両手で支える。
 どっしりした重さが指に食い込む。
「真衣ちゃん……」
 顔を上げると、みおねーたんは瞳をうるませていた。
 ボクは目をつぶる。
 キスされる。
 ぬちゅり
 生暖かい舌がボクの口内に侵入してくる。
 みおねーたんは、激しくボクの舌と唇を吸い上げる。
 熱い口づけだ。
 じゅるじゅると唾液の混じり合う音。
 ボクの肩に回っていた手が離れた。
 すとんと制服のズボンが落ちる。
 おねーたんがベルトとホックを外したのである。
「もう、こんなになってるね……」
 パンツの上からボクの股間をさすられる。
「んっ!」
 全裸のお姉ちゃんに迎えられた、ボクの息子はとっくに固くなっていた。先走り汁によって、パンツが汚されている。
「ちょっと待ってね」
 玄関に落ちたタオルの上にひざまづくお姉ちゃん。
 ボクのパンツをおろす。
 肉棒がぷるんぷるんと上下に揺れる。
「えっ、おねーたん、ここ玄関だよ」
 ボクは慌てた。
 まだ靴を脱いで、家に上がってもいないのだ。
「んー」
 おみねーたんはボクの仮性包茎チンポをぱくりとくわえた。
「あっ……、汚いから」
 外から帰ってきたばかりで、お風呂にも入っていない。皮の中はおしっこやチンカスで不潔極まりない状態のはずである。
「綺麗にしてあげるね」
 おねーたんの唇が包皮をむく。
 むき出しになった亀頭に舌が触れる。
 べろべろとなめまわされる。
 みおねーたんが肉棒をくわえたまま、チンカスをなめとっている。
「んひゃっ!」
 ボクは目を閉じ、身体を反らす。
 突き出したチンチンの先に全意識が集中する。
「真衣ちゃんのおちんぽ美味しい……」
 うっとりとした目で、ボクを見上げる。
「気持ちよくしてあげるから……おねーたんの頭つかんでいいよ」
 目を閉じ、みおねーたんは唾液たっぷりの口でボクのチンポをしゃぶった。
 じゅぷじゅぷと激しいフェラチオ。
 唇が竿をしごく。
 両手でボクの太ももを支える。
「あ――ッ!!」
 ボクはおねーたんの頭を押さえつけた。
 あまりの気持ちよさに立っていられない。
 じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ
 おねーたんは唇だけでボクを責め立てる。
「だめっ! 出ちゃうよぉ!!」
 ボクの叫びに呼応してさらにフェラスピードが上がった。
 おねーたんはボクを導こうとしている。
「ああああっ! んあああああああっ!!」
 ボクは上を向いて絶叫した。
 神経全てが肉棒に向かう。
「んああ!! ――――!!!!」
 頭をがっしりつかむ。
 その瞬間、亀頭が爆発する。
 びゅるるるるっ!!!
 ボクは熱いものを放出した。
 びゅくくくくくくっ!!! びくくっ!!! びゅっ!
 波にあわせ、おねーたんの口内に精液を撃ち出す。
 びゅくっ! びゅっ、びゅびゅっ
 遠慮無く、汚い液体でおねーたんの口を汚す。
 びゅっびゅっびゅっびゅっ
 最後の一滴まで絞ろうとするかのように、フェラチオの速度は衰えない。
 じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ
 一心不乱に愛撫してくれる。
 びゅっ……びゅっ……ぴゅっ……ぴゅっ……
 段々と射精の間隔が長くなってくる。
 ボクは全身を悦びで振るわせながら、おねーたんの頭をつかみ、奉仕のすべてを受ける。
 ぴっ…… …… …… ………… ぴっ………………
 律動が止まる。ようやく射精が終わったのだ。
 それでもおねーたんは刺激が強すぎないように優しく唇を動かし続け、最後までボクを気持ちよくした。
「んっ」
 ちゅぱっ
 おねーたんの口がボクのチンポから離れる。
「全部飲んじゃった」
 ひざまづいたままボクを見上げ、おねーたんは恥ずかしそうに笑った。唇がボクの白濁液で汚れている。舌がそれをなめとる。
「せーし美味しい……。真衣ちゃん、気持ちよかった……?」
「うん……」
 ほとんど涙目でボクは答える。
 おかえりなさいのフェラで、魂を抜かれてしまったかのようだった。
「いつでもしてあげるからね。好きなときに言ってね」
 お姉ちゃんはボクのパンツとズボンを上げてくれる。
「もう一回、お風呂入ってくる。その後、ご飯作るから」
 と、ボクに微笑みかけ、タオルを手にお風呂場の方へと行く。
 やっとボクは靴を脱いで家に上がれたのだった。

     +

※姉2
名前…睦月(むつき)
あだ名…むつきお姉ちゃん
弟の呼び方…まーたん
続柄…次女
性格…明るい
胸…Fカップ
髪型…三つ編み


 リビングに入る。
 姉弟が生活し、憩いの場となっている空間だが、今日は誰もいなかった。みおねーたん以外まだ帰宅していないらしい。
 ボクは学校用のスポーツバックをそのあたりに放り投げ、制服を脱ぎ散らかした。これはわざとこうしている。なぜかというと、姉四人は面倒見たがりばかりで、何かとボクの世話を焼きたがるからだ。自分のことを自分でしてしまうと、怒られてしまうことすらある。
 ボクはTシャツにパンツという姿でソファーに寝転がり、テレビをつける。
 時刻は四時過ぎ。
 暇人であるボクにやることなどない。
 古いドラマの再放送を眺める。
 軽くあくびをしたところで、リビングのドアが開いた。
「ただいま、まーたん」
 明るい笑顔がボクに向く。
 紺のブレザーに赤いリボンの制服。
 次女の睦月(むつき)お姉ちゃんだ。
「ちょっと待っててね」
 三つ編みを翻して、むつきお姉ちゃんはリビングから出ていく。
 どたどたと階段を上っていく足音。
 足音はすぐに戻ってくる。
 どうやら部屋に鞄を置きに行っていただけのようだ。
「もー、まーたんは、こんなに散らかして……」
 開けっ放しのドアから入ってきたむつきお姉ちゃんは、嬉しそうにボクの制服をハンガーにかけた。
 それが終わるとボクの目の前に来る。
「ただいま、まーたん」
 前屈みになり、手を背中で組み、小首を傾げ、ボクの顔を覗きこむ。
「おかえり、むつきお姉ちゃん……」
 弾けるような笑顔が恥ずかしくなって、なんとなく目をそらす。
 この上から二番目のお姉ちゃんは、いつも明るくて積極的で元気な人だった。ちょっと気が強いが、誰とでも仲良くなれる性格で、いつも友達に囲まれている。
 通っている学校は、家に近いというだけで選んだ、近所の私立女子校である。校則が厳しいとかで、髪型をいつも三つ編みにし、それがお姉ちゃんのトレードマークとなっている。
「ただいま」
 お姉ちゃんは三回目の挨拶をして、ボクの頭をなでなでする。機嫌良さそうに相好を崩している。
「お姉ちゃんとお菓子食べようか」
 紺ブレザーのポケットから、お姉ちゃんは封の開いたお菓子の箱を取り出す。チョコプレッツェルだ。おそらく学校でこっそり食べた残りだろう。
「はい、あーん」
 お姉ちゃんはボクの右横に座り、チョコプレッツェルをボクの口に運んだ。
 差し出されたそれを、ボクはサクサクと食べていく。
「おいしい?」
「うん」
「じゃあ……、もう一本!」
 むつきお姉ちゃんはチョコプレッツェルを引っ張り出すと、チョコのついてない持つ方をくわえ、反対をボクに向ける。
「ん」
 くわえたまま、照れ笑いするお姉ちゃん。
 ボクもチョコプレッツェルを口に入れる。
 二人で両端から食べていく。
 中央で軽く唇がふれあう。
 軽い食感と、柔らかい唇。
「エヘヘ」
 恥ずかしそうに笑うお姉ちゃん。
「まーたん、お姉ちゃんのこと好き?」
「うん」
「本当に?」
「うん」
 本当のことなので、あっさり首を縦に振る。
 むつきお姉ちゃんはいつも優しく明るくて、昔からボクの面倒を見てきてくれた。
 大好きに決まっている。嫌う理由が何一つない。
「お姉ちゃんもね、まーたんのこと大好きだよ」
 右手で頭をなでられる。その手は耳をさすり、頬に触れる。
 お姉ちゃんの顔が寄ってくる。
 目をつぶる。
 唇に感触。ぬっとりしたものになめられる。
 ボクも舌を出し、互いに舌の表面をぬちょぬちょすりあわせる。
 チョコレートの味がする。
「んっ」
 お姉ちゃんはお尻を浮かせて、ソファに座り直し、身体をこちらに向ける。
「っ!」
 ボクは身体に力を入れた。
 パンツの上から股間をなでられたのである。
 お姉ちゃんは、ボクにキスしながら、指先で、手のひらで、半立ちの息子をさする。
 その気持ちよさに何も出来なくなる。
 ソファに全身の体重を預け、お姉ちゃんの愛撫を受け入れる。
 かろうじて右手でお姉ちゃんの胸をつかむ。
「んー」
 むつきお姉ちゃんは、余った左手でブラウスのボタンを外していく。
 その隙間にボクは手を入れ、ブラの上から指先でさする。
「はあ……っ」
 ボクに覆い被さっていたお姉ちゃんが離れた。
 舌から光る唾液の糸が引く。
 むつきお姉ちゃんの頬はピンクに染まり、目が潤んでいる。
「ちょっと待ってね」
 乱れた前髪と三つ編みを直し、ブラウスの前を開く。ブラジャーは赤いチェックだった。女の子らしい可愛いものだ。
 お姉ちゃんは立て膝でボクの膝の上にまたがる。
 ブラジャーが外される。
 ぷるんと飛び出たおっぱいは、張りのあるFカップだった。
 乳首も乳房も上を向いた理想的な巨乳である。
「まーたんのものだよ。好きにしていいよ」
 顔の目の前に突き出されるおっぱい。
 ボクは遠慮無くわしづかみにした。
 むつきお姉ちゃんのおっぱいはやわらかいだけではない。弾力があって揉みがいがある。
「うふ」
 と、お姉ちゃんは、上からボクを見下ろしながら、はにかむ。
 ちゅぱっ
 ピンクの乳頭にしゃぶりつく。
「まーたん、おっぱい大好きだよね」
 頭を優しくなでられる。
 両手で乳房の重量を支え、左右の乳首をじゅるじゅる吸う。
「んっ……」
 と、お姉ちゃんの色っぽい吐息が漏れる。
「はあ……」
 両肩にお姉ちゃんの手が回る。
「まーたん……、気持ちよくなりたい?」
「うん」
 ボクはうなずく。
「お姉ちゃんに気持ちよくしてほしい?」
「うん」
「じゃあ、お姉ちゃんがしてあげるね」
 ソファから降りるむつきお姉ちゃん。
 紺の制服のスカートをつまみ上げる。
 下着は上とあわせた赤のチェック柄であった。
「お姉ちゃん、まーたんのこと考えてたらぐちょぐちょになっちゃった」
 恥ずかしそうに笑い、するするとパンツを下ろす。ぐちょぐちょになったというお姉ちゃんの大切なところは見えない。
「まーたんも脱ごうね」
 座ったままお姉ちゃんにパンツを脱がされる。
 固くなった息子があらわになる。
「おっきくなってるね♪」
 と、見下ろされるが、ボクのオチンチンは勃起してもたいした大きさではない。明らかにこの年齢の平均よりも小さいであろう。……今後の成長に期待したいところだ。
「むいてあげるね」
 お姉ちゃんは優しく、両手の指先で、皮を下ろした。
 我慢汁まみれの亀頭があらわになる。
「えへ」
 むつきお姉ちゃんは正面からボクにのしかかる。対面座位の姿勢だ。
 膝立ちで、ボクの肉棒を自身の股間に誘導。
 亀頭にぬめったものが触れる。
「ん」
 お姉ちゃんが目をきゅっとつぶる。
 ぬるりっ
 暖かいところにボクは埋没していく。
「はあ……」
 根本までずっぽりはめると、お姉ちゃんは深い息をついた。
「生で入っちゃった」
 ボクに微笑みかけながら、軽く腰を動かす。
 粘膜と粘膜が膣内でこすれる。カウパーと愛液が充分な潤滑油となる。
「ひゃっ」
 あまりの気持ちよさに、ボクは裏声で悲鳴を上げ、お姉ちゃんにしがみつく。
「気持ちいい?」
 頬を染めつつ、にっこり笑顔のむつきお姉ちゃん。
「まーたん、すっごく固いよ」
 ぐちょっぐちょっ
 抜けないように、お姉ちゃんは前後に腰を揺らす。それだけで充分以上の刺激が得られる。
「お姉ちゃんね、まーたんに気持ちよくなってもらいたいの」
 身体の動きにあわせ、ぷるぷると目の前でおっぱいが揺れる。
 ぐちょっぐちょっ
「あふっ、んはっ」
 お姉ちゃんの膣の動きと締め付けを遠慮無く味わう。
 オチンチンが熱くてどうなるかわからない。
「うふっ」
 Tシャツの上から、敏感になった乳首を軽くいじられる。
「まーたん、可愛い♪ 気持ちよさそう♪ まーたんのこの顔が大好きなの」
 息を荒げながら、むつきお姉ちゃんはボクにキスした。
 座位で挿入しながらのディープキス。
 上と下の二箇所でボクらはつながっている。
「どう、出ちゃいそう?」
 ぎゅっと抱きしめられる。
「ん……!」
 ボクは泣きながら豊かな胸に顔をうずめる。
「イきそうなら、イっていいからね」
 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
 回転するような膣の動き。
 お姉ちゃんはボクを気持ちよくしてくれている。
 もう、耐えられそうもない。
 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
「いいよ、お姉ちゃんの中にたくさん出してね」
 抱きしめられ、耳元にささやかれる。
「んっ!! お姉ちゃん……!!」
 熱い肢体に包まれ、ボクは達した。
 びゅびゅびゅっ!!
 全身を振るわせながら、膣内に精子を吐き出す。
「あっ、まーたん、イってる!」
 喜びに満ちた、むつきお姉ちゃんの声。
 腰をぐいぐい動かす。
「もっと出して。お姉ちゃんで気持ちよくなって」
 びゅくっ、びゅくびゅくびゅく
 何度もボクは脈打ち、お姉ちゃんの聖域を汚した。
 びゅっ、びゅっ、びゅっ、びゅっ……
 お姉ちゃんに抱かれ、膣内射精の熱さを味わう。
 ぴゅっ……、ぴゅっ……、……、……
「終わった……かな」
 満足そうに、むつきお姉ちゃんはつぶやいた。
 律動を終えたボクは、おっぱいに埋まったまま、ぜーぜーと息をしていた。
 自分からは動いていないのに、運動後のように汗をかいている。
「気持ちよかった、まーたん?」
 お姉ちゃんはボクに密着し、軽く身体をこすりあわせてきた。
 それがまた快い。
「ん……」
 お姉ちゃんにべったりと甘えながら答える。
「たくさん出た?」
「うん……」
 熱い膣内にボクは何度も何度も射精した。たくさん出たに決まっている。妊娠させてしまったかもしれない。
「よかった♪」
 むつきお姉ちゃんはまたもやキスしてきた。
「イっちゃった後のまーたん可愛い……」
 激しい舌の動きが、ボクの口を襲う。
 ボクは口を半開きにし、舌をべろんと出して、お姉ちゃんの愛を受け取った。

     +

※姉3
名前…恵美(めぐみ)
あだ名…めぐちゃん
弟の呼び方…真衣くん
続柄…三女
性格…おとなしい
胸…Dカップ
髪型…セミロングヘア


 六時過ぎ。
 夕飯が始まる直前に、三人目の姉が帰ってきた。
「ただいま帰りました」
 焦げ茶色のブレザーに、赤いスカート。ネクタイ。胸ポケットの上には、某有名私立女子校のエンブレムが縫いつけられている。
「お帰り、めぐちゃん」
 ボクはリビングのソファーから上半身を起こした。
「ただいま、真衣くん」
 と、穏やかな微笑みが帰ってくる。
 恵美(めぐみ)ちゃんは、この家の三女である。
 美人四姉妹の中でもナンバーワンと言われる美貌の持ち主だ。
 色素が薄く、透き通るような白い肌に、やや茶を帯びたロングヘア。むろん染めているわけではない。
 エプロン姿のみおねーたんが大皿を抱えて、リビングに入ってきた。
 どうやらもう夕食が始まるようだ。
 めぐちゃんも制服のままでお皿の運搬を手伝う。真面目な人なので、当番でなくても、何も言われずとも、自然と手伝いをする。
 ボクは何もしない。目の前のテーブルに料理や取り皿が並んでいくのを見守っている。
 本日のメニューは、マカロニサラダ、鮭の混ぜご飯、昨日の残りのきんぴらごぼう、キャベツのおみそ汁といったところだ。
 準備が済むと、めぐちゃんはボクの隣に座り、冷たい烏龍茶をコップに注いでくれる。それから行儀良く、
「いただきます」
 と、細い指をあわせる。
 ボクは烏龍茶に口をつけ、コップを置くと、めぐちゃんの方を見た。
「はい……」
 めぐちゃんはお箸でマカロニサラダを取って食べさせてくれる。
 むぐむぐと咀嚼。
 それを見ながら、めぐちゃんは鮭のご飯を自分の口に運ぶ。
 食卓中央の大皿からどんどん料理が消えていく。
 上二人の姉の食欲は旺盛。めぐちゃんは小食だった。元々が、物静かで儚げな感じのする人なので、イメージ通りといえるだろう。
 また口を開けて、めぐちゃんに催促。きんぴらを食べさせてもらう。
 使ってない右手を、何気なく、めぐちゃんのスカートの中へ。やわらかい太ももをさする。少食でも肉付きはいい。
「……」
 めぐちゃんは一瞬手を止め、ややうつむいたが、もう一口食べさせてくれる。
 さらさらの肌に、右手のひらと甲をすりつける。ムチムチとした弾力が心地よい。
「ごちそうさま」
 夕飯が終わる。
 机の上の食器がガチャガチャと運ばれていく。
 めぐちゃんは自分の分の食器とボクの食器を台所に置くと、そのまま階段を上っていく。
 ボクはぬるくなった烏龍茶を一口飲み、めぐちゃんを追いかけ、二階の部屋に入る。
「めぐちゃん」
 制服のブレザーを脱ごうとしたところで彼女の手が止まった。
「……どうしたの、真衣くん?」
 ドアを後ろ手に閉め、ボクはベッドを指さす。
「そこ座って」
「……」
 黙ってベッドに腰掛けるめぐちゃん。
 ボクもベッドに上って、膝立ちでその背後にまわる。
「めーぐちゃん♪」
 背中からぎゅっとめぐちゃんに抱きつく。
「あっ……」
 髪の毛の匂いをかぐ。汗といりまじったシャンプーの香りがかすかにした。
 ボクは後ろから胸をわしづかみにする。
「……!」
 目をつぶるめぐちゃん。
 ブラジャーがごわごわしてて、おっぱいの感触を味わえない。
 ブラウスのボタンを一つずつ外し、隙間から手を突っ込む。
「……」
 恥ずかしそうに目を閉じうつむくめぐちゃん。
 とにかく生パイをもみたいのだが、この体勢ではホックのある背中まで手が届かない。
 そこでまず、ブラウスの裾をスカートから引っ張りだす。
 前がはだけて水色水玉のブラジャーが見える。
 いまブラウスのボタンが留まっているのは、一番上の首もとだけである。
 ネクタイが胸と胸の間に垂れ下がる。
 ボクはブラの肩ひもを外した。
 必然的にカップの部分が前にこぼれ落ちる。
 ようやくおっぱいが見えた。
 後ろから乳房をわしづかみにする。
「んっ……」
 わずかに喉を鳴らすめぐみちゃん。
 ボクの手の中でひしゃげるおっぱいは、上のふたりのお姉さんより小さい。でもDカップはあるだろう。ちょうど、握って、まだ手からこぼれ落ちるくらいの大きさだ。
「こっち見て」
 肩越しに振り返るめぐちゃん。
 尖った乳首を指先でいじりつつ、めぐちゃんにキスする。口内で舌を発見。ぬるぬるとかき混ぜる。
 めぐちゃんは無抵抗だった。恥ずかしそうにしながら、ボクにされるがままにされている。
 めぐちゃんはこの家の四姉妹で、唯一ボクが好きに出来る相手である。他の三人は自分から動いてボクのことを責め立ててくる。お姉ちゃんたちに気持ちよくしてもらうのも好きなのだが、たまにはこちらから女体をいじりたいこともある。それに応えてくれるのがめぐちゃんなのだ。
 というわけで、手をスカートに入れる。
 が、股間に手を忍ばせると……
「だ、だめっ」
 めぐちゃんに手を抑えられる。
 気にせず、割れ目のあたりをパンツの上からぐりぐり。同時に首筋をなめる。
「んっ……! んくっ!」
 足を閉じて、身体を固くするめぐちゃん。手が挟まれてしまう。
「めぐちゃん、ボクのこと嫌いなの……?」
 わざとらしく泣きそうな声を作って問いかける。
「嫌いじゃないけど……私たち姉弟なんだよ」
 恥ずかしそうに答えるめぐちゃん。
「だめなの?」
「だ、だめだよ、こんなこと……」
「でも、子供の頃、めぐちゃん、ボクにエッチなイタズラしたじゃない」
「そ、それは!」
 びくりと肩を振るわせるめぐちゃん。
「ち、違うよ、私はそんなこと……」
「したよ」
 子供の頃といっても、ほんの数年前のことである。
 当時、ボクらは一緒に住んでいなかったが、互いの家に泊まったりすることがよくあった。
 あれはお姉ちゃんたちの家(つまりこの家)に遊びに来た時のことだ。
 めぐちゃんとお風呂に入ったボクは、おちんちんをいじられて、おそらく人生初めての絶頂に達したのである。射精まではしなかったが、あまりの気持ちよさに泣いてしまったことを憶えている。
「あ、あれは……、洗ってあげただけだから……」
 びくびくとするめぐちゃん。
 確かにあの時、ボクは身体を洗ってもらっていた。
 でも、めぐちゃんがおちんちんを恥ずかしそうに、興味深そうに、触っていた事実もまた、ふくらみかけの胸と共におぼえている。
「子供にあんなことするなんてひどいよね、めぐちゃんは」
 ほとんど半泣きになってしまうめぐちゃん。
 身体の力が緩んでいく。
 陰部への愛撫を再開する。
「ひくっ」
 震えた声が出る。
「足を開いてみて」
 ボクはめぐちゃんの前に回り、スカートをぴらりとめくった。
 お姉ちゃんの下着は、青のスプライト。横の縞パンだ。
 太ももがぴったり閉じ、膝を重ねている。
「開いて、開いて」
 顔を寄せて、わくわくしながら催促する。
「……」
 お姉ちゃんは恥ずかしそうに目を閉じ、顔をそらした。
 静かに膝が開く。
 ぷっくりとふくらんだ股間。
 めぐちゃんは胸をはだけたまま、M字開脚となる。
「濡れてるかな」
 布の上から、股間をいじくる。
「んっ、んっ……!」
 めぐちゃんの腰が動く。
 パンツにすじが浮き上がる。
 指を下から上へ。
 クリトリスのあたりを軽くなでまわす。
「くぅ……っ!」
 眉を寄せて刺激に耐えるめぐちゃん。
 白い首筋に朱がさし始めている。
 めぐちゃんのような美人の表情を崩すのは楽しい。
「濡れてきた」
 しましまパンツの青い部分に小さな染みが浮く。
「脱がすね」
 パンツに手をかけ引っ張る。
「あっ、だめ!」
 ボクよりめぐちゃんのほうが力が強い。
 止められないように素早くずりおろす。
「やっ」
 大事なところを隠そうとする手。ボクはそれを押しのける。
 色白なめぐちゃんだが、その部分は赤黒い。光っているのは、内側から分泌された液だ。可憐で儚げなお姉ちゃんにこんな部分があるなんて驚きである。
 顔を近づけてぺろりとなめてしまう。
「あっ!」
 めぐちゃんの腰が浮き上がる。
 気にせず割れ目に沿って舌を動かす。しょっぱい味がする。
「だめっ、汚いからっ!!」
 必死なめぐちゃんの叫び声。ボクの頭を力でおしのけようとする。
「汚くて臭いよ、めぐちゃんのおまんこ」
 と、ボクは笑顔で報告する。
 めぐちゃんは自らの顔を手で覆った。
 ねちょり
 陰唇の中に舌を入れる。
 汚いと言っても、めぐちゃんのような美人のおまんこならいくらでも舐められる。
 舌の腹にたっぷり唾液を含ませ、クリトリスをでろでろする。
「ひぐっ」
 声を詰まらせるめぐちゃん。
「やっ、だめっ」
 気持ちよすぎるようだ。
 めぐちゃんはボクの頭をおさえてどかそうとする。
 それでも舌を動かし続ける。
「あひっ、ひやっ」
 身体がのけぞり震える。
「中はどうかな」
 ボクは中指を立てて、膣口のあたりをかき混ぜる。
 指に粘液が絡みつく。ボクの唾液とお姉ちゃんの愛液だ。
 そのまま指を入れていく。
 ぐちゅりっ
「ひっ!」
 抵抗を受けながらも、指は奥まで入ってしまう。
「うん。ぐちょぐちょだ」
 軽く指を出し入れする。
「はひっ」
 めぐちゃんは必死に声を抑え、顔を背ける。
 すでに頬と首筋が真から朱に染まっている。
「どう? めぐちゃん、気持ちいい?」
 指をくちゅくちゅ出し入れする。
 ぬるぬるしているくせに、入れるたび、出すたび、膣が絡みついてくる。
 これがオチンチンだったら気持ちいいこと間違いない。
「あっ……、ふぁっ……、はっ!」
 めぐちゃんの息はすでに荒い。目を閉じ、上半身を左右にひねる。
「もう充分かな」
 ボクは指を引き抜いてなめる。ちょっとした酸味と塩気を感じる。
「めぐちゃん、見て見て」
 ボクはパンツを下ろして、むいたチンチンを見せびらかした。
 さきほどからめぐちゃんの中に入るのが待ちきれないようで、先端から涎を垂らしている。
「めぐちゃんに生で入れちゃうね」
「だ、だめだよ!」
 抗議の声に耳を傾けず、ぐいっと太ももを割る。
 すでに準備万端のおまんこ。ボクはそこに亀頭を押しつける。
「だめっ!」
 体重をかける。
 にゅるにゅるとチンチンが入っていく。
「ああっ!!!」
 めぐちゃんは大きな声を上げた。
 ボクはのしかかる。
 短いチンチンが埋没する。
 膣を押し開き征服していく感覚。
 恥骨に軽く当たる。
「入っちゃった。めぐちゃん、生で入ってるよ!」
 達成感にボクは笑顔となる。
 両手を女体の脇につき、上からめぐちゃんを見下ろす。
「ひくっ」
 と、歪んだめぐちゃんの泣き顔。
 それに興奮したボクは腰を動かす。
 出し入れするたびにぬっとりと吸い付いてくるひだ。
 亀頭全体が気持ち良さのあまり熱くなってくる。
 自分の意志とは無関係に腰が動く。
 身体そのもの、性欲そのものがお姉ちゃんのおまんこを求めている。
「んっんっんっ」
 声を抑えるお姉ちゃん。
 おっぱいがたゆんたゆん揺れる。
 年も背の大きさもボクより上なのに、すっかり犯されてしまっている。
「めぐちゃん、弟に犯されてるよ」
「いやあ……」
 涙を浮かべながら、ボクのことを上目遣いに見る。
 整った顔がぐちゃぐちゃになっている。
「どう、気持ちいい?」
 正常位でとにかく突きまくる。
 ぐっちょ、ぐっちょ、ぐっちょ、ぐっちょ、ぐっちょ、ぐっちょ
 粘液の混じり合う卑猥な音。
「気持ちいいの? ボクのチンチンなんて小さいのに気持ちいいの?」
「ひっ、ひっ、んっ……!」
 めぐちゃんが感じてるかはこの声でわかる。
「ボクも気持ちいいよ。めぐちゃんの中に生で入れて最高だよ」
 ぐちょぐちょぐちょぐちょ
 めぐちゃんのおっぱいの上に顔を落とす。
 身体に力が入らなくなってきた。
「めぐちゃん、もうだめ、出そう」
 入れてすぐだというのにボクの早漏チンチンはすでに限界だった。
「だめっ、出しちゃだめっ、赤ちゃん出来ちゃう!!」
 泣き叫びながらも、反射的なものかボクの頭を抱きしめる。
「出るっ、めぐちゃんの中に出ちゃう」
 めぐちゃんに身体を預け、腰だけを動かす。とにかく快楽を求める自分がまるで動物になったような錯覚に襲われる。
「子宮で受け止めて、妊娠してっ!」
「だめええええっ!」
「――――!!!」
 一瞬身体が止まる。
 びゅびゅびゅびゅっ!!
 同時にボクは欲望を吐き出した。
 凄まじい勢いだった。
 その分だけ、頭と全身が快楽に貫かれる。
 びゅっ! びゅっ! びゅっ!
 何度も何度もボクは射精を続ける。
「いやあああ」
 ぐずぐず泣くめぐちゃん。ボクが出しているのがわかっている。
 やはり生の膣内射精は最高だ。気持ちよさと達成感の両方がある。
 ボクはめぐちゃんのおっぱいの中で、それを思う存分味わった。
「出しちゃった、めぐちゃん」
 ぐったりした全身の体重をすべて預ける。
「だめって言ったのに……」
 泣きながらもボクを受け止めるめぐみちゃん。
 お姉ちゃんとしての役割を充分に果たしてくれた。
「気持ちよかった……」
 乳房にほおずり。
 満足感に包まれ、ボクはしばらくそうしていた。


第2話に続く


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