07
「ご、ごめんね。見学しますって先生に言っておいてもらえるかな……はうぅっ!?」
フラフラフラッ……
クラスメート達を呼び止めて、麻鈴はそそくさと言葉を投げ掛ける。
膨らみ切った男性器を抱えたまま体育の授業になど出られそうになかったので、見学を申し出るつもりでいたのだ。
体調を崩してしまったと理由を誤魔化すと、そそくさと更衣室から飛び出していく。
その場に留まっているうちに下半身の状態を気づかれてしまいそうだったので、一刻も早く彼女達の元か逃げ出すつもりでいたのだ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……きゃんっ!?」
ズルズルズルッ、プルンッ!
一人っきりになれる場所を捜し求めているうちに、麻鈴は校舎裏へと辿り着いていた。
周囲に誰もいないのを確かめると、恐る恐るパンツを下ろしていく。
下着を脱ぎ去った途端、とんでもない代物が不意に視界へと飛び込んでくる。
とっさに視線を逸らした後も、あまりに恥ずかしくてたまらない。
ピクピクピクンッ……
(やだ、こんなにお股が大きくなっちゃってるなんて……こんな格好のまま、体育の授業なんて出られるわけないじゃない!?)
下半身からしっかりと起き上がっている男性器の形状に、麻鈴は呆気に取られてしまう。
あまりに生々しい形状をした代物が、自分の股からしっかりと伸び切っていたのだ。
少しも手で触れていないのに、ひとりでに揺れ動く様子につい茫然とせずにいられない。
女の子として決して存在し得ない部分の凄まじさを、とんでもない形で思い知らされていたのだ……
「一体どうすれば、元に戻ってくれるんだろう……きゃんっ!?」
ギュムッ!
破廉恥な格好に戸惑っていた矢先、麻鈴はとんでもない事実に気づかされる。
何とかして下半身を元に戻そうと胴体部分を握り締めた途端、痺れるような感覚が一気に押し寄せてきたのだ。
とっさに腰をくねらせながら、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
どんなに認めたくなくても、下半身に生え伸びている部分が身体の一部だと言う事実をありありと痛感させられる。
ゾクゾクゾクッ、ビュクンッ!
(ちょっと触っただけなのに、こんなにお股の部分が敏感だったなんて……!?)
恐る恐る下半身を覗き込んだまま、麻鈴は思わず息を飲み込んでしまう。
自分でも良く分からないうちに、男性器が考えられないほど熱を帯びていたのだ。
少し指を絡ませただけで、刺激が押し寄せてきてたまらない。
未だにためらわずにいられない中、ひとりでに胸が弾んでくる……
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……きゃうぅんっ!?」
シュコッ、シュコッ、シュコッ……
おかしな衝動に駆られて、麻鈴はとんでもない行動を引き起こしてしまう。
男性器をしっかりと掴んだまま、少しずつしごき始めていたのだ。
敏感な部分へしっかり指先を押し当てるたびに、言い表しようのない快感が続々と押し寄せてくる。
ついには下半身を突き出したまま、おかしな悲鳴まで撒き散らしてしまうのだ。
「も、もうそれ以上は本当に駄目なのにぃ……は、はひぃいんっ!?」
ガクガクガクッ、ブビュルビュルッ!
夢中になって自慰行為を続けるうちに、麻鈴はとんでもない瞬間を迎えてしまう。
男性器を弄り続けた挙げ句、あっけなく絶頂へと達してしまったのだ……興奮に任せて下半身をくねらせながら、つい喘がずにいられない。
ずっと握り締めていた部分がひとりでに揺れ動いてきて、先端から熱い液体が続々と溢れ出してくる。
今まで感じたこともないような興奮が全身を駆け巡ってきて、ついに精通を果たしてしまったのだ。
「あ、あふぅっ……くふぅんっ!」
クネクネクネッ。
段々と興奮が静まっていく中、麻鈴はひとりでに身を捩らせてしまう。
痺れるような感覚が全身を襲ってきて、今にも倒れてしまいそうな勢いだった。
寸前の所で踏ん張っている間も、つい息を切らさずにいられない。
敏感な部分を弄り回すうちに、全身がおかしな状態へと陥ってしまったのだ。
ヌチョヌチョヌチョッ、ドロォッ……
(おかしなものが、先っぽからどんどん垂れて来ちゃってる。これじゃまるで、本物のオチンチンみたいじゃない……!?)
恐る恐る下半身を見下ろすうちに、麻鈴はすっかり言葉を失ってしまう。
柔らかくなった部分から白く濁った液体が垂れ落ちてきて、先端の辺りで糸を引いていたのだ。
興奮に任せて撒き散らした代物の正体を、否応なく痛感させられる。
本物の男性と同じように自慰行為に耽った挙げ句、ついには精液まで噴き出してしまったのだ……