03
「大人しくしてなさい。マリーン・サファイア。あなたの大事な部分を、たっぷり悪戯してあげるんだから……えいっ!」
ヴォンッ……
身動きが取れないのを良いことに、女幹部はマリーン・サファイアへと近づいていく。
自分達に楯突いた報復を、小生意気な少女にたっぷり与えるつもりでいたのだ。
下半身をじっくりと睨みつけたまま、呪印を少しずつ押しつけていく。
これからどんな変化が引き起こされるのか、つい目を見張らずにいられない。
「こ、今度は何をするつもりなの……んんっ!?」
ゾクゾクゾクッ、ヒクヒクヒクッ……
おかしな呪印を体内に埋め込まれた途端、マリーン・サファイアはすぐに悲鳴を洩らしてしまう。
相手の手元が妖しげに光り出したかと思えば、いきなり下半身が疼き出してきたのだ。
とっさに背筋をこわばらせている間も、つい身を捩らせずにいられない。
痛いような感覚とともに、身体の内側から何かが続々と迫り上がってくるのだ。
「……や、やだっ! どうして、大事な部分がどんどん膨らんできちゃってるの……ひぃっ!?」
モゾモゾモゾッ、ビキビキビキィッ!
恐る恐る下半身を覗き込んだ途端、マリーン・サファイアはとんでもない代物を目の当たりにさせられる。
大事な器官の一部が肥大化して、レオタード越しに盛り上がってきていたのだ。
あまりに卑猥な形状が生地の表面から浮かび上がってきて、つい悲鳴を洩らさずにいられない。
膨張していく部分が裏地が擦れるたびに、あっけなく悶絶を引き起こしてしまうのだ。
「ふふっ、マリーン・サファイアもさすがに驚いちゃって当然のはずよね。女の子の部分が、みるみるうちに大きくなってきちゃってるんですもの……?」
身悶えを繰り返すマリーン・サファイアを相手に、女幹部はとんでもない事実を口走る。
呪印を使って、クリトリスを無理矢理肥大化させていたのだ。
着々と効果が効いてきている様子に、つい注目せずにいられない。
まるで男性器のように、大事な部分がおかしな形状へと変わり果てていたのだ。
「そ、そんな。どうしてこんな惨いことなんて……きゃんっ!?」
ズルズルズルッ、ドサッ。
女幹部がぶつけてきた言葉の内容に、マリーン・サファイアは思わず耳を疑ってしまう。
悪戯と称して大事な部分を作り替えられるなど、あまりに考えられない仕打ちだった。
恐る恐る言い返そうとした途端、あっけなく悲鳴を盛らしてしまう。
突然触手を引っ込めた拍子に、地面に倒れ込んでしまったのだ。
「今日はこのくらいで十分のはずよね。じゃあね、マリーン・サファイア。また遊びましょう……?」
なかなか起き上がろうとしないマリーン・サファイアを見下ろしながら、女幹部はさらに言葉を続ける。
体内にしっかりと呪印を埋め込んだ後、しばらく経過を見守るつもりでいたのだ。
レオタード越しにしっかりと盛り上がっている部分を見下ろしている間も、つい笑みをこぼさずにいられない。
これからどんな事態に陥ってしまうのか、想像するだけで胸が自然と弾んでくるのだ。
「ま、待って! どうすれば元に戻せるの……はうぅっ!?」
クネクネクネッ。
女幹部が目の前から消え失せた後も、マリーン・サファイアはなかなか体勢を立て直せそうになかった。
ほんの少し脚を動かした途端、肥大化した部分に刺激が響いてくるのだ。
あまりに過敏になっている部分の状態に、つい気を取られずにいられない。
何とか触手から抜け出した後も、ひとりでに身を捩らせてしまうのだ……
* * * * * *
「んんっ……ひんっ!?」
ガバッ。
翌日にベッドから起き上がると下半身から違和感が押し寄せてきたので、
ムクムクムクッ、ピクンッ。
(やだ、寝ている間にこんなに大きくなっちゃって……これじゃまるで、本物のオチンチンみたいじゃない!?)
触手の襲撃に遭った翌日、麻鈴はすぐに落ち着きを失ってしまう。
下半身の様子が気になって恐る恐るパンツを下ろした途端、はしたない形状が視界に飛び込んできたのだ。
とっさに視線を剃らした後も、あまりに恥ずかしくてたまらない。
保健体育の授業で目にした男性器と同じような形状が、下半身からしっかりと生えていたのだ。
「とりあえず、何とかしてこれを隠さなくっちゃ……はうぅっ!?」
ギュムッ。
なるべく下半身を直視しないよう気を配りながら、麻鈴はそそくさと準備に取り掛かる。
パジャマを脱いで制服に袖を通している間も、つい腰をくねらせずにいられない。
はしたない形状を何とかして取り繕おうとした矢先、おかしな感覚が押し寄せてくるのだ。
とっさに下半身から手を遠ざけた後も、なかなか落ち着きを取り戻せそうになかった。
ゾクゾクゾクゥッ……
(ほんのちょっと触っただけなのに……どうして、こんなに刺激が響いてきちゃってるの!?)
下半身に出来上がっている代物の存在を、麻鈴は否応なく思い知らされる。
着替えにも手こずってしまうほど、下半身の代物がとにかく敏感だったのだ。
パンツの裏地が先端に擦れるたびに、つい身を捩らせずにいられない。
どんなに認めたくなくても、男性器が身体の一部だと言う事実をありありと痛感させられていたのだ……
ギュッ……
(オチンチンが生えちゃったなんて、もし誰かに知られちゃったら……もう学校に通えなくなっちゃうかもしれないんだから!?)
普段どおりに学校で過ごしている間も、麻鈴は言い表しようのない気まずさに苛まれてしまう。
女生徒達のいる中、自分だけが男性器などを股間にぶら下げてしまっているのだ。
スカートの上から下半身を押さえ込んだまま、つい縮み上がらずにいられない。
もし下半身の状態などを彼女達に知られてしまえば、二度と学園に通えなくなってしまうかも分からないのだ……
「……あれ、青山さん。そろそろ更衣室に行かないと間に合わなくなっちゃうわよ?」
「ご、ごめんね。すぐ準備するから……んんっ!?」
フラフラフラッ。
下半身の状態に思い悩んでいるうちに、不意にクラスメートが話し掛けてくる。
あと少しで体育の時間が近づいていたので、一緒に更衣室へ行こうと麻鈴を誘ってきたのだ。
クラスメートに返事を返しながら後を追い掛けている間も、麻鈴はたどたどしい足取りを取らずにいられなかった。
パンツの内側で男性器が不安定に揺れ動いてきて、歩くだけでも一苦労させられていたのだ。
ギチギチギチィッ、ピクピクンッ。
(どうしよう……お股が大きくなったまま、全然元に戻ってくれなくなっちゃった。このままじゃ、おかしくなったお股をみんなに気づかれちゃうかもしれないのに!?)
何とか更衣室へ到着した後も、麻鈴はとんでもない事態に陥ってしまう。
体操着に着替えようとした矢先、いきなり下半身が膨張し始めてきたのだ……今にもパンツの裾から飛び出してきそうな勢いに、つい茫然とせずにいられない。
周囲にいるクラスメート達の下着姿を何気なく見つめているうちに、まさか勃起を引き起こしてしまうなど考えられない事態だった。
とっさに腰を引っ込めた後もなかなか体操着に着替えられないまま、ひたすら思い悩んでしまうのだ……