綾羅木の巫女〜寄生蟲に蝕まれ肉体改造の危機〜 体験版

体験版 乳房膨張

「う、うぅん……ひんっ!?」
ガバッ。

 蟲を飲まされた翌朝、苺香はおかしな事態に苛まれてしまう。
 目を覚ました直後から、重苦しい感覚が上半身に押し寄せてくる。
 布団から起き上がった途端、とんでもない代物を目の当たりにさせられる……胸元を見下ろしたまま、つい戸惑わずにいられない。
 とっさに身を引いた後、すぐに肩を張り詰めてしまうのだ。

プルンッ……
(やだ、一体どうして……こんなに胸が膨らんできちゃってるの!?)

 胸元に引き起こされた異変に、苺香は思わず目を疑ってしまう。
 自分の乳房が、考えられない勢いで膨張していたのだ……ものの見事に突き出している形状など、見ているだけで気恥ずかしくてたまらない。
 どうやら寝ている間に、胸が異常に成長してしまったようなのだ。
 乳房が膨らんでしまった原因など、どんなに考えても掴めそうになかった……

「お願いだから、ちゃんと伸びなさいよ……きゃんっ!?」
ブチッ!

 大きくなった乳房に翻弄させられる中、苺香はそそくさと身支度を始める。
 たとえ身体に異常をきたしても、これから学校に行かなければいけなかった。
 そそくさと着替えていた矢先、思わぬ事態に苛まれてしまう……ブラを着用しようとした途端、すぐにホックが外れてしまう。
 今まで着けていたブラが、すべて使い物にならなくなってしまったのだ。

「やだ、もうこんな時間になっちゃったの!? このままじゃ遅刻しちゃうかも……!」
モゾモゾモゾッ、フラフラフラッ……

 なかなか着替えられないうちに、登校時間が着々と迫ってくる。
 散々思い悩んだ挙げ句、そそくさと制服を着込んでいく……このままだと間に合わなくなってしまいそうなので、仕方なくブラの着用を諦めることにしたのだ。
 慌てて玄関から飛び出した後も、ついうろたえずにいられない。
 ただでさえ膨張した乳房を抱えていて大変なのに、ノーブラのまま外出する羽目になってしまったのだ。

タユンッ……
(やっぱり、ブラを着けてないせいかな……こんなに胸が目立っちゃってるなんて!?)

 バスに乗り込んだ後も、苺香はすぐに落ち着きを失ってしまう。
 無防備な乳房が、制服の上からしっかりと浮かび上がっていたのだ……大げさなほど膨らんでいる胸元が、あまりに気恥ずかしくてたまらない。
 周囲をしきりに振り返りながら、ひたすら思い悩んでしまう。
 たかがブラを着けなかっただけで、ここまで不安な気持ちにさせられるなどさすがに思いもしなかった……

「……はうぅっ!?」
ムニュッ。

 窓の外を見つめていた矢先、苺香はすぐに悲鳴を洩らしてしまう。
 吊り革に掴まっているうちに、不意に誰かが乳房を掴んできたのだ。
 いやらしい手つきを意識させられて、つい戸惑わずにいられない……すぐにでも相手の手を振り解かなければいけないのに、無暗に騒ぐわけにもいかなかった。
 背筋をこわばらせたまま、ひとりでに身を捩らせてしまうのだ。

(ただでさえ、胸のことで悩んでるのに……まさか、痴漢にまで遭っちゃうなんて!?)

 思わぬ拍子に引き起こされた出来事に、苺香は言葉を詰まらせてしまう。
 ただでさえ膨張した乳房に翻弄させられて大変なのに、まさか痴漢に出くわしてしまうなど思いもしなかった。
 相手は胸を鷲掴みにしたまま、指先で乳首を探ってくる……敏感な部分を摘ままれるたびに、つい身震いせずにいられない。
 ただ単に大きくなっただけでなく、胸元が過敏になっていたのだ。

ムチュッ、ムッチュ、クリュクリュッ。
「い、嫌っ! そんなにしつこく触ってこないでぇ……!?」

 乳房を弄繰り回されるうちに、苺香は弱り果ててしまう。
 敏感な部分を触られた途端、おかしな刺激が一気に押し寄せてくる。
 指先で乳首を捏ね繰り回されるたびに、みるみるうちに尖っていく……その場に立ち尽くしたまま、ひとりでに身を捩らせてしまう。
 目的地に辿り着くまで、こそばゆい感触をずっと堪えなければいけなかった……