プロローグ
(……さて、いよいよ明日か。折角の体育祭だし、派手に悪戯しておかなくちゃ勿体ないよな?)
体育祭の前日、オレは明日の準備に明け暮れていた。
最近気づいたことなんだけど、どうやら特別な能力があるらしい。
簡単に説明すると、時間を停めることが出来る……ちゃんと測ったことはないけど、どんなに試しても四、五分が限度みたいだ。
今まで女子のパンツを拝んだり、せいぜい下着を抜き去ってお尻やアソコを拝んだり程度にしか使ってこなかったけど、折角の行事だったので利用しない手はないだろう。
(明日になったら、好きなだけ悪戯できるはずなんだから。今日のオナニーはとりあえず我慢しておこうか……)
携帯を取り出しながら、標的に選んだ二人を見比べる。
一人は槙野つぐみって女子で、クラスの中でも上位にランク付けされちゃってる感じに可愛い子だ……運動神経の良さを生かして、色んな競技に引っ張りだこみたいだ。
もう一人は鳴瀬百華って子で、チアリーディング部に所属していて、こちらも可愛さって言う点だと余裕で上位に食い込んでくる。
そう言えば二人ともかなりの巨乳で、どっちの方が大きかったか、考えてるだけで興奮しちゃってきてたまんない。
(そう言えばあの二人、どの競技に出る予定だったんたっけ。今のうちにしっかりチェックしておかなくっちゃ?)
体育祭での悪戯を成功させるため、数日前から準備を整えておいた。
正直言うとあまり乗り気じゃなかったけど、体育委員に立候補しておいた方が荷物を持ち込んでも不自然じゃないはずだし、何よりも係として好き勝手に行動できるのが大きい。
あと、今日はオナニーも控えておくことにした。
明日になれば好きなだけ二人に悪戯できるはずだし、何よりも時間停止中はとにかく体力を消耗しちゃうはずなので、今のうちに温存しておかなくちゃ、きっと体育祭の途中で身体が持たなくなっちゃうだろう。
ゴソゴソゴソッ。
(とりあえず、道具はこれだけ用意しておけば十分だよな。もし誰かに見つかっちゃっても面倒だし……これから寝なきゃいけないのに、もうワクワクしてきちゃってるかも!)
あらかじめ用意していた道具を全部並べた後、鞄の中へ詰め込んでいく。
バイブや低周波治療器は定番だから外せないし、ピアノ線やハサミなんかも悪戯に使えるかもしれない……ついでに救急箱を漁って、イチジク浣腸や下剤、ついでに紙オムツなんかも用意しておこう。
まさか体育祭の間に悪戯させられちゃうなんて、二人も絶対に思わないはずだ。
寝ている間も頭の中で色んなシミュレーションをしているうちに、少しも興奮が収まりそうになかった……