このたびは、Magical Girl Bad End S1を購入いただき、ありがとうございます。
『S1』のSはShort storyを指しており、その名の通り、本作は他の「Magical Girl Bad End」シリーズよりやや小規模なストーリー構成となっております。
シナリオの内容は全て新規書き下ろしであり、登場人物以外は、Web上で公開しております他作品との関連性はございません。
至らない部分もあるかとは存じますが、最後までお楽しみいただければ幸いです。


■登場人物■


【フェレスティア・カノン(玉城 榎音)】
携えるランスのほか、声に魔力をのせる特殊な魔法を扱うフェレスティア。
年単位の実戦経験を持つベテラン魔法少女であり、優れたカンと柔軟な判断力で巧みな戦闘を行う。

美声に秘められた聖なる力は敵を攻撃するだけでなく、時には味方を鼓舞させることで戦闘を優位にする。
また、愛用する魔法「マジカル・オーダー」は、敵の精神をジャミングし行動を制御する、極めて強力な効力を持つ。
近距離、中距離での戦闘に秀で、能力のバランスもとれているが、決定力に欠くのが最大の難点。

独り暮らしの孤独を紛らわすようにネットに入り浸っているうち、気付けば人気のネットアイドルに。アイドルとしての活動もフェレスティアのコスチュームでこなしており、可憐な姿はもちろんのことパタパタとはためく愛らしいネコミミでファンを魅了する。
本作では登場しないが、妖狐(魔族)であるキサラギと奇妙な共同生活を送っている。
フェレスティアとして戦いを重ねるうちに身体が少しずつ瘴気に蝕まれており、その影響は性への欲求となって身体に現れている。
ほぼ毎晩、多いと日に2,3回というペースで行ってしまうオナニーは、より強い快感を得るためにその方法まで激化の一途を辿り、榎音を苛み続ける。


※キャラクターの設定は今後変化する可能性があります。

■用語解説■
【天界/人間界/魔界】
天界は天使が支配し、人間界は人間が支配し、魔界は魔族が支配している。

【天使/天界】
天使は「種族間」の争い、つまりは人間同士の戦争などを種の進化の過程として見守る一方で、「異種間」の争い、つまりは魔族による人間界への攻撃などは、明確な侵略行為としてそれを阻止する。
人間同士の戦争は様々な事情こそあれど人や国家がそれを望んだからこそ起きるものであるが、異種族による侵略は人類にとって想定外の事態であり、人類がそれを望んだ結果ではない、という見解である。
『天城』を最高機関とする天使たちはその大半が女性である。

【魔族/魔界】
魔族とは行く先を失った怨霊が魔界に流れ着き実体化した存在であり、それ故に人間界を本来住む世界だと主張し侵略を繰り返している。
上から順に、妖魔>>魔獣>>魔物、に分類される。

【フェレスティア/人間界】
魔族による人間界の侵略はそのほぼ全てが天使により阻止され、人類は気付くことすらなかった。
外道の技術により魔獣や魔物を生み出し数で勝る魔族であったが、飛行能力と優れた魔法を持つ天使を相手に劣勢に立たされていた。
そこで魔族は大群で侵略することをやめ、少数の妖魔や魔物を人間界に送り込んでゆく浸透的な侵略へと戦術を切り替えた。
天界から見守る天使たちがこの侵略を完全に防ぐには限界があり、天使もまた戦術の転換を強いられる。
そして天使たちの選んだ戦術は、選定した人間に戦うための術を授け、人間界に侵入した魔族を駆逐させるというものだった。
言うなれば天界・天使の駒として、人間界において天使の力を代行する。それこそがフェレスティアである。

■目次■

一章:闇夜に舞うフェレスティア

二章:抑えきれない肉欲

※体験版で閲覧できますのは二章までとなっております。※

三章:欲望の代償

四章:狡猾な捕食者

五章:フェレスティア・カノンの陥落

六章:フェレスティア・カノン、完全終了

あとがき