自分の事を女将軍だと勘違いしている慰安婦 体験版

体験版 フェイズ1

バシィッ、ビシィッ! バシィッ! ビシィッ!
「セシリア殿も、案外だらしないもんだな……こんな程度で音を上げていたら、将軍なんてまともに務まるはずないだろう!」

 もがき続けるセシリアも構わず、ゲオルグは次々と鞭を浴びせる。
 たかが一発程度で痛がる様子など、決して見過ごせそうになかった。
 セシリアをさらに弱らせようと、立て続けに鞭を振り回す……露わになった部分にぶつかった途端、小気味よい物音が響き渡ってくる。
 どこまでセシリアを窮地に追いやることが出来るのか、つい興味をそそられずにいられない。

「そ、そんなこと言われたって……ひぎぃっ! も、もうお願いだからそれ以上は勘弁してってばぁ……!?」
バチンッ! ビチンッ! バチンッ! ビチンッ!

 ゲオルグの鞭を食らうたびに、セシリアは悲鳴を撒き散らしてしまう。
 肌が引き裂かれそうな衝撃が立て続けに押し寄せてきて、とにかく痛くてたまらない。
 幾度となく身を捩らせながら、ついには泣き言まで洩らし始める……おかしな拷問など止めて欲しいと、必死の思いで懇願していたのだ。
 恐る恐るゲオルグに訴えている間も、あっけなく言葉が途切れてしまう。

ヒュルンッ、バシィッ! ヒュルンッ、ビシィッ!
「ふふっ、泣き言だけは一人前のようだな……さすがに女将軍セシリアも、我が輩の鞭さばきには敵わないようだな!」

 セシリアの悲鳴に耳を傾けながら、ゲオルグは容赦なく鞭を振り下ろす。
 まだ拷問の途中なのに、今さら止めるなど考えられなかった。
 肌の表面にミミズ晴れが浮かび上がっていく様子に、つい注目せずにいられない……どうやら本人も相当参っているらしく、みるみるうちに縮み上がっていく。
 普段から澄ました表情を浮かべていたはずなのに、瞳から涙まで浮かべている様子から少しも目を離せそうになかった。

「こ、こんな秘境な真似なんてしてくるから……きゃ、きゃはぁんっ!?」
バシィッ、ビクビクビクンッ!

 おかしな拷問を強いられるうちに、セシリアは思わぬ事態を招いてしまう。
 鞭が当たった途端、今までとは段違いな苦痛が容赦なく襲い掛かってくる……散々痛めつけられた箇所に、鞭が勢いよくぶつかってきたのだ。
 身悶えを引き起こしながら、つい悲鳴を張り上げずにいられない。
 ひとりでに全身が震え上がってきて、なかなか止められそうになかった。

チョボチョボチョボッ、ピチャピチャピチャッ。
「や、やだっ! どうして、勝手にお股が緩んできちゃってるの……!?」

 下半身に引き起こされる現象に、セシリアは呆気に取られてしまう。
 猛烈な痛みに耐えかねて、ついに失禁をしでかしてしまったのだ……大事な部分から生温かい液体が溢れ出してきて、下着の内側へ次々と駆け巡ってくる。
 はしたない感触が広がってくる様子に、ついうろたえずにいられない。
 拷問させられた挙げ句、まさか人前で粗相をしでかす羽目になるなどさすがに思いもしなかった。

ピチャピチャピチャッ、グシュグシュグシュッ。
「それにしても不様な格好だな、セシリア殿……ほんのちょっと鞭をぶつけてやった程度で、まさか粗相してしまうとは何と情けない」

 セシリアの下半身をじっと見つめながら、ゲオルグは率直な感想を浴びせる。
 ほんの少し拷問してやっただけで、まさか小便を垂れ流してしまうなどあまりに考えられない事態だった……みるみるうちに股間の辺りが濡れていく様子に、つい視線を吸い寄せられずにいられない。
 スカートの奥底から薄黄色い液体が垂れ落ちてきて、鼻をくすぐるような臭いまで漂ってくる。
 普段は何かと威張り散らしていた小娘が、実は腰抜けだった事実をありありと思い知らされていたのだ。

「や、やだっ! もうお願いだから、そんなに近づいてこないでぇ……!?」
ショワショワショワッ、ジュクジュクジュクッ……

 ゲオルグから浴びせられる視線に、セシリアはすっかり弱り果ててしまう。
あまりに屈辱的な姿などを、忌み嫌っている相手の前でさらけ出してしまった……とっさに腰を引っ込めた後も、あまりに気まずくてたまらない。
 どんなにがんばっても、人前で粗相をしでかした事実を到底誤魔化せそうになかった。
 耐え難い屈辱を少しも受け止められないまま、ついには涙まで零れてしまう。

「さて、だいぶセシリア殿も懲りてくれたようだな。これでも嗅いで、おとなしくしてもらおうか?」
「う、うぅっ……!?」
プシューーーッ!

 目の前で泣き崩れているセシリアを相手に、ゲオルグは平然と言葉を切り出す。
 拷問もしっかり果たしたので、最後の仕上げに取り掛かることにしたのだ……噴霧器の先端を、セシリアの前へ突きつけていく。
 ゲオルグの様子を窺っていた矢先、セシリアはすぐに言葉を詰まらせる。
 噴出してきたガスを吸っているうちに、段々と意識が途切れていく……

    *     *     *     *     *     *

カツッ、カツッ、カツッ……
「……こら、そこの二等兵! そのだらしない仕草な一体どう言うつもりなんだ! しっかり背筋を正さないか……!」
「せ、セシリア様! 失礼致しました……!」

 ゲオルグに拷問させられた翌朝、セシリアは毅然とした態度のまま砦の中を歩き回る。
 催眠ガスによって記憶を消去させられた後、拷問させられた事実をすっかり忘れていたのだ。
 傍を通り掛かっている兵士をじっと睨みつけながら、すぐに注意を浴びせる。
 昨晩にしでかした失態を少しも気にせず、普段どおり部下に対して威張り散らしていたのだ……