第一話に戻る <<< 表紙へ >>> 第三話に進む



第二話 町で見かけた美少女の処女(体験版)



 翌朝。
 ぼくはぼーっとしたまま電車に乗っていた。
 車内はまださほど混んでいない。
 この次の駅あたりからどんどん人が乗ってくるだろう。
 それにしても――
 昨日のことは夢のようだった。
 妙なカードをもらい二人のお姉さんに中出し。
 いったいどれだけ射精したことだろう。
 あんなことがあったなんて信じられないが……
(あるんだよな、これが)
 と、ぼくはポケットの中の自由性交権カードを指で弾く。
 これさえ持っていれば、どんな女の人とでも好きなように性行為可能。避妊はせず、中出しして妊娠させること自体が目的。
 今日も使えるのだろうか? まさか期限は昨日一日だけなんてことがあったりして……
 駅についてプッシュとドアが開く。
 やはり人が大勢乗ってきた。
 その中にどこかの学校の女子がいる。公立校なのか紺の地味な制服である。髪型は黒で短いお下げ。地味な学校の地味な女子生徒といったところか。
 しかし、プリーツスカートを持ち上げる小さなお尻を見ているとムラムラする。
 昨日は初めての膣内射精で欲求不満が解消されたのだが、一晩経つとこれである。
 ぼくの性欲はとどまることを知らない。
 思わずお尻に触ってしまう。
「きゃっ」
 その女子がちいさい悲鳴を上げた。
 やってしまった。
 痴漢行為であった。
 これまで女の子を見てはムラムラする毎日を送ってきたが、実際に手を出してしまったのはこれが初めてである。
 まずい、警察に通報されて、逮捕される。
「あの……こういうものなんですが……」
 ぼくはしどろもどろで恐る恐る自由性交権カードを見せる。
「あっはい……」
 うつむいて納得してしまう女子。
 ……まさか、こんなところでも通用してしまうのか、このカードは。
 回りの乗客たちも気にした様子はない。
 カードを見てない人にまで効果が伝わっている。
 それが自由性交権カードの力であるらしい。
 触っていいというのなら――
 ぼくは後ろから抱きしめる。
「んんっ」
 と、嫌そうなうめき声。それでもぼくには権利がある。
 真後ろからお尻に肉棒を擦り付ける。
 髪に顔を突っ込んでいっぱいに吸い込む。
 甘酸っぱい匂いに、なんともクラクラする。
 瑞々しい新陳代謝を感じる。
 手を前に回して、胸をまさぐった。
 これは……大きくない。Cカップくらいであろうか。もちろんそれだけあれば標準的であるし、ぼくは差別などしない。

………………………………

(製品版に続く)


第一話に戻る <<< 表紙へ >>> 第三話に進む