---jk喰い-弐---
「あの、私としてくれませんか」
どういう事だってばよ。凄い会話を聞いてしまった。してくれませんかって何をするんだろう。若い女の子の声だ。一体どういう状況なのだろうか。これは聞き耳を立てて是非とも続きを聞かなければ。
「ぁの」
声をかけられた主は気づいていないみたいだ。こんな可愛い声の子に話しかけられて反応しないなんてやばいやつだな。ちらりと声のした方を見てみると女の子とバッチリ目があった。制服姿の可愛いjkだ。しかもあの制服はお嬢様で有名なところの。
後ろに人がいるのだろうか。振り返り確認してみるも誰もいない。jkを見るとこちらを見つめたままだ。まさか。
「えっ、俺に言ってるの」
「は、はい」
どういう状況だ。わからん。とりあえず話をしてみよう。新手の詐欺かもしれない。気を引き締めていこう。
「え、初めましてだよね」
「どうでしょう」
彼女の顔を見てみるも全然記憶にない。こんなに可愛ければ忘れるはずないと思うのだが。
「ダメですか」
一体何の話をしているんだ。俺は実は記憶喪失なのか。彼女と話している途中で脳に致命的なダメージを受けて、彼女の記憶だけ抜け落ちてしまったみたいな。
「あのぉ」
おっといかん。あまりに非現実的な出来事に脳みそがびっくりしている。これはどうしたものか。とりあえず彼女を観察してみよう。
「少し考える時間をもらってもいいかな」
「もちろんいいですけど、私のことそんなに見つめてどうしたんですか」
上から下まで見てみる。どう見ても可愛いただのjkだ。体をくねくねと動かし誘惑してくる。スカートから覗くふとももが眩しい。jkが指でスカートを少し持ち上げて。見えそうで見えない。これはたまらん。かなりのテクニックの持ち主だ。これは俺じゃなきゃ落ちちゃうね。
「私とじゃ嫌ですよね」
「そんな事あるはずがないんだけど」
「見返りはいらないんで。ただ抱いて欲しくて」
自分の想像とjkの希望は一致している。自分の勘違いではなかった。ただ危険な香りが。それはそうだよな。街中でいきなりこんな可愛いjkに声をかけられて。抱いてくださいなんて。はっきり言ってホラーだ。
性欲より恐怖が勝る時がくるなんて自分でも信じられない。この機会をどうすれば良いんだ。考えても答えは出ないのはわかっている。今できる事。それは目の前にいるjkをしっかりと観察して、jkの思考を読む事だ。なぜ自分にあんなことを言ってきたのかを考えるんだ。
jkの観察を再開する。何て扇情的な瞳だ。そんなに見つめられたら理性がお亡くなりになってしまう。もうどうにでもなれという考えすら受け入れてしまいそうだ。
「えっと。仮にするとしてどこで」
「お家とか行っても大丈夫ですか」
「俺の家に」
「はい」
「見ず知らずの人について行ったら危ないよ」
「人を見る目はある方だと思います」
頭が良いとわかるのだろうか。それともいつもこんなことしているのか。ただ性欲に溺れてるだけだったら良いけど。それを利用してお金を巻き上げたり、危険な事に関わっていたら。そもそも抱けるとは決まっていない。ただそう言っているだけだ。
「そ、そうなんだ」
「やっぱりダメですよね。すみません」
後ろを向いてこの場を立ち去ろうとするjk。このまま行かせてしまって良いのだろうか。jkを抱ける機会なんて今後の人生でもう二度とないかもしれない。やらずに後悔するのならやって後悔した方がマシだ。それに死ななければどうとでもなる。いや死ぬより辛い目にあうかもしれないけれど。でも前に進まなければ何も変わらない。駄目元で当たって砕けてしまえ。
「いやいや、そんなことない。それじゃあ行こうか」
「はいっ」
笑顔が眩しい。一体何を考えているのか。腕に抱きつき体を押し付けてくるjk。あれが当たってる。大きくて柔らかい。もうこれだけで良かったと思える。jkが自分から触れて来てくれた。そして柔らかなオッパイを服越しに体験することができた。こんな幸せなイベント今まで一度もなかった。心が満たされていく。
jkは嬉しそうな顔でこちらを見てくる。この笑顔に裏があるのだろうか。もしかしたら恐ろしい思惑があるのかもしれないけれど、今はこのjkのオッパイがあるからもうどうでもよくなってきている。jkのオッパイ柔らかい。凄い。我が人生に悔い無しとすら思えるレベルだ。それくらいこのjkの可愛さとオッパイは凄い。
「当たってるよ」
「えへへ、当ててるんです」
そういって可愛くウインクしてくる。なんて破壊力だ。自分の可愛さを良く理解している。
家に着くなり、「ベッドに行きましょ」と言われ、直行した。自分からキスしてくるjk。
「んっ、ちゅぱっ」
人生最大の幸せを更新した。jkとキス。jkの唇が自分の唇に重なっている。夢にまで見たキス。いや実際自分には一生縁のない話だと思っていた。それが何故こんな事に。自分でもわからない。
jkに誘われて。頷いて。家に帰ってきて。jkとキスをして。jkの吐息。jkの唇。jkの舌。jkの唾液。jkの歯。jkの口。凄い。すごい。この溢れ出す気持ちをどうしたら良いのだろうか。わからない。ただこのjkが凄い。jk凄い。気持ち良い。全身が熱い。甘い。脳みそがとろけていく。
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